JPH08102757A - 情報蓄積交換装置及び方法 - Google Patents

情報蓄積交換装置及び方法

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Publication number
JPH08102757A
JPH08102757A JP6237090A JP23709094A JPH08102757A JP H08102757 A JPH08102757 A JP H08102757A JP 6237090 A JP6237090 A JP 6237090A JP 23709094 A JP23709094 A JP 23709094A JP H08102757 A JPH08102757 A JP H08102757A
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JP
Japan
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mailbox
information
management
recipient
message
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Pending
Application number
JP6237090A
Other languages
English (en)
Inventor
Masako Nomoto
昌子 野本
Juichi Ono
寿一 大野
Terunori Niki
輝記 仁木
Tomoaki Maruyama
友朗 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6237090A priority Critical patent/JPH08102757A/ja
Publication of JPH08102757A publication Critical patent/JPH08102757A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 きめ細かい私書箱サービスを提供し、受取人
の自分宛ての情報の管理の便宜を図り、メールボックス
に対して管理属性の設定を簡単に行う。 【構成】 当該メールボックスに格納された情報を受け
取る受取人を識別する受取人UIDと当該メールボック
スが属するメールボックスグループを識別するメールボ
ックスグループ番号の両方をパラメータとして特定され
るメールボックスを開設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メールボックスを開設
し、該メールボックスを用いて情報の蓄積及び交換を行
う情報蓄積交換装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ユーザ装置としてファクシミリ装
置やパーソナルコンピュータ等を用い、通信回線を介し
て管理者やユーザからの情報をセンタ(情報蓄積交換装
置)に蓄積しセンタからユーザに情報を提供する情報提
供サービスを行うシステムが提供されている。
【0003】このようなシステムでは、いわゆる私書箱
サービスを提供するため、前記情報蓄積交換装置におい
て、メールボックスを開設し、該メールボックスを用い
て情報の蓄積及び交換を行っている。
【0004】そして、従来の情報蓄積交換装置では、図
16に示すような方法でメールボックスが開設されてい
る。すなわち、従来の情報蓄積交換装置では、予め管理
者等により登録された受取人(情報の受取人)毎に単一
のメールボックスが開設されている。そして、他のユー
ザから所定の受取人に宛てた情報が、当該受取人に対し
て開設されたメールボックスに格納される。一方、当該
受取人から自分のメールボックスに格納されている情報
を取り出す要求があったときに、その情報が取り出され
て当該受取人に提供される。
【0005】なお、図16は、従来の情報交換蓄積装置
における、メールボックス開設状況を示すメールボック
ス開設管理情報及び開設されたメールボックス内への情
報の格納状況を示す情報登録管理情報(すなわち、メー
ルボックス開設・情報登録管理情報)の説明図である。
図16に示す例では、受取人識別情報(受取人UID)
「221001」、「221002」及び「22100
3」をそれぞれ有する3人の受取人の各々に対して、単
一のメールボックスが開設されている。図16中の括弧
[ ]は、メールボックスが開設されていることを示し
ている。また、これらの括弧[ ]内の番号は、対応す
るメールボックス内に格納されている情報を示す情報番
号である。図16に示す例では、受取人UID「221
001」を有する受取人のメールボックスに情報番号
「11」の情報が格納され、受取人UID「22100
2」を有する受取人のメールボックスには情報が格納さ
れておらず、受取人UID「221003」を有する受
取人のメールボックスに情報番号「15」の情報及び情
報番号「16」の情報が格納されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の情
報交換蓄積装置では、受取人毎に単一のメールボックス
が開設されていたので、きめ細かい私書箱サービスを提
供することができない欠点があった。
【0007】すなわち、メールボックス内の情報の管理
に関連する処理(例えば、当該メールボックス内に情報
を保管しておく期間、情報の登録モードが更新型か追加
型か、情報の保管期間切れの予告を行うか否か、情報の
保管期間切れの際の処理方法など)は、当該メールボッ
クス内のいずれの情報についても同一の内容とせざるを
得ないが、前記従来の情報交換蓄積装置では、受取人毎
に単一のメールボックスが開設されていたので、同一受
取人宛ての情報の管理に関連する処理は、いかなる情報
に関連していても、同一の内容とせざるを得なかった。
このため、例えば、受取人に必ず提供されるべき情報は
保管期間が切れた際には強制的に受取人に提供され、受
取人が必ずしも受け取らなくても支障のない情報は保管
期間が切れた際には削除されることが望ましいが、これ
らの情報の両方とも保管期間が切れた際に強制的に受取
人に提供されるか又は削除されていた。このように、従
来の情報交換蓄積装置では、きめの細かい私書箱サービ
スを提供することができなかった。
【0008】また、前記従来の情報交換蓄積装置では、
受取人毎に単一のメールボックスが開設されていたの
で、受取人にとっては、自分宛ての情報の管理が不便で
あった。すなわち、自分宛ての情報が内容に応じて分類
されていれば、その分類に応じて受取人は自分宛ての情
報を管理することができ、便利である。例えば、食料品
の清算書と衣料品の清算書とが分類されていれば、受取
人は、食料品の請求書又は衣料品の清算書を選択的に取
り出すことができ、極めて便利である。しかし、前記従
来の情報交換蓄積装置では、いずれの清算書も同一のメ
ールボックスに格納せざるを得ず、食料品の清算書と衣
料品の清算書とを分類することはできず、受取人は自分
宛ての情報の管理が不便であった。
