JPH08101525A - 現像剤 - Google Patents

現像剤

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Publication number
JPH08101525A
JPH08101525A JP6239066A JP23906694A JPH08101525A JP H08101525 A JPH08101525 A JP H08101525A JP 6239066 A JP6239066 A JP 6239066A JP 23906694 A JP23906694 A JP 23906694A JP H08101525 A JPH08101525 A JP H08101525A
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JP
Japan
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toner
drum
fog
silicone oil
silica
Prior art date
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Pending
Application number
JP6239066A
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English (en)
Inventor
Hiroko Takano
裕子 高野
Takahiro Mochizuki
貴弘 望月
Nobuo Tohata
信男 東畑
Nobuko Ikegami
暢子 池上
Terukazu Hanamura
輝一 花村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた帯電性及び流動性を有し、ベタ追従性
と、ドラム上カブリとの両方の特性が向上された現像剤
により、良好な画像を得る。 【構成】 第1外添剤としてシリコーンオイルで表面処
理された平均粒径5ないし20nmの無機酸化物を用
い、第2外添剤として、1)平均粒径0.1〜1.0μ
mのアクリル系重合体粉末、2)平均粒径0.1〜1.
0μmのシリコーン樹脂、3)平均粒径0.1〜3.0
μmの無機酸化物からなる強誘電体粉末、4)平均粒径
10〜50nmの無機酸化物のいずれかを添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置または静
電記録装置等に使用される現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真用トナーは、一般に熱可塑性樹
脂、着色剤、電荷制御剤、その他添加物を予備混合後、
溶融混練、粉砕、分級の工程を経て製造している。摩擦
帯電によってトナー粒子表面に蓄積される電荷は、静電
荷潜像をより正確に可視像化するのに十分な量とする必
要がある。また、カスレなどのない良質な画像を得るた
めには、トナーの流動性が良好であることが望ましい。
このトナーの帯電性と流動性を向上させるために、シリ
カなどを外添剤としてトナーに添加するのが一般的であ
る。
【0003】また、トナーに高い帯電性を与えるため
に、結着樹脂(バインダー樹脂)中に電荷制御剤を均一
分散させる方法が従来より用いられている。ところで、
結着樹脂にポリエステル樹脂を使用すると、帯電制御剤
を用いなくとも十分な負帯電を得ることができる。ま
た、ポリエステル樹脂と帯電制御剤とを併用することに
より、帯電確率の少ない一成分現像方式においても帯電
の立上りが良好なトナーを得ることができ。このため、
結着樹脂としてポリエステル樹脂も使用されている。
【0004】一成分現像方式は二成分現像方式にくらべ
て帯電付与の機会が少なくトナーに十分な帯電量を与え
ることが難しい。そのため、弱帯電又は逆帯電トナーが
生じ、ドラム上かぶり(感光体上へのトナーのフィルミ
ング)が大きくなりやすい。このドラム上かぶりは、白
紙へのかぶりや画質の劣化、トナー消費量の悪化などを
引き起こす。
【0005】また、トナー粒子の主成分たる結着樹脂を
ポリエステル樹脂とした場合、ポリエステル樹脂は主鎖
にエステル結合、末端には水酸基、カルボキシル基とい
った極性基を有しているため、吸湿し易く、高温多湿の
雰囲気中で帯電量の低下や帯電付与部材又は感光体表面
との液橋現象によって画像上及び感光体表面上のかぶり
等画質劣化を起こし易いという欠点があった。
【0006】また、従来よりトナーの流動性を確保する
ため、疎水化処理した無機酸化物などを外添する方法が
