JPH0810575Y2 - 紙葉類繰出装置 - Google Patents

紙葉類繰出装置

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JPH0810575Y2
JPH0810575Y2 JP1990129495U JP12949590U JPH0810575Y2 JP H0810575 Y2 JPH0810575 Y2 JP H0810575Y2 JP 1990129495 U JP1990129495 U JP 1990129495U JP 12949590 U JP12949590 U JP 12949590U JP H0810575 Y2 JPH0810575 Y2 JP H0810575Y2
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paper sheet
feeding
shaft
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feed roller
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正宏 瀬口
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、紙葉類繰出装置に関し、特に、現金自動
支払機などに適用され、紙葉類を搬送路上に繰出すため
の紙葉類繰出装置に関する。
[従来の技術] 第6図は従来の紙葉類繰出装置の概略構成を示す図で
あり、第7図は第6図に示す線VII-VIIに沿う断面図で
ある。次に、第6図および第7図を参照して、従来の紙
葉類繰出装置について説明する。
紙葉類1は押圧板2によって2つのピックローラ3に
押し付けられていて、ピックローラ3の回転により、1
枚ずつ繰出されるようになっている。ピックローラ3を
回転するために、図示しないモータの回転力が第7図に
示すベルト11を介してシャフト121に軸支された送りロ
ーラ5に与えられ、送りローラ5の回転力がベルト32を
介してピックローラ3に伝達されるようになっている。
ベルト11の回転力をシャフト121に伝達しあるいは遮断
するために、シャフト121に関してクラッチ6が設けら
れている。また、紙葉類の繰出を間欠的に行なうため
に、シャフト121に関してブレーキ7が設けられてい
る。
1つの送りローラ5とそれと対をなす1つの分離ロー
ラ4とにより1組の繰出ローラが構成される。繰出ロー
ラは第7図に示すように、左右1組ずつ設けられてい
る。
第6図に示すように、ピックローラ3によって1枚の
紙葉類1が少し繰出されると、該紙葉類1は送りローラ
5の端面51と分離ローラ4の端面41とに挟まれて、送り
ローラ5の回転とともに下方に送られ、それにより他の
紙葉類から分離される。送り出された紙葉類1が傾いて
いないかどうかを検知するために、センサ24とセンサ25
とが取付けられている。
紙葉類1が傾きなく送り出されるように、分離ローラ
4が取付けられたレバー8には、分離ローラ4の端面41
と送りローラ5の端面51との間の隙間の大きさを調整す
るための調整用ねじ10が設けられている。左右に設けら
れた2つのレバー8はシャフト9に貫入されて固定され
ていて、ねじ10を回すと分離ローラ4はシャフト9を中
心として微小角度回動し、それにより、分離ローラ4の
端面41と送りローラの端面51との間の隙間の大きさが変
わるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] 従来の紙葉類繰出装置は上述のごとく、調整用ねじ10
によって繰出角度を修正することができる。しかしなが
ら、調整用ねじ10によって角度を調整したにもかかわら
ず、押圧板2の押圧力の変動,紙葉類の摩擦係数あるい
は剛性の違いまたはローラの汚れなどによって紙葉類が
傾いて繰出されることがある。紙葉類が傾いて繰出され
ると、搬送路上でジャム(JAM)を起こすと言う問題が
あった。
それゆえに、この考案の目的は、紙葉類が傾いて繰出
されたとしても、それ以降の繰出においては、傾きが自
動的に修正されるような紙葉類繰出装置を提供すること
である。
[課題を解決するための手段] この考案にかかる紙葉類繰出装置は、紙葉類を繰出す
ために設けられ、紙葉類の繰出方向に対して垂直方向に
互いに予め定める間隔を隔てて配置された第1および第
2の繰出手段と、該第1および第2の繰出手段によって
繰出された紙葉類の傾きを検知するための検知手段と、
該検知手段の検知出力に応答して、紙葉類が傾きを補正
されながら連続して繰出されるように第1および第2の
繰出手段の少なくとも一方の繰出速度を制御する制御手
段とを備えて構成される。
[作用] この考案では、紙葉類が傾いて繰出された場合には、
紙葉類が傾きを補正されながら連続して繰出されるよう
に、紙葉類の繰出方向に対して垂直方向に所定の間隔を
隔てて配置された第1および第2の繰出手段の少なくと
もいずれか一方の繰出速度を調整するようにしている。
