JPH08106492A - 旅行計画支援システム - Google Patents

旅行計画支援システム

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JPH08106492A
JPH08106492A JP24359094A JP24359094A JPH08106492A JP H08106492 A JPH08106492 A JP H08106492A JP 24359094 A JP24359094 A JP 24359094A JP 24359094 A JP24359094 A JP 24359094A JP H08106492 A JPH08106492 A JP H08106492A
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JP
Japan
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time
travel
date
facility
section
Prior art date
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JP24359094A
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English (en)
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Takumi Kawamura
巧 川村
Kazunari Sakai
一成 酒井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】道路交通状況に依存する目的地への到着日時と
旅行施設の利用可能日時とを整合させるような旅行計画
支援システムを提供する。 【構成】利用者が旅行の出発地点、目的地点、出発予定
日時、目的の旅行施設などのリクエスト条件を入力する
と、システムは予定走行経路と各道路区間の走行所要時
間とから到着予定日時を算出する。次にシステムはこの
到着予定日時に基づいて目的の施設が利用可能か否かを
判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車旅行の旅行計画
を支援するシステムに係わり、特に道路交通状況に依存
する目的地への到着日時と旅行施設の利用可能日時とを
整合させるような旅行計画支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車を使った旅行の走行計画を
事前に立案する場合は、渋滞予測情報、出発日時/到着
日時、旅行先の予約状況等から人間が判断し、立案する
場合がほとんどであった。出発日時/到着日時について
は、電子情報通信学会RTA−89−19「出発時刻予
測システム」があるが、これは道路交通状況を考慮して
道路走行に要する時間を算出するものである。また施設
案内/予約状況については、すでに旅行施設の予約シス
テムとして実用化されている。
【0003】一方、自動車走行中のリアルタイムな道路
交通情報および道路交通状況を提供するものとしては、
特開平4−17098号公報「交通流分散システム」、
特開平4−38599号公報「道路交通情報提供システ
ム」等が知られているが、これも道路走行のみを対象と
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、それ
ぞれ独立したシステムとして機能するが、道路交通状況
に依存する目的地への到着日時と旅行施設の利用可能日
時とのマッチングをとり、利用者にとって一貫して旅行
計画を支援するシステムではなかった。
【0005】本発明は、この課題を解決することを目的
とし、道路走行時間に基づく目的地への到着日時と旅行
施設の利用可能日時とを整合させるようなシステムを提
供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下旅行施設とは、宿泊
施設、ゴルフ場、遊覧船など旅行目的となる何らかの施
設を言う。これらの旅行施設は、あらかじめ利用開始日
時又は利用開始時刻が設定されているものが多く、多く
は予約が必要である。本発明は、道路区間の走行所要時
間を参照して経由する道路区間の走行所要時間をすべて
積み上げることにより、与えられた出発予定日時から到
