JPH08105103A - グレーチングの支持装置 - Google Patents

グレーチングの支持装置

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JPH08105103A
JPH08105103A JP24173594A JP24173594A JPH08105103A JP H08105103 A JPH08105103 A JP H08105103A JP 24173594 A JP24173594 A JP 24173594A JP 24173594 A JP24173594 A JP 24173594A JP H08105103 A JPH08105103 A JP H08105103A
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JP
Japan
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main body
grating
supporting device
side plate
gratings
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JP24173594A
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Tadashi Ueda
匡 植田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】排水溝上端に設けられるグレーチングの支持を
熟練を要することなく簡単に行なえるようにする。 【構成】排水溝2の長さ方向に沿う内面の上端近傍に形
成された受け部3上に載せられるグレーチングの支持装
置7であって、長さ方向両端が受け部3上に載る長尺状
の本体8と、本体8の長さ方向の複数箇所において本体
8の左右の側板部8a,8bの外面に対向する一対の爪
9a,9bを持ち本体8の長さ方向に対して直交する方
向に移動可能に本体8の下端部の支持部10に支持された
ほぼU字状の挟着部材13と、本体8の一方の側板部8a
の外面から突設され挟着部材13の一方の爪9aとの間で
支持装置7の一側部に位置するグレーチング1の端部を
挟む凸部14と、本体8の他方の側板部8bにこの側板部
8bからの突出量を調節自在に設けられ挟着部材13の他
方の爪9bとの間で支持装置7の他側部に位置するグレ
ーチング1の端部を挟む凸部15とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物内、建物外を問わ
ず排水溝上端を覆う蓋として設けられるグレーチングを
支持するためのグレーチングの支持装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、排水溝上端を覆う蓋として敷設さ
れるグレーチングは排水溝の長さにもよるが、通常1本
の排水溝に対して複数枚が使用される場合が多く、排水
溝からのグレーチングの浮き上がり防止や盗難防止など
のために、隣り合うグレーチング間をボルト、ナットな
どにより連結しているのが現状である。
【0003】しかしながら、隣り合うグレーチング間を
例えばボルト、ナットにより連結する作業は端部に位置
するグレーチング構成材料であるメインバー同士を近接
させ、両メインバーにボルトを挿通させて、ボルトにナ
ットを螺合させることにより行なわれるのであるが、メ
インバー内側の狭い場所でメインバーにボルトを挿通さ
せて、ボルトにナットを螺合させる作業は行ないづら
く、熟練を要するという問題があった。しかも、排水溝
の掃除などのメンテナンスの度にボルト、ナットの脱着
を行なわねばならず、メンテナンスが非常に面倒である
という問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、排水溝上端に設けられるグレーチ
ングの支持を熟練を要することなく簡単に行なえるよう
にすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、排水溝の長さ方向に沿う内面の上端近傍に
形成された受け部上に載せられるグレーチングの支持装
置であって、長さ方向両端が前記受け部上に載る長尺状
の本体と、この本体の長さ方向の複数箇所において本体
の左右の側板部の外面に対向する一対の爪を持ち本体の
長さ方向に対して直交する方向に移動可能に本体の下端
部の支持部に支持されたほぼU字状の挟着部材と、前記
本体の左右の側板部の内、一方の側板部の外面から突出
するように設けられ前記挟着部材の一方の爪との間で支
持装置の一側部に位置するグレーチングの端部を挟む凸
