JPH08102606A - アンテナ支持具 - Google Patents
アンテナ支持具Info
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- JPH08102606A JPH08102606A JP6237191A JP23719194A JPH08102606A JP H08102606 A JPH08102606 A JP H08102606A JP 6237191 A JP6237191 A JP 6237191A JP 23719194 A JP23719194 A JP 23719194A JP H08102606 A JPH08102606 A JP H08102606A
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- fixed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンテナの梱包や設置を容易に行うことがで
きるアンテナ支持具を提供する。 【構成】 固定側3に対しアンテナ1を傾動可能に支持
するためのアンテナ支持具2において、上記アンテナ1
に取り付けられるアンテナ側部材4に上記固定側3に取
り付けられるための固定側部材7を回動可能に接続し、
その固定側部材7に、上記アンテナ側部材4に当接して
その回動角θ1 ,θ2 を所定範囲に規制するための規制
部21a,21bを形成したものである。
きるアンテナ支持具を提供する。 【構成】 固定側3に対しアンテナ1を傾動可能に支持
するためのアンテナ支持具2において、上記アンテナ1
に取り付けられるアンテナ側部材4に上記固定側3に取
り付けられるための固定側部材7を回動可能に接続し、
その固定側部材7に、上記アンテナ側部材4に当接して
その回動角θ1 ,θ2 を所定範囲に規制するための規制
部21a,21bを形成したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンテナ支持具に係り、
特に、自動車電話用基地局等に設置されるアンテナを傾
動可能に支持するためのアンテナ支持具に関するもので
ある。
特に、自動車電話用基地局等に設置されるアンテナを傾
動可能に支持するためのアンテナ支持具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車電話用基地局等に設置されるアン
テナは、隣接した基地局との電波干渉を防止するため傾
斜を許容させて設置する必要がある。
テナは、隣接した基地局との電波干渉を防止するため傾
斜を許容させて設置する必要がある。
【0003】図4及び図5に示すように、アンテナ1
は、アンテナ支持具2を介して支持柱3に傾動可能に支
持されている。ここでアンテナ支持具2は、アンテナ1
の先端側即ち上端側と、基端側即ち下端側とにそれぞれ
配置され、アンテナ1を上下二箇所で支持している。ま
た図6も参照して、アンテナ支持具2は、アンテナ1に
取り付けられるアンテナ側部材4と、アンテナ側部材4
に回動軸たるピンボルト5によって回動可能に接続さ
れ、調節ボルト6が一体的に延出された固定側部材7
と、調節ボルト6を所定位置で固定すべく支持柱3に取
り付けられるステー8とから主に構成される。アンテナ
側部材4と固定側部材7とは略コ字状とされ、固定側部
材7はアンテナ側部材4に挟持されるようにして接続さ
れている。
は、アンテナ支持具2を介して支持柱3に傾動可能に支
持されている。ここでアンテナ支持具2は、アンテナ1
の先端側即ち上端側と、基端側即ち下端側とにそれぞれ
配置され、アンテナ1を上下二箇所で支持している。ま
た図6も参照して、アンテナ支持具2は、アンテナ1に
取り付けられるアンテナ側部材4と、アンテナ側部材4
に回動軸たるピンボルト5によって回動可能に接続さ
れ、調節ボルト6が一体的に延出された固定側部材7
と、調節ボルト6を所定位置で固定すべく支持柱3に取
り付けられるステー8とから主に構成される。アンテナ
側部材4と固定側部材7とは略コ字状とされ、固定側部
材7はアンテナ側部材4に挟持されるようにして接続さ
れている。
【0004】図においてアンテナ1は鉛直状態とされて
いるが、必要な場合には通常10°以内の角度で傾斜され
る。この場合には、ピンボルト5に取り付けられたナッ
ト9と、調節ボルト6に取り付けられた調節ナット10
とをそれぞれ緩め、調節ボルト6をアンテナ1側或いは
