JPH08102805A

JPH08102805A - ファクシミリ装置

Info

Publication number: JPH08102805A
Application number: JP6238208A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Shigeoka; 毅重岡
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1994-09-30
Filing date: 1994-09-30
Publication date: 1996-04-16

Abstract

(57)【要約】【目的】送受信双方より送受信した原稿書類に関して
問い合わせを行なう際、容易に目的とする原稿書類に到
達できるようにしたファクシミリ装置を提供することを
目的とする。【構成】送信原稿を読取り原稿情報を送信するファク
シミリ装置において、通信ごとに更新される送信管理情
報を記憶手段と、該記憶手段の送信管理情報を読み取っ
た送信原稿上に印字する印字手段と、前記記憶手段の送
信管理情報と送信原稿情報とを合成する合成手段と、該
合成手段で合成された画像情報を送信する送信手段とを
具備するよう構成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、特に、ファクシミリ送信した送信原稿を管理する機
能を有したファクシミリ装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ファクシミリ通信に関する送受信
管理機能を有するファクシミリ装置では、原稿送信につ
いては送信相手先名、時刻、送信枚数、送信の成否等に
ついての管理データを保持し、また、受信に関しては送
信元情報、受信時刻、枚数等についての管理データを保
持し、必要に応じて出力する機能を有していた。また、
画像蓄積装置を備えたファクシミリ装置にあっては、送
信原稿の送信画像情報を、送信時刻及び送信宛先情報と
対応づけて蓄積し、オペレータが操作部より検索条件を
入力することにより、これら検索条件に合致する送信画
像情報を検索して表示部に表示させることにより、送信
動作後に、どの相手先にどのような原稿を送信したか確
認が出来るよう構成されたファクシミリ装置も提案され
ている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のファクシミリ装置においては、ファクシミリ装置
が有している本来の性質上、送信側においては受信側で
の出力印刷状況を見ることは出来ない。この為、受信側
において、送信された原稿が薄くて読むことが困難な受
信をしてしまったり、あるいは、送信時に原稿を裏返し
でセットしたために真っ白な何も書かれていない受信を
してしまうという事態が発生しても、送信側では正常に
送信完了しているとの認識しか持たない。一方、受信側
ではこのような事態発生の際には、送信側に問い合わせ
を行ない再送要求を行なうことになるが、送信側におけ
る通信数が少ないときは目的とする原稿書類に到達する
のは容易ではあるが、通信数が多い場合とか担当者が不
在等のときは、目的とする原稿書類に到達することは容
易なことでない等の問題を有していた。また、上述した
こととは関係なく、受信側から送信側に対して問い合わ
せを行なう場合も、同様の問題を有していた。

【０００４】本発明は斯る事情に鑑みなされたものであ
り、送受信双方より送受信した原稿書類に関して問い合
わせを行なう際、容易に目的とする原稿書類に到達でき
るようにしたファクシミリ装置を提供することを目的と
する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】叙上の目的を達成するた
め、請求項１のファクシミリ装置は、通信ごとに更新さ
れる送信管理情報を記憶手段と、該記憶手段の送信管理
情報を読み取った送信原稿上に印字する印字手段と、前
記記憶手段の送信管理情報と送信原稿情報とを合成する
合成手段と、該合成手段で合成された画像情報を送信す
る送信手段とを具備したことを特徴とする。

【０００６】また、請求項２のファクシミリ装置は、読
み取った送信原稿情報を前記送信管理情報と共に記憶す
る画像記憶手段と、送信管理情報を検索する検索手段と
を具備し、送信管理情報が入力されたとき、該当する送
信管理情報の画像情報を前記画像記憶手段より検索出力
することを特徴とする。

【０００７】更に、請求項３のファクシミリ装置は、送
信管理情報を印字する送信原稿のページ番号を指定する
手段を具備し、指定された送信原稿上にのみ送信管理情
報を印字することを特徴とする。

【０００８】更にまた、請求項４のファクシミリ装置
は、送信管理情報を入力する手段を具備し、該入力手段
より送信管理情報が入力されたときは、前記記憶手段の
送信管理情報を更新することなく、入力された送信管理
情報を用いることを特徴とする。

【０００９】

【作用】本発明のファクシミリ装置では、通信ごとに更
新される送信管理情報を記憶し、読み取った送信原稿上
に印字記録すると共に、前記送信管理情報と送信原稿情
報とを合成した画像情報を送信することができる。

