JPH08107463A - 磁石式電話回線用端末装置 - Google Patents
磁石式電話回線用端末装置Info
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- JPH08107463A JPH08107463A JP24010594A JP24010594A JPH08107463A JP H08107463 A JPH08107463 A JP H08107463A JP 24010594 A JP24010594 A JP 24010594A JP 24010594 A JP24010594 A JP 24010594A JP H08107463 A JPH08107463 A JP H08107463A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発呼側からの遠隔操作により自動的に起動/
復旧され、自動起動時に緊急指令や緊急伝達放送等を行
い得る磁石式電話回線用端末装置を提供する。 【構成】 磁石式電話回線用端末装置13は、通話切換
リレー接点20の常閉側に接続され呼び出し信号の着信
を検出する着信検出回路21と、通話切換リレー接点2
0の作動側に並列接続されるDTMF信号検出回路2
2、音声信号検出回路23、音声増幅回路24と、着信
検出回路21、DTMF信号検出回路22、音声信号検
出回路23の出力端に接続される信号遅延回路25と、
信号遅延回路25の出力端をベースに接続されエミッタ
を接地されるトランジスタ26と、トランジスタ26の
コレクタに接続されるリレー27と、音声増幅回路24
の出力端に接続されるスピーカ28と、電源装置29等
を具え、呼び出し信号検出時に自動起動され、復旧信号
検出時に自動復旧される。
復旧され、自動起動時に緊急指令や緊急伝達放送等を行
い得る磁石式電話回線用端末装置を提供する。 【構成】 磁石式電話回線用端末装置13は、通話切換
リレー接点20の常閉側に接続され呼び出し信号の着信
を検出する着信検出回路21と、通話切換リレー接点2
0の作動側に並列接続されるDTMF信号検出回路2
2、音声信号検出回路23、音声増幅回路24と、着信
検出回路21、DTMF信号検出回路22、音声信号検
出回路23の出力端に接続される信号遅延回路25と、
信号遅延回路25の出力端をベースに接続されエミッタ
を接地されるトランジスタ26と、トランジスタ26の
コレクタに接続されるリレー27と、音声増幅回路24
の出力端に接続されるスピーカ28と、電源装置29等
を具え、呼び出し信号検出時に自動起動され、復旧信号
検出時に自動復旧される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道、警察、防衛庁等
において、緊急時の通信、ホットライン、専用電話等に
用いるために、磁石式電話回線に接続する磁石式電話回
線用電話機の一方(または双方)の代わりに用いる磁石
式電話回線用端末装置であって、特に、遠隔操作により
拡声装置として機能し得るように構成された、磁石式電
話回線用端末装置に関するものである。
において、緊急時の通信、ホットライン、専用電話等に
用いるために、磁石式電話回線に接続する磁石式電話回
線用電話機の一方(または双方)の代わりに用いる磁石
式電話回線用端末装置であって、特に、遠隔操作により
拡声装置として機能し得るように構成された、磁石式電
話回線用端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道、警察、防衛庁等において
は、緊急時の通信、ホットライン、専用電話等に用いる
ため、専用の磁石式電話回線(磁石式通信回線)を設置
し、その磁石式電話回線に搬端装置を介して一対の磁石
式電話回線用電話機(以下、磁石式電話機)を接続し、
両磁石式電話機間で、緊急時の通信等を実現するように
している。
は、緊急時の通信、ホットライン、専用電話等に用いる
ため、専用の磁石式電話回線(磁石式通信回線)を設置
し、その磁石式電話回線に搬端装置を介して一対の磁石
式電話回線用電話機(以下、磁石式電話機)を接続し、
両磁石式電話機間で、緊急時の通信等を実現するように
している。
【0003】例えば、図3に示すように、リングダウン
方式の磁石式電話回線31の一端に搬端装置32、イン
ハンドリンガ装置33を介して磁石式電話機34を接続
し、他端に搬端装置35、インハンドリンガ装置36を