着予定日時を求め、目的の旅行施設がこの到着予定日時
より遅くて最早の日時に利用可能かどうか判定するよう
にしたものである。ただし過去パターン情報を参照し、
過去に経由する道路区間の該当する時刻に渋滞等による
遅延があればこの過去データを考慮に入れて走行所要時
間を補正する。また本発明は、与えられた旅行施設の利
用希望日時から該旅行施設が利用可能か否か判定し、利
用可能であればその利用希望日時を基にして上記とは逆
に目的地点から出発地点まで経由する道路区間の走行所
要時間を積み上げて出発推奨日時を算出するようにした
ものである。
【0007】
【作用】求められた到着予定日時と旅行施設の最早の利
用可能日時との間が空き過ぎる場合には、所定の余裕時
間をとってこの到着予定日時を修正し、再び各道路区間
の走行所要時間を参照することにより、経由する道路区
間を逆にたどって道路区間の走行所要時間を積み上げ、
出発推奨日時を算出することができる。また目的の施設
が最早の日時に利用不可能であっても一つ前又は一つ後
の利用開始日時に利用可能であれば、とりあえずこの利
用開始日時を基にして到着予定日時を修正し、上記の処
理手順によって出発推奨日時を算出することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0009】図1は、旅行計画支援システムのシステム
構成の一例を示す図である。1はセンタ装置であり、中
央の計算機である。2は旅行計画支援処理部であり、計
算機の演算処理装置と記憶装置に格納されるプログラム
によって実現できる。3は旅行計画支援処理部2によっ
てアクセスされ、旅行計画立案のための総合的な情報を
格納するデータベースであり、磁気ディスク記憶装置等
の記憶装置によって実現できる。4はセンタ装置1に接
続され、データベース3を作成し更新する情報を外部か
ら与えるための情報提供システムである。5はセンタ装
置1に接続され、旅行施設に関する情報をセンタ装置1
に与えるとともに施設の予約を行う外部の施設予約シス
テムである。6はセンタ装置1に接続され、端末として
機能する入出力装置である。
【0010】図2は、旅行計画支援システムの他のシス
テム構成例を示す図であり、スタンドアロン構成の例を
示すものである。7は機能的に旅行計画支援処理部2、
データベース3及び入出力装置6の機能を有し、情報提
供システム4及び施設予約システム5と接続される端末
装置であり、ワークステーション、パソコン等によって
実現できる。なお図1及び図2では、本発明に直接関係
しないオペレーティングシステムなどの制御プログラム
や他の装置/システムと通信を行うための通信制御装置
などを省略している。
【0011】旅行計画支援システムの概略動作を説明す
ると、旅行計画支援処理部2は情報提供システム4から
道路に関する情報及び施設の案内情報を入力し、データ
ベース3に格納するとともに、必要に応じて情報提供シ
ステム4から最新の情報を入力し、データベース3に格
納されたデータを更新する。旅行計画支援処理部2は、
入出力装置6から出発地点、出発予定日時、目的旅行施
設などの情報を伴って旅行計画支援の要求を受けたと
き、データベース3を検索して目的施設への到着予定日
時を計算するとともに、外部の施設予約システム5に対
して目的施設の利用状況を問い合わせる。これらの処理
を終えた後、旅行計画支援処理部2は、入出力装置6に
対し出発推奨日時、到着予定日時、施設の利用状況など
を報告する。
【0012】図3〜図6は、データベース3に格納され
たデータのデータ構成を示す図である。
【0013】図3は、道路のある区間について車の渋滞
を考慮した所要時間についての過去の統計から得られた
過去パターン情報である。旅行のために自動車によって
経由する道路はいくつかの区間に区切られている。区間
識別番号11は、道路とその区間を識別する識別子であ
る。区間識別番号11の下1桁が1か0かによって当該
区間の上りか下りかを区別する。各区間ごとの過去パタ
ーン情報は、事象が発生する月日と曜日についての情報
11と渋滞による所要時間についての情報10とから構
成される。情報10は情報12すなわち月/日/曜日の
組み合わせごとにそれぞれ設定される。情報10は1日
分の情報であり、一定時間間隔ごとに各時刻の情報をも
っている。たとえば時刻tにおける渋滞13、気象14
及び時間15、時刻t+1における渋滞13、気象14
及び時間15などである。渋滞13は車の渋滞を長さ
