JPH08104108A - プレキュアトレッド及びこれを用いた更生タイヤ - Google Patents

プレキュアトレッド及びこれを用いた更生タイヤ

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JPH08104108A
JPH08104108A JP6240127A JP24012794A JPH08104108A JP H08104108 A JPH08104108 A JP H08104108A JP 6240127 A JP6240127 A JP 6240127A JP 24012794 A JP24012794 A JP 24012794A JP H08104108 A JPH08104108 A JP H08104108A
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Japan
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tread
tire
groove
grooves
wear
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JP6240127A
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Takeshi Yoshida
剛 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩耗中期から摩耗末期にかけても良好な排水
性を得る。 【構成】 プレキュアトレッド14の踏面部14Aに周
方向溝16及び周方向溝18を設ける。プレキュアトレ
ッド14の背面側には、背面周方向溝20及び背面横溝
22,24を形成する。背面周方向溝20及び背面横溝
22,24は、走行によりプレキュアトレッド14が摩
耗中期に至った際に踏面部14A側に表れるようにその
溝深さを設定する。摩耗初期段階では、リブパターンに
よりウエット性能が得られる。摩耗が進行すると、周方
向溝16,18の溝深さが浅くなると共に溝面積が減少
するが、摩耗中期に至ると背面周方向溝20及び背面横
溝22,24が踏面部14Aに表れ、踏面部14A側の
周方向溝16,18と連結してブロックパターンが形成
され、ウエット性能が向上して寿命が延長される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレキュアトレッド及び
これを用いた更生タイヤに係り、タイヤの摩耗末期にお
いても良好な排水性を得られるようにできるプレキュア
トレッド及びこれを用いた更生タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、更生タイヤのトレッド踏面には、
新品タイヤと同様にウエット性能を確保するために複数
の周方向溝が形成されている。
【0003】しかし、摩耗中期から摩耗末期にかけては
周方向溝の溝深さ及び溝面積が減少するため、ウエット
性能が低下することは避けられなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決するた
めに、プレキュアトレッドの背面側(台タイヤとの接着
面側)に周方向溝(リブパターン)を形成したものが提
案されている。このプレキュアトレッドを用いたタイヤ
では、踏面側のリブパターンに加えて、背面側のリブパ
ターンが摩耗中期以降に出現することから、ウエット性
能の低下をある程度防ぐことはできるが、性能向上には
限界があった。
【0005】また、最初からブロックパターンとするこ
とも考えられるが、ブロックパターンのタイヤは摩耗初
期においてウエット性能は良いが、偏摩耗を発生し易
く、タイヤ管理面で手間が生じる。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、他性能を落と
すことなく摩耗中期から摩耗末期において良好な排水性
を得ることができ、タイヤ管理面でも手間をかけること
のないプレキュアトレッド及びこれを用いた更生タイヤ
を提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、トレッドを除去した台タイヤのクラウン部に貼着さ
れるプレキュアトレッドであって、タイヤ踏面部側に配
設され、タイヤの周方向に沿って延び、かつタイヤ幅方
向に所定間隔で配設される複数本の周方向溝と、台タイ
ヤ側に配設され、前記周方向溝と交差し、かつタイヤ踏
面部側から摩耗が進行して前記周方向溝が所定の深さに
なった際に、タイヤ踏面部側に表れて前記周方向溝と共
にブロック状陸部を形成する複数本の背面溝と、を備え
たことを特徴としている。
【0008】請求項2に記載の発明は、トレッドを除去
