JPH0810224Y2 - コントロールボックス - Google Patents

コントロールボックス

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JPH0810224Y2
JPH0810224Y2 JP1991003747U JP374791U JPH0810224Y2 JP H0810224 Y2 JPH0810224 Y2 JP H0810224Y2 JP 1991003747 U JP1991003747 U JP 1991003747U JP 374791 U JP374791 U JP 374791U JP H0810224 Y2 JPH0810224 Y2 JP H0810224Y2
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JP
Japan
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wiring
control box
casing
operation panel
coupler
Prior art date
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JP1991003747U
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English (en)
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JPH0494787U (ja
Inventor
毅 宮崎
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Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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Publication date
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンジン発電機や農作
業機械・二輪車・四輪車などに配備されるコントロール
ボックス(電気部品等を内蔵する制御盤もしくは操作
盤)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】比較的小型の電気盤では、外部機器への
接続配線として、複数本が束ねられ、その先に多数極の
カプラ(コネクタ)の設けられたものがケーシングから
出されていることが多い。そのカプラと連結可能なカプ
ラを、相手側機器の配線に付けておけば、複数本の配線
を同時に結線・分離することが極めて容易になるからで
ある。
【0003】上記の点は、エンジン発電機などのコント
ロールボックスに関しても当てはまり、たとえば実公平
1−22378号公報でも、エンジンまたは発電機からの配線
と結線すべく、同ボックスから複数のリード線をひとま
とめにして取り出したうえ、その先に一組のカプラを設
けた例が紹介されている。なお、この種のコントロール
ボックスは、スイッチや電圧計などが取り付けられた前
面の操作パネル(フロントパネル)と、その後ろ(周囲
から背面にかけて)に取り付けられて内部の電気部品を
カバーするケーシングとをボックス本体として備え、エ
ンジンや発電機などへの配線がケーシングの一部から取
り出されているのが通常である。
【0004】ケーシングからの配線にカプラを付ける場
合、その配線が出ている配線口にはカプラが通り抜けで
きる大きさの開口が必要である。点検・修理等のためコ
ントロールボックスを大きく開く目的で、配線口のある
そのケーシングを、分離状態のカプラの外へまで取り去
らねばならない場合があるからである。
【0005】配線口が大きい場合には、異物やゴミ・水
滴などがボックス内に入るのを防止するため、何らかの
手段が施される。図3はその例を示し、図の(a)は、
配線24の保護チューブ24aにはめたゴム製のグロメ
ット22fをケーシング22の配線口22eに装着する
もの、(b)はカプラ25そのものを板22gとビス2
2hで止めて配線口22eをふさぐもの、そして(c)
は、配線24(チューブ24a)を通すための切欠きの
あるフタ22iをビス22jで取り付けることにより配
線口22eをふさぐ例である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】図3(a)・(b)・
(c)の各手段には、つぎの点で改善の余地がある。
【0007】まず(a)の例については、配線24にカ
プラ25を付ける前に必ず、チューブ24a上にグロメ
ット22fをはめておかねばならない。したがって、グ
ロメット22fが損傷した場合などにそれを交換するの
は容易ではない。また、グロメット22fの外周部(図
の左側の部分)をケーシング22の配線口22eに取り
付けるのも、あまり簡単ではない。
【0008】(b)の例ではカプラ25として、配線口
22eに固定されやすい特殊形状のものを選ぶ必要があ
る。配線24が外に出ていないので、他の機器と接続す
るためには、両端部にカプラを有する中継配線が必要で
ある。そのほか(c)の例も同様であるが、ビス22h
や同22jの取り付け・取り外しには多少手間がかか
る。
【0009】さらに(a)・(b)・(c)の三例と
も、配線口22eをふさぐことに関連して特別の部品
(グロメット22fや板22g・フタ22i、あるいは
中継配線など)が必要なので、部品費の点でも不利であ
る。
【0010】本考案の目的は、カプラのついた配線を外
部に出すことや、ケーシングを取り去って内部を大きく
開放することが容易であるとともに、配線口などからの
異物やゴミ・水滴等の侵入が防止され、しかも配線口の
ための専用部品やその取り付けの手間が不要なコントロ
ールボックスを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案によるコントロー
