JPH08105431A - クランク軸 - Google Patents

クランク軸

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Publication number
JPH08105431A
JPH08105431A JP26121594A JP26121594A JPH08105431A JP H08105431 A JPH08105431 A JP H08105431A JP 26121594 A JP26121594 A JP 26121594A JP 26121594 A JP26121594 A JP 26121594A JP H08105431 A JPH08105431 A JP H08105431A
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JP
Japan
Prior art keywords
crank
webs
crankshaft
adjacent
journal
Prior art date
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Pending
Application number
JP26121594A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Mishima
秀一 三嶋
Fumio Matsui
文雄 松井
Mitsuhiko Ota
光彦 太田
Atsushi Noda
厚志 野田
Eiji Shimada
英次 島田
Masashi Takayanagi
雅司 高柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP26121594A priority Critical patent/JPH08105431A/ja
Publication of JPH08105431A publication Critical patent/JPH08105431A/ja
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 クランク軸の剛性を高め得て、振動を低減し
得て、騒音の発生を低減する。 【構成】 クランクピン6の両端を夫々クランクウエブ
8により支持するクランクスロー部4を少なくとも2組
隣接させて設け、これら隣接する2組のクランクスロー
部の各クランクピンを同位相に位置させて対向する側の
各クランクウエブ間にクランクジャーナルを設けること
なく連結部により連結して設けるとともに離間する側の
クランクウエブに夫々クランクジャーナル12を設け、
隣接する2組のクランクスロー部の対向する側の各クラ
ンクウエブを連結するリブ20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はクランク軸に係り、特
に、クランク軸の剛性を高め得て、振動を低減し得て、
騒音の発生を低減し得るクランク軸に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンは、ピストンに連結されるコネ
クティングロッドの往復運動を、クランク軸により回転
運動に変換している。従来のクランク軸としては、特開
昭59−110915号公報に開示されるものがある。
この公報には、図8〜図13に示すクランク軸が開示さ
れている。
【0003】図8において、102はクランク軸、10
4はクランクスロー部である。クランク軸102は、ク
ランクピン106の両端を夫々クランクウエブ108に
より支持するクランクスロー部104を4組隣接させて
設けている。前記クランクピン106は、図示しないコ
ネクティングロッドの大端部を軸支する。
【0004】これら4組のクランクスロー部104は、
隣接する2組のクランクスロー部104の対向する側の
各クランクウエブ108間にクランクジャーナルを設け
ることなく連結部110により連結して設ている。ま
た、連結されて隣接する各2組のクランクスロー部10
4は、対向する側の各クランクウエブ108をクランク
ジャーナル112により連結し、離間する側の各クラン
クウエブ108に夫々クランクジャーナル112を設け
ている。各クランクジャーナル112は、図示しないク
ランクベアリングによりシリンダブロックに軸支され
る。
【0005】図8に示すクランク軸102は、クランク
ピン106・クランクウエブ108・連結部110・ク
ランクジャーナル112に、軽量化ための中空部114
を形成したものである。
【0006】また、図9〜図13に示すクランク軸10
2は、隣接する4組のクランクスロー部104の互いに
対向する側の各クランクウエブ108をクランクジャー
ナル112により連結し、離間する最外側の各クランク
ウエブ108にクランクジャーナル112を設けてい
る。
【0007】図9〜図13に示すクランク軸102は、
クランクピン106・クランクウエブ108・クランク
ジャーナル112に軽量化のための中空部114を形成
し、この中空部114の相対する内壁面間に剛性向上の
ためのリブ116を設け、このリブ116内にクランク
ジャーナル112からクランクピン106に連通する潤
滑油孔118を形成したものである。
【0008】また、従来のクランク軸としては、図6・
図7に示すものがある。図6・図7において、102は
クランク軸、104はクランクスロー部である。クラン
ク軸102は、クランクピン106の両端を夫々クラン
クウエブ108により支持するクランクスロー部204
を2組隣接させて設けている。前記クランクピン206
は、図示しないコネクティングロッドの大端部を軸支す
る。
【0009】これら隣接する2組のクランクスロー部1
04は、各クランクピン106を同位相に位置させて、
対向する側の各クランクウエブ108間にクランクジャ