【0009】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、きめ細かい私書箱サービスを提供することができる
とともに、受取人の自分宛ての情報の管理の便宜を図る
ことができ、しかも、メールボックスに対して当該メー
ルボックス内の情報の管理に関連する処理内容を示す管
理属性の設定を簡単に行うことができる、情報蓄積交換
装置及び方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による情報交換方法は、メール
ボックスを開設し、該メールボックスを用いて情報の蓄
積及び交換を行う情報蓄積交換方法において、当該メー
ルボックスに格納された情報を受け取る受取人を識別す
る受取人識別情報と当該メールボックスが属するメール
ボックスグループを識別するメールボックスグループ識
別情報の両方をパラメータとして特定されるメールボッ
クスを開設するものである。
【0011】また、本発明の第2の態様による情報蓄積
交換装置は、メールボックスを開設し、該メールボック
スを用いて情報の蓄積及び交換を行う情報蓄積交換装置
において、当該メールボックスに格納された情報を受け
取る受取人を識別する受取人識別情報と当該メールボッ
クスが属するメールボックスグループを識別するメール
ボックスグループ識別情報の両方をパラメータとして特
定されるメールボックスを開設する開設手段を備える。
【0012】さらに、本発明の第3の態様による情報蓄
積交換装置は、前記第2の態様による情報蓄積交換装置
において、前記開設手段により開設されたメールボック
スのうち指定されたメールボックスグループに属する全
てのメールボックスに対して、当該メールボックス内の
情報の管理に関連する処理内容を示す管理属性を設定す
る第1の属性設定手段と、前記開設手段により開設され
たメールボックスのうち指定された受取人に属する全て
のメールボックスに対して、当該メールボックスに対す
る情報の管理に関連する処理内容を示す管理属性を設定
する第2の属性設定手段と、前記開設手段により開設さ
れたメールボックスのうち指定された個々のメールボッ
クスに対して、当該メールボックスに対する情報の管理
に関連する処理内容を示す管理属性を設定する第3の属
性設定手段と、を更に備える。
【0013】さらにまた、本発明の第4の態様による情
報蓄積交換装置は、前記第3の態様による情報蓄積交換
装置において、前記メールボックス内の情報の管理に関
連する処理を行う処理手段であって、前記第1乃至第3
の属性設定手段により設定された管理属性のうち当該メ
ールボックスに対する管理属性に従って所定の処理を行
う処理手段、を更に備える。
【0014】
【作用】本発明の第1乃至4の態様の情報蓄積交換方法
及び装置によれば、当該メールボックスに格納された情
報を受け取る受取人を識別する受取人識別情報と当該メ
ールボックスが属するメールボックスグループを識別す
るメールボックスグループ識別情報の両方をパラメータ
として特定されるメールボックスが開設されるので、各
受取人に対して互いに異なるメールボックスグループに
属する複数のメールボックスを開設することができる。
【0015】このため、同一受取人宛ての情報であって
も、情報の種類に応じて同一受取人に対して開設した複
数のメールボックスのうちの異なるメールボックスに格
納することができ、かつ、同一受取人に対して開設した
複数のメールボックスの各々について独立して当該メー
ルボックス内の情報の管理に関連した処理を行うことが
でき、したがって、きめ細かい私書箱サービスを提供す
ることができる。
【0016】また、各受取人に対して開設した複数のメ
ールボックスにそれぞれ種類の異なる情報を格納するこ
とができ、それによって、受取人にとっては自分宛ての
情報が分類されることになるので、受取人の自分宛ての
情報の管理の便宜を図ることができる。
【0017】ところで、単に受取人毎に複数のメールボ
ックスを開設するだけは、各メールボックスに対して、
当該メールボックス内の情報の管理に関連する処理内容
を示す管理属性を設定するために、著しく手数を要す
る。すなわち、管理属性には、当該メールボックス内に
格納する情報の種類が同一ならば受取人が異なっていて
も同一でよいもの、受取人が同一ならば情報の種類が異
なっていても同一でよいもの、及び、受取人及び情報の
種類のいずれかが異なるならば異なる必要があるもの、
がある。しかし、単に受取人毎に複数のメールボックス
を開設してしまうと、例えば、当該メールボックス内に
格納する情報の種類が同一ならば受取人が異なっていて
も同一でよい管理属性であっても、いちいち個々のメー
ルボックス毎に設定しなければならず、管理属性の設定
に著しく手数を要する。
【0018】この点、本発明の第1乃至4の態様の情報
蓄積交換方法及び装置によれば、当該メールボックスに
格納された情報を受け取る受取人を識別する受取人識別
情報と当該メールボックスが属するメールボックスグル
ープを識別するメールボックスグループ識別情報の両方
をパラメータとして特定されるメールボックスが開設さ
れるので、複数の受取人に対してそれぞれ開設したメー
ルボックスをメールボックスグループという共通項でく
くることができるし、複数のメールボックスグループに
それぞれ属するメールボックスを受取人という共通項で
くくることができるし、メールボックスグループ及び受
取人の両方で個々のメールボックスを特定することもで
きる。したがって、管理属性をメールボックスグループ
識別情報に関連させて設定するだけで、同一のメールボ
ックスグループに属する全てのメールボックスに対して
同一の管理属性を一括して設定することができる。ま
た、管理属性を受取人識別情報に関連させて設定するだ
けで、同一の受取人に属する全てのメールボックスに対
して同一の管理属性を一括して設定することができる。
さらに、管理属性をメールボックスグループ識別情報及
び受取人識別情報の両方に関連させて設定すれば、個々
のメールボックスに対して異なる管理属性を設定するこ
とができる。
【0019】したがって、本発明の第1乃至4の態様の
情報蓄積交換方法及び装置によれば、例えば、当該メー
ルボックス内に格納する情報の種類が同一ならば受取人
が異なっていても同一でよい管理属性の場合には、同一
のメールボックスグループに属する全てのメールボック
スに対してその管理属性を一括して設定することがで
き、管理属性の設定が極めて簡単となる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施例による情報蓄積
交換装置としてのファクシミリ蓄積交換装置1の構成を
示すブロック図である。
【0022】このファクシミリ蓄積交換装置1は、図1
に示すように、ファクシミリ装置であるユーザ端末2及
びファクシミリ装置やパーソナルコンピュータ等である
管理者端末3に通信回線4を介して接続され、通信回線
4を制御しファクシミリ通信及びその他の通信を行う通
信制御部11と、ユーザ端末2及び管理者端末3から送
られてくるサービス要求等の受付処理を行うサービス要
求受付処理部12と、管理情報を記憶する管理情報記憶
部13と、管理者端末3から送られてきた要求等に従っ
