JPH0810227B2 - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPH0810227B2
JPH0810227B2 JP62243476A JP24347687A JPH0810227B2 JP H0810227 B2 JPH0810227 B2 JP H0810227B2 JP 62243476 A JP62243476 A JP 62243476A JP 24347687 A JP24347687 A JP 24347687A JP H0810227 B2 JPH0810227 B2 JP H0810227B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/00584Control arrangements for automatic analysers
    • G01N35/00594Quality control, including calibration or testing of components of the analyser
    • G01N35/00603Reinspection of samples

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動分析装置に係り、特に自ら分析した測定
値に保障を付与する機能が備わつた自動分析装置に関す
る。
〔従来の技術〕
病院等における臨床検査で実施されている検査は、自
動分析装置に依頼項目を入力し試料をセツトし分析終了
後、検査技師のデータチエツクによりデータ合理性の判
断がおこなわれている。
しかし、近年自動分積層値の能力が向上し、高い処理
能力を有するもので300検体/時、32項目/検体の装置
が存在する。このような自動分析装置には、1時間当り
9600項目ものデータが出ることになり、事実上検査技師
によるデータの合理性判断が量的に難しくなつてきてい
る。また、直接自動分析装置を扱うオペレータは、デー
タの合理性チエツクに関する専門知識に欠ける場合も多
く、データの合理性判断の自動化の要請が高まつてい
る。
このようなデータ合理性判断の自動化の従来例の1つ
で、系統分類木により検査検体の再検査を自動的に判定
する方法が存在する(西畑ほか:矛盾データ検索システ
ムの開発とその評価、日本臨床検査自動化学会会誌,vol
11,No.5,1986年,第58頁〜第62頁)。この従来例によれ
ば、植物の分類に用いられる枝分れ型の系統図と同様の
形式でさらに数学的要素すなわち項目間演算の上下限チ
エツクを組む合わせた判定を用いて、再検査検体の自動
抽出をおこなつている。第5図に従来の系統分類木の一
例(前記文献の第59頁Fig.2より引用)を示す。この第
5図に示された系統分類木では、検体の検査項目とし
て、GOT,GPT,LAP,LDH,γ−GTPが用いられている。この
方法によれば、上記従来例に記されているように、系統
分類木を用意し、各木の濃度に項目間演算式の上限,下
限の判定を置いてあり、その判定のイエスまたはノーで
枝分れしさらに下位の濃度が判定される。この判定を繰
り返し行い、最終的には系統分類木のSTARTから葉にた
どり着くと、そこには、検体の再検査又は、検体の再検
査の中止(END)などの帰結文が書かれた帰結部が存在
する。ここで再検査とは、検体のデータに信頼性がな
く、その検体について再度分析をおこなうことを意味す
る。また再検査の中止とはデータに信頼性があるかない
かが不明であり、再検査をおこなわないことを意味す
る。このように、当該検体の再検査の有無を判定してい
る。一般にこの帰結部である再検査の具体的内容として
は次の〜のような文、または〜のうちいくつか
の文を組み合わせたものを用意することができる。検
体のもつ依頼項目で再検査する。検体の一部項目であ
り、検体のもつ依頼項目以外の項目を含めた検査をおこ
なう。警報を発生させる。使用者の定義した警報を
発生させる。再検査を禁止する。つまり、再検査が必
要である検体であるが、再検査にための動作をおこなわ
ないこと。
また、系統分類木のノードにおける判定内容として
は、一般に次のような〜の条件のいくつかを、およ
