JPH08107771A - 食品添加物 - Google Patents
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- JPH08107771A JPH08107771A JP6273021A JP27302194A JPH08107771A JP H08107771 A JPH08107771 A JP H08107771A JP 6273021 A JP6273021 A JP 6273021A JP 27302194 A JP27302194 A JP 27302194A JP H08107771 A JPH08107771 A JP H08107771A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L33/00—Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 飲料水を通過させることにより、脱臭ととも
にカルシュウム等のミネラル源を含む飲料水を得る。 【構成】 サンゴをクエン酸あるいは酢酸水溶液に浸漬
して柔らかさを付与し、その後水洗及び乾燥処理してな
る浄水剤。
にカルシュウム等のミネラル源を含む飲料水を得る。 【構成】 サンゴをクエン酸あるいは酢酸水溶液に浸漬
して柔らかさを付与し、その後水洗及び乾燥処理してな
る浄水剤。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カルシュウム、マグネ
シュウム等のミネラル分を含んだ食品添加物に関する。
シュウム等のミネラル分を含んだ食品添加物に関する。
【０００２】
【従来の技術】食生活に必要なカルシュウム等の補給の
ため、本発明のごとき炭酸カルシュウムを主成分とする
サンゴ化石またはコ−ラルサンドと言われるサンゴ砂
（以下、単に「サンゴ」と言う。）を利用した食品添加
物も提案されている（特開昭５７−１２５６７６公
報）。
ため、本発明のごとき炭酸カルシュウムを主成分とする
サンゴ化石またはコ−ラルサンドと言われるサンゴ砂
（以下、単に「サンゴ」と言う。）を利用した食品添加
物も提案されている（特開昭５７−１２５６７６公
報）。
【０００３】すなわち、魚、海獸又はサンゴの骨を５０
０〜２０００℃の範囲の適宜な温度で加熱熱処理して細
かに粉砕したものであり、さらに好ましくはその後に１
００℃以上の水蒸気を吹きつけるものである。
０〜２０００℃の範囲の適宜な温度で加熱熱処理して細
かに粉砕したものであり、さらに好ましくはその後に１
００℃以上の水蒸気を吹きつけるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の方法による
食品添加物は、その製造に際してサンゴを高温に加熱熱
処理するものであるため、加熱炉を準備しなければなら
ず、さらに加熱熱処理温度の制御、加熱時間の選択制御
などの作業、さらにその後に粉砕機により細かに粉砕し
なければならない作業など、製造に手数を要し、コスト
アップを免れないものでであった。
食品添加物は、その製造に際してサンゴを高温に加熱熱
処理するものであるため、加熱炉を準備しなければなら
ず、さらに加熱熱処理温度の制御、加熱時間の選択制御
などの作業、さらにその後に粉砕機により細かに粉砕し
なければならない作業など、製造に手数を要し、コスト
アップを免れないものでであった。
【０００５】本発明は、前記事情に鑑みなされたもの
で、サンゴから、カルシュウム、マグネシュウム等のミ
ネラル成分を簡便な方法で有効に溶出せしめ、安価な食
品添加物を提供することを目的とする。
で、サンゴから、カルシュウム、マグネシュウム等のミ
ネラル成分を簡便な方法で有効に溶出せしめ、安価な食
品添加物を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、サンゴをクエン酸あるいは酢酸の水溶液に浸
漬して得られた水溶液の上澄み、あるいはその沈殿物を
乾燥させてなるものである。
するため、サンゴをクエン酸あるいは酢酸の水溶液に浸
漬して得られた水溶液の上澄み、あるいはその沈殿物を
乾燥させてなるものである。
【０００７】
【作用】本発明では、サンゴが予め用意されたクエン酸
あるいは酢酸の水溶液に浸漬される。該サンゴ浸漬時に
はクエン酸あるいは酢酸の水溶液は強烈な酸味を有する
が、浸漬を継続するとアルカリ性のサンゴと中和して酸
味が消えた。
あるいは酢酸の水溶液に浸漬される。該サンゴ浸漬時に
はクエン酸あるいは酢酸の水溶液は強烈な酸味を有する
が、浸漬を継続するとアルカリ性のサンゴと中和して酸
味が消えた。
【０００８】その後、残されたサンゴの固形物を除去
し、クエン酸水溶液を放置すると、間もなく該水溶液が
上澄みと沈殿物に明確に分離される。本発明は該上澄み
及び沈殿物をそのまま食品添加物として利用できる。
