JPH08102541A - 薄膜トランジスタ - Google Patents

薄膜トランジスタ

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Publication number
JPH08102541A
JPH08102541A JP23748494A JP23748494A JPH08102541A JP H08102541 A JPH08102541 A JP H08102541A JP 23748494 A JP23748494 A JP 23748494A JP 23748494 A JP23748494 A JP 23748494A JP H08102541 A JPH08102541 A JP H08102541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
source
drain
gate
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP23748494A
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English (en)
Inventor
Ryuji Nishikawa
龍司 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Priority to US08/519,961 priority patent/US5777703A/en
Priority to TW084109663A priority patent/TW288210B/zh
Priority to KR1019950032762A priority patent/KR100350190B1/ko
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣の画素とのソース・ドレイン間にドレイン
電極と一体のガード電極を配して混信や干渉を防止した
正スタガー型TFTにおいて、ゲートAl層の側壁から
生ずるヒロックによるゲートとソース・ドレイン間のシ
ョートを防ぐ。 【構成】 ゲート電極(15G)が、ソース電極(11
S)、ドレイン電極(11D)及びガード電極(11
G)の全域を覆うパターニングにより、半導体層(1
3)、絶縁層(14)及びゲート電極(15G)の積層
体の側壁がソース・ドレイン電極配線(11)上にくる
部分を最小にしている。これにより、ゲート電極層(1
5)にラテラルヒロックが生じても、ソース・ドレイン
電極配線(11)にまで達することが少なくなり、ショ
ートが大幅に減る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチング素子として
液晶表示装置の各画素容量に接続して配置され、画素容
量の充放電を制御する薄膜電界効果トランジスタ(TF
T)に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は薄型、軽量、低消費電力
などの特徴があり、OA機器、AV機器などの分野で実
用化が進んでいる。特に、スイッチング素子としてTF
Tを用いたアクティブマトリクス型は、原理的にデュー
ティ比100%のスタティック駆動をマルチプレクス的
に行うことができ、大画面、高精細な動画ディスプレイ
に使用されている。
【0003】アクティブマトリクス型液晶表示装置は、
液晶を駆動する容量の一方を形成する画素電極が複数形
成され、更に各画素電極に接続するTFTとが形成され
た基板と、液晶を駆動する容量の他方の共通電極が各画
素について一体で形成された基板を貼り合わせ、両基板
間に液晶を封入することにより構成される。各TFTは
走査線ごとに選択されてONとなり、信号線からの入力
信号電圧を選択して画素電極に印加し、非選択中はOF
F抵抗により1フィールド期間中画素容量へ印加された
電圧を保持する。
【0004】半導体層に対してゲートを上層に配した正
スタガー型TFTは製造に要する最低マスク枚数は2枚
であり、コストが低い。図2は、従来のTFTアレイ基
板の画素部の平面図(a)とそのB−B線に沿った断面
図(b)である。ガラスなどの透明な基板(50)上
に、液晶を駆動する画素電極(51P)が配列形成さ
れ、画素電極(51P)の間にはドレインライン(51
L)が形成されている。画素電極(51P)の一部は突
出されてソース電極(51S)となっており、ドレイン
ライン(51L)もまた鉤状に突出されてドレイン電極
(51D)及びガード電極(51G)となっている。こ
れらは凹凸状に近接され、この領域上には、下層に半導
体層(53)と絶縁層(54)を配したゲートライン
(55L)の一部がゲート電極(55G)として配置さ
れ、TFTを構成している。即ち、画素電極(51P)
から一体のソース電極(51S)を挟むようにして、ド
レインライン(51L)の一部であるドレイン電極(5
1D)と、ドレイン電極(51D)と一体でソース電極
(51S)を迂回してドレイン電極(51D)の反対側
に延在されたガード電極(51G)が配置され、ソース
電極(51S)とドレイン電極(51D)間及びソース
電極(51S)とガード電極(51G)間にチャンネル
が形成されている。ガード電極(51G)は、ドレイン
ライン(51L)と一体であり、ソース・ドレイン間の
チャンネルまた、ソース電極(51S)、ドレイン電極
(51D)及びガード電極(51G)上には、低抵抗の
半導体層(52)が介在され、オーミックコンタクトを
得ている。
【0005】ここに挙げた構造は、ゲートライン(55
L)に沿う画素間の混信や干渉を防止するものである。
即ち、正スタガー型TFTを用いた液晶表示装置では、
通常、ゲートライン(55L)に沿って半導体層(5
3)が残存するので、ソース電極(51S)は隣の画素
のドレイン電極(51D)ともチャンネルを形成して寄
生TFTを形成する。そのため、ドレイン電極(51
D)と一体のガード電極(51G)を介在させて、隣り
合う画素にわたるソース・ドレイン間チャンネルを遮断
するとともに、ソース電極(51S)とガード電極(5
