JPH08106275A - マルチウインドウ表示方法 - Google Patents

マルチウインドウ表示方法

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Publication number
JPH08106275A
JPH08106275A JP6242920A JP24292094A JPH08106275A JP H08106275 A JPH08106275 A JP H08106275A JP 6242920 A JP6242920 A JP 6242920A JP 24292094 A JP24292094 A JP 24292094A JP H08106275 A JPH08106275 A JP H08106275A
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JP
Japan
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image
window
written
memory
display
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Pending
Application number
JP6242920A
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English (en)
Inventor
Isamu Gunji
勇 郡司
Mari Tamura
真理 田村
Yukio Ito
幸雄 伊藤
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の画像を順次選択して画像表示装置の1
画面に同時表示するマルチウインドウ表示方法におい
て、面倒な操作をせずに各々が重ならない位置に画像表
示可能で、所望のウインドウの全体像を容易に観察可能
とする。 【構成】 画像表示中のウインドウの位置情報を画像の
表示用メモリとは別の参照用メモリに書き込み、新たに
記憶手段から読み出した画像を表示用メモリに書き込む
とき、参照用メモリに既に書き込まれているウインドウ
位置情報を読み込み、新たな画像を表示するウインドウ
の表示用メモリへの書込み予定位置が、既に画像が書き
込まれているウインドウ位置と重なる部分がある場合に
は、既に画像が書き込まれているウインドウ位置を前記
書込み予定位置から外れた所定位置に変更してその位置
に画像を再書込みした後、その表示用メモリを読み込ん
で各々の画像を各ウインドウにて同時表示する(101
〜113)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば医用画像ワーク
ステーション等において、表示したい複数の医用画像を
順次選択してその画像表示装置の1画面に同時表示する
マルチウインドウ表示方法に係り、特に選択した複数の
医用画像を整列して相互に重ならずにマルチ表示可能の
マルチウインドウ表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチウインドウ表示方法は、例
えば医用画像ワークステーションにおいて、表示したい
医用画像を複数選択してその画像表示装置の1画面に同
時表示する場合、医用画像を表示した複数のウインドウ
を少しずつ位置をずらしながら順次重ねて表示し、その
中から最も見たい医用画像を表示したウインドウを画面
内の見やすい位置にマウス等を使って移動して表示し、
その全体像を観察するというものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
では、複数の画像を表示する各々のウインドウが重なり
合っており、ある1つのウインドウの全体像を観察する
には見ずらく、また見やすくするためには複数のウイン
ドウを表示した後に、所望の画像のウインドウを見やす
い位置に移動させるという面倒な操作手順をとらなけれ
ばならいという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、複数の画像を画像表示装
置の1画面に同時表示するに際して、面倒な操作をする
ことなく各々が重ならない位置に画像表示でき、所望の
