JPH08106209A - 現像剤残量検出装置 - Google Patents

現像剤残量検出装置

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JPH08106209A
JPH08106209A JP26438594A JP26438594A JPH08106209A JP H08106209 A JPH08106209 A JP H08106209A JP 26438594 A JP26438594 A JP 26438594A JP 26438594 A JP26438594 A JP 26438594A JP H08106209 A JPH08106209 A JP H08106209A
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JP
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Pending
Application number
JP26438594A
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English (en)
Inventor
Kenji Matsuda
健司 松田
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本出願に係る第1の発明は、小型の現像装置
やプロセスカートリッジに適用される光透過式現像剤残
量検出装置において、払拭部材によるトルクを軽減する
ことのできる現像剤残量検知装置を提供することを目的
とする。 【構成】 払拭部材17を図のように屈曲せしめて形成
し、払拭部材17が上側の透明窓13aを拭き払ってい
る間は、下側の透明窓13bにかかることがないように
する。これにより、撹拌機構にかかる負荷は上下の透明
窓13a、13bを同時に拭き払う時に比べ、半分にで
きる。また、払拭部材17が上記と逆方向に動く時は、
下側の透明窓13bのみを拭き払うので、上側の負荷は
かからない。以上のような構成を採ることにより、払拭
部材17が透明窓13a、13bや窓表面の現像剤から
受ける負荷をおよそ半分にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザービー
ムプリンター、ファクシミリ等の電子写真記録方式の画
像形成装置に用いられる現像剤残量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機、レーザービームプリンタ
ー、ファクシミリ等の電子写真記録方式の画像形成装置
には、現像剤容器内の現像剤が減少し、濃度の薄いかす
れた画像を出力する以前に、ユーザーにその警告を発す
るための現像剤残量検出装置を具備するものが多い。現
像剤残量検出装置には、現像剤容器内の現像剤量の変化
を、(1)重さ、(2)静電容量、(3)撹拌部材のト
ルク変化、(4)光透過量等によって検知する方式があ
る。この中で(4)の方式は装置が簡便であり、コスト
も安く、検知精度も比較的良好なことから、広く用いら
れている。この方式は画像形成装置本体に発光素子と受
光素子を設け、現像剤容器内に、発光素子から照射され
る光を透過させるための透明窓を設け、現像剤容器内の
現像剤の減少による受光素子出力の変化によって現像剤
残量を検知するものである。また、透明窓表面に現像剤
が付着すると十分に光が透過することができず検知精度
が悪くなるため、現像剤容器内に透明窓表面の現像剤を
除去せしめる払拭部材を有している。一般にこの払拭部
材は、可撓性のシート部材から成り、現像剤容器内の現
像剤を撹拌及び搬送するための撹拌部材に付随してお
り、回転運動により透明窓表面に摺擦し、透明窓表面に
付着した現像剤を除去している。これにより安定かつ精
度の高い現像剤残量検出を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述のような従来の現像剤残量検知装置によれば、以下の
ような問題点があった。
【0004】近年、複写機、レーザービームプリンタ
ー、ファクシミリ等の画像形成装置の小型化の要請が強
く、必然的にこれに包含される現像装置や、プロセスカ
ートリッジを小型化する必要が生じてきたが、これに伴
い、現像剤容器の容積を小さくすると、払拭部材による
トルクの増大や変動が、画像問題を引き起こすという問
題があった。
【0005】即ち、現像剤残量検知を上述のような光透
過によって検知する場合には、発光側と受光側、それぞ
れにそれらを透過するための透過窓を設け、これらを払
拭部材にて発光側と受光側の透明窓を同時に拭き取って
いたため、払拭部材が窓や窓表面の現像剤から受ける負
荷は大変大きいものとなっていた。
【0006】そこで、本出願に係る第1の発明は、上記
問題点を解決し、小型の現像装置やプロセスカートリッ
ジに適用される光透過式現像剤残量検出装置において、
払拭部材によるトルクを軽減することのできる現像剤残
量検知装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本出願に係る第2の発明は、上記目
的の他、トルクを軽減しつつ、確実に透明窓を払拭する
ことのできる現像剤残量検知装置を提供することを目的
としている。
【0008】さらに、本出願に係る第3の発明は、上記
目的の他、上記第2の発明とは別の構成で、トルクを軽
