JPH08101575A - 光誘起型電子写真の現像 - Google Patents
光誘起型電子写真の現像Info
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- JPH08101575A JPH08101575A JP6238767A JP23876794A JPH08101575A JP H08101575 A JPH08101575 A JP H08101575A JP 6238767 A JP6238767 A JP 6238767A JP 23876794 A JP23876794 A JP 23876794A JP H08101575 A JPH08101575 A JP H08101575A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developer
- photoconductive layer
- magnetic toner
- paper
- photoreceptor
- Prior art date
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- Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置を小型化することができ、高圧電流が必
要なく、さらにオゾンを発生することがなく、しかも紙
等に転写した際の画像品質がよい光誘起型電子写真用の
現像剤、およびそれを利用した光誘起型電子写真の現像
方法を提供する。 【構成】 光誘起型電子写真用の現像剤１は、電気抵抗
率１０5 〜１０10Ω・ｃｍの導電性磁性トナー２０〜５
０重量％と電気抵抗率１０13 〜１０16Ω・ｃｍの絶縁
性磁性トナー５０〜８０重量％とが混合されている。光
誘起型電子写真の現像方法は、バイアス電圧５をかけて
帯電させた感光体１０表面に現像剤１を付着させ、感光
体１０裏面から現像剤１を露光して感光体１０上に保持
し、現像剤１を記録紙２０に転写する光誘起型電子写真
法において、前期光誘起型電子写真用の現像剤１を使用
する。バイアス電圧５は１００〜５００Ｖであることが
好ましい。
要なく、さらにオゾンを発生することがなく、しかも紙
等に転写した際の画像品質がよい光誘起型電子写真用の
現像剤、およびそれを利用した光誘起型電子写真の現像
方法を提供する。 【構成】 光誘起型電子写真用の現像剤１は、電気抵抗
率１０5 〜１０10Ω・ｃｍの導電性磁性トナー２０〜５
０重量％と電気抵抗率１０13 〜１０16Ω・ｃｍの絶縁
性磁性トナー５０〜８０重量％とが混合されている。光
誘起型電子写真の現像方法は、バイアス電圧５をかけて
帯電させた感光体１０表面に現像剤１を付着させ、感光
体１０裏面から現像剤１を露光して感光体１０上に保持
し、現像剤１を記録紙２０に転写する光誘起型電子写真
法において、前期光誘起型電子写真用の現像剤１を使用
する。バイアス電圧５は１００〜５００Ｖであることが
好ましい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光誘起型電子写真用の
現像剤、およびその現像剤を利用した光誘起型電子写真
の現像方法に関するものである。
現像剤、およびその現像剤を利用した光誘起型電子写真
の現像方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】レーザプリンタをはじめとする電子写真
現像装置は、記録された画像の品質が高く、静粛性、高
速性に優れているため、ドットマトリックスプリンタに
代わり急速に普及してきた。
現像装置は、記録された画像の品質が高く、静粛性、高
速性に優れているため、ドットマトリックスプリンタに
代わり急速に普及してきた。
【０００３】従来の電子写真現像装置としてコロナ帯電
を利用したものがあり、この装置はコロナ帯電により感
光体表面を帯電させる帯電工程、像露光による潜像形成
工程、現像剤を用いて潜像の可視化を行う現像工程、現
像剤の像を記録紙に移す転写工程、さらに転写後の感光
体上に付着した現像剤を除去するクリーニング工程から
なり多くの工程と部品が必要であった。このため、コロ
