JPH0810263Y2 - コンバインの二番物還元構造 - Google Patents

コンバインの二番物還元構造

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JPH0810263Y2
JPH0810263Y2 JP1989111309U JP11130989U JPH0810263Y2 JP H0810263 Y2 JPH0810263 Y2 JP H0810263Y2 JP 1989111309 U JP1989111309 U JP 1989111309U JP 11130989 U JP11130989 U JP 11130989U JP H0810263 Y2 JPH0810263 Y2 JP H0810263Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンケーブを介して漏下した脱穀処理物を
受け止め選別する揺動選別装置と、この揺動選別装置で
選別回収された二番処理物を前記揺動選別装置の横方向
の一端側から前記揺動選別装置へ放てき還元するスクリ
ュー式の還元装置とを備えたコンバインの二番物還元構
造に関する。
〔従来の技術〕
旧来より、この種のコンバインの二番物還元構造とし
ては、第4図に示すもののように、二番処理物を、還元
装置(31)におけるスクリュー(32)の回転等によるも
みほぐし作用によって単粒化処理しながら搬送し、揺動
選別装置(33)へは単に放てき還元するものが知られて
いた。
この構成のものにおいては、還元装置(31)での二番
処理物の単粒化処理を促進するためスクリュー(32)の
回転速度を速くすると、還元装置(31)の放てき羽根
(34)の回転羽根も速くなって、放てきされた二番処理
物が、揺動選別装置(33)の横方向において還元装置
(31)のある側の反対側に集中して落下することとな
り、又、逆に、還元装置(31)のスクリュー(32)の回
転速度を遅くすると、揺動選別装置(33)の横方向にお
いて還元装置(31)のある側に集中して落下することと
なり、従って、揺動選別が効率的に行えるよう、二番処
理物を揺動選別装置(33)に対してその横方向で均等に
落下する状態に放てきできるものではなく、さらに、コ
ンケーブ(35)から漏下物も揺動選別装置(33)上に落
下してくるから、二番処理物が揺動選別装置(33)上の
左右横方向の一方箇所に片寄って集中することになると
選別能力を低下させてしまうという欠点があった。
そして、このような不具合を解消する一手段として、
例えば実開平1−87623号公報に開示されているよう
に、二番処理物が放出供給されるグレンパン上に、処理
物移送方向に沿った縦壁を設けることが提案されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記提案構造によると、グレンパン上へ二番処理物を
片寄り少なく供給することができるのであるが、揺動選
別行程において縦壁が処理物の横方向への自由な拡散移
動に制約を与えることになり、揺動選別装置上の処理物
が揺動移送作用に伴って横方向に崩れて均される機能が
損なわれる新たな不具合が生じるものであった。
また、グレンパン上の縦壁にはワラ屑類が引掛かった
り、付着する機会が多く、これが原因で処理物が停滞す
るおそれも多分にあった。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであって、
還元装置からの二番処理物を、揺動選別装置のほぼ中間
箇所に放てきされるようにして、コンケーブからの漏下
物とその還元された二番処理とを揺動選別装置上に左右
に大きく偏ることなく供給することができるとともに、
揺動選別行程での処理物の拡散移動を容易にし、かつ、
処理物の停滞発生をも未然に回避することのできるコン
バインの二番物還元構造の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るコンバインの二番物還元構造は、上記目
的を達成するために、冒記構造のものにおいて、前記還
元装置から放てきされた二番処理物を前記揺動選別装置
での前記横方向における中間箇所に案内するガイド部材
を前記コンケーブの周方向中間箇所から垂設してあるこ
とを特徴構成とする。
かかる特徴構成による作用・効果は、次のとおりであ
る。
〔作用〕
すなわち、還元装置での単粒化処理を促進できるよう
に還元装置のスクリューを高速駆動しながら二番処理物
を揺動選別装置へ放てきしても、二番処理物はガイド部
材によって揺動選別装置での横方向中間箇所に案内供給
されることになって、揺動選別装置の横方向の一端側に
片寄って二番処理物が推積することを回避できる。
また、揺動選別装置上の処理物はガイド部材の作用を
受けることがないので、揺動選別行程における横方向へ
の拡散移動には何らの障害とならず、揺動移送に伴って
容易に崩れて揺動選別装置の全横幅に広く拡散しやすい
状態で揺動選別処理が行われる。
また、ガイド部材は揺動選別装置上の処理物に作用す
ることは殆どないので、ガイド部材への引掛かりや付着
が原因で処理物が揺動選別装置上に推積滞留するおそれ
もない。
〔考案の効果〕
従って、本考案によれば、還元装置から放てきされた
二番処理物を片寄り少なく揺動選別装置に供給するとと
もに、揺動選別装置上での自由な拡散移動を許容して、
揺動選別装置の全幅を有効に利用しての効率の高い揺動
選別処理を、処理物の滞留をもたらすことなく円滑に行
わせることが可能となった。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図に示すように、植立穀稈が駆動回転リール