介して磁石式電話機37を接続した構成において、磁石
式電話機37から磁石式電話機34へ緊急時の通信(緊
急指令、緊急伝達等)を行う際には、まず、磁石式電話
機37に設けた図示しないハンドルを例えば2、3回だ
け回す操作を行うことにより、所定周波数(例えば16
Hz)の呼び出し信号を発生させる。その呼び出し信号
は、インハンドリンガ装置36で所定周波数(例えば2
650Hz)のリング信号に変換され、搬端装置35、イ
ンハンドリンガ装置32、インハンドリンガ装置33を
介して磁石式電話機34に送信される。
方式の磁石式電話回線31の一端に搬端装置32、イン
ハンドリンガ装置33を介して磁石式電話機34を接続
し、他端に搬端装置35、インハンドリンガ装置36を
介して磁石式電話機37を接続した構成において、磁石
式電話機37から磁石式電話機34へ緊急時の通信(緊
急指令、緊急伝達等)を行う際には、まず、磁石式電話
機37に設けた図示しないハンドルを例えば2、3回だ
け回す操作を行うことにより、所定周波数(例えば16
Hz)の呼び出し信号を発生させる。その呼び出し信号
は、インハンドリンガ装置36で所定周波数(例えば2
650Hz)のリング信号に変換され、搬端装置35、イ
ンハンドリンガ装置32、インハンドリンガ装置33を
介して磁石式電話機34に送信される。
【0004】一方、上記リング信号を着信された磁石式
電話機34では、磁石式電話機34内に設けた図示しな
い鳴動装置が上記リング信号の着信に応じて鳴動して上
記リング信号に応じた音声パターンの呼出音を数秒間発
生する。この呼出音に応答すると、両磁石式電話機間で
通話可能となり、磁石式電話機34の通話者は磁石式電
話機37からの緊急指令等を受けることが可能になり、
通話終了後に当該緊急指令等を口頭伝達したり、構内放
送等により伝達、通達、一斉放送することができる。
電話機34では、磁石式電話機34内に設けた図示しな
い鳴動装置が上記リング信号の着信に応じて鳴動して上
記リング信号に応じた音声パターンの呼出音を数秒間発
生する。この呼出音に応答すると、両磁石式電話機間で
通話可能となり、磁石式電話機34の通話者は磁石式電
話機37からの緊急指令等を受けることが可能になり、
通話終了後に当該緊急指令等を口頭伝達したり、構内放
送等により伝達、通達、一斉放送することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記一対の磁石式電話
機を用いる従来例においては、被呼側の磁石式電話機で
応答がなされることを前提としているため、被呼側の磁
石式電話機で応答がなされた場合には発呼側からの緊急
指令や緊急伝達放送等を受けて別途設けた構内放送設備
等によりその内容を緊急一斉放送することができるが、
発呼側の磁石式電話機からの緊急通信時の呼び出しに対
し何らかの理由によって被呼側の磁石式電話機で応答で
きない場合には、応答がなされるまで当該緊急指令や緊
急伝達放送等が実施されないことになり、情報伝達の迅
速性に欠けることになる。また、被呼側のマニュアル操
作を介在させなければならないため、発呼側から遠隔操
作によって被呼側を起動/復旧させることができない等
の不具合が生じる。
機を用いる従来例においては、被呼側の磁石式電話機で
応答がなされることを前提としているため、被呼側の磁
石式電話機で応答がなされた場合には発呼側からの緊急
指令や緊急伝達放送等を受けて別途設けた構内放送設備
等によりその内容を緊急一斉放送することができるが、
発呼側の磁石式電話機からの緊急通信時の呼び出しに対
し何らかの理由によって被呼側の磁石式電話機で応答で
きない場合には、応答がなされるまで当該緊急指令や緊
急伝達放送等が実施されないことになり、情報伝達の迅
速性に欠けることになる。また、被呼側のマニュアル操
作を介在させなければならないため、発呼側から遠隔操
作によって被呼側を起動/復旧させることができない等
の不具合が生じる。
【0006】本発明は、発呼側からの遠隔操作によって
自動的に起動/復旧し得る磁石式電話回線用端末装置を
設け、この磁石式電話回線用端末装置に設けた拡声機能
を利用して緊急指令や緊急伝達放送等を行い得るように
することにより、上述した問題を解決することを目的と
する。
自動的に起動/復旧し得る磁石式電話回線用端末装置を
設け、この磁石式電話回線用端末装置に設けた拡声機能
を利用して緊急指令や緊急伝達放送等を行い得るように