ナ帯電を利用した電子写真現像装置は、装置を小型化す
ることが難しく、数千Ｖの高圧電流が必要であり、オゾ
ンを発生したり、現像剤をカートリッジ化しているため
環境汚染や省資源という面からも問題があった。
を利用したものがあり、この装置はコロナ帯電により感
光体表面を帯電させる帯電工程、像露光による潜像形成
工程、現像剤を用いて潜像の可視化を行う現像工程、現
像剤の像を記録紙に移す転写工程、さらに転写後の感光
体上に付着した現像剤を除去するクリーニング工程から
なり多くの工程と部品が必要であった。このため、コロ
ナ帯電を利用した電子写真現像装置は、装置を小型化す
ることが難しく、数千Ｖの高圧電流が必要であり、オゾ
ンを発生したり、現像剤をカートリッジ化しているため
環境汚染や省資源という面からも問題があった。
【０００４】このため、最近ではコロナ帯電を利用せず
に、トナーの帯電、露光、現像、クリーニングを同時に
行うことができ、多くの工程を必要としない光誘起型電
子写真法が提案されている。
に、トナーの帯電、露光、現像、クリーニングを同時に
行うことができ、多くの工程を必要としない光誘起型電
子写真法が提案されている。
【０００５】この光誘起型電子写真法を実施する装置
は、図１に示すように、円筒形の感光体１０が透明支持
体１１、透明電極１２、および光導電層１３の３層から
なり、最外層の光導電層１３は、磁気ローラー４の導電
性スリーブ３に付着した導電性磁性トナーからなる磁気
ブラシ２に接触している。感光体１０と磁気ローラー４
は回転するようになっている。感光体１０の内部には、
磁気ブラシ２が光導電層１３から離れる直前の位置（Ｃ
点）の光導電層１３を、像露光１６が照射するようにＬ
ＥＤアレイ露光光源１５が配置されている。導電性スリ
ーブ３と透明電極１２の間には現像バイアス５がかけら
れている。また導電性スリーブ３の近傍には導電性磁性
トナーの供給器７が配置され、供給器７には余分な導電
性磁性トナーをかき落とすドクターブレード６が固設さ
れている。
は、図１に示すように、円筒形の感光体１０が透明支持
体１１、透明電極１２、および光導電層１３の３層から
なり、最外層の光導電層１３は、磁気ローラー４の導電
性スリーブ３に付着した導電性磁性トナーからなる磁気
ブラシ２に接触している。感光体１０と磁気ローラー４
は回転するようになっている。感光体１０の内部には、
磁気ブラシ２が光導電層１３から離れる直前の位置（Ｃ
点）の光導電層１３を、像露光１６が照射するようにＬ
ＥＤアレイ露光光源１５が配置されている。導電性スリ
ーブ３と透明電極１２の間には現像バイアス５がかけら
れている。また導電性スリーブ３の近傍には導電性磁性
トナーの供給器７が配置され、供給器７には余分な導電
性磁性トナーをかき落とすドクターブレード６が固設さ
れている。
【０００６】また感光体１０は、紙２０を介して転写バ
イアス１９がかけられた半導体ゴムローラー１７に接触
している。半導体ゴムローラー１７は、紙２０を挟み込
む方向に回転するようになっている。ローラー１８は導
電性磁性トナーの転写された紙２０をくわえて排出する
ように配置されている。
イアス１９がかけられた半導体ゴムローラー１７に接触
している。半導体ゴムローラー１７は、紙２０を挟み込
む方向に回転するようになっている。ローラー１８は導
電性磁性トナーの転写された紙２０をくわえて排出する
ように配置されている。
【０００７】導電性磁性トナーは、以下のようにして紙
２０に転写される。
２０に転写される。
【０００８】まず供給器７上の導電性磁性トナーは、磁
気ローラー４の磁気に引かれて導電性スリーブ３に付着
して帯電し磁気ブラシ２を形成し、感光体１０の光導電
層１３に接触する。磁気ブラシ２と光導電層１３が接触
し始めるＡ点では、光導電層１３の表面電位は現像バイ
アス５よりかなり低いため、導電性磁性トナーは光導電
層１３の表面に付着する。
気ローラー４の磁気に引かれて導電性スリーブ３に付着
して帯電し磁気ブラシ２を形成し、感光体１０の光導電
層１３に接触する。磁気ブラシ２と光導電層１３が接触
し始めるＡ点では、光導電層１３の表面電位は現像バイ
アス５よりかなり低いため、導電性磁性トナーは光導電
