JPH08101704A - 電磁弁のシリアル伝送制御方法およびその装置 - Google Patents

電磁弁のシリアル伝送制御方法およびその装置

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JPH08101704A
JPH08101704A JP23804294A JP23804294A JPH08101704A JP H08101704 A JPH08101704 A JP H08101704A JP 23804294 A JP23804294 A JP 23804294A JP 23804294 A JP23804294 A JP 23804294A JP H08101704 A JPH08101704 A JP H08101704A
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data
signal level
serial
solenoid valve
signal
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Application number
JP23804294A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Sakaguchi
仁彦 阪口
Hiroyuki Matsubara
弘之 松原
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリアル伝送信号線が逆接続であっても、プ
ログラマブルコントローラの指令どおりに電磁弁を制御
する。 【構成】 プログラマブルコントローラ1から出力され
るデータをプロトコル変換器2によりシリアルデータに
変換するに当って、所定長のデータの前に1ビットずつ
のスタートビット、コマンドビットを付加し、後に2ビ
ットのストップビットを付加し、スタートビットとスト
ップビットの信号レベルを互いに逆に設定するととも
に、コマンドビットをスタートビットと逆の信号レベル
に設定する。そして、シリアル伝送信号線を通してシリ
アルデータを受信する電磁弁制御器5が、受信データか
らスタートビットに相当する信号を検出し、この検出位
置を基準として定まるストップビットの信号レベルを判
定することにより逆接続か否かを判定し、逆接続の場合
には、シリアルデータを反転させて所定の処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁弁のシリアル伝
送制御方法およびその装置に関し、さらに詳細にいえ
ば、上位制御手段のパラレル出力ポートに出力される電
磁弁制御データをシリアルデータに変換し、差動型の電
気的信号として調歩同期プロトコルにしたがってシリア
ル伝送信号線に送出し、上記差動型の電気的信号を不平
衡の信号に変換し、調歩同期プロトコルにしたがって受
信してシリアルデータを得、得られたシリアルデータに
したがって電磁弁を制御する電磁弁のシリアル伝送制御
方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プログラマブルコントローラ
に代表されるシーケンサから出力されるデータを信号線
を通して電磁弁制御器に供給し、上記データにしたがっ
て電磁弁を制御するに当って、信号線の数の増加を防止
するために、シリアル伝送方式を採用することが提案さ
れ、実施されている。
【0003】この場合には、例えば、図7に示すよう
に、プログラマブルコントローラ81のリモートI/O
のシリアル出力ユニット82にシリアル伝送対応の出力
ターミナル83を接続し、この出力ターミナル83に複
数個の電磁弁84をパラレル接続する構成が採用され
る。また、このようにリモートI/Oを用いる方式にお
いては、RS422規格、またはRS485規格などの
差動型の電気信号でシリアルデータを伝送しているの
で、シリアル出力ユニット82と出力ターミナル83と
を接続するに当っては、シリアル出力ユニット82と出
力ターミナル83との正極端子どうし、負極端子どうし
を接続することが必要である(図8参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成の電磁弁制
御システムを構築するに当っては、シリアル出力ユニッ
ト82と出力ターミナル83とをシリアル伝送信号線8
5で接続するに当って、正極端子どうし、負極端子どう
しを接続するように細心の注意を払わなければならな