ルボックスは、前面の操作パネルとその後ろのケーシン
グとが電気部品を覆い、その内部からエンジンや発電機
などに至る複数極のカプラつき配線が外部に延びたコン
トロールボックスであって、そのケーシングをつぎのよ
うに形成したものである。
【0012】すなわち、上記のケーシングは、a)操作
パネルの裏側にかくれる位置にあって上記のカプラをく
ぐらせ得る大きさを有する配線口、b)操作パネルに突
き合わせられることにより上記の配線口と内部の電気部
品とを隔てるとともに、当該突き合わせられる部分に、
上記の配線を通すためにたとえばUの字もしくはコの字
の形に一端の開放された切欠きを有する仕切り壁、およ
び、c)操作パネルの外側に位置する縁どり──を含む
一体のものとして形成した。
【0013】
【作用】本考案のコントロールボックスにおいては、ケ
ーシングのうち上記b)のような仕切り壁の内側に電気
部品が内蔵され、その仕切り壁の外側にa)の配線口が
設けられている。操作パネルの裏側にかくれる位置にこ
の配線口があって配線がそこから後方へ出るため、通常
は前方(操作パネルの前)から取り扱われるこのコント
ロールボックスにとって外観上このましいほか、同ボッ
クスやそれを含むエンジン発電機などの外形寸法(配線
や配管を含めて)が抑えられる。またこの配線口は上記
a)のとおり、図3の各配線口と同様にカプラをくぐら
せるだけの大きさを有するが、内部の電気部品との間は
上記b)の仕切り壁で隔てられているため、異物やゴミ
・水滴などの侵入防止処置を特別に施す必要がない。す
なわち、単極の端子よりも寸法の大きい複数極のカプラ
を通すために配線口は相当の大きさを有するが、それに
も拘わらず、仕切り壁の切欠きが必要以上に大きくない
限り、図3(a)のグロメット22fや同(c)のフタ
22i・ビス22jなど専用の部品を用いなくとも異物
やゴミ・水滴などの侵入が防止される。
【0014】なお、b)の仕切り壁が有する切欠きは、
操作パネルに突き合わせられる部分にあって一端が開放
されているため、操作パネルからケーシングを取り外し
た状態では、そこにカプラつきの配線を通すことも容易
である。そのため、上記のとおり配線口を大きく形成し
ていることと相俟って、この考案のコントロールボック
スでは、ケーシングを通して配線を出したり、ケーシン
グを配線から分離したりすることが容易である。たとえ
ば点検・修理等のためコントロールボックスを大きく開
きたい場合には、ケーシングを操作パネルから外す際、
切欠きの開放端から配線を取り出し、かつカプラを配線
口にくぐらせて抜き出せばよい。これによって、ケーシ
ングは、配線およびカプラに拘束されない状態になり、
取り外すことが容易である。そのほか、配線の先にカプ
ラが付いているので、図3(b)のように中継配線が必
要なこともない。
【0015】また、この考案のコントロールボックスで
は、上記のとおり異物等の侵入防止のための専用の部品
が不要であることに加え、上記a)の配線口やb)の仕
切り壁、ならびにc)縁どりまでが一体に形成されてい
る点にも特徴がある。つまり、上記のように配線を通し
ながらケーシングと操作パネルとを組み合わせれば、電
気部品がある内部への異物等の侵入防止をはかるための
部品も、操作パネルの縁部に対して縁どりとする部材
も、何ら別に取り付ける必要がない。つまりこのコント
ロールボックスは、部品点数が少なく、組み立てに手間
を要しないものであるということができる。
【0016】
【実施例】図1および図2に、本考案の一実施例を示
す。図1の(a)・(b)・(c)はコントロールボッ
クス10の詳細図、図2の(a)・(b)はエンジン発
電機1の外形図である。
【0017】図2(a)に示すようにエンジン発電機1
は、移動用の車輪2や設置用の脚部3を有するパイプフ
レーム4のうちに、エンジン5と発電機6とが連結され
て組み込まれたものである。フレーム4内にはさらに、
バッテリー7や燃料タンク8などが搭載されているほ
か、エンジン5および発電機6を操作・制御するための
コントロールボックス10が取り付けられている。
【0018】コントロールボックス10は、このエンジ
ン発電機1の表側(図2(b)のように排気マフラー9
のある方が裏側)に固定されており、その前面(外側
面)には、各種のスイッチや出力端子・コンセント・計
器類などを備える操作パネル11が設けられている。こ
のボックス10内の電気部品とエンジン5または発電機
6とは、制御用あるいは電力出力用の複数の電気配線で
つながっている。図2(b)には、発電機6・ボックス
10間の配線14(保護チューブ14aで覆われたも
の)と、その途中に介装された一組のカプラ15・16
とが示されている。
【0019】コントロールボックス10では、水平断面
図(図2(a)のA−A断面図)である図1(a)に示
すように、操作パネル11と、その後ろ(周囲から背後
にかけて)に付いたケーシング12とによって内部の電
気部品(たとえば図示のコンセント13)が保護されて
いる。操作パネル11は金属板を加工したものである
が、ケーシング12はポリプロピレン製である。
【0020】このコントロールボックス10から上記の
配線14(エンジン5への配線についても同様)を出す
ため、ボックス10とくにケーシング12は、つぎのと
おり形成している。すなわち、a)図1(a)のように、
組み合わされると操作パネル11の裏面に突き合わせら
れることになる仕切り壁12aを、電気部品を囲う外側
に設け、b)その仕切り壁12aに、図1(b)のとおり
U字形に一端(パネル11寄り)が開放されていて、配
線14(および保護チューブ14a)が通せるだけの大
きさをもつ切欠き12bを形成するとともに、c)図1
(a)のように仕切り壁12aの外側であってパネル1
1に対する縁どり12cよりも内側において、パネル1
1からやや離れた位置にそのパネル11とほぼ平行な壁
面12dを設け、d)その壁面12dに、図1(c)のよ