層１３の表面に付着する。
【０００９】磁気ローラー４および感光体１０の回転に
より連続的に導電性磁性トナーが光導電層１３に付着す
るため、Ｂ点では電荷が注入されて現像バイアス５とほ
ぼ同電位になる。すると磁気ブラシ２が光導電層１３か
ら離れる直前のＣ点になったときには、光導電層１３の
表面は現像バイアスと同電位になっているため、表面に
付着した導電性磁性トナーは磁気ローラー４の磁気力に
引かれて離れる。
より連続的に導電性磁性トナーが光導電層１３に付着す
るため、Ｂ点では電荷が注入されて現像バイアス５とほ
ぼ同電位になる。すると磁気ブラシ２が光導電層１３か
ら離れる直前のＣ点になったときには、光導電層１３の
表面は現像バイアスと同電位になっているため、表面に
付着した導電性磁性トナーは磁気ローラー４の磁気力に
引かれて離れる。
【００１０】ここでＣ点において、ＬＥＤアレイ露光光
源１５により像露光１６を照射して露光を行うと、負キ
ャリアが光導電層１３の表面に移動して表面電位が低下
するので、導電性磁性トナーが離れるのを防ぎ光導電層
１３の表面に付着したままになり現像される。
源１５により像露光１６を照射して露光を行うと、負キ
ャリアが光導電層１３の表面に移動して表面電位が低下
するので、導電性磁性トナーが離れるのを防ぎ光導電層
１３の表面に付着したままになり現像される。
【００１１】光導電層１３の表面に付着した導電性磁性
トナーは、Ｄ点に達すると転写バイアス１９がかけられ
た半導体ゴムローラー１７に引かれて紙２０に付着し転
写される。紙２０に付着せずに残った残留トナーは、磁
気ブラシ２に接触すると磁気ブラシ２により荷電され電
気力が弱まるので、容易に磁気ブラシ２に付着し回収さ
れてクリーニングされる。
トナーは、Ｄ点に達すると転写バイアス１９がかけられ
た半導体ゴムローラー１７に引かれて紙２０に付着し転
写される。紙２０に付着せずに残った残留トナーは、磁
気ブラシ２に接触すると磁気ブラシ２により荷電され電
気力が弱まるので、容易に磁気ブラシ２に付着し回収さ
れてクリーニングされる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、導電性
磁性トナーを利用した光誘起型電子写真法は、紙２０に
転写した際の画像品質が良くないため実用化に耐えるこ
とができなかった。
磁性トナーを利用した光誘起型電子写真法は、紙２０に
転写した際の画像品質が良くないため実用化に耐えるこ
とができなかった。
【００１３】本発明は前記の課題を解決するためなされ
たもので、現像剤の帯電、露光、現像、クリーニングを
同時に行うことができるため装置を小型化することがで
き、高圧電流が必要なく、さらにオゾンを発生すること
がなく、しかも紙等に転写した際の画像品質がよい光誘
起型電子写真用の現像剤、およびそれを利用した光誘起
型電子写真の現像方法を提供することを目的とする。
たもので、現像剤の帯電、露光、現像、クリーニングを
同時に行うことができるため装置を小型化することがで
き、高圧電流が必要なく、さらにオゾンを発生すること
がなく、しかも紙等に転写した際の画像品質がよい光誘
起型電子写真用の現像剤、およびそれを利用した光誘起
型電子写真の現像方法を提供することを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明の光誘起型電子写真用の現像剤１
（図１参照）は、電気抵抗率１０5 〜１０10Ω・ｃｍの
導電性磁性トナー２０〜５０重量％と電気抵抗率１０
13 〜１０16Ω・ｃｍの絶縁性磁性トナー５０〜８０重
量％とが混合されている。
めになされた本発明の光誘起型電子写真用の現像剤１
（図１参照）は、電気抵抗率１０5 〜１０10Ω・ｃｍの
導電性磁性トナー２０〜５０重量％と電気抵抗率１０
13 〜１０16Ω・ｃｍの絶縁性磁性トナー５０〜８０重
量％とが混合されている。
【００１５】前記の目的を達成するためになされた本発
明の光誘起型電子写真の現像方法は、バイアス電圧５を
かけて帯電させた感光体１０表面に現像剤１を付着さ
せ、感光体１０裏面から現像剤１を露光して感光体１０
上に保持し、現像剤１を記録紙２０に転写する光誘起型
