JPH08106850A - パネル搬送装置、パネル処理解除装置及びパネル処理解除システム - Google Patents

パネル搬送装置、パネル処理解除装置及びパネル処理解除システム

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JPH08106850A
JPH08106850A JP6264677A JP26467794A JPH08106850A JP H08106850 A JPH08106850 A JP H08106850A JP 6264677 A JP6264677 A JP 6264677A JP 26467794 A JP26467794 A JP 26467794A JP H08106850 A JPH08106850 A JP H08106850A
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tilt angle
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Takahiro Matsumura
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Hirata Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/46Machines having sequentially arranged operating stations
    • H01J9/48Machines having sequentially arranged operating stations with automatic transfer of workpieces between operating stations
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/20Manufacture of screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored; Applying coatings to the vessel
    • H01J9/22Applying luminescent coatings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 パネル保持部41はキャリア13の先端部に
回動自在に保持されており、チルト機構部22を駆動す
ることによって傾動される。キャリア機構部22を駆動
するための駆動軸26の端部にはチルト角制御部61が
設けられており、チルト角制御部61の回転ブロック7
3に設けられた走行ローラ部84がレール板51に設け
た凹溝状のガイドレール52内に挿入されている。しか
して、パネル保持部41が移動すると、チルト角制御部
61がガイドレール52により変位させられ、パネル保
持部41のチルト角が制御される。回転ブロック73を
回転させると、走行ローラ部84がガイドレール52か
ら外れ、チルト機構部22が動作せず、パネル保持部4
1は真下向きの姿勢のまま移動する。 【効果】 パネルを脱荷することができなかった場合に
は、チルト機構部22が動作しないようにでき、パネル
の再処理による不良品の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパネル搬送装置、パネル
処理解除装置及びパネル処理解除システムに関する。具
体的にいうと、本発明は、例えばカラーブラウン管パネ
ルの内面に蛍光膜やブラックマトリックス膜を形成する
工程において、当該カラーブラウン管パネルを搬送する
ためのパネル搬送装置に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】カラーブラウン管の製造工程には、カラ
ーブラウン管パネル(カラーブラウン管の前面部分を構
成するガラス製パネル)の内面にブラックマトリックス
膜や蛍光膜を形成する工程がある。このためのパネル処
理工程においては、ブラックマトリックス膜や蛍光膜な
どの塗布液の注入、回転塗布、洗浄、乾燥等の各種処理
工程が必要であり、このパネル処理工程を自動化するに
は、パネルを保持して順次間欠的につぎの処理工程へと
移送するためのパネル搬送装置が必要とされる。また、
パネルは各処理工程では、処理の種類や処理装置の構造
等によって決まるチルト角に保持する必要がある。例え
ば、パネルに蛍光膜の塗布液を塗布する場合には、パネ
ル内面を上に向けて保持し、パネル内に塗布液を注入
し、パネルを自転させる必要がある。このためパネル搬
送装置においては、各工程でパネルを所定のチルト角に
傾動させるチルト機構とその案内機構が必要とされる。
【0003】このようなパネル搬送装置としては、例え
ば特開昭53−36174号公報に開示されたものがあ
る。図示省略するが、このパネル搬送装置にあっては、
水平面内で回転する回転テーブルの外周部分に複数のキ
ャリアが放射状に取り付けられており、各キャリアの先
端部分にはパネル保持部が上下方向に回動自在に取り付
けられている。このパネル保持部はチルト機構によって
上下に傾動するようになっており、チルト角制御部は回
転テーブルを支持する基台の外周壁面に設けられたガイ
ド溝と係合させられている。しかして、回転テーブルが
回転してキャリアが移動すると、チルト角制御部がガイ
ド溝を移動することによって上下に昇降し、これに伴っ
てチルト機構が駆動され、パネル保持部が各位置で所定
のチルト角に保たれる。
【0004】パネル処理工程における操作を説明する
と、パネル保持部は装荷ポジションでは真下を向き、そ
の姿勢でパネルを保持する。パネル保持部に保持された
パネルは、回転テーブルが間欠的に回転することによ
り、各処理工程で所定のチルト角に保たれ、順次必要な
処理を施される。このようにしてパネルは回転テーブル
の周囲を移動しながら、順次連続的に処理され、ブラッ
クマトリックス膜や蛍光膜が形成される。全ての処理を
完了したパネルを保持しているパネル保持部は、真下を
向いた姿勢で脱荷ポジションへ移動し、脱荷ポジション
で処理済みのパネルを解放し、処理済みのパネルは当該
パネル処理工程から搬出される。処理済みのパネルを離
したパネル保持部は装荷ポジションへ移動し、再び未処
理のパネルを保持し、各パネル処理工程を通過する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパネル搬送装置においては、全ての処理を施された
パネルを保持したパネル保持部が脱荷ポジションへ戻っ
てきても、処理済みのパネルが滞留していて脱荷ポジシ
ョンにパネルが残っていたりすると、コントローラから