(1)の掻き込み作用と機体走行とにより刈取装置
(2)に供給されて刈取られ、刈取穀稈が第1コンベア
(3)、オーガ(4)及び第2コンベア(5)により機
体後方へ搬送されるように構成した前処理部(6)を、
原動部(7)、操縦部(8)、脱穀選別装置(9)、脱
穀粒貯留要タンク(10)が備えられたクローラ式走行機
体の前部に連設して、コンバインを構成してある。
前記脱穀選別装置(9)は、第2図に示すように、そ
の上部の扱室(12)に、扱胴(13)を前後向き軸芯
(P)周りに回転自在に設けて脱穀部(14)を構成して
ある。そして、扱室(12)から落下供給される脱穀処理
物に対して、唐筧(15)で送風しながら、揺動選別を行
う揺動選別装置(16)を前記脱穀部(14)の下方に設
け、前記揺動選別装置(16)からの一番処理物を装置外
に搬出するスクリューコンベア(17)、及び、前記揺動
選別装置(16)からの二番物を脱穀選別装置(9)の左
側方へ搬出するスクリューコンベア(18)を前記揺動選
別装置(16)の下方の底部に設けるとともに、前記スク
リューコンベア(18)からの二番処理物を前記揺動選別
装置(16)へ還元するスクリュー式の還元装置(19)を
設けてある。さらに、詳述すると、刈取穀稈の全体は、
前記第2コンベア(5)により扱室(12)に供給され、
前記原動部(7)から図示しない伝動ベルトを介して伝
達される回動力によって前記軸芯(P)周りで回転駆動
される扱胴(13)により前記軸芯(P)の方向に流動さ
れながら、扱胴(13)の扱歯(13a)とコンケーブ(2
1)とにより脱穀されてその処理物がコンケーブ(21)
を通して揺動選別装置(16)に落下供給される。一方、
脱穀排稈は、扱胴(13)の終端側の排出口(23)から装
置外へ放出されるようにしてある。そして、コンケーブ
(21)からの脱穀処理物は、揺動選別装置(16)にて揺
動選別され、一番処理物が装置外に取出されるととも
に、二番処理物が揺動選別装置(16)に還元され、選別
排塵が選別風と共に装置外へ排出されるようにしてあ
る。
次に、二番処理物(二番物)を揺動選別装置(16)へ
還元する二番物還元構造について説明する。
第1図及び第2図に示すように、還元装置(19)の放
出口(19a)は、揺動選別装置(16)の横方向の左端
で、揺動選別装置(16)とコンケーブ(21)との間に臨
ませ、還元装置(19)のスクリュー(19b)の回転によ
る単粒化処理を行いながら揚送された二番処理物を、ス
クリュー(19b)と一体駆動される放てき羽根(19c)
で、揺動選別装置(16)の横方向の右端側に向けて放て
きするようにしてある。そして、コンケーブ(21)の支
持枠は、第1図に示すように、左側部材(21a)と右側
部材(21b)とを脱穀部(14)の左右中央箇所において
連結部材(25)で夫々挾持連結して構成してあるととも
に、前記放てき羽根(19c)で放てきされた二番処理物
の走行機体前後方向での放てき軌跡箇所に相当する位置
における前記連結部材(25)の下方に、ボルト(28)で
着脱自在な取付具(26)を介してゴム製の板材からなる
ガイド部材(27)を垂設してある。
このガイド部材(27)によって、放てき羽根(19c)
で放てきされた二番処理物は、第1図に示すように、ガ
イド部材(27)に当たってその直下位置へ落ちることに
なって、主として、揺動選別装置(16)の左右の中間位
置に供給されることになる。コンケーブ(21)からの漏
下物は、揺動選別装置(16)の左右方向でほぼ均等に漏
下し、揺動選別装置(16)上の処理物は全体として左右
一方側に偏ることが回避されている。
〔別実施例〕
本考案は、上記実施例の他に、次のように実施しても
よい。
ガイド部材(27)を金属製の板材(例えば鉄板)で
構成すること。
放てきされた二番処理物の一部の通過を許し得るよ
うに、ガイド部材(27)をスノコ状あるいは透過孔付き
の板材に構成すること。
ガイド部材(27)を高さ調節可能にして分布調整を
行えるようにすること。
自脱型コンバインに用いること。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係るコンバインの二番物還
元構造の実施例を示し、第1図は脱穀装置及び二番物還
元装置を示す縦断背面図、第2図は脱穀装置及び二番物
還元装置を示す縦断側面図、第3図はコンバインを示す
全体側面図であって、第4図は従来例の脱穀装置及び二
番物還元装置を示す縦断背面図である。 (16)……揺動選別装置、(19)……還元装置、(21)
……コンケーブ、(27)……ガイド部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンケーブ(21)を介して漏下した脱穀処
    理物を受け止め選別する揺動選別装置(16)と、この揺
    動選別装置(16)で選別回収された二番処理物を前記揺
    動選別装置(16)の横方向の一端側から前記揺動選別装
    置(16)へ放てき還元するスクリュー式の還元装置(1
    9)とを備えたコンバインの二番物還元構造であって、
    前記還元装置(19)から放てきされた二番処理物を前記
    揺動選別装置(16)での前記横方向における中間箇所に
    案内するガイド部材(27)を前記コンケーブ(21)の周
    方向中間箇所から垂設してあることを特徴とするコンバ
    インの二番物還元構造。
JP1989111309U 1989-09-22 1989-09-22 コンバインの二番物還元構造 Expired - Lifetime JPH0810263Y2 (ja)

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