JPH08102680A - データ訂正方法及び装置 - Google Patents

データ訂正方法及び装置

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JPH08102680A
JPH08102680A JP6237900A JP23790094A JPH08102680A JP H08102680 A JPH08102680 A JP H08102680A JP 6237900 A JP6237900 A JP 6237900A JP 23790094 A JP23790094 A JP 23790094A JP H08102680 A JPH08102680 A JP H08102680A
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JP
Japan
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error
circuit
polynomial
error position
input
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JP6237900A
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English (en)
Inventor
Akihiro Oishi
晃弘 大石
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤り訂正に要する時間を短縮できるデータ訂
正方法及び装置を得る。 【構成】 受信データのシンドローム計算を行った後、
算出回路12で誤り位置多項式と誤り数値多項式を算出
する。判定回路13は誤り位置多項式の次数を判定し、
その次数に応じて1〜4誤り位置計算回路14〜17は
誤り位置多項式の根を求め、これを誤り位置情報とす
る。誤り数値算出回路18は誤り位置情報と誤り位置多
項式と誤り数値多項式とに基き誤り位置とその誤り数値
とを算出し、これに基いて訂正回路19が受信データの
誤りを訂正する。 【効果】 誤り訂正復号のための時間を大幅に短縮する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誤り位置多項式を用いて
誤り訂正を行うデータ訂正方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】BCH符号、リード・ソロモン符号の復
号は、ユークリッドアルゴリズム等により算出される誤
り位置多項式σ(z)および誤り数値多項式ω(z)に
より、誤り位置と誤り数値とを求めることにより行われ
る。以下、簡単のため誤り位置多項式σ(z)が4次の
場合について説明する。
【0003】図6は従来のデータ訂正装置のブロック図
である。図6において、601は情報入力端子、602
はA/D変換器、603はデータ圧縮を行う高能率符号
化回路、604は誤り訂正符号化回路、605は変調
器、606はアンプ、607は送信及び記録への出力端
子、608は受信及び再生の入力端子、609はアン
プ、610は復調器、611はシンドローム計算回路、
612は誤り位置多項式・誤り数値多項式算出回路、6
13はチェンサーチ回路、618は誤り数値算出回路、
619は訂正回路、620は圧縮データの伸長を行う高
能率符号復号化回路、621はD/A変換器、622は
出力端子である。
【0004】従来は誤り位置多項式の根(誤り位置情
報)を求める装置として、チェンサーチ回路613が用
いられている。図7はチェンサーチ回路613のブロッ
ク図である。図7において、701、702、703、
704は入力端子、705、706、707、708は
誤り位置多項式σ(z)の各次数の係数を各次数毎にス
トアするフィードバックレジスタ、709、710、7
11、712はガロア体α1 、α2 、α3 、α4 に各々
対応する乗算器、713はガロア体の加算器、714は
加算器713の結果が“1”であったか否かを判定する
判定回路である。
【0005】ここで、シンドロームSj (j=1、2、
3、…、8)、誤り位置多項式σ(z)について説明す
る。シンドロームSj は、生成多項式G(x)が
【0006】
【数1】
【0007】より、nを符号長とすると、
【0008】
【数2】
【0009】である。また、誤り位置多項式σ(z)は
【0010】
【数3】