て、管理情報の設定、変更及び削除等を行う運用管理部
14と、ユーザ端末2から送られてきた電文(イメージ
データ)を蓄積する電文蓄積部15と、前記電文に関す
る処理を行う電文管理部16と、タイマ17とを備えて
いる。
【0023】本実施例では、運用管理部14が前記管理
者端末3から回線4、通信制御部11及びサービス要求
受付処理部12を介して受けた要求等に応じて作動する
ことによって、管理者情報記憶部13には、前記管理情
報として、ユーザ情報21、ユーザグループ情報22、
メールボックス開設・電文登録管理情報23及びメール
ボックス管理属性情報24が記憶される。
【0024】図2は、ユーザ情報21の内容の一例を示
す説明図である。図2に示すように、ユーザ情報21
は、互いに関連づけられたユーザ識別情報(ユーザID
又はUID)、ユーザ名及びユーザを検証するためのパ
スワードを有している。ユーザ情報21に登録されてい
るユーザのみが前記ファクシミリ蓄積交換装置1による
サービスを受けることができる。
【0025】図3は、ユーザグループ情報22の内容の
一例を示す説明図である。図3に示すように、ユーザグ
ループ情報22は、ユーザグループ識別情報(ユーザグ
ループID)と当該ユーザグループに属するユーザのユ
ーザID(すなわち、メンバーUID)とを有してい
る。なお、ユーザグループIDはユーザIDと重複しな
いように設定されている。
【0026】図4は、メールボックス開設・電文登録管
理情報23の内容の一例を示す説明図である。メールボ
ックス開設・電文登録管理情報23は、メールボックス
の開設状況を示すメールボックス開設管理情報と開設さ
れたメールボックス内への電文の格納状況を示す電文登
録管理情報とを有している。
【0027】図4中の受取人UIDは、図2に示すユー
ザ情報21として登録されたユーザのうちメールボック
スの電文の受取人として設定されたユーザのユーザID
である。また、図4中のメールボックスグループ番号
は、メールボックスが属するメールボックスグループの
識別情報である。図4中の括弧[ ]は、メールボック
スが開設されていることを示しており、このメールボッ
クスが受取人UID及びメールボックスグループ番号の
両方をパラメータとして特定されていることを示してい
る。
【0028】図4に示す例では、受取人UID「221
001」及びメールボックスグループ番号「1」をパラ
メータとして特定されるメールボックスと、受取人UI
D「221001」及びメールボックスグループ番号
「2」をパラメータとして特定されるメールボックス
と、受取人UID「221002」及びメールボックス
グループ番号「1」をパラメータとして特定されるメー
ルボックスと、受取人UID「221002」及びメー
ルボックスグループ番号「2」をパラメータとして特定
されるメールボックスと、受取人UID「22100
3」及びメールボックスグループ番号「1」をパラメー
タとして特定されるメールボックスと、が開設されてい
る。
【0029】すなわち、図4に示す例では、受取人UI
D「221001」の受取人に対してはそれぞれメール
ボックスグループ番号「1」及び「2」のメールボック
スグループに属する2つのメールボックスが開設され、
受取人UID「221002」の受取人に対してはそれ
ぞれメールボックスグループ番号「1」及び「2」のメ
ールボックスグループに属する2つのメールボックスが
開設され、受取人UID「221003」の受取人に対
してはメールボックスグループ番号「1」のメールボッ
クスグループに属する1つのメールボックスのみが開設
されている。
【0030】換言すると、図4に示す例では、メールボ
ックスグループ番号「1」のメールボックスグループに
属するものとしては受取人UID「221001」、
「221002」及び「221003」の3人の受取人
に対して計3つのメールボックスが開設され、メールボ
ックスグループ番号「2」のメールボックスグループに
属するものとしては受取人UID「221001」及び
「221002」の2人の受取人に対して計2つのメー
ルボックスが開設されている。
【0031】図4中の括弧[ ]内の番号は、対応する
メールボックス内に格納されている電文を示す電文番号
である。なお、この電文番号については、図8に関連し
て後述する。
【0032】再び図1を参照すると、メールボックス管
理属性情報24は、メールボックス内の情報の管理に関
連する処理内容を示す管理属性情報である。メールボッ
クス管理属性情報24は、メールボックスグループ単位
の管理属性情報25と、受取人単位の管理属性情報26
と、メールボックス単位の管理属性情報27とを有して
いる。
【0033】メールボックスグループ単位の管理属性情
報25は、各メールボックスグループについて、同一の
メールボックスグループに属する全てのメールボックス
に対して共通して適用される管理属性である。メールボ
ックスグループ単位の管理属性情報25の内容の一例が
図5に示されている。
【0034】図5に示す例では、メールボックスグルー
プ単位の管理属性として3つの管理属性、すなわち、電
文登録モード、電文保管期間及び電文登録可能者UID
(当該メールボックスに電文を登録することができるユ
ーザのユーザID)が設定されている。なお、電文登録
モードとしては、新しい電文をメールボックスに登録す
る際に当該メールボックスに古い電文が存在している場
合に、古い電文を削除して新しい電文を登録することを
意味する「更新型」と、古い電文を残したまま新しい電
文を追加することを意味する「追加型」とがある。そし
て、図5に示す例では、メールボックスグループ番号
「1」のメールボックスグループに対しては、電文登録
モードが「更新型」、電文保管期間が「10日」、電文
登録可能者UIDが「331234,331235,7
86541」に設定されている。また、メールボックス
グループ番号「2」のメールボックスグループに対して
は、電文登録モードが「追加型」、電文保管期間が「2
0日」、電文登録可能者UIDが「786541」に設
定されている。
【0035】受取人単位の管理属性情報26は、各受取
人について、同一の受取人に属する全てのメールボック
スに対して共通して適用される管理属性である。受取人
単位の管理属性情報26の内容の一例が図6に示されて
いる。
【0036】図6に示す例では、受取人単位の管理属性
として1つの管理属性、すなわち、期限切れ予告処理
(当該メールボックスに格納されている電文の保管期間
が完了する一定期間前に受取人に保管期間が切れる旨を
通知する処理)の有無が設定されている。そして、図6
に示す例では、受取人UID「221001」の受取人
に対しては期限切れ予告処理が「予告する」に設定さ
れ、受取人UID「221002」の受取人に対しては
期限切れ予告処理が「予告しない」に設定され、受取人
UID「221003」の受取人に対しては期限切れ予
告処理が「予告する」に設定されている。
【0037】メールボックス単位の管理属性情報27
は、各メールボックスに対して独立して適用される管理
属性である。メールボックス単位の管理属性情報27の
内容の一例が図7に示されている。