支持柱3側へと適宜移動させてアンテナ1を傾斜させ、
この状態で上記ナット9,10をそれぞれ締め付けるよ
うにする。
いるが、必要な場合には通常10°以内の角度で傾斜され
る。この場合には、ピンボルト5に取り付けられたナッ
ト9と、調節ボルト6に取り付けられた調節ナット10
とをそれぞれ緩め、調節ボルト6をアンテナ1側或いは
支持柱3側へと適宜移動させてアンテナ1を傾斜させ、
この状態で上記ナット9,10をそれぞれ締め付けるよ
うにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このアンテ
ナ支持具2の場合、アンテナ側部材4と固定側部材7と
の間に特に回動角の制限はなく、固定側部材7はアンテ
ナ側部材4にぶつかるまで自由に回動することができ
る。
ナ支持具2の場合、アンテナ側部材4と固定側部材7と
の間に特に回動角の制限はなく、固定側部材7はアンテ
ナ側部材4にぶつかるまで自由に回動することができ
る。
【0006】一方、アンテナ1は、その搬送に際しての
梱包時、ステー8は取り外されるもののアンテナ側部材
4と固定側部材7とが取り付けられた状態が荷姿とされ
る。このとき固定側部材7はアンテナ側部材4に対し略
直角位置まで回動或いは折り畳まれるが、固定側部材7
がアンテナ側部材4に対し自由に回動できるため、搬送
中に調節ボルト6がアンテナ1にぶつかって損傷を与え
てしまう問題がある。特にアンテナ1はその本体1aが
FRP製とされてはいるが、ぶつかりによる僅かな表面の
傷ができるとやがては亀裂が発生し、アンテナ1の脱落
という重大事故に繋がって最悪の事態を招く虞がある。
またアンテナ1には給電部11が設けられており、この
給電部11に調節ボルト6がぶつかって変形・損傷を与
えてしまう問題もある。
梱包時、ステー8は取り外されるもののアンテナ側部材
4と固定側部材7とが取り付けられた状態が荷姿とされ
る。このとき固定側部材7はアンテナ側部材4に対し略
直角位置まで回動或いは折り畳まれるが、固定側部材7
がアンテナ側部材4に対し自由に回動できるため、搬送
中に調節ボルト6がアンテナ1にぶつかって損傷を与え
てしまう問題がある。特にアンテナ1はその本体1aが
FRP製とされてはいるが、ぶつかりによる僅かな表面の
傷ができるとやがては亀裂が発生し、アンテナ1の脱落
という重大事故に繋がって最悪の事態を招く虞がある。
またアンテナ1には給電部11が設けられており、この
給電部11に調節ボルト6がぶつかって変形・損傷を与
えてしまう問題もある。
【0007】このため、梱包時には、固定側部材7を折
り畳んだ後にアンテナ1と調節ボルト6との間に発泡ス
チロールや段ボール等の緩衝材を入れたり、固定側部材
7を取り外して別梱包とし、アンテナ1の設置時に再度
取り付けるようにしてアンテナ1の保護を行っていた。
り畳んだ後にアンテナ1と調節ボルト6との間に発泡ス
チロールや段ボール等の緩衝材を入れたり、固定側部材
7を取り外して別梱包とし、アンテナ1の設置時に再度
取り付けるようにしてアンテナ1の保護を行っていた。
【0008】しかし、前者の方法によると緩衝材が必要
となり、これの詰め込み作業も発生するため必ずしも最
善の方法とはいい難く、また後者の方法では固定側部材
7の取付け・取外し作業が発生しこれが煩わしかった。
特にアンテナ1の設置作業はクレーンを用いた高所作業
であるため、このような煩わしい作業は可能な限り排除
すべきである。
となり、これの詰め込み作業も発生するため必ずしも最
善の方法とはいい難く、また後者の方法では固定側部材
7の取付け・取外し作業が発生しこれが煩わしかった。
特にアンテナ1の設置作業はクレーンを用いた高所作業
であるため、このような煩わしい作業は可能な限り排除
すべきである。
【0009】そしてこの対応策として、図7に示すよう
に、アンテナ側部材4にピン12を取り付けて固定側部
材7の回動を規制したものもある。この場合ピン12
は、上方と下方とに一つずつ設けられ、固定側部材7の
回動を、アンテナ1の先端側と基端側とに向かうそれぞ
れの方向で、略直角となる等しい角度だけ許容してい
る。これだと確かに調節ボルト6のぶつかりはなくなる
が、こんどはピン12及びこれの正確な位置への取付け
工程が生じてしまい、部品点数、製作工数を増大させて
コスト上昇を招く欠点がある。またアンテナ側部材4も
比較的大きくなってしまい、重量増の問題も生じてしま
う。
に、アンテナ側部材4にピン12を取り付けて固定側部