(m)で表現したものである。気象14は雨、雪などに
よる遅れを時間(分)で表現したものである。時間15
は当該時刻において、渋滞13及び気象14を考慮に入
れた区間通行の所要時間を設定する。
【0014】図4は、将来の特別な事象の発生予定につ
いての情報である。区間識別番号11は図3の過去パタ
ーン情報中の区間識別番号11と同じである。事象発生
予定20は当該区間について事象ごとに設けられる。事
象とは、例えば道路工事、お祭など道路の通行を規制す
るようなイベントを言う。開始予定月日時刻21は、事
象の開始予定である月/日/時刻の組み合わせである。
終了予定月日時刻22は、事象の終了予定である月/日
/時刻の組み合わせである。事象23は、事象の種別を
表す識別子である。規制内容24は、全面通行止、片側
通行など道路規制の範囲を示す識別子である。
【0015】図5は、道路に関する固定情報である。区
間識別番号11は図3の過去パターン情報中の区間識別
番号11と同じである。接続区間30は、当該区間の両
端に接続される道路区間の区間識別番号11を設定す
る。接続区間30中の区間識別番号11は接続される区
間の数だけ設けられる。例えば当該区間の一端に2つの
区間が接続され、他端に3つの区間が接続されるとすれ
ば、接続される区間の数は5である。区間長32は区間
の長さ(m)、平均旅行時間33は渋滞や特別な事象が
ない場合の当該区間の通行に要する時間である。通行閉
鎖開始月日曜日時刻34は冬期の雪などにより当該区間
を閉鎖する場合の開始の月/日/曜日/時刻、通行閉鎖
解除月日曜日時刻35は同閉鎖を解除する月/日/曜日
/時刻である。通行料金36は、当該区間の通行に通行
料が必要であればその料金である。隣接休息施設識別番
号37は、当該区間に隣接する休息施設があればその識
別子が設定される。隣接旅行施設識別番号38は、当該
区間に隣接する宿泊施設、ゴルフ場、空港などの旅行目
的となる施設があればその識別子が設定される。識別番
号37及び38は存在する数だけ複数個設定され得る。
主要地点名称39は、当該区間中の主要な地点の名称で
あり、例えば交差点の名称等が設定される。路線名称4
0は、当該区間を含む路線の名称である。
【0016】図6は施設の案内情報である。隣接休息施
設識別番号37又は隣接旅行施設識別番号38は、図5
の固定情報中のものと同じである。施設案内52は案内
情報の内容である。
【0017】なお図示しないが、データベース3には上
記の他に主な目的施設の利用可能日時あるいは利用不可
能日時についての情報を保有してもよい。例えば宿泊施
設の利用できない日、遊覧船の時刻表などである。また
はデータベース3上には保有せず、必要な都度センタ装
置1又は端末装置7から施設予約システム5に利用可能
日時あるいは利用不可能日時を問い合わせるようにして
もよい。
【0018】図7は、旅行計画支援処理部2の処理の流
れを示すフローチャートであり、出発日時を優先させる
第1の実施例を示す図である。出発日時を優先させると
は、グループ旅行など全員が集合する都合上出発日時を
重視するケースである。利用者は、出発地点、目的地
点、出発予定日時、目的の施設及びその他の条件から成
るリクエスト条件を入出力装置6から入力する(ステッ
プ61)。その他の条件とは、特定の道路を必ず通るこ
と、特定の地点で指定した時間だけ休憩をとることなど
である。
【0019】旅行計画支援処理部2は、入力された出発
地点、目的地点及びその他の条件から予定走行経路を決
定する(ステップ62)。予定走行経路の決定は、例え
ば電子情報通信学会RTA−89−19「出発時刻予測
システムの開発」に記載のように利用者は出発地と目的
地をメニュー上の候補から選択し、システムは選択され
た出発地と目的地とを結ぶような経路選択地図を表示
し、利用者が表示画面上で順次経路を選択するような方
式が現実的である。このような方式によれば、利用者が
指定した道路は必然的に選択される。道路が選択されれ
ば路線名称40をキーにしてデータベース3を検索して
対象とする道路区間がすべて抽出できる。次に旅行計画
支援処理部2は、データベース3上の情報を検索し、目
的地点への到着日時を計算する(ステップ63)。計算
方法は基本的には選択された道路の路線名称40と主要
地点名称39をキーにしてデータベース3上の固定情報
を検索し、当該道路上で指定された2つの地点の間にあ
る区間をすべて読み込み、平均旅行時間33をすべて合