ウインドウの全体像を容易に観察することのできるマル
チウインドウ表示方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数の画像
を順次選択して画像表示装置の1画面に同時表示するマ
ルチウインドウ表示方法において、表示すべき複数の画
像を書き込む表示用メモリとは別の参照用メモリを用
い、画像表示中のウインドウの位置を表わすウインドウ
位置情報をその参照用メモリに書き込み、新たに記憶手
段から読み出した画像を表示用メモリに書き込むとき、
前記参照用メモリに既に書き込まれているウインドウ位
置情報を読み込み、新たな画像を表示するウインドウの
表示用メモリへの書込み予定位置が、既に画像が書き込
まれているウインドウ位置と重なる部分がある場合に
は、既に画像が書き込まれているウインドウ位置を前記
書込み予定位置から外れた所定位置に変更してその位置
に画像を再書込みした後、その表示用メモリを読み込ん
で各々の画像を各ウインドウにて同時表示することによ
り達成される。
【0006】
【作用】参照用メモリは、表示すべき複数の画像を書き
込む表示用メモリとは別に用意される。この参照用メモ
リには画像表示中のウインドウの位置を表わすウインド
ウ位置情報が書き込まれ、また、新たに記憶手段から読
み出した画像が表示用メモリに書き込まれるとき、この
参照用メモリに既に書き込まれているウインドウ位置情
報が読み込まれる。そして、新たな画像が表示されるウ
インドウの表示用メモリへの書込み予定位置が、既に画
像が書き込まれているウインドウ位置と重なる部分があ
る場合には、既に画像が書き込まれているウインドウ位
置を前記書込み予定位置から外れた所定位置に変更して
その位置に画像を再書込みする。そして、その後に、表
示用メモリを読み込んで各々の画像を各ウインドウにて
同時表示する。
【0007】これにより、複数の画像が重なりなく同時
表示されることになるもので、複数の画像を画像表示装
置の1画面に同時表示するに際して、面倒な操作をする
ことなく各々が重ならない位置に表示し、所望のウイン
ドウの全体像を容易に観察できるようにするとの本発明
の目的が達成される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図4〜図6は本発明によるマルチウインドウ表示
方法の第1実施例の概要を説明するための図で、まず、
この図4〜図6を参照して本発明方法の第1実施例の概
要について説明する。
【0009】図4〜図6において、表示用メモリ3は、
図示しない画像表示装置の画面に表示するためのデータ
を一時的に記憶するメモリである。参照用メモリ8は、
画像表示中のウインドウの位置を表わすウインドウ位置
情報とそのウインドウに表示している画像の優先度を表
わす優先度データとを書き込むメモリである。
【0010】表示用メモリ3と参照用メモリ8は、同一
サイズであり、またその座標も一対一対応となってい
る。そして、表示用メモリ3に画像データIや画像選択
用ウインドウデータSを書き込むことで、画像表示装置
の画面に画像Iや画像選択用ウインドウ16が表示され
る。
【0011】画像選択用メモリ14は、画像ID(画像
記録時のファイル名等)、画像作成日、画像種類、画像
枚数等の画像属性情報を格納しておくメモリで、その格
納内容のうちすくなくとも各画像IDは画像選択用ウイ
ンドウデータSとして常に表示用メモリ3に書き込ま
れ、位置を固定した状態で図示しない画像表示装置の画
面に表示される画像選択用ウインドウ16上に表示され
る。画像メモリ15は、1番目の画像データI1、2番
目の画像データI2、3番目の画像データI3、…のよう
に複数の画像データを格納しているメモリである。
【0012】ここでは、まず画像選択用メモリ14から
画像選択用ウインドウデータSを表示用メモリ3に書き
込んで画像表示装置の画面に表示し、表示された画像選
択用ウインドウ16からマウス(図示せず)で所望の画
像ID、例えば2枚の画像ID(ID1,ID2)を選
択し、その画像IDに対応する画像データI1,I2のデ
ータが、前記選択順に優先順位P(x)(xは優先順位を表
わす数字(x=1,2,3,…)であり、この数字が大きいほ
ど優先度が高い)を参照用メモリ8に付しつつ表示用メ
モリ3に書き込まれ、画像表示装置の画面に画像Iとし
て表示される例を示す。