【0011】であり、これは、 σ(z)=1+σ1 z+σ2 2 +σ3 3 +σ4 4 ………(4) となる。ここで、iは位置であり、eは誤り位置の集合
である。
【0012】以下、図7を用いて、チェンサーチ回路6
13の動作を説明する。ユークリッドアルゴリズム等に
よって算出された誤り位置多項式σ(z)より、誤り位
置多項式σ(z)の各次数の係数σ1 、σ2 、σ3 、σ
4 は各々入力端子701、702、703、704から
フィードバックレジスタ705、706、707、70
8に入力される。ここで、各々フィードバックレジスタ
705、706、707、708内の数値を加算器71
3に入力する。加算器713は入力された数値を加算す
る。これは、誤り位置多項式σ(z)のzにα0 を代入
したものとなる。そして、加算器713の結果を判定回
路714に入力する。
【0013】判定回路714では加算器713の結果が
“1”か否かを判定する。“1”であれば誤り位置多項
式σ(α0 )=0となるので、誤り位置情報α0 に対応
し、符号の0番目が誤りの1つの位置とわかる。また、
判定回路714によって加算器713の結果が“1”で
ないならば、誤り位置多項式σ(α0 )≠0であるから
符号の0番目は誤りではないとわかる。
【0014】z=α0 が終了すると、フィードバックレ
ジスタ705、706、707、708内の数値が各々
乗算器709、710、711、712に入力される。
乗算器709、710、711、712は、各々σ1
α1 倍、σ2 をα2 倍、σ3をα3 倍、σ4 をα4
し、フィードバックレジスタ705、706、707、
708に各々の数値を入力する。そして、このフィード
バックレジスタ705、706、707、708の数値
を上記と同様に加算器713に入力し、加算器713の
結果を判定回路714に入力し、誤り位置であるか否か
を判定する。
【0015】同様にz=αt-1 が終了するとフィードバ
ックレジスタ705、706、707、708内の数値
が各々乗算器709、710、711、712に入力さ
れる。乗算器709、710、711、712は各々σ
1 αt-1 をα倍、σ2 α2(t- 1)をα2 倍、σ3 α3(t-1)
をα3 倍、σ4 α4(t-1)をα4 倍し、フィードバックレ
ジスタ705、706、707、708に各々数値を入
力する。そして、このフィードバックレジスタ705、
706、707、708の数値を上記と同様に加算器7
13に入力し、誤り位置であるか否かを判定する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ訂正装置
は以上のように構成されているので、符号長mの符号の
誤り位置はチェンサーチ回路により誤り位置多項式σ
(z)のzにα0 〜αm-1の数値を逐次代入し、σ
(z)=0となるzを求めることによって決定してい
た。このため乗算器、加算器、判定回路をm回ループさ
せる必要があり、このため、誤り訂正復号のための所要
時間が長くなるという問題があった。
【0017】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、ループ回数をなくすことにより、誤り
訂正復号の所要時間を短縮できるデータ訂正方法及び装
置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、誤り位置多項式を用いて誤り訂正を行うデータ訂正
方法において、上記誤り位置多項式を変形し、その変形
した多項式の0次の係数によって誤り位置多項式の根を
求めることにより誤り位置情報を算出し、この誤り位置
情報を用いて4シンボル以下の誤りを訂正するようにし
ている。
【0019】請求項2の発明においては、誤り位置多項
式を用いて誤り訂正を行うデータ訂正装置において、上
記誤り位置多項式を変形し、その変形した多項式の0次
の係数によって誤り位置多項式の根を求めることにより
誤り位置情報を算出する誤り位置計算手段と、上記誤り
位置情報と誤り位置多項式と誤り数値多項式とに基づい
て誤り位置とその誤り数値とを算出し、これに基づいて
4シンボル以下のデータの誤りを訂正する誤り訂正手段
とを設けている。
【0020】
【作用】上述の如く構成することにより、誤り位置多項
式の根データ(誤り位置情報)が1回の演算によって求
められ、誤り訂正に要する時間が短縮される作用があ
る。
【0021】
【実施例】図1は本発明を最もよく表わすデータ訂正装
置の実施例を示すブロック図であり、本実施例では4訂
正の場合を例としている。図1の送信側において、1は
情報入力端子、2はA/D変換器、3はデータ圧縮を行