ーナルを設けることなく連結部110により連結して設
けている。また、隣接する2組のクランクスロー部10
4は、離間する側のクランクウエブ108に夫々クラン
クジャーナル(図示せず)を設けている。各クランクジ
ャーナルは、図示しないクランクベアリングによりシリ
ンダブロックに軸支される。
【0010】図6・図7に示すクランク軸102は、隣
接する2組のクランクスロー部104の対向する側の各
クランクウエブ108間に、空間部120を設けてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
クランク軸は、隣接する2組のクランクスロー部の対向
する側の各クランクウエブに、曲げやねじり等の応用が
集中する問題がある。このため、従来のクランク軸は、
ねじり振動により折損するおそれがあった。
【0012】また、従来のクランク軸は、隣接する2組
のクランクスロー部の対向する側の各クランクウエブ間
の剛性が低いことから、振動振幅が大きくなり、騒音が
発生しやすいという不都合があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、クランクピンの両端を夫々
クランクウエブにより支持するクランクスロー部を少な
くとも2組隣接させて設け、これら隣接する2組のクラ
ンクスロー部の各クランクピンを同位相に位置させて対
向する側の各クランクウエブ間にクランクジャーナルを
設けることなく連結部により連結して設けるとともに離
間する側のクランクウエブに夫々クランクジャーナルを
設け、前記隣接する2組のクランクスロー部の対向する
側の各クランクウエブを連結するリブを設けたことを特
徴とする。
【0014】
【作用】この発明の構成によれば、クランク軸は、隣接
する2組のクランクスロー部の対向する側の各クランク
ウエブを連結するリブを設けたことにより、曲げやねじ
り等の応用が集中する前記対向する側の各クランクウエ
ブ間の剛性を高めることができる。
【0015】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0016】図1〜図5は、この発明の実施例を示すも
のである。図において、2はクランク軸、4はクランク
スロー部である。このクランク軸2は、クランクピン6
の両端を夫々クランクウエブ8・8により支持するクラ
ンクスロー部4を少なくとも2組隣接させて設けてい
る。図においては、2組のクランクスロー部4を隣接さ
せて設けている。前記クランクピン6は、図示しないコ
ネクティングロッドの大端部を軸支する。
【0017】これら隣接する2組のクランクスロー部4
は、各クランクピン6を同位相に位置させて、対向する
側の各クランクウエブ8間にクランクジャーナルを設け
ることなく連結部10により連結して設けている。ま
た、隣接する2組のクランクスロー部4は、離間する側
のクランクウエブ8に夫々クランクジャーナル12を設
けている。各クランクジャーナル12は、クランクベア
リング14により図示しないシリンダブロックに軸支さ
れる。
【0018】前記隣接する2組のクランクスロー部4
は、各クランクジャーナル12のジャーナル中心線Aに
対して、各クランクピン6のピン中心線Bのなす角度が
同一角度(0゜、または360゜)の位相となってい
る。これにより、隣接する2組のクランクスロー部4
は、各クランクピン6を同位相に位置させて設けてい
る。なお、符号16はバランスウエイト、符号18は潤
滑油孔である。
【0019】前記隣接する2組のクランクスロー部4の
各クランクウエブ8は、連結部10及びクランクジャー
ナル12から離間するに従い厚さが漸次薄くなるように
形成している。つまり、隣接する2組のクランクスロー
部4の各クランクウエブ8は、連結部10及びクランク
ジャーナル12の近傍の厚さが最大であり、離間するに
従い厚さが次第に薄くなり、最離間する部位においてク
ランクピン6の端縁6eに接するように形成している。
【0020】このように、隣接する2組のクランクスロ
ー部4の各クランクピン6を同位相に位置させて、対向
する側の各クランクウエブ8間にクランクジャーナルを
設けることなく連結部10により連結して設けるととも
に、離間する側のクランクウエブ8に夫々クランクジャ
ーナル12を設けた前記クランク軸2は、隣接する2組
のクランクスロー部4の対向する側の各クランクウエブ
8を連結するリブ20を設けている。
【0021】このリブ20は、各クランクウエブ8の連
結部10及びクランクジャーナル12から最離間する端
縁8eを連結する肉厚の棒状部22と、この棒状部22
及び前記対向する側の各クランクウエブ8・連結部10
を連結する肉薄の板状部24と、から構成される。
【0022】このリブ20は、隣接する2組のクランク
スロー部4の対向する側の各クランクウエブ8とこれら
各クランクウエブ8間の連結部10とを連結するよう
に、略三角形状に形成されている。
【0023】このように、クランク軸2は、隣接する2
組のクランクスロー部4の対向する側の各クランクウエ
ブ8を連結するリブ20を設けたことにより、曲げやね
じり等の応用が集中する前記対向する側の各クランクウ
エブ8間の剛性を高めることができる。
【0024】このため、このクランク軸2は、隣接する
2組のクランクスロー部4の対向する側の各クランクウ
エブ8間の剛性を高め得て、ねじり振動による折損のお
それを回避でき、振動振幅を小さくすることができ、騒
音を発生し難く得て、振動を低減し得て、また、振動の
低減により騒音の発生を低減することができる。
【0025】しかも、クランク軸2は、隣接する2組の
クランクスロー部4の対向する側の各クランクウエブ8
間にリブ20を設けるだけなので、一体鍛造により容易
に製造することがてき、低コストに実施することがで
き、実用上有利である。
【0026】
【発明の効果】このように、この発明によれば、クラン