減しつつ、確実に透明窓を払拭することのできる現像剤
残量検知装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、現像剤を収容せしめる現像剤容
器と、画像形成装置本体に配設された発光素子と受光素
子に対向するように現像剤容器の壁面に設けられた二つ
の透明窓と、該透明窓表面に付着した現像剤を除去せし
める払拭部材を該現像剤容器内に具備する光透過式現像
剤残量検出装置において、該払拭部材は払拭の周期の位
相がずれており、上記二つの透明窓を同時に払拭せず
に、どちらか一方ずつを払拭することにより達成され
る。
【0010】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、払拭部材は往復
運動することにより達成される。
【0011】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明において、払拭部材は
回転運動することにより達成される。
【0012】
【作用】本出願に係る第1の発明によれば、払拭部材が
二つの透明窓面を払拭する周期の位相がずれており、二
つの透明窓を同時に払拭せずに、どちらか一方ずつを払
拭するので、払拭の際の負荷は軽減される。
【0013】また、本出願に係る第2の発明によれば、
払拭部材は往復運動により、しかも上述のように異なる
周期で透明窓を払拭するので、負荷を軽減しつつ、確実
に現像剤の除去を行う。
【0014】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、払拭部材は回転運動により、しかも上述のように異
なる周期で透明窓を払拭するので、負荷を軽減しつつ、
確実に現像剤の除去を行う。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。本実施例ではプロセスカートリッジを例に
挙げて説明を行うが、プロセスカートリッジという形態
をとらない現像装置にも本実施例は適用可能である。
【0016】図1は本実施例に用いられるプロセスカー
トリッジの断面図、図2は払拭部材の正面図及び縦断面
図である。
【0017】本実施例に係るプロセスカートリッジは、
帯電ローラ1、潜像担持体2、現像装置3、クリーニン
グ装置4を、ハウジング5a、5bを用いてコンパクト
に一体化したものである。また、該プロセスカートリッ
ジにおいては、帯電ローラ1と現像装置3の間には潜像
担持体2に露光手段6によって像露光するための開口部
が設けられている。
【0018】帯電ローラ1は、潜像担持体2と接触して
おり、潜像担持体2の図示矢印a方向の回転に従動し
て、図示矢印c方向に回転する。従って、帯電ローラ1
は交流電圧を印加されることにより、潜像担持体2表面
を均一に帯電することができる。
【0019】潜像担持体2は、表面上に感光体を塗布さ
れており、画像形成装置本体側に設けられた駆動系(図
示せず)により図示矢印a方向に回転することによっ
て、上述のように帯電ローラ1によって表面を帯電さ
れ、その後露光手段6により露光されて、その表面上に
静電潜像を形成される。
【0020】現像装置3は、潜像担持体2上に形成され
た静電潜像を顕像化するための現像剤7と、図示矢印方
向bに回転し、潜像担持体2と一体間隔を保って配置さ
れ、図示矢印b方向に回転して現像剤7を搬送する中空
円筒状の現像剤担持体8と、現像剤担持体8の内部に両
端を固定され、回転運動を行わず静止していて、内部に
複数の磁極を有する円筒状のマグネットローラ9と、現
像剤担持体8に当接して現像剤担持体8上の現像剤7の
コート層厚さを規制している現像剤規制部材たる弾性ゴ
ムブレード10と、弾性ゴムブレード10を支持する金
属部材11と、現像剤7を収容する現像剤収容室12か
ら成る。潜像担持体表面に顕在化された像は、図示矢印
f方向に回転する転写ローラ22により、転写材Pに転
写され、定着装置(図示せず)により熱或は圧力により
転写材表面に定着し、画像形成装置外部に排出される。
【0021】現像剤収容室12の底面とこれに対向する
面には、透明窓13a、13bが取り付けられており、
画像形成装置本体の各々の透明窓13a、13bに対向
する位置に発光素子14と受光素子15が配置されてい
る。又、現像剤収容室12には撹拌部材16が具備さ
れ、画像形成装置本体(図示せず)の駆動系から、潜像
担持体2の駆動ギアを介し駆動を受け、図示矢印d方向
に往復運動を行い、現像剤7を現像剤担持体8へと搬送
する。透明窓13a、13bに付着した現像剤7を払拭
せしめる払拭部材17は、図2に示すようにポリエチレ
ンテレフタレート(PET)のような可撓性シート部材
18aと、可撓性シート部材18aを保持する保持部材
18bから成り、保持部材18bには回転軸18cと、
撹拌部材16から駆動を受けるための揺動軸18dが設
けられており、撹拌部材16と連動することにより払拭
部材17の上端部及び下端部は異なる位相で周期的に弧
を描くように図1の図示矢印e、e’方向に往復運動を
行う。これにより、払拭部材17が透明窓13a、13
bの表面に摺擦し、付着している現像剤7を除去するこ
とができる。又、図2中斜線部は開孔されている。
【0022】クリーニング装置4は、潜像担持体2表面
上に残存する現像剤7を掻き取るためのクリーニングブ
レード19と、掻き取られた現像剤7(以下、廃現像剤
と呼ぶ)を収容する廃現像剤収容室20と、該廃現像剤
がプロセスカートリッジ外部に漏れ出ないためのスクイ