し、クエン酸水溶液を放置すると、間もなく該水溶液が
上澄みと沈殿物に明確に分離される。本発明は該上澄み
及び沈殿物をそのまま食品添加物として利用できる。
【０００９】すなわち、添加すべき食品に合わせて、水
溶液の状態で、あるいは乾燥させた粉末の状態で使用で
きる。もっとも、粉末を水に溶かして水溶液として使用
することもでき、さらには水分を含んだ食品原料、ある
いは粉末原料に本願粉末を直接添加して使用することも
できる。なお、具体的な添加量は水溶液及び粉末のミネ
ラル分含有量によって調整される。
溶液の状態で、あるいは乾燥させた粉末の状態で使用で
きる。もっとも、粉末を水に溶かして水溶液として使用
することもでき、さらには水分を含んだ食品原料、ある
いは粉末原料に本願粉末を直接添加して使用することも
できる。なお、具体的な添加量は水溶液及び粉末のミネ
ラル分含有量によって調整される。
【００１０】
【実施例】以下に本発明の一実施例を説明する。１リッ
トルの水に１６０グラムのクエン酸を添加し、撹拌して
クエン酸水溶液を準備する。つぎに該クエン酸水溶液に
１キログラムのサンゴを浸漬し、２４時間浸漬を継続し
た。その後、残された固形物をクエン酸水溶液より引き
上げ、クエン酸水溶液のみとした。
トルの水に１６０グラムのクエン酸を添加し、撹拌して
クエン酸水溶液を準備する。つぎに該クエン酸水溶液に
１キログラムのサンゴを浸漬し、２４時間浸漬を継続し
た。その後、残された固形物をクエン酸水溶液より引き
上げ、クエン酸水溶液のみとした。
【００１１】なお、前記実施例において、サンゴを浸漬
したクエン酸水溶液は当初は当然のことながら強烈な酸
味を有したが、５、６時間もすると酸味が消えていた。
すなわち、アルカリ性のサンゴによって中和され、同時
にサンゴ中に浸透したものと思われる。なお、この時点
では、残されたサンゴは当初より白っぽく変色してい
た。
したクエン酸水溶液は当初は当然のことながら強烈な酸
味を有したが、５、６時間もすると酸味が消えていた。
すなわち、アルカリ性のサンゴによって中和され、同時
にサンゴ中に浸透したものと思われる。なお、この時点
では、残されたサンゴは当初より白っぽく変色してい
た。
【００１２】つぎに前記固形物を除去したクエン酸水溶
液をそのまま放置すると１５分足らずで、上澄みと沈殿
物に分離した。
液をそのまま放置すると１５分足らずで、上澄みと沈殿
物に分離した。
【００１３】下記表１には、前記実施例で得られた上澄
みと沈殿物を乾燥させた粉末の試験分析結果（財団法人
化学品検査協会に依頼）が示されている。
みと沈殿物を乾燥させた粉末の試験分析結果（財団法人
化学品検査協会に依頼）が示されている。
【００１４】
【表１】表１に示された試験分析結果によれば、前記上
澄みのクエン酸水溶液中には、１１００ｍｇ／リットル
という極めて多量のマグネシュウムが含まれており、そ
の他、カルシュウム ４７０ｍｇ／リットル、ナトリウ
ム １９０ｍｇ／リットル、その他の含有が確認され
た。
澄みのクエン酸水溶液中には、１１００ｍｇ／リットル
という極めて多量のマグネシュウムが含まれており、そ
の他、カルシュウム ４７０ｍｇ／リットル、ナトリウ
ム １９０ｍｇ／リットル、その他の含有が確認され
た。
【００１５】また、前記粉末中には、前記クエン酸水溶
液よりも少ないが、カルシュウムが１７０ｍｇ／ｇ、マ
グネシュウム １０ｍｇ／ｇ、ナトリウム １．２ｍｇ
／ｇ、その他の含有が確認された。
液よりも少ないが、カルシュウムが１７０ｍｇ／ｇ、マ
グネシュウム １０ｍｇ／ｇ、ナトリウム １．２ｍｇ
／ｇ、その他の含有が確認された。
【００１６】試験項目及び試験方法は下記の通りであ
る。
る。
【００１７】 試 験 項 目 試 験 方 法 カルシュウム（Ｃａ） 原子吸光法 マグネシュウム（Ｍｇ） 原子吸光法 ナトリウム（Ｎａ） 原子吸光法 カリウム（Ｋ） フレ−ム光度法 シリカ（ＳｉＯ２ ） モリブデン青法 けい素（Ｓｉ） モリブデン青法 クエン酸 イオンクロマトグラフ法 なお、クエン酸濃度及びサンゴの浸漬時間については、
一般的にクエン酸濃度を濃くすればカルシュウム、マグ
ネシュウム等のミネラル分の溶出量が多くなり、浸漬時
間を長くすれば、カルシュウム、マグネシュウム等のミ
ネラル分の溶出量が多くなる。
一般的にクエン酸濃度を濃くすればカルシュウム、マグ
ネシュウム等のミネラル分の溶出量が多くなり、浸漬時
間を長くすれば、カルシュウム、マグネシュウム等のミ
ネラル分の溶出量が多くなる。
【００１８】そしてその結果として、前記上澄みに対し
て、沈殿物の量が多くなり、より多くの粉末を得ること
ができることが確認された。
て、沈殿物の量が多くなり、より多くの粉末を得ること
ができることが確認された。
【００１９】しかしながら、あまりクエン酸濃度を濃く
すると、中和に長時間を必要とし、さらにサンゴが固ま
る等の現象が見られるため、好ましくは１リットルの水
