JPH0522479A - 画像通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶手段を有する画像通信装置を遠隔操作し
て、その記憶手段に蓄積している受信情報を送信させる
際、その管理情報がわかるようにする。 【構成】 記憶手段を備えた画像通信装置において、外
部からの遠隔操作により、前記記憶手段に蓄積している
情報を送信する際、蓄積されている画像情報Ｂの前にフ
ァイルの管理情報Ａを付加し、合わせた情報を遠隔操作
送信用画像情報Ｃとして送信するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は画像通信装置に関し、特
に受信情報若しくは送信情報を記憶する手段を備えた画
像通信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、受信情報若しくは送信情報を記憶
するための記憶手段としてメモリを内蔵したり外部記憶
装置を備えた画像通信装置が使用されている。このよう
な画像通信装置では、記憶手段（メモリ或いは外部記憶
装置）に蓄積した情報を必要な時に送信したり、また記
録紙に記録することができるように構成されている。更
に、記憶手段に蓄積した情報を、別の画像通信装置から
の遠隔操作によってその画像通信装置に対して送信する
機能を備えたものも知られている。

【０００３】かかる構成の画像通信装置は、通常の送信
を行う場合、送信情報の頭に、発信元印字を付加して送
信し、また、遠隔操作の送信を行う場合、蓄積されてい
る情報をそのまま送信するか或いは通常の送信と区別せ
ず発信元印字を付加して送信する機能を備えていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
画像通信装置では、オペレータが外出先のファクシミリ
等から、その画像通信装置に電話をかけ、ＰＢトーンを
用いて、その画像通信装置に蓄積されている情報（留守
中に受信したもの、以前に受信し、とっておいたもの、
登録しておいたもの等）を引き出し、外出先のファクシ
ミリに送信させた時、即ち、遠隔操作受信した時、遠隔
操作受信によって得られた情報は、単に前記した画像通
信装置に蓄積されている情報そのままか、或いはその情
報に発信元印字（その画像通信装置が発信元となる）を
付加しただけの情報であるので、次のような問題があっ
た。 （１）遠隔操作受信による情報と、その情報が蓄積され
ている記憶手段におけるファイル名との対応がわからな
い。 （２）遠隔操作受信による情報が、画像通信装置におけ
る受信情報であった場合、その受信した時間などがわか
らない。 （３）遠隔操作受信による情報が、画像通信装置の記憶
手段に登録していた情報の場合、登録ファイル名などが
わからない。

【０００５】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、遠隔操作によって送信する情報を記憶手段
のファイル管理情報に関連ずけることの可能な画像通信
装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、受信情報若しくは送信情報を記憶する記憶
手段を備えた画像通信装置において、外部からの遠隔操
作により、前記記憶手段に蓄積している情報に、ファイ
ル管理情報を付加して送信する制御手段を設けるという
構成を備えたものである。

【０００７】

【作用】本発明は上述の構成によって、記憶手段に蓄積
していた情報を遠隔操作により送信する場合には、送信
する情報に、その情報を蓄積しているファイルの管理情
報（ファイルＮＯ、ファイル名、受信又は登録した年月
日、時間、受信した時に相手から送られてきたＩＤ、ペ
ージ数等）を付加することができ、このため、遠隔操作
受信して得た情報にファイル管理情報を含ませることが
できる。

【０００８】

【実施例】図１は本発明の一実施例による画像通信装置
の概略構成を示すブロック図、図２はその画像通信装置
を遠隔操作する状態を説明する概略側面図である。図
１、図２において、１は本発明の実施例による画像通信
装置、２は通信回線、３は交換器、４は画像通信装置１
を遠隔操作するためのファクシミリ、５はそのファクシ
ミリ４で受信した情報を記録した記録紙である。この画
像通信装置１は、回線制御部１１と、電話制御部１２
と、変復調部１３と、画像編集部１４と、圧縮伸張部１
５と、メモリ１６と、表示部１７と、中央制御部１８
と、メモリカードインタフェース１９等を備えており、
外部記憶装置としてメモリカード２０を装着可能となっ
ている。中央制御部１８は各部を制御して、受信情報を
メモリカード２０に記憶させ、また、そのメモリカード
２０に蓄積している情報を送信する機能を備えている。
更に、この中央制御部１８は、外部のファクシミリ装置
４からのＰＢトーンによって遠隔操作されうる機能を備
えており、かつその遠隔操作によってメモリカード２０
に蓄積している情報をそのファクシミリ装置４に対して
送信する際、その情報にファイル管理情報（詳細は後述
する）を付加する機能も備えている。

【０００９】以上の構成になる画像通信装置について、
以下その動作を説明する。メモリカード２０には、あら
かじめ電話帳情報等の各種データが登録されており、ま
た、各データには、ファイル名、サブタイトル名、ファ
イルＮＯ等の管理情報が付けられている。

【００１０】通常の受信時には、通信回線２を通して送
られてきた情報がメモリカード２０に蓄積される。この
時、中央制御部１８は、その情報をメモリカード２０に
記録すると共に、そのメモリカードにおけるファイルＮ
Ｏやファイル名、受信した年月日、時間、受信した時に
相手から送られてきたＩＤ、ページ数等の管理情報もメ
モリカード２０に記録する。なお、この管理情報は、メ
モリカード２０以外の記憶手段（例えばメモリ１６）に
記憶させてもよい。

