JPH08105083A - ビル給水装置の劣化検出方法 - Google Patents

ビル給水装置の劣化検出方法

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JPH08105083A
JPH08105083A JP24292894A JP24292894A JPH08105083A JP H08105083 A JPH08105083 A JP H08105083A JP 24292894 A JP24292894 A JP 24292894A JP 24292894 A JP24292894 A JP 24292894A JP H08105083 A JPH08105083 A JP H08105083A
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JP
Japan
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water level
water
water supply
detecting
constant
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Pending
Application number
JP24292894A
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English (en)
Inventor
Takayuki Matsui
孝行 松井
Yasushi Kobayashi
靖司 小林
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 故障に至る前に給水系の劣化を検出すること
ができるビル給水装置の劣化検出方法を提供する。 【構成】 水位を連続的に検出する連続的水位検出手段
9の出力から、受水槽2内のボールタップ17における
定水位動作中に、所定の期間における水位の上限あるい
は下限の傾きの傾向を監視するようにし、傾きが増加傾
向にあるときには定水位バルブ13あるいはボールタッ
プ17の劣化と判断し、また傾きが減少傾向にあるとき
にはボールタップ17の固渋による動作劣化と判断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は設備機器の劣化を検出す
るビル給水装置の劣化検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビルの給水装置は、受水槽に電極
棒を設け、この電極棒によって満水および減水を検知
し、その結果からバルブあるいはポンプに何らかの故障
等の劣化が発生したことを知らせるようにしたり、また
水位を連続的に検出して予め設定された水位基準値と比
較して故障を警報するものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のビル給水装置は、いずれも故障が発生した後に検
出されて警報が発せられるものであり、事前に劣化を検
出した時点で警報が発せられるものではないため、警報
が発せられてから劣化設備が復旧するまでに時間がかか
ってしまう。
【0004】本発明の目的は、故障に至る前に給水系の
劣化を検出することができるビル給水装置の劣化検出方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、水槽に市水を供給するバルブを制御して所
定の水位に制御する副弁を備えたビル給水設備の劣化検
出方法において、上記水槽の水位を連続的に検出する連
続的水位検出手段を設け、この連続的水位検出手段の出
力から定水位状態を検出し、この定水位状態における水
位の推移から設備機器の劣化を検出するようにしたこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によるビル給水装置の劣化検出方法は、
上述のように水槽の連続的水位検出手段の検出信号よ
り、水槽内の定水位状態を検知して、変動範囲の水位の
推移を監視するようにしたため、例えばその上限が増加
傾向にあるときにはバルブの止水能力に劣化が発生して
いると判断することができ、水槽に圧力センサ等の連続
的水位検出手段を追加し、週あるいは月単位で定水位状
態における水位の変動範囲の推移を監視すれば良いか
ら、故障に至る前に設備機器の劣化を検出することがで
き、事前に設備機器の交換や補修の計画を立てて効率的
な復旧作業を行なうことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明の一実施例によるビル給水装置の劣化
検出方法を採用したビル給水装置を示す概略構成図であ
る。ビル1には受水槽2および高架水槽3が設置され、
受水槽2には定水位バルブ13を介して市水を供給する