う高能率符号化回路、4は誤り訂正符号化回路、5は変
調器、6は送信及び記録アンプ、7は送信及び記録への
データ出力端子である。
【0022】受信側において、8は受信及び再生データ
の入力端子、9は受信及び再生アンプ、10は復調器、
11はシンドローム計算回路、12は誤り位置多項式及
び誤り数値多項式算出回路、13は誤り位置多項式次数
判定回路、14は1誤り位置計算回路、15は2誤り位
置計算回路、16は3誤り位置計算回路、17は4誤り
位置計算回路、18は誤り数値算出回路、19は訂正回
路、20は圧縮データを伸長する高能率符号復号化回
路、21はD/A変換器、22は出力端子である。尚、
誤り位置多項式次数判定回路13、誤り位置計算回路1
4〜17は誤り位置計算手段を構成し、誤り数値算出回
路18、訂正回路19は誤り訂正手段を構成する。
【0023】次に、図1の動作をGF(28 )上の
(m、m−8)リード・ソロモン符号を例にとって説明
する。情報入力端子1に入力されたアナログ情報データ
はA/D変換器2に入力され、ディジタル情報データに
変換される。このディジタル情報データは高能率符号化
回路3に入力されて圧縮される。圧縮されたデータは誤
り訂正符号化回路4に入力され、パリティが付加されて
誤り訂正符号データとなる。誤り訂正符号となったデー
タは変調器5に入力され変調される。変調されたデータ
は送信及び記録アンプ6を通り、送信及び記録へのデー
タ出力端子7から出力される。
【0024】受信及び再生側では、受信及び再生データ
の入力端子8に入力されたデータは、受信及び再生アン
プ9を通り、復調器10に入力される。復調器10では
変調されていたデータを復調する。復調された受信及び
再生データは、シンドローム計算回路11に入力され
る。シンドローム計算回路11では受信及び再生データ
i (i=0、1、…、m)に対するシンドローム
1 、S2 、…、S8
【0025】
【数4】
【0026】によって計算する。そして求めたシンドロ
ームS1 、S2 、…、S8 からシンドローム多項式S
(z)を
【0027】
【数5】
【0028】として計算する。シンドローム多項式S
(z)は、誤り位置多項式、誤り数値多項式算出回路1
2に入力される。誤り位置多項式、誤り数値多項式算出
回路12では、シンドローム多項式S(z)からユーク
リッドアルゴリズム等により、誤り位置多項式σ(z)
および誤り数値多項式ω(z)を算出する。ここで誤り
位置多項式σ(z)及び誤り数値多項式ω(z)が共に
“0”ならば誤りなしとみなし、以下訂正回路19まで
は何も行わない。
【0029】また、誤り位置多項式σ(z)、誤り数値
多項式ω(z)が共に“0”でないならば誤り位置多項
式、誤り数値多項式算出回路12より算出された2つの
多項式のうち、誤り位置多項式σ(z)が、誤り位置多
項式次数判定回路13に入力される。誤り位置多項式次
数判定回路13では、誤り位置多項式σ(z)の次数を
判定する。これは誤り位置多項式σ(z)が σ(z)=1+σ1 z+σ2 2 +σ3 3 +σ4 4 (σ1 、σ2 、σ3 、σ4 は各々8ビット) ………(7) であるため、まずσ4 が“0”(“0”は000000
00)であるか否かを判定しσ4 が“0”でなければ4
次と判定し、4誤り位置計算回路17に入力される。
【0030】ここで、シンドローム多項式S(z)、誤
り位置多項式σ(z)、誤り数値多項式ω(z)は、 σ(z)S(z)≡ω(z)modz2t ………(8) といった関係式が成り立っている。ただし、tは最大訂
正数とする。
【0031】σ4 が“0”であればσ3 が“0”である
か否かを判定し、σ3 が“0”でなければ3次と判定
し、3誤り位置計算回路16に入力される。σ3
“0”であればσ2 が“0”であるか否かを判定し、σ
2 が“0”でなければ2次と判定し、2誤り位置計算回
路15に入力される。また、σ2 が“0”であれば1次
と判定し、1誤り位置計算回路14に入力される。
【0032】ここで、各誤り数における誤り位置計算回
路について説明する。図2は1誤り位置計算回路14の
ブロック図である。図において201は入力端子、20
2は演算回路である。
【0033】次に1誤り位置計算回路14の動作を説明
する。誤り位置多項式 σ(z)が1次式と判定される
と、入力端子201に誤り位置多項式σ(z)が入力さ
れる。ここで誤り位置多項式σ(z)が1次式なので、 σ(z)=1+σ1 z (σ1 ≠“0”) ………(9) という多項式となっている。ここで、誤り位置情報を求