【0038】図7に示す例では、メールボックス単位の
管理属性として1つの管理属性、すなわち、期限切れ処
理(当該メールボックスに格納されている電文の保管期
間が完了した際に行われる処理)が設定されている。な
お、本実施例では、期限切れ処理としては、「期限切れ
レポート出力」(当該電文の保管期間が切れて当該電文
が受取人により受け取られることなく削除された旨を通
知するレポートを発信人に供給するとともに、当該メー
ルボックスから当該電文を削除する処理)と、「強制出
力」(受取人の要求と無関係に当該電文を強制的に受取
人に供給するとともに、当該メールボックスから当該電
文を削除する処理)と、「削除」(単に当該メールボッ
クスから当該電文を削除する処理)とがある。そして、
図7に示す例では、受取人UID「221001」及び
メールボックスグループ番号「1」をパラメータとして
特定されるメールボックスに対しては期限切れ処理が
「期限切れレポート出力」に設定され、受取人UID
「221001」及びメールボックスグループ番号
「2」をパラメータとして特定されるメールボックスに
対しては期限切れ処理が「強制出力」に設定され、受取
人UID「221002」及びメールボックスグループ
番号「1」をパラメータとして特定されるメールボック
スに対しては期限切れ処理が「強制出力」に設定され、
受取人UID「221002」及びメールボックスグル
ープ番号「2」をパラメータとして特定されるメールボ
ックスに対しては期限切れ処理が「削除」に設定され、
受取人UID「221003」及びメールボックスグル
ープ番号「1」をパラメータとして特定されるメールボ
ックスに対しては期限切れ処理が「削除」に設定されて
いる。
【0039】再び図1を参照すると、ユーザ端末2から
送られてきた要求等に従い電文管理部16が作動するこ
とによって、電文蓄積部15には、電文が前記メールボ
ックスに格納(登録)される際に電文情報31が記憶さ
れる。
【0040】図8は、電文情報31の内容の一例を示す
説明図である。図8に示すように、電文情報31は、ユ
ーザ端末2から送られてきた電文(イメージデータ)
と、該電文に対応づけられた電文管理情報とを有してい
る。本実施例では、電文管理情報は、電文番号(当該電
文の識別情報)と、発信人ID(当該電文を発信したユ
ーザのユーザID)と、受取人UID(当該電文の受取
人のユーザID)又は受取人ユーザグループID(メン
バー全員が当該電文の受取人となるユーザグループのユ
ーザグループID)と、当該電文の登録日時と、当該電
文の保管完了日時とを有している。
【0041】図8に示す例では、電文32に対応づけら
れた電文管理情報では、電文番号が「11」、発信人U
IDが「331234」、受取人UIDが「22100
1」、登録日時が「1994.9.1,13:51」
(1994年9月1日13時51分)、保管完了日時が
「1994.9.11,15:00」となっている。ま
た、電文33に対応づけられた電文管理情報では、電文
番号が「20」、発信人UIDが「786541」、受
取人ユーザグループIDが「900001」、登録日時
が「1994.9.3,9:30」、保管完了日時が
「1994.9.23,15:00」となっている。
【0042】次に、前記ファクシミリ蓄積交換装置1の
動作について説明する。まず、前記ファクシミリ蓄積交
換装置1のメールボックス開設処理について、図9を参
照して説明する。図9は、このメールボックス開設処理
の一例のフローチャートである。
【0043】管理者端末3から回線4及び通信制御部1
1を介して、メールボックスの開設の要求、管理者ID
及び管理者パスワードがサービス要求受付処理部12に
供給され、サービス要求受付処理部12が前記管理者I
D及び管理者パスワードに基づき管理者情報(図示せ
ず)を参照して適正な管理者であることを確認すると、
図9のステップ41でメールボックスの開設処理が開始
される。
【0044】そして、サービス要求受付処理部12は、
管理者端末3から回線4及び通信制御部11を介して、
開設すべきメールボックスを特定するために管理者によ
り指定されたメールボックスグループ番号及び受取人U
IDを受領する(ステップ42)。
【0045】次に、サービス要求受付処理部12は、ユ
ーザ情報21を参照して、ステップ42で受領した受取
人UIDがユーザIDとして存在するか否かを判定する
(ステップ43)。存在しない場合は、サービス要求受
付処理部12は、メールボックスが登録できなかった旨
及び先にユーザIDを登録すべき旨を管理者端末3に通
知するエラー処理を行い(ステップ44)、ステップ4
9で処理を終了する。
【0046】一方、ステップ43で存在すると判定され
ると、運用管理部14は、メールボックス開設・電文登
録管理情報23を参照して、ステップ42で受領したメ
ールボックスグループ番号が既に登録されているか否か
(すなわち、図4に従って説明すると、受領したメール
ボックスグループ番号が図4の上側の欄に既に登録され
ているか否か)を判定する。既に登録されていれば直ち
にステップ47に移行し、未だ登録されていなければ、
運用管理部14は、ステップ42で受領したメールボッ
クスグループ番号をメールボックス開設・電文登録管理
情報23に登録した後に(すなわち、図4に従って説明
すると、受領したメールボックスグループ番号を図4の
上側の欄に登録した後に)(ステップ46)、ステップ
47に移行する。
【0047】ステップ47では、運用管理部14は、ス
テップ42で受領したメールボックス番号に対してステ
ップ42で受領した受取人UIDが既に設定されている
か否か(すなわち、ステップ42で受領したメールボッ
クス番号及び受取人UIDをパラメータとして特定され
るメールボックスが既に設定されているか否か。図4に
従って説明すると、該当箇所に括弧[ ]が存在するか
否か。)を判定する。既に設定されていれば、ステップ
49で処理を終了する。
【0048】一方、ステップ47で未だ設定されていな
いと判定されると、運用管理部14は、ステップ42で
受領したメールボックス番号に対してステップ42で受
領した受取人UIDを設定し(すなわち、ステップ42
で受領したメールボックス番号及び受取人UIDをパラ
メータとして特定されるメールボックスを設定する。図
4に従って説明すると、該当箇所に括弧[ ]を設定す
る。この場合、ステップ42で受領した受取人UIDが
図4中の左側の欄に未だ登録されてなければ、その受取
人UIDを図4中の左側の欄に登録する)、ステップ4
9で処理を終了する。
【0049】以上説明した処理によって、例えば、図4
に示すようにメールボックスが開設される。
【0050】なお、ステップ42において、サービス要
求受付処理部12は、受取人UIDを受領する代わりに
受取人ユーザグループIDを受領してもよい。この場合
には、ステップ43において、サービス要求受付処理部
12は、ユーザグループ情報22を参照して、ステップ
42で受領した受取人ユーザグループIDがユーザグル
ープIDとして存在するか否かを判定する。また、ステ
ップ47及びステップ48の処理は、ステップ42で受
領したユーザグループIDのユーザグループのメンバー