び、または、で結合した判定を用意することができる。
項目間演算値と定数値との比較。指定された項目の
データアラームの有無。検査した検体の患者が一番最
近検査したときの成績値との残差と定数値との比較(デ
ルタチエツク)が考えられる。ここでのデータアラー
ムとは、セルブランク値異常とか吸光度異常などの分析
中異常が発見されたことを示す成績に付けられたブラ
グ、および項目たびに定められた上下限成績設定値の範
囲を超えたことを示す成績に付けられたフラグを意味す
る。
このような系統分類木は、複数種考えられる。与えら
れた検体は、従来、これらの複数種の系統分類木の各々
を順番に頂点のノードから帰結部に向つて分類され、葉
の帰結分である再検査または再検査中止の判定を実行す
るものであつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来の自動分析装置には、検体の検査成
績値を複数の系統分類木に順に適用して再検査の要否を
判定していたため、判定時間が長くなるという問題があ
つた。
本発明は係る問題点を解決するために、検体の検査成
績値の信頼性チエツクのための判定時間が短縮されてな
る自動分析装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を発生するために本発明は、検体について指
定された項目にしたがつて検体を分析する分析手段と、
当該検査項目の分析成績値を記憶する成績記憶手段と、
検体の検査項目の分析成績値についての演算結果に基づ
き、検体の所定項目について再検査または再検査の中止
を判定する帰結部を有してなる系統分類木が複数種記憶
されてなる系統分類木記憶手段と、を備えてなる自動分
析装置において、検体成績値の項目群が、系統分類木の
出発点から再検査帰結部に至るルートの成立の演算に必
要な項目群を包含する再検査検出ルートを抽出し、当該
再検査検出ルートを記憶する再検査検出ルート記憶手段
と、該記憶手段で記憶された再検査検出ルートのうち、
最新に検体の再検査が判定されたルートを他の再検査検
出ルートに優先して検体の再検査の要否の判定に適用す
る制御手段とが設けられてなることを特徴とする自動分
析装置である。
〔作用〕
検体成績値の項目群が系統分類木の出発点から再検査
帰結部に至るルートの成立の演算に必要な項目群を包含
する再検査検出ルートについて検体の再検査な要否が判
定されるので、検体成績値の項目群が再検査の帰結部に
至るルートの成立の演算に必要な項目が包含されないル
ートが検体の再検査の要含の判定に用いられない結果、
無駄な判定のための演算が避けられ、その分再検査のた
めの判定時間が短縮される。
さらに、上記項目を包含する再検査検出ルートのう
ち、最新に検体の再検査が判定されたルートを他の再検
査検出ルートに優先して検体の再検査の要否の判定に用
いられるため、ある項目に存在する再検査原因を検体に
優先して適用される再検査検出ルートで、他のルートに
優先して察知できる結果、再検査と判定される可能性の
高い再検査検出ルートを他の再検査検出ルートに優先し
て検体に適用できる。よつて、その分早目に検体の再検
査を判定でき、再検査のための判定時間が短縮される。
〔実施例〕 次に本発明に係る自動分析装置の一実施例を添付図面
にしたがつて詳説する。
第1図はその一実施例を示すブロツク図である。
第1図において、制御装置6が設けられ、この制御装
置6には項目依頼器1、成績記憶器2、系統分類木記憶
器3がそれぞれ接続されている。また、制御装置6には
キーボード7,表示器8,分析装置9がそれぞれ接続されて
いる。さらに、制御装置6には再検査検出ルート記憶器
4,再検出ルート来歴器5がそれぞれ接続されている。
次に本実施例の動作について説明する。分析装置9
は、制御装置6から送られてくる依頼項目にしたがつ
て、検体を分析し、その成績値を算出した後、制御装置
6に送り返す。制御装置6では、キーボード7や表示器
8を介した操作員の項目依頼を受け付け、予め依頼項目
と項目依頼器に蓄えておき、分析装置9からの項目問い
合わせに備える。第5図の場合、依頼項目はGOT,GPT,LD
H,LAP,γ−GTPである。一方で、操作員は、分析装置9