脱荷指令が出力されず、パネル保持部が処理済みパネル
を脱荷できず、パネルを保持したままで装荷ポジション
へ移動することがある。また、脱荷ポジションで脱荷指
令が出力されても、パネル保持部のトラブル等によりパ
ネルがパネル保持部から外れないままで装荷ポジション
まで移動してしまうことがある。
【0006】このようなトラブルが発生した場合、回転
テーブルを停止させてパネルが脱荷ポジションで脱荷さ
れるまで待機させたり、あるいは回転テーブルを停止さ
せて人手作業等によりパネルをパネル保持部から外した
りすると、処理中の他のパネルの処理時間が変化するた
め、他のパネルの品質が低下したり、不良品が発生した
りする。
【0007】このため従来にあっては、処理済みのパネ
ルを保持したパネル保持部が脱荷ポジションで脱荷でき
ない場合には、そのまま脱荷ポジションを通過させてい
た。この場合、パネルは再びパネル保持部に保持された
状態で各処理工程において所定のチルト角に保たれ、再
び加熱等の処理を施されることになるので、この結果当
該パネルは不良品となる。
【0008】また、処理済みのパネルを再処理すると、
当該パネルが不良品になるばかりでなく、処理直後でま
だ高温状態にあるパネルが再度加熱されるため、パネル
保持部等に用いられている部品、特にゴム系の部品(例
えば、クランプヘッドや吸着ヘッドを有するパネル保持
部の場合のクランプゴムや吸着パッド等)が過熱されて
劣化し、部品寿命が短くなる恐れがあった。
【0009】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、処理済みの
パネルを脱荷できなかった場合に、パネルがパネル処理
工程で再度処理されて不良品が発生したり、パネル保持
部の部品等に劣化が発生したりするのを防止することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のパネル搬送装置
は、パネルを保持するパネル保持部と、パネル保持部に
保持されたパネルを傾動させるチルト機構部と、閉じた
移動経路に沿って移動するパネル保持部の移動方向と交
差する方向に変位してチルト機構部を動作させるチルト
角制御部と、チルト角制御部を移動可能に係合されたガ
イドレールとを備え、パネル保持部の移動に伴ってガイ
ドレールでチルト角制御部を変位させ、チルト機構部で
パネルのチルト角を制御するようにしたパネル搬送装置
において、前記チルト角制御部を前記ガイドレールから
解除可能にしたことを特徴としている。
【0011】このためには、例えば、チルト角制御部が
ガイドレールに沿って移動するようチルト角制御部の少
なくとも一部を凹溝状のガイドレール内に挿入し、チル
ト角制御部の当該挿入部分をガイドレール外へ移動させ
ることによってガイドレールから解除可能にできる。
【0012】また、チルト角制御部の構成としては、チ
ルト機構部に回転可能な回動体を設け、回動体に設けた
係合部をガイドレール内に挿入しておき、この回動体を
回転させることによって係合部をガイドレール外へ移動
させて解除するようにすればよい。あるいは、チルト角
制御部にチルト角制御部の変位方向と直交する方向へ移
動可能な移動体を設け、移動体に設けた係合部をガイド
レール内に挿入しておき、この移動体を移動させること
によって係合部をガイドレール外へ移動させて解除する
ようにしてもよい。
【0013】また、チルト角制御部をガイドレールから
解除した状態においては、パネル保持部に保持されたパ
ネルが真下を向くようにするのが好ましい。
【0014】本発明のパネル処理解除装置は、前記パネ
ル搬送装置のチルト角制御部と接続脱離自在な切替操作
部と、切替操作部を駆動するための駆動機構とを備え、
チルト角制御部と接続された切替操作部を駆動すること
によりチルト角制御部をガイドレールから解除させ、あ
るいはチルト角制御部をガイドレールに係合させるよう
にしたことを特徴としている。
【0015】本発明のパネル処理解除システムは、前記
パネル処理解除装置により前記パネル搬送装置のチルト
角制御部をガイドレールから解除させるためのパネル処
理解除システムであって、パネル脱荷位置でパネル保持
部にパネル脱荷指令が出力されたか否か判断し、パネル
脱荷指令が出力されていない場合には、当該パネル保持
部に関連するチルト角制御部をガイドレールから解除さ
せるようにしたことを特徴としている。
【0016】本発明の別なパネル処理解除システムは、
前記パネル処理解除装置により前記パネル搬送装置のチ
ルト角制御部をガイドレールから解除させるためのパネ
ル処理解除システムであって、パネル保持部がパネルを
保持しているか否か検出する手段を備え、パネル脱荷タ
イミング後にパネル保持部がパネルを保持している場合
には、当該パネル保持部に関連するチルト角制御部をガ
イドレールから解除させるようにしたことを特徴として
いる。
【0017】
【作用】本発明のパネル搬送装置は、チルト角制御部を
ガイドレール部から解除する機能を有している。例え
ば、チルト角制御部の回動体に設けた係合部を凹溝状を
したガイドレール内に挿入しておけば、チルト角制御部
は係合部がガイドレールに沿って移動することによって
変位させられ、それに応じてパネルが傾動するが、回動
体を回転させて係合部をガイドレール外へ移動させる
と、チルト角制御部が解除されてパネルは傾動されなく
なる。あるいは、チルト角制御部にその変位方向と直交
する方向へ移動可能な移動体を設け、移動体に設けた係
合部をガイドレール内に挿入しておけば、チルト角制御
部は係合部がガイドレールに沿って移動することによっ
て変位させられ、それに応じてパネルが傾動するが、移
動体を移動させて係合部をガイドレール外へ移動させる
と、チルト角制御部が解除されてパネルは傾動されなく
なる。
【0018】従って、パネル保持部が脱荷ポジションで
パネルを脱荷することができなかった場合には、脱荷さ
れなかったパネルはパネル保持部に保持されたままで再
びパネル処理工程を搬送されるが、チルト機構部を解除
すれば、パネルは処理可能な位置ないし姿勢になること
はなく、例えば処理を施されないように真下を向いた状
態で搬送される。このため処理済みのパネルはパネル処
理工程で再度処理されることがなく、再び脱荷ポジショ
ンに達した時にパネル保持部から脱荷され、製品として
送り出される。この結果、パネルが不良品となるのを避
けることができ、またパネル保持部の構成部品の劣化も
防止することができる。
【0019】また、チルト角制御部を解除したパネル保
持部に保持されたパネルは真下を向くようにすれば、パ
ネルの処理された面を下に向けてパネル処理工程を通過
させることができ、パネルの処理済みの面が汚染される
のを防止することができる。
【0020】また、本発明のパネル処理解除装置にあっ