【0013】すなわち、まず画像選択用メモリ14から
画像選択用ウインドウデータSを表示用メモリ3に書き
込んで、画像選択用ウインドウ16の四隅の位置を(0,
0)、(x1,0)、(0,y1)、(x1,y1)に固定し、移動先の点T
を(X,Y)に設定する。次に、表示された画像選択用ウイ
ンドウ16中の画像ID1なる表示部分を、マウスの操
作で移動される矢印S11で指し示すと共にマウスをク
リックすることにより、画像ID1を選択すると、画像
メモリ15から画像データI1が読み出され、表示用メ
モリ3の中央近傍位置、例えば四隅を(x2,y2)、(x3,y
3)、(x4,y4)、(x5,y5)とした位置に書き込まれると共
に、表示用メモリ3上の画像データI1の前記書込み位
置(x2,y2)、(x3,y3)、(x4,y4)、(x5,y5)とその画像デー
タI1の優先順位P(1)が参照用メモリ8に書き込まれ
る。その後、表示用メモリ3上の画像データI1が読み
込まれ、画像表示装置の画面に画像表示される。
【0014】続いて、画像ID1の場合と同様にして画
像選択用ウインドウ16から画像ID2を選択すると、
既に表示用メモリ3に書き込まれている画像データが消
去された後、画像メモリ15から画像データI2が読み
出されて表示用メモリ3の中央近傍位置、例えば四隅を
(x6,y6)、(x7,y7)、(x8,y8)、(x9,y9)とした位置に書き
込まれると共に、その画像データの書込み位置と参照用
メモリ8に書き込まれている位置情報とが比較される。
【0015】この比較において、相互に重なる部分があ
るときは、参照用メモリ8に書かれた画像データI1
位置情報が、予め設定された移動先の点Tと最も近い点
(x4,y4)が点T(X,Y)と等しくなるように移動されると共
に、表示用メモリ3上のその位置に画像データI1が書
き込まれる(矢印17参照)。またこの比較において、
相互に重なる部分がないときは、参照用メモリ8に書か
れた情報がそのまま表示用メモリ3に書き込まれる。
【0016】その後、表示用メモリ3上の画像データI
2の前記書込み位置(x6,y6)、(x7,y7)、(x8,y8)、(x9,y
9)とその画像データI2の優先順位P(2)が参照用メモリ
8に各々書き込まれる(矢印18参照)。そして、移動
先の点Tが(X,Y)から(X,y6´)に変更された後、表示用
メモリ3上の画像データI1及び画像データI2が読み込
まれ、画像表示装置の画面に各々が重ならない位置でマ
ルチ表示されることになる。
【0017】図1は本発明によるマルチウインドウ表示
方法の第1実施例を示すフローチャートで、以下、この
図1のステップに従い、かつ図2〜図6を併用して本発
明方法の第1実施例を説明する。
【0018】まずステップ101で、ウインドウ(画
像)の移動先優先度の設定と表示用メモリ3へのウイン
ドウ(画像)移動先の点T(x,y)の設定とを行う。次
にステップ102で、画像選択用ウインドウデータSを
参照用メモリ8に書き込み、その位置を固定する。次に
ステップ103で、画像選択用ウインドウ16中の画像
IDx(x=1,2,3,…)なる表示部分のうちマウスの操作
で移動される矢印S11で指している画像IDx(画像
データIx)を選択する。
【0019】ステップ104では、選択した画像データ
Ixを書き込むのに十分な空領域が表示用メモリ3にあ
るかチェックし、空領域がなければステップ105で優
先順位の最も低い(P(x)のx値の最も小さい)画像デー
タ及びその位置情報,優先順位P(x)情報を表示用メモ
リ3及び参照用メモリ8から消去し、ステップ106に
進む。これは、画像表示装置の画面に表示したウインド
ウ数が増えた場合の対応策である。反対に空領域があれ
ば、そのままステップ106に進む。
【0020】ステップ106では、既に表示用メモリ3
に書き込まれている画像データを消去する。次にステッ
プ107で、ステップ103にて選択した画像IDxに
対応する画像データIxを表示用メモリ3に書き込み、
画像データを消去する際に使用するその画像データの優
先度を示す優先順位P(x)を設定する。
【0021】次にステップ108で、表示用メモリ3の
前記画像データIxの書込み位置と参照用メモリ8に書
き込まれている位置情報とを比較するために参照用メモ
リ8を参照する。そしてステップ109で、前記比較に
