JPH0810544A - 空気清浄器 - Google Patents

空気清浄器

Info

Publication number
JPH0810544A
JPH0810544A JP6145167A JP14516794A JPH0810544A JP H0810544 A JPH0810544 A JP H0810544A JP 6145167 A JP6145167 A JP 6145167A JP 14516794 A JP14516794 A JP 14516794A JP H0810544 A JPH0810544 A JP H0810544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
case
filter member
air purifier
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6145167A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadahiko Wakaba
貞彦 若葉
Yoshiaki Abura
善紀 油
Kenji Okuyama
健二 奥山
Kenji Obata
健二 小幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP6145167A priority Critical patent/JPH0810544A/ja
Publication of JPH0810544A publication Critical patent/JPH0810544A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉塵及び臭気分を捕集、消臭することができ
る空気清浄器において、火の粉が吸い込まれても活性炭
フィルタに着火しない。 【構成】 消臭フィルタ1と自己消火性能を有する除塵
フィルタ2とを一体構成したフィルタ部材3をケース4
に入れた空気清浄器である。フィルタ部材3をケース4
に自己消火性能を有する除塵フィルタ2が吸入側を向い
て入れられる際にはセットの障害とならず且つ除塵フィ
ルタ2が吸入側を向かない状態で入れられる際にはセッ
トを不可能とする逆入れ防止手段5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭内で発生する粉塵
及び臭気分を捕集、消臭するための空気清浄器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から空気清浄器の目的としては部屋
の粉塵を捕集する目的と、部屋の臭いを消臭する目的と
がある。部屋の粉塵を捕集する除塵フィルタ2は一般的
に成形繊維で構成するファイバーフィルタにより構成し
てある。また、部屋の臭いを消臭する消臭フィルタ1と
しては活性炭フィルタが用いられている。そして、コス
ト面、メンテナンス性を考慮して、除塵と消臭を目的と
して上記のファイバーフィルタと活性炭フィルタとを一
体型に構成したフィルタ部材3は公知である。
【0003】図11には上記除塵フィルタ2であるファ
イバーフィルタと消臭フィルタ1である活性炭フィルタ
とを一体型に構成したフィルタ部材3を設けた空気清浄
器が示してある。図中4はケースであって下面部には孔
部が形成してある。そして、ケース4の上方からケース
4内にフィルタ部材3を挿入してセットし、この状態で
空気清浄器本体12のはめ込み口13からケース4をは
め込んで上記フィルタ部材3を空気清浄器本体12の空
気流路の途中にセットするのである。図中15は空気清
浄器本体12に設けた空気吸い込み口であり、空気清浄
器本体12内に設けたファンを駆動することで空気吸い
込み口15から吸い込んだ部屋の空気を空気清浄器本体
12の空気流路を通して空気清浄器本体12に設けた排
気口(図示せず)から排気する際、上記空気流路の途中
に配置したフィルタ部材3により除塵の捕集と消臭とを
行うようになっている。そして、フィルタ部材3の交換
等のメンテナンス時にはケース4を引出し、ケース4内
からフィルタ部材3を取り出し、新しいフィルタ部材3
をケース4内に入れ、空気清浄器本体12のはめ込み口
13からケース4をはめ込んで上記フィルタ部材3を空
気清浄器本体12の空気流路の途中にセットするのであ
る。
【0004】ところが、上記従来例にあっては、フィル
タ部材3をケース4にはめ込む際、活性炭フィルタによ
り構成した消臭フィルタ1が空気流路の吸い込み側(図
において矢印Aで示す方向)に向くように挿入してセッ