に１５０〜２５０ｇのクエン酸量が適している。酢酸も
ほぼ同様である。なお、浸漬時間は原則として中和完了
時である。
すると、中和に長時間を必要とし、さらにサンゴが固ま
る等の現象が見られるため、好ましくは１リットルの水
に１５０〜２５０ｇのクエン酸量が適している。酢酸も
ほぼ同様である。なお、浸漬時間は原則として中和完了
時である。
【００２０】前記のごとく、本発明によれば、サンゴを
クエン酸あるいは酢酸の水溶液に浸漬するという簡便な
方法によって、カルシュウム、マグネシュウム等のミネ
ラル分を含んだ食品添加物を得ることができ、特別の製
造装置を準備する必要がなく経済的である。
クエン酸あるいは酢酸の水溶液に浸漬するという簡便な
方法によって、カルシュウム、マグネシュウム等のミネ
ラル分を含んだ食品添加物を得ることができ、特別の製
造装置を準備する必要がなく経済的である。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、クエン酸あるいは酢酸
の水溶液を準備し、該クエン酸あるいは酢酸の水溶液に
サンゴを適当時間浸漬するだけでよく、製造コストがか
からず、食品添加物を安価に提供できる。
の水溶液を準備し、該クエン酸あるいは酢酸の水溶液に
サンゴを適当時間浸漬するだけでよく、製造コストがか
からず、食品添加物を安価に提供できる。
【数１】
Claims (2)
- 【請求項１】 サンゴをクエン酸あるいは酢酸の水溶液
に浸漬して得られた水溶液の上澄みからなることを特徴
とする食品添加物。 - 【請求項２】 サンゴをクエン酸あるいは酢酸の水溶液
に浸漬して得られた水溶液の沈殿物を乾燥させてなるこ
とを特徴とする食品添加物。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6273021A JPH08107771A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 食品添加物 |
| EP96302153A EP0797930A1 (en) | 1994-10-12 | 1996-03-28 | A food supplement comprising a mineral complex and a method for its production from coral |
| US08/626,327 US5700503A (en) | 1994-10-12 | 1996-04-02 | Food supplement comprising a mineral complex and a method for its production |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6273021A JPH08107771A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 食品添加物 |
| EP96302153A EP0797930A1 (en) | 1994-10-12 | 1996-03-28 | A food supplement comprising a mineral complex and a method for its production from coral |
| US08/626,327 US5700503A (en) | 1994-10-12 | 1996-04-02 | Food supplement comprising a mineral complex and a method for its production |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08107771A true JPH08107771A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=27237706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6273021A Pending JPH08107771A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 食品添加物 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5700503A (ja) |
| EP (1) | EP0797930A1 (ja) |
| JP (1) | JPH08107771A (ja) |
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| US9938251B2 (en) | 2014-03-11 | 2018-04-10 | Akzo Nobel Chemicals International B.V. | Cyclic ketone peroxide composition |