あるが、平均粒子径が小さいものの場合、液橋の発生を
防ぐことができず、かぶりが多く発生する傾向がある。
【0007】また、流動性の悪いトナーではドラム上か
ぶりが小さくなる傾向があるが、流動性の悪いトナー
は、ベタ追従性不良(全面黒ベタ印字した場合にカスレ
などが生じた状態)が発生しやすい。このようにドラム
上かぶりと流動性およびベタ追従性は相反する関係にあ
り、両者のバランスをとることが、非磁性一成分現像法
における重要なポイントとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたもので、現像剤の帯電性及び流動性を向
上することにより、ベタ追従性と、これと相反する関係
にあるドラム上カブリとの両方を良好にせしめ、かつ紙
上カブリ、画質劣化、トナー消費量の増加のない良好な
画像が得られる現像剤を提供することを目的とする。、
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、着色材及びバインダー樹脂を含むトナー粒子と、
この粒子表面に付着する、シリコーンオイルで表面処理
された平均粒径5ないし20nmの無機酸化物、及び平
均粒径0.1ないし1.0μmのアクリル系重合体粉末
とを含有することを特徴とする現像剤が提供される。
【0010】本発明の第2の態様によれば、着色材及び
バインダー樹脂を含むトナー粒子と、この粒子表面に付
着する、シリコーンオイルで表面処理された平均粒径5
ないし20nmの無機酸化物、及び平均粒径0.1ない
し1.0μmのシリコーン樹脂とを含有することを特徴
とする現像剤が提供される。
【0011】本発明の第3の態様によれば、着色材及び
バインダー樹脂を含むトナー粒子と、この粒子表面に付
着する、シリコーンオイルで表面処理された平均粒径5
ないし20nmの無機酸化物、及び平均粒径0.1ない
し3.0μmの無機酸化物からなる強誘電体粉末とを含
有することを特徴とする現像剤が提供される。
【0012】本発明の第4の態様によれば、着色材及び
バインダー樹脂を含むトナー粒子と、この粒子表面に付
着する、シリコーンオイルで表面処理された平均粒径5
ないし20nmの第1の無機酸化物、及び平均粒径10
ないし50nmの第2の無機酸化物とを含有することを
特徴とする現像剤が提供される。
【0013】
【作用】
(1)アクリル系重合体粉末を用いた場合 無機酸化物をシリコーンオイルで表面処理することでか
ぶりを少なくすることができる。この無機酸化物の平均
粒子径を5〜20nmと小さくすることで流動性を確保
することができる。平均粒子径が小さくかつ、シリコー
ンオイルで表面処理された無機酸化物を混合外添してい
るので、疎水性が向上し液橋の発生を防ぐことができ、
同時に流動性を良くすることができる。
【0014】アクリル系重合体粉末は、球形で平均粒子
径も0.1〜1μm位のものを用いる。粉末自体は、分
散性に優れ吸湿性が少なく摩擦帯電性が強い性質があ
る。このことから、かぶり低減に効果があり、帯電特性
に優れたアクリル系重合体粉末を混合外添するとトナー
の流動性を損なわずかぶりを少なくし帯電の立上りをよ
くすることができる。従って環境の影響を受けにくい現
像剤を提供することができる。
【0015】シリコーンオイルで表面処理したシリカの
粒子径とアクリル系重合体微粉末との配合比を1:0.
05〜5.0、望ましくは1:0.1〜3.0、添加量
を合計で0.1〜5.0重量%、好ましくは0.20〜
3.0重量%限定することが好ましい。また、トナーの
主成分であるバインター樹脂をポリエステル樹脂にする
ことが好ましく、非磁性一成分現像方式においても現像
するのに充分な帯電量を得ることができる。
【0016】(2)シリコーン樹脂粉末を用いた場合 非磁性一成分現像法において大きな問題となっているド
ラム上かぶりとベタ追従性は相反する関係にある。つま
り、ベタ追従性を改善するために粒子径の小さいシリカ
を外添するとドラム上かぶりが大きくなる。逆にドラム
上かぶりを改善するために粒子径の大きいシリカを外添
するとベタ追従性が悪化する。このため、外添剤の粒子
径以外でドラム上かぶりを改善する方法を検討すること
が急務となっている。
【0017】ドラム上かぶりを改善する方法の1つとし
て、シリコーン樹脂を第2の外添剤としてさらに外添す
る方法がある。この第2外添剤としてシリコーン樹脂の
効果としては、i)単体での帯電特性が非常に高い。i
i)シリカの表面処理の特性をそこなわない。iii)
二成分現像法におけるキャリア的役割を果たすものを加
えることにより、一成分現像法では不足しがちなトナー
の帯電性を向上させ、現像に充分な電荷をトナーに与え