トされることがある。このような場合には吸い込み側か
ら火の子が吸い込まれて活性炭に着火し、火災の原因と
なるおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは、粉塵及び臭気分を捕集、消臭することがで
きる空気清浄器において、火の粉が吸い込まれた際に臭
気分を消臭する活性炭フィルタ部に着火して火災の原因
になるのを防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の従来例の問題点を
解決して本発明の目的を達成するために、本発明の空気
清浄器は、消臭フィルタ1と自己消火性能を有する除塵
フィルタ2とを一体構成したフィルタ部材3をケース4
に入れた空気清浄器であって、フィルタ部材3をケース
4に自己消火性能を有する除塵フィルタ2が吸入側を向
いて入れられる際にはセットの障害とならず且つ除塵フ
ィルタ2が吸入側を向かない状態で入れられる際にはセ
ットを不可能とする逆入れ防止手段5を設けて成ること
を特徴とするものである。
【0007】また、フィルタ部材3の一面からフィルタ
枠6を突出させ、ケース4内にフィルタ部材3を正常状
態で挿入した際にフィルタ枠6の突出部11を収めるこ
とができる部分を設けて逆入れ防止手段5を構成するこ
とも好ましい。また、フィルタ部材3から突起体7を突
出し、ケース4の開口縁に突起体7がはめ込まれる凹部
8を設け、正常状態で挿入した際に突起体7が凹部8に
はめ込まれると共にフィルタ部材3がケース4内に収納
され且つ非正常状態で挿入した際に突起体7が凹部8に
はめ込まれ且つフィルタ部材3がケース4から突出する
ようにフィルタ部材3からの突起体7の突出位置を設定
して逆入れ防止手段5を構成することも好ましい。
【0008】また、フィルタ部材3に凹所9を設け、ケ
ース4にフィルタ部材3が正常に挿入された際には凹所
9内に位置し且つケース4にフィルタ部材3が非正常に
挿入された際にはフィルタ部材3に当たる突部10をケ
ース4内に設けて逆入れ防止手段5を構成することも好
ましい。また、フィルタ部材3の外形状及びケース4の
内部の形状によりフィルタ部材3をケース4に自己消火
性能を有する除塵フィルタ2が吸入側を向いて入れられ
る際にはセットの障害とならず且つフィルタ部材3が除
塵フィルタ2が吸入側を向かない状態で入れられる際に
はセットを不可能とする逆入れ防止手段5を構成するこ
とも好ましい。
【0009】
【作用】上記の構成の本発明によれば、消臭フィルタ1
と自己消火性能を有する除塵フィルタ2とを一体構成し
たフィルタ部材3をケース4に入れた空気清浄器におい
て、フィルタ部材3をケース4に自己消火性能を有する
除塵フィルタ2が吸入側を向いて入れられる際にはセッ
トの障害とならず且つ除塵フィルタ2が吸入側を向かな
い状態で入れられる際にはセットを不可能とする逆入れ
防止手段5を設けてあるので、ケース4にフィルタ部材
3を入れる際に、フィルタ部材3の除塵フィルタ2が吸
入側に向いた状態で入れるとセットでき、フィルタ部材
3を除塵フィルタ2が吸入側を向かない状態で入れても
セットできず、このことで、フィルタ部材3をセットし
た状態では必ず自己消火性能を有する除塵フィルタ2が
吸入側を向くことになり、吸入側から火の粉が吸い込ま
れても自己消火性能を有する除塵フィルタ2の自己消火
能により消火され、下流側に位置する活性炭などの消臭
フィルタに着火するのを防止できることになる。
【0010】そして、フィルタ部材3の一面からフィル
タ枠6を突出させ、ケース4内にフィルタ部材3を正常
状態で挿入した際にフィルタ枠6の突出部11を収める
ことができる部分を設けて逆入れ防止手段5を構成した
り、あるいは、フィルタ部材3から突起体7を突出し、
ケース4の開口縁に突起体7がはめ込まれる凹部8を設
け、正常状態で挿入した際に突起体7が凹部8にはめ込
まれると共にフィルタ部材3がケース4内に収納され且
つ非正常状態で挿入した際に突起体7が凹部8にはめ込
まれ且つフィルタ部材3がケース4から突出するように
フィルタ部材3からの突起体7の突出位置を設定して逆
入れ防止手段5を構成したり、あるいは、また、フィル
タ部材3に凹所9を設け、ケース4にフィルタ部材3が
正常に挿入された際には凹所9内に位置し且つケース4
にフィルタ部材3が非正常に挿入された際にはフィルタ
部材3に当たる突部10をケース4内に設けて逆入れ防
止手段5を構成したり、あるいはまた、フィルタ部材3
の外形状及びケース4の内部の形状によりフィルタ部材
3をケース4に自己消火性能を有する除塵フィルタ2が
吸入側を向いて入れられる際にはセットの障害とならず