した台タイヤのクラウン部に貼着されるプレキュアトレ
ッドであって、タイヤ踏面部側に配設され、タイヤの周
方向に沿って延び、かつタイヤ幅方向に所定間隔で配設
される複数本の周方向溝と、台タイヤ側に配設され、か
つタイヤ踏面部側から摩耗が進行して前記周方向溝が所
定の深さになった際に、タイヤ踏面部側に表れてブロッ
ク状陸部を形成する複数本の交差する背面溝と、を備え
たことを特徴としている。
【0009】また、請求項3に記載の更生タイヤは、請
求項1または請求項2に記載のプレキュアトレッドを備
えたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載のプレキュアトレッドによれ
ば、台タイヤに貼着されて使用に供される。走行によっ
てプレキュアトレッドのタイヤ踏面部の摩耗が進行する
と、タイヤ踏面部の周方向溝が所定の深さになった際
(例えば、摩耗中期)に背面溝をタイヤ踏面部へ露出さ
せて、タイヤ踏面部に周方向溝と背面溝とによって複数
のブロック状陸部を形成することができる。即ち、周方
向溝の溝面積及び溝深さが減少して排水性が低下する摩
耗中期にブロックパターンを形成してウエット性能を向
上させることができるので、タイヤの走行寿命を延長さ
せることができる。なお、ブロックパターンは、偏摩耗
発生の懸念があるが、ブロックパターンが表れるのを例
えば摩耗中期以後とすることにより、ブロックパターン
が表れてから摩耗末期に至るまでの時間が短くなり、偏
摩耗の発生を抑えることができる。
【0011】請求項2に記載のプレキュアトレッドによ
れば、台タイヤに貼着されて使用に供される。走行によ
ってプレキュアトレッドのタイヤ踏面部の摩耗が進行す
ると、タイヤ踏面部の周方向溝が所定の深さになった際
(例えば、摩耗中期)に複数本の交差する背面溝をタイ
ヤ踏面部へ露出させて、タイヤ踏面部に複数のブロック
状陸部を形成することができる。即ち、周方向溝の溝面
積及び溝深さが減少して排水性が低下する摩耗中期にブ
ロックパターンを形成してウエット性能を向上させるこ
とができるので、タイヤの走行寿命を延長させることが
できる。なお、ブロックパターンは、偏摩耗発生の懸念
があるが、ブロックパターンが表れるのを例えば摩耗中
期以後とすることにより、ブロックパターンが表れてか
ら摩耗末期に至るまでの時間が短くなり、偏摩耗の発生
を抑えることができる。
【0012】請求項3に記載の更生タイヤによれば、走
行によってプレキュアトレッドのタイヤ踏面部の摩耗が
進行すると、タイヤ踏面部の周方向溝が所定の深さにな
った際(例えば、摩耗中期)にタイヤ踏面部に複数のブ
ロック状陸部が形成される。
【0013】周方向溝の溝面積及び溝深さが減少して排
水性が低下する摩耗中期にブロックパターンを形成して
ウエット性能を向上させることができるので、タイヤの
走行寿命を延長させることができる。なお、ブロックパ
ターンは、偏摩耗発生の懸念があるが、ブロックパター
ンが表れるのを例えば摩耗中期以後とすることにより、
ブロックパターンが表れてから摩耗末期に至るまでの時
間が短くなり、偏摩耗の発生を抑えることができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の第1実施例を図1(A)〜
(C)乃至図3にしたがって説明する。
【0015】図2に示すように、更生タイヤ10に用い
られる台タイヤ12のクラウン部12Aには、シート状
のクッションゴム13を介して加硫済のプレキュアトレ
ッド14が加硫接着されている。
【0016】図1(A)及び図2に示すように、プレキ
ュアトレッド14の踏面部14Aには、タイヤ周方向
(矢印A方向)にジグザグ状に延びる2本の周方向溝1
6が設けられており、そのタイヤ幅方向(矢印B方向)
外側にも同じくタイヤ周方向にジグザグ状に延びる周方
向溝18が設けられている。本実施例では、溝幅は周方
向溝16の方が周方向溝18よりも広く、溝深さは周方
向溝16の方が周方向溝18よりも浅く設定されてい
る。
【0017】一方、プレキュアトレッド14の背面側
(台タイヤ12側)には、背面周方向溝20及び背面横
溝22,24が形成されている。
【0018】背面周方向溝20は、プレキュアトレッド
14の幅方向中央部をタイヤ周方向に沿ってジグザグ状
に延びている。なお、この背面周方向溝20は、図1
(A)の右上がりに傾斜している部分が、左上がりに傾
斜している部分よりも溝深さが深く設定されている。
【0019】背面横溝22,24は、各々周方向溝1
6,18と交差する方向に延び、かつタイヤ周方向に所
定のピッチで複数本配設されている。
【0020】背面横溝22は、背面周方向溝20の折曲
部分からタイヤ幅方向外側へ向かって延び、周方向溝1
6及び周方向溝18に対して交差している。なお、本実
施例では、これらの背面横溝22が背面周方向溝20の