供給管9が接続され、一方、高架水槽3にはビル1内に
配設された供給管6を介して複数の給水栓7が接続され
ている。受水槽2内には、ボールタップ17によって開
閉制御される定水位バルブ13の副弁18が設けられて
おり、また下部には排水口となる配管8が接続され、こ
の配管8には水位を連続的に検出する圧力センサからな
る連続的水位検出手段9を介してバルブ10が接続され
ている。一方、高架水槽3の下部には排水口となる配管
11が接続され、この配管11には水位を連続的に検出
する圧力センサからなる連続的水位検出手段16を介し
てバルブ12が接続されている。これらの連続的水位検
出手段9,16の信号は制御装置15に入力され、この
制御装置15は入力信号に基づいてポンプ5の制御を行
なうように構成されている。
【0008】図2は、上述した制御装置15を示したブ
ロック構成図である。制御装置15は、水位を連続的に
検出する連続的水位検出手段9,16の出力信号を端子
19,20に入力してマイクロコンピュータ22に取り
込むA/D変換器21と、マイクロコンピュータ22の
制御演算結果を表示する表示装置23と、マイクロコン
ピュータ22のデジタルデータを出力する出力ポート2
4と、出力ポート24の出力端子25とから構成されて
いる。
【0009】次に、ビル給水設備の劣化検出方法につい
て図3および図4を参照しながら説明する。図3はビル
給水設備による劣化検出手順を示すフローチャートで、
ブロック102では、図2に示したA/D変換器21よ
り水位を連続的に検出する連続的水位検出手段9の出力
信号を取り込み、ブロック103では取り込んだ圧力信
号から対応する水位に換算する。ブロック104では、
前回以前の水位データと今回の水位とを比較して水位変
化を演算する。ブロック105はこの水位変化が所定の
大きさ以上であるときには変化中と判断してブロック1
10を実行し、所定の大きさ以下で誤差範囲を越えると
きには水位バルブ13が止水状態すなわち定水位である
と判定してブロック106を実行する。このような水位
変化における設定は、連続的水位検出手段9,16の検
出誤差による変化と実際の水位の変化とを分離する。こ
のような判定は、図4に示すようにボールタップ17が
給水を開始する給水開始水位と、ボールタップ17が給
水を停止する給水停止水位の前後の範囲で行なえば良
く、その他の水位での予知の処理を省略して誤った予知
を防止するようにしている。ブロック106は、定水位
状態での今回の水位と前回以前の定水位のデータを比較
して最大と最小の水位を演算し、傾向を把握するための
データとして日もしくは週あるいは月単位での最大およ
び最小値を上限および下限としてメモリに記憶する。ブ
ロック107は、この日もしくは週あるいは月単位で記
憶された定水位の上限の傾きを演算し、増加傾向にある
ときには定水位バルブ13あるいはボールタップ17の
劣化と判断してブロック109で警報を表示あるいは出
力する。一方、演算の結果が増加傾向にないときには、
ブロック108で日もしくは週あるいは月単位で記憶さ
れた定水位の下限の傾きを演算し、その結果が減少傾向
にあるときにはボールタップ17の固渋による動作劣化
と判断してブロック109で警報を表示あるいは出力す
る。
【0010】このように連続的水位検出手段9を用いて
給水開始水位と給水停止水位との間で定水位状態を判別
し、所定の期間における水位の上限あるいは下限の傾き
の傾向を監視するようにしたため、従来のビル給水設備
に対して追加するのは主に連続的水位検出手段9であ
り、傾きが増加傾向にあるときには定水位バルブ13あ
るいはボールタップ17の劣化と判断することができ、
また傾きが減少傾向にあるときにはボールタップ17の
固渋による動作劣化と判断することができ、既存のボー
ルタップ17を活用して簡単に故障に至る前に劣化を検
出することができる。従って、それらの劣化した設備機
器の交換や補修を計画的に行なうことができ、ビル1の
住民への影響を少なくすることができる。
【0011】上述したようにブロック105で水位変化
が所定の大きさ以上であるときには変化中と判定してブ
ロック110を実行する。このブロック110は、水位
変化が上昇中であればブロック102に戻り一連の処理
を繰り返す。また、水位変化が下降中であれば、ブロッ
ク111で定水位から所定の水位までに至る時間を計測
する。この計測した時間と、傾向を把握するためのデー
タとして日もしくは週あるいは月単位でメモリに記憶す
る。ブロック112は、この日もしくは週あるいは月単
位で記憶された計測時間の傾きを演算して、増加傾向に
あるときにはポンプ5の揚水能力の劣化と判断してブロ
ック109で警報の表示あるいは出力を行ない、一方、
増加傾向にないときにはブロック102に戻り一連の処
理を繰り返す。このとき、ブロック110は所定の水位
までに至る時間を計測するようにしたが、単位時間にお
