JPH08105514A - 歯 車 - Google Patents

歯 車

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Publication number
JPH08105514A
JPH08105514A JP26156594A JP26156594A JPH08105514A JP H08105514 A JPH08105514 A JP H08105514A JP 26156594 A JP26156594 A JP 26156594A JP 26156594 A JP26156594 A JP 26156594A JP H08105514 A JPH08105514 A JP H08105514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
shaving
gear
cut
area
Prior art date
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Pending
Application number
JP26156594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Haruhara
好夫 春原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aichi Machine Industry Co Ltd filed Critical Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority to JP26156594A priority Critical patent/JPH08105514A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シェービング工程,歯の研磨工程での切削代
を少なくし、作業時間を短縮させ、かつカッターの摩耗
を少なくできる歯車の提供を目的とする。 【構成】 シェービング工程,歯の研磨工程で切削され
る切削代が少なくなる歯面形状に、鍛造工法,圧造工
法,サイジング工法等で歯車を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、歯形創成理論に基づ
かない歯形に形成される歯車に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、歯車の歯面の断面輪
郭は図11に示すように標準化したものとなっており、
歯元円6に沿って歯底1が形成され、歯先円8に沿って
歯先5が形成されるものであり、一般的に上記歯車は、
歯切工具であるホブにより歯形創成理論に基づくインボ
リュート曲線Aを有した歯面形状に形成され、その後
に、歯のシェービング工程または歯の研磨工程により仕
上げられるもので、歯のシェービング工程では0.01
〜0.2mm程度歯面が切削されて仕上げられ、また歯の
研磨工程では約0.01〜0.5mm程度歯面が切削され
るものである。なお、従来では図12に示すように、歯
のシェービング工程または歯の研磨工程時に歯面全域に
わたり切削部Kが切削されるものであり、シェービング
工程または歯の研磨工程のサイクルタイムが大で、ま
た、シェービングカッター等の摩耗が大となる問題点が
あった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、シェービング工程また
は歯の研磨工程での切削代が少なくなる歯車を提供せん
ことを目的とし、その要旨は、歯のシェービング工程,
歯の研磨工程により仕上げ加工されて製作される歯車に
おいて、前記シェービング工程,歯の研磨工程で切削さ
れる切削代が少なくなる歯面形状に鍛造工法,圧造工
法,サイジング工法等で造形したことである。
【0004】
【作用】シェービング工程,歯の研磨工程の前工程にお
いて、鍛造工法,圧造工法,サイジング工法等により歯
面を歯形創成理論に基づかない歯面形状に形成させてお
き、シェービング工程,歯の研磨工程で切削される切削
代を少なくして、サイクルタイムを少なくし、また、シ
ェービングカッター等の摩耗等を少なくし、安価に精度
よく製作することができる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明は、一般的なインボリュート曲線を有する
スーパー歯車,ヘリカル歯車,ハイポイド歯車,カサ歯
車に適応され、また、トロコイド曲線を有した歯車にも
適応することができるもので、図1では本例の歯車を造
形する金型10の一例を示しており、本例の歯車は金型
10を用いて鍛造工法または圧造工法またはサイジング
工法により歯形を形成するものであり、金型10に形成
された底部10aが歯車の歯底1を形成するものであ
り、また、底部10aから連続して立ち上がる金型10
の側面部10bにより歯面が形成されるもので、金型1
0を押し付ける等して図1のように歯車の歯を盛り上げ
させて形成することができる。尚、あらかじめ切削加工
により歯形を形成させた後に前記金型10を用いて鍛造
工法または圧造工法またはサイジング工法により歯面部
分等を形成することもでき、冷間,温間,熱間を問わず
行なうことができる。
【0006】このように本例では、金型10等を用い鍛
造工法,圧造工法,サイジング工法で任意に歯面を形成
させることができるため、あらかじめ金型10の形状を
変更することにより、例えば図2に示すように、歯車が
使用される時に噛合する範囲となる歯面部位のみに膨出
状に取り代部11をあらかじめ形成させることができ、
この取り代部11が、後のシェービング工程,歯の研磨
工程において切削されて仕上げられる部分となる。した