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| US6235322B1 (en) * | 1999-03-09 | 2001-05-22 | Mintech, Inc. | Highly soluble and stable mineral supplements containing calcium and magnesium |
| IT1319685B1 (it) * | 2000-12-12 | 2003-10-23 | Ursula Mariah Rothlin | Formulazioni alimentari ad elevato contenuto di calcio. |
| JP4233601B1 (ja) * | 2007-11-22 | 2009-03-04 | 有限責任中間法人 ソルベントサイエンスラボラトリー | 珊瑚粉の製造方法 |
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| JPS57125676A (en) * | 1981-01-29 | 1982-08-05 | Hideki Sugioka | Preparation of powdered calcium compound used as a food additive |
| JPS59120078A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-11 | Norio Someya | 健康増進剤 |
| JPS63103786A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-09 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 船舶居住区の壁構造 |
| JPH02268671A (ja) * | 1989-04-10 | 1990-11-02 | Nissho:Kk | カルシウム飲料 |
| JPH03240449A (ja) * | 1990-02-16 | 1991-10-25 | Meisei:Kk | イオン化される動物性カルシウム食品保存，食品蛋白凝固剤の製法 |
| JPH05304718A (ja) * | 1991-06-17 | 1993-11-16 | Ricoh Co Ltd | 安全装置 |
| JP2849013B2 (ja) * | 1991-12-14 | 1999-01-20 | 株式会社日章 | コーラルサンドから生理活性物質を抽出する方法 |
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| JP2673644B2 (ja) * | 1992-11-04 | 1997-11-05 | エムピ−ジ−株式会社 | 浄水剤 |
| JPH06319487A (ja) * | 1993-05-10 | 1994-11-22 | Morio Tokoro | 液体カルシウムとその製造方法 |
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-
1994
- 1994-10-12 JP JP6273021A patent/JPH08107771A/ja active Pending
-
1996
- 1996-03-28 EP EP96302153A patent/EP0797930A1/en not_active Withdrawn
- 1996-04-02 US US08/626,327 patent/US5700503A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999040941A1 (en) * | 1998-02-17 | 1999-08-19 | Zeinoun, Robert, B. | A fish scale extract as a calcium supplement |
| US9938251B2 (en) | 2014-03-11 | 2018-04-10 | Akzo Nobel Chemicals International B.V. | Cyclic ketone peroxide composition |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5700503A (en) | 1997-12-23 |
| EP0797930A1 (en) | 1997-10-01 |
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