ク軸は、隣接する2組のクランクスロー部の対向する側
の各クランクウエブを連結するリブを設けたことによ
り、曲げやねじり等の応用が集中する前記対向する側の
各クランクウエブ間の剛性を高めることができる。
【0027】このため、このクランク軸は、隣接する2
組のクランクスロー部の対向する側の各クランクウエブ
間の剛性を高め得て、振動振幅を小さくし得て、騒音を
発生し難く得て、振動を低減し得て、騒音の発生を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すクランク軸の正面図で
ある。
【図2】図1の〓−〓線による断面図である。
【図3】クランク軸の底面図である。
【図4】クランク軸の左側面図である。
【図5】クランク軸の右側面図である。
【図6】従来例を示すクランク軸の一部省略正面図であ
る。
【図7】図6の〓−〓線による断面図である。
【図8】別の従来例を示すクランク軸の正面図である。
【図9】さらに別の従来例を示すクランク軸の一部破断
正面図である。
【図10】図9のX−X線による断面図である。
【図11】図9のXI−XI線による断面図である。
【図12】図9のX〓−X〓線による断面図である。
【図13】図9のX〓−X〓線による断面図である。
【符号の説明】
2 クランク軸 4 クランクスロー部 6 クランクピン 8 クランクウエブ 10 連結部 12 クランクジャーナル 14 クランクベアリング 16 バランスウエイト 18 潤滑油孔 20 リブ 22 棒状部 24 板状部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図8】
【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 厚志 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 (72)発明者 島田 英次 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 (72)発明者 高柳 雅司 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクピンの両端を夫々クランクウエ
    ブにより支持するクランクスロー部を少なくとも2組隣
    接させて設け、これら隣接する2組のクランクスロー部
    の各クランクピンを同位相に位置させて対向する側の各
    クランクウエブ間にクランクジャーナルを設けることな
    く連結部により連結して設けるとともに離間する側のク
    ランクウエブに夫々クランクジャーナルを設け、前記隣
    接する2組のクランクスロー部の対向する側の各クラン
    クウエブを連結するリブを設けたことを特徴とするクラ
    ンク軸。
  2. 【請求項2】 前記リブは、略三角形状に形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載のクランク軸。
JP26121594A 1994-09-30 1994-09-30 クランク軸 Pending JPH08105431A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26121594A JPH08105431A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 クランク軸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26121594A JPH08105431A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 クランク軸

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JPH08105431A true JPH08105431A (ja) 1996-04-23

Family

ID=17358748

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26121594A Pending JPH08105431A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 クランク軸

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JP (1) JPH08105431A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1020242A3 (en) * 1999-01-13 2001-07-18 Isuzu Motors Limited Engine crankshaft made by forging
US9803685B2 (en) 2016-02-17 2017-10-31 Ford Global Technologies, Llc Crankshaft

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1020242A3 (en) * 1999-01-13 2001-07-18 Isuzu Motors Limited Engine crankshaft made by forging
US6324942B1 (en) 1999-01-13 2001-12-04 Isuzu Motors Limited Engine crankshaft made by forging
US9803685B2 (en) 2016-02-17 2017-10-31 Ford Global Technologies, Llc Crankshaft

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