部と、前記本体の左右の側板部の内、他方の側板部にこ
の側板部からの突出量を調節自在に設けられ前記挟着部
材の他方の爪との間で支持装置の他側部に位置するグレ
ーチングの端部を挟む凸部とを備えてなるものである。
【0006】
【作用】この構成により、排水溝の上端近傍の受け部上
の所定位置に支持装置を位置せしめ、この支持装置の両
側にそれぞれグレーチングを位置せしめ、各グレーチン
グの端部を支持装置の本体の凸部と挟着部材の爪との間
に嵌入させ、その状態で他方の凸部が挟着部材の他方の
爪側に移動するようにボルトを締め付けることにより支
持装置を介して隣り合うグレーチング同士を連結するこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。先ず、図1〜図6に示す第1実施例につ
いて説明すると、1は排水溝2の長さ方向に沿う内面の
上端近傍に形成された受け部3上に長さ方向に沿う両側
が載せられるグレーチングで、ステンレスや鉄などの金
属により作られている。さらに詳しくは、グレーチング
1は等間隔おきに互いに平行に並べられた多数本のメイ
ンバー4を、このメインバー4に対して直交するクロス
バー5により連結し、長さ方向に沿う両側に枠材6が取
り付けられてなる構成である。
【0008】前記グレーチング1は排水溝2の長さにも
よるが、1本の排水溝2に対して複数枚が使用される場
合が多く、隣り合うグレーチング1,1間に支持装置7
が介在される。
【0009】前記支持装置7は長さ方向両端が前記受け
部3上に載る長尺状の本体8と、この本体8の長さ方向
の両端近傍を含む複数箇所において本体8の左右の側板
部8a,8bの外面に対向する一対の爪9a,9bを持
ち本体8の長さ方向に対して直交する方向に移動可能に
本体8の下端部の支持部10にボルト11およびナット12に
より支持されたほぼU字状の挟着部材13と、前記本体8
の側板部8a,8bの内、一方の側板部8aの外面に溶
接にて固定されて設けられ前記挟着部材13の一方の爪9
aとの間で支持装置7の一側部に位置するグレーチング
1の端部に位置するメインバー4の下端を挟む凸部14
と、前記本体8の側板部8a,8bの内、他方の側板部
8bにこの側板部8bからの突出量を調節自在に設けら
れ前記挟着部材13の他方の爪9bとの間で支持装置7の
他側部に位置するグレーチング1の端部に位置するメイ
ンバー4の下端を挟む凸部15とを備えている。
【0010】さらに詳しくは、前記挟着部材13の下端は
前記支持部10に前記ボルト11、ナット12により2箇所で
支持されている。その支持部において挟着部材13には2
箇所の長孔13aが形成されており、この長孔13aに前記
ボルト11が貫通して挟着部材13は本体8の長さ方向に対
して直交する方向に移動可能となっている。
【0011】また、前記凸部15は前記他方の側板部8b
の内面に溶接にて固定された筒体16の一端より筒体16に
一端が嵌入するとともに他端が前記他方の側板部8bに
形成された孔17から外方に突出している。そして、筒体
16の内部には凸部15を筒体16(他方の側板部8b)から
突出する方向に付勢するばね18が収納され、筒体16の他
端のねじ孔19に螺入されたボルト20によりばね18を介し
て凸部15が前記挟着部材13の他方の爪9b側に押される
ように構成されている。
【0012】前記本体8は長さ方向両端に前記側板部8
a,8bを繋ぐべく側板部8a,8bに対して直角で鉛
直方向に向く板部8c,8cを有し、この各板部8cに
ねじ孔21を形成して、このねじ孔21に先端が板部8cか
ら水平に突出するようにボルト22を螺合させ、支持装置
7の長さ方向両端を前記受け部3上に載せて支持装置7
をセットするとき、ボルト22の先端を排水溝2の受け部
3の立ち上がり壁3aに圧接させるように構成してあ
る。
【0013】さらに、前記本体8は上下方向に貫通し、
この本体8の上から長尺状の蓋体23が被さり、蓋体23の
長さ方向中間部に設けたボルト24を本体8の長さ方向中
間部下端に設けた横架部25に形成されたねじ孔26に螺入
させて締め付けることにより蓋体23が本体8に取り付け
られるようになっている。なお、前記ボルト24の頭部24
aは外形が円形で、蓋体23の凹部23aに嵌入し、この頭
部24aの上面に六角形の凹部24bが形成されている。
【0014】前記支持装置7はステンレスや鉄などの金
属により作られるものであるが、合成樹脂により作られ
ても良い。上記構成において、排水溝2の上端にグレー
チング1を敷設する場合、先ず排水溝2の上端近傍の受
け部3上の所定位置に支持装置7を載せてセットする。
このとき、支持装置7の蓋体23を本体8から外した状態