することにより、上述した問題を解決することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の請求項1の構成は、磁石式電話回線に磁石式電話機と
ともに接続される磁石式電話回線用端末装置であって、
前記磁石式電話機から送信される所定呼び出し信号の着
信を検出する着信検出手段と、前記所定呼び出し信号の
着信検出時に当該磁石式電話回線用端末装置を起動する
起動手段と、前記所定呼び出し信号の着信検出による起
動時に、前記磁石式電話機から送信される音声信号を増
幅して拡声する拡声手段と、前記磁石式電話機から送信
される所定復旧信号の着信検出時に当該磁石式電話回線
用端末装置を復旧する復旧手段とを具えて成ることを特
徴とするものである。
の請求項1の構成は、磁石式電話回線に磁石式電話機と
ともに接続される磁石式電話回線用端末装置であって、
前記磁石式電話機から送信される所定呼び出し信号の着
信を検出する着信検出手段と、前記所定呼び出し信号の
着信検出時に当該磁石式電話回線用端末装置を起動する
起動手段と、前記所定呼び出し信号の着信検出による起
動時に、前記磁石式電話機から送信される音声信号を増
幅して拡声する拡声手段と、前記磁石式電話機から送信
される所定復旧信号の着信検出時に当該磁石式電話回線
用端末装置を復旧する復旧手段とを具えて成ることを特
徴とするものである。
【0008】上記において、前記所定呼び出し信号は1
6Hzの呼び出し信号であるのが、既存の設備によって
発生し得る信号を流用して本発明の磁石式電話回線用端
末装置の設置コストの抑制を図る上で好ましい。
6Hzの呼び出し信号であるのが、既存の設備によって
発生し得る信号を流用して本発明の磁石式電話回線用端
末装置の設置コストの抑制を図る上で好ましい。
【0009】上記において、前記所定復旧信号はDTM
F信号、通話無し信号の一方または双方であるのが、緊
急指令や緊急伝達放送等が完了して所期の目的を達成し
た後に、本発明の磁石式電話回線用端末装置を自動的に
復旧させて電気代の節約を図る上で好ましい。
F信号、通話無し信号の一方または双方であるのが、緊
急指令や緊急伝達放送等が完了して所期の目的を達成し
た後に、本発明の磁石式電話回線用端末装置を自動的に
復旧させて電気代の節約を図る上で好ましい。
【0010】
【作用】本発明の請求項1の構成によれば、緊急指令や
緊急伝達放送等のために、磁石式電話回線に接続された
磁石式電話機から磁石式電話回線用端末装置へ所定呼び
出し信号が送信されると、起動手段は、着信検出手段に
よる前記所定呼び出し信号の着信検出時に当該磁石式電
話回線用端末装置を自動的に起動し、その起動時に、拡
声手段は、前記磁石式電話機から送信される音声信号を
増幅して拡声するから、緊急指令や緊急伝達放送等が自
動的になされる。さらに、その緊急指令や緊急伝達放送
等が終話した後に、復旧手段は、前記磁石式電話機から
送信された所定復旧信号の着信検出時に、当該磁石式電
話回線用端末装置を自動的に復旧する。これにより、呼
び出しから拡声による緊急指令や緊急伝達放送等を経て
復旧に至る一連の操作が、被呼側のマニュアル操作を介
在させることなく、発呼側からの遠隔操作のみでなされ
ることになる。
緊急伝達放送等のために、磁石式電話回線に接続された
磁石式電話機から磁石式電話回線用端末装置へ所定呼び
出し信号が送信されると、起動手段は、着信検出手段に
よる前記所定呼び出し信号の着信検出時に当該磁石式電
話回線用端末装置を自動的に起動し、その起動時に、拡
声手段は、前記磁石式電話機から送信される音声信号を
増幅して拡声するから、緊急指令や緊急伝達放送等が自
動的になされる。さらに、その緊急指令や緊急伝達放送
等が終話した後に、復旧手段は、前記磁石式電話機から
送信された所定復旧信号の着信検出時に、当該磁石式電
話回線用端末装置を自動的に復旧する。これにより、呼
び出しから拡声による緊急指令や緊急伝達放送等を経て
復旧に至る一連の操作が、被呼側のマニュアル操作を介
在させることなく、発呼側からの遠隔操作のみでなされ
ることになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明の第1実施例の磁石式電話回線
用端末装置の構成を示す図であり、図2は同例の磁石式
電話回線用端末装置を接続したリングダウン方式の磁石
式電話回線の構成を例示するシステム図である。
説明する。図1は本発明の第1実施例の磁石式電話回線