且つフィルタ部材3が除塵フィルタ2が吸入側を向かな
い状態で入れられる際にはセットを不可能とする逆入れ
防止手段5を構成することで、簡単な構成で逆入れ防止
手段5が構成でき、正確にフィルタ部材3をケース4に
入れてセットできることになる。
【0011】
【実施例】本発明を以下添付図面に基づいて詳述する。
空気清浄器は図1に示すようなもので、フィルタ部材3
をケース4内に入れ、このフィルタ部材3を入れたケー
ス4を空気清浄器本体12のはめ込み口13にはめ込ん
でフィルタ部材3を空気清浄器本体12の空気流路の途
中にセットして構成してある。ケース4は上方がフィル
タ部材3を入れるための開口部14となっており、下面
部に孔部が設けてある。空気清浄器本体12の前面部の
上部には空気吸い込み口15が設けてあって、この空気
吸い込み口15が空気流路の一端部と連通している。そ
して、空気清浄器本体12内のファンを駆動すると、空
気吸い込み口15から部屋の空気が吸い込まれ、空気清
浄器本体12内の空気流路を通って空気清浄器本体12
に設けた排気口から排気されるものである。そして、こ
のように空気流路を空気が流れる際に、空気流路の途中
にセットされたフィルタ部材3により空気の清浄化が行
われるのである。
【0012】本発明に用いるフィルタ部材3は消臭フィ
ルタ1と自己消火性能を有する除塵フィルタ2とを一体
構成したものである。具体的には消臭フィルタ1として
は活性炭フィルタが用いられ、自己消火性能を有する除
塵フィルタ2としてはファイバーフィルタが用いられて
いる。ここで、ファイバーフィルタは、例えば、ポリプ
ロピレンの不織布とポリエステルの不織布とを積層した
もので、ポリプロピレンの不織布とポリエステルの不織
布は自己消火性能を有したものであり、また、ポリプロ
ピレンの不織布により主として集塵を行い、ポリエステ
ルの不織布により補強を行うようにしている。そして、
図2に示すように、下面の活性炭落下防止ネット20と
上面の波状をしたファイバーフィルタよりなる自己消火
性能を有する除塵フィルタ2との間に消臭フィルタ1を
構成する活性炭を充填し、外側周をポリエステルのフィ
ルタ枠6で囲んでフィルタ部材3が構成してある。
【0013】ここで、本発明においては、フィルタ部材
3をケース4に自己消火性能を有する除塵フィルタ2が
吸入側を向いて入れられる際にはセットの障害とならず
且つ除塵フィルタ2が吸入側を向かない状態で入れられ
る際にはセットを不可能とする逆入れ防止手段5を設け
た点に特徴がある。図3、図4には逆入れ防止手段5の
一実施例が示してある。この実施例においては、フィル
タ部材3の一面からフィルタ枠6を突出させ、更に、ケ
ース4内にフィルタ部材3を正常状態で挿入した際にフ
ィルタ枠6の突出部11を収めることができる部分を設
けて逆入れ防止手段5を構成したものである。すなわ
ち、ケース4内の底部からフィルタ載置部16が突出し
ており、このフィルタ載置部16にフィルタ部材3を正
常状態でケース4内に入れた際にフィルタ枠6の突出部
11を収めることができる溝部17が設けてある。ここ
で、フィルタ部材3の上下方向の厚みはケース4の上の
開口部14の縁からフィルタ載置部16までの長さ以下
となっており、また、フィルタ部材3の上下方向の厚み
にフィルタ枠6の突出部16を加えた長さは、ケース4
の上の開口部14の縁からフィルタ載置部16までの長
さよりも長くなっている。したがって、図3のようにフ
ィルタ部材3を正常な状態で挿入すると(つまり、図3
の実施例では矢印Aで示す上方側が吸入側であるため、
上方の吸入側に自己消火性能を有する除塵フィルタ2が
位置するような状態が正常な状態である)、突出部11
が下側に位置してケース4内にフィルタ部材3を挿入し
てフィルタ載置部16に載置すると共に突出部11を溝
部17に入れ、このことにより突出部11付きのフィル
タ部材3を自己消火性能を有する除塵フィルタ2を上に
した状態で完全に収納できるので、フィルタ部材3を正
常状態で挿入したケース4を空気清浄器本体12のはめ
込み口13にはめ込むことができるものである。一方、
ケース4内にフィルタ部材3を挿入するに当たって、図
4のようにフィルタ部材3を誤って上下逆に挿入する
と、突出部11が上側に位置してケース4内にフィルタ
部材3を挿入してフィルタ載置部16に載置しても突出
部11がケース4の上の開口縁より上方に突出し、この
ため、ケース4を空気清浄器本体12のはめ込み口13
にはめ込もうとしてもケース4から突出した突出部11
が邪魔になってケース4をはめ込むことができず、フィ
ルタ部材3をセットできないことになる。