である各受取人の受取人ユーザIDについて行われる。
本実施例では、管理者は、メールボックスの開設に際し
てこのようにユーザグループIDを用いて複数の受取人
IDを指定することもできるので、メールボックスの開
設の指示を簡略化することができる。
【0051】なお、前記ファクシミリ蓄積交換装置1
は、開設されているメールボックスの削除等の機能も有
しているが、その説明については省略する。
【0052】次に、前記ファクシミリ蓄積交換装置1の
メールボックスグループ単位の管理属性の設定処理につ
いて、図10を参照して説明する。図10は、この設定
処理の一例のフローチャートである。
【0053】管理者端末3から回線4及び通信制御部1
1を介して、受取人単位の管理属性の設定の要求、管理
者ID及び管理者パスワードがサービス要求受付処理部
12に供給され、サービス要求受付処理部12が前記管
理者ID及び管理者パスワードに基づき管理者情報(図
示せず)を参照して適正な管理者であることを確認する
と、図10のステップ51でメールボックスグループ単
位の管理属性の設定処理が開始される。
【0054】そして、サービス要求受付処理部12は、
管理者端末3から回線4及び通信制御部11を介して、
管理属性を設定すべきメールボックスグループを特定す
るために管理者により指定されたメールボックスグルー
プ番号及び設定すべき管理属性を受領する(ステップ5
2)。
【0055】次に、サービス要求受付処理部12は、メ
ールボックス開設・電文登録管理情報23を参照して、
ステップ52で受領したメールボックスグループ番号が
存在するか否かを判定する(ステップ53)。存在しな
い場合は、サービス要求受付処理部12は、当該メール
ボックスグループに対する管理属性が設定できなかった
旨等を管理者端末3に通知するエラー処理を行い(ステ
ップ54)、ステップ56で処理を終了する。
【0056】一方、ステップ53で存在すると判定され
ると、運用管理部14は、ステップ52で受領したメー
ルボックスグループ番号に対してステップ52で受領し
た管理属性を設定し(ステップ55)、ステップ56で
処理を終了する。
【0057】以上説明した処理によって、例えば、図5
に示すメールボックスグループ単位の管理属性情報25
が管理情報記憶部13に記憶される。
【0058】なお、前記ファクシミリ蓄積交換装置1
は、設定されているメールボックスグループ単位の管理
属性の変更等の機能も有しているが、その説明について
は省略する。
【0059】次に、前記ファクシミリ蓄積交換装置1の
受取人単位の管理属性の設定処理について、図11を参
照して説明する。図11は、この設定処理の一例のフロ
ーチャートである。
【0060】管理者端末3から回線4及び通信制御部1
1を介して、メールボックス単位の管理属性の設定の要
求、管理者ID及び管理者パスワードがサービス要求受
付処理部12に供給され、サービス要求受付処理部12
が前記管理者ID及び管理者パスワードに基づき管理者
情報(図示せず)を参照して適正な管理者であることを
確認すると、図11のステップ61で受取人単位の管理
属性の設定処理が開始される。
【0061】そして、サービス要求受付処理部12は、
管理者端末3から回線4及び通信制御部11を介して、
管理属性を設定すべき受取人を特定するために管理者に
より指定された受取人UID及び設定すべき管理属性を
受領する(ステップ62)。
【0062】次に、サービス要求受付処理部12は、メ
ールボックス開設・電文登録管理情報23を参照して、
ステップ62で受領した受取人UIDが存在するか否か
を判定する(ステップ63)。存在しない場合は、サー
ビス要求受付処理部12は、当該受取人に対する管理属
性が設定できなかった旨等を管理者端末3に通知するエ
ラー処理を行い(ステップ64)、ステップ66で処理
を終了する。
【0063】一方、ステップ63で存在すると判定され
ると、運用管理部14は、ステップ62で受領した受取
人UIDに対してステップ62で受領した管理属性を設
定し(ステップ65)、ステップ66で処理を終了す
る。
【0064】以上説明した処理によって、例えば、図6
に示す受取人単位の管理属性情報26が管理情報記憶部
13に記憶される。
【0065】なお、前記ファクシミリ蓄積交換装置1
は、設定されている受取人単位の管理属性の変更等の機
能も有しているが、その説明については省略する。
【0066】次に、前記ファクシミリ蓄積交換装置1の
メールボックス単位の管理属性の設定処理について、図
12を参照して説明する。図12は、この設定処理の一
例のフローチャートである。
【0067】管理者端末3から回線4及び通信制御部1
1を介して、メールボックスグループ単位の管理属性の
設定の要求、管理者ID及び管理者パスワードがサービ
ス要求受付処理部12に供給され、サービス要求受付処
理部12が前記管理者ID及び管理者パスワードに基づ
き管理者情報(図示せず)を参照して適正な管理者であ
ることを確認すると、図12のステップ71でメールボ
ックス単位の管理属性の設定処理が開始される。
【0068】そして、サービス要求受付処理部12は、
管理者端末3から回線4及び通信制御部11を介して、
管理属性を設定すべきメールボックスを特定するために
管理者により指定されたメールボックスグループ番号及
び受取人UID並びに設定すべき管理属性を受領する
(ステップ72)。
【0069】次に、サービス要求受付処理部12は、メ
ールボックス開設・電文登録管理情報23を参照して、
ステップ72で受領したメールボックスグループ番号が
存在するか否かを判定する(ステップ73)。存在しな
い場合は、サービス要求受付処理部12は、当該メール
ボックスに対する管理属性が設定できなかった旨等を管
理者端末3に通知するエラー処理を行い(ステップ7
4)、ステップ77で処理を終了する。
【0070】一方、ステップ73で存在すると判定され
ると、サービス要求受付処理部12は、メールボックス
開設・電文登録管理情報23を参照して、ステップ72
で受領した受取人UIDが存在するか否かを判定する
(ステップ75)。存在しない場合は、サービス要求受
付処理部12は、当該メールボックスに対する管理属性
が設定できなかった旨等を管理者端末3に通知するエラ
ー処理を行い(ステップ74)、ステップ77で処理を
終了する。
【0071】一方、ステップ75で存在すると判定され
ると、運用管理部14は、ステップ72で受領したメー
ルボックスグループ番号及び受取人UIDをパラメータ
として特定されるメールボックスに対して、ステップ7
2で受領した管理属性を設定し(ステップ76)、ステ
ップ77で処理を終了する。
【0072】以上説明した処理によって、例えば、図7
に示すメールボックス単位の管理属性情報27が管理情
報記憶部13に記憶される。
【0073】なお、前記ファクシミリ蓄積交換装置1
は、設定されているメールボックス単位の管理属性の変
更等の機能も有しているが、その説明については省略す
る。
【0074】次に、管理情報記憶部13に図5、図6及
び図7に示す管理属性情報が記憶されているものとし
て、前記ファクシミリ蓄積交換装置1の電文の登録処理