めるには、誤り位置多項式 σ(z)=“0” ………(10) となるzを求めることであるから、すなわちガロア体上
の演算から z=1/σ1 ………(11) となるzを求めればよいことになる。
【0034】従って、演算回路202は入力端子201
から入力された誤り位置多項式σ(z)から1/σ1
る計算をして値を求める。この値がすなわち誤り位置情
報となる。ただし、演算回路202はσ1 によって誤り
位置情報(1/σ1 )を判定するROMでもよい。
【0035】図3は、2誤り位置計算回路15のブロッ
ク図である。図において301は入力端子、302はゼ
ロ判定回路、303は演算回路、304は演算回路、3
05はROM、306はROM、307は演算回路であ
る。
【0036】次に2誤り位置計算回路15の動作を説明
する。誤り位置多項式σ(z)が2次式と判定される
と、入力端子301に誤り位置多項式σ(z)が入力さ
れる。ここで誤り位置多項式σ(z)が2次式なので、 σ(z)=1+σ1 z+σ2 2 (σ2 ≠0) ………(12) という多項式となっている。ここでz=(σ1 /σ2
yとおくと、 y2 +y=σ2 /σ1 2 ………(13) となる。ただしσ1 =“0”のとき z2 =1/σ2 ………(14) となる。
【0037】従って、ゼロ判定回路302は、入力端子
301から入力された誤り位置多項式σ(z)の1次の
係数σ1 が“0”であるか否かを判定する。“0”でな
いと判定された場合、誤り位置多項式σ(z)は演算回
路303に入力される。
【0038】演算回路303では、σ2 /σ1 2なる計算
を行う。これはまずσ1 ×σ1 を行いσ1 2をめる。求め
たσ1 2を、1誤り位置計算回路14内である図2の演算
回路202によって1/σ1 2を求める。そして、σ2 ×
1/σ1 2によりσ2 /σ1 2を求めることができる。求め
たσ2 /σ1 2の値は、ROM305に入力される。ま
た、誤り位置多項式σ(z)は演算回路307に入力さ
れる。
【0039】ここで、演算回路303で求めたσ2 /σ
1 2は(13)式の右辺である。このσ2 /σ1 2によって
(13)式のyの根を出力できるように、あらかじめR
OM305に書き込んでおく。これは、GF(28 )の
元αt (t=0、1、…、254)として、y2 +y=
αt として、求めておくことができる。
【0040】ROM305に入力された演算回路303
の値は、ROM305によって(13)式のyの根が出
力される。ただし、yの根が重根となった場合、誤り位
置が1つしか求まらず誤訂正の原因となってしまう。従
って、yの根が重根の場合は、訂正不能として以下訂正
回路19まで処理を行なわない。
【0041】ROM305によって出力されたyの根2
つと演算回路303によって出力された誤り位置多項式
σ(z)とが演算回路307に入力される。演算回路3
07では、yの根をy1 、y2 とおくと、(σ1
σ2 )y1 および(σ1 /σ2 )y2 を計算する。この
2つの値がσ(z)=“0”となるzであり、誤り位置
情報となる。
【0042】また、ゼロ判定回路302によって、誤り
位置多項式σ(z)の1次の係数σ 1 が“0”であると
判定された場合、誤り位置多項式σ(z)は演算回路3
04に入力される。演算回路304では、1/σ2 を計
算する。ただし、この計算は1誤り位置計算回路14内
である図2の演算回路202で行ってもよい。演算回路
304によって計算された1/σ2 はROM306に入
力される。
【0043】ここで、演算回路304で求めた1/σ2
は(14)式の右辺である。この1/σ2 によって(1
4)式のzの根を出力できるように、あらかじめROM
306に書き込んでおく。これはGF(28 )の元αt
(t=0、1、…、254)として、αt →α2tを求め
ておけば、1/σ2 =α2tのとき、z=αt 、α-tとし
て求めることができる。
【0044】ROM306に入力された演算回路304
の値は、ROM306によって(14)式のzの根が出
力される。このzの根が、すなわち誤り位置情報とな
る。
【0045】図4は3誤り位置計算回路16のブロック
図である。図において、401は入力端子、402は演
算回路、403はゼロ判定回路、404は演算回路、4
05は演算回路、406はROM、407はROM、4
08は演算回路、409は演算回路である。
【0046】次に3誤り位置計算回路16の動作を説明
する。誤り位置多項式σ(z)が3次式を判定される
と、入力端子401に誤り位置多項式σ(z)が入力さ