【0014】図5、図6には逆入れ防止手段5の他の実
施例が示してある。この実施例においては、フィルタ部
材3の自己消火性能を有する除塵フィルタ2側の上部か
ら側方に向けて突起体7が突設してあり、また、ケース
4の開口縁に突起体7がはめ込まれる凹部8が設けてあ
って、上記突起体7、凹部8により逆入れ防止手段5が
構成してある。
【0015】しかして、この実施例においては、図5の
ようにフィルタ部材3を正常な状態で挿入すると(つま
り、図5の実施例では矢印Aで示す上方側が吸入側であ
るため、上方の吸入側に自己消火性能を有する除塵フィ
ルタ2が位置するような状態が正常な状態である)、突
起体7が上側に位置してケース4内にフィルタ部材3を
完全に挿入すると共に突起体7が凹部8にはめ込まれ
る。このようにしてフィルタ部材3を自己消火性能を有
する除塵フィルタ2を上にした状態で完全に収納できる
ので、フィルタ部材3を正常状態で挿入したケース4を
空気清浄器本体12のはめ込み口13にはめ込むことが
できるものである。一方、ケース4内にフィルタ部材3
を挿入するに当たって、図6のようにフィルタ部材3を
誤って上下逆に挿入しようとすると、突起体7が下側に
位置して凹部8にはめ込まれるため、フィルタ部材3を
挿入できず、フィルタ部材3はケース4より上方に突出
してしまう。このため、ケース4を空気清浄器本体12
のはめ込み口13にはめ込もうとしてもケース4から突
出したフィルタ部材3が邪魔になってケース4をはめ込
むことができず、フィルタ部材3をセットできないこと
になる。
【0016】図7、図8には逆入れ防止手段5の更に他
の実施例が示してある。この実施例においては、フィル
タ部材3の片面側を波状を有効利用したものである。つ
まり、フィルタ部材3の片面を波状とすることで該フィ
ルタ部材3の片面に凹所9が形成され、一方、ケース4
の長手方向の一端部には突部10が突設してあり、上記
凹所9、突部10により逆入れ防止手段5が構成してあ
る。
【0017】しかして、この実施例においては、図7
(a)において矢印Aで示す上方側が吸入側であるた
め、上方の吸入側であるとした場合、フィルタ部材3を
自己消火性能を有する除塵フィルタ2が上に位置するよ
うな姿勢で、フィルタ部材3を斜めに挿入し、図7
(b)に示すように凹所9内に突部10を位置させてケ
ース4内にフィルタ部材3を完全に挿入する。このよう
にしてフィルタ部材3を自己消火性能を有する除塵フィ
ルタ2を上にした状態で完全に収納できるので、フィル
タ部材3を正常状態で挿入したケース4を空気清浄器本
体12のはめ込み口13にはめ込むことができるもので
ある。一方、ケース4内にフィルタ部材3を挿入するに
当たって、図8のようにフィルタ部材3を誤って上下逆
に挿入しようとすると、凹所9が下になり上面側に裏面
の活性炭落下防止ネット20が位置し、この活性炭落下
防止ネット20が図8(b)のようにケース4に設けた
突部10に当たってフィルタ部材3をケース4内に完全
に収納できなくなる。このため、ケース4を空気清浄器
本体12のはめ込み口13にはめ込もうとしてもケース
4から突出したフィルタ部材3が邪魔になってケース4
をはめ込むことができず、フィルタ部材3をセットでき
ないことになる。
【0018】図9、図10には逆入れ防止手段5の更に
他の実施例が示してある。この実施例においては、フィ
ルタ部材3の外形状及びケース4の内部の形状により逆
入れ防止手段5を構成したものである。つまり、フィル
タ部材3の両側面を傾斜させてフィルタ部材3の巾を図
10においてL1 >L2 とし、ケース4も上記形状のフ
ィルタ部材3がぴったりと入る形状(つまり両側板を傾
斜させて両側板間の距離を上部程長くなるようにする)
としてある。
【0019】しかして、この実施例においては、フィル
タ部材3の巾が狭い方を下にした正常な状態(つまり、
図9の実施例では矢印Aで示す上方側が吸入側であるた
め、上方の吸入側に自己消火性能を有する除塵フィルタ
2が位置するような状態が正常な状態である)でケース
4内に上方から挿入しなければフィルタ部材3をケース
4内に完全に挿入することができないものであり、この
ため、フィルタ部材3の巾が狭い方を下にした正常な状
態でケース4内に挿入した状態ではケース4を空気清浄
器本体12のはめ込み口13にはめ込むことができる
が、フィルタ部材3の巾が広い方を下にした状態ではケ
ース4内に完全にはめ込むことができず、したがって、
ケース4を空気清浄器本体12のはめ込み口13にはめ
込むことができないものである。
【0020】上記のように本発明では自己消火性能を有