うにカプラ15を通せる大きさの配線口12eを開口さ
せた。なおケーシング12は、上述のポリプロピレンを
材料とする射出成形によって一体に成形しているので、
こうような部分を設けることも容易である。
【0021】内部の電気部品からカプラ15までの配線
14をコントロールボックス10より外部へ取り出すに
は、操作パネル11にケーシング12を取り付ける際、
まず先端のカプラ15を、ケーシング12の内側から
配線口12e内にくぐらせて外側へ出し、配線14を
多少引き出したのち、その一箇所を、図1(b)のよう
に切欠き12bの中に開口端の側からはめ入れ、その
うえでケーシング12をパネル11に合わせ、外れぬよ
うにボルト(図示せず)などで止めておく。内部の点検
・整備などのためにケーシング12をパネル11から取
り外してしまうには、この逆の手順をとればよい。
【0022】配線14の外部への取り出しを含むケーシ
ング12の組み付けとその逆の取り外しは以上のように
簡単であるものの、このコントロールボックス10で
は、異物やゴミ・水滴などが内部の電気部品にまで達す
ることはまずない。配線口12eがある部分と電気部品
の内蔵箇所とは、仕切り壁12aがパネル11に突き合
わせられることによって隔てられており、異物等の侵入
経路としては、配線14(チューブ14a)と切欠き1
2bとの間にわずかな隙間があるにすぎないからであ
る。
【0023】なお、ケーシング12の材質について特に
上記のものに限定されないことは言うまでもない。
【0024】
【考案の効果】本考案によるコントロールボックスに
は、(a)異物やゴミ・水滴などが侵入しにくいことは
もちろん、(b)カプラのついた配線を外部に出すこと
や、ケーシングを取り去って内部を大きく開放すること
が容易であるうえ、(c)配線口をふさぐことに関連す
る専用の部品、ならびに操作パネルの縁部を保護するた
め等の縁どりが不要で、したがってそれらの取り付けの
手間もかからない、(d)配線口を通して複数極のカプ
ラを出し入れできるため、入出力や信号授受のための多
数の配線を外部と接続する場合に有利である──といっ
た利点がある。
【0025】請求項2のコントロールボックスについて
は、さらに、操作パネルの裏側にかくれる位置の配線口
から配線が後方へ出るため、外観上このましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、図1(a)はコント
ロールボックスの水平断面図であって図2(a)のA−
Aでの断面図、図1(b)は同(a)のB−B矢視図、
同(c)は同(a)のC−C矢視図である。
【図2】コントロールボックスを含むエンジン発電機の
外形を示し、図2(a)は正面図、同(b)は右側面図
である。
【図3】従来のコントロールボックスに関し、配線口付
近とそこを通したカプラつきの配線について三例を示
す。
【符号の説明】
1 エンジン発電機 5 エンジン 6 発電機、 10 コントロールボックス 11 操作パネル 12 ケーシング 12a 仕切り壁 12b 切欠き 12e 配線口 14 配線 15 カプラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面の操作パネルとその後ろのケーシン
    グとが電気部品を覆い、その内部からエンジンや発電機
    などに至る複数極のカプラつき配線が外部に延びたコン
    トロールボックスであって、上記のケーシングは、 a) 操作パネルの裏側にかくれる位置にあって上記の
    カプラをくぐらせ得る大きさを有する配線口、 b) 操作パネルに突き合わせられることにより上記の
    配線口と内部の電気部品とを隔てるとともに、当該突き
    合わせられる部分に、上記の配線を通すために一端の開
    放された切欠きを有する仕切り壁、および c) 操作パネルの外側に位置する縁どりを含む一体の
    ものとして形成した ことを特徴とするコントロールボッ
    クス。
JP1991003747U 1991-01-11 1991-01-11 コントロールボックス Expired - Lifetime JPH0810224Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991003747U JPH0810224Y2 (ja) 1991-01-11 1991-01-11 コントロールボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991003747U JPH0810224Y2 (ja) 1991-01-11 1991-01-11 コントロールボックス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0494787U JPH0494787U (ja) 1992-08-17
JPH0810224Y2 true JPH0810224Y2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=31732952

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JP1991003747U Expired - Lifetime JPH0810224Y2 (ja) 1991-01-11 1991-01-11 コントロールボックス

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5996882U (ja) * 1982-12-21 1984-06-30 日本精機株式会社 計器のリ−ド線取り出し装置

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JPH0494787U (ja) 1992-08-17

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