【００１１】メモリカード２０に蓄積された受信情報
は、その後必要に応じ、メモリカード２０をプリンタ
（図示せず）にかけ、出力することにより、記録紙に記
録される。

【００１２】通常の送信時には、メモリカード２０をス
キャナ（図示せず）にかけ、送信すべき情報をそのメモ
リカード２０に記録させ、その後そのメモリカード２０
を画像送信装置１にセットし、情報を送信する。なお、
メモリカード２０に記録されたこの送信情報にもファイ
ル名、サブタイトル名、ファイルＮＯ等の管理情報が付
けられている。

【００１３】次に、図２に示すように、この画像通信装
置１にファクシミリ４を接続し、そのファクシミリ４か
らのＰＢトーンを用いて遠隔操作する場合を説明する。
いま、メモリカード２０に蓄積されている受信情報を送
信させたい場合は、その旨をファクシミリ４からＰＢト
ーンによって指示する。画像通信装置１では、そのＰＢ
トーンを変復調部１３で検出し、その指示に基づいてメ
モリカード２０の受信情報をファクシミリ４に送信す
る。この時、図３に示すように、受信情報である画像情
報Ｂの前に、その受信情報に対する管理情報Ａ（例え
ば、ファイルＮＯ、ファイル名、受信した年月日、時
間、受信した時に相手から送られてきたＩＤ、ページ数
等）が付加され、その両情報（Ａ、Ｂ）を合わせた画像
情報Ｃが遠隔操作送信用画像情報として送信される。か
くして、ファクシミリ４で出力した記録紙５には、図４
に示すように、その上端に管理情報Ａが、その後ろに画
像情報Ｂが記録される。このため、ファクシミリ４を操
作して遠隔操作受信を行ったオペレータは、記録紙５を
見ることにより、蓄積されている画像情報のみならずそ
のファイルの管理情報も一目で確認することができる。

【００１４】また、メモリカード２０に登録している情
報を遠隔操作により送信させたい場合は、その旨をファ
クシミリ４からＰＢトーンによって指示する。画像通信
装置１はその指示に基づいてメモリカード２０の登録情
報をファクシミリ４に送信するが、その場合にも、その
登録情報の前に、管理情報（ファイル名、サブタイトル
名、ファイルＮＯ等）を付加して送信する。かくして、
オペレータは、ファクシミリ４による遠隔操作受信によ
り、画像通信装置１のメモリカード２０に登録していた
情報を、その管理情報と共に入手することができる。

【００１５】なお、画像通信装置１に対するＰＢトーン
を用いた遠隔操作は、上記した受信情報及び登録情報の
送信のみに限らず、例えば、次の操作を行うことも可能
である。 （ａ）メモリカード２０に蓄積されている情報のリスト
受信 （ｂ）通信管理レポートの受信 （ｃ）登録されている情報のリスト受信 （ｄ）蓄積されている情報の全又は選択消去 （ｅ）装置の設定変更 なお、上記実施例の画像通信装置は、記録装置及び原稿
読取装置を備えていないが、本発明はこの構成の画像通
信装置に限らず、記録装置や原稿読取装置を備えた画像
通信装置に対しても適用可能であることは言うまでもな
い。また、上記実施例では記憶手段としてメモリカード
２０を用いているが、本発明はこれに限らず、内蔵した
メモリに、送信情報、受信情報等を蓄積するように構成
してもよい。

【００１６】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、受信情報若しくは送信情報を記憶する記憶手段を備
えた画像通信装置において、外部からの遠隔操作によ
り、前記記憶手段に蓄積している情報に、ファイル管理
情報を付加して送信する制御手段を設けることによっ
て、記憶手段に蓄積していた情報を遠隔操作により送信
する際に、その情報にファイルの管理情報（ファイルＮ
Ｏ、ファイル名、サブタイトル名、受信又は登録した年
月日、時間、受信した時に相手から送られてきたＩＤ、
ページ数等）を付加して送信でき、このため、遠隔操作
受信したオペレータは、得られた情報から、ファイルの
管理情報も知ることができるという効果を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による画像通信装置の概略構
成を示すブロック図

【図２】その画像通信装置を遠隔操作する状態を説明す
る概略側面図

【図３】上記画像通信装置を遠隔操作して送信させる情
報の内容を示す説明図

【図４】上記画像通信装置の遠隔操作受信により出力し
た記録紙の記録内容を示す概略平面図

【符号の説明】

１ 画像通信装置 ２ 通信回線 ３ 交換器 ４ ファクシミリ装置 ５ 記録紙 Ａ 管理情報 Ｂ 画像情報 Ｃ 遠隔操作送信用画像情報

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 受信情報若しくは送信情報を記憶する記
   憶手段と、外部からの遠隔操作により、前記記憶手段に
   蓄積している情報に、ファイル管理情報を付加して送信
   する制御手段を有する画像通信装置。