について、図13を参照して説明する。図13は、この
登録処理の一例のフローチャートである。
【0075】ユーザ端末2から回線4及び通信制御部1
1を介して、電文の登録の要求がサービス要求受付処理
部12に供給されると、図13のステップ81で電文の
登録処理が開始される。
【0076】そして、サービス要求受付処理部12は、
ユーザ端末2から回線4及び通信制御部11を介して、
宛先のメールボックスを特定するために発信人により指
定されたメールボックスグループ番号及び受取人UID
並びに発信人UID(発信人のユーザID)を受領する
(ステップ82)。なお、発信人の検証を行う場合に
は、ステップ82で発信人のパスワードも受領する。
【0077】次に、サービス要求受付処理部12は、メ
ールボックス開設・電文登録管理情報23を参照して、
ステップ82で受領したメールボックスグループ番号が
存在するか否かを判定する(ステップ83)。存在しな
い場合は、サービス要求受付処理部12は、電文の登録
ができなかった旨等をユーザ端末2に通知するエラー処
理を行い(ステップ84)、ステップ93で処理を終了
する。
【0078】一方、ステップ83で存在すると判定され
ると、サービス要求受付処理部12は、ユーザ情報21
を参照して、ステップ82で受領した受取人UIDがユ
ーザ情報21に登録されたユーザIDとして存在するか
否かを判定する(ステップ85)。存在しない場合は、
サービス要求受付処理部12は、電文の登録ができなか
った旨等をユーザ端末2に通知するエラー処理を行い
(ステップ84)、ステップ93で処理を終了する。
【0079】一方、ステップ85で存在すると判定され
ると、サービス要求受付処理部12は、メールボックス
開設・電文登録管理情報23を参照して、ステップ82
で受領したメールボックスグループ番号及び受取人UI
Dの両方をパラメータとして特定されるメールボックス
が開設されているか否か(すなわち、当該受取人が当該
メールボックスの電文取り出し権を有するか否か)を判
定する(ステップ86)。開設されていない場合は、サ
ービス要求受付処理部12は、電文の登録ができなかっ
た旨等をユーザ端末2に通知するエラー処理を行い(ス
テップ84)、ステップ93で処理を終了する。
【0080】一方、ステップ86で開設されていると判
定されると、サービス要求受付処理部12は、ユーザ情
報21を参照して、ステップ82で受領した発信人UI
Dがユーザ情報21に登録されたユーザIDとして存在
するか否かを判定する(ステップ87)。存在しない場
合は、サービス要求受付処理部12は、電文の登録がで
きなかった旨等をユーザ端末2に通知するエラー処理を
行い(ステップ84)、ステップ93で処理を終了す
る。なお、発信人の検証を行う場合には、ユーザ情報2
1を参照して、ステップ87で発信人のパスワードに基
づいて発信人が適正か否かも判定し、適正でなければス
テップ84に移行する。
【0081】一方、ステップ87で存在すると判定され
ると、サービス要求受付処理部12は、図5に示すメー
ルボックスグループ単位の管理属性情報25を参照し
て、当該メールボックス(すなわち、ステップ82で受
領したメールボックスグループ番号及び受取人UIDの
両方をパラメータとして特定されるメールボックス)に
対して発信人が電文登録可能者であるか否かを判定する
(ステップ88)。電文登録可能者でない場合は、サー
ビス要求受付処理部12は、電文の登録ができなかった
旨等をユーザ端末2に通知するエラー処理を行い(ステ
ップ84)、ステップ93で処理を終了する。
【0082】一方、ステップ88で電文登録可能者であ
ると判定されると、電文管理部16は、ユーザ端末2か
ら電文を受領するとともに電文管理情報を作成し、これ
らを対応づけて電文情報31として電文蓄積部15に蓄
積させる。なお、電文管理情報(図8参照)の作成は、
次のようにして行う。電文番号については、既存の電文
番号と重複しないように付与する。発信人ID及び受取
人IDについては、ステップ82で受領したものをその
まま用いる。電文の登録日時については、タイマ17か
ら出力された現在日時とする。電文の保管完了日時につ
いては、図5に示すメールボックスグループ単位の管理
属性情報25を参照して得た当該メールボックスに対す
る保管期間と前記電文登録日時とから演算して求める。
ただし、保管完了日時の時刻については、常に一定の時
刻(例えば、15:00)とする。
【0083】次に、電文管理部16は、図5に示すメー
ルボックスグループ単位の管理属性情報25を参照し
て、当該メールボックスに対する電文登録モードが追加
型か否か判定する(ステップ90)。追加型であれば、
直ちにステップ92で、当該メールボックスに電文を格
納し(すなわち、本実施例では、ステップ89で付与し
た電文番号をメールボックス開設・電文登録管理情報2
3内に当該メールボックスに対して登録する。図4に従
って説明すると、括弧[ ]内にステップ89で付与し
た電文番号を挿入する。)、ステップ93で処理を終了
する。一方、追加型でなければ(すなわち、更新型であ
れば)、ステップ91において当該メールボックスに格
納されていた電文を削除した後(すなわち、図4に従っ
て説明すると、括弧[ ]内に存在していた電文番号を
削除する。この場合、削除された電文番号がいずれのメ
ールボックスにも格納されていないときには、その電文
番号に対応する電文情報(実際には電文管理情報のみで
よい)も電文蓄積部15から削除する。)、ステップ9
2で当該メールボックスに電文を格納し、ステップ93
で処理を終了する。
【0084】以上説明した処理によって、例えば、図4
に示すようにメールボックス内に電文が登録される。
【0085】なお、ステップ82において、サービス要
求受付処理部12は、受取人UIDを受領する代わりに
受取人ユーザグループIDを受領してもよい。この場合
には、ステップ85において、サービス要求受付処理部
12は、ユーザグループ情報22を参照して、ステップ
82で受領した受取人ユーザグループIDがユーザグル
ープIDとして存在するか否かを判定する。また、ステ
ップ89〜92の処理は、ステップ82で受領したユー
ザグループIDのユーザグループのメンバーである各受
取人の受取人ユーザIDについて行われる。本実施例で
は、発信人は、電文の登録に際してこのようにユーザグ
ループIDを用いて複数の受取人IDを指定することも
できるので、電文の登録の指示を簡略化することができ
る。
【0086】次に、管理情報記憶部13に図5、図6及
び図7に示す管理属性情報が記憶されているものとし
て、前記ファクシミリ蓄積交換装置1の電文の取り出し
処理について、図14を参照して説明する。図14は、
この取り出し処理の一例のフローチャートである。
【0087】ユーザ端末2から回線4及び通信制御部1
1を介して、電文の取り出しの要求がサービス要求受付
処理部12に供給されると、図14のステップ101で
電文の取り出し処理が開始される。
【0088】そして、サービス要求受付処理部12は、
ユーザ端末2から回線4及び通信制御部11を介して、
取り出し先のメールボックスを特定するために受取人に
より指定されたメールボックスグループ番号及び受取人