[考案の実施例] 第1図はこの考案の一実施例の紙葉類繰出装置の機構
部の概略構成を示す図であり、第2図は第1図に示す線
II-IIに沿う断面図である。次に、第1図および第2図
を参照して、この考案の一実施例の紙葉類繰出装置の機
構部の構成について説明する。
第1図に示すように、紙葉類1は押圧板2によってピ
ックローラ3および22に押し付けられていて、ピックロ
ーラ3および22の回転により1枚ずつ繰出されるように
なっている。この実施例では、ピックローラ3とピック
ローラ22とはそれぞれ個別に回転することができる。こ
のために、一方のピックローラ3は転がり軸受311に支
持されたシャフト31に固定的に軸支されてシャフト31と
ともに回転し、他方のピックローラ22は転がり軸受221
によってシャフト31に回転可能に軸支され、シャフト31
とは無関係に回転できるようになっている。一方のピッ
クローラ3に関連して、送りローラ5が設けられ、ロー
ラ3,5にはベルト17が取付けらる。他方のピックローラ2
2に関連して、送りローラ20が設けられ、ローラ20,22に
はベルト21が取付けられる。一方の送りローラ5は転が
り軸受161により支持されたシャフト16に固定的に軸支
され、シャフト16とともに回転し、他方の送りローラ20
はころがり軸受201によってシャフト16に回転可能に軸
支され、シャフト16とは無関係に回転することができる
ようになっている。したがって、シャフト16が回転する
と、シャフト16の回転力は送りローラ5,ベルト17を介し
てピックローラ3に与えられ、ピックローラ3が回転す
る。しかしながら、ピックローラ22とシャフト16との間
には、2つの転がり軸受が設けられているため、シャフ
ト16の回転力はピックローラ22に伝達されない。シャフ
ト16に関連して、プーリ15が設けられる。
一方、図示しない繰出用モータにより駆動されるベル
ト11は、シャフト12に軸支されたプーリ19に取付けら
れ、繰出用モータの駆動力はシャフト12に与えられるよ
うになっている。シャフト12を間欠的に回転するため
に、シャフト12に関連して、従来例と同様のクラッチ6
およびブレーキ7が設けられる。
また、シャフト12にはプーリ14が取付けられ、プーリ
14,15には、ベルト13が取付けられる。図示しない繰出
用モータの駆動力はベルト11,シャフト12,ベルト13,シ
ャフト16,ローラ5およびベルト17を介して一方のピッ
クローラ3に与えられ、ピックローラ3は回転駆動され
る。
この実施例では、ピックローラ22および送りローラ20
の回転速度を変えるために、シャフト12に関連して変速
機18が設けられる。変速機18は、円錐プーリ180と押し
付けばね181とキー184とスラストベアリング185とレバ
ー186と変速機用モータ187と調整ねじ188とから構成さ
れる。円錐プーリ180は対向する2つの円錐部182および
183を含む。該円錐部182および183はキー184上をスライ
ド可能に取付けられている。送りローラ20に関連して、
プーリ202が設けられる。プーリ202と送りローラ20とは
一体的に回転するようになっている。プーリ180,202に
は、ベルト19が取付けられる。図示しない繰出用モータ
の駆動力はベルト11,シャフト12,円錐プーリ180,ベルト
19,プーリ202およびベルト21を介してピックローラ22に
与えられ、ピックローラ22は回転駆動される。ピックロ
ーラ22および送りローラ20の回転速度の制御はシャフト
12側のベルト19の回転半径を変えることにより行なわれ
る。このために、この実施例では、シャフト23を中心に
回動可能なレバー186を、変速機用モータ187の回転によ
り回動することにより、プーリ180の2つの円錐部182お
よび183の間隔を変えることができるようになってい
る。また、この実施例では、レバー186に関連して、セ
ンサ26,27が設けられ、送りローラ20の回転速度が予め
定める上限値および下限値を越えた場合には、送りロー
ラ20と送りローラ5との回転速度の差が著しく異なった
ものとして、警報が発せられるようになっている。
また、送りローラ5,20に関連して、分離ローラ4が設
けられ、送りローラと分離ローラとの間隔を調整するた
めに、レバー8に関連して調整ねじ10が設けられる。ま
た、繰り出される紙葉類の角度を検知するために、セン
サ24,25が設けられる。
第3図はこの考案の一実施例の紙葉類繰出装置の制御
部の主な電気的構成を示す概略ブロック図である。第3
図において、この実施例では、紙葉類繰出装置の動作を
制御するためにCPU100が設けられる。CPU100には、メモ
リ101,駆動回路102および入出力インターフェース103が
接続される。メモリ101は、CPU100の動作プログラムを
記憶するとともに、演算結果などを記憶するものであ
る。駆動回路102は、上述の変速機用モータ187を駆動す
るためのものである。入出力インターフェース103は、
上述のセンサ24および25の検出出力をCPU100に入力する