する除塵フィルタ2が吸入側を向いた正常な状態でしか
フィルタ部材3をケース4内に完全に挿入できないの
で、空気清浄器本体12にセットされた状態では必ずフ
ィルタ部材3は除塵フィルタ2が吸入側を向き、このた
め、吸入側から火の粉が吸い込まれても自己消火性能を
有する除塵フィルタ2の自己消火能により消火され、下
流側に位置する活性炭などの消臭フィルタ1に着火する
のを防止するようになっている。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、消臭フィルタと自己消火性能を有す
る除塵フィルタとを一体構成したフィルタ部材をケース
に入れた空気清浄器であって、フィルタ部材をケースに
自己消火性能を有する除塵フィルタが吸入側を向いて入
れられる際にはセットの障害とならず且つ除塵フィルタ
が吸入側を向かない状態で入れられる際にはセットを不
可能とする逆入れ防止手段を設けてあるので、ケースに
フィルタ部材を入れてセットした場合、必ず自己消火性
能を有する除塵フィルタが吸入側に位置し、この結果、
吸入側から煙草の火などの火の粉が入っても下流側に位
置する活性炭フィルタなどで構成される消臭フィルタに
着火するのを確実に防止できて火災を防止できるもので
ある。
【0022】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記の請求項1記載の発明の効果に加えて、フィルタ部材
の一面からフィルタ枠を突出させ、ケース内にフィルタ
部材を正常状態で挿入した際にフィルタ枠の突出部を収
めることができる部分を設けて逆入れ防止手段を構成し
てあるので、簡単な構成で逆入れ防止手段を構成でき、
正確にフィルタ部材をケースに入れてセットできるもの
である。
【0023】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記の請求項1記載の発明の効果に加えて、フィルタ部材
から突起体を突出し、ケースの開口縁に突起体がはめ込
まれる凹部を設け、正常状態で挿入した際に突起体が凹
部にはめ込まれると共にフィルタ部材がケース内に収納
され且つ非正常状態で挿入した際に突起体が凹部にはめ
込まれ且つフィルタ部材がケースから突出するようにフ
ィルタ部材からの突起体の突出位置を設定して逆入れ防
止手段を構成してあるので、簡単な構成で逆入れ防止手
段を構成でき、正確にフィルタ部材をケースに入れてセ
ットできるものである。
【0024】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記の請求項1記載の発明の効果に加えて、フィルタ部材
に凹所を設け、ケースにフィルタ部材が正常に挿入され
た際には凹所内に位置し且つケースにフィルタ部材が非
正常に挿入された際にはフィルタ部材に当たる突部をケ
ース内に設けて逆入れ防止手段を構成してあるので、簡
単な構成で逆入れ防止手段を構成でき、正確にフィルタ
部材をケースに入れてセットできるものである。
【0025】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記の請求項1記載の発明の効果に加えて、フィルタ部材
の外形状及びケースの内部の形状によりフィルタ部材を
ケースに自己消火性能を有する除塵フィルタが吸入側を
向いて入れられる際にはセットの障害とならず且つフィ
ルタ部材が除塵フィルタが吸入側を向かない状態で入れ
られる際にはセットを不可能とする逆入れ防止手段を構
成してあるので、簡単な構成で逆入れ防止手段を構成で
き、正確にフィルタ部材をケースに入れてセットできる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体を示す分解斜視図であ
る。
【図2】同上に用いるフィルタ部材の断面図である。
【図3】同上のフィルタ部材を正常状態でケースに入れ
た状態を示す断面図である。
【図4】同上のフィルタ部材を非正常状態でケースに入
れた状態を示す図面で、(a)は断面図であり、(b)
は斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例においてフィルタ部材を正
常状態でケースに入れている途中の状態の斜視図であ
る。
【図6】同上のフィルタ部材を非正常状態でケースに入
れている途中の状態の斜視図である。
【図7】(a)は本発明の更に他の実施例においてフィ
ルタ部材を正常状態でケースに入れている途中の状態の
斜視図であり、(b)は同上の入れた状態の斜視図であ
る。
【図8】(a)は同上のフィルタ部材を非正常状態でケ
ースに入れている途中の状態の斜視図であり、(b)は
