JPS6388572A - カラ−電子写真方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 寝室り小宿【田４〜１ 本発明は、カラー複写機あるいはカラープリンタなどの
カラーハードコピー装置に利用できるカラー電子写真方
法に関するものである。

従来の技術 従来から、帯電・露光・現像を複数回繰り返して電子写
真感光体（以下、感光体という）上に色の異なる複数の
トナー像を形成した後、トナー像を紙に一括転写してカ
ラー画像を得るカラー電子写真方法が種々提案されてい
る。

この種のカラー電子写真方法の一つとして、先に特願昭
６０−２１２９２７号明細書に示すカラー電ア写真法を
提案した。この方法について第２図を基にして説明する
。

コロナ帯電器２で感光体１′？：正帯電した後、発光ダ
イオード３でイエロの画像信号を露光し、ネガの静電潜
像（画線部が露光されて感光体の表面電位が減衰してい
る静電潜像）を形成す・る。そして、静電潜像をイエロ
現像器５でネガ・ポジ反転現像した後、感光体１を除電
ランプ１３で全面照射して、イエロの静電潜像を消去す
る。

次に、イエロのトナー像を形成した方法と同様の方法に
より、帯電・露光・現像・光除電の工程を繰り返し、感
光体１上にＭ、およびＣのトナー像をＹのトナー像の上
に順次形成する。全てのトナー像の形成が終了した後、
除電ランプ９で静電潜像を消去し、負極性のコロナ帯電
器１０でトナー像を記録紙８に静電転写する。

静電転写後、ファーブラシクリーナ１２を感光体に圧接
し、感光体１に残ったトナーを除去した後、クリーナ１
２を感光体から離間し感光体１を再び次の像形成に用い
る方法であった。

発明が解決しようとする問題点 第２図で説明したカラー電子写真装置を用いてカラープ
リントを作成すると、高温時に画像にクリーニング不良
による汚れが現れた。これは、高湿時にはトナーの紙へ
の転写効率が低下し、クリーニング不良が発生するため
であった。このとき感光体に残ったトナーの極性を調べ
ると、吸湿して抵抗値の下がった紙を通して転写の負極
性コロナにより感光体上のトナーが帯電されて、負の極
性になっていた。このため、正極性のトナーを引き付け
るように電圧を印加したファーブラシでは、この負極性
のトナーは除去できないことが分かった。

このクリーニング能力の低下を防ぐには、ファーブラシ
にエアーサクションを併用する方法が考えられるが、こ
の方法は騒音が大きく実用的でない。

従って、本発明の目的は、クリーニング不良による汚れ
のない鮮明なカラー画像を得るカラー電子写真方法を提
供することにある。

問題点を解決するための手段 本発明は、感光体に電荷を付与する帯電器と、露光装置
と、トナーの色がそれぞれ異なる複数の現像器と、感光
体上に形成されたトナー像を像受容体に転写する転写器
と、導電性ファーブラシと前記ファーブラシに電圧を印
加する電源とで構成されかつ前記ファーブラシがクリー
ニング時には感光体と接触しそれ以外の時には感光体と
離間する離接機構を有するクリーニング装置とを、この
順番に感光体の周辺に配置し、転写後前記感光体上に残
存したトナーを前記帯電器で帯電させたのち、電圧を印
加した導電性ファーブラシを感光体に当接させて除去す
るカラー電子写真方法である。

作用 本発明は転写後、感光体に残留したトナーの極性が逆に
なったとしても、クリーニングする前にトナーをコロナ
帯電器で元の極性に戻すことができるため、完全にトナ
ーを除去することができる。

実施例 以下、本発明の実施例について説明する。

本発明のカラー電子写真装置の基本構成を第１図に示す
。

本発明で用いるファーブラシ１２のファーの材料は、例
えばカーボンブラックを分散したアクリル繊維、導電性
高分子化合物、カーボンファイバ、金属繊維等の導電性
！ａ紺であればいずれでもよい。