い。したがって、電磁弁制御システムをある程度熟知し
ている作業者により接続作業を行わせなければならな
い。
【0005】また、誤って正極端子と負極端子とを接続
した場合には、電磁弁84がプログラマブルコントロー
ラ81の指令どおりには動作しなくなってしまう。この
点について詳述する。差動型の電気的信号でシリアルデ
ータを伝送する場合には、1対の信号線を共に信号線と
して使用し、負極に接続された信号線に現われる信号レ
ベルと正極に接続された信号線に現われる信号レベルと
の相対関係(具体的には、何れの信号レベルが高いか)
によりシリアルデータの信号レベルを設定するようにし
ている。したがって、正極端子どうし、負極端子どうし
が接続されている場合には、送出側の信号レベルと受信
側の信号レベルとが一致するが、正極端子と負極端子と
が接続された場合には、送出側の信号レベルと受信側の
信号レベルとが反転してしまう。この結果、上述の不都
合が生じるのである。
【0006】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、差動型の電気的信号でシリアルデータを
伝送すべく1対の信号線でコントローラ側と電磁弁側と
を接続する場合に、正極端子と負極端子とが接続された
場合であっても電磁弁をコントローラの指令どおりに動
作させることができる電磁弁のシリアル伝送制御方法お
よびその装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の電磁弁のシリ
アル伝送制御方法は、所定長のシリアルデータを単位デ
ータとするとともに、単位データの前に1ビットの予め
定められた信号レベルのコマンドデータを、コマンドデ
ータの前に1ビットの上記コマンドデータと逆の信号レ
ベルのスタートデータを、単位データの後に2ビットの
上記スタートデータと逆の信号レベルのストップデータ
をそれぞれ付加して得た伝送単位データを差動型の電気
的信号として調歩同期プロトコルにしたがって送出し、
上記調歩同期プロトコルにしたがって受信して得られた
シリアルデータからスタートデータに相当する信号レベ
ルを検出し、この検出位置を基準としてストップデータ
に相当すべきデータを抽出し、抽出されたデータの信号
レベルがスタートデータの信号レベルと逆の信号レベル
であるか否かを判別し、複数の上記伝送単位データにつ
いて、上記抽出されたデータの信号レベルがスタートデ
ータの信号レベルと逆の信号レベルである確率が所定値
以上であることに応答して、上記得られたシリアルデー
タにしたがって電磁弁を制御し、上記抽出されたデータ
の信号レベルがスタートデータの信号レベルと逆の信号
レベルである確率が所定値未満であることに応答して、
上記得られたシリアルデータの信号レベルを反転させて
得たシリアルデータにしたがって電磁弁を制御する方法
である。
【0008】請求項2の電磁弁のシリアル伝送制御装置
は、上位制御手段のパラレル出力ポートに出力される電
磁弁制御データをシリアルデータに変換し、差動型の電
気的信号として調歩同期プロトコルにしたがってシリア
ル伝送信号線に送出するプロトコル変換手段として、所
定長のシリアルデータを単位データとするとともに、単
位データの前に1ビットの予め定められた信号レベルの
コマンドデータを、コマンドデータの前に1ビットの上
記コマンドデータと逆の信号レベルのスタートデータ
を、単位データの後に2ビットの上記スタートデータと
逆の信号レベルのストップデータをそれぞれ付加して得
た伝送単位データを差動型の電気的信号として調歩同期
プロトコルにしたがって送出するものを採用し、上記差
動型の電気的信号を不平衡の信号に変換し、調歩同期プ
ロトコルにしたがって受信してシリアルデータを得、得
られたシリアルデータにしたがって電磁弁を制御する電
磁弁制御手段として、上記調歩同期プロトコルにしたが
って受信して得られたシリアルデータからスタートデー
タに相当する信号レベルを検出し、この検出位置を基準
としてストップデータに相当すべきデータを抽出し、抽
出されたデータの信号レベルがスタートデータの信号レ
ベルと逆の信号レベルであるか否かを判別し、複数の上
記伝送単位データについて、上記抽出されたデータの信
号レベルがスタートデータの信号レベルと逆の信号レベ
ルである確率が所定値以上であることに応答して、上記
得られたシリアルデータにしたがって電磁弁を制御し、
上記抽出されたデータの信号レベルがスタートデータの
信号レベルと逆の信号レベルである確率が所定値未満で
あることに応答して、上記得られたシリアルデータの信