てドラム上かぶりを小さくするということがある。しか
しながら、この方法を用いるとトナーの流動性が悪化し
てしまい、ベタ追従性レベルが低下するという問題があ
る。
【0018】そこで本発明においては、シリコーンオイ
ルで表面処理した粒子径の小さいシリカとシリコーン樹
脂を同時に混合外添することにより、ある程度良好な流
動性を保ちつつ、なおかつドラム上かぶりの少ないバラ
ンスのとれたトナーを提供することができた。
【0019】つまり、シリコーンオイルでシリカ表面を
処理することにより、高い疎水化度をトナーに与え、吸
湿水分による電荷のリーク、ひいては帯電性の低下とい
う現象を防ぐという第一の効果と、擬似キャリアとして
の役割を果たすシリコーン樹脂を添加することによりト
ナーに高い帯電量を与えるという第二の効果の二重の効
果を有するわけである。
【0020】シリコーンオイルで表面処理された無機酸
化物と、シリコーン樹脂粉末との配合比は、好ましくは
1:0.05〜5.0で、さらに好ましくは1:0.1
〜3.0である。これらの合計の添加量は、好ましく
は、0.1〜5.0重量%、さらに好ましくは0.20
〜3.0重量%である。
【0021】(3)強誘電体粉末を用いた場合 非磁性一成分現像法において大きな問題となっているド
ラム上かぶりとベタ追従性は相反する関係にある。つま
り、ベタ追従性を改善するために粒子径の小さいシリカ
を外添するとドラム上かぶりが大きくなる。逆に、ドラ
ム上かぶりを改善するために粒子径の大きいシリカを外
添するとベタ追従性が悪化する。このため、外添剤の粒
子径以外でドラム上かぶりを改善する方法を検討するこ
とが急務となっている。
【0022】ドラム上かぶりを改善する方法の1つとし
て、強誘電的性質を有する無機酸化物を第2の外添剤と
してさらに外添する方法がある。つまり、二成分現像法
におけるキャリア的役割を果たすものを加えることによ
り、一成分現像法では不足しがちなトナーの帯電性を向
上させ、現像に充分な電荷をトナーに与えてドラム上か
ぶりを小さくするのである。しかしなが、この方法を用
いるとトナーの流動性が悪化してしまい、ベタ追従性レ
ベルが低下するという問題がある。
【0023】そこで本発明においては、シリコーンオイ
ルで表面処理した粒子径の小さいシリカと、無機材料か
らなる強誘電体粉末を同時に混合外添することにより、
ある程度良好な流動性を保ちつつ、なおかつドラム上か
ぶりの少ないバランスのとれたトナーを提供することが
できた。
【0024】つまり、シリコーンオイルでシリカ表面を
処理することにより、高い疎水化度をトナーに与え吸湿
水分による電荷のリークひいては帯電性の低下という現
象を防ぐ、という第一の効果と擬似キャリアとしての役
割を果たす強誘電体粉末を添加することによりトナーに
高い帯電量を与えるという第二の効果の二重の効果を有
するわけである。
【0025】(4)粒径の大きい無機酸化物を用いた場
合 周知の事実として、 i)シリカサイズが小さいと流動性は良いが、かぶりは
悪くなる。 ii)シリコーンオイルで表面処理したシリカは流動性
が悪いがかぶりは良い。
【0026】以上のことにより、シリコーンオイルで表
面処理したシリカの粒径を小さくすることにより流動性
が良くかぶりの良いトナーを得ることができた。しかし
この条件では、帯電の立ち上がりが不足ぎみとなる為、
サイズが少し大きく表面をジメチルジクロルシランで疎
水化処理し帯電の立ち上がりの良いシリカを外添混合す
ることにより、帯電の立ち上がりが良好で、かつ、流動
性も良いトナーを得ることができた。
【0027】また2種の異なるシリカを外添したことに
より、高温高湿での液橋発生を防ぎつつトナー流動性を
確保することもできた。これにより、全環境下での画像
上及び感光体表面上へのかぶりが良好で且つ全面黒ベタ
画像の後半濃度も良好な現像剤を得ることができた。
【0028】粒径の大きい無機酸化物の平均粒径は、好
ましくは15〜40nmである。 (5)シリコーンオイルで表面処理された無機酸化物粒
子について 本発明の現像剤に用いられるシリコーンオイルで表面処
理された無機酸化物粒子は5〜20nmの平均粒径を有
する。また無機酸化物とシリコーン樹脂微粉末の配合比
は1:0.05〜5.0で好ましくは1:0.1〜3.
0が良い。またこれら外添剤の合計添加量が0.1〜
5.0重量%で好ましくは0.20〜3.0重量%が良
い。
【0029】シリコーンオイルで表面処理された無機酸
化物微粒子の平均粒径が5nm未満だとトナーの流動性
は良くなるが、かぶりを低減する効果が弱まってしま
う。又20nmを越えると流動性が悪くなる。外添剤合
計添加量が0.1%未満だと流動性が悪くなる。又5.