電子写真法において、現像剤１が電気抵抗率１０5 〜１
０10Ω・ｃｍの導電性磁性トナー２０〜５０重量％と電
気抵抗率１０13 〜１０16Ω・ｃｍの絶縁性磁性トナー
５０〜８０重量％とが混合されている。バイアス電圧５
は１００〜５００Ｖであることが好ましい。
明の光誘起型電子写真の現像方法は、バイアス電圧５を
かけて帯電させた感光体１０表面に現像剤１を付着さ
せ、感光体１０裏面から現像剤１を露光して感光体１０
上に保持し、現像剤１を記録紙２０に転写する光誘起型
電子写真法において、現像剤１が電気抵抗率１０5 〜１
０10Ω・ｃｍの導電性磁性トナー２０〜５０重量％と電
気抵抗率１０13 〜１０16Ω・ｃｍの絶縁性磁性トナー
５０〜８０重量％とが混合されている。バイアス電圧５
は１００〜５００Ｖであることが好ましい。
【００１６】
【作用】本発明の光誘起型電子写真の現像方法により光
誘起型電子写真を現像すると、図２および図３に示すよ
うに、一定以上のバイアス電圧５（図１参照）を印可し
た際、画像濃度が１．０以上の良好な画像が得られる。
さらにバイアス電圧５を高くすると、バイアス電圧５と
光導電層１３との電位差が大きくなり、光導電層１３に
付着した現像剤１の電気抵抗率が相対的に高くなるた
め、画像濃度が向上する。
誘起型電子写真を現像すると、図２および図３に示すよ
うに、一定以上のバイアス電圧５（図１参照）を印可し
た際、画像濃度が１．０以上の良好な画像が得られる。
さらにバイアス電圧５を高くすると、バイアス電圧５と
光導電層１３との電位差が大きくなり、光導電層１３に
付着した現像剤１の電気抵抗率が相対的に高くなるた
め、画像濃度が向上する。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【００１８】図１は、本発明を適用する光誘起型電子写
真の現像方法の実施例を示す概略図である。
真の現像方法の実施例を示す概略図である。
【００１９】同図に示すように、円筒形の感光体１０は
透明支持体１１、透明電極１２、および光導電層１３の
３層からなり、最外層の光導電層１３は、磁気ローラー
４の導電性スリーブ３に付着した現像剤１からなる磁気
ブラシ２に接触している。感光体１０と磁気ローラー４
は回転するようになっている。感光体１０の内部には、
磁気ブラシ２が光導電層１３から離れる直前の位置（Ｃ
点）の光導電層１３を、像露光１６が照射するようにＬ
ＥＤアレイ露光光源１５が配置されている。導電性スリ
ーブ３と透明電極１２の間には現像バイアス５がかけら
れている。また導電性スリーブ３の近傍には、余分な現
像剤１をかき落とすドクターブレード６が固設された現
像剤１の供給器７が配置されている。
透明支持体１１、透明電極１２、および光導電層１３の
３層からなり、最外層の光導電層１３は、磁気ローラー
４の導電性スリーブ３に付着した現像剤１からなる磁気
ブラシ２に接触している。感光体１０と磁気ローラー４
は回転するようになっている。感光体１０の内部には、
磁気ブラシ２が光導電層１３から離れる直前の位置（Ｃ
点）の光導電層１３を、像露光１６が照射するようにＬ
ＥＤアレイ露光光源１５が配置されている。導電性スリ
ーブ３と透明電極１２の間には現像バイアス５がかけら
れている。また導電性スリーブ３の近傍には、余分な現
像剤１をかき落とすドクターブレード６が固設された現
像剤１の供給器７が配置されている。
【００２０】また感光体１０は、紙２０を介して転写バ
イアス１９がかけられた半導体ゴムローラー１７に接触
している。半導体ゴムローラー１７は、紙２０を挟み込
む方向に回転するようになっている。ローラー１８は現
像剤１の転写された紙２０をくわえて排出するように配
置されている。
イアス１９がかけられた半導体ゴムローラー１７に接触
している。半導体ゴムローラー１７は、紙２０を挟み込
む方向に回転するようになっている。ローラー１８は現
像剤１の転写された紙２０をくわえて排出するように配
置されている。
【００２１】現像剤１は、以下のようにして紙２０に転
写される。
写される。
【００２２】まず供給器７上の現像剤１は、磁気ローラ
ー４の磁気に引かれて導電性スリーブ３に付着して帯電
し磁気ブラシ２を形成し、感光体１０の光導電層１３に