号レベルを反転させて得たシリアルデータにしたがって
電磁弁を制御するものを採用している。
【0009】
【作用】請求項1の電磁弁のシリアル伝送制御方法であ
れば、上位制御手段のパラレル出力ポートに出力される
電磁弁制御データをシリアルデータに変換し、差動型の
電気的信号として調歩同期プロトコルにしたがってシリ
アル伝送信号線に送出し、上記差動型の電気的信号を不
平衡の信号に変換し、調歩同期プロトコルにしたがって
受信してシリアルデータを得、得られたシリアルデータ
にしたがって電磁弁を制御するに当って、所定長のシリ
アルデータを単位データとするとともに、単位データの
前に1ビットの予め定められた信号レベルのコマンドデ
ータを、コマンドデータの前に1ビットの上記コマンド
データと逆の信号レベルのスタートデータを、単位デー
タの後に2ビットの上記スタートデータと逆の信号レベ
ルのストップデータをそれぞれ付加して得た伝送単位デ
ータを差動型の電気的信号として調歩同期プロトコルに
したがって送出し、受信側において、得られたシリアル
データからスタートデータに相当する信号レベルを検出
し、この検出位置を基準としてストップデータに相当す
べきデータを抽出し、抽出されたデータの信号レベルが
スタートデータの信号レベルと逆の信号レベルであるか
否かを判別するので、スタートデータの信号レベルと逆
の信号レベルである確率が高い場合に正極端子どうし、
負極端子どうしが信号線で接続されていることが分か
り、逆の場合に正極端子と負極端子とが信号線で接続さ
れていることが分かる。そして、後者の場合に、受信側
において得られたシリアルデータを反転させることによ
り得られたシリアルデータにしたがって電磁弁を制御す
ることにより、上位制御手段の指令どおりに電磁弁を動
作させることができる。もちろん、前者の場合には、受
信側において得られたシリアルデータそのものにしたが
って電磁弁を制御すればよい。
【0010】したがって、シリアルデータ送出側とシリ
アルデータ受信側とをシリアル伝送信号線で接続するに
当って極性を全く考慮する必要がなくなり、接続作業効
率を向上させることができ、しかも上位制御手段の指令
どおりに電磁弁を動作させることができる。請求項2の
電磁弁のシリアル伝送制御装置であれば、上位制御手段
のパラレル出力ポートに出力される電磁弁制御データを
プロトコル変換手段によりシリアルデータに変換し、差
動型の電気的信号として調歩同期プロトコルにしたがっ
てシリアル伝送信号線に送出し、上記差動型の電気的信
号を電磁弁制御手段により不平衡の信号に変換し、調歩
同期プロトコルにしたがって受信してシリアルデータを
得、得られたシリアルデータにしたがって電磁弁を制御
するに当って、所定長のシリアルデータを単位データと
するとともに、単位データの前に1ビットの予め定めら
れた信号レベルのコマンドデータを、コマンドデータの
前に1ビットの上記コマンドデータと逆の信号レベルの
スタートデータを、単位データの後に2ビットの上記ス
タートデータと逆の信号レベルのストップデータをそれ
ぞれ付加して得た伝送単位データを差動型の電気的信号
として調歩同期プロトコルにしたがって送出し、電磁弁
制御手段側において、得られたシリアルデータからスタ
ートデータに相当する信号レベルを検出し、この検出位
置を基準としてストップデータに相当すべきデータを抽
出し、抽出されたデータの信号レベルがスタートデータ
の信号レベルと逆の信号レベルであるか否かを判別する
ので、スタートデータの信号レベルと逆の信号レベルで
ある確率が高い場合に正極端子どうし、負極端子どうし
が信号線で接続されていることが分かり、逆の場合に正
極端子と負極端子とが信号線で接続されていることが分
かる。そして、後者の場合に、電磁弁制御手段において
得られたシリアルデータを反転させることにより得られ
たシリアルデータにしたがって電磁弁を制御することに
より、上位制御手段の指令どおりに電磁弁を動作させる
ことができる。もちろん、前者の場合には、電磁弁制御
手段において得られたシリアルデータそのものにしたが
って電磁弁を制御すればよい。
【0011】したがって、プロトコル変換手段と電磁弁
制御手段とをシリアル伝送信号線で接続するに当って極
性を全く考慮する必要がなくなり、接続作業効率を向上
させることができ、しかも上位制御手段の指令どおりに
電磁弁を動作させることができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によってこの発
明を詳細に説明する。図1はこの発明の電磁弁のシリア