から送られてくる成績値を分析し、再検査を判定するた
めの第5図の如き系統分類木を1つまたは複数キーボー
ド7と表示器8を介して入力する。分析装置2の各検体
の依頼項目ごとの成績値は、制御装置6を介して成績記
憶器2に記憶される。制御装置6は、系統分類木記憶器
3で記憶された系統分類木を受け取り、後に分析装置9
から送られてくる成績値に対して最適な分類ができるよ
うに初期化をおこなう。ここで初期化とは、検体の分析
が始まる前におこなう操作であり、系統分類木記憶器3
で記憶された分類木各々において、再検査を支持する帰
結部に至るルート(再検査ルート)を抽出すること、お
よび抽出して登録されたルートの時刻を初期化(ゼロ)
にすることをいう。この初期化により抽出された再検査
検出ルートの各々が、再検査検出ルート記憶器4に蓄え
られ、登録される。なお、再検査中止に至るルートは登
録されない。この初期化の一例を第2図に示す。第2図
において、1つ以上の系統分類木のそれぞれについて以
下のステツプ101〜106を繰り返す。このため、まず一つ
ずつ系統分類木を系統分類木記憶器3から取り出す(10
0)。この系統分類木の中には、一般に複数個の再検査
帰結部が存在する。例えば、第5図において、51また52
である。そこで、この再検査帰結部1つずつを取り出し
(101)、帰結部が1番最初にその検体が依頼されたと
きの項目選択での再検査を示すものを選び出す(10
2)。これにより帰結部から系統分類木の頂点に至る再
検査検出ルートを再検査検出ルート記憶器4に新規登録
する(103)。第5図の例でいうと、この再検査検出ル
ートとは、スタート50から再検査51または再検査52に至
る過程の道のりをいう。
再検査検出ルート記憶器4では、その再検査検出ルー
トを成立させるために必要な判定ノードと真偽値の組の
並びと、成立させるために必要なかつ十分な項目選択と
再検査時刻が記憶される。
判定ノードと真偽値との組とは、頂点から葉である再
検査帰結部に至る過程で通るノードと、ルートが当該帰
結部にたどり着けるためのそのノードの判定論理の真偽
値との組である。一般に頂点から葉に至るまでには、こ
のようなノードが枚数個あるので、1つの再検査検出ル
ートには複数個の組が登録される。ルートを成立させる
ために必要でかつ十分な項目選択は、前記した複数個の
ノードにおいて、演算に使用される項目の集合である。
ここでは、ビツトイメージで記憶しており、すなわち、
項目1番が使われるときにはビツト1がONとなり、一般
に項目n番が使われるときには、ビツトnがONとなり、
使われないときには各ビツトがOFFとなるような構造で
記録されている。そこで、判定ノードを帰結部直前から
頂点に至るまでさかのぼる間(105および106)、各ノー
ドで使われている項目に対応するビツトを再検査検出ル
ートの項目選択にORしていく(104)。これにより最終
的に再検査検出ルートを成立させるために必要でかつ十
分な項目選択をビツトイメージで得ることができる。第
5図の例でいうと、スタート50から再検査51または再検
査52に至る2つのルートが記憶され、第1のルートを成
立させる項目としてGOT,GPT,LAP,γ−GTPが記憶され、
第2のルートを成立させる項目としてGOT,GPT,LDHが記
憶される。再検査時刻については、すべての再検査検出
ルートの時刻が初期化されてゼロに設定される。
以上が第2図の説明であり、続いてさらに第1図に戻
り説明する。再検査検出ルート記憶器4で記憶されたル
ートのうちレート内に含まれる項目をすべて包含する検
体について、その検体に再検査をおこなうか、再検査中
止の判定を制御装置6においておこなう。再検査検出ル
ート内に含まれる項目をすべて含まない場合は、その項
目をすべて含むルートが探され、そのルートについて再
検査または再検査の中止が判定される。再検査検出ルー
トについて判定がおこなわれた時刻(再検査時刻)は、
再検査検出ルート来歴器5に記憶される。
分析が始まると、制御装置6は、分析装置9からの分
析項目問い合わせに答えて、項目依頼器1から依頼項目
を取り出し、これを分析装置9に応答する。分析装置9