おいて重なる部分があるか否か判定し、重なる部分があ
れば、ステップ110で参照用メモリ8に書き込まれた
位置情報を、前記画像データIxの書込み位置と重なる
部分がないように後述する位置に移動してから、前記画
像データIx及び位置移動された位置情報にかかる画像
データを表示用メモリに書き込む。反対に重なる部分が
なければ、ステップ111に進み、参照用メモリ8に書
き込まれた位置情報にかかる画像データIxをそのまま
表示用メモリ3に書き込む。
【0022】次にステップ112では、表示用メモリ3
に新たに書き込んだ画像データの位置情報とその画像デ
ータの優先順位とを参照用メモリ8に書き込み、かつ移
動先の点を更新する。そしてステップ113で、表示用
メモリ3を読み込み、画像表示装置の画面に画像をウイ
ンドウとして表示する。
【0023】上記ステップ103からステップ113を
繰り返すことにより、画像表示装置の画面において各々
のウインドウが重ならない位置でマルチウインドウ表示
される。
【0024】次に、図1中のステップ110において、
参照用メモリ8に書き込まれた位置情報を、次に読み込
まれた画像データIxの書込み位置と重なる部分がない
ように移動する方法の一例を図2に示すフローチャート
を参照して説明する。
【0025】まずステップ201で、参照用メモリ8に
書き込まれた画像データ(ウインドウ)の位置情報のう
ち、移動先の点Tと最も近い点が、点Tと重なるように
画像データ(ウインドウ)の位置情報を変更し、新たに
読み込まれた画像データIx及び位置移動された位置情
報にかかる画像データを表示用メモリに書き込む。
【0026】次にステップ202で、移動先の点Tを、
予め設定された移動先優先度に従って変更する。ステッ
プ201とステップ202の処理を図1中のステップ1
10での処理として行うことで、後に表示されるウイン
ドウ(画像データ)が先に表示されたウインドウに重な
らない位置に先に表示されたウインドウが移動される。
【0027】また、図1中のステップ101におけるウ
インドウ(画像)移動先優先度の設定例につき図3を参
照して説明する。表示用メモリ3の全領域中、画像選択
用ウインドウ16の表示位置は固定されているため優先
度設定範囲から除外すると、優先度は、残余の領域にお
ける縦方向(A〜B、D〜C)、横方向(A〜D、B〜
C)の矢印の向きを選択することにより決まる。例え
ば、縦方向DからCへの矢印、横方向BからCへの矢印
を選択する場合は、移動先の点TはCとなる。また、選
択に当たっては、縦方向と横方向の優先度も選択するの
で、移動先の点TがCとしても、縦方向(DからC)が
優先度が高い移動先の点Cの場合と横方向(BからC)
が優先度が高い移動先の点Cの場合の2通りがある。従
って、優先度の選択範囲は、図3の点P,B,C,D,Qの
いずれかとなり、それぞれに縦方向(A〜B、D〜
C)、横方向(A〜D、B〜C)の優先度の選択がある
ので、その範囲は、10通りとなる。
【0028】次に、本発明によるマルチウインドウ表示
方法の第2実施例の概要を図7〜図9を参照して説明す
る。図7〜図9において、参照用メモリ8は、図示しな
い画像表示装置の画面に表示するためのデータを一時的
に記憶するメモリである。
【0029】参照用メモリ8は、図8に示すように、表
示用メモリ3に書き込まれた画像データの数が書き込ま
れた、画像データ数Icntの項目20と、表示用メモリ3
に書き込まれた画像データの画像ID(画像記録時のフ
ァイル名)が書き込まれた順に図中上から下へと登録さ
れてゆく画像ID項目21、22、23、24…からな
る。なお、画像ID項目21、22、23、24…は登
録した順番が後の方ほど優先度が低くなるテーブルであ
る。また、表示用メモリ3から画像が消去された場合
は、前記テーブル内の各画像ID項目を検索し、その画
像データが書かれている項目の内容の消去を示すコード
として値”0”を書き込む。同時に、画像データ数項目
20の値nをn−1とする。
【0030】画像選択用メモリ14は、画像ID(画像
記録時のファイル名等)、画像作成日、画像種類、画像
枚数等の画像属性情報を格納しておくメモリで、その格
納内容のうち少なくとも各画像IDは画像選択用ウイン
ドウデータSとして常に表示用メモリ3に書き込まれ、
位置を固定した状態で図示しない画像表示装置の画面に