ル伝送制御装置の一実施例を概略的に示す図である。こ
のシリアル伝送制御装置は、上位制御手段の一例として
のプログラマブルコントローラ1のパラレル出力ユニッ
ト1aとプロトコル変換器2との間を多芯ケーブル3で
接続し、電磁弁4に内蔵された電磁弁制御器5と上記プ
ロトコル変換器2との間をツイストペアケーブルなどか
らなるシリアル伝送信号線6で接続している。なお、複
数個の電磁弁4にそれぞれ内蔵された電磁弁制御器5ど
うしをシリアル伝送信号線7で互いに直列に接続してい
る。ただし、多芯ケーブル3に代えてコネクタを採用し
てもよい。
【0013】図2は図1のシリアル伝送制御装置のう
ち、プロトコル変換器2および電磁弁制御器5を詳細に
示すブロック図である。プロトコル変換器2は、多芯ケ
ーブル3と接続されるコネクタ2aと、パラレル出力ユ
ニット1aから出力されるパラレルデータ(プログラマ
ブルコントローラ1のパラレル出力ユニット1aのパラ
レル出力接点の状態)を多芯ケーブル3およびコネクタ
2aを介して受け取って所定のレベル(例えば、CMO
Sレベル)の信号に変換するインターフェース部2b
と、インターフェース部2bでレベルが変換された信号
を受け取って所定の通信フォーマットのシリアルデータ
に変換し、調歩同期のプロトコルにしたがってシリアル
データを出力し、この処理を定期的に反復実行するデー
タ送信制御部2cと、データ送信制御部2cから出力さ
れるシリアルデータの信号レベルを所定の規格(例え
ば、RS485規格)に準拠した差動型の電気的信号に
変換して通信端子2eに出力する信号電圧レベル変換部
2dと、データ送信制御部2cにより制御されてデータ
送信実行状態を表示する動作表示LED2fとを有して
いる。
【0014】なお、上記データ送信制御部2cは、イン
ターフェース部2bを制御してパラレル出力ユニット1
aの出力接点情報を選択して取得する機能と、一定回数
だけデータを出力する毎に動作表示LED2fのON/
OFFを制御する機能も達成するものである。もちろ
ん、上記インターフェース部2bは、データ送信制御部
2cからの制御信号に応答してデータ送信制御部2cに
供給するデータを選択する機能を有している。
【0015】図3は上記プロトコル変換器2から出力さ
れる伝送単位データの一例を示す図であり、1ビットの
スタートビット、1ビットのコマンドビット、7ビット
の電磁弁のアドレスとON/OFF制御情報を含むデー
タビット、1ビットのパリティビット、および2ビット
のストップビットから構成されている。そして、スター
トビットがローレベルに、コマンドビットとストップビ
ットが共にハイレベルにそれぞれ設定されている。パリ
ティビットは、例えば、コマンドビットからデータビッ
トまでのハイレベルのデータの個数が奇数の場合にハイ
レベルに、偶数の場合にローレベルに設定される。な
お、以下の説明において、スタートビットからストップ
ビットまでの1回のデータ転送を1フレームと称し、全
アドレスのデータを転送するためのフレーム転送を1サ
イクルと称する。
【0016】また、最終フレームの転送を行った後に
は、1フレーム分のデータ非転送期間を設け(例えば、
1フレーム分に相当する時間は、データをハイレベルに
固定する)、電磁弁制御器5がプロトコル変換器2より
も後に起動されたような場合であっても、上記データ非
転送期間を設けることにより、どのローレベルデータを
スタートビットとして検出するかを明確にし、調歩同期
受信の同期を確定できるようにしている。
【0017】電磁弁制御器5は、シリアル伝送信号線6
が接続された通信端子5aから入力される差動型の電気
的信号を所定のレベル(例えば、CMOSレベル)の電
気的信号に変換する信号電圧レベル変換部5bと、信号
電圧レベル変換部5bから出力されるデータを入力とし
て、このデータの論理を反転し、または反転させること
なく出力する信号論理反転・非反転部5cと、信号論理
反転・非反転部5cから出力されるデータ(所定の通信
データフォーマットの調歩同期プロトコルのデータ)を
受け取り、シリアル伝送信号線の接続状態(正極端子ど
うし、負極端子どうしが接続されている状態か、正極端
子と負極端子とが接続されている状態か)を判定して信
号論理反転・非反転部5cに制御信号を供給し、この判
定後は、自己アドレスに対応するデータを抽出して電磁
弁制御データを生成するデータ受信制御部5dと、デー
タ受信制御部5dから出力される電磁弁制御データを受
け取って電磁弁4の内部のソレノイド4a,4bに対し
て駆動信号を供給するソレノイド駆動部5e,5fと、