ては、切替操作部をパネル搬送装置のチルト角制御部と
接続し、駆動機構によって切替操作部を駆動することに
よりチルト角制御部をガイドレールから解除させること
ができる。反対に、切替操作部を駆動してチルト角制御
部をガイドレールに係合させることができる。従って、
このパネル処理解除装置によれば、チルト角制御部のガ
イドレールとの解除や再係合を人手作業によることなく
機械化することができ、作業の安全性を図ると共に省力
化することができる。また、チルト角制御部を切り替え
る必要のない場合には、切替操作部はチルト機構部から
分離しておくことができる。
【0021】また、本発明のパネル処理解除システムに
あっては、パネル脱荷位置でパネル保持部にパネル脱荷
指令が出力されたか否か判断しているので、パネル脱荷
指令が出力されなかったためにパネルを脱荷することが
できなかった場合には、自動的にチルト角制御部をガイ
ドレールから解除することができる。
【0022】また、本発明の別なパネル処理解除システ
ムは、パネル保持部がパネルを保持しているか否か検出
する手段を備えているので、パネルがパネル保持部から
脱荷されなかった場合にはこれを検出し、自動的にチル
ト角制御部をガイドレールから解除することができる。
【0023】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるパネル搬送装
置Aを示す一部破断した概略正面図である。床面に設置
された基台1の上面中央には主柱2が立設されており、
基台1の外周部には、適宜間隔で複数本の支柱4が立設
され、支柱4の上面には円還状をした水平支持板5が固
定されている。主柱2の周囲には円板状ないし円環状を
した回転テーブル3が配設されており、回転テーブル3
の外周部下面が水平支持板5の上面に載置されて回転テ
ーブル3が水平に支持されている。しかも、回転テーブ
ル3の下面と水平支持板5の上面との間は、ワイヤーベ
アリング等のベアリング8が介在して円滑に摺動するよ
うになっており、回転テーブル3は水平支持板5によっ
て回転自在に支持されている。また、回転テーブル3の
下面にはスペーサ6を介して駆動ギア7が取り付けられ
ている。基台1の上面には減速機9とインデックスユニ
ット10が設置されており、減速機9のピニオンギア1
1が回転テーブル3の駆動ギア7と噛合している。従っ
て、インデックスユニット10を駆動させると、ピニオ
ンギア11と駆動ギア7の噛み合いにより減速機9を介
して回転テーブル3が回転する。回転テーブル3は、通
常は、パネル処理の時間間隔に同期して一定の回転角度
づつ間欠的に回転する。なお、主柱2の上部は電力供給
部(図示せず)となっており、回転テーブル3の中央部
に設けられた摺電部3aの摺電端子が電力供給部の摺電
端子と摺動可能に接触しており、回転テーブルに取り付
けられているパネル保持部41へは摺電部3aに接続さ
れた給電配線(図示せず)を通して電力が供給されてい
る。
【0024】また、回転テーブル3の外周部上面には一
定角度毎に複数本の第1ビーム12が固定されており、
回転テーブル3からは複数本の第1ビーム12が外向き
放射状に突出している。各第1ビーム12の先端部上面
には段違い状に第2ビーム14が接続されており、第2
ビーム14の先端にはキャリア支持プレート15が垂直
に設けられている。各キャリア支持プレート15には、
一対の平行なアーム21a,21bを有するキャリア1
3が片持ち状に取り付けられ、アーム21a,21bの
先端間にはパネル保持部41が上下に傾動自在に支持さ
れており、一方のアーム21aにはパネル保持部41を
傾動動作させるためのチルト機構部22が構成されてい
る。
【0025】アーム21a,21b、パネル保持部41
及びチルト機構部22の構造を図2及び図3に示す。図
2はアーム21a側からの側面図、図3は図2のY−Y
線断面図(但し、パネル保持部41は図2とは異なった
方向を向いている)である。図3に示すように、両アー
ム21a,21bの先端部にはそれぞれベアリング24
を介してシャフト23が回転自在に枢支されており、各
シャフト23の先端はパネル保持部41のブラケット4
3に回転不能に連結されている。これによってパネル保
持部41は、アーム21a,21b間で、シャフト23
と共に回転自在に保持されている。
【0026】チルト機構部22は、主としてシャフト2
3に固定されたピニオンギア25と、ピニオンギア25
に噛合するラックギア30を有する駆動軸26とから構
成されている。チルト機構部22の構造を図2及び図3
により詳述すると、ピニオンギア25はアーム2a側の
シャフト23に固定されており、駆動軸26はアーム2
a内に固定された2つのスラスト軸受27,28によっ
て長さ方向に摺動自在に保持されている。駆動軸26の
先端部下面にはラックギア30が設けられており、ラッ
クギア30はピニオンギア25と噛合している。また、
ピニオンギア25の上方では、アーム21aに片持ち状
に固定された軸31に回転自在な押えローラ32が設け
られており、押えローラ32で駆動軸26の上面を押え
ることによりピニオンギア25がラックギア30から浮
いて空回りするのを防いでいる。なお、33は軸31に
固定されたカバーである。しかして、駆動軸26がアー
ム21aの長さ方向にスライドさせられると、ラックギ
ア30との噛み合いによってピニオンギア25が回転
し、これと連動してパネル保持部41がシャフト23の
回りに傾動する。なお、駆動軸26にはリング状のスト
ッパ29が取り付けられており、ストッパ29がスラス
ト軸受27,28に当接することによって駆動軸26の
スラスト範囲が規制されており、これによってパネル保
持部41の傾動範囲すなわちチルト角θは0度から例え
ば167度の範囲(図2のようにパネル保持部41が真
下を向いている時のチルト角θを0度とする)に制限さ
れている。特に、ストッパ29がスラスト軸受27に当
接した状態では、パネル保持部41が真下を向いた状態
に位置決めされる。
【0027】パネル保持部41は、図2に示されている
ように、ブラケット43を有する本体部分44の先にク
ランプヘッド46を回転自在に支持したものである。ク
ランプヘッド46は、本体部分44に搭載されたモータ
42を駆動することにより、クランプヘッド46の軸心
の回りに回転する。また、クランプヘッド46の基体4
7には支点47aによって4本の脚48が回動自在に取
り付けられており、基体47に取り付けられたエアシリ
ンダ49のロッドが各脚48の基端に枢着されている。
また、脚48の基端と基体47との間には圧縮バネ50
を張っている。各脚48の先端にはクランプゴム45が
設けられている。49aはエアシリンダ49を駆動する
エアを供給するためのエアホースである。しかして、各