れる。ここで誤り位置多項式σ(z)が3次式なので、 σ(z)=1+σ1 z+σ2 2 +σ3 3 (σ3 ≠“0”) ………(15) という多項式となっている。ここで、z={(y/
σ3 )√(σ2 2+σ1 σ3 )}+(σ2 /σ3 )とおく
と、 y3 +y={σ3 (σ1 σ2 +σ3 )}/{(σ2 2+σ1 σ3 )√(σ2 2+σ 1 σ3 )} ………(16) となる。ただし、σ2 2+σ1 σ3 =“0”のとき、z=
y+σ2 /σ3 とおき、 y3 =(σ2 /σ3 3 +(σ2 /σ3 2 ………(17) となる。
【0047】従って、演算回路402は入力端子401
から入力された誤り位置多項式σ(z)の係数によっ
て、σ2 2+σ1 σ3 の計算を行う。演算回路402で求
めた値はゼロ判定回路403に入力される。ゼロ判定回
路403は、演算回路402で求めた値が“0”である
か否かを判定する。“0”でないと判定された場合は誤
り位置多項式σ(z)は演算回路404に入力される。
【0048】演算回路404では、(16)式の右辺の
計算を行う。これは演算回路402によって求めたσ2 2
+σ1 σ3 を使う。まず、2誤り位置計算回路15内の
ROM306によって√(σ2 2+σ1 σ3 )を求める。
ここでROM306の解、±√(σ2 2+σ1 σ3 )の値
のうち+√(σ2 2+σ1 σ3 )のみを求める。
【0049】次に、(σ2 2+σ1 σ3 )√(σ2 2+σ1
σ3 )を求め、求めたその値を、1誤り位置計算回路1
4内の演算回路202によって1/{(σ2 2+σ
1 σ3 )√(σ2 2+σ1 σ3 )}を求める。これは演算
回路202におけるσ1 に、(σ2 2+σ1 σ3 )√(σ
2 2+σ1 σ3 )を代入すればよい。
【0050】また、σ1 σ2 を計算し、その値と、σ3
をたすことによってσ1 σ2 +σ3を求める。そして、
求めた値のσ1 σ2 +σ3 とσ3 を掛けσ3 (σ1 σ2
+σ 3 )を求める。そして最後にσ3 (σ1 σ2
σ3 )と1/{(σ2 2+σ1 σ3)√(σ2 2+σ
1 σ3 )}の値どうしを掛けることにより、上記(1
6)式の右辺の値を求める。
【0051】演算回路404で求めた(16)式の右辺
の値は、ROM406に入力される。また、誤り位置多
項式σ(z)は演算回路408に入力される。ROM4
06は(16)式のyの根を出力できるようにあらかじ
め書き込んでおく。これは、GF(28 )の元αt (t
=0、1、…、254)として、y3 +y=αt として
求めておくことができる。
【0052】ROM406から出力されたyの根と、演
算回路404から出力された誤り位置多項式σ(z)と
が演算回路408に入力される。ただし、yの根が重根
となった場合、誤り位置が1つまたは2つしか求まらず
誤訂正の原因となってしまう。従って、yの根が重根の
場合は訂正不能として以下訂正回路19まで処理を行わ
ない。
【0053】演算回路408では入力された3つの根
(y1 、y2 、y3 とおく)と、誤り位置多項式σ
(z)により、{(yi /σ3 )√(σ2 2+σ
1 σ3 )}+(σ2/σ3 )、(i=1、2、3)を計
算する。この3つの値が、σ(z)=“0”となるzで
あり、誤り位置情報となる。
【0054】また、ゼロ判定回路403によって、演算
回路402で求めた値が“0”であると判定された場合
は誤り位置多項式σ(z)は演算回路405に入力され
る。演算回路405では(17)式の右辺である(σ2
/σ3 3 +(σ2 /σ3 2 を計算する。これは、1
誤り位置計算回路14内である。図2の演算回路202
より1/σ3 を求める。そして、σ2 ×1/σ3 よりσ
2 /σ3 を求める。
【0055】次にσ2 /σ3 ×σ2 /σ3 によって(σ
2 /σ3 2 を求める。また1+σ 2 /σ3 を求める
(1はα0 であり00000001など)。そして(σ
2 /σ 3 2 ×(1+σ2 /σ3 )により(σ2
σ3 3 +(σ2 /σ3 2 を求める。演算回路405
で求めた値はROM407に入力される。また、誤り位
置多項式σ(z)は演算回路409に入力される。
【0056】ROM407は(17)式のyの根を出力
できるようにあらかじめ書き込んでおく、これはGF
(28 )の元αt (t=0、1、…、254)としてα
t →α 3tを求めておけば簡単に求めることができる。し
かし、α3tの指数部分はαt の指数部分t=0、1、
…、254に対して、3t=0、3、…、252といっ
た3の倍数である指数しか存在しない。