データ受信制御部5dにより制御されてデータ受信実行
状態を表示する動作表示LED5gと、自己アドレスを
保持し、かつ自己アドレスをデータ受信制御部5dに供
給する自己アドレス記憶部5hとを有している。
【0018】なお、上記データ受信制御部5dは、上記
判定後に、受け取りデータについてエラー判定を行う機
能、受け取りデータにエラーがない場合に一定周期毎に
動作表示LED5gのON/OFFを制御する機能、受
け取りデータにエラーがある場合に一定期間だけ異常状
態を表すタイミングで動作表示LED5gをON/OF
F制御する機能を有している。上記自己アドレス記憶部
5hは、例えばディップスイッチなどからなるものであ
り、ディップスイッチなどの設定状態により自己アドレ
スが設定されている。また、上記信号論理反転・非反転
部5cは、起動直後において信号論理を非反転で出力す
るように設定されている。
【0019】図4、図5は電磁弁制御器5の動作を説明
するフローチャートである。ただし、図4がシリアル伝
送信号線6の接続状態を判定する動作を、図5がデータ
受信動作を説明している。電磁弁制御器5が起動された
場合には図4のフローチャートの動作が行われる。ステ
ップSP1において信号電圧レベル変換部5bにより差
動型の電気的信号を所定のレベルの電気的信号に変換
し、ステップSP2において信号論理反転・非反転部5
cが信号論理を非反転で出力し、データ受信制御部5d
に供給する。ステップSP3においてデータ受信制御部
5dが、プロトコル変換器2が送出するのと同じデータ
フォーマットで調歩同期プロトコルにしたがってデータ
を受信し、ステップSP4において受信データからスタ
ートビットに相当するデータを検出し、ステップSP5
においてこの検出データを基準としてストップビットに
相当するデータ(例えば、ストップビットの1ビット
目)を抽出し、ステップSP6において、抽出したデー
タのレベルがスタートビットに相当するデータのレベル
と逆のレベルであるか否かを判定し、ステップSP7に
おいて、予め設定された数のフレームのデータ受信を行
ったか否かを判定する。ここで、予め設定された数より
も少ないフレーム数のデータ受信しか行っていなけれ
ば、再びステップSP1の処理を行う。逆に、予め設定
された数のフレームのデータ受信を行っていれば、ステ
ップSP8において、抽出したデータのレベルがスター
トビットに相当するデータのレベルと等しかった頻度が
所定の閾値よりも高いか否かを判定する。そして、上記
頻度が所定の閾値よりも高ければ、シリアル伝送信号線
6が逆接続されている(正極端子と負極端子とが接続さ
れている)ので、ステップSP9においてデータ受信制
御部5dから信号論理反転・非反転部5cに制御信号を
供給して、信号論理反転・非反転部5cを信号論理を反
転させて出力するように制御し、そのまま一連の処理を
終了する。もちろん、ステップSP8において上記頻度
が所定の閾値よりも高くないと判定された場合にも、そ
のまま一連の処理を終了する。
【0020】具体例に基づいて図4のフローチャートの
動作を説明する。シリアル信号伝送線7を通してプロト
コル変換器2から送出される1フレーム分のデータが図
6中Aに示すように、スタートビットからストップビッ
トまでが“010010110111”である場合に、
シリアル伝送信号線6が逆接続されていれば、データ受
信制御部5dが受信するデータは、図6中Bに示すよう
に、“101101001000”になる。この場合に
は、第2ビット、第3ビットをそれぞれスタートビッ
ト、コマンドビットとして検出し、第12ビットをスト
ップビットとして抽出する。そして、ストップビットと
して抽出されたデータのレベルがスタートビットとして
検出されたデータのレベルと等しくなり、フレーミング
エラーが発生する。
【0021】逆に、シリアル伝送信号線が正常に接続さ
れている場合には、第1ビット、第2ビットをそれぞれ
スタートビット、コマンドビットとして検出し、第11
ビットをストップビットとして抽出する。そして、スト
ップビットとして抽出されたデータのレベルがスタート
ビットとして検出されたデータのレベルと逆になる。図
4のフローチャートの動作が終了した後は、図5のフロ
ーチャートの動作が行われる。
【0022】ステップSP1において信号電圧レベル変
換部5bにより差動型の電気的信号を所定のレベルの電
気的信号に変換し、ステップSP2において信号論理反
転・非反転部5cが信号論理を、図4のフローチャート
による制御に対応して、反転または非反転で出力し、デ