用端末装置の構成を示す図であり、図2は同例の磁石式
電話回線用端末装置を接続したリングダウン方式の磁石
式電話回線の構成を例示するシステム図である。
【0012】まず、図2によってシステム全体について
説明する。このシステムは、リングダウン方式の磁石式
電話回線(搬送通信回線)11の一端に磁石式電話機1
2を接続するとともに、他端に磁石式電話回線用端末装
置(以下、端末装置)13を接続してホットライン(直
通電話線)等を構成するものである。ここで、磁石式電
話機12は、通話線14、インハンドリンガ装置15お
よび搬端装置16を介して磁石式電話回線11に接続さ
れ、同様に、端末装置13は、通話線17、インハンド
リンガ装置18および搬端装置19を介して磁石式電話
回線11に接続され、搬端装置16および19間は磁石
式電話回線11によって相互接続されている。
説明する。このシステムは、リングダウン方式の磁石式
電話回線(搬送通信回線)11の一端に磁石式電話機1
2を接続するとともに、他端に磁石式電話回線用端末装
置(以下、端末装置)13を接続してホットライン(直
通電話線)等を構成するものである。ここで、磁石式電
話機12は、通話線14、インハンドリンガ装置15お
よび搬端装置16を介して磁石式電話回線11に接続さ
れ、同様に、端末装置13は、通話線17、インハンド
リンガ装置18および搬端装置19を介して磁石式電話
回線11に接続され、搬端装置16および19間は磁石
式電話回線11によって相互接続されている。
【0013】磁石式電話機12は、一般的な電話機とし
ての機能を発揮する部分と、ホットライン用端末装置に
特有の部分とにより構成されており、例えば、本願出願
人が先に出願した特開平6−30087号公報の図1に
記載された構成のものを用いる。
ての機能を発揮する部分と、ホットライン用端末装置に
特有の部分とにより構成されており、例えば、本願出願
人が先に出願した特開平6−30087号公報の図1に
記載された構成のものを用いる。
【0014】端末装置13は、一般的な電話機としての
機能を発揮する部分と、本発明に特有の部分とにより構
成されている。すなわち、端末装置13は、図1に示す
ように、通話線17のL1,L2を接続または開放する
通話切換リレー接点20と、通話切換リレー接点20の
常閉側に接続される着信検出回路21と、通話切換リレ
ー接点20の作動側に並列接続されるDTMF信号検出
回路22、音声信号検出回路23および音声増幅回路2
4と、着信検出回路21の出力端ならびにDTMF信号
検出回路22および音声信号検出回路23の出力端に接
続される信号遅延回路25と、信号遅延回路25の出力
端をベースに接続されエミッタを接地されるトランジス
タ26と、トランジスタ26のコレクタに接続されるリ
レー27と、音声増幅回路24の出力端に接続されるス
ピーカ28と、端末装置13全体の電源を供給する電源
装置29とを具える他、ここでは図示していない送話
器、受話器、フックスイッチ、電話機制御回路等の一般
的な電話機としての機能を発揮する部分を具えて成る。
なお、スピーカ28は、端末装置13に内蔵させずに外
部スピーカとしてもよく、あるいは、内蔵スピーカおよ
び外部スピーカを併用するようにしてもよい。
機能を発揮する部分と、本発明に特有の部分とにより構
成されている。すなわち、端末装置13は、図1に示す
ように、通話線17のL1,L2を接続または開放する
通話切換リレー接点20と、通話切換リレー接点20の
常閉側に接続される着信検出回路21と、通話切換リレ
ー接点20の作動側に並列接続されるDTMF信号検出
回路22、音声信号検出回路23および音声増幅回路2
4と、着信検出回路21の出力端ならびにDTMF信号
検出回路22および音声信号検出回路23の出力端に接
続される信号遅延回路25と、信号遅延回路25の出力
端をベースに接続されエミッタを接地されるトランジス
タ26と、トランジスタ26のコレクタに接続されるリ
レー27と、音声増幅回路24の出力端に接続されるス
ピーカ28と、端末装置13全体の電源を供給する電源
装置29とを具える他、ここでは図示していない送話
器、受話器、フックスイッチ、電話機制御回路等の一般
的な電話機としての機能を発揮する部分を具えて成る。
なお、スピーカ28は、端末装置13に内蔵させずに外
部スピーカとしてもよく、あるいは、内蔵スピーカおよ
び外部スピーカを併用するようにしてもよい。