計すれば当該道路を通行するに要する所要時間が算出さ
れ、経路となるすべての道路の所要時間を出発予定日時
に加えると到着日時が得られる。ただし各区間について
データベース3上の過去パターン情報を参照して、当該
時刻において過去に渋滞や気象のために遅延し、時間1
5だけの時間がかかるならば当該区間の平均旅行時間3
3を時間15によって修正しなければならない。このよ
うにして出発地点から始まり各区間の平均旅行時間33
を当該月日/曜日/時刻の時間15で補正しながら所要
時間を累計すれば補正された到着日時を得ることができ
る。また旅行計画支援処理部2は、当該日時の当該区間
において通行閉鎖開始月日曜日時刻34及び通行閉鎖解
除月日曜日時刻35を参照し、当該区間が通行閉鎖にな
っていないかチェックする。通行閉鎖になっていれば、
旅行計画支援処理部2は利用者に通知し、経路を変更す
るか出発予定日時を変更するなどの選択を促す。また旅
行計画支援処理部2は当該日時の当該区間において将来
予定情報の開始予定月日時刻21及び終了予定月日時刻
22を参照し、イベントが発生していないかチェックす
る。イベントが発生していれば、旅行計画支援処理部2
は利用者に通知し、経路を変更するか出発予定日時を変
更するなどの選択を促す。なお利用者が特定の地点で休
憩をとることを指定した場合には、その地点で指定され
た時間だけ時刻を進めることは勿論である。
【0020】次に旅行計画支援処理部2は、目的地点へ
の到着日時を基にして時系列的にそれより遅くて最も早
い目的施設の利用可能日時をデータベース3上で検索す
るか、あるいは施設予約システム5へ問い合わせる。い
ずれにしてもその利用可能日時に目的施設を予約可能か
どうかは施設予約システム5へ問い合わせる(ステップ
64)。目的施設が利用可能でないかあるいは予約でき
ない場合(ステップ65NO)には、その目的施設の利
用日時を1つ前又は1つ後の日時に変更する(ステップ
66)。例えば宿泊施設であれば1日前又は1日後、遊
覧船の時刻表であればその当日の1つ前の出航時刻又は
1つ後の出航時刻である。そして変更した日時について
再び目的施設を予約可能かどうかを施設予約システム5
に問い合わせる(ステップ68)。その結果目的施設が
予約可能であれば(ステップ68YES)、その利用可
能日時の前に所定時間の余裕をとった日時を到着日時と
考えて出発予定日時を計算する(ステップ69)。すで
にステップ63で通過する道路区間が上り/下りの方向
を含めて定まっているので、目的地点に近い方の区間か
ら始まって到着日時から次々と各区間の平均旅行時間3
3を引いていけば出発予定日時が得られる。ただし各区
間についてデータベース3上の過去パターン情報を参照
して渋滞や気象のための遅延があれば、当該区間の平均
旅行時間33を時間15によって修正しなければならな
い。すなわち時刻とその時刻に対応する時間15とを加
えた時刻がほぼ当該区間の終端の到着時刻になるような
時間15があれば、平均旅行時間33の代わりにこの時
間15を採用する。またステップ63の処理と同様に当
該日時の当該区間における通行閉鎖開始月日曜日時刻3
4及び通行閉鎖解除月日曜日時刻35をチェックし、開
始予定月日時刻21及び終了予定月日時刻22をチェッ
クする。なお目的地点への到着日時とそれより遅くて最
も早い目的施設の利用可能日時との間が所定の余裕時間
より長い場合には、余裕時間により到着日時を修正し、
ステップ69の計算方法によって出発推奨日時を計算す
ればよい。
【0021】最後に旅行計画支援処理部2は、上記の計
算結果を入出力装置6へ報告する(ステップ70)。ス
テップ65YES又はステップ69から続く場合には、
出発推奨日時、到着予定日時及び施設の利用開始日時を
報告する。ステップ68NOから続く場合には、到着予
定日時及び施設が利用不可能なこととその開始日時を入
出力装置6を介して利用者に報告する。また旅行計画支
援処理部2は、データベース3を参照することにより、
適宜通過区間に隣接する旅行施設や休息施設の施設案内
52を取り込み、入出力装置6へ送付することができ
る。この後利用者は旅行計画支援処理部2を経由して施
設予約システム5に対して目的施設の予約をすることが
できる。
【0022】図8は旅行計画支援処理部2の処理の流れ
を示すフローチャートであり、目的施設の利用希望日時
を優先させる第2の実施例を示す図である。利用者は、