では、分析終了後、分析,検出された成績値を制御装置
6に送る。制御装置6は再検査検出ルート記憶器4に蓄
えられているルートを成績値に適用し、当該検体を再検
査すべきか否かを高速に判定する。
次に第3図のフローチヤートにより、再検査判定の一
実施例を説明する。本フローチヤートに書かれた手続き
は、分析装置9から、検体の成績値が制御装置6に送ら
れてくるごとにおこなわれる手続きである。まず、現在
再検査時刻に1を加える(201)。この現在再検査時刻
は、成績値が制御装置6に到着するごとに1加えられる
ので、ちようど検体数に一致している。また、引き続く
インクリメントにより実際上オーバフローしないような
十分な桁数を、再検査時刻の桁としている。そして、こ
の値の大小が再検査時刻の新/旧を表わす。分析装置9
から送られてきた検体の成績値の項目をビツトイメージ
で算出する(202)。次に、適用ルート待ち行列をクリ
アする(207)。適用ルート待ち行列には、第2図のフ
ローチヤートにより抽出された再検査検出ルートのう
ち、以下のステップ204から206により、当該検体に適用
可能なルートが再検査時刻の新しい順に並べられる待ち
行列である。第2図のフローチヤートにより抽出された
再検査検出ルートのうち1つを取り出し(204)、以下
のステツプ205と206を繰り返す。再検査検出ルートに登
録された項目選択のビツトイメージとステツプ202で算
出されたビツトイメーバの論理演算により、包含関係を
調べることができる。前者のビツトイメージをA、後者
のビツトイメージをBとすると次の式のゼロか否かが、
BがAを包含しているか否かを示す。
A∧ ここで、∧信号はand論理演算子、 ̄はビツトの反転
演算子である。
上記の式判定により当該検体が再検査検出ルートに含
まれる全項目選択を含むと判定された場合(205)は、
適用待ち行列に当該再検査検出ルートを並べ、かつ登録
されたルートの並びが、再検査時刻の新しいものほど先
頭にくるように整列する(206)。以上により当該検体
に使われる適用ルート待ち行列が完成する。
適用ルート待ち行列からは、その先頭からルートが取
り出され(207)、検体の再検査判定に適用され、ルー
トが成立するか、適用ルートが存在しなくなるまで適分
を続ける(208)。ここで検体にルートを適用すること
は、ルートに登録されている判定ノードと真偽値のすべ
ての組において、判定ノードを演算して得られる真偽値
と対応して登録された真偽値が一致していることを調べ
ることである。すべての組について一致していること
は、系統分類木において頂点から葉(再検査帰結部)ま
でのルートが成立したことを示し、すなわち、当該検体
の再検査を意味する。このとき当該検体は再検査され、
また、ルートに登録された時刻を現在再検査時刻に変更
する(209)。これにより次の検体を本フローチヤート
に通した際、もし、同じルートが適用ルート待ち行列に
加えられた場合は、必ず先頭に同ルートが現われる。こ
れにより、1番最近適用されたルートが優先的に適用さ
れることになる。また、再検査が判明した時点で適用さ
れたルート,ルートに登録されていた旧再検査時刻,新
再検査時刻,検体到着時刻,検体の項目依頼を再検査検
出ルート来歴器5に記録する。これは後に、項目に依存
した誤差原因の検出に役立つ。すなわち、ある特定の項
目を含むルート群ばかりが頻繁に適用、ルート成立する
ようならば、その項目に依存する誤差原因が考えられ
る。これらを前記の記録を介して参照することができ、
項目に依存した異常の究明が容易となる。すなわち、装
置固有の突発誤差および人為的ミスによる異常値を検出
することに主に利用できる。装置固有の突発誤差の中
に、項目に依存するような誤差がある。特にその項目に
使用される試薬の劣化,反応容器の汚染に起因する誤差
が考えられ、これらは究明されなくてはならない誤差要
因である。この誤差要因は、項目特有なため、一般にあ
る検体である項目が再検査となつた場合、その原因が項
目に依存するものであれば、引き続いて検査された検体
の同じ項目についても再検査がおこなわれる可能性が高
い。このことは、項目に依存する誤差の発見にも役立ち
得る。
本実施例によれば、数ある再検査検出ルートの中から