【0015】次に、本実施例の作用を説明する。鉄道、
警察、防衛庁等において、リングダウン方式の磁石式電
話回線に設置した本実施例の端末装置13と磁石式電話
機12との間で、緊急指令や緊急伝達放送等を行う際に
は、まず、図2の磁石式電話機12において図示しない
ハンドルを2〜3回回転させて所定周波数(例えば16
Hz)の呼び出し信号を発生させる。この呼び出し信号
は、通話線14を経てインハンドリンガ装置15により
所定周波数に変換された後に、搬端装置16、磁石式電
話回線11、搬端装置19を介してインハンドリンガ装
置18に中継され、そこで呼び出し信号に変換され、通
話線17を経て端末装置13のL1,L2に入力され
る。
警察、防衛庁等において、リングダウン方式の磁石式電
話回線に設置した本実施例の端末装置13と磁石式電話
機12との間で、緊急指令や緊急伝達放送等を行う際に
は、まず、図2の磁石式電話機12において図示しない
ハンドルを2〜3回回転させて所定周波数(例えば16
Hz)の呼び出し信号を発生させる。この呼び出し信号
は、通話線14を経てインハンドリンガ装置15により
所定周波数に変換された後に、搬端装置16、磁石式電
話回線11、搬端装置19を介してインハンドリンガ装
置18に中継され、そこで呼び出し信号に変換され、通
話線17を経て端末装置13のL1,L2に入力され
る。
【0016】この呼び出し信号は、通話切換接点20を
介して着信検出回路21に導かれて着信を検出される。
この着信を検出された信号は、信号遅延回路25を経て
リレー駆動用のトランジスタ26のベースに導かれ、そ
れによりリレー27が作動する。このリレー27の作動
により通話切換接点20が作動側に切り換えられ、端末
装置13は自動的に起動し、応答可能状態になる。この
起動状態において、磁石式電話機12側で緊急指令や緊
急伝達放送等のための音声信号の入力がなされると、こ
の音声信号は通話切換接点20を介して音声増幅回路2
4へ導かれて増幅された後、スピーカ28によって拡声
され、緊急指令や緊急伝達放送等となる。
介して着信検出回路21に導かれて着信を検出される。
この着信を検出された信号は、信号遅延回路25を経て
リレー駆動用のトランジスタ26のベースに導かれ、そ
れによりリレー27が作動する。このリレー27の作動
により通話切換接点20が作動側に切り換えられ、端末
装置13は自動的に起動し、応答可能状態になる。この
起動状態において、磁石式電話機12側で緊急指令や緊
急伝達放送等のための音声信号の入力がなされると、こ
の音声信号は通話切換接点20を介して音声増幅回路2
4へ導かれて増幅された後、スピーカ28によって拡声
され、緊急指令や緊急伝達放送等となる。
【0017】その後、上記緊急指令や緊急伝達放送等の
終話時には、磁石式電話機12として発信者のダイヤル
操作に応じてDTMF信号(端末復旧信号)を出力し得
るように構成されたものを用いているので、通話切換接
点20の作動側に接続されたDTMF信号検出回路22
が上記終話時のダイヤル操作に伴って発生されたDTM
F信号を検出し、その検出時点をもって終話を検出す
る。なお、磁石式電話機12において上記終話時のダイ
ヤル操作を行わずにオフフック(回線切断)した場合に
は、音声信号検出回路23において所定時間以上音声信
号が検出されない場合をもって終話を検出するものとす
る。これらの終話検出により、リレー27が図1の状態
に復旧し、端末装置13は自動的に復旧(電源OFF)
されることになる。
終話時には、磁石式電話機12として発信者のダイヤル
操作に応じてDTMF信号(端末復旧信号)を出力し得
るように構成されたものを用いているので、通話切換接
点20の作動側に接続されたDTMF信号検出回路22
が上記終話時のダイヤル操作に伴って発生されたDTM
F信号を検出し、その検出時点をもって終話を検出す
る。なお、磁石式電話機12において上記終話時のダイ
ヤル操作を行わずにオフフック(回線切断)した場合に
は、音声信号検出回路23において所定時間以上音声信
号が検出されない場合をもって終話を検出するものとす
る。これらの終話検出により、リレー27が図1の状態
に復旧し、端末装置13は自動的に復旧(電源OFF)
されることになる。
【0018】以上のようにして、呼び出し、端末装置1
3の自動起動、端末装置13における拡声による緊急指
令や緊急伝達放送、および端末装置13の自動復旧を、
端末装置13側の応答(マニュアル操作)を必要とせず