で本体8の長さ方向両端を前記受け部3上に載せるとと
もに、前記ボルト22の先端を排水溝2の受け部3の立ち
上がり壁3aに圧接させて支持装置7を固定する。この
状態で支持装置7の一側部に一方のグレーチング1を近
接させて、このグレーチング1の端部に位置するメイン
バー4を前記本体8の一方の側板部8aの凸部14と前記
挟着部材13の一方の爪9aとの間に上方より位置させ
る。次に支持装置7の他側部に他方のグレーチング1を
近接させて、このグレーチング1の端部に位置するメイ
ンバー4を前記本体8の他方の側板部8aの凸部15と前
記挟着部材13の他方の爪9bとの間に上方より位置さ
せ、この状態で前記ボルト20を締めて凸部15を前記挟着
部材13の他方の爪9b側に押し付け、グレーチング1の
端部に位置するメインバー4を凸部15と他方の爪9bと
の間で挟むとともに、前記ボルト20の締め付けにより凸
部15、メインバー4を介して挟着部材13が凸部15の押し
付け方向と同方向に移動し、挟着部材13の一方の爪9a
と本体8の一方の側板部8aの凸部14との間で一方のグ
レーチング1の端部に位置するメインバー4も挟み、支
持装置7の両側にそれぞれグレーチング1が連結され
る。そして、最終的に前記本体8の上端に蓋体23を取り
付ける。
【0015】従って、この第1実施例においては、排水
溝2の上端近傍の受け部3上の所定位置で前記ボルト22
の先端を排水溝2の受け部3の立ち上がり壁3aに圧接
させて支持装置7が固定されて、支持装置7の浮き上が
りが防止され、またこの支持装置7にグレーチング1が
連結されることによりグレーチング1の浮き上がりも防
止され、さらに支持装置7の本体8の上端に蓋体23が取
り付けられることにより盗難も防止される。さらに、前
記本体8は上下方向に貫通しており、本体8内に浸入し
た水を排水溝2に落とすようになっている。
【0016】前記支持装置7は図6に示すように隣り合
うグレーチング1,1間全てに亘って設けても良く、あ
るいは図7に示すように適当な位置における隣り合うグ
レーチング1,1間に設けても良い。要は隣り合うグレ
ーチング1,1間の遊びを無くし、グレーチング1が排
水溝2に強固に取り付けられるようにすれば良い。
【0017】ところで、支持装置7は蓋体23を閉じた状
態において、蓋体23の上端がグレーチング1の上端より
若干低くなるように構成され、支持装置7には上方より
人の体重などの荷重が掛かりにくいようになっている。
さらに、前記蓋体23の上面に滑り止め加工を施しておい
ても良く、これにより蓋体23上面でのノンスリップ効果
が得られ、また蓋体23の上面に着色したり、反射シート
を装着しても良く、これにより特に夜間などにおけるグ
レーチング1の所在を知らしめ、グレーチング1敷設部
でのスリップなどの事故を未然に防止することができ
る。
【0018】なお、上記第1実施例において、前記挟着
部材13は1枚の板を打ち抜いてほぼU字状に成形されて
いるが、図8に示す第2実施例のように本体8の下端部
の支持部10を挟むように2つの挟着部材13,13が互いに
繋がった状態に成形することも可能であり、これにより
グレーチング1の連結強度を高めることができる。
【0019】また、上記第1実施例において、前記本体
8の一方の側板部8aの外面に凸部14が溶接にて固定さ
れて設けられているが、図9に示す第3実施例のように
本体8の一方の側板部8aに形成された切り込み部を外
方に折り曲げて凸部27を形成するようにしても良い。
【0020】さらに、前記第1実施例では、支持装置7
の長さ方向両端を前記受け部3上に載せて支持装置7を
セットするとき、ボルト22の先端を排水溝2の受け部3
の立ち上がり壁3aに圧接させるように構成している
が、ボルト22の先端もしくは他の押圧手段を受け部3下
側の内壁に当接させるようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、排水溝の
上端近傍の受け部上の所定位置に支持装置を位置せし
め、この支持装置の両側にそれぞれグレーチングを位置
せしめ、各グレーチングの端部を支持装置の本体の凸部
と挟着部材の爪との間に嵌入させ、その状態で他方の凸
部が挟着部材の他方の爪側に移動するようにボルトを締
め付けることにより支持装置を介して隣り合うグレーチ
ング同士を連結することができる。この作業は、前記従
来のようにメインバー内側の狭い場所でメインバーにボ
ルトを挿通させて、ボルトにナットを螺合させる作業に
比べて熟練を要することなく簡単に行なえ、メンテナン
スについても大きな苦になるようなことがなく、作業性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるグレーチングの支