【0057】このため、演算回路405で求めた値(σ
2 /σ3 3 +(σ2 /σ3 2 がα3t(t=0、1、
…、84)で表わせない場合は、yの根が求まらない。
またこの場合は、誤訂正の原因となるので訂正不能とし
て以下訂正回路19まで処理を行わない。
【0058】ROM407から出力されたyの根と演算
回路405から出力された誤り位置多項式σ(z)とが
演算回路409に入力される。演算回路409では、R
OM407で求められたyの3つの根y1 、y2 、y3
に対し誤り位置多項式σ(z)を用いyi +σ2
σ3 、(i=1、2、3)を計算する。この計算結果で
ある3つの値がσ(z)=0となるzであり、誤り位置
情報となる。
【0059】図5は4誤り位置計算回路17のブロック
図である。図において、501は入力端子、502は演
算回路、503は演算回路、504は判定回路、505
はゼロ判定回路、506は演算回路、507は演算回路
である。
【0060】次に、4誤り位置計算回路17の動作を説
明する。誤り位置多項式σ(z)が4次式と判定される
と、入力端子501に誤り位置多項式σ(z)が入力さ
れる。ここで誤り位置多項式σ(z)が4次式であるか
ら、 σ(z)=1+σ1 z+σ2 2 +σ3 3 +σ4 4 (σ4 ≠0) ………(18) という多項式となっている。
【0061】ここで、(18)式の4根をz1 、z2
3 、z4 とする。t1 =z1 2+z3 4 、t2
1 3 +z2 4 、t3 =z1 4 +z2 3 とする
と、t1 、t2 、t3 を根とする次式が成り立つ。 σ4 3 +σ2 2 +(σ1 σ2 /σ4 )t+σ1 2/σ4 +σ3 2/σ4 2=0 ………(19)
【0062】次に、z1 2 =u1 、z3 4 =u2
おくと、 u1 +u2 =t1 、u1 2 =1/σ4 ………(20) となる。ここで、u1 、u2 を根とする次式が成り立
つ。 u2 +t1 u+1/σ4 =0 ………(21)
【0063】今、t1 を用いて、4次式を2つの2次方
程式と考えるとき、 σ(z)=σ4 (z2 +pz+q)(z2 +p′z+q′) ………(22) とおいて、各2次式の根をz1 、z2 およびz3 、z4
とすれば係数の比較から2つの2次方程式が下式のよう
に求められる。 z2 +[(u1 σ3 +σ1 )/{σ4 (u1 +u2 )}]z+u1 =0 ………(23) z2 +[(u2 σ3 +σ1 )/{σ4 (u1 +u2 )}]z+u2 =0 ………(24) t1 を用いた場合は、(23)式の根はz1 、z2 であ
り(24)式の根はz3、z4 である。
【0064】ただし重根となる場合は、誤り位置が1〜
3つしか求まらず誤訂正の原因となってしまうので、次
の場合は訂正不能として以下訂正回路19まで処理を行
わない。 2重根の場合:t1 =t2 、またはt2 =t3 、または
1 =t3 3重根または4重根の場合:t1 =t2 =t3
【0065】また(23)、(24)式において、u1
+u2 =0(0は00000000)となる場合、すな
わちt1 =0となる場合には、t1 ではなくt2 、t3
を用いる。また、t1 =t2 =0、またはt1 =t3
0の場合は2重根となるので訂正不能として誤り訂正復
号を行わない。
【0066】ここで、誤り位置情報は、(23)、(2
4)式の根を求めるものであり、これは、2誤り位置計
算回路15の説明と同様となる。
【0067】図5において、入力端子501から、誤り
位置多項式σ(z)が、演算回路502に入力される。
演算回路502では、誤り位置多項式σ(z)を(1
9)式に変換する。このため各次数の係数の計算を行
う。演算回路502によって求められた(19)式と誤
り位置多項式σ(z)とは演算回路503に入力され
る。演算回路503では(19)式の根であるt1 、t
2 、t3 を求める。これは3誤り位置計算回路16に
(19)式を代入することで求められる。
【0068】演算回路503で求められたt1 、t2
3 と誤り位置多項式σ(z)とは判定回路504に入
力される。判定回路504ではti =tj (i、j=
1、2、3かつi≠j)であるか否かの判定を行う。t
i =tj が1つでも成り立つと、重根が存在するので、
訂正不能として、以下訂正回路19まで処理を行わな
い。
【0069】判定回路504によってti ≠tj がi、
j=1、2、3かつi≠jにおいて全て成り立ったと
き、t1 、t2 、t3 の値は、ゼロ判定回路505に入
力される。ゼロ判定回路505では、t1 、t2 、t3