右側と左側とに交互に配設されている。
【0021】また、背面横溝24は、背面横溝22と背
面横溝22との間に位置する周方向溝18の折曲部分か
らタイヤ幅方向外側へ向かって延び、内側の端部付近が
周方向溝18に対して交差している。
【0022】図2及び図3に示すように、プレキュアト
レッド14の新品時においては、背面横溝22(及び背
面横溝24)と周方向溝16(及び周方向溝18)と
は、プレキュアトレッド14を構成するゴムの薄肉部1
5を介して非連通状態とされている。
【0023】なお、本実施例のプレキュアトレッド14
は、台タイヤ12に接着した場合に、背面周方向溝20
及び背面横溝22,24の何れもタイヤ外側には連通し
ていない。ここで、背面周方向溝20及び背面横溝2
2,24は、走行によりプレキュアトレッド14が摩耗
中期(周方向溝16,18の平均深さが新品時の約50
%のとき)に至った際に踏面部14A側に表れるように
その溝深さが設定されている。
【0024】次に、本実施例の更生タイヤ10の製造方
法及び作用を説明する。このプレキュアトレッド14
は、図4に示すように、モールド30の上型30Aと下
型30Bとの間に設けられた空隙部34に未加硫のゴム
を充填して周知のように上型30Aと下型42とを加熱
して加硫される。
【0025】本実施例の上型30Aには、周方向溝16
を形成する縦リブ36が設けられており、下型30Bに
は、背面横溝22形成するための横リブ38及び背面周
方向溝20を形成する縦リブ40が形成されている(な
お、上型30Aには、周方向溝18を形成する縦リブ
が、下型30Bには背面横溝24を形成する横リブが形
成されているが、図4では図示が省略されている。)。
【0026】図示するように、横リブ38には、周方向
溝16を形成する縦リブ36に対向した位置にU字状の
凹部42が形成されている。本実施例では、凹部42と
縦リブ36との間に、数ミリ程度の隙間が設けられてい
る。
【0027】したがって、この上型30Aと下型30B
とで成形されたプレキュアトレッド14は、図4に示す
上型の縦リブ36と下型30Bの横リブ38とが交差す
る部分で形成される部分が、図5に示すようになり、図
4で示す凹部42と縦リブ36との間の隙間に対応した
部分にゴムの薄肉部15が形成される。
【0028】このような、背面周方向溝20及び背面横
溝22,24の形成されたプレキュアトレッド14は、
摩耗したトレッドが予め除去された台タイヤ12の上に
未加硫のクッションゴム13を介して配設され、その
後、周知の加硫缶の中で加硫されて台タイヤ12に接着
される(図1及び図5参照)。
【0029】次に、本実施例のプレキュアトレッド14
を備えた更生タイヤ10の作用を図1(A)乃至図1
(C)を参照しながら説明する。
【0030】走行してまもないころ(摩耗初期段階)で
は、 図1(A)に示すように、背面周方向溝20及び
背面横溝22,24は踏面部14Aには表れておらず、
周方向溝16,18の排水作用によって良好なウエット
性能が得られる。走行距離が増え、プレキュアトレッド
14の摩耗が進行すると、周方向溝16,18の溝深さ
が浅くなると共に溝面積が減少するので、ウエット性能
が低下傾向となる。
【0031】さらに走行距離が増えて摩耗中期に至る
と、図1(B)に示すように、背面周方向溝20及び背
面横溝22,24が踏面部14Aに表れる。これによ
り、踏面部14A側と台タイヤ12側との溝同士が連結
してブロックパターンが形成され、全体的に溝面積及び
溝深さが増加してウエット性能が向上する。
【0032】さらに走行距離が増えて摩耗が進行する
と、図1(C)に示すように溝深さの浅い周方向溝16
は消滅するが、周方向溝18、背面周方向溝20及び背
面横溝22,24によるブロックパターンが残るので、
ウエット性能の延長、即ち、タイヤの走行距離の延長が
可能となる。
【0033】なお、図6のグラフ(概念図)を基にして
作用を補足すると、ブロックパターンのタイヤとリブパ
ターンのタイヤとでは、実線のグラフ線で示すように、
ブロックパターンのタイヤの方が初期のウエット性能が
高い分だけ寿命(走行距離)は長い。
【0034】一方、偏摩耗を考えると、周知のようにブ
ロックパターンのタイヤはリブパターンのタイヤに比較
して偏摩耗が多く発生する。しかし、本実施例のプレキ
ュアトレッド14を備えた更生タイヤ10は、リブパタ
ーンの寿命に至る前の摩耗中期以後にブロックパターン
の特性へと変化するため、ブロックパターンに変化して
から摩耗末期までの走行距離は全体からみても短く、ブ
ロック部分の偏摩耗は少ない。即ち、本実施例のプレキ
ュアトレッド14を備えた更生タイヤ10は、摩耗中期
まではリブパターンの利点を備え、摩耗中期以後にはブ
ロックパターンの利点を備えるとになる。
