JPH08105996A - シールカバー - Google Patents

シールカバー

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JPH08105996A
JPH08105996A JP24026594A JP24026594A JPH08105996A JP H08105996 A JPH08105996 A JP H08105996A JP 24026594 A JP24026594 A JP 24026594A JP 24026594 A JP24026594 A JP 24026594A JP H08105996 A JPH08105996 A JP H08105996A
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seal cover
gas
cover
pressure
airtightness
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JP24026594A
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Kazuya Usui
薄井和也
Junji Tanaka
田中淳二
Iwao Kishimoto
巌 岸本
Yoshitaka Takei
竹井芳敬
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Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
Hitachi Zosen Corp
Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corp
Original Assignee
Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
Hitachi Zosen Corp
Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射性物質を取り扱った後でも容易に気密性
検査を実施可能とし、かつ内部ガス圧力の影響を受けな
いシールカバーを提供する。 【構成】 試験ガスを導入する検査用ノズルを有し、放
射性物質等を取り扱うための管、容器、機器等の接続部
を覆うための金属性シールカバーにおいて、少なくとも
ダストフィルタを有する検査用ノズルを２個以上設けた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は放射性物質等の有害物質
を内包する管、容器等の継手部、軸貫通部を覆うための
気密性を有する金属カバー等に利用可能なシールカバー
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、放射性物質を内包する管、容器
等の継手部、軸貫通部を覆うための気密性を有する金属
性カバーとして、シールカバーが使用されている。従来
使用されているシールカバーを図４により説明すると、
放射性物質を内包する２本の管１，１は管継手２で接続
され、この継手部をシールカバー３で気密を保って覆っ
ている。シールカバー３には、プラグ５が付けられたノ
ズル４が１箇所設けられており、このプラグ付ノズル４
は、シールカバー３の耐圧検査に使用し、検査後はプラ
グをシール溶接してシールカバーの気密性を確保するよ
うにしている。そのため、シールカバーの気密性検査
は、シールカバーを取り付ける管や容器等と一緒に一括
して、取り付く管、容器等で放射性物質等有害物質を取
り扱う前に実施している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のシールカバー
は、取り付く管、容器等で放射性物質等有害物質を取り
扱う前に一緒に一括して気密性検査を実施しているが、
管、容器等で放射性物質を取り扱った後は、放射性物質
の漏洩防止等を考慮すると気密性検査を実施するのが困
難である。また、従来のシールカバーは、密閉構造であ
るため、温度変化に伴って内部ガス圧力も変化し、その
最大変化を考慮した構造強度が要求される。
【０００４】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、管、容器等で放射性物質を取り扱った後でも容易に
気密性検査を実施できるともともに、気密構造による内
部ガス圧力の影響を受けないシールカバーを提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、放射性物質等
の有害物質を内包する管、容器等の接続部を気密性を有
する金属性カバーで覆ったシールカバーに、放射性物質
等の有害物質の漏洩を防止するためのダストフィルタを
有するノズルを２個以上設けること、また、必要に応じ
ガス吸着器を設けたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明は、放射性物質を取り扱っている管、容
器等の一部を改造し、その継手部にシールカバーを設け
た場合に、ダストフィルタを有するノズルを２個以上設
けることにより、ダストフィルタを通してシールカバー
内に試験ガスを供給することができるので、シールカバ
ー単独で気密性の検査を行うことが可能であり、検査
後、ダストフィルタを通してシールカバー内を大気圧に
開放することにより、シールカバー内のガス温度が変化
しても、ガス圧力を一定に押さえることが可能となる。
【０００７】
【実施例】図１は本発明のシールカバーを管継手部に使
用した一実施例を示す図である。図において、管１，１
は放射性物質を内包しており、管継手２で接続されてい
る。管継手２は放射性物質の漏洩がないような気密構造
となっているが、さらにその気密性を保持するため、例
えば、金属性のシールカバー本体３で管継手２及び管１
の一部を気密に覆うようにする。このシールカバー本体
３には、万一、管継手２を通してダスト状の放射性物質
の漏洩があった場合にも、これが大気中へ漏洩するのを
防止するためのダストフィルタ４，４を有する２個以上
のノズル６，６を取り付け、さらに必要に応じてノズル
にはガス状の放射性物質の漏洩を防止するためのガス吸
着器５を設ける。
【０００８】気密検査時には、一方のノズル６を入口側
として、止弁８が設けられた仮設配管７を介して試験ガ
スボンベ９を接続し、他方のノズル６を出口側として、
止弁８が設けられた仮設配管７を接続するとともに、圧
力計１０を配管に接続する。気密検査は、例えば、出口
側止弁８を締め、入口側止弁８を開いてダストフィルタ
４、ガス吸着器５を通して試験ガスをシールカバー内に
所定圧力で充填し、入口側止弁８を締めて圧力計１０に
より所定圧力を確認し所定時間後、図示しないガス検知
器によりシールカバー周囲にリークが認められるか否か
により行う。このように、ダストフィルタ、ガス吸着器
を通して試験ガスを充填するので、放射性物質を取り扱
った後でも、容易にシールカバーの気密検査対象部の気
密検査を行うことができる。
【０００９】検査後、仮設配管７、止弁８、試験ガスボ
ンベ９、圧力計１０を取り外す。この状態で、シールカ
バー内はダストフィルタ４、ガス吸着器５を通して大気
に開放されるためシールカバー内のガス温度変化による
圧力変動を防止することができ、シールカバーの設計圧
力をほぼ大気圧程度に押さえることができる。
【００１０】図２は本発明のシールカバーを容器蓋部分
に使用した他の実施例を示す図であり、図１と同一参照
数字は同一内容を示している。なお、２０は放射性物質
を取り扱う容器、２１は容器蓋である。本実施例におい
ては、容器蓋２１の縁の部分を本発明のシールカバー３
で覆うようにし、図１におけると同様に、シールカバー
本体にダストフィルタ４、さらに必要に応じてガス吸着
器５を有する２個以上のノズル６を取り付け、一方のノ
ズルに試験ガスボンベ９、他方のノズル側に圧力計１０
を接続する。このような構成とすることにより、図１の
場合と同様に、放射性物質を取り扱った後でも、容易に
シールカバーの気密検査対象部の気密検査を行うことが
できるとともに、シールカバー内のガス温度変化による
圧力変動を防止することができ、シールカバーの設計圧
力をほぼ大気圧程度に押さえることができる。
【００１１】図３は本発明のシールカバーを軸貫通部に
使用した他の実施例を示す図であり、図１、図２と同一
参照数字は同一内容を示している。なお、３０は機器本
体、３１は軸受、３２は軸である。本実施例は、放射性
物質を取り扱う機器本体３０を軸３２が軸受３１を通し
て貫通している部分を本発明のシールカバー３で覆うよ
うにしたものであり、図１、図２の場合と同様に、シー
ルカバー本体にダストフィルタ４、さらに必要に応じて
ガス吸着器５を有する２個以上のノズル６を取り付け、
一方のノズルに試験ガスボンベ９、他方のノズル側に圧
力計１０を接続する。このような構成とすることによ
り、図１、図２の場合と同様に、放射性物質を取り扱っ
た後でも、容易にシールカバーの気密検査対象部の気密
検査を行うことができるとともに、シールカバー内のガ
ス温度変化による圧力変動を防止し、シールカバーの設
計圧力をほぼ大気圧程度に押さえることができる。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下のよ
うな効果が奏せられる。 シールカバーに放射性物質等の有害物質の漏洩を防止
するためのダストフィルタ（必要に応じてガス吸着器）
を有するノズルを２個以上設けることにより、シールカ
バーの気密検査対象部の気密検査を容易に実施すること
ができる。 シールカバーの気密検査後、ダストフィルタ、ガス吸
着器を通してシールカバー内の大気に開放することによ
り、シールカバー内のガス温度変化による圧力変動を防
止することができ、シールカバーの設計圧力を小さく
（ほぼ大気圧に）押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 管継手部に使用した本発明のシールカバーを
示す図である。
【図２】 容器蓋部に使用した本発明のシールカバーを
示す図である。
【図３】 軸貫通部に使用した本発明のシールカバーを
示す図である。
【図４】 従来使用されているシールカバーを示す図で
ある。
【符号の説明】
１…管、２…管継手、３…シールカバー本体、４…ダス
トフィルタ、５…ガス吸着器、６…シールカバーノズ
ル、７…仮設配管、８…止弁、９…試験ガスボンベ、１
０…圧力計、２０…容器、２１…容器蓋、３０…機器本
体、３１…軸受、３２…軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 巌 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 竹井芳敬 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立造船株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 試験ガスを導入する検査用ノズルを有
    し、放射性物質等を取り扱うための管、容器、機器等の
    接続部を覆うための金属性シールカバーにおいて、少な
    くともダストフィルタを有する検査用ノズルを２個以上
    設けたことを特徴とするシールカバー。
  2. 【請求項２】 請求項１記載のシールカバーにおいて、
    さらに、検査用ノズルにガス吸着器を設けたことを特徴
    とするシールカバー。
JP6240265A 1994-10-04 1994-10-04 シールカバー Expired - Fee Related JP3004547B2 (ja)

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