材7の回動を規制したものもある。この場合ピン12
は、上方と下方とに一つずつ設けられ、固定側部材7の
回動を、アンテナ1の先端側と基端側とに向かうそれぞ
れの方向で、略直角となる等しい角度だけ許容してい
る。これだと確かに調節ボルト6のぶつかりはなくなる
が、こんどはピン12及びこれの正確な位置への取付け
工程が生じてしまい、部品点数、製作工数を増大させて
コスト上昇を招く欠点がある。またアンテナ側部材4も
比較的大きくなってしまい、重量増の問題も生じてしま
う。
【0010】そこで、これらの事情を鑑みて本発明は創
案されたものであり、その目的は、アンテナの梱包や設
置を容易に行うことができるアンテナ支持具を提供する
ことにある。
案されたものであり、その目的は、アンテナの梱包や設
置を容易に行うことができるアンテナ支持具を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、固定側に対しアンテナを傾動可能に支持す
るためのアンテナ支持具において、上記アンテナに取り
付けられるアンテナ側部材に上記固定側に取り付けられ
るための固定側部材を回動可能に接続し、その固定側部
材に、上記アンテナ側部材に当接してその回動角を所定
範囲に規制するための規制部を形成したものである。
に本発明は、固定側に対しアンテナを傾動可能に支持す
るためのアンテナ支持具において、上記アンテナに取り
付けられるアンテナ側部材に上記固定側に取り付けられ
るための固定側部材を回動可能に接続し、その固定側部
材に、上記アンテナ側部材に当接してその回動角を所定
範囲に規制するための規制部を形成したものである。
【0012】また、上記規制部が、上記固定側部材が上
記アンテナに対して垂直な位置からアンテナ上下方向の
一方に向かって回動するとき上記アンテナ側部材に大き
い角度で当接する第1の頂点部と、他方に向かって回動
するとき上記アンテナ側部材に小さい角度で当接する第
2の頂点部とからなるものである。
記アンテナに対して垂直な位置からアンテナ上下方向の
一方に向かって回動するとき上記アンテナ側部材に大き
い角度で当接する第1の頂点部と、他方に向かって回動
するとき上記アンテナ側部材に小さい角度で当接する第
2の頂点部とからなるものである。
【0013】また、上記垂直位置から上記第1の頂点部
が当接するまでの角度が80°以内、上記垂直位置から上
記第2の頂点部が当接するまでの角度が15°以内とされ
たものである。
が当接するまでの角度が80°以内、上記垂直位置から上
記第2の頂点部が当接するまでの角度が15°以内とされ
たものである。
【0014】
【作用】梱包や設置に際して固定側部材を回動させる
と、その規制部がアンテナ側部材に当接することによっ
てその回動は自ずと規制される。規制部は固定側部材の
形状を工夫することによって形成され、従って緩衝材や
ピン等を用いずに固定側部材の回動を規制するものであ
る。
と、その規制部がアンテナ側部材に当接することによっ
てその回動は自ずと規制される。規制部は固定側部材の
形状を工夫することによって形成され、従って緩衝材や
ピン等を用いずに固定側部材の回動を規制するものであ
る。
【0015】また、規制部を第1及び第2の頂点部で構
成し、これらの当接する角度を大小に異ならせたので、
固定側部材の垂直位置からの回動角を一方側と他方側と
で大小に異ならせ、大きい方を梱包時の回動方向、小さ
い方をアンテナ設置時の回動方向といった使い分けを行
うことができる。
成し、これらの当接する角度を大小に異ならせたので、
固定側部材の垂直位置からの回動角を一方側と他方側と
で大小に異ならせ、大きい方を梱包時の回動方向、小さ
い方をアンテナ設置時の回動方向といった使い分けを行
うことができる。
【0016】そして特に、大きい方の角度を80°以内、
小さい方の角度を15°以内とすることで、梱包時には略
直角に折り畳むことができ、設置時にはアンテナが過度
に傾斜することを防止できる。
小さい方の角度を15°以内とすることで、梱包時には略
直角に折り畳むことができ、設置時にはアンテナが過度
に傾斜することを防止できる。
【0017】
【実施例】以下本発明の好適実施例を添付図面に基づい
て詳述する。尚、本実施例において特に異なるのは固定
側部材であり、他の構成は前記従来例と同様であるか
ら、同じ構成のものには同じ図面及び符号を用いて一層
の説明を加えると共に、固定側部材に関しては別の図面
を用いて詳しい説明を行うこととする。
て詳述する。尚、本実施例において特に異なるのは固定