【0035】また、プレキュアトレッド14がブロック
パターンとなる前では、背面周方向溝20及び背面横溝
22,24は、ゴムの薄肉部15を介して外部とは隔離
されるので、初期段階で背面周方向溝20及び背面横溝
22,24の内部に水等が入ることはない。
【0036】なお、本実施例では、凹部42と縦リブ3
6との間に隙間を設けて、プレキュアトレッド14にゴ
ムの薄肉部15を設けるようにしたが、凹部42と縦リ
ブ36とは接触(隙間を0mmとした状態)させても良
い。また、ゴムの薄肉部15の下端の位置を下げすぎる
と、ブロックパターンになった際の、背面横溝22,2
4内を通る水が抵抗を受けるため、薄肉部15の下端の
位置と台タイヤ12の外周面との間の間隔Sは、実験等
により確認してウエット性能とのバランスを取って確保
する必要がある。 [第2実施例]以下本発明の第2実施例を図7(A)乃
至図7(C)にしたがって説明する。
【0037】なお、第1実施例と同一構成に関しては同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0038】図7(A)に示すように、この実施例のプ
レキュアトレッド14は第1実施例の変形例であり、第
1実施例と異なっている点は、背面側(台タイヤ12
側)の背面周方向溝20の溝深さが一定になっている点
と、背面横溝22が幅方向一方から他方へ向けて連続し
て延びている点である。
【0039】本実施例のプレキュアトレッド14のパタ
ーンは、図7(A)に示す初期状態から、図7(B)に
示すブロックパターンを形成する摩耗中期を経て図7
(C)に示すブロックパターンを形成する摩耗末期へと
変化する。
【0040】本実施例においても、第1実施例と同様に
リブパターンを摩耗中期からブロックパターンに変化さ
せることができるので、走行距離を延長させることがで
きる。 [第3実施例]以下本発明の第3実施例を図8(A)乃
至図8(C)にしたがって説明する。
【0041】なお、第1実施例と同一構成に関しては同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0042】図8(A)に示すように、プレキュアトレ
ッド14の踏面部14Aには、タイヤ周方向(矢印A方
向)に真っ直ぐ延びる4本の周方向溝50が、タイヤ幅
方向に所定間隔で設けられている。
【0043】一方、プレキュアトレッド14の背面側に
は、背面周方向溝52及び背面横溝54及び背面凹部5
6が形成されている。
【0044】背面周方向溝52は、周方向溝50と周方
向溝50との間に設けられ、タイヤ周方向に沿って真っ
直ぐ延びている。
【0045】一方、背面横溝54は、中央側の周方向溝
50の直下で傾斜方向を変えてタイヤ幅方向一方から他
方へ延びている。
【0046】なお、背面凹部56は三角状とされ、背面
横溝54と背面横溝54との中間部で、かつ中央側の周
方向溝50のトレッドセンター側に隣接して配設されて
いる。
【0047】本実施例のプレキュアトレッド14のパタ
ーンは、図8(A)に示す初期状態から、図8(B)に
示すブロックパターンを形成する摩耗中期を経て図8
(C)に示すブロックパターンを形成する摩耗末期へと
変化する。
【0048】本実施例においても、第1実施例と同様に
リブパターンを摩耗中期からブロックパターンに変化さ
せることができるので、走行距離を延長させることがで
きる。 [第4実施例]以下本発明の第4実施例を図9(A)乃
至図9(C)にしたがって説明する。
【0049】なお、第1実施例と同一構成に関しては同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0050】図9(A)に示すように、プレキュアトレ
ッド14の背面側には、ジグザグ状の背面周方向溝70
と、背面横溝72とによって形成される6角形及び5角
形のブロックからなるブロックパターンが形成されてい
る。
【0051】一方、プレキュアトレッド14の踏面部1
4Aには、中央側の周方向溝50と最外側の周方向溝5
0との間の陸部に、所定間隔でタイヤ幅方向に延びるサ
イプ74が設けられている。
【0052】本実施例のプレキュアトレッド14のパタ
ーンは、図9(A)に示す初期状態(リブパターン)か
ら、図9(B)に示す周方向溝50、背面周方向溝70
及び背面溝72によって形成されるブロックパターンを
形成する摩耗中期を経て図9(C)に示す背面周方向溝
70及び背面横溝72によって形成されるブロックパタ
ーンを形成する摩耗末期へと変化する。
【0053】本実施例においても、第1実施例と同様に
リブパターンを摩耗中期からブロックパターンに変化さ
せることができるので、走行距離を延長させることがで
きる。
【0054】なお、良好な排水性を得るためには、背面
周方向溝20,52,70及び背面横溝22,24,5