ファーブラシの比抵抗は、１０４〜１０１２Ωｃａｎの
範囲が特に好ましい。

次に、本発明のクリーニング装置の構成について説明す
る。ファーブラシ１２は、導電性のローラ表面に上述し
た導電性のファーが植毛された構成である。このファー
ブラシ１２は、ファーを植え付けた織物なローラに巻き
付けてもよいし、またローラ上に通常の方法で直接静電
植毛してもよい。

ファーブラシ１２には、直流電圧を印加するための直流
高圧電源１４が接続されている。またクリーニング装置
には、クリーニング時にファーブラシ１２が感光体１に
圧接し、それ以外の時には感光体１から離間する離接駆
動用ソレノイド１５が取り付けられている。そしてクリ
ーニング時には、ファーブラシ１２を感光体１に圧接し
感光体の進行方向と逆方向に感光体の周速の１．５〜３
倍で回転させる。

このときファーブラシ１２に、ＴＬ源１４によりトナー
の帯電極性と逆極性の直流電圧を印加すると、感光体１
上のトナーが静電的にファーブラシ１２に吸着するため
、クリーニング能力が向上する。印加する電圧の範囲は
、例えば正帯電性のトナーについては、感光体１に対し
て−１００〜−６００Ｖが好ましい。

以下、本発明の具体的実施例を更に詳細に説明する。

ステンレスのローラ（直径：１０ｍｍ）に、アクリル繊
維にカーボンを分散した導電性のファー（比抵抗：１０
５ΩＣｍ、長さ８４ｍｍ、太さ＝１０デニール、密度：
　３ｆ３００本／ｃ１１１２）ヘルドを巻き付けて、フ
ァーブラシ１２を構成した。

現像器５，６．７は直流電界でトナーを飛しょうさせる
非接触型の非磁性１成分現像器で、アルミニウム製の現
像ローラ」二に、ブレードによりトナーので層を形成す
る構成になっている。現像器５にはイエロ（Ｙ）、現像
器６にはマゼンタ（Ｍ）、現像器７にはシアン（Ｃ）の
絶縁性トナーが入っている。そして現像ローラと感光体
１との間隙（現像ギャップ）を一定にして各現像器を感
光体１０周辺に対向設置した。各現像器は現像時には感
光体に近接し、非現像時には離間する離接機構が取り付
けられている。現像器の仕様及び現像条件並びにトナー
の物性を以下に示す。

現像器の仕様及び現像条件 現像ローラの直径：１６ｍ＋ｎ 現像ローラの周速８１５０ｍｍ／　ｓ 現像ローラの上のトナー居厚：３０ｆｔｍ現像ローラの
回転方向：感光体１と逆方向現像ギャップ：現像時１５
０８ｍ１ 非現像時７００μｍ トナーの物性 トナー電荷量　：＋３μＣ／ｇ 平均粒径　　　：１０μｍ まず、直径１００ｍｍの無定型５ｅ−Ｔｅ感光体ドラム
１を周速１５０ｍ１＋／ｓで回転させ、帯電器２（スコ
ロトロン帯電器、コロナ電圧：＋７ｋＶ、グリウド電圧
：＋８５０Ｖ）により感光体１を表面電位＋７００Ｖに
帯電させた。出カフμｗ１波長６７０ｎｍの発光ダイオ
ード３を発光させ、ロッドレンズアレイ４を通して感光
体１上にイエロ信号を露光し、静電潜像を形成し′た。

次に、前記静電潜像を現像状態のイエロ現像器５で現像
した。その後、感光体１を非現像状態のマゼンタ現像器
６とシアン現像器７に通過させた。次にＹトナー像を担
持した感光体１を、帯電器２で再び帯電し表面電位を十
８５０Ｖにした０次に感光体１に、発光ダイオード３に
よりマゼンタに対応する信号光？：前露光た。