脚48は圧縮バネ50によって脚48が閉じる方向に付
勢されているが、エアシリンダ49を収縮させると圧縮
バネ50の弾性力に抗して脚48が開かれるので、開脚
した状態でクランプゴム45間にパネルBを持ち込み、
再びエアシリンダ49を伸張させると、図2に示すよう
にクランプゴム45間にパネルBが掴まれる。このとき
パネルBは圧縮バネ50の弾性力とクランプゴム45の
摩擦力によって確実に保持される。逆に、エアシリンダ
49を収縮させて脚48を開くとクランプヘッド46か
らパネルBを脱荷することができる。なお、この実施例
では、クランプ方式のパネル保持部41を用いたが、パ
ネルBを吸着ヘッドによって真空吸着する吸着方式のパ
ネル保持部41を用いてもよい。
【0028】また、図1及び図2に示すように、基台1
の外側には適宜間隔で支柱16が立設されており、支柱
16の上面には円環状(一部欠落していてもよい)をし
たレール板51が回転テーブル3の外周部で水平に支持
されている。レール板51の上面には凹溝状のガイドレ
ール52が設けられている。このガイドレール52はカ
ム機構となるものであって、ガイドレール52に沿って
移動するに従って回転テーブル3の回転中心からの距離
が変化している。一方、チルト機構部22の駆動軸26
はアーム21aの基部及びキャリア支持プレート15を
貫通しており、駆動軸26の端部には略円柱状をしたチ
ルト角制御部61が設けられている。チルト角制御部6
1の外周下面には走行ローラ部(係合部)84が突出
し、走行ローラ部84はレール板51のガイドレール5
2内に移動自在に挿入されている。しかして、回転テー
ブル3の回転によりパネル保持部41が円弧状の経路に
沿って移動するにつれ、走行ローラ部84でガイドレー
ル52と係合しているチルト角制御部61は移動方向と
直交する方向に強制的に変位させられ、これにより駆動
軸26がスライドしてパネル保持部41が傾動する。よ
って、ガイドレール52のパターンを予め設計しておく
ことにより、パネル保持部41が各パネル処理ポジショ
ン等を移動するとき、各パネル処理ポジションでパネル
保持部41が所定のチルト角θに保たれるようにでき
る。
【0029】このような構造を有するパネル搬送装置A
においては、つぎのようにしてパネルBが各パネル処理
ポジションを搬送され、所定の処理を施される。パネル
保持部41は少なくとも脱荷ポジションから装荷ポジシ
ョンまでの区間においては真下を向いた姿勢(チルト角
θ=0度)に保たれている。パネル保持部41は、まず
真下を向いた状態で装荷ポジションへ送られ、装荷ポジ
ションにおいてクランプヘッド46にパネルBを保持す
る。この後、回転テーブル3が一定角度づつ間欠的に回
転することにより、パネル保持部41はパネルBを保持
した状態で順次各パネル処理工程へ搬送され、各パネル
処理や処理装置の種類に応じたチルト角θとなるように
傾動させられ、その状態でパネル処理される。例えば、
蛍光膜の塗布工程では、パネル保持装置41を上方へ傾
動させて(例えばチルト角θ=167度)パネルBを上
方へ向け、パネルB内に塗布液を注入し、クランプヘッ
ド46と共にパネルBを回転させる。こうして、全ての
パネル処理が完了すると、パネル保持部41は脱荷ポジ
ションへ戻る。ここでは処理済みのパネルBはパネル保
持部41と共に真下に向けられており(チルト角θ=0
度)、パネルBは脱荷ポジションでクランプヘッド46
から外され、つぎの工程へ搬出される。
【0030】図4、図5及び図6はチルト角制御部61
の構造を示す分解斜視図、縦断面図及び水平断面図であ
って、走行ローラ部84は駆動軸26の軸心の回りに回
転するようになっており、走行ローラ部84がガイドレ
ール52から抜け出るとチルト機構部22の前記動作が
解除される。このためのチルト角制御部61の構造を図
4,図5及び図6に従って説明する。26aは駆動軸2
6の先端に設けられた小径軸部、62は固定ブロック、
73は回転ブロック(回動体)であって、固定ブロック
62の中心に開口された貫通孔63と回転ブロック73
の中心に開口された段付きの貫通孔74に小径軸部26
aを挿通している。小径軸部26aの外周面と貫通孔6
3の内周面にはそれぞれキー溝26b、62aが設けら
れており、両キー溝26b、62aにキー88を嵌入す
ることにより固定ブロック62が小径軸部26aに回転
不能に固定されている。さらに、回転ブロック73の貫
通孔74と小径軸部26aの間のクリアランスには鍔付
きパイプ79を挿入し、貫通孔74の段部75を鍔付き
パイプ79の鍔部79aで押え、鍔部79aの上から小
径軸部26aの端面にカバー80を当て、カバー80の
通孔80aを通して小径軸部26a端面の雌ねじ孔26
cに止めたビス81によってカバー80を固定し、カバ
ー80で鍔付きパイプ79と回転ブロック73を抜け止
めしている。従って、固定ブロック62は小径軸部26
aに固定されているが、回転ブロック73は小径軸部2
6aの回りに回転可能となっている。
【0031】また、固定ブロック62内に納めてボルト
71bで固定されたカムピース71aからはカムピン7
2が突出しており、これに対向して回転ブロック73の
内面には円弧状をしたカム溝82が凹設されており、カ
ム溝82内にカムピン72が摺動自在に納められてい
る。しかして、回転ブロック73の回転範囲はカムピン
72及びカム溝82によって規制されており、回転ブロ
ック73はカムピン72がカム溝82内を端から端まで
移動する範囲でのみ回転可能となっている。
【0032】走行ローラ部84は、回転ブロック73の
外周下面に設けられている。つまり、回転ブロック73
の外周面の穴83にローラ軸85の端が固定されてお
り、ローラ軸85にはベアリング86を介して転動自在
なローラ87が取り付けられている。
【0033】チルト角制御部61には、回転ブロック7
3を2つのロック位置にロックするためのロック機構が
設けられている。固定ブロック62には2つのロックピ
ン収納孔64が貫通しており、このロックピン収納孔6
4内には鍔付きパイプ65とガイドパイプ67を挿入
し、さらに鍔付きパイプ65及びガイドパイプ67に挿
通させるようにしてロックピン収納孔64内にロックピ
ン68を挿入している。ロックピン68はスムーズにス
ライドできるようガイドパイプ67と鍔付きパイプ65
によって摺動自在に保持され、鍔付きパイプ65の鍔部
65aとロックピン68のフランジ69の間に圧縮バネ
66を介装することによりロックピン68の頭部70を
突出付勢している。一方、回転ブロック73には、カム
溝82による回転可能な範囲の各端まで回転させた時に
ロックピン68と対向する位置に、それぞれ貫通孔76
a、76bが開口されている。各貫通孔76a,76b
の固定ブロック62と対向する側の端部77には、頭部