同上のフィルタ部材がケースに入れることができない状
態を説明する斜視図である。
【図9】本発明の更に他の実施例においてフィルタ部材
を正常状態でケースに入れている途中の状態の斜視図で
ある。
【図10】同上に用いるフィルタ部材の斜視図である。
【図11】従来例の全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 消臭フィルタ 2 除塵フィルタ 3 フィルタ部材 4 ケース 5 逆入れ防止手段 6 フィルタ枠 7 突起体 8 凹部 9 凹所 10 突部 11 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小幡 健二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消臭フィルタと自己消火性能を有する除
    塵フィルタとを一体構成したフィルタ部材をケースに入
    れた空気清浄器であって、フィルタ部材をケースに自己
    消火性能を有する除塵フィルタが吸入側を向いて入れら
    れる際にはセットの障害とならず且つ除塵フィルタが吸
    入側を向かない状態で入れられる際にはセットを不可能
    とする逆入れ防止手段を設けて成ることを特徴とする空
    気清浄器。
  2. 【請求項2】 フィルタ部材の一面からフィルタ枠を突
    出させ、ケース内にフィルタ部材を正常状態で挿入した
    際にフィルタ枠の突出部を収めることができる部分を設
    けて逆入れ防止手段を構成して成ることを特徴とする請
    求項1記載の空気清浄器。
  3. 【請求項3】 フィルタ部材から突起体を突出し、ケー
    スの開口縁に突起体がはめ込まれる凹部を設け、正常状
    態で挿入した際に突起体が凹部にはめ込まれると共にフ
    ィルタ部材がケース内に収納され且つ非正常状態で挿入
    した際に突起体が凹部にはめ込まれ且つフィルタ部材が
    ケースから突出するようにフィルタ部材からの突起体の
    突出位置を設定して逆入れ防止手段を構成して成ること
    を特徴とする請求項1記載の空気清浄器。
  4. 【請求項4】 フィルタ部材に凹所を設け、ケースにフ
    ィルタ部材が正常に挿入された際には凹所内に位置し且
    つケースにフィルタ部材が非正常に挿入された際にはフ
    ィルタ部材に当たる突部をケース内に設けて逆入れ防止
    手段を構成して成ることを特徴とする請求項1記載の空
    気清浄器。
  5. 【請求項5】 フィルタ部材の外形状及びケースの内部
    の形状によりフィルタ部材をケースに自己消火性能を有
    する除塵フィルタが吸入側を向いて入れられる際にはセ
    ットの障害とならず且つフィルタ部材が除塵フィルタが
    吸入側を向かない状態で入れられる際にはセットを不可
    能とする逆入れ防止手段を構成して成ることを特徴とす
    る請求項1記載の空気清浄器。
JP6145167A 1994-06-27 1994-06-27 空気清浄器 Withdrawn JPH0810544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6145167A JPH0810544A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 空気清浄器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6145167A JPH0810544A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 空気清浄器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0810544A true JPH0810544A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15378986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6145167A Withdrawn JPH0810544A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 空気清浄器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0810544A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300019A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp 熱交換換気装置