ける水位の低下を計測するようにしても良い。
【0012】次に、図4を用いて受水槽2と水位を連続
的に検出する連続的水位検出手段9およびボールタップ
17の動作との関係を簡単に説明する。図4は受水槽2
の構成を示しており、市水が供給管14より定水位バル
ブ13を介して供給されている。この定水位バルブ13
は連結管26と副弁18およびボールタップ17により
制御される。またボールタップ17は図示のように給水
開始水位になると副弁18を開き、給水停止水位になる
と副弁18を閉じるように動作する。この副弁18の開
閉に追従して定水位バルブ13は開閉する。受水槽2の
下部に配置した水位を連続的に検出する連続的水位検出
手段9は、排水口8にかかる受水槽2の水圧を検知して
制御装置15に出力する。この信号は制御装置15内に
おいて、図示のようにボールタップ17が給水を開始す
る給水開始水位と給水を停止する給水停止水位の前後の
範囲で、図3で説明した故障予知を行なうようにしてい
る。その他の水位では、図示のように受水槽満水、空転
防止解除、減水・空転防止等の予め設定された水位基準
と比較して、従来と同様に警報を出力する処理を行なう
ようにしている。減水・空転防止の水位基準は、ポンプ
5の空転防止のために必要な水位の下限を検知すると共
に、受水槽2の水位が異常に低下していることから給水
系の故障を検知する。空転防止解除の水位基準は、受水
槽2の水位がポンプ5を運転するのに十分であることを
検知し、ポンプ5の運転を許可する信号を作るために用
いる。また受水槽満水の水位基準は、受水槽2の水位が
オーバーフロー27から漏水することを事前に検知する
もので、これにより定水位バルブ13の故障を検知す
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるビル給
水装置の劣化検出方法は、水槽内の定水位状態を判別
し、所定の期間における水位の推移を監視して設備機器
の劣化を判定するようにしたため、給水設備の故障に至
る前の性能劣化の段階で予知することができ、改修計画
を事前に立てて復旧までを効率的に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるビル給水設備の劣化検
出方法を採用したビル給水設備の構成図である。
【図2】図1に示したビル給水設備の制御装置のブロッ
ク構成図である。
【図3】本発明の一実施例によるビル給水設備の劣化検
出方法を示すフローチャートである。
【図4】図1に示したビル給水設備の受水槽を示す構成
図である。
【符号の説明】
5 ポンプ 9,16 連続的水位検出手段 13 定水位バルブ 15 制御装置 17 ボールタップ 18 副弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定水位バルブを介して水槽内に給水する
    ビル給水設備の劣化検出方法において、上記水槽の水位
    を連続的に検出する連続的水位検出手段を設け、この連
    続的水位検出手段の出力から定水位状態を検出し、この
    定水位状態における水位の推移から設備機器の劣化を検
    出するようにしたことを特徴とするビル給水装置の劣化
    検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記定水
    位状態における上記水位の上限の推移が、増加傾向にあ
    るとき、上記定水位バルブの止水能力に劣化が発生して
    いると判断するようにしたことを特徴とするビル給水装
    置の劣化検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記定水
    位状態における上記水位の下限の推移が、減少傾向にあ
    るとき、上記定水位バルブの給水能力に劣化が発生して
    いると判断するようにしたことを特徴とするビル給水装
    置の劣化検出方法。
  4. 【請求項4】 定水位バルブを介して水槽内に給水し、
    給水した受水槽内の水をポンプによって移動するように
    したビル給水設備の劣化検出方法において、上記受水槽
    の水位を連続的に検出する連続的水位検出手段を設け、
    この連続的水位検出手段の出力から水位変化が所定の大
    きさ以上で下降中であることを検出し、そのときの所定
    の水位までの変化時間の減少傾向から、上記ポンプの揚
    水能力に劣化が発生していると判断するようにしたこと
    を特徴とするビル給水装置の劣化検出方法。
JP24292894A 1994-10-06 1994-10-06 ビル給水装置の劣化検出方法 Pending JPH08105083A (ja)

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