UIDを受領する(ステップ102)。なお、受取人の
検証を行う場合には、ステップ102で受取人のパスワ
ードも受領する。
【0089】次に、サービス要求受付処理部12は、メ
ールボックス開設・電文登録管理情報23を参照して、
ステップ102で受領したメールボックスグループ番号
が存在するか否かを判定する(ステップ103)。存在
しない場合は、サービス要求受付処理部12は、電文の
取り出しができなかった旨等をユーザ端末2に通知する
エラー処理を行い(ステップ104)、ステップ112
で処理を終了する。
【0090】一方、ステップ103で存在すると判定さ
れると、サービス要求受付処理部12は、ユーザ情報2
1を参照して、ステップ102で受領した受取人UID
がユーザ情報21に登録されたユーザIDとして存在す
るか否かを判定する(ステップ105)。存在しない場
合は、サービス要求受付処理部12は、電文の取り出し
ができなかった旨等をユーザ端末2に通知するエラー処
理を行い(ステップ104)、ステップ112で処理を
終了する。なお、受取人の検証を行う場合には、ユーザ
情報21を参照して、ステップ105で受取人のパスワ
ードに基づいて受取人が適正か否かも判定し、適正でな
ければステップ104に移行する。
【0091】一方、ステップ105で存在すると判定さ
れると、サービス要求受付処理部12は、メールボック
ス開設・電文登録管理情報23を参照して、ステップ1
02で受領したメールボックスグループ番号及び受取人
UIDの両方をパラメータとして特定されるメールボッ
クスが開設されているか否か(すなわち、ユーザが当該
メールボックスの電文取り出し権を有するか否か)を判
定する(ステップ106)。開設されていない場合は、
サービス要求受付処理部12は、電文の取り出しができ
なかった旨等をユーザ端末2に通知するエラー処理を行
い(ステップ104)、ステップ112で処理を終了す
る。
【0092】一方、ステップ106で開設されていると
判定されると、サービス要求受付処理部12は、メール
ボックス開設・電文登録管理情報23を参照して、当該
メールボックスに電文が格納されているか否かを判定す
る(ステップ107)。格納されていない場合は、サー
ビス要求受付処理部12は、電文の取り出しができなか
った旨等をユーザ端末2に通知するエラー処理を行い
(ステップ104)、ステップ112で処理を終了す
る。
【0093】一方、ステップ107で格納されていると
判定されると、電文管理部16は、当該メールボックス
に格納されている電文を当該受取人に出力する(ステッ
プ108)。
【0094】次に、電文管理部16は、ステップ108
で出力された電文を当該メールボックスから削除する
(ステップ109)。図4に従って説明すると、括弧
[ ]内に存在していた電文番号を削除する。
【0095】次に、電文管理部16は、メールボックス
開設・電文登録管理情報23を参照して、ステップ10
8で出力された電文がいずれかのメールボックスに格納
されているか否か判定する(ステップ110)。いずれ
のメールボックスにも格納されていない場合には、電文
管理部16は、当該電文番号に対応する電文情報(実際
には電文管理情報のみでよい)を電文蓄積部15から削
除し(ステップ111)、ステップ112で処理を終了
する。一方、ステップ110においていずれかのメール
ボックスに格納されていると判定されると、直ちにステ
ップ112で処理を終了する。
【0096】次に、管理情報記憶部13に図5、図6及
び図7に示す管理属性情報が記憶されているものとし
て、前記ファクシミリ蓄積交換装置1の期限切れ処理に
ついて、図15を参照して説明する。図15は、この期
限切れ処理の一例のフローチャートである。
【0097】ファクシミリ蓄積交換装置1が動作を開始
すると、図15のステップ121で期限切れ処理が開始
される。
【0098】そして、電文管理部16は、タイマ17の
出力及び図8に示す電文情報31を参照して、いずれか
の電文が保管完了日時になったか否かを判定する(ステ
ップ122)。保管完了日時になった場合は、電文管理
部16は、保管完了日時になった電文が格納されている
メールボックスをメールボックス開設・電文登録管理情
報23を参照して知り、図7のメールボックス単位の管
理属性情報27を参照して、当該メールボックスに対し
て設定されている期限切れ処理の内容に応じて(ステッ
プ123)、ステップ124、125又は126で「期
限切れレポートの出力」、「強制出力」又は「削除」を
行い、ステップ127で終了する。
【0099】なお、ファクシミリ蓄積交換装置1は、図
6に示す受取人単位の管理属性情報26を参照しつつそ
こで設定されている管理属性に応じて期限切れ予告処理
を行う機能を有しているが、その詳細な説明は省略す
る。
【0100】以上説明したファクシミリ蓄積交換装置1
によれば、当該メールボックスに格納された電文を受け
取る受取人を識別する受取人UIDと当該メールボック
スが属するメールボックスグループを識別するメールボ
ックスグループ番号の両方をパラメータとして特定され
るメールボックスが開設されるので、各受取人に対して
互いに異なるメールボックスグループに属する複数のメ
ールボックスを開設することができる。
【0101】このため、同一受取人宛ての電文であって
も、電文の種類に応じて同一受取人に対して開設した複
数のメールボックスのうちの異なるメールボックスに格
納することができ、かつ、同一受取人に対して開設した
複数のメールボックスの各々について独立して当該メー
ルボックス内の電文の管理に関連した処理を行うことが
でき、したがって、きめ細かい私書箱サービスを提供す
ることができる。
【0102】また、各受取人に対して開設した複数のメ
ールボックスにそれぞれ種類の異なる電文を格納するこ
とができ、それによって、受取人にとっては自分宛ての
電文が分類されることになるので、受取人の自分宛ての
電文の管理の便宜を図ることができる。
【0103】さらに、ファクシミリ蓄積交換装置1によ
れば、当該メールボックスに格納された電文を受け取る
受取人を識別する受取人UIDと当該メールボックスが
属するメールボックスグループを識別するメールボック
スグループ番号の両方をパラメータとして特定されるメ
ールボックスが開設されるので、複数の受取人に対して
それぞれ開設したメールボックスをメールボックスグル
ープという共通項でくくることができるし、複数のメー
ルボックスグループにそれぞれ属するメールボックスを
受取人という共通項でくくることができるし、メールボ
ックスグループ及び受取人の両方で個々のメールボック
スを特定することもできる。したがって、管理属性をメ
ールボックスグループ番号に関連させて設定するだけ
で、同一のメールボックスグループに属する全てのメー
ルボックスに対して同一の管理属性を一括して設定する
ことができる(図5参照)。また、管理属性を受取人U
IDに関連させて設定するだけで、同一の受取人に属す
る全てのメールボックスに対して同一の管理属性を一括
して設定することができる(図6参照)。さらに、管理
属性をメールボックスグループ番号及び受取人UIDの