シート21から成る。
【0023】以下、本実施例での現像剤残量検知方法に
ついて詳細に説明する。本実施例の現像剤残量検知方法
は、画像形成装置本体に設けられた発光素子14、例え
ばLEDから照射される光が、現像剤収容室12に配設
される二枚の透明窓13a、13bを通過し、受光素子
15に到達し、出力電圧に変換される。この出力電圧は
現像剤収容室12内の現像剤量及び画像形成回数と図3
のような相関関係がある。現像剤収容室12内の現像剤
量は画像形成を行う度に減少していく。払拭部材17
は、現像剤7が現像剤収容室12内に十分存在している
ときには現像剤7の抵抗が大きいため不完全な動作、す
なわち撹拌部材16と連動することによる可撓性シート
部材18aの先端の最大振幅に満たない距離の往復運動
しか行えない。この時、出力電圧は0Vである(図3の
A部)。しかし、画像形成を繰り返し行うと、現像剤収
容室12の現像剤7は減少し、払拭部材17にかかる抵
抗が徐々に小さくなり、遂には可撓性シート部材18a
の先端の最大振幅での往復運動を行うようになる。下方
にある透明窓13bは現像剤7に埋没されているが、可
撓性シート部材18aが透明窓13bに摺擦することに
より、透明窓13b上の現像剤を除去し、出力電圧は徐
々に大きくなっていく(図3のB部)。更に画像形成回
数を重ねていくと、現像剤7が減少し、下方にある透明
窓13b表面が現像剤7に埋没されることなく露出し始
め、可撓性シート部材18aにより摺擦され、透明窓1
3a、13b表面の現像剤7が除去されることにより画
像形成装置本体に設けられている発光素子14から照射
される光が、現像剤7に遮られることなく十分に画像形
成装置本体に設けられている受光素子15に到達し、最
大出力電圧を得ることができる(図3のC部)。この出
力電圧がある値になったときに、現像剤無し警告を画像
形成装置の操作パネル上に表示するようにする。
【0024】次に、本実施例における払拭部材の動きを
図4を用いて説明する。
【0025】図4の(1)に示すように、払拭部材17
が矢印方向に動く時、払拭部材17は上側の透明窓13
aのみを拭き払う。透明窓13aを拭き払っている間、
(2)に示すように、払拭部材17は下側の透明窓13
bにかかることがないため、撹拌機構にかかる負荷は上
下の透明窓13a、13bを同時に拭き払う時に比べ、
半分にできる。
【0026】また、(3)、(4)に示すように、
(1)、(2)と逆方向に払拭部材が動く時は、下側の
透明窓13bのみを拭き払うので、上側の負荷はかから
ない。
【0027】以上のような構成を採ることにより、払拭
部材17が透明窓13a、13bや窓表面の現像剤から
受ける負荷をおよそ半分にできる。
【0028】なお、本実施例においては、払拭部材の動
きは、往復運動としたが、上側の窓と下側の窓とを同時
に拭かないような構成であれば、払拭部材の動きは回転
運動であっても同様の効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、払拭部材の払拭周期の位相を異ならし
めたので、上下の透明窓を同時に拭くことによって起こ
る負荷の増大や変動を低減することができ、これによっ
て発生する画像問題も軽減できる。また、新たな部品等
を追加する必要かないことから、コストを低減すること
もできる。
【0030】また、本出願に係る第2の発明及び第3発
明によれば、払拭部材を往復運動あるいは回転運動させ
るので、払拭の際の負荷を軽減しつつ、確実に透明窓面
の現像剤を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る現像剤残量検出装置を
含むプロセスカートリッジの断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る払拭部材の正面図及び
断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る光透過式現像剤残量検
出装置の画像形成回数と受光出力電圧の関係を示す図で
ある。
【図4】本発明の一実施例に係る払拭部材の動きを説明
する側面図である。
【符号の説明】
7 現像剤 12 現像剤容器、現像剤収容室 13a、13b 透明窓 14 発光素子 15 受光素子 17 払拭部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容せしめる現像剤容器と、画
    像形成装置本体に配設された発光素子と受光素子に対向
    するように現像剤容器の壁面に設けられた二つの透明窓
    と、該透明窓表面に付着した現像剤を除去せしめる払拭
    部材を該現像剤容器内に具備する光透過式現像剤残量検
    出装置において、該払拭部材は払拭の周期の位相がずれ
    ており、上記二つの透明窓を同時に払拭せずに、どちら
    か一方ずつを払拭することを特徴する現像剤残量検出装
    置。
  2. 【請求項2】 払拭部材は往復運動することとする請求
    項1に記載の現像剤残量検出装置。
  3. 【請求項3】 払拭部材は回転運動することとする請求
    項1に記載の現像剤残量検出装置。
JP26438594A 1994-10-05 1994-10-05 現像剤残量検出装置 Pending JPH08106209A (ja)

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