ータ受信制御部5dに供給する。ステップSP3におい
てデータ受信制御部5dが、プロトコル変換器2が送出
するのと同じデータフォーマットで調歩同期プロトコル
にしたがってデータを受信し、ステップSP4において
受信データからスタートビットに相当するデータを検出
し、ステップSP5においてこの検出データを基準とし
てコマンドビットとデータビットに相当するデータを抽
出し、ステップSP6において、自己アドレス記憶部5
hが記憶している自己アドレスに相当する電磁弁制御デ
ータが含まれているかを判定し、含まれている場合は、
ステップSP7において、自己アドレスに相当する電磁
弁制御データを抽出し、ステップSP8において、抽出
したデータビットの論理に応答してソレノイド駆動部5
e,5fを制御し、再びステップSP1の動作を行う。
ステップSP6において、抽出したデータに、自己アド
レスに相当する電磁弁制御データが含まれていない場合
は、抽出したデータを破棄し、ステップSP1へ戻る。
また、図5のフローチャートには示していないが、1フ
レームのデータを受信する毎にパリティチェックを行う
とともに、フレーミングエラーのチェック(例えば、ス
トップビットの1ビット目がハイレベルかローレベルか
のチェック)を行うようにしている。そして、何れかの
エラーが検出された場合には、該当するデータを破棄す
る。さらに、所定期間以上データが転送されてこない場
合には、プロトコル変換器2の異常またはシリアル伝送
信号線の断線、短絡が発生したと判定し、動作表示LE
D5gにより異常状態を表示するとともに、電磁弁4を
予め設定した状態に制御し、異常状態が解除されるまで
待つ。
【0023】この実施例によれば、シリアル伝送信号線
6が正常に接続されているか逆接続されているかを図4
のフローチャートの動作を行うことにより判定し、逆接
続されていると判定した場合には、データを反転状態で
出力するようにデータ受信制御部5dにより信号論理反
転・非反転部5cを制御するので、極性を全く考慮する
ことなくシリアル伝送信号線6の接続を行うことがで
き、シリアル伝送信号線7を接続するための作業性を高
めることができる。
【0024】なお、以上の実施例においては、複数の電
磁弁がそれぞれ電磁弁制御器を有し、これら電磁弁制御
器を直列接続した場合について説明したが、1つの電磁
弁制御器に対して複数の電磁弁が接続されてなる電磁弁
のシリアル伝送制御装置に対して、シリアル伝送信号線
の接続状態の判定、および逆接続されていると判定され
た場合における信号論理の反転を適用することが可能で
あり、その他、この発明の要旨を変更しない範囲内にお
いて種々の設計変更を施すことが可能である。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、シリアルデータ送出
側とシリアルデータ受信側とをシリアル伝送信号線で接
続するに当って極性を全く考慮する必要がなくなり、接
続作業効率を向上させることができ、しかも上位制御手
段の指令どおりに電磁弁を動作させることができるとい
う特有の効果を奏する。
【0026】請求項2の発明は、シリアルデータ送出側
とシリアルデータ受信側とをシリアル伝送信号線で接続
するに当って極性を全く考慮する必要がなくなり、接続
作業効率を向上させることができ、しかも上位制御手段
の指令どおりに電磁弁を動作させることができるという
特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電磁弁のシリアル伝送制御装置の一
実施例を概略的に示す図である。
【図2】図1のシリアル伝送制御装置のうち、プロトコ
ル変換器および電磁弁制御器を詳細に示すブロック図で
ある。
【図3】プロトコル変換器から出力されるシリアルデー
タの一例を示す図である。
【図4】シリアル伝送信号線の接続状態を判定する動作
を説明するフローチャートである。
【図5】データ受信動作を説明するフローチャートであ
る。
【図6】シリアル信号伝送線を通してプロトコル変換器
から送出される1フレーム分のデータと、シリアル伝送
信号線が逆接続されている場合にデータ受信制御部が受
信するデータとの一例を示す図である。
【図7】従来の電磁弁制御装置の構成を概略的に示す図
である。
【図8】シリアル伝送信号線の接続状態を示す図であ
る。
【符号の説明】 1 プログラマブルコントローラ 1a パラレル出
力ユニット 2 プロトコル変換器 4 電磁弁 5 電磁弁制御器 6 シリアル伝送信号線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位制御手段(1)のパラレル出力ポー