4,72の溝幅は1.0mm以上を確保することが好まし
く、溝深さは4.0mm以上を確保することが好ましい。
【0055】また、ブロックパターンの形状は、前記実
施例に限定されるものではなく、従来周知のブロックパ
ターンを適用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
プレキュアトレッドによれば、所定の摩耗に至った際に
リブパターンからブロックパターンへと変化させること
ができるので、良好なウエット性能が長期に渡り確保さ
れ、取り付けたタイヤの走行寿命を延長できるという優
れた効果を有する。しかも、ブロックパターンに変化し
てからの時間は短いため、偏摩耗の発生は少なく、タイ
ヤ管理が容易になる。
【0057】請求項2に記載のプレキュアトレッドによ
れば、所定の摩耗に至った際にリブパターンからブロッ
クパターンへと変化させることができるので、良好なウ
エット性能が長期に渡り確保され、取り付けたタイヤの
走行寿命を延長できるという優れた効果を有する。しか
も、ブロックパターンに変化してからの時間は短いた
め、偏摩耗の発生は少なく、タイヤ管理が容易になる。
【0058】請求項3に記載の更生タイヤによれば、所
定の摩耗に至った際にリブパターンからブロックパター
ンへと変化するので、良好なウエット性能が長期に渡り
確保され、走行寿命が延長されるという優れた効果を有
する。しかも、ブロックパターンに変化してからの時間
は短いため、偏摩耗の発生は少なく、タイヤ管理は容易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)乃至(C)は、本発明の第1実施例に係
り、摩耗の進行によるパターンの変化を示すプレキュア
トレッドの平面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る更生タイヤの軸線に
沿った断面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】モールドの斜視図である。
【図5】更生タイヤの一部を断面にした斜視図である。
【図6】走行距離とウエット性能及び偏摩耗との関係を
示す概念図である。
【図7】(A)乃至(C)は、本発明の第2実施例に係
り、摩耗の進行によるパターンの変化を示すプレキュア
トレッドの平面図である。
【図8】(A)乃至(C)は、本発明の第3実施例に係
り、摩耗の進行によるパターンの変化を示すプレキュア
トレッドの平面図である。
【図9】(A)乃至(C)は、本発明の第4実施例に係
り、摩耗の進行によるパターンの変化を示すプレキュア
トレッドの平面図である。
【符号の説明】
10 更生タイヤ 12 台タイヤ 14A タイヤ踏面部 14 プレキュアトレッド 16 周方向溝 18 周方向溝 20 背面周方向溝 22 背面横溝 24 背面横溝 50 周方向溝 52 背面周方向溝 54 背面横溝 70 背面周方向溝 72 背面横溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッドを除去した台タイヤのクラウン
    部に貼着されるプレキュアトレッドであって、 タイヤ踏面部側に配設され、タイヤの周方向に沿って延
    び、かつタイヤ幅方向に所定間隔で配設される複数本の
    周方向溝と、 台タイヤ側に配設され、前記周方向溝と交差し、かつタ
    イヤ踏面部側から摩耗が進行して前記周方向溝が所定の
    深さになった際に、タイヤ踏面部側に表れて前記周方向
    溝と共にブロック状陸部を形成する複数本の背面溝と、 を備えたことを特徴とするプレキュアトレッド。
  2. 【請求項2】 トレッドを除去した台タイヤのクラウン
    部に貼着されるプレキュアトレッドであって、 タイヤ踏面部側に配設され、タイヤの周方向に沿って延
    び、かつタイヤ幅方向に所定間隔で配設される複数本の
    周方向溝と、 台タイヤ側に配設され、かつタイヤ踏面部側から摩耗が
    進行して前記周方向溝が所定の深さになった際に、タイ
    ヤ踏面部側に表れてブロック状陸部を形成する複数本の
    交差する背面溝と、 を備えたことを特徴とするプレキュアトレッド。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のプレキ
    ュアトレッドを備えたことを特徴とする更生タイヤ。
JP6240127A 1994-10-04 1994-10-04 プレキュアトレッド及びこれを用いた更生タイヤ Pending JPH08104108A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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