70よりも大きくフランジ69よりも小さな内径の弾性
リング78を納めてある。
【0034】しかして、回転ブロック73を小径軸部2
6aの回りに回転させた場合、カムピン72がカム溝8
2のいずれかの端に当って回転ブロック73の回転が止
まると、いずれか一方の貫通孔76a又は76bがロッ
クピン68と対向するので、ロックピン68が突出し、
フランジ69が弾性リング78に弾接し、頭部70が弾
性リング78内に嵌合して回転ブロック73がロックさ
れる。このロック状態の一方においては、図7(a)に
示すように、走行ローラ部84は回転ブロック73の真
下に位置してガイドレール52内に納まり、チルト角制
御部61が動作可能な状態となっている。これに対し、
もう一方のロック状態においては、図7(b)に示すよ
うに、走行ローラ部84は斜め横下方に位置してガイド
レール52の外へ出ており、チルト角制御部61はガイ
ドレール52によって動かされない解除状態となり、パ
ネル保持部41は自重によって下方へ下がりクランプヘ
ッド46が真下を向いたチルト角θ=0度の状態(クラ
ンプヘッド46が床面と平行な状態)に維持される。
【0035】これに対し、何等かの治具ないし工具を貫
通孔76a又は76bに挿入し、圧縮バネ66の弾性力
に抗して頭部70を押し、ロックピン68を貫通孔76
a又は76bから引っ込めれば回転ブロック73のロッ
クが解除され、回転ブロック73を回転可能にできる。
【0036】本発明に係るパネル搬送装置Aは、通常運
転時には前記のように運転されるが、脱荷ポジションに
おいてコントローラからパネル保持部41にパネル脱荷
指令が出力されなかったり、パネルBがクランプヘッド
46から外れず、脱荷ポジションでパネルBを脱荷不能
になることがある。このような場合には、脱荷ポジショ
ンと装荷ポジションとの間で(あるいは、最初のパネル
処理ポジションに達する以前に)走行ローラ部84をガ
イドレール52から抜いてチルト角制御部61を解除す
れば、当該パネル保持部41はパネルBを真下に向けた
ままでパネル処理工程を通過し、パネルBに再度処理を
施すことなく脱荷ポジションに戻り、脱荷ポジションで
パネル脱荷指令に基づいてパネルBを脱荷する。従っ
て、脱荷ポジションで最初脱荷されることなく再度パネ
ル処理工程を通過したパネルBは、2度目のパネル処理
工程では処理されないので不良品となることがなく、製
品(良品)として次工程へ搬出されてゆく。一方、脱荷
ポジションでパネルBを脱荷したパネル保持部41は、
装荷ポジションでパネルBを装荷する前に、あるいは脱
荷ポジションと装荷ポジションとの間で、あるいは装荷
した後(最初のパネル処理ポジションに達する以前)
に、走行ローラ部84をガイドレール52内に戻され、
チルト角制御部61が復帰させられる。よって、当該パ
ネル保持部41に保持されている未処理のパネルBは、
通常通り処理される。
【0037】このようにパネルBを脱荷できなかった場
合のチルト角制御部61の解除、あるいはその後パネル
Bを脱荷した場合のチルト角制御部61の復帰は、現場
作業者による人手作業で行なっても差し支えないが、以
下に説明するようなパネル処理解除装置91を使用すれ
ば機械化することができる。パネル処理解除装置91の
構造を図8に示す。支持部92の上に設けられた固定台
93の上面には2条のレール94が平行に設けられてお
り、解除装置本体95はレール94に沿って走行自在と
なっている。すなわち、移動テーブル96の下面に設け
られた前後左右4箇所のスライダー97はレール94と
摺動自在に係合されており、解除装置本体95は移動テ
ーブル96に搭載されている。固定台93上のアクチュ
エータ固定部99にはエアシリンダのようなアクチュエ
ータ100が取り付けられており、その駆動部100a
は移動テーブル96下面のプレート98に連結されてい
る。よって、アクチュエータ100を駆動することによ
り、移動テーブル96に搭載された解除装置本体95は
移動テーブル96と共にレール94に沿って前後に移動
する。移動テーブル96上に搭載された解除装置本体9
5においては、ベアリング107,104によって上下
に平行に配置された駆動軸108と出力軸105が枢支
されており、駆動軸105に取り付けられたギア106
と出力軸108に取り付けられたギア109とが互いに
噛み合っている。駆動軸105の前端部にはクランク1
11の端部が連結されている。出力軸108の前端部に
は、切替用治具(切替操作部)112の中央部が取り付
けられており、切替用治具112の両端部にはチルト角
制御部61のロックピン68間の間隔と等しい間隔でプ
ッシュピン113が突出している。このプッシュピン1
13は貫通孔76a,76bよりも小さな直径を有して
おり、プッシュピン113の基部に設けられている大径
部分114は貫通孔76a,76bよりも大きな直径を
有しており、大径部分114の先端面からプッシュピン
113の先端までの長さ(つまり、プッシュピン113
の突出長)は回転ブロック73の奥行方向の厚み(つま
り、貫通孔76a,76bの長さ)と等しくなってい
る。また、移動テーブル96の側面には垂直な補助板1
01が設けられ、補助板101にはブラッケット102
によりエアシリンダのようなアクチュエータ103が揺
動自在に枢支されており、アクチュエータ103の駆動
部103aの先端に設けられた継手110がクランク1
11の他端に回動自在に枢着されている。なお、アクチ
ュエータ103は移動テーブル96の上面に固定された
ブラケットにより枢支しても差し支えない(図示せ
ず)。
【0038】しかして、パネル処理解除装置91のうち
移動テーブル96上に搭載されている解除装置本体95
は、アクチュエータ100を駆動することによってレー
ル94に沿って前後に移動する。また、アクチュエータ
103を駆動してクランク111を回動させると、ギア
106,109同志が噛み合っているから出力軸108
に取り付けられている切替用治具112が図9(a)
(b)に示すように回転する。
【0039】このパネル処理解除装置91は、チルト角
制御部61の解除あるいは復帰を行なわせようとする一
定位置に設置されている。好ましくは、脱荷ポジション
や装荷ポジションに設置されているが、脱荷ポジション
と装荷ポジションとの間、あるいは最初のパネル処理ポ
ジションに達するまでの区間に設置していてもよい。し
かも、図8に示すように、プッシュピン113とチルト
角制御部61のロックピン68とを軸合せしてパネル処
理解除装置91を設置している。また、脱荷ポジション
と装荷ポジションとの間のパネル保持部41のチルト角
θが0度に保たれる区間では、必ずしもレール板51は
必要なく、この区間ではレール板51は欠落していても
差し支えない。しかし、振動等によって不用意にパネル
保持部41が揺れ動く恐れもあるので、レール板51の