出発地点、目的地点、目的の施設、施設利用希望日時及
びその他の条件から成るリクエスト条件を入出力装置6
から入力する(ステップ71)。その他の条件とは、第
1の実施例の場合と同様である。ステップ72、73、
74、75及び76はそれぞれ上記のステップ64、6
5、66、67及び68と同じ処理を行う。ステップ7
3でYESの場合及びステップ76でYESの場合は、
予定走行経路を決定する(ステップ77)。ステップ7
7の処理は上記ステップ62の処理と同じである。次に
ステップ78の処理を行うが、これは上記ステップ69
の処理と同じである。最後に旅行計画支援処理部2は、
上記の計算結果を入出力装置6へ報告する(ステップ7
0)。ステップ73YES又はステップ76YESから
続く場合には、出発推奨日時、到着予定日時及び施設の
利用開始日時を報告する。ステップ76NOから続く場
合には、施設が利用不可能なことを報告する。施設案内
52の送付や目的施設の予約については、第1の実施例
と同じである。
【0023】図9は、旅行計画支援処理部2の処理の流
れを示すフローチャートであり、利用者が目的の施設ま
で特定できず××方面という漠然とした指定しかできな
い場合である第3の実施例を示す図である。利用者は、
出発地点、出発予定日時、××方面に相当する地域の名
称、施設の種別、施設利用のための予算額及びその他の
条件から成るリクエスト条件を入出力装置6から入力す
る(ステップ81)。地域の名称については、メニュー
方式にして多くの候補地の中から利用者に選択させるよ
うにするとよい。
【0024】図10は、データベース3に格納された地
域名称と道路の区間識別番号11との対応を示す図であ
る。一般には1つの地域名称に対して複数の区間識別番
号11が対応する。
【0025】図9のフローチャートに戻って、旅行計画
支援処理部2は利用者によって選択された地域名称に基
づいてデータベース3を検索し、対応する区間識別番号
11を得てからデータベース3上の固定情報を検索して
これらの区間識別番号11の隣接旅行施設識別番号38
のうち利用者の指定する施設種別に合致するものを抽出
する(ステップ82)。次に得られた施設候補について
予定走行経路を決定する(ステップ83)。その方式は
基本的にはステップ62と同じであるが、目的地の近く
では施設候補が隣接する道路区間によって2つ以上の経
路が生じ得る。次にそれぞれの経路について到着日時を
算出する(ステップ84)。その方式はステップ63と
同じである。次に施設候補の1つ1つについて施設予約
システム5へ予約状況を問い合わせる(ステップ8
5)。次に施設利用可能か否かを判定する(ステップ8
6)が、施設利用のための予算額の条件に合致しないも
のはステップ85の段階で候補から除外する。ステップ
87、88及び89はそれぞれステップ66、67及び
68と同じである。利用可能な施設があれば、その施設
の情報を保存し、次の施設候補の利用状況を問い合わせ
る。なお宿泊施設のように利用開始時刻が1日ごとのも
のは、到着日を優先させる。すなわちステップ87及び
88を省略してよい。施設候補が尽きたとき(ステップ
91YES)、走行経路ごとに出発予定日時を算出する
(ステップ92)。その方法はステップ69と同じであ
る。最後に旅行計画支援処理部2は、施設利用可能性、
利用可能な施設候補についての名称、利用開始日時及び
料金、出発推奨日時、到着予定日時などを入出力装置6
を介して利用者に報告する(ステップ93)。この後利
用者は旅行計画支援処理部2を経由して施設予約システ
ム5に対して選択した施設の予約をすることができる。
【0026】図11は、過去パターン情報を作成する手
順を示す図である。対象とする日の任意の時刻である時
刻tに収集された交通情報101、気象情報102及び
旅行時間103は、過去パターン情報104の該当する
区間の時刻tの渋滞13、気象14及び時間15にそれ
ぞれ設定される。また時刻tより経過した時刻t+1に
収集された交通情報106、気象情報107及び旅行時
間108は、過去パターン情報104の当該区間の時刻
t+1の渋滞13、気象14及び時間15にそれぞれ設
定される。このようにして1日分のデータが設定された
〇月〇日の過去パターン113が作成される。次に数年
分の過去パターンデータ110と〇月〇日の過去パター
ン113について重回帰分析等の分析処理111を行
い、対象とする日以降1年間のデータ112が作成され