に、呼び出し側からの遠隔操作のみでなすことができ、
操作性および利便性を向上させることができる。
3の自動起動、端末装置13における拡声による緊急指
令や緊急伝達放送、および端末装置13の自動復旧を、
端末装置13側の応答(マニュアル操作)を必要とせず
に、呼び出し側からの遠隔操作のみでなすことができ、
操作性および利便性を向上させることができる。
【0019】なお、上記図2の構成においては発信側に
磁石式電話機12を用いているが、ボタン電話装置やP
BX(構内交換機)等にリングダウン式トランクを収容
してそのリングダウン式トランクに磁石式電話回線11
によって接続する構成を用いることも当然可能である。
その構成では、操作性が若干異なるものとなるが、基本
的には上記第1実施例と同様の磁石式電話回線における
遠隔操作拡声放送を行うことが可能である。この場合、
緊急指令や緊急伝達放送等を行う際に前記リングダウン
式トランクを捕捉してそこから呼び出し信号を発するよ
うになることと、終話時にボタン電話装置やPBXの電
話機のダイヤルを操作することにより終話信号としてD
TMF信号を発し、このDTMF信号を端末装置13の
DTMF信号検出回路22で検出して終話検出すること
の他は、上記第1実施例と同様になる。
磁石式電話機12を用いているが、ボタン電話装置やP
BX(構内交換機)等にリングダウン式トランクを収容
してそのリングダウン式トランクに磁石式電話回線11
によって接続する構成を用いることも当然可能である。
その構成では、操作性が若干異なるものとなるが、基本
的には上記第1実施例と同様の磁石式電話回線における
遠隔操作拡声放送を行うことが可能である。この場合、
緊急指令や緊急伝達放送等を行う際に前記リングダウン
式トランクを捕捉してそこから呼び出し信号を発するよ
うになることと、終話時にボタン電話装置やPBXの電
話機のダイヤルを操作することにより終話信号としてD
TMF信号を発し、このDTMF信号を端末装置13の
DTMF信号検出回路22で検出して終話検出すること
の他は、上記第1実施例と同様になる。
【0020】また、上記第1実施例では、磁石式電話回
線の両端に接続される磁石式電話機の一方を本実施例の
端末装置13に置き換えているが、双方を本実施例の端
末装置13に置き換えてもよいことは言うまでもない。
線の両端に接続される磁石式電話機の一方を本実施例の
端末装置13に置き換えているが、双方を本実施例の端
末装置13に置き換えてもよいことは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
構成によれば、緊急指令や緊急伝達放送等のために、磁
石式電話回線に接続された磁石式電話機から磁石式電話
回線用端末装置へ所定呼び出し信号が送信されると、起
動手段は、着信検出手段による前記所定呼び出し信号の
着信検出時に当該磁石式電話回線用端末装置を自動的に
起動し、その起動時に、拡声手段は、前記磁石式電話機
から送信される音声信号を増幅して拡声するから、緊急
指令や緊急伝達放送等が自動的になされる。さらに、そ
の緊急指令や緊急伝達放送等が終話した後に、復旧手段
は、前記磁石式電話機から送信された所定復旧信号の着
信検出時に、当該磁石式電話回線用端末装置を自動的に
復旧する。よって、呼び出しから拡声による緊急指令や
緊急伝達放送等を経て復旧に至る一連の操作が、被呼側
のマニュアル操作を介在させることなく、発呼側からの
遠隔操作のみでなされることになる。
構成によれば、緊急指令や緊急伝達放送等のために、磁
石式電話回線に接続された磁石式電話機から磁石式電話
回線用端末装置へ所定呼び出し信号が送信されると、起
動手段は、着信検出手段による前記所定呼び出し信号の
着信検出時に当該磁石式電話回線用端末装置を自動的に
起動し、その起動時に、拡声手段は、前記磁石式電話機
から送信される音声信号を増幅して拡声するから、緊急
指令や緊急伝達放送等が自動的になされる。さらに、そ
の緊急指令や緊急伝達放送等が終話した後に、復旧手段
は、前記磁石式電話機から送信された所定復旧信号の着
信検出時に、当該磁石式電話回線用端末装置を自動的に
復旧する。よって、呼び出しから拡声による緊急指令や
緊急伝達放送等を経て復旧に至る一連の操作が、被呼側
のマニュアル操作を介在させることなく、発呼側からの
遠隔操作のみでなされることになる。