持装置およびグレーチングの斜視図である。
【図2】同グレーチングの支持装置によりグレーチング
同士を連結する状態を示す斜視図である。
【図3】同正面断面図である。
【図4】同グレーチングの支持装置によりグレーチング
同士を連結した状態を示す正面断面図である。
【図5】同グレーチングの支持装置を排水溝にセットし
た状態を示す側面図である。
【図6】同グレーチングの支持装置を隣り合うグレーチ
ング間に位置させグレーチングを支持した状態を示す平
面図である。
【図7】同グレーチングの支持装置の異なった使用例を
示す平面図である。
【図8】本発明の第2実施例におけるグレーチングの支
持装置の要部拡大斜視図である。
【図9】本発明の第3実施例におけるグレーチングの支
持装置の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 グレーチング 2 排水溝 3 受け部 4 メインバー 7 支持装置 8 本体 8a,8b 側板部 8c 板部 9a,9b 爪 10 支持部 11 ボルト 12 ナット 13 挟着部材 13a 長孔 14,15 凸部 16 筒体 17 孔 18 ばね 19 ねじ孔 20 ボルト 21 ねじ孔 22 ボルト 23 蓋体 24 ボルト 25 横架部 26 ねじ孔 27 凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水溝の長さ方向に沿う内面の上端近傍
    に形成された受け部上に載せられるグレーチングの支持
    装置であって、長さ方向両端が前記受け部上に載る長尺
    状の本体と、この本体の長さ方向の複数箇所において本
    体の左右の側板部の外面に対向する一対の爪を持ち本体
    の長さ方向に対して直交する方向に移動可能に本体の下
    端部の支持部に支持されたほぼU字状の挟着部材と、前
    記本体の左右の側板部の内、一方の側板部の外面から突
    出するように設けられ前記挟着部材の一方の爪との間で
    支持装置の一側部に位置するグレーチングの端部を挟む
    凸部と、前記本体の左右の側板部の内、他方の側板部に
    この側板部からの突出量を調節自在に設けられ前記挟着
    部材の他方の爪との間で支持装置の他側部に位置するグ
    レーチングの端部を挟む凸部とを備えてなることを特徴
    とするグレーチングの支持装置。
  2. 【請求項2】 本体上に蓋体を脱着自在に設けたことを
    特徴とする請求項1記載のグレーチングの支持装置。
JP24173594A 1994-10-06 1994-10-06 グレーチングの支持装置 Pending JPH08105103A (ja)

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JP24173594A JPH08105103A (ja) 1994-10-06 1994-10-06 グレーチングの支持装置

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JP24173594A JPH08105103A (ja) 1994-10-06 1994-10-06 グレーチングの支持装置

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JPH08105103A true JPH08105103A (ja) 1996-04-23

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JP24173594A Pending JPH08105103A (ja) 1994-10-06 1994-10-06 グレーチングの支持装置

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JP (1) JPH08105103A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023632A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Kcon Kk 側溝における導水口の閉塞部材固定構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023632A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Kcon Kk 側溝における導水口の閉塞部材固定構造

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