接触する。磁気ブラシ２と光導電層１３が接触し始める
Ａ点では、光導電層１３の表面電位は現像バイアス５よ
りかなり低いため、現像剤１は光導電層１３の表面に付
着する。
ー４の磁気に引かれて導電性スリーブ３に付着して帯電
し磁気ブラシ２を形成し、感光体１０の光導電層１３に
接触する。磁気ブラシ２と光導電層１３が接触し始める
Ａ点では、光導電層１３の表面電位は現像バイアス５よ
りかなり低いため、現像剤１は光導電層１３の表面に付
着する。
【００２３】磁気ローラー４および感光体１０の回転に
より連続的に現像剤１が光導電層１３に付着するため、
Ｂ点では電荷が注入されて現像バイアス５とほぼ同電位
になる。すると磁気ブラシ２が光導電層１３から離れる
直前のＣ点になったときには、光導電層１３の表面は現
像バイアスと同電位になっているため、表面に付着した
現像剤１は磁気ローラー４の磁気力に引かれて離れる。
より連続的に現像剤１が光導電層１３に付着するため、
Ｂ点では電荷が注入されて現像バイアス５とほぼ同電位
になる。すると磁気ブラシ２が光導電層１３から離れる
直前のＣ点になったときには、光導電層１３の表面は現
像バイアスと同電位になっているため、表面に付着した
現像剤１は磁気ローラー４の磁気力に引かれて離れる。
【００２４】ここでＣ点において、ＬＥＤアレイ露光光
源１５により像露光１６を照射して露光を行うと、負キ
ャリアが光導電層１３の表面に移動して表面電位が低下
するので、現像剤１が離れるのを防ぎ光導電層１３の表
面に付着したままになり現像される。
源１５により像露光１６を照射して露光を行うと、負キ
ャリアが光導電層１３の表面に移動して表面電位が低下
するので、現像剤１が離れるのを防ぎ光導電層１３の表
面に付着したままになり現像される。
【００２５】光導電層１３の表面に付着した現像剤１
は、Ｄ点に達すると転写バイアス１９がかけられた半導
体ゴムローラー１７に引かれて紙２０に付着し転写され
る。紙２０に付着せずに残った残留現像剤８は、磁気ブ
ラシ２に接触すると磁気ブラシ２により荷電されて電気
力が弱まるので、容易に磁気ブラシ２に付着し回収され
る。
は、Ｄ点に達すると転写バイアス１９がかけられた半導
体ゴムローラー１７に引かれて紙２０に付着し転写され
る。紙２０に付着せずに残った残留現像剤８は、磁気ブ
ラシ２に接触すると磁気ブラシ２により荷電されて電気
力が弱まるので、容易に磁気ブラシ２に付着し回収され
る。
【００２６】このようにＡ〜Ｃ点のわずかな場所で、現
像剤１の帯電、露光、現像、クリーニングを同時に行う
ことができる。
像剤１の帯電、露光、現像、クリーニングを同時に行う
ことができる。
【００２７】具体的には以下のような条件で、現像剤１
を紙２０に転写して、画像濃度と現像剤１が転写される
べきでない部分が黒化されてしまうカブリ濃度を調べ
た。なお、画像濃度は電子写真技術での黒を表現する標
準基準である濃度１．０以上であることが必要で、カブ
リ濃度は０．１以下であることが好ましい。
を紙２０に転写して、画像濃度と現像剤１が転写される
べきでない部分が黒化されてしまうカブリ濃度を調べ
た。なお、画像濃度は電子写真技術での黒を表現する標
準基準である濃度１．０以上であることが必要で、カブ
リ濃度は０．１以下であることが好ましい。
【００２８】まず現像剤１として電気抵抗率６．４×１
０6の導電性磁性トナー５０重量％と電気抵抗率７．０
×１０14の絶縁性磁性トナー５０重量％からなるものを
用い、光導電層１３を厚さ１０μｍのＳｅ−Ｔｅとし、
転写バイアス１９を２００Ｖとして現像バイアスを８０
Ｖから１２０Ｖまで変化させて画像濃度およびカブリ濃
度を測定した。
０6の導電性磁性トナー５０重量％と電気抵抗率７．０
×１０14の絶縁性磁性トナー５０重量％からなるものを
用い、光導電層１３を厚さ１０μｍのＳｅ−Ｔｅとし、
転写バイアス１９を２００Ｖとして現像バイアスを８０
Ｖから１２０Ｖまで変化させて画像濃度およびカブリ濃
度を測定した。
【００２９】その結果を図２に本発明の画像濃度および
本発明のカブリ濃度として示す。同図に示すように、画
像濃度はつねに１．０以上であり、カブリ濃度は０．０
９以下であった。また現像剤１として電気抵抗率６．４