【００１０】また、本発明のファクシミリ装置では、送
信管理情報が入力され検索指示がなされたとき、該当す
る送信管理情報の付された画像情報を画像記憶手段より
検索出力することができる。

【００１１】更に、本発明のファクシミリ装置では、送
信管理情報を印字する送信原稿のページ番号が指定され
たときは、指定された送信原稿上にのみ送信管理情報を
印字することができる。

【００１２】更にまた、本発明のファクシミリ装置で
は、入力手段より送信管理情報が入力されたときは、記
憶手段の送信管理情報を更新することなく、入力された
送信管理情報を送信原稿上への印字情報と画像情報への
合成情報として用いることができる。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図１は、本発明の動作を説明するため
の全体構成を示すブロック図である。

【００１４】主制御部１は、ＣＰＵ、ＲＯＭ及びＲＡＭ
を含み、ＲＯＭに格納されたプログラムに従ってファク
シミリ装置全体を制御するものである。読取部２はセッ
トされた原稿を読取り、読取部２から出力される送信原
稿の画像情報は画像記憶部３に記憶される。送信管理情
報記憶部７は、送信が行なわれる都度歩進される管番号
カウンタと、管理番号カウンタの値Ｎを管理番号Ｍとし
て記憶保持する送信管理情報メモリとからなる。文字合
成部８は、送信管理情報記憶部７に記憶されている送信
管理情報と画像記憶部３に蓄積記憶されているた画像情
報とを合成する。送信管理情報が合成された画像情報
は、操作表示部４から入力される通信モード、送信相手
装置番号及び送信開始指示により、符号化・復号化部５
で圧縮符号化され、通信制御部６を介して送信相手装置
に送信される。

【００１５】送信管理情報印字部９は、ファクシミリ送
信をするとき、読取部２で読み取られた原稿上に、送信
原稿情報に合成された送信管理情報と同一の送信管理情
報を消去可能な印字記録材による印字記録がなされる。
画像出力部１０は、通信制御部６を介して受信した画像
情報を出力印刷を行なう。

【００１６】図２は、本発明の制御動作を示すフローチ
ャートである。ファクシミリ装置を始動させると、送信
管理情報記憶部７の、例えば３桁からなる管理番号カウ
ンタをリセットし、指示待ち状態で待機する（ステップ
＃１）。読取部２に送信原稿が載置され、操作表示部４
より送信相手先番号の入力がなされファクシミリ送信し
ようとすると、操作表示部４の表示部には送信管理情報
の入力を促すガイダンスが表示される（＃２）。ガイダ
ンス表示に従って送信管理情報の入力がなされたか判断
される（＃３）。送信管理情報の入力がなされず、送信
開始のスタートキーが押下されると、送信管理情報記憶
部７の管理番号カウンタの内容Ｎを１歩進させ（＃
４）、送信管理情報メモリに管理番号Ｍとして記憶する
（＃５）。一方、ステップ＃３において、ガイダンス表
示に従いオペレータが独自に送信管理情報を入力する
と、入力された送信管理情報は送信管理情報メモリに記
憶される（＃６）。

【００１７】送信原稿読取りページ指示カウンタは１に
リセットされ（＃７）、ページ指示カウンタ内容Ｐに従
って読取部２は原稿読取りを開始する（＃８）。読取部
２で読み取られた画像情報はページ指示カウンタの内容
Ｐと共に画像記憶部３に蓄積される（＃９）。

【００１８】送信管理情報が印字記録される送信原稿の
指定ページ番号は、予めオペレータにより設定される。
設定された印字記録指定ページ番号（例えば、第１ペー
ジ目）と送信原稿の読取りのページ指示カウンタの内容
Ｐとが一致するか判断がなされる（＃１０）。一致して
いると判断がなされたときは、読取部２で読み取られた
送信原稿の予め設定された箇所、例えば、送信原稿の右
下に送信管理情報Ｍが消去可能な記録材による印字記録
される（＃１１）。消去可能な記録材を用いて印字記録
を行なうのは、受信側より再送要求がなされ再送すると
きに、再度送信管理情報が印字記録がなされ、判読が困
難になってしまったりすることを防ぐためである。