0%以上であると画像濃度低下やフィルミングが発生し
やすくなる。
【0030】一般的に無機酸化物粒子が小さいと、流動
性は良くなるがかぶりは大きくなる。無機酸化物粒子が
大きいと、流動性は悪くなるがかぶりは小さくなる。よ
って流動性とかぶりは相反する。小さな無機酸化物粒子
の表面をシリコーンオイルで表面処理すると流動性も良
くかぶりを低減することができる。
【0031】シリコーン樹脂微粉末は0.1〜1μmの
サイズが好ましい。サイズが0.1μm以下であるとか
ぶり低減に効果がなく、また1μm以上であるとかぶり
低減には効果はあるがトナーの流動性が著しく悪くな
り、黒ベタ画像のカスレを生じやすく印字率の高いコピ
ーサンプルの画質を低下させてしまう。
【0032】
【実施例】図1は、本発明の現像剤を使用し得る現像装
置としての複写機の一実施例を示す概略図である。本実
施例の現像装置本体1(以下本体1と略す。)内には、
本発明の実施例の現像剤として非磁性トナー5(以下ト
ナー5と略す)を収納するためのトナー容器3(以下容
器3と略す)がある。また、容器3内には、トナー5を
撹拌するためのミキサー7が矢印方向aに回転可能にし
て設けられている。また、本体1には矢印方向に回転可
能な3つの回転器、すなわち、感光体ドラム9、現像ロ
ーラ11、及びトナー供給ローラ13が隣接して設けら
れている。感光体ドラム9は、その内部に回転基盤8、
及びその表面に負帯電性の有機感光体10を有し、この
有機感光体10にレーザーにより原稿像が光信号として
照射されると静電潜像が形成される像担持体である。こ
の感光体ドラム9はアースに接続されている。感光体ド
ラム9の隣には、感光体ドラム9上の静電潜像上に、帯
電したトナー5を付着させ、トナー像を形成するための
現像ローラ11がある。現像ローラ11は、導電性と弾
性を兼ね備えた部材により被覆されている。更に現像ロ
ーラ11の隣には、現像ローラ11上に容器3内に収容
されたトナー5を供給するためのトナー供給ローラ13
がある。また現像ローラ11の上部には現像ローラ11
へ供給するトナー5の量を規制すると同時に、トナー5
を摩擦帯電させる機能を有するブレード15と、前記ブ
レード15を支えるためのブレードホルダ17が固接さ
れている。更に現像ローラ11の下部には現像ローラ1
1に供給されたトナー5の内、現像に使用されなかった
トナー5を回収し、容器3内へ再び戻す機能を有するリ
カバリーブレード19が備えられている。尚、感光体ド
ラム9の下にあるのは、感光体10上に形成されたトナ
ー像を転写材上へ移動させるための転写器21である。
【0033】このような構造を持つ現像装置における現
像プロセスは以下の通りである。まず、容器3内のトナ
ー5はミキサー7に撹拌されながら、トナー供給ローラ
13上へ送られる。次いでトナー5は、供給ローラ13
から現像ローラ11上へ送られて、現像ローラ11の表
面上にトナー5の薄層を形成する。薄層形成時、ブレー
ド15から現像ローラ11へのトナー供給量が規制され
ると同時に、現像ローラ11上のトナーがブレード15
により平坦にならされることにより前記薄層とブレード
との間に摩擦が生じる。この摩擦により、トナー5は帯
電される。ところで感光体ドラム9上にある負帯電性の
有機感光体10の表面は、図示しない帯電器により、約
−500乃至−550Vに一様に帯電されている。この
帯電された有機感光体10上へ原稿像をそのまま光像と
して照射すると、照射された部分の有機感光体10の抵
抗が下がり、この部分の電荷がアースに流れて、表面電
位が0Vに近付き静電潜像が形成される。この静電潜像
上にトナーが付着して現像が行われるという反転現像法
においてはトナーとして負帯電性トナーが用いられる。
そこで負に帯電したトナー5の薄層を表面に有する現像
ローラ11と、感光体ドラム9とを逆方向に回転させる
と、現像ローラ11の弾性力により前記薄層が感光体1
0上に摺接される。この機械的搬送力及び感光体上の電
荷とトナーの持つ電荷との静電吸着力によりトナー5は
静電潜像上に付着し、現像が行われる。一方、図示され
ていないが、本体1には、用紙を供給するための用紙供
給トレイが設置されている。このトレイから供給された
用紙は、現像により形成されたトナー像を転写するため
の転写材として、感光体ドラム9と転写器21との間に
送り込まれる。送り込まれた用紙の裏側に、転写器によ
りトナーの持つ電荷と同じ符号を持つ電荷が与えられる
と、トナー像は電界の力により用紙上へ移動する。また