がって、従来のようにシェービング工程,歯の研磨工程
において歯面全域にわたり切削されることがなく、シェ
ービング工程,歯の研磨工程での切削面積が従来よりも
少なくなり、短い時間でシェービング工程,歯の研磨工
程を終了することができ、また、シェービング,研磨用
の工具の摩耗を少なくさせることができるものである。
【0007】また、熱処理による変形,切削のサイクル
タイム減少を考慮して、図3に示すように、さらに内側
へ膨出状に取り代膨出部12を噛合する範囲となる歯面
部位に形成させても良く、さらに図4に示すように、中
央部に取り代凹部14を有し上下に突出状の取り代突部
13,13を有する波形状に歯面を形成させることも可
能であり、この取り代突部13および取り代凹部14の
部分のみがシェービング工程,歯の研磨工程で切削され
るため、従来よりも切削面積が少なくなるものである。
【0008】さらに、図5に示すように、歯面を湾曲状
に、すなわち、歯幅方向の両端側よりも中央部が膨出し
た湾曲形状に形成させることもでき、中央が湾曲状に突
出した中央突部15を形成することにより、シェービン
グ工程,歯の研磨工程では、この中央突部15の部分が
切削されるため、両端側は切削されず従来よりも切削面
積が少ないものとなる。
【0009】さらに、図6に示すように、歯幅方向の先
端に凹み状に段部16を形成させ、さらに、歯先の隅角
部に凹み状に段部5aを形成させた形状とすることもで
き、さらに図7のように、段部5aは凸アール状に形成
しても良く、図8のように面取り状に形成しても良い。
また、前記段部16は図9のように、歯先側が幅1.5
mm以下で、歯元側が幅0.5mm以下の傾斜状に形成して
も良く、図10に示すように、歯幅方向の先端全域に
1.5mm以下の一定幅で形成させても良く、後のシェー
ビング工程,歯の研磨工程ではこの段部16および段部
5aの部分は切削されないため、従来よりもシェービン
グ工程,歯の研磨工程での切削面積が少ないものとな
る。
【0010】このように本例では、鍛造工法,圧造工
法,サイジング工法等により、シェービング工程,歯の
研磨工程での切削代が最小となるような歯面形状に形成
させることができ、シェービング工程,歯の研磨工程の
作業時間がその分短縮し、シェービング,研磨用の工具
の摩耗が少なくなり、安価に精度良く歯車の製作ができ
るものである。なお、歯先部および歯底部分にシェービ
ング用のカッター等の逃げ用の凹部を形成させておくこ
とも可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明では、鍛造工法,圧造工法,サイ
ジング工法等により、シェービング工程,歯の研磨工程
での切削代が最小となるような歯面形状に歯車を形成さ
せることができ、シェービング工程,歯の研磨工程で切
削される切削代を少なくして、サイクルタイムを少なく
し、また、シェービングカッター等の摩耗等を少なく
し、安価に精度良く歯車を製作することができる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】鍛造工法,圧造工法,サイジング工法等による
歯車の成形状態の斜視構成図である。
【図2】取り代部を膨出形成させた歯形の概略図であ
る。
【図3】さらに異なる取り代膨出部を形成した歯形の概
略図である。
【図4】取り代突部と取り代凹部を形成させた歯形の概
略構成図である。
【図5】歯幅の中央に中央突部を形成した歯形の要部斜
視図である。
【図6】歯幅の先端に段部を形成した歯面の斜視図であ
る。
【図7】図6の歯先側段部の変形例の斜視図である。
【図8】図6の歯先側段部の変形例の斜視図である。
【図9】歯幅の先端の段部の変形例の斜視図である。
【図10】歯幅の先端の段部の変形例の斜視図である。
【図11】従来のインボリュート曲線による歯形図であ
る。
【図12】従来のシェービングまたは歯研工程で切削さ
れる全域に亘る切削部を示す歯面の斜視図である。
【符号の説明】
1 歯底 5a 段部 10 金型 10b 側面部 11 取り代部 12 取り代膨出部 13 取り代突部 14 取り代凹部 15 中央突部 16 段部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯のシェービング工程,歯の研磨工程に
    より仕上げ加工されて製作される歯車において、前記シ
    ェービング工程,歯の研磨工程で切削される切削代が少
    なくなる歯面形状に鍛造工法,圧造工法,サイジング工
    法等で造形したことを特徴とする歯車。
  2. 【請求項2】 歯のシェービング工程の切削代が0.0
    1〜0.2mmの範囲で、歯の研磨工程の切削代が0.0
    1〜0.5mmの範囲で、歯形誤差,リード誤差等の歯車
    精度が成形されている歯車。
JP26156594A 1994-09-30 1994-09-30 歯 車 Pending JPH08105514A (ja)

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A521 Written amendment

Effective date: 20040329

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Effective date: 20040412

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A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

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