×１０6の導電性磁性トナーのみからなるものを用いた
こと以外は同様にして画像濃度およびカブリ濃度を測定
した。その結果を図２に従来の画像濃度および従来のカ
ブリ濃度として示す。同図に示すように、カブリ濃度は
０．０９以下であったが、画像濃度は１．０以上となる
ことはなかった。
本発明のカブリ濃度として示す。同図に示すように、画
像濃度はつねに１．０以上であり、カブリ濃度は０．０
９以下であった。また現像剤１として電気抵抗率６．４
×１０6の導電性磁性トナーのみからなるものを用いた
こと以外は同様にして画像濃度およびカブリ濃度を測定
した。その結果を図２に従来の画像濃度および従来のカ
ブリ濃度として示す。同図に示すように、カブリ濃度は
０．０９以下であったが、画像濃度は１．０以上となる
ことはなかった。
【００３０】次に現像剤１として電気抵抗率６．４×１
０6の導電性磁性トナー５０重量％と電気抵抗率７．０
×１０14の絶縁性磁性トナー５０重量％からなるものを
用い、光導電層１３を厚さ２０μｍのＳｅ−Ｔｅとし、
転写バイアス１９を１００Ｖとして現像バイアスを８０
Ｖから１２０Ｖまで変化させて画像濃度およびカブリ濃
度を測定した。
０6の導電性磁性トナー５０重量％と電気抵抗率７．０
×１０14の絶縁性磁性トナー５０重量％からなるものを
用い、光導電層１３を厚さ２０μｍのＳｅ−Ｔｅとし、
転写バイアス１９を１００Ｖとして現像バイアスを８０
Ｖから１２０Ｖまで変化させて画像濃度およびカブリ濃
度を測定した。
【００３１】その結果を図３に本発明の画像濃度および
本発明のカブリ濃度として示す。同図に示すように、画
像濃度はつねに１．０以上であり、カブリ濃度は０．０
９以下であった。また現像剤１として電気抵抗率６．４
×１０6の導電性磁性トナーのみからなるものを用いた
こと以外は同様にして画像濃度およびカブリ濃度を測定
した。その結果を図３に従来の画像濃度および従来のカ
ブリ濃度として示す。同図に示すように、カブリ濃度は
０．０９以下であったが、画像濃度はつねに１．０以上
とはならなかった。
本発明のカブリ濃度として示す。同図に示すように、画
像濃度はつねに１．０以上であり、カブリ濃度は０．０
９以下であった。また現像剤１として電気抵抗率６．４
×１０6の導電性磁性トナーのみからなるものを用いた
こと以外は同様にして画像濃度およびカブリ濃度を測定
した。その結果を図３に従来の画像濃度および従来のカ
ブリ濃度として示す。同図に示すように、カブリ濃度は
０．０９以下であったが、画像濃度はつねに１．０以上
とはならなかった。
【００３２】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の光
誘起型電子写真用の現像剤と光誘起型電子写真の現像方
法により現像すると、現像剤の帯電、露光、現像、クリ
ーニングを同時に行うことができるため装置を小型化す
ることができ、高圧電流が必要なく、さらにオゾンを発
生することがなく現像剤のカートリッジが必要ない。し
かも紙等に転写した際の画像品質がよい。
誘起型電子写真用の現像剤と光誘起型電子写真の現像方
法により現像すると、現像剤の帯電、露光、現像、クリ
ーニングを同時に行うことができるため装置を小型化す
ることができ、高圧電流が必要なく、さらにオゾンを発
生することがなく現像剤のカートリッジが必要ない。し
かも紙等に転写した際の画像品質がよい。
【図１】本発明を適用する光誘起型電子写真の現像方法
の実施例を示す概略図である。
の実施例を示す概略図である。
【図２】現像バイアスと画像濃度およびカブリ濃度の関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図３】現像バイアスと画像濃度およびカブリ濃度の関
係を示す図である。
係を示す図である。
１は現像剤、２は磁気ブラシ、３は導電性スリーブ、４
は磁気ローラー、５は現像バイアス、６はドクターブレ
ード、７は供給器、８は残留現像剤、１０は感光体、１
１は透明支持体、１２は透明電極、１３は光導電層、１
５はＬＥＤアレイ露光光源、１６は像露光、１７は半導
体ゴムローラー、１８はローラー、１９は転写バイア
ス、２０は紙である。