現像ローラ11に供給されながら現像に用いられず、余
ったトナー5はリカバリーブレード19を介して現像器
内へ再び回収される。
【0034】次に、本発明にかかる現像剤の一作製例を
示す。本発明の現像剤は、結着樹脂(バインダー樹脂)
として例えばポリエステル樹脂93重量部、着色剤とし
て例えばカーボンブラック(MA−100:三菱化成社
製)3重量部、帯電制御剤として例えばクロム染料:S
−34(オリエント化学社製)2重量部及び離型剤とし
て例えばワックス(ビスコール660P:三洋化成社
製)2重量部からなるトナーに、疎水化処理した無機酸
化物であって、平均粒子径が5ないし20nmの第1の
無機酸化物からなる第1の外添剤と、本発明にかかる第
2の外添剤を前記トナーに対し例えば0.1ないし3重
量%となるように混合外添したものである。
【0035】本発明に用いられるバインダー樹脂として
は、ポリエステル樹脂が好ましい。第1の外添剤として
は、例えば二酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の無機酸
化物を使用することができる。第1の外添剤は、次式に
示されるシリコーンオイルにより表面を疎水化処理され
たものである。
【0036】
【化1】
【0037】
【化2】
【0038】
【化3】
【0039】
【化4】
【0040】
【化5】
【0041】
【化6】
【0042】
【化7】
【0043】
【化8】
【0044】
【化9】
【0045】
【化10】
【0046】
【化11】
【0047】
【化12】
【0048】
【化13】
【0049】
【化14】
【0050】
【化15】
【0051】
【化16】
【0052】
【化17】
【0053】
【化18】
【0054】
【化19】
【0055】
【化20】
【0056】
【化21】
【0057】
【化22】
【0058】
【化23】
【0059】
【化24】
【0060】また、第2の外添剤としては、アクリル系
重合体微粉末、無機酸化物からなる強誘電体粉末、シリ
コーン樹脂、または第1の外添剤よりも粒径の大きい無
機酸化物を使用することができる。
【0061】アクリル系重合体粉末としては、乳化重
合、ソープフリー重合、分散重合、懸濁重合などによっ
て生成されるほぼ球状の樹脂粉末や、重合塊を粉砕して
得られる微粉末が挙げられる。
【0062】アクリル系重合体粉末に使用される単量体
としては、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸−n−オクチル、アクリル酸−2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸ステアリ
ル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、
アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸ジエ
チルアミノエチル、アクリルアミド、アクリロニトリ
ル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸イソ
ブチル、メタクリル酸−n−オクチル、メタクリル酸−
2−エチルヘキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリ
ル酸ステアリル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタク
リル酸フェニル、メタクリル酸−2−ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル等のアクリルま
たはメタクリル系単量体の単独重合体、あるいは以下に
示すラジカル重合性の単量体との共重合体であってもよ
い。
【0063】ラジカル重合性の単量体としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、p−メトキシスチレン、p−クロロスチ
レン等のスチレン系単量体、マレイン酸、フマル酸、ク
ロトン酸、イタコン酸またはこれらのアルキルエステル
等の不飽和二重結合を有するカルボン酸またはそのアル
キルエステル:エチレン、プロピレン、ブタジエン等の
オレフィン系単量体:酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン:ビニルピロリドン:ビニルナフタレン等が例
示できる。