ガイドレール52を走行ローラ部84の片側にのみ接触
させることによりチルト角制御部61が動くのを防止
し、チルト角θを0度に保持している。
【0040】しかして、パネル処理解除装置91がチル
ト角制御部61を解除状態に切り替える場合には、つぎ
のようにして行なう。パネルBを脱荷できなかったパネ
ル保持部41がパネル処理解除装置91の位置へ移動
し、チルト角制御部61が解除装置本体95と対向する
と、アクチュエータ100によって解除装置本体95が
レール94に沿って前進させられ、図10に示すように
切替用治具112のプッシュピン113が回転ブロック
73の貫通孔76a内に挿入される。プッシュピン11
3が貫通孔76a内に挿入されると、図10に示すよう
に、頭部70がプッシュピン113に押されてロックピ
ン68が回転ブロック73の貫通孔76aから抜け出
る。一方、プッシュピン113の貫通孔76aへの挿入
深さは大径部分114の端面が回転ブロック73に当接
することによって規制されているので、固定ブロック6
2のロックピン収納孔64に達しない。従って、この状
態では回転ブロック73のロックが解除されており、ア
クチュエータ103を駆動して図9(a)(b)のよう
に切替用治具112を回転させると回転ブロック73が
回転する。回転ブロック73が回転すると、図7(b)
のように走行ローラ部84がガイドレール52から抜
け、チルト角制御部61がガイドレール52から解除さ
れる。回転ブロック73が回転してカム溝82の端がカ
ムピン72の位置に達すると、回転ブロック73の回転
が止まる。回転ブロック73の回転が止まった状態で
は、ロックピン68が他方の貫通孔76bと一致するの
で、ロックピン68が貫通孔76b内へ突出して再び回
転ブロック73がロックされる。ついで、解除装置本体
95はもとの位置まで後退し、切替用治具112はチル
ト角制御部61から切り離される。こうしてチルト角制
御部61がガイドレール52から解除されると、チルト
機構部22が働かなくなるので、パネル保持部41が自
重によって下方へ下がり、ストッパ29がスラスト軸受
27に当接した状態でパネル保持部41が位置決めさ
れ、パネルBが真下を向いた状態(チルト角θ=0度)
に保持される。
【0041】逆に、チルト角制御部61を復帰させる場
合には、つぎのように動作する。パネルBを脱荷したパ
ネル保持部41がパネル処理解除装置91の位置へ移動
し、チルト角制御部61が解除装置本体95と対向する
と、アクチュエータ100によって解除装置本体95が
レール94に沿って前進させられ、切替用治具112の
プッシュピン113が回転ブロック73の貫通孔76b
内に挿入される。プッシュピン113が貫通孔76b内
に挿入されると、ロックピン68が引っ込んでロック解
除されるので、アクチュエータ103を駆動して解除時
と反対側へ切替用治具112を回転させる。切替用治具
112によって回転ブロック73を回転させると、図7
(a)のように走行ローラ部84がガイドレール52内
に戻り、チルト角制御部61がガイドレール52と係合
する。回転ブロック73が回転してカム溝82の他端が
カムピン72の位置に達すると、回転ブロック73の回
転が止まる。回転ブロック73の回転が止まった状態で
は、ロックピン68が他方の貫通孔76aと一致するの
で、ロックピン68が貫通孔76a内へ突出して再び回
転ブロック73がロックされる。ついで、解除装置本体
95は再び始めの位置へ後退する。
【0042】上記のようにしてパネル処理解除装置91
を用いれば、回転ブロック73のロックを解除して回転
ブロック73を回転させ、走行ローラ部84をガイドレ
ール52から分離させたり、ガイドレール52内に戻し
て係合させたりすることができるので、人手作業による
ことなく、機械的にチルト角制御部61の解除及び復帰
を切り替えることができる。
【0043】さらに、以下に説明する本発明のパネル処
理解除システムによれば、パネル保持部41がパネルB
を脱荷できなかったことを検知し、その場合には当該パ
ネル保持部41のチルト角制御部61をガイドレール5
2から自動的に解除し、また脱荷できなかったパネルB
を保持していたパネル保持部41がパネルBを脱荷した
場合には、それを検知して当該パネル保持部41のチル
ト角制御部61を自動的にガイドレール52と係合させ
ることができる。
【0044】図11に示すものはパネル処理解除システ
ムの構成を示すブロック図である。121はマイクロコ
ンピュータを内蔵したコントローラである。122はク
ランプヘッド46にパネルBを保持しているか否かを検
出するためのパネルセンサであって、その検出信号をコ
ントローラ121へ出力している。パネルセンサ122
は例えば脱荷ポジション又は装荷ポジションに設けられ
た光学式検知器によって構成されているが、電気的トラ
ッキングデータから検出するものでもよい。また、12
3は走行ローラ部84がガイドレール52と係合する状
態となっているか、ガイドレール52から外れた状態と
なっているかを検出する走行ローラ部状態判別手段であ
って、走行ローラ部状態判別手段123による判別結果
もコントローラ121へ出力されている。走行ローラ部
状態判別手段123は、例えば図8に示すようにパネル
処理解除装置91の近傍に配置された光電管や発光ダイ
オード、半導体レーザ等の投光部115とフォトダイオ
ードやフォトトランジスタ等の受光部116からなり、
解除装置本体95と対向する位置で静止しているパネル
保持部41の走行ローラ部84が下降してガイドレール
52と係合する位置にロックされているか、あるいはガ
イドレール52外へ抜けた位置にロックされているかを
判定することができる。すなわち、投光部115から出
射された光ビームが走行ローラ部84に遮られて受光部
116で検知されない場合には、走行ローラ部84がガ
イドレール52と係合可能となっていると判断する。コ
ントローラ121は、脱荷ポジションがパネルBを受入
れ可能な状態か否か判断し、可能であれば脱荷ポジショ
ンのパネル保持部41へパネル脱荷指令を出力する。こ
れに対し、脱荷ポジションにパネルBが滞留していたり
してパネル受け入れ不能な状態の場合には、パネル脱荷
指令が出力されず、パネル保持部41はパネルBを保持
したままで装荷ポジションへ移動する。また、コントロ
ーラ121は装荷ポジションのパネル保持部41へパネ
ル装荷指令を出力する。また、パネル処理解除装置91
のアクチュエータ100,103にはコントローラ12
1から制御信号が出力され、パネルが脱荷されていない
場合にはパネル処理解除装置91を駆動して当該パネル
保持部41のチルト角制御部61をガイドレール52か
ら解除し、あるいはガイドレール52から解除されてい
るチルト角制御部61をもとのように係合させる。