1G)の間に本来のソース・ドレイン間チャンネルを新
しく作ることにより、混信や干渉を防ぎ、ソース電極
(51S)電圧のシフトを防止している。
【0006】このように正スタガー型TFTは製造に要
する最低マスク枚数は2枚であり、コストが低い。この
ような構造のTFTは、例えばITOとN型の高濃度a
−Siを形成し、第1のフォトエッチ工程により、ソー
ス・ドレイン電極(51S,51D)、画素電極(51
P)、ドレインライン(51L)及びガード電極(51
G)の第1パターニング層を形成した後、例えばa−S
i、SiNX及びAlを連続で積層し、第2のフォトエ
ッチ工程により、下層に半導体層(53)と絶縁層(5
4)を配したゲートライン(55L)とゲート電極(5
5G)の第2のパターニング層を形成することにより得
られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように図2に示し
た従来の正スタガー型TFTは、2回のフォトエッチで
製造が可能であるためコストが低く、また、隣接する画
素間での混信や干渉も防止されるが、次のような問題が
ある。即ち、半導体層(53)とゲート絶縁層(54)
が、ゲート電極配線層(55)と同じパターンにエッチ
ングされている(第2パターニング層)ため、下層のソ
ース・ドレイン電極配線層(51)(第1パターニング
層)とは、両層のパターンの交差部において第2パター
ニング層の側壁に沿った部分では、絶縁層(54)及び
半導体層(53)の膜厚によって絶縁されているのみと
なっている。
【0008】一方、ゲート配線材料としては、低抵抗の
Alが適しているが、Alは耐熱性に乏しく、棒状に突
起したいわゆるヒロックが生じる。ヒロックは高温によ
って更に成長し数μmにまでなるため、ゲート電極配線
層(55)の側壁から横方向のヒロック(ラテラルヒロ
ック)が生じた場合、絶縁層(54)と半導体層(5
3)の膜厚分(0.5〜1μm程度)の離間だけでは防
ぎ切れず、ラテラルヒロックが下層のソース・ドレイン
電極配線(51)にまで達する。
【0009】基板表面に液晶の配向膜として設けられる
ポリイミドは、200℃程度で形成されるため、ヒロッ
クの成長を促進し、ゲート・ソース間及びゲート・ドレ
イン間のショートを招きやすい。また、共通電極側基板
との貼り合わせの際に散布されるフィラーがラテラルヒ
ロックの発生部分に当ると、物理的にラテラルヒロック
が下層のソース・ドレイン電極配線(51)に押しつけ
られ、ゲート・ソース間及びゲート・ドレイン間のショ
ートになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するために成されたもので、基板上にドレイン電極とソ
ース電極が近接して形成された領域上に、半導体層、絶
縁層及びゲート電極が同じパターンで積層された薄膜ト
ランジスタにおいて、前記ドレイン電極には突出部が設
けられ、前記ソース電極の三方を囲うようにして近接さ
れ、かつ、前記ドレイン電極及び前記ソース電極の突出
部は前記ゲート電極の領域内にあるとともに、前記ソー
ス電極に接続された液晶駆動用の画素電極を前記ゲート
電極の領域外に配した構成である。
【0011】
【作用】この構成で、ドレインラインのドレイン電極部
と、画素電極の一部であるソース電極部、及び、ドレイ
ン電極と一体のガード電極部を、ゲートラインのゲート
電極部の領域内部に配置することにより、半導体層、絶
縁層及びゲート電極層からなる積層体の側壁がドレイン
電極配線上及びソース電極配線上にくるのが最小限に抑
えられ、ゲート電極配線Alの側壁にヒロックが生じて
も、ソース・ドレイン電極配線とのショートに至る確率
が大幅に減る。
【0012】また、画素電極本体部分を、ソース電極部
の突出部の付け根部分より、ゲート電極部の領域外に出
すことにより、前記側壁がソース電極上にくるのが最小
限に抑えられる。
【0013】
【実施例】続いて、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明の実施例に係るTFTを用い
た液晶表示装置の画素部の平面図(a)とそのA−A線
に沿った断面図(b)である。ガラスなどの透明な基板
(10)上には、ITOからなる画素電極(11P)と
ドレインライン(11L)が形成され、画素電極(11
P)は一部が突出されソース電極(11S)となってい
る。ドレインライン(11P)もまた、ソース電極(1
1S)に近接したドレイン電極(11D)部から突出さ
れ、ソース電極(11S)を挟んでドレイン電極(11
D)の反対側へ延在されてガード電極(11G)となっ
ている。これら、ソース電極(11S)、ドレイン電極
(11D)及びガード電極(11G)上の一帯を通過す
る領域には、下層にa−Siの半導体層(13)及びS
iNXの絶縁層(14)を配して、Alからなるゲート
ライン(15L)が形成されている。また、ソース電極
(11S)、ドレイン電極(11D)及びガード電極
(11G)上には、コンタクト層としてN型に高濃度に
ドーピングされたa−Si層(12)が介在され、チャ
ンネルを形成するノンドープのa−Si層(13)との
オーミックコンタクトを形成している。
【0014】ゲート電極(15G)部では、ソース電極
(11S)、ドレイン電極(11D)及びガード電極
(11G)が、a−Si、SiNX、Alからなる積層
体の領域内に配されている。また、画素電極(11P)
は、一部突出されてなるソース電極(11S)部の付け
根部分を含んで本体部分が前記積層体の領域外に配され
ている。
【0015】以上のパターニングにより、半導体層(1
3)と絶縁層(14)上にゲート電極配線(15)が配
された積層体の側壁が、ソース・ドレイン電極配線(1
1)上にくる部分は、ドレインライン(11L)とゲー
トライン(15L)の交差部における、ドレインライン
(11L)幅の2個所と、ソース電極(11S)上にゲ
ート電極(15G)が配された、ソース電極(11S)
幅の1個所の計3個所のみとなっている。
【0016】このように、上層にゲート電極配線(1
5)を配した積層体の側壁が、ソース・ドレイン電極配
線(11)上に位置する部分を最小にすることにより、