る。図3に示す過去パターン情報は、このようにして作
成されるとともに将来の過去パターン情報は1日ごとに
常に更新される。
【0027】図12は、重回帰分析による過去パターン
情報の作成処理について説明する図である。たとえば今
日の日付けが××月××日であれば、当日のデータを
「××月××日の過去パターン」121としてデータを
入力する。次に過去データ数年分のデータ122を入力
する。重回帰分析処理へ入力される詳細項目は、渋滞1
3においては事象内容、規制内容及び渋滞長であり、気
象14においては、天候、路面状況、気温、路面温度、
雨量、積雪量、風向、風力及び視界であり、時間15に
おいては旅行時間である。これらの項目を用いて重回帰
分析等の統計分析手法により、時刻tにおける過去パタ
ーン情報124を明日以降1年間について作成する。な
おこの過去パターン情報124は、時刻tについてのデ
ータであり、これらのデータを区間、日毎にマージして
区間、月日毎に1レコードとなる過去パターン情報11
2を作成する。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、道路走行時間に基づく
目的地への到着日時と旅行施設の利用可能日時とのマッ
チングをとって一貫した旅行計画支援システムを提供す
るので、目的地への到着日時に合わせて施設の利用可能
日時を決定し、また逆に施設の利用可能日時に合わせて
出発推奨日時を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】センタ管理型のシステム構成例を示す図であ
る。
【図2】スタンドアロン型のシステム構成例を示す図で
ある。
【図3】過去パターン情報のデータ構成例を示す図であ
る。
【図4】将来予定情報のデータ構成例を示す図である。
【図5】固定情報のデータ構成例を示す図である。
【図6】施設案内情報のデータ構成例を示す図である。
【図7】第1の実施例の処理の流れを示す図である。
【図8】第2の実施例の処理の流れを示す図である。
【図9】第3の実施例の処理の流れを示す図である。
【図10】地域名称と区間とを対応付ける情報のデータ
構成例を示す図である。
【図11】統計的過去パターン情報を作成する手順を説
明する図である。
【図12】重回帰分析による過去パターン情報の作成手
順を説明する図である。
【符号の説明】
2……旅行計画支援処理部、3……データベース、5…
…施設予約システム6……入出力装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車旅行計画を支援するシステムであっ
    て、各道路区間について車の渋滞及び気象状況を考慮し
    た走行所要時間を記憶する手段と、与えられた旅行の出
    発予定日時及び経由する道路区間の情報に基づいて該走
    行所要時間を積み上げて到着予定日時を算出する手段
    と、与えられた目的の旅行施設に基づいて該到着予定日
    時より遅く時系列的に最早の利用開始日時に該旅行施設
    が利用可能か否かを判定する手段と、該判定結果を出力
    する手段とを有することを特徴とする旅行計画支援シス
    テム。
  2. 【請求項2】自動車旅行計画を支援するシステムであっ
    て、各道路区間について車の渋滞及び気象状況を考慮し
    た走行所要時間を記憶する手段と、与えられた目的の旅
    行施設の利用希望日時に基づいて該旅行施設が利用可能
    か否かを判定する手段と、該判定手段の結果が利用可能
    である場合に該利用希望日時に基づいて該走行所要時間
    を積み上げて出発推奨日時を算出する手段と、算出した
    結果を出力する手段とを有することを特徴とする旅行計
    画支援システム。
  3. 【請求項3】該走行所要時間は、対象とする区間及び時
    刻の走行所要時間の実測値と過去の同区間及び同時刻の
    走行所要時間とについて重回帰分析処理をすることによ
    り得られたものであることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の旅行計画支援システム。
JP24359094A 1994-10-07 1994-10-07 旅行計画支援システム Pending JPH08106492A (ja)

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