【0064】又、本発明で用いるシリコーン樹脂例えば
ポリメチルシロキサンは、強い負の帯電特性を有する。
このポリメチルシロキサン粉末は、表面に残存する水酸
基の処理や負の帯電量を調整する目的で、オルガノトリ
アルコキシシランやヘキサメチルジシラザンなどのケイ
素化合物又はテトラブチルチタネートなどのチタン化合
物及び/またはその加水分解・縮合物でも表面処理を行
ったものも用いることもできる。
【0065】無機酸化物から成る強誘電体粉末には、二
酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜
鉛、酸化スズ、酸化ジルコニウム、酸化鉛、酸化タング
ステン、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム等
を使用することができる。
【0066】また、第1の外添剤よりも粒子径の大きい
無機酸化物としては、例えばジメチルジクロルシランに
より表面を疎水化処理された二酸化ケイ素等を用いるこ
とができる。本実施例では、第1の外添剤に下記構造式
で表されるジメチルシリコーンオイル
【0067】
【化25】 により表面を疎水化処理された二酸化ケイ素、第2の外
添剤にはチタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウムの
強誘電体粉末、又はアクリル系重合体微粉末、又はシリ
コーン樹脂、又はジメチルジクロルシランにより表面処
理された無機酸化物を用いる。
【0068】次に、第2の外添剤として上記の四つの添
加剤を用いた場合の具体的な実施例および比較例を述べ
る。 (1)第2の添加剤にアクリル系重合体微粉末を用いた
場合 実施例1−1〜1−3 実施例及び比較例に用いたトナーの外添剤を表1に、外
添剤の組成を表2に示す。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】(実施例1−1)トナー1−1を使用し、
東京電気社製レーザープリンタ1305改造機にて評価
を行った。白地画像を現像、用紙に転写後、感光体にフ
ィルミングしているトナーをメンディングテープにより
サンプリングした。ミノルタ製色彩色差計により反射率
を測定し、リファレンスのメンディングテープの反射率
との差[%]をドラム上かぶりの値とした。また、全面
黒ベタ画像を3枚印字し、3枚目の画像を当社規定のベ
タ追従性レベル限度見本により数値化し、ベタ追従性の
値とした。
【0072】また、トナーの流動性はホソカワミクロン
社製パウダーテスターを用いた。トナーを20g秤量
し、パウダーテスターのメッシュ上に静かにのせ、20
秒間振動させた時の200メッシュ上残留トナーの重量
を流動性の測定値とした。
【0073】その結果、粒子径約14nmのシリコーン
オイル表面処理シリカを0.5重量%、アクリル系重合
体微粉末を0.05重量%外添したトナー1はドラム上
かぶりが5.0%と従来より改善されており、ベタ追従
性レベルも1と良好であった。(実施例1−2)トナー
1−2を使用し、実施例1と同様の方法で評価を行った
結果、粒子径約4nmのシリコーンオイル表面処理シリ
カを0.5重量%、アクリル系重合体微粉末を0.25
重量%外添したトナー1−2はドラム上かぶりが4.0
%と従来より改善されており、ベタ追従性レベルは2と
比較的良好であった。 (実施例1−3)トナー1−3を使用し、実施例1と同
様の方法で評価を行った結果、粒子径約14nmのシリ
コーンオイル表面処理シリカを0.5重量%、アクリル
系重合体微粉末を0.5重量%外添したトナー1−3は
ドラム上かぶりが3.0%と従来より大幅に改善されて
おり、ベタ追従性レベルは2と比較的良好であった。 (比較例1−1)トナー1−4を使用し、実施例1と同
様の方法で評価を行った結果、粒子径約40nmのシリ
コーンオイル表面処理シリカを0.5重量%、アクリル
系重合体微粉末を0.25重量%外添したトナー1−4
はドラム上かぶりが3.0%と良好であったが、流動性
が悪く、ベタ追従性レベルが4となってしまった。これ
より、粒子径の大きいシリコーンオイル処理シリカとア
クリル系重合体微粉末の添加はベタレベルの悪化を招く
ことがわかった。 (比較例1−2)トナー1−5を使用し、実施例1と同
様の方法で評価を行った結果、従来のヘキサメチルジシ
ラザン処理シリカを0.5重量%、アクリル系重合体微
粉末を0.25重量%外添したトナー1−5はドラム上
かぶりが4.0%と良好であったが、流動性が悪く、ベ