表示される画像選択用ウインドウ16上に表示される。
画像メモリ15は、1番目の画像データI1、2番目の
画像データI2、3番目の画像データI3、…のように複
数の画像データを格納しているメモリである。
【0031】ここで、前記表示用メモリ3の中には、表
示したい画像を選択する前記画像選択用ウインドウデー
タSが書き込まれ、その中には、整列処理を実行した場
合の最大分割数を設定する数値を入力するための分割数
設定領域16aにアイコンデータを備える。操作者は、
画像選択用ウインドウ16の中の画像IDを、マウスを
使用して選択することにより、その画像を表示用メモリ
3に読み込んで画像表示装置の画面に表示させることが
できる。画像表示は、表示用メモリ3中にウインドウデ
ータを書き込み、そこに画像データを書き込むことによ
り表示される。
【0032】以下、これについて詳述する。まず、画像
選択用ウインドウ16の中から、表示したい画像を選択
し、表示用メモリ3に画像データI1、画像データI2
画像データI3、…を表示するためのウインドウ領域を
任意に設定し、当該ウインドウ内に該当する画像データ
1、画像データI2、画像データI3、…を書き込むと
同時に、画像メモリ15から読み出した画像の順番(優
先度)を表わす情報を参照用メモリ8に書き込む。
【0033】次に、整列処理をした場合の画像の最大分
割数を設定する場合は、画像選択用ウインドウ16上の
分割数設定領域16aをマウスで指示し、最大分割数を
キーボードから入力する。その後、マウスによってコマ
ンド入力用メニュー70を開いてウインドウを整列させ
るコマンドを選択すると、参照用メモリ8に書き込まれ
たテーブルの項目20〜24…が読み込まれ、そのうち
の画像データ数Icnt20より、下式(1)に従って画面
の縦方向及び横方向の分割数Dx及びDyを求める。
【0034】
【数1】
【0035】なお、上記Dx,Dyは上式(1)を満足さ
せる整数とする。
【0036】次に、この分割数Dx,Dyに従って画像表
示装置の画面全体を均等に分割し、参照用メモリ8に書
かれた画像データIx(x=1,2,3,…)の書き込み順番に
従って、各画像を均等に、分割したウインドウの大きさ
と一致するように拡大,縮小して表示用メモリ3に書き
込む(図9参照)。
【0037】以上のようにして表示用メモリ3に画像デ
ータを書き込むことで画像表示装置の画面に画像が各々
重ならない位置でマルチ表示されることになる。図7に
おいては、3枚の画像データI1,I2,I3が画像メモ
リ15の中から選択され、表示用メモリ3に書き込まれ
ているが、この例においては、優先度の高い方から、画
像データI1、画像データI3、画像データI2の順に画
像用メモリ13から選択されていることを示している。
すなわち、各画像データI1,I2,I3の表示優先度P
Rは、図8の参照用メモリ8に示すように、画像データ
1が最も高く(PR(1)と表わす)、優先度2位が画像
データI3であり(PR(2)と表わす)、優先度3位が画
像データI2である(PR(3)と表わす)。
【0038】このような状態で、マウス及びキーボード
により画像の最大分割数を3に設定し、かつマウスによ
りコマンド入力用メニュー70を開いてウインドウを整
列させるコマンドを選択すると、参照用メモリ8に書き
込まれた情報(図8参照)が読み込まれ、画像表示装置
の画面の左上から右の方へ、優先度の高い順から画像表
示されるように画像データI1,I2,I3が表示用メモ
リ3に書き込まれる。ここでは、表示用メモリ3´中に
示すように画像データI1、画像データI3、画像データ
2の順に書き込まれる。
【0039】次に、マウスによって選択用のコマンド入
力用メニュー70を開いて、画像選択用ウインドウ16
を最前面にもってくるコマンドを選択すると、画像デー
タI1、画像データI2、画像データI3は画像選択用ウ
インドウ16の背面に回り、画像選択用ウインドウ16
が画面の最前面に表示される。
【0040】図10は本発明によるマルチウインドウ表
示方法の第2実施例を示すフローチャートで、以下、こ
の図10のステップに従い、かつ図7〜図9を併用して
本発明方法の第2実施例を説明する。
【0041】まずステップ1001で、参照用メモリ8
の画像データ数Icnt=0とする。次にステップ1002
で、画像選択用ウインドウ16を開き、ステップ100