マゼンタの静電潜像を担持した感光体１は、非現像状態
のイエロ現像器５を通過した後、現像状態のマゼンタ現
像器６を通過して、マゼンタトナーで現像され、非現像
状態のシアン現像器７を通過する。マゼンタトナーによ
って現像された感光体１を、再び帯電器２で表面電位＋
８５０■に帯電した。

次に、発光ダイオード３によりシアンに対応する信号光
を露光しノた。その後、感光体１は非現像８態のイエロ
現像器５及びマゼンタ現像器６を通過し、現像状態のシ
アン現像器７を通過し、シアントナーにより現像された
。

こうして感光体１上に得られたＹ−Ｍ−Ｃのカラートナ
ー像を転写帯電器１０によって紙８に転写した後、熱定
着した。この時、転写効率は約８０％であった。感光体
１上には、初期の帯電極性と逆極性の負に帯電したトナ
ーが残った。これをファーブラシ１２でクリーニングし
た。クリーニング条件は、以下の通りである。

印加電圧　　ニー３００Ｖ 周速　　　　：　２２５ｍｍ／ｓ 外周移動方向：感光体１と逆方向 その結果、感光体１上の残留トナーはほとんどファーブ
ラシ１２に吸着され回収されたが、一部員に帯電してい
るトナーは除去できなうくった。そこで、更に帯電器２
で感光体上の残留トナーを正に帯電し直し、もう−度ク
リーニング装置を通過した。その結果、感光体１上のト
ナーは完全にファーブラシ１２に吸着され回収された。

クリーニング後、再び駆動用ソレノイド１５を作動させ
て、ファーブラシ１２ｔ’ｇ光休１がら離間し、次のプ
リントサイクルに移ったゆ こうして得られたカラー画像は最高濃度が１．７と高く
、しかも色濁りのない良質なものであった。上記プロセ
スｔ３０，０００回繰り返したが、クリーニング能力が
低下する事なくかぶりは発生しなかった。

この様に、クリーニングの前に感光体上に残ったトナー
を、感光体の帯電器を用いて適正な極性に帯電しなおす
ことによって、次のプリント時にも地肌汚れがない美し
いプリントが得られた。しかも相対湿度８０％の高湿時
においてもクリーニング不良が発生しなかった。

本発明は、トナーの帯電極性と感光体１の帯電極性が同
一の場合、即ちネガポジ反転画＊を得る場合に特に適し
ている。

また本発明は、トナーの極性を元の極性に戻すための帯
電器と感光体の帯電器が兼用されているので、装置の小
型化及びコストダウンが図れる。

発明の効果 本発明によれば、クリーニング不良による汚れのない鮮
明なカラー画像を得るカラー電子写真装置を得ることが
できる。さらに、にクリーニング能力が高くしかも９７
’ｌの少ない小型のクリーニング装置を持つカラー電子
写真装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカラー電子写真方法を実施したカラー
電子写真装置の基本構成を説明する原理図、第２図は従
来例のカラー電子写真方法によるカラー電子写真装置の
原理図である。 １・・・感光体、２・・・帯電器、３・・・光源、５・
６・７・・・現像器、１２・・・ファーブラシ、１４・
・・高圧電源、１５・・・ソレノイド代理人の氏名　弁
理士　中尾敏男はか１名ｉ１　　図　　　　　　　　千
１＋器 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）感光体に電荷を付与する帯電器と、露光装置と、
   トナーの色がそれぞれ異なる複数の現像器と、感光体上
   に形成されたトナー像を像受容体に転写する転写器と、
   導電性ファーブラシと前記ファーブラシに電圧を印加す
   る電源とで構成され、かつ前記ファーブラシがクリーニ
   ング時には感光体と接触しそれ以外の時には感光体と離
   間する離接機構を有するクリーニング装置とを、この順
   番に感光体の周辺に配置し、転写後前記感光体上に残存
   したトナーを前記帯電器で帯電させたのち、電圧を印加
   した導電性ファーブラシを感光体に当接させて除去する
   カラー電子写真方法。
2. （２）画像形成方法がネガポジ反転方法である特許請求
   の範囲第１項記載のカラー電子写真方法。