は磁気ローラー、５は現像バイアス、６はドクターブレ
ード、７は供給器、８は残留現像剤、１０は感光体、１
１は透明支持体、１２は透明電極、１３は光導電層、１
５はＬＥＤアレイ露光光源、１６は像露光、１７は半導
体ゴムローラー、１８はローラー、１９は転写バイア
ス、２０は紙である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０３Ｇ 13/09 Ｇ０３Ｇ 9/08 １０１
Claims (3)
- 【請求項１】 電気抵抗率１０5 〜１０10Ω・ｃｍの導
電性磁性トナー２０〜５０重量％と電気抵抗率１０13
〜１０16Ω・ｃｍの絶縁性磁性トナー５０〜８０重量％
とが混合されていることを特徴とする光誘起型電子写真
用の現像剤。 - 【請求項２】 バイアス電圧をかけて帯電させた感光体
表面に現像剤を付着させ、感光体裏面から該現像剤を露
光して感光体上に保持し、該現像剤を記録紙に転写する
光誘起型電子写真法において、前記現像剤が電気抵抗率
１０5 〜１０10Ω・ｃｍの導電性磁性トナー２０〜５０
重量％と電気抵抗率１０13 〜１０16Ω・ｃｍの絶縁性
磁性トナー５０〜８０重量％とが混合されていることを
特徴とする光誘起型電子写真の現像方法。 - 【請求項３】 前期バイアス電圧が１００〜５００Ｖで
あることを特徴とする請求項２に記載の光誘起型電子写
真の現像方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6238767A JPH08101575A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | 光誘起型電子写真の現像 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6238767A JPH08101575A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | 光誘起型電子写真の現像 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08101575A true JPH08101575A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17034970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6238767A Pending JPH08101575A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | 光誘起型電子写真の現像 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08101575A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7093432B2 (en) | 1996-06-10 | 2006-08-22 | Hitachi, Ltd. | Exhaust gas purification apparatus of internal combustion engine and catalyst for purifying exhaust gas of internal combustion engine |
-
1994
- 1994-10-03 JP JP6238767A patent/JPH08101575A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7093432B2 (en) | 1996-06-10 | 2006-08-22 | Hitachi, Ltd. | Exhaust gas purification apparatus of internal combustion engine and catalyst for purifying exhaust gas of internal combustion engine |
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