当該検体に適用可能なルートのみを選び出し、その計算
を項目選択のビツトイメージ同士の論理演算によりおこ
なうため、高速に最適ルート群の抽出ができる。すなわ
ち、再検査検出ルートを成立させる項目をすべて含む検
体について、再検査検出ルートを適用し、再検査検出ル
ートを成立させる項目をすべて含まない検体について
は、そのルートを適用しないため、その分検体について
複数の系統分類木を順に適用していた従来法に比較し
て、再検査または再検査中止の判定時間が短縮される。
また、最新の時刻に検体に適用された再検査検出ルー
ト中に現われる項目あるいは演算式は、仮に、再検査の
原因となつた異常が項目に存在すれば、次回の検体の同
項目、演算式でも異常を示す可能性がある。そこで、ル
ート内に再検査時間を設け、再検査検出ルートが検体に
適用され再検査が成立したら、その時刻を現在再検査時
刻に置き換え、かつ検体の項目を包含する複数のルート
のうち適用優先順位を最新順応ルートにしているため、
再検査の決定が高速になるとともに、項目に依存するよ
うな誤差要因を高速に算出することができる。高速にな
つた分、他の分類木を記憶できる結果、再検査のための
制度が向上し、検体成績値の信頼性が増す。
なお、系統分類木が複数本あり、1項目に着目する
と、その項目が再検査となるような系統分類木の頂点か
ら葉に至る再検査検出ルートが複数本考えられる。そこ
で、ある項目に着目した場合、それが再検査が再検査の
中止かを判定する際、すでに他の項目で判定を下したノ
ードを真偽値を再検査検出ルートの計算に利用すれば、
その項目を含む再検査ルートにおける判定を高速化する
ことができる。
上記の如く、再検査が必要であると判定された場合、
項目依頼器1に対して再検査依頼をおこなうか、または
次に分析装置9から検査項目問い合わせがあつたときの
再検査の依頼項目を項目依頼器の依頼に割り込ませて送
る。どちらをおこなうかは、キーボード7や表示器8を
介して、操作員が選択できる。一般に、緊急検体に対し
ては、後者が適用される。前述の如く、再検査がおこな
われた場合には、そのとき使用された再検出ルートとそ
れに付属する情報が、再検査検出ルート来歴器5に記さ
れる。この情報は、操作員がキーボード7は表示器8を
介して参照することができ、項目に依存する誤差の発見
に役立てることができる。
また、上述の例においては、系統分類の再検査帰検査
帰結部に、1番最初にその検体が依頼されたときの項目
選択での再検査を選んで、再検査検出ルートを選出した
が、他の種類の帰結部についても同様である。例えば、
その帰結部にその検体の一部項目での再検査を選んだ場
合の系統分類木初期化と、再検査判定について説明す
る。系統分類木の初期化は、第2図のステツプ102を、
『帰結部が一部項目の再検査である』に書き換え、ステ
ツプ107の次に1ステツプ追加して『再検査検出ルート
間での項目選択包含関係ネツトワークを初期化する。』
とする。このネツトワークとは、ネツトワークノードを
再検査検出ルートとし、ネツトワークアークを指向性と
したものである。ここでAからBに向けてアークが存在
したとすれば、ルートAが成立すればルートBの判定は
おこなわなくてよいことを意味すると定義する。つま
り、1つのルートに着目した場合、その帰結部の項目選
択が包含するような項目選択の帰結部をもつルートすべ
てに向つて、前述のアークが引かれる。このネツトワー
クにより、後段の再検査判定の無駄をなくすことができ
る。再検査判定は、第3図におけるステツプ207からス
テツプ209にかけての手続きを第4図のフローチャート
の如くにする。すなわち、再検査は、成立したルートの
帰結部に書かれた項目選択を依頼し(301)、ルートが
成立したらその再検査依頼により、再検査依頼項目が包
含されるようなルートを、前記ネツトワークにより見つ
け、適用シート待ち行列中から削除する(302)。これ
によりさらに高速な再検査判定ができる。
また、前述の実施例において、ルートの帰結部に『再
検査禁止』をあてはめた場合は、以下のようになる。す
なわち、前述の再検査用のルート情報とは別に禁止用の
ルート情報を設け、第2図のフローチヤートと同様の初