側部材であり、他の構成は前記従来例と同様であるか
ら、同じ構成のものには同じ図面及び符号を用いて一層
の説明を加えると共に、固定側部材に関しては別の図面
を用いて詳しい説明を行うこととする。
【0018】図4及び図5に示すように、設置状態にお
けるアンテナ1は、アンテナ支持具2を介して、固定側
としての支持柱3に鉛直且つ傾動可能に支持されてい
る。そしてアンテナ1は、その本体1aが FRP製の略筒
状とされて比較的軽量にできており、その下端部付近の
側面部からは給電部11が突出して設けられている。ア
ンテナ支持具2は、アンテナ1の先端側即ち上端側と、
基端側即ち下端側との上下二箇所で、アンテナ1と支持
柱3とを水平方向に連結している。またアンテナ支持具
2は、アンテナ側部材4と、調節ボルト6が一体的に延
出された固定側部材7と、支持柱3に取り付けられるス
テー8とから主に構成される。ステー8は縦断面がL字
状とされ、半円状のクランプ部材12と共に支持柱3を
挟持して取り付けられる。またステー8の先端部には縦
方向の面をなす調節ボルト取付部13が形成され、これ
には調節ボルト6を挿通させるための孔が設けられる。
よってこの孔に調節ボルト6が水平方向に挿通され、調
節ナット10が取付部13の両面側から互いに締め付け
られることで、調節ボルト6はステー8に所定位置で固
定されることになる。
けるアンテナ1は、アンテナ支持具2を介して、固定側
としての支持柱3に鉛直且つ傾動可能に支持されてい
る。そしてアンテナ1は、その本体1aが FRP製の略筒
状とされて比較的軽量にできており、その下端部付近の
側面部からは給電部11が突出して設けられている。ア
ンテナ支持具2は、アンテナ1の先端側即ち上端側と、
基端側即ち下端側との上下二箇所で、アンテナ1と支持
柱3とを水平方向に連結している。またアンテナ支持具
2は、アンテナ側部材4と、調節ボルト6が一体的に延
出された固定側部材7と、支持柱3に取り付けられるス
テー8とから主に構成される。ステー8は縦断面がL字
状とされ、半円状のクランプ部材12と共に支持柱3を
挟持して取り付けられる。またステー8の先端部には縦
方向の面をなす調節ボルト取付部13が形成され、これ
には調節ボルト6を挿通させるための孔が設けられる。
よってこの孔に調節ボルト6が水平方向に挿通され、調
節ナット10が取付部13の両面側から互いに締め付け
られることで、調節ボルト6はステー8に所定位置で固
定されることになる。
【0019】図2に示すように、アンテナ側部材4は、
複数の取付ねじ14及びナット15を用いてアンテナ本
体1aにねじ止めされると共に、アンテナ本体1aの外
表面部に密着するアール状に形成された取付板部16
と、取付板部16から互いに平行に離間して突出された
挟持板部17とから一体的に構成される。また固定側部
材7は、挟持板部17にその内側にて挟持されるコ字板
状に形成されると共に、アンテナ側部材4に回動軸たる
ピンボルト5により接続されて、アンテナ1の上下或い
は長手方向に沿うように回動可能とされている。具体的
には、アンテナ側部材4の挟持板部17と、これに重ね
合わされた固定側部材7の両方の端板部18とにはそれ
ぞれピンボルト5を挿通させる孔が設けられ、この孔に
ピンボルト6が内側から挿入され、ワッシャを介したナ
ット9の締め付けによって回動可能或いは角度調節自在
に固定されるようになっている。また固定側部材7の中
央板部19にも孔20(図1参照)が設けられ、この孔
20に調節ボルト6が面一状に挿入されて溶接によって
一体的に固定される。尚、この調節ボルト6の固定方法
は、強固になされるならばロックナットを用いたねじ止
めであっても構わない。
複数の取付ねじ14及びナット15を用いてアンテナ本
体1aにねじ止めされると共に、アンテナ本体1aの外
表面部に密着するアール状に形成された取付板部16
と、取付板部16から互いに平行に離間して突出された
挟持板部17とから一体的に構成される。また固定側部
材7は、挟持板部17にその内側にて挟持されるコ字板
状に形成されると共に、アンテナ側部材4に回動軸たる
ピンボルト5により接続されて、アンテナ1の上下或い
は長手方向に沿うように回動可能とされている。具体的
には、アンテナ側部材4の挟持板部17と、これに重ね
合わされた固定側部材7の両方の端板部18とにはそれ
ぞれピンボルト5を挿通させる孔が設けられ、この孔に
ピンボルト6が内側から挿入され、ワッシャを介したナ