【0045】図12はパネル処理解除システムによりチ
ルト角制御部61を自動的にガイドレール52から解除
してチルト機構部22が動作しないようにしたり、チル
ト角制御部61をガイドレール52に戻してチルト機構
部22を動作可能にしたりするための手順を示すフロー
チャートである。なお、このフローチャートでは、パネ
ル処理解除装置91は脱荷ポジションに設置されてい
る。パネル処理工程を経た処理済みのパネルBを保持し
たパネル保持部41がパネル脱荷ポジションに到達する
と(S131,S132)、コントローラ121はパネ
ル脱荷ポジションがパネルBを受入れ可能な状態かどう
かを判定し、受入れ可能な場合にはパネル保持部41に
パネル脱荷指令を出力し、受入れ不可能な場合にはパネ
ル脱荷指令を出力しない(S133)。パネル脱荷指令
が出力された場合には、パネル保持部41はパネル脱荷
ポジションでパネルBを脱荷する(S134)。つい
で、パネルセンサ122からの信号によってパネルBが
パネル保持部41から脱荷できたかできるかどうか判定
する(S135)。パネルBが脱荷されたことが確認さ
れると、走行レール部状態判別手段123によってチル
ト機構部22が動作可能なように走行レール部84が下
降しているかどうか判定し(S136)、チルト機構部
22が動作可能な状態となっていれば、パネル保持部4
1を装荷ポジションへ移動させ、パネル保持部41が装
荷ポジションに到達したら(S138,S139)、コ
ントローラ121からパネル保持部41へパネル装荷指
令を出力し、パネルBを装荷させる(S140)。
【0046】これに対し、パネル脱荷ポジションでパネ
ル脱荷指令が出力されなかった場合(S133)には、
走行ローラ部状態判別手段123によってチルト機構部
22が動作可能なように走行レール部84が下降してい
るかどうか判定し(S141)、チルト機構部22が動
作可能な状態になっている場合には、パネル処理解除装
置91を駆動して走行用ローラ部84をガイドレール5
2から外してチルト機構部22を解除する(S14
2)。同様に、パネル脱荷指令が出力されたにも拘ら
ず、パネルBがパネル保持部41から脱荷されなかった
場合(S133,S134,S135)にも、走行ロー
ラ部状態判別手段123によって走行レール部84が下
降しているかどうか判定し(S141)、チルト機構部
22が動作可能な状態になっている場合には、パネル処
理解除装置91を駆動して走行用ローラ部84をガイド
レール52から外しチルト機構部22を解除する(S1
42)。
【0047】また、パネルBを脱荷できず、再度パネル
処理工程を経たパネル保持部41がパネル脱荷ポジショ
ンに到達すると、パネル保持部41はパネル脱荷ポジシ
ョンでパネルBを脱荷する(S131〜S135)。パ
ネルBを脱荷したパネル保持部41は、走行ローラ部状
態判別手段123によってチルト機構部22が動作可能
なように走行レール部84が下降しているかどうか判定
され(S136)、チルト機構部22が動作可能な状態
になっていない場合には、パネル処理解除装置91を駆
動して走行用ローラ部84をガイドレール52内へ戻し
てチルト機構部22を復帰させる(S137)。つい
で、パネル保持部41がパネル装荷ポジションに到達す
るとパネル装荷指令が出力され、パネルBをパネル保持
部41に装荷する(S138〜S140)。
【0048】なお、上記フローチャートでは、パネル処
理解除装置91は脱荷ポジションに設けていたが、パネ
ル処理解除装置91の設置位置に応じて上記フローチャ
ートを変更することは容易である。また、上記フローチ
ャートでは、パネル脱荷指令が出力されなかった場合
と、パネルセンサ122によってパネルBが脱荷されな
かったことを検出した場合とに、チルト機構部22を解
除しているが、いずれか一方だけを判断してチルト機構
部22を解除するようにしても差し支えない。
【0049】図4〜図6に示したチルト角制御部61で
は、走行ローラ部84を回転させてガイドレール52か
ら抜くようにしていたが、チルト角制御部61は走行ロ
ーラ部84を直線的に移動させてガイドレール52から
抜いたり、ガイドレール52内に挿入させたりするよう
にしてもよい。図13(a)(b)に示すものは別な構
造のチルト角制御部151を示す平面図及び正面であっ
て、固定ブロック62及び可動ブロック73に設けられ
ているロックピン68やカム溝82等の機構は図4〜図
6のチルト角制御部61の場合とほぼ同じであるが、固
定ブロック62に形成されているガイド部152には上
下スライド自在に昇降部材(移動体)153が保持され
ており、走行ローラ部84は昇降部材153の下端部に
設けられている。回転ブロック73の一部分には、ピニ
オンギア部154が形成されており、ピニオンギア部1
54は昇降部材153に設けられたラックギア部155
と噛み合っている。従って、回転ブロック73をパネル
処理解除装置91によって回転させると、ピニオンギア
部154とラックギア部155との噛み合いによって昇
降部材153が上下にスライドする。従って、回転ブロ
ック73を回転させて昇降部材153を上昇させると、
走行ローラ部84がガイドレール52から抜けてチルト
角制御部61が解除される。また、回転ブロック73を
回転させて昇降部材153を下降させると、走行ローラ
部84がガイドレール52内に挿入されてチルト角制御
部61が動作可能になる。
【0050】また、ガイドレール52は凹溝状のものに
限らず、図14に示すように突起状のガイドレール52
を用いてもよい。この場合には、回転ブロック73に設
けた一対の走行ローラ部84でガイドレール52を挟む
ようにすればよい。
【0051】また、ガイドレールは水平なレール板に設
けたものに限らない。例えば、特開昭53−36174
号公報に開示されているように垂直な壁面に設けたガイ
ドレールによりチルト角制御部を動かすようにしたもの
にも、本発明の構成を適用することは容易に行なえる。
【0052】
【発明の効果】本発明のパネル搬送装置によれば、パネ
ル保持部が脱荷ポジションでパネルを脱荷することがで
きなかった場合にはチルト機構部を解除することができ
るので、例えば真下を向いた処理されない状態でパネル
処理工程を搬送される。このため処理済みのパネルが再
度処理されるのを避けることができ、再び脱荷ポジショ
ンに達した時にパネル保持部から脱荷して搬出すれば、
良品として送り出すことができる。従って、従来のよう
にパネルの良品率を向上させることができる。さらに、
パネル搬送装置の耐久性も向上させることができる。
【0053】また、本発明のパネル処理解除装置によれ
ば、パネル搬送装置のチルト角制御部と接続してチルト
角制御部を動かすことができるので、パネルが脱荷され
なかった場合にチルト角制御部をガイドレールから解除