3で、表示したい画像がある旨の操作があったかどうか
調べる。表示したい画像がある旨の操作があった場合に
は、画像選択用ウインドウ16にて選択された表示した
い画像のIDを読み込む(ステップ1004)。表示し
たい画像がなければ処理を終了する。
【0042】ステップ1005では、ステップ1004
でそのIDが読み込まれた画像データを表示用メモリ3
に書き込み、画像表示装置の画面に表示する。そして、
ステップ1006で、参照用メモリ8の画像データ数Ic
ntを、Icnt=Icnt+1とし、また、参照用メモリ8の優
先度PR(Icnt)の欄に表示した画像データの画像ID
を書き込む。
【0043】次にステップ1007では、画面分割数を
設定する旨の操作があったかどうか調べる。画面分割数
を設定する旨の操作がなかった場合には、ステップ10
10に進む。画面分割数を設定する旨の操作があった場
合には、ステップ1008で入力された最大分割数の設
定値mを読み込み、ステップ1009で設定された最大
分割数Dmaxを更新(Dmax=m)する。
【0044】ステップ1010では、ウインドウ整列コ
マンドが選択されウインドウを整列させる旨の操作があ
ったかどうか調べる。整列させる旨の操作がなかった場
合には、次に表示したい画像がある旨の操作があったか
どうか調べるステップ1003に戻る。整列させる旨の
操作があった場合には、ステップ1011に進み、参照
用メモリ8に書き込まれている画像データ数IcntをDiv
に読み込む。
【0045】ステップ1012では、Div値とステップ
1009で設定された最大分割数Dmaxを比較する。画
像データ数Div(=Icnt)が、最大分割数Dmaxを越えた
場合には、Div=Dmaxとする(ステップ1013)。
【0046】画像データ数Div(=Icnt)が最大分割数D
maxを越えていない場合、又はステップ1013の処理
を経ると、ステップ1014に進み、このステップ10
14では、画像データ数Div(=Icnt)の値から画像表示
装置の画面の縦,横の分割数Dcを求める。なおステッ
プ1014において、Dcは下式(2)を満たす整数と
する。
【0047】
【数2】
【0048】次にステップ1015,1016では、画
像表示装置の画面を上記Dcに均等に分割し、分割後の
均等画面(個々のウインドウ)のサイズを求める。そし
てステップ1017では、優先度の高い順に画像を読み
出し、縦と横のサイズがNx,Nyとなるように拡大,縮
小を行って表示用メモリ3に書き込み、画像表示装置の
画面にマルチ表示する。このようにして表示用メモリ3
に画像データを書き込むことで、画像表示装置の画面に
画像が各々重ならない位置でマルチ表示されることにな
る。
【0049】ステップ1018では、画像選択用ウイン
ドウ16を最前面にもってくるコマンドが選択されたこ
とを条件に画像選択用ウインドウ16を画面最前面に表
示する。整列表示処理終了後、再度画像表示したい画像
があるかどうか調べるためにステップ1003に戻る。
ここで、表示したい画像がなければ全処理を終了する。
【0050】なお図9に示すように、最大分割数(Dma
x=m)の設定入力値が1(m=1)のときは画面全体の大
きさで1枚(1×1)とし、また2〜4(m=2〜4)の
ときは画面を4等分(2×2)した大きさ、5〜9(m
=5〜9)のときは画面を9等分(3×3)した大きさ、
…として画面を均等に分割して1つのウインドウとす
る。各ウインドウの表示位置としては、例えば図示する
ように、画面の左上から右の方へ優先度の高い順とし、
この位置に画像が表示されるように各画像データが表示
用メモリ3に書き込まれる。
【0051】具体的には、例えば画像を10枚選択して
最大分割数(Dmax=m)の設定入力値を9とした場合
に、画面は9等分(3×3等分)され、各ウインドウの
表示位置は、画面の左上から右の方へPR(1),PR
(2),PR(3),…,PR(8),PR(9)の順に9画像表示
され、PR(10)の画像は表示されないという表示方法が
考えられる。また、画像を10枚選択して最大分割数
(Dmax=m)の設定入力値を10とした場合に、画面は
16等分(4×4等分)され、PR(1)〜PR(10)の画
像が表示され、PR(11)〜PR(16)のウインドウ位置は
空白にするという方法も考えられる。