タ追従性レベルが4となってしまった。これより、従来
のヘキサメチルジシラザン処理シリカに加えて、アクリ
ル系重合体微粉末を添加すると、ベタレベルの悪化を招
くことがわかった。 (比較例1−3)トナー1−6を使用し、実施例1と同
様の方法で評価を行った結果、粒子径14nmのシリコ
ーンオイル処理シリカを0.5重量%外添したトナー1
−4はベタ追従性レベルは1と良好だが、ドラム上かぶ
りが7.0%と、従来のシリカと比べ若干改善されただ
けであった。これより、粒子径の小さいシリカをシリコ
ーンオイル処理したものはそれ単独ではドラム上かぶり
軽減に効果が少ないという事がわかった。 (比較例1−4)トナー1−7を使用し、実施例1と同
様の方法で評価を行った結果、粒子径40nmのシリコ
ーンオイル処理シリカを0.5重量%外添したトナー
は、ドラム上かぶりが5.0%と良好だが、ベタ追従性
レベルが4と非常に悪くなっている。これより、粒子径
の大きいシリカをシリコーンオイル処理したものはドラ
ム上かぶりの軽減に効果があるがベタレベルの悪化を招
くことがわかった。 (比較例1−5)トナー1−8を使用し、実施例1と同
様の方法で評価を行った結果、従来のシリカ(ヘキサメ
チルジシラザン処理)を0.5重量%外添したトナー1
−8は、ドラム上かぶりが8.0%と大きいが流動性は
4.0gと良好で、ベタレベルも1と良好であった。以
上の結果を表3にまとめる。
【0074】
【表3】
【0075】注1) ドラム上かぶりは5%以下がOK
レベル それ以上であると画質の劣化(細線再現性等)や消費量
の悪化を招く 注2) ベタ画像レベルは2以下がOKレベル シリコーンオイル表面処理シリカの粒径の効果 シリコーンオイル表面処理シリカの粒径の効果を調べる
ため、トナーに対し0.5重量%のシリコーンオイル表
面処理シリカを添加し、その平均粒径を変化させた現像
剤を調整し、各粒径のトナーについてドラム上かぶり、
ベタレベル、及び流動性を調べた。
【0076】図2ないし図4に、各々シリコーンオイル
表面処理シリカの平均粒径と、ドラム上かぶり、ベタレ
ベル、及び流動性との関係を表すグラフを示す。図2な
いし図4に示すように、シリコーンオイル表面処理シリ
カの粒子径が小さいと、トナーの流動性は良い為にベタ
追従性レベルは良好となるがかぶりを軽減する効果が弱
まってしまう。又、シリカの粒子径が大きいとドラム上
かぶりは改善されるがベタ追従性レベルが悪くなってし
まう。これらのことから、本発明の現像剤に用いられる
シリコーンオイル表面処理無機酸化物は粒子径が5〜2
0nmであることが望ましいと考えられる。
【0077】アクリル系重合体微粉末の添加量効果 図5ないし図7にアクリル系重合体微粉末の添加量と、
各々ドラム上かぶり、ベタレベル、及び流動性との関係
を表すグラフを示す。ここで使用されているトナーのシ
リコーンオイル表面処理シリカ含有量は、0.5重量%
である。
【0078】図5ないし図7に示すように、シリコーン
オイル処理シリカに対し、アクリル系重合体微粉末の添
加量が少ないとベタ追従性は良好だがドラム上かぶりを
軽減する効果が十分得られない。
【0079】また、添加量が多いとドラム上かぶりは小
さくなるがトナー流動性が悪化し、ベタ追従性レベルが
劣化してしまう。これらのことから、本発明に用いられ
るシリコーンオイル表面処理シリカとアクリル系重合体
微粉末の配合比は1:0.05〜5.0で好ましくは
1:0.1〜3.0が望ましいと考えられる。
【0080】外添剤の組み合わせによる効果 図8ないし図10に外添剤の組み合わせと、各々ドラム
上かぶり、ベタレベル、及び流動性との関係を表すグラ
フ図を示す。
【0081】従来のヘキサメチルジシラザン処理シリカ
のみを外添したトナー8にくらべ、粒子径の小さいシリ
カにシリコーンオイル処理を施したシリカのみを外添し
たトンー6はドラム上かぶりがそれほど改善されていな
い。又、粒子径の大きいシリカにシリコーンオイル処理
を施したシリカのみを外添したトナー7は、ベタ追従性
が悪化している。また、従来のシリカとアクリル系微粉
末を外添したトナー5は流動性が悪く、ベタ追従性が悪
化している。これに対し、粒子径の小さいシリコーンオ
イル処理シリカとアクリル系微粉末を外添したトナー1
〜3は、流動性も比較的良好でベタレベルが良く、かつ
ドラム上かぶりの少ないバランスのとれたトナーとなっ
ている。
【0082】また、外添剤の合計の添加量は、現像剤に
対し、好ましくは0.