する作業や、チルト角制御部をもとのようにガイドレー
ルと係合させる作業を自動化することができる。よっ
て、チルト角制御部の切替作業を機械化でき、切替作業
の安全性を図ると共に省力化することができる。
【0054】また、本発明のパネル処理解除システムに
よれば、パネル脱荷位置でパネル脱荷指令が出力された
か否か判断し、パネル脱荷指令が出力されなかった場合
には自動的にチルト角制御部をガイドレールから解除す
ることができる。
【0055】また、本発明の別なパネル処理解除システ
ムによれば、パネル保持部がパネルを脱荷できなかった
場合には、それを検出し、自動的にチルト角制御部をガ
イドレールから解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるパネル搬送装置を示す
一部破断した正面図である。
【図2】図1のX部拡大図である。
【図3】パネル保持部を前方へ回転させた状態における
図2のY−Y線断面図である。
【図4】同上のチルト角制御部の構造を示す分解斜視図
である。
【図5】同上のチルト角制御部の縦断面図である。
【図6】同上のチルト角制御部の水平断面図である。
【図7】(a)(b)はチルト角制御部をガイドレール
に係合している状態と解除されている状態を示す説明図
である。
【図8】パネル処理解除装置の一部破断した側面図であ
る。
【図9】(a)(b)はパネル処理解除装置の動作を示
す正面図である。
【図10】パネル処理解除装置によりチルト角制御部を
切り替える動作を示す水平断面図である。
【図11】本発明のパネル処理解除システムの構成を示
す概略ブロック図である。
【図12】同上の動作手順を示すフロー図である。
【図13】(a)(b)本発明の別な実施例によるチル
ト角制御部の構造を示す平面図及び正面図である。
【図14】本発明のさらに別な実施例によるチルト角制
御部とガイドレールの構造を示す概略図である。
【符号の説明】
A パネル搬送装置 B パネル 22 チルト機構部 25 ピニオンギア 26 駆動軸 30 ラックギア 41 パネル保持部 52 ガイドレール 61 チルト角制御部 62 固定ブロック 68 ロックピン 72 カムピン 73 回転ブロック 82 カム溝 84 走行ローラ部 91 パネル処理解除装置 95 解除装置本体 96 移動テーブル 112 切替用治具 113 プッシュピン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルを保持するパネル保持部と、パネ
    ル保持部に保持されたパネルを傾動させるチルト機構部
    と、閉じた移動経路に沿って移動するパネル保持部の移
    動方向と交差する方向に変位してチルト機構部を動作さ
    せるチルト角制御部と、チルト角制御部を移動可能に係
    合されたガイドレールとを備え、パネル保持部の移動に
    伴ってガイドレールでチルト角制御部を変位させ、チル
    ト機構部でパネルのチルト角を制御するようにしたパネ
    ル搬送装置において、 前記チルト角制御部を前記ガイドレールから解除可能に
    したことを特徴とするパネル搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記チルト角制御部が前記ガイドレール
    に沿って移動するようチルト角制御部の少なくとも一部
    が凹溝状のガイドレール内に挿入されており、チルト角
    制御部の当該挿入部分をガイドレール外へ移動させるこ
    とによってガイドレールから解除可能にしたことを特徴
    とする請求項1に記載のパネル搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記チルト角制御部は回転可能な回動体
    を備え、回動体に設けた係合部を前記ガイドレール内に
    挿入されており、この回動体を回転させることによって
    係合部をガイドレール外へ移動させるようにしたことを
    特徴とする請求項2に記載のパネル搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記チルト角制御部はチルト角制御部の
    変位方向と直交する方向へ移動可能な移動体を備え、移
    動体に設けた係合部を前記ガイドレール内に挿入されて
    おり、この移動体を移動させることによって係合部をガ
    イドレール外へ移動させるようにしたことを特徴とする
    請求項2に記載のパネル搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記チルト角制御部を前記ガイドレール
    から解除した状態においては、前記パネル保持部に保持
    されたパネルが真下を向くようにしたことを特徴とする
    請求項1,2,3又は4に記載のパネル搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5に記載のパ
    ネル搬送装置のチルト角制御部と接続脱離自在な切替操
    作部と、切替操作部を駆動するための駆動機構とを備
    え、チルト角制御部と接続された切替操作部を駆動する
    ことによりチルト角制御部をガイドレールから解除さ
    せ、あるいはチルト角制御部をガイドレールに係合させ
    るようにしたパネル処理解除装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のパネル処理解除装置に
    より請求項1,2,3,4又は5に記載のパネル搬送装
    置のチルト角制御部をガイドレールから解除させるため
    のパネル処理解除システムであって、 パネル脱荷位置でパネル保持部にパネル脱荷指令が出力
    されたか否か判断し、パネル脱荷指令が出力されていな
    い場合には、当該パネル保持部に関連するチルト角制御
    部をガイドレールから解除させるようにしたパネル処理
    解除システム。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のパネル処理解除装置に
    より請求項1,2,3,4又は5に記載のパネル搬送装
    置のチルト角制御部をガイドレールから解除させるため
    のパネル処理解除システムであって、 パネル保持部がパネルを保持しているか否か検出する手
    段を備え、パネル脱荷タイミング後にパネル保持部がパ
    ネルを保持している場合には、当該パネル保持部に関連
    するチルト角制御部をガイドレールから解除させるよう
    にしたパネル処理解除システム。
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