【0052】図11は本発明方法が適用された画像ワー
クステーションの一例を示すブロック図である。図11
において、画像ワークステーション1は、例えば医師が
患者について各種の医用画像検査装置を用いて検査した
結果得られた各種の医用画像データを格納しておくと共
に、必要に応じそれを読み出して画像表示装置の画面に
表示するもので、以下の各部からなる。
【0053】すなわち、予め収集された各種医用画像等
のデータや図1,図10に示したフロー(本発明マルチ
ウインドウ表示方法)を実行するプログラム等を格納す
る磁気ディスク装置等からなる記憶装置2と、この記憶
装置2から読み出した画像データを表示のために一時的
に記憶する表示用メモリ3と、この表示用メモリ3から
画像データを読み込んで各種医用画像を表示する例えば
CRTからなる画像表示装置4と、これら各構成要素の
動作を制御するためのデータが書き込まれた主メモリ5
と、この主メモリ5からの命令の解読と実行とを制御す
る中央演算処理装置(CPU)6と、ウインドウの移動
を高速に行うための高速演算回路7と、参照用メモリ8
と、入力装置としてのキーボード9及びマウス13と、
このキーボード9及びマウス13の動作を制御するコン
トローラ10と、外部装置(図示せず)との通信を行う
ためのインタフェース11と、画像ワークステーション
1内の主要構成部間を接続するデータバス12とからな
る。
【0054】ここで、前記参照用メモリ8は、第1実施
例にあっては、表示用メモリ3に各画像データを書き込
む場合に、画像表示装置4に表示されたウインドウの位
置を表わす情報と表示の優先度を表わすデータを記憶
し、また第2実施例にあっては、画像表示装置4に表示
された画像の順番を表わす情報と記憶装置2から読み出
した画像データの数とを記憶するものである。また前記
主メモリ5は、前記画像選択用メモリ14としても用い
られる。
【0055】このような構成において、中央演算処理装
置6は、本発明表示方法を実行するプログラムを記憶装
置2から読み出し、主メモリ5を用い、表示用メモリ3
上において図6,図7に示すようなウインドウ(画像)
整列処理を行い、画像表示装置4にてウインドウ(画
像)間に重なりなくマルチ表示する。
【0056】なお、キーボード9やマウス13は、上記
マルチ表示実行時において、画像選択用ウインドウ16
上における表示画像の選択や画面の最大分割数入力、各
種コマンドやパラメータの入力等を行う。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の画像を画像表示装置の1画面に同時表示するに際し
て、面倒な操作をすることなく各々が重ならない位置に
画像表示でき、所望のウインドウの全体像を容易に観察
することのできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマルチウインドウ表示方法の第1
実施例を示すフローチャートである。
【図2】図1中のステップ110における処理内容の具
体例を示すフローチャートである。
【図3】図1中のステップ101で設定する移動先優先
度の種類を説明するための図である。
【図4】本発明方法の第1実施例の概要を説明するため
の図である。
【図5】本発明方法の第1実施例の概要を説明するため
の図である。
【図6】本発明方法の第1実施例の概要を説明するため
の図である。
【図7】本発明方法の第2実施例の概要を説明するため
の図である。
【図8】本発明方法の第2実施例における参照用メモリ
の構成を示す説明図である。
【図9】本発明方法の第2実施例におけるウインドウ整
列時の画面分割方法を説明するための図である。
【図10】本発明によるマルチウインドウ表示方法の第
2実施例を示すフローチャートである。
【図11】本発明方法が適用された画像ワークステーシ
ョンの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像ワークステーション 2 記憶装置 3 表示用メモリ 4 画像表示装置 5 主メモリ 6 中央演算処理装置(CPU) 7 高速演算回路 8 参照用メモリ 9 キーボード 10 コントローラ 11 インタフェース 12 データバス 13 マウス 14 選択用メモリ 15 画像メモリ 16 画像選択用ウインドウ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像を順次選択して画像表示装置