ット9の締め付けによって回動可能或いは角度調節自在
に固定されるようになっている。また固定側部材7の中
央板部19にも孔20(図1参照)が設けられ、この孔
20に調節ボルト6が面一状に挿入されて溶接によって
一体的に固定される。尚、この調節ボルト6の固定方法
は、強固になされるならばロックナットを用いたねじ止
めであっても構わない。
【0020】そして特に図1には、本発明の特徴をなす
固定側部材7の端板部18の形状が具体的に描かれてい
る。
固定側部材7の端板部18の形状が具体的に描かれてい
る。
【0021】ここで端板部18は、そのアンテナ側部材
4の取付板部16に臨む端縁部22が取付板部16に対
し比較的近距離に位置づけられ、その端縁部22の上端
部を含む一部が矩形に切り欠かれて切欠部23が形成さ
れると共に、これによって形成された回動中心Cの上方
に位置する第1の頂点部E1 と、端縁部22の下端に位
置する第2の頂点部E2 とは、固定側部材7の回動を規
制するための規制部21a,21bを形成する。ここで
回動中心Cからアンテナ側部材4の取付板部16までの
最短距離をhとすると、回動中心Cから頂点部E1 ,E
2 までの距離CE1 ,CE2 はいずれもhより長く、且
つ頂点部E2 を除く端縁部22の他の部分までの距離は
hよりも短い。従って、固定側部材7は、例えば調節ボ
ルト6が上方に起きるようアンテナ1の先端側に向かっ
て回動されたときには、端縁部22がどこにも当接する
ことなくやがては頂点部E1 が取付板部16に当接し
て、その回動が規制される(仮想線aの状態)。逆に、
基端側に向かって回動されたときには、頂点部E2 が即
座に当接してその回動が規制される(仮想線bの状
態)。そして特にその回動角は、アンテナ1に対して垂
直となる垂直位置Pから、頂点部E1 が当接するまでの
角度θ1 が80°以内と大きく、また頂点部E2 が当接す
るまでの角度θ2 が15°以内と小さくされている。
4の取付板部16に臨む端縁部22が取付板部16に対
し比較的近距離に位置づけられ、その端縁部22の上端
部を含む一部が矩形に切り欠かれて切欠部23が形成さ
れると共に、これによって形成された回動中心Cの上方
に位置する第1の頂点部E1 と、端縁部22の下端に位
置する第2の頂点部E2 とは、固定側部材7の回動を規
制するための規制部21a,21bを形成する。ここで
回動中心Cからアンテナ側部材4の取付板部16までの
最短距離をhとすると、回動中心Cから頂点部E1 ,E
2 までの距離CE1 ,CE2 はいずれもhより長く、且
つ頂点部E2 を除く端縁部22の他の部分までの距離は
hよりも短い。従って、固定側部材7は、例えば調節ボ
ルト6が上方に起きるようアンテナ1の先端側に向かっ
て回動されたときには、端縁部22がどこにも当接する
ことなくやがては頂点部E1 が取付板部16に当接し
て、その回動が規制される(仮想線aの状態)。逆に、
基端側に向かって回動されたときには、頂点部E2 が即
座に当接してその回動が規制される(仮想線bの状
態)。そして特にその回動角は、アンテナ1に対して垂
直となる垂直位置Pから、頂点部E1 が当接するまでの
角度θ1 が80°以内と大きく、また頂点部E2 が当接す
るまでの角度θ2 が15°以内と小さくされている。
【0022】次に実施例の作用について説明する。
【0023】アンテナ1が梱包或いは荷姿とされる場
合、ステー8は取り外される一方、アンテナ側部材4と
固定側部材7とは互いに接続された状態でアンテナ1に
取り付けられている。そしてナット9を緩めて固定側部
材7をアンテナ1の先端側へ回動させると、規制部21
aたる頂点部E1 の当接により、その回動は直角よりは
小さい80°の位置で規制される。特に直角より小さい角
度としたため、調節ボルト6はアンテナ1から遠ざかる
よう略平行に延出され、これにより、荷姿をコンパクト
にすると同時に、調節ボルト6のアンテナ1へのぶつか
りを確実に防止して、アンテナ1の傷付き・損傷を未然
に防止することができる。
合、ステー8は取り外される一方、アンテナ側部材4と
固定側部材7とは互いに接続された状態でアンテナ1に
取り付けられている。そしてナット9を緩めて固定側部
材7をアンテナ1の先端側へ回動させると、規制部21
aたる頂点部E1 の当接により、その回動は直角よりは
小さい80°の位置で規制される。特に直角より小さい角
度としたため、調節ボルト6はアンテナ1から遠ざかる
よう略平行に延出され、これにより、荷姿をコンパクト