が“0”であるか否かを判定する。ここで、t1 =t2
=0、t2 =t3 =0、t1 =t3 =0およびt1 =t
2 =t3 =0は、判定回路504によって除かれてい
る。このため少なくともt 1 、t2 、t3 のうち2つは
“0”ではない。この“0”ではないti (i=1、
2、3)の1つを、演算回路506に入力する。また誤
り位置多項式σ(z)を演算回路507に入力する。
【0070】演算回路506では(21)式の根である
1 、u2 を求める。これは、2誤り位置計算回路15
に(21)式を代入することで求められる。演算回路5
06で求めたu1 、u2 を演算回路507に入力する。
演算回路507では(23)、(24)式の根であるz
1 、z2 、z3 、z4 を求める。これは2誤り位置計算
回路15に(23)、(24)式を代入することで求め
られる。この求めた4つの根z1 、z2 、z3 、z4
σ(z)=0となるzであり、誤り位置情報となる。
【0071】図1において、誤り位置多項式σ(z)の
次数に対応した誤り位置計算回路から誤り位置情報が誤
り数値算出回路18に出力される。誤り数値算出回路1
8には、誤り位置多項式、誤り数値多項式算出回路12
からの誤り位置多項式σ(z)と誤り数値多項式ω
(z)および誤り位置計算回路からの誤り位置情報とが
入力される。誤り数値算出回路18では、誤り位置多項
式σ(z)、誤り数値多項式ω(z)および誤り位置情
報により、誤り位置とその誤り数値とを算出する。誤り
数値算出回路18により算出された誤り位置とその誤り
数値とは訂正回路19に入力される。訂正回路19によ
って、受信及び再生の誤りを訂正する。
【0072】誤りを訂正もしくは検出されたデータは高
能率符号復号化回路20に入力される。高能率符号復号
化回路20では、圧縮されていたデータを伸長する。伸
長されたデータはD/A変換器21に入力される。D/
A変換器21では、ディジタルデータをアナログデータ
に変換する。変換された、アナログデータは出力端子2
2から出力される。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
誤り位置多項式を変形し、その変形した多項式の0次の
係数から誤り位置多項式の根を求めるように構成したこ
とにより、誤り訂正に要する時間を大幅に短縮できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるデータ訂正装置のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の実施例によるデータ訂正装置における
1誤り位置計算回路のブロック図である。
【図3】本発明の実施例によるデータ訂正装置における
2誤り位置計算回路のブロック図である。
【図4】本発明の実施例によるデータ訂正装置における
3誤り位置計算回路のブロック図である。
【図5】本発明の実施例によるデータ訂正装置における
4誤り位置計算回路のブロック図である。
【図6】従来のデータ訂正装置のブロック図である。
【図7】従来のデータ訂正装置におけるチェンサーチ回
路のブロック図である。
【符号の説明】
12 誤り位置多項式、誤り数値多項式算出回路 13 誤り位置多項式次数判定回路 14 1誤り位置計算回路 15 2誤り位置計算回路 16 3誤り位置計算回路 17 4誤り位置計算回路 18 誤り数値算出回路 19 訂正回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誤り位置多項式を用いて誤り訂正を行う
    データ訂正方法において、 上記誤り位置多項式を変形し、その変形した多項式の0
    次の係数によって誤り位置多項式の根を求めることによ
    り誤り位置情報を算出し、この誤り位置情報を用いて4
    シンボル以下の誤りを訂正することを特徴とするデータ
    訂正方法。
  2. 【請求項2】 誤り位置多項式を用いて誤り訂正を行う
    データ訂正装置において、 上記誤り位置多項式を変形し、その変形した多項式の0
    次の係数によって誤り位置多項式の根を求めることによ
    り誤り位置情報を算出する誤り位置計算手段と、 上記誤り位置情報と誤り位置多項式と誤り数値多項式と
    に基づいて誤り位置とその誤り数値とを算出し、これに
    基づいて4シンボル以下のデータの誤りを訂正する誤り
    訂正手段とを備えたデータ訂正装置。
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