両方に関連させて設定すれば、個々のメールボックスに
対して異なる管理属性を設定することができる(図7参
照)。
【0104】したがって、ファクシミリ蓄積交換装置1
によれば、例えば、当該メールボックス内に格納する情
報の種類が同一ならば受取人が異なっていても同一でよ
い管理属性の場合には、同一のメールボックスグループ
に属する全てのメールボックスに対してその管理属性を
一括して設定することができ、管理属性の設定が極めて
簡単となる。
【0105】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこのような実施例に限定されるものではな
い。
【0106】例えば、図1において、管理者端末3を取
り除き、管理者端末3と同様の機能を有する管理者装置
200(図1中の破線を参照)をファクシミリ蓄積交換
装置1内に設けてもよい。
【0107】前述した実施例は本発明をファクシミリ蓄
積交換装置に適用した例であったが、本発明はユーザ端
末2としてパーソナルコンピュータ等を用いる他の情報
蓄積交換装置にも適用することができる。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、きめ細かい私書箱サー
ビスを提供することができるとともに、受取人の自分宛
ての情報の管理の便宜を図ることができ、しかも、メー
ルボックスに対して当該メールボックス内の情報の管理
に関連する処理内容を示す管理属性の設定を簡単に行う
ことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるファクシミリ蓄積交換
装置の構成を示す概略ブロック図
【図2】ユーザ情報の内容の一例を示す説明図
【図3】ユーザグループ情報の内容の一例を示す説明図
【図4】メールボックス開設・電文登録管理情報の内容
の一例を示す説明図
【図5】メールボックスグループ単位の管理属性情報2
5の内容の一例を示す説明図
【図6】受取人単位の管理属性情報の内容の一例を示す
説明図
【図7】メールボックス単位の管理属性情報の内容の一
例を示す説明図
【図8】電文情報の内容の一例を示す説明図
【図9】メールボックス開設処理の一例を示すフローチ
ャート
【図10】メールボックスグループ単位の管理属性の設
定処理の一例を示すフローチャート
【図11】受取人単位の管理属性の設定処理の一例を示
すフローチャート
【図12】メールボックス単位の管理属性の設定処理の
一例を示すフローチャート
【図13】電文の登録処理の一例を示すフローチャート
【図14】電文の取り出し処理の一例を示すフローチャ
ート
【図15】期限切れ処理の一例を示すフローチャート
【図16】従来の情報蓄積交換装置のメールボックス開
設・情報登録管理情報を示す説明図
【符号の説明】
1 ファクシミリ蓄積交換装置 2 ユーザ端末 3 管理者端末 4 通信回線 11 通信制御部 12 サービス要求受付処理部 13 管理情報記憶部 14 運用管理部 15 電文蓄積部 16 電文管理部 17 タイマ 21 ユーザ情報 22 ユーザグループ情報 23 メールボックス開設・電文登録管理情報 24 メールボックス管理属性情報 25 メールボックスグループ単位の管理属性情報 26 受取人単位の管理属性情報 27 メールボックス単位の管理属性情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 友朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メールボックスを開設し、該メールボッ
    クスを用いて情報の蓄積及び交換を行う情報蓄積交換方
    法において、当該メールボックスに格納された情報を受
    け取る受取人を識別する受取人識別情報と当該メールボ
    ックスが属するメールボックスグループを識別するメー
    ルボックスグループ識別情報の両方をパラメータとして
    特定されるメールボックスを開設することを特徴とす
    る、情報蓄積交換方法。
  2. 【請求項2】 メールボックスを開設し、該メールボッ
    クスを用いて情報の蓄積及び交換を行う情報蓄積交換装
    置において、当該メールボックスに格納された情報を受
    け取る受取人を識別する受取人識別情報と当該メールボ
    ックスが属するメールボックスグループを識別するメー
    ルボックスグループ識別情報の両方をパラメータとして
    特定されるメールボックスを開設する開設手段を備えた
    ことを特徴とする、情報蓄積交換装置。
  3. 【請求項3】 前記開設手段により開設されたメールボ
    ックスのうち指定されたメールボックスグループに属す
    る全てのメールボックスに対して、当該メールボックス
    内の情報の管理に関連する処理内容を示す管理属性を設
    定する第1の属性設定手段と、 前記開設手段により開設されたメールボックスのうち指
    定された受取人に属する全てのメールボックスに対し
    て、当該メールボックスに対する情報の管理に関連する
    処理内容を示す管理属性を設定する第2の属性設定手段
    と、 前記開設手段により開設されたメールボックスのうち指
    定された個々のメールボックスに対して、当該メールボ
    ックスに対する情報の管理に関連する処理内容を示す管
    理属性を設定する第3の属性設定手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項2記載の情報蓄積
    交換装置。
  4. 【請求項4】 前記メールボックス内の情報の管理に関
    連する処理を行う処理手段であって、前記第1乃至第3
    の属性設定手段により設定された管理属性のうち当該メ
    ールボックスに対する管理属性に従って所定の処理を行
    う処理手段、を更に備えたことを特徴とする請求項3記
    載の情報蓄積交換装置。
JP6237090A 1994-09-30 1994-09-30 情報蓄積交換装置及び方法 Pending JPH08102757A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1093619A (ja) * 1996-09-18 1998-04-10 Dainippon Printing Co Ltd 電子私書箱システム
US8341750B2 (en) 2005-06-15 2012-12-25 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Document processing apparatus, document processing system and recording medium

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JPH1093619A (ja) * 1996-09-18 1998-04-10 Dainippon Printing Co Ltd 電子私書箱システム
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