JP2018533716A (ja) * 2015-10-30 2018-11-15 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 空気清浄装置
KR20190088869A (ko) * 2018-01-19 2019-07-29 엘지전자 주식회사 가습 공기청정기
US11306931B2 (en) 2018-01-19 2022-04-19 Lg Electronics Inc. Air purifier
US11592198B2 (en) 2018-01-19 2023-02-28 Lg Electronics Inc. Air purifier
US11598537B2 (en) 2018-01-19 2023-03-07 Lg Electronics Inc. Air purifier

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300019A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp 熱交換換気装置
JP2018533716A (ja) * 2015-10-30 2018-11-15 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 空気清浄装置
KR20190088869A (ko) * 2018-01-19 2019-07-29 엘지전자 주식회사 가습 공기청정기
KR20190143439A (ko) * 2018-01-19 2019-12-30 엘지전자 주식회사 가습 공기청정기
US11306931B2 (en) 2018-01-19 2022-04-19 Lg Electronics Inc. Air purifier
US11592198B2 (en) 2018-01-19 2023-02-28 Lg Electronics Inc. Air purifier
US11598537B2 (en) 2018-01-19 2023-03-07 Lg Electronics Inc. Air purifier
US11761649B2 (en) 2018-01-19 2023-09-19 Lg Electronics Inc. Air purifier
US11885525B2 (en) 2018-01-19 2024-01-30 Lg Electronics Inc. Air purifier

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7993589B1 (en) Air-conditioning apparatus
CA2290257C (en) Vacuum cleaner exhaust filter with ion generation stage
JP2009261319A (ja) 携帯用タバコ煙清浄器
JPH0810544A (ja) 空気清浄器
JP2018124055A (ja) 加湿空気清浄機
JP2009066466A (ja) 空気清浄機
JPH1015220A (ja) パチンコ遊技者用台間空気清浄装置
JP4308365B2 (ja) 喫煙用空気清浄機
KR100347927B1 (ko) 공기조화기의 집진기 결합구조
JP3850251B2 (ja) 空気調和機
JP2002098367A (ja) 加湿機能を有する空気調和機
JP3772590B2 (ja) 空気清浄器
JP2001008675A (ja) 携帯用空気清浄器
JPH0957032A (ja) 空気清浄器
JP3968795B2 (ja) 空気清浄器
JPH0356110A (ja) 空気清浄装置
KR20120008408U (ko) 가습공기청정기
KR100820587B1 (ko) 공기청정기
JP5221113B2 (ja) 揮散装置
JPS6393320A (ja) 空気清浄器
JP2004113657A (ja) 脱臭カセットおよび空気清浄機
KR200201796Y1 (ko) 진공 청소기의 배풍구
JP3569269B2 (ja) 空気清浄装置
JP2003175308A (ja) 空気浄化フィルター
JPH11281093A (ja) 除湿機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010904