期化をおこなう。前述の第3図フローチヤートによる再
検査検出後、すぐには再検査せずに、この依頼項目を記
憶しておく。次に、第3図フローチヤートと同様にして
再検査禁止用ルートを選び出す。このとき、禁止用ルー
トが見つかり、先に記憶した依頼項目から禁止用依頼項
目の差分が空でなければ、この差分の依頼を最終的な再
検査項目として依頼する。
前述の実施例において、検体を系統時に分類するため
のダイアグラムを、二分木としたが一般に多分木として
も同様に成りたつ。また、第2図のステツプ107におい
ては、ルートの時刻をゼロに初期化しているが、操作員
があらかじめチエツクすべきルートの優先順位を設定
し、これに従つて時刻を設定すれば、操作員の期待する
優先順位で再検できる。また。異なるルート間で演算式
の重複があつた場合は、演算式の計算を1度おこなつた
り、その値も記憶することにより重複計算を避けること
もできるし、同演算を含むルートのうち1つが再検査検
出に役立つた場合、残りのルートについてもその優先順
位を高めることにより、より多くの過誤を判明できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る自動分析装置によれ
ば、無駄な判定のための演算を避けることができ、かつ
再検査と判定される可能性の高い再検査検出ルートを他
の再検査検出ルートに優先して適用できるため、検体の
再検査のための判定時間が大幅に短縮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動分析装置の一実施例を示すブ
ロツク図、第2図は系統分類木の初期化を示すフローチ
ヤート、第3図は再検査判定を示すフローチヤート、第
4図は帰結部に一部項目の再検査を設定した場合の再検
査検出の手続きの一部分を示すフローチヤート、第5図
は従来の系統分類木の一例を示すフローチヤートであ
る。 1……項目依頼器、2……成績記憶器、3……系統分類
木記憶器、4……再検査検出ルート記憶器、5……再検
査検出ルート来歴器、6……制御装置、7……キーボー
ド、8……表示器、9……分析装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体について指定された項目にしたがって
    検体を分析する分析手段と、当該検査項目の分析成績値
    を記憶する成績記憶手段と、検体の検査項目の分析成績
    値についての演算結果に基づき、検体の所定項目につい
    て再検査または正検査の中止を判定する帰結部を有して
    なる系統分類木が記憶されてなる系統分類木記憶手段
    と、を備えてなる自動分析装置において、検体成績値の
    項目群が系統分類木の出発点から正検査帰結部に至ルー
    トの成立の演算に必要な項目群を包含する再検査検出ル
    ートを抽出し、当該再検査検出ルートを記憶する再検査
    検出ルート記憶手段と、該記憶手段で記憶された再検査
    検出ルートのうち、最新に検体の再検査が判定されたル
    ートを他の再検査検出ルートに優先して検体の再検査の
    要否の判定に適用し、ルート毎に決められた再検査項目
    を再検査依頼する制御手段とが設けられてなることを特
    徴とする自動分析装置。
JP62243476A 1987-09-28 1987-09-28 自動分析装置 Expired - Lifetime JPH0810227B2 (ja)

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JP62243476A JPH0810227B2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28 自動分析装置

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JP62243476A JPH0810227B2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28 自動分析装置

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