にすると同時に、調節ボルト6のアンテナ1へのぶつか
りを確実に防止して、アンテナ1の傷付き・損傷を未然
に防止することができる。
【0024】またこうして、従来梱包時に必要とされた
緩衝材等を省略でき、梱包作業を短時間で容易に行うこ
とが可能となる。またピン等の付加物が一切必要ないの
で、製作に際しての部品点数、工数、延いてはコストの
増大を防ぐことができる。
緩衝材等を省略でき、梱包作業を短時間で容易に行うこ
とが可能となる。またピン等の付加物が一切必要ないの
で、製作に際しての部品点数、工数、延いてはコストの
増大を防ぐことができる。
【0025】他方、アンテナ1の設置時、こんどは固定
側部材7を垂直に起こし、支持柱3に固定されたステー
8への調節ボルト6の取り付けを行う。このときにはナ
ット9が緩められているので、アンテナ1を鉛直に支え
て固定側部材7を起こしてやれば、その頂点部E2 の当
接により、固定側部材7の自重による回動が停止して調
節ボルト6は略水平に保たれる。よってこの状態でアン
テナ1を横方向に移動すれば、調節ボルト6をステー8
の孔に簡単に入れることができ、調節ボルト6の取り付
け作業は格段と容易になる。
側部材7を垂直に起こし、支持柱3に固定されたステー
8への調節ボルト6の取り付けを行う。このときにはナ
ット9が緩められているので、アンテナ1を鉛直に支え
て固定側部材7を起こしてやれば、その頂点部E2 の当
接により、固定側部材7の自重による回動が停止して調
節ボルト6は略水平に保たれる。よってこの状態でアン
テナ1を横方向に移動すれば、調節ボルト6をステー8
の孔に簡単に入れることができ、調節ボルト6の取り付
け作業は格段と容易になる。
【0026】また、上下二箇所のうちの一方の調節ボル
ト6を仮止めしてしまえば、アンテナ1を自重で回動さ
せることなく略鉛直状態に保持することができる。この
ように、アンテナ1の設置作業は非常に容易で且つ安全
性の高いものとなる。
ト6を仮止めしてしまえば、アンテナ1を自重で回動さ
せることなく略鉛直状態に保持することができる。この
ように、アンテナ1の設置作業は非常に容易で且つ安全
性の高いものとなる。
【0027】そしてさらに、頂点部E2 の当接角度θ2
を15°としたことで、アンテナ1の傾斜角の調節範囲で
ある10°に十分対応が可能となる。
を15°としたことで、アンテナ1の傾斜角の調節範囲で
ある10°に十分対応が可能となる。
【0028】尚、本実施例において、固定側部材7の幅
Wはアンテナ側部材4のそれとほぼ等しくされ、且つ図
6の従来例のものよりは大きく、図7のものよりは小さ
くされている。ここで固定側部材7の回動角を一定とす
れば、幅Wを小さくすると距離CE1 ,CE2 も小さく
なって部材4,7の小型・軽量化を図れる反面、製作時
の加工や位置決め精度が要求され、また頂点部E1 ,E
2 に作用する力も大きくなる。反対に幅Wを大きくとれ
ば、大型・重量増となる反面製作が容易になるといった
トレードオフの関係が成立する。
Wはアンテナ側部材4のそれとほぼ等しくされ、且つ図
6の従来例のものよりは大きく、図7のものよりは小さ
くされている。ここで固定側部材7の回動角を一定とす
れば、幅Wを小さくすると距離CE1 ,CE2 も小さく
なって部材4,7の小型・軽量化を図れる反面、製作時
の加工や位置決め精度が要求され、また頂点部E1 ,E
2 に作用する力も大きくなる。反対に幅Wを大きくとれ
ば、大型・重量増となる反面製作が容易になるといった
トレードオフの関係が成立する。
【0029】次に、図3に示す変形実施例においては、
固定側部材7の端板部18が直線的に斜めに切り欠かれ
ることで切欠部23aが形成され、これによって形成さ
れる端縁部22aの上下の頂点部E1 ,E2 が規制部2
1a,21bを形成している。ここで幅Wや回動中心
C、頂点部E1 ,E2 の位置は上記実施例のものと同じ
であり、つまり上記実施例のものを矩形に切り欠く代わ
りに、頂点部E1 ,E2を結ぶ直線に沿って切り欠いた
ものとなっている。このようにすると上記の機能を全く
損なうことなく、製作の容易化・低コスト化を一層図る
ことができる。
固定側部材7の端板部18が直線的に斜めに切り欠かれ
ることで切欠部23aが形成され、これによって形成さ
れる端縁部22aの上下の頂点部E1 ,E2 が規制部2
1a,21bを形成している。ここで幅Wや回動中心
C、頂点部E1 ,E2 の位置は上記実施例のものと同じ