    ト(1a)に出力される電磁弁制御データをシリアルデ
    ータに変換し、差動型の電気的信号として調歩同期プロ
    トコルにしたがってシリアル伝送信号線(6)に送出
    し、上記差動型の電気的信号を不平衡の信号に変換し、
    調歩同期プロトコルにしたがって受信してシリアルデー
    タを得、得られたシリアルデータにしたがって電磁弁
    (4)を制御する電磁弁のシリアル伝送制御方法におい
    て、 所定長のシリアルデータを単位データとするとともに、
    単位データの前に1ビットの予め定められた信号レベル
    のコマンドデータを、コマンドデータの前に1ビットの
    上記コマンドデータと逆の信号レベルのスタートデータ
    を、単位データの後に2ビットの上記スタートデータと
    逆の信号レベルのストップデータをそれぞれ付加して得
    た伝送単位データを差動型の電気的信号として調歩同期
    プロトコルにしたがって送出し、上記調歩同期プロトコ
    ルにしたがって受信して得られたシリアルデータからス
    タートデータに相当する信号レベルを検出し、この検出
    位置を基準としてストップデータに相当すべきデータを
    抽出し、抽出されたデータの信号レベルがスタートデー
    タの信号レベルと逆の信号レベルであるか否かを判別
    し、複数の上記伝送単位データについて、上記抽出され
    たデータの信号レベルがスタートデータの信号レベルと
    逆の信号レベルである確率が所定値以上であることに応
    答して、上記得られたシリアルデータにしたがって電磁
    弁を制御し、上記抽出されたデータの信号レベルがスタ
    ートデータの信号レベルと逆の信号レベルである確率が
    所定値未満であることに応答して、上記得られたシリア
    ルデータの信号レベルを反転させて得たシリアルデータ
    にしたがって電磁弁を制御することを特徴とする電磁弁
    のシリアル伝送制御方法。
  2. 【請求項2】 上位制御手段(1)のパラレル出力ポー
    ト(1a)に出力される電磁弁制御データをプロトコル
    変換手段(2)によりシリアルデータに変換し、差動型
    の電気的信号として調歩同期プロトコルにしたがってシ
    リアル伝送信号線(6)に送出し、上記差動型の電気的
    信号を電磁弁制御手段(5)により不平衡の信号に変換
    し、調歩同期プロトコルにしたがって受信してシリアル
    データを得、得られたシリアルデータにしたがって電磁
    弁(4)を制御する電磁弁のシリアル伝送制御装置にお
    いて、 上記プロトコル変換手段(2)が、所定長のシリアルデ
    ータを単位データとするとともに、単位データの前に1
    ビットの予め定められた信号レベルのコマンドデータ
    を、コマンドデータの前に1ビットの上記コマンドデー
    タと逆の信号レベルのスタートデータを、単位データの
    後に2ビットの上記スタートデータと逆の信号レベルの
    ストップデータをそれぞれ付加して得た伝送単位データ
    を差動型の電気的信号として調歩同期プロトコルにした
    がって送出するものであり、 上記電磁弁制御手段(5)が、上記調歩同期プロトコル
    にしたがって受信して得られたシリアルデータからスタ
    ートデータに相当する信号レベルを検出し、この検出位
    置を基準としてストップデータに相当すべきデータを抽
    出し、抽出されたデータの信号レベルがスタートデータ
    の信号レベルと逆の信号レベルであるか否かを判別し、
    複数の上記伝送単位データについて、上記抽出されたデ
    ータの信号レベルがスタートデータの信号レベルと逆の
    信号レベルである確率が所定値以上であることに応答し
    て、上記得られたシリアルデータにしたがって電磁弁
    (4)を制御し、上記抽出されたデータの信号レベルが
    スタートデータの信号レベルと逆の信号レベルである確
    率が所定値未満であることに応答して、上記得られたシ
    リアルデータの信号レベルを反転させて得たシリアルデ
    ータにしたがって電磁弁(4)を制御するものであるこ
    とを特徴とする電磁弁のシリアル伝送制御装置。
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