ゲートAl層の側壁にラテラルヒロックが生じて下地面
に達しても、ソース・ドレイン電極配線(11)とショ
ートする確率が大幅に減る。また、チャンネル領域は、
コの字形に形成されて、ゲート電極(15G)の領域内
に収まっているので、チャンネル長を十分に長くでき
る。このため、ゲート電極(15G)を、ソース・ドレ
イン及びガード電極(11S,11D,11G)の全域
を覆う領域に形成しても、ゲート電極(15G)を従来
以上に大きくする必要がなく、従って、TFTも大きく
ならないので、開口率は低下しない。
【0017】なお、この構造でも、ガード電極(11
G)の介在により、ソース電極(11S)が、隣接画素
に信号を供給するドレイン電極(11D)の影響から守
られ、混信や干渉が防止されることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、ドレイン
電極と一体でソース電極を包囲するように配されたガー
ド電極部を有し、同一走査線上の画素間の混信や干渉を
防止した正スタガー型TFTにおいて、ゲート電極配線
Al層の側壁から生ずるヒロックによるゲート・ソース
間及びゲート・ドレイン間のショートが防止され、歩留
まりが向上した。
【0019】また、このようなTFTは、パターンを変
更することのみによって可能となるため、マスク数を増
やす必要がなく、コストが低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るTFTを用いた液晶表示
装置の平面図と断面図である。
【図2】従来のTFTを用いた液晶表示装置の平面図と
断面図である。
【符号の説明】
10 基板 11 ソース・ドレイン電極配線 12 不純物を高濃度に含有した半導体層 13 半導体層 14 絶縁層 15 ゲート電極配線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にドレイン電極とソース電極が近
    接して形成された領域上に、半導体層、絶縁層及びゲー
    ト電極が同じパターンで積層された薄膜トランジスタに
    おいて、 前記ドレイン電極には突出部が設けられ、前記ソース電
    極の三方を囲うようにして近接され、かつ、前記ドレイ
    ン電極の突出部及び前記ソース電極は前記ゲート電極の
    領域内にあるとともに、前記ソース電極の残りの一方に
    接続された液晶駆動用の画素電極は前記ゲート電極の領
    域外にあることを特徴とする薄膜トランジスタ。
JP23748494A 1994-09-30 1994-09-30 薄膜トランジスタ Pending JPH08102541A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23748494A JPH08102541A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 薄膜トランジスタ
US08/519,961 US5777703A (en) 1994-09-30 1995-08-28 Active matrix type liquid crystal display apparatus with a projection part in the drain line
TW084109663A TW288210B (ja) 1994-09-30 1995-09-15
KR1019950032762A KR100350190B1 (ko) 1994-09-30 1995-09-29 드레인라인에돌출부가있는액티브매트릭스타입액정디스플레이장치

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JP23748494A JPH08102541A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 薄膜トランジスタ

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ID=17016016

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JP23748494A Pending JPH08102541A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 薄膜トランジスタ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020016311A (ko) * 2000-08-25 2002-03-04 주식회사 현대 디스플레이 테크놀로지 박막 트랜지스터의 액정표시소자
JP2004538618A (ja) * 1999-10-11 2004-12-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 集積回路
KR100707006B1 (ko) * 1999-06-23 2007-04-11 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 박막트랜지스터 액정표시소자의 박막트랜지스터 어레이 기판

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KR100707006B1 (ko) * 1999-06-23 2007-04-11 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 박막트랜지스터 액정표시소자의 박막트랜지스터 어레이 기판
JP2004538618A (ja) * 1999-10-11 2004-12-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 集積回路
KR20020016311A (ko) * 2000-08-25 2002-03-04 주식회사 현대 디스플레이 테크놀로지 박막 트랜지스터의 액정표시소자

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