    の1画面に同時表示するマルチウインドウ表示方法にお
    いて、表示すべき複数の画像を書き込む表示用メモリと
    は別の参照用メモリを用い、画像表示中のウインドウの
    位置を表わすウインドウ位置情報をその参照用メモリに
    書き込み、新たに記憶手段から読み出した画像を表示用
    メモリに書き込むとき、前記参照用メモリに既に書き込
    まれているウインドウ位置情報を読み込み、新たな画像
    を表示するウインドウの表示用メモリへの書込み予定位
    置が、既に画像が書き込まれているウインドウ位置と重
    なる部分がある場合には、既に画像が書き込まれている
    ウインドウ位置を前記書込み予定位置から外れた所定位
    置に変更してその位置に画像を再書込みした後、その表
    示用メモリを読み込んで各々の画像を各ウインドウにて
    同時表示することを特徴とするマルチウインドウ表示方
    法。
  2. 【請求項2】 複数の画像を順次選択して画像表示装置
    の1画面に同時表示するマルチウインドウ表示方法にお
    いて、表示すべき複数の画像を書き込む表示用メモリと
    は別の参照用メモリを用い、画像表示中のウインドウの
    位置を表わすウインドウ位置情報とそのウインドウに表
    示している画像の優先度を表わす優先度データとをその
    参照用メモリに書き込み、新たに記憶手段から読み出し
    た画像を表示用メモリに書き込むとき、前記参照用メモ
    リに既に書き込まれているウインドウ位置情報及びその
    優先度データを読み込み、新たな画像を表示するウイン
    ドウの表示用メモリへの書込み予定位置が既に画像が書
    き込まれているウインドウ位置と重なる部分があり、か
    つ新たに記憶手段から読み出した画像の優先度の方が高
    い場合には、既に画像が書き込まれているウインドウ位
    置を前記書込み予定位置から外れた所定位置に変更して
    その位置に画像を再書込みした後、その表示用メモリを
    読み込んで各々の画像を各ウインドウにて同時表示する
    ことを特徴とするマルチウインドウ表示方法。
  3. 【請求項3】 画像表示装置の画面に表示したい画像
    が、表示用メモリの容量を超えて選択しされたときは、
    選択された画像のうち優先順位の最も低い画像が表示用
    メモリから消去されることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のマルチウインドウ表示方法。
  4. 【請求項4】 複数の画像を順次選択して画像表示装置
    の1画面に同時表示するマルチウインドウ表示方法にお
    いて、表示すべき複数の画像を書き込む表示用メモリと
    は別の参照用メモリを用い、記憶手段から読み出した画
    像数とその順番を表わす情報とをその参照用メモリに書
    き込み、画像を整列させるコマンドを選択したとき、前
    記参照用メモリに書き込まれた情報を読み込み、その参
    照用メモリに書き込まれた画像数に従って画像表示装置
    の画面全体を均等に分割し、かつその参照用メモリに書
    き込まれた画像の順番に従った配列で表示されるように
    各画像を表示用メモリに再書込みした後、その表示用メ
    モリを読み込んで各々の画像を各ウインドウにて同時表
    示することを特徴とするマルチウインドウ表示方法。
  5. 【請求項5】 画像表示装置の画面に表示される情報
    は、画像又は画像を選択するための画像IDを表示する
    ウインドウであることを特徴とする請求項1、2、3又
    は4に記載のマルチウインドウ表示方法。
  6. 【請求項6】 画像表示装置の画面に表示される情報
    は、画像表示装置の画面全体の分割数を任意数に選択指
    示するための画面情報を含むことを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5に記載のマルチウインドウ表示方
    法。
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