【００１９】読取り送信原稿のページが送信管理情報印
字指定ページに一致しないと判断がなされたとき（＃１
０のＮＯ）、あるいは送信原稿に送信管理情報の印字記
録がなされると（＃１１）、送信原稿の次ページがある
か判断される（＃１２）。次ページあるときは、送信原
稿の読取り指示カウンタの内容Ｐに１を加え、ステップ
＃８に戻る（＃１３）。送信すべき原稿が無いときは
（＃１２のＮＯ）、画像記憶部３より蓄積記憶されてい
る画像情報を読出し（＃１４）、読み出した画像情報の
各ページ毎に送信管理情報Ｍを合成し（＃１５）、順次
送信がなされる（＃１６）。１ページ分の送信がなされ
ると、送信すべき次ページがあるか判断がなされ、ある
ときはステップ＃１４に戻り、無いときは送信完了とし
て終了する（＃１７）。

【００２０】ステップ＃２において、送信手続きの処理
が行なわれないときはステップ＃１８に進み、ファクシ
ミリ受信がなされるか判断される（＃１８）。受信した
ときは、受信した画像情報を画像記憶部３に蓄積記憶し
（＃１９）、記憶した画像情報を読出し出力する（＃２
０）。

【００２１】ステップ＃１８において、ファクシミリ受
信もしていないときは、ステップ＃２１に進み、画像記
憶部３に蓄積記憶している画像情報の検索出力指示がな
されるか判断される。検索出力指示入力がなされないと
きは（＃２１のＮＯ）、ステップ＃２に戻り待機状態と
なり、操作表示部４のファンクションキーより検索出力
指示が入力されると、表示部には送信管理情報入力を促
すガイダンスが表示される（＃２１のＹＥＳ）。ガイダ
ンスに従い送信管理情報の入力がなされると（＃２
２）、入力された管理番号に該当する画像情報のファイ
ルが画像記憶部３に存在するか検索がなされる（＃２
３）。該当するファイルが存在するときは、当該ファイ
ルを読出し（＃２４）、出力印刷し終了する（＃２
５）。該当するファイルが存在しないときは（＃２３の
ＮＯ）、その旨を操作表示部４の表示部に表示し、ステ
ップ＃２に戻り待機状態となる。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信原稿と送信した画像情報に同一の送信管理情報を付
しているため、送受信側双方で文書を容易に認識特定す
ることが出来る。

【００２３】また、本発明のファクシミリ装置では、送
信管理情報と共に送信画像情報とを蓄積記憶しておくこ
とが出来るため、送信した送信管理情報が特定できて
も、該当する原稿が見つからない事態が発生しても、送
信管理情報から該当する送信画像情報を出力することが
出来るため、必要とする文書を容易に取り出すことがで
きる。

【００２４】更に、本発明のファクシミリ装置では、送
信管理情報を印字する送信原稿のページ番号を指定する
ことが出来るので、必要最小限の印字を行ない得、かつ
送信原稿を必要以上に汚すことも無くなる。

【００２５】更にまた、本発明のファクシミリ装置で
は、オペレータによる送信管理情報の設定入力も可能に
しているので、再送を行なうときでも新たな送信管理情
報が付与されることなく、送信原稿に対応する送信管理
情報が二重に付されることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のファクシミリ装置全体構成を示すブロ
ック図である。

【図２】本発明における機能動作を示すフローチャート
である。

【符号の説明】

１主制御部２読取部３画像記憶
部４操作表示部５符号化・復号化部
６通信制御部７送信管理情報記憶部８文字合成部９画像メモリ１０画像出力部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】送信原稿を読取り原稿情報を送信するフ
ァクシミリ装置において、通信ごとに更新される送信管
理情報を記憶手段と、該記憶手段の送信管理情報を読み
取った送信原稿上に印字する印字手段と、前記記憶手段
の送信管理情報と送信原稿情報とを合成する合成手段
と、該合成手段で合成された画像情報を送信する送信手
段とを具備することを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項２】読み取った送信原稿情報を前記送信管理
情報と共に記憶する画像記憶手段と、送信管理情報を検
索する検索手段とを具備し、送信管理情報が入力された
とき、該当する送信管理情報の画像情報を前記画像記憶
手段より検索出力することを特徴とする請求項１記載の
ファクシミリ装置。
【請求項３】送信管理情報を印字する送信原稿のペー
ジ番号を指定する手段を具備し、指定された送信原稿上
にのみ送信管理情報を印字することを特徴とする請求項
１記載のファクシミリ装置。
【請求項４】送信管理情報を入力する手段を具備し、
該入力手段より送信管理情報が入力されたときは、前記
記憶手段の送信管理情報を更新することなく、入力され
た送信管理情報を用いることを特徴とする請求項１記載
のファクシミリ装置。