であり、つまり上記実施例のものを矩形に切り欠く代わ
りに、頂点部E1 ,E2を結ぶ直線に沿って切り欠いた
ものとなっている。このようにすると上記の機能を全く
損なうことなく、製作の容易化・低コスト化を一層図る
ことができる。
【0030】尚、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではなく、他にも様々な変形が可能である。
のではなく、他にも様々な変形が可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
る。
【0032】(1)アンテナの梱包作業を短時間で容易
に行うことが可能となる。
に行うことが可能となる。
【0033】(2)アンテナの設置作業を容易且つ安全
に行うことができる。
に行うことができる。
【0034】(3)製作が容易であり、コストの上昇を
抑制できる。
抑制できる。
【図1】本発明に係るアンテナ支持具の一実施例を示す
要部拡大縦断正面図である。
要部拡大縦断正面図である。
【図2】図1の横断平面図である。
【図3】変形実施例を示す要部拡大縦断正面図である。
【図4】アンテナの設置状態を示す平面図である。
【図5】アンテナの設置状態を示す正面図である。
【図6】従来のアンテナ支持具を示す要部拡大縦断正面
図である。
図である。
【図7】従来のアンテナ支持具を示す要部拡大縦断正面
図である。
図である。
1 アンテナ 2 アンテナ支持具 3 支持柱(固定側) 4 アンテナ側部材 7 固定側部材 21a,21b 規制部 E1 第1の頂点部 E2 第2の頂点部 P 垂直位置 θ1 ,θ2 回動角
Claims (3)
- 【請求項1】 固定側に対しアンテナを傾動可能に支持
するためのアンテナ支持具において、上記アンテナに取
り付けられるアンテナ側部材に上記固定側に取り付けら
れるための固定側部材を回動可能に接続し、該固定側部
材に、上記アンテナ側部材に当接してその回動角を所定
範囲に規制するための規制部を形成したことを特徴とす
るアンテナ支持具。 - 【請求項2】 上記規制部が、上記固定側部材が上記ア
ンテナに対して垂直な位置からアンテナ上下方向の一方
に向かって回動するとき上記アンテナ側部材に大きい角
度で当接する第1の頂点部と、他方に向かって回動する
とき上記アンテナ側部材に小さい角度で当接する第2の
頂点部とからなる請求項1記載のアンテナ支持具。 - 【請求項3】 上記垂直位置から上記第1の頂点部が当
接するまでの角度が80°以内、上記垂直位置から上記第
2の頂点部が当接するまでの角度が15°以内とされた請
求項2記載のアンテナ支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6237191A JPH08102606A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | アンテナ支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6237191A JPH08102606A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | アンテナ支持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08102606A true JPH08102606A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17011725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6237191A Pending JPH08102606A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | アンテナ支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08102606A (ja) |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6237191A patent/JPH08102606A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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