【図1】本発明の第1実施例の磁石式電話回線用端末装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図2】同例の磁石式電話回線用端末装置を接続したリ
ングダウン方式の磁石式電話回線の構成を例示するシス
テム図である。
ングダウン方式の磁石式電話回線の構成を例示するシス
テム図である。
【図3】従来例の磁石式電話機を接続したリングダウン
方式の磁石式電話回線の構成を例示するシステム図であ
る。
方式の磁石式電話回線の構成を例示するシステム図であ
る。
11 磁石式電話回線 12 磁石式電話回線用電話機(磁石式電話機) 13 磁石式電話回線用端末装置(端末装置) 14、17 通話線 15、18 インハンドリンガ装置 16、19 搬端装置
Claims (3)
- 【請求項1】 磁石式電話回線に磁石式電話機とともに
接続される磁石式電話回線用端末装置であって、 前記磁石式電話機から送信される所定呼び出し信号の着
信を検出する着信検出手段と、 前記所定呼び出し信号の着信検出時に当該磁石式電話回
線用端末装置を起動する起動手段と、 前記所定呼び出し信号の着信検出による起動時に、前記
磁石式電話機から送信される音声信号を増幅して拡声す
る拡声手段と、 前記磁石式電話機から送信される所定復旧信号の着信検
出時に当該磁石式電話回線用端末装置を復旧する復旧手
段とを具えて成ることを特徴とする磁石式電話回線用端
末装置。 - 【請求項2】 前記所定呼び出し信号は16Hzの呼び
出し信号であることを特徴とする請求項1記載の磁石式
電話回線用端末装置。 - 【請求項3】 前記所定復旧信号はDTMF信号、通話
無し信号の一方または双方であることを特徴とする請求
項1または2記載の磁石式電話回線用端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24010594A JPH08107463A (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 磁石式電話回線用端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24010594A JPH08107463A (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 磁石式電話回線用端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08107463A true JPH08107463A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17054570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24010594A Pending JPH08107463A (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 磁石式電話回線用端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08107463A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013055707A (ja) * | 2012-12-18 | 2013-03-21 | Nakayo Telecommun Inc | 内線アナログ電話システム |
CN110995948A (zh) * | 2019-11-22 | 2020-04-10 | 北京讯风光通信技术开发有限责任公司 | 一种在voip系统中传输pcm磁石电话的方法 |
-
1994
- 1994-10-04 JP JP24010594A patent/JPH08107463A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013055707A (ja) * | 2012-12-18 | 2013-03-21 | Nakayo Telecommun Inc | 内線アナログ電話システム |
CN110995948A (zh) * | 2019-11-22 | 2020-04-10 | 北京讯风光通信技术开发有限责任公司 | 一种在voip系统中传输pcm磁石电话的方法 |
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