ためのものである。
第4図は第2図に示すセンサにより、傾いて繰出され
た紙葉類が検知されている状態を示す図であり、第5図
は、その場合のセンサの出力波形を示す図である。
次に、第1図ないし第5図を参照して、この考案の一
実施例の動作について説明する。
紙葉類1の繰出が行われるとき、クラッチ6は伝達状
態にされ、ベルト11の駆動力はクラッチ6を介してシャ
フト12に与えられる。繰出を間欠的にするために、クラ
ッチ6が遮断されたとき、ブレーキ7が作用され、慣性
によるオーバランが防止される。クラッチ6が伝達状態
にある場合には、シャフト12が回転し、その回転力はプ
ーリ14,ベルト13,プーリ15を介してシャフト16に伝達さ
れ、送りローラ5およびピックローラ3が回転する。シ
ャフト12の回転力は変速機18およびベルト19を介して送
りローラ20に与えられ、送りローラ20およびピックロー
ラ22が回転する。
これらのローラの回転により、紙葉類1は繰出され
る。このとき、第4図に示すように、紙葉類1が傾いて
繰出されると、センサ24とセンサ25とからは第5図に示
すように、立上りがΔtだけ遅れた信号が出力される。
紙葉類の傾きを修正するために、CPU100はΔtの大きさ
に基づいて、駆動回路102に所定の駆動信号を出力す
る。すなわち、第4図に示す場合には、送りローラ20の
回転速度を送りローラ5の回転速度に比べて小さくすれ
ばよいから、円錐プーリ180の円錐部182および183の間
隔を広げて、シャフト12側のベルト19の回転半径が小さ
くなるように変速機用モータ187を回転させ、レバー186
を回動させる。
紙葉類がこれとは逆に傾いている場合には、送りロー
ラ20の回転を速くするために、円錐部182および183の間
隔が狭くなるように、変速機用モータ187を回転させ
る。
このようにして、紙葉類が傾いて繰出された場合に
も、その後の繰出においては、紙葉類は傾きなく繰出さ
れるようになる。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、紙葉類が傾いて繰
出された場合には、紙葉類が傾きを補正されながら連続
して繰出されるように、紙葉類の繰出方向に対して垂直
方向に所定の間隔を隔てて配置された第1および第2の
繰出手段の少なくともいずれか一方の繰出速度を調整す
るようにしたので、紙葉類は傾きなく繰出されるように
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の紙葉類繰出装置の機構部
の概略構成を示す図である。第2図は第1図に示す線II
-IIに沿う断面図である。第3図はこの考案の一実施例
の紙葉類繰出装置の制御部の主な電気的構成を示す概略
ブロック図である。第4図は第2図に示すセンサによ
り、傾いて繰出された紙葉類が検知されている状態を示
す図である。第5図は第4図に示す状態に対応するセン
サの出力波形を示す図である。第6図は従来の紙葉類繰
出装置の概略構成を示す図である。第7図は第6図に示
す線VII-VIIに沿う断面図である。 図において、1は紙葉類、3および22はピックローラ、
5および20は送りローラ、18は変速機、24および25はセ
ンサ、100はCPU、101はメモリ、102は駆動回路、187は
変速機用モータを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を繰出すために設けられ、紙葉類の
    繰出方向に対して垂直方向に互いに予め定める間隔を隔
    てて配置された第1および第2の繰出手段と、 前記第1および第2の繰出手段によって繰出された紙葉
    類の傾きを検知するための検知手段と、 前記検知手段の検知出力に応答して、紙葉類が傾きを補
    正されながら連続して繰出されるように前記第1および
    第2の繰出手段の少なくとも一方の繰出速度を制御する
    制御手段とを備えた、紙葉類繰出装置。
JP1990129495U 1990-11-29 1990-11-29 紙葉類繰出装置 Expired - Lifetime JPH0810575Y2 (ja)

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JPH0484239U JPH0484239U (ja) 1992-07-22
JPH0810575Y2 true JPH0810575Y2 (ja) 1996-03-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63180635A (ja) * 1987-01-20 1988-07-25 Canon Inc シ−ト搬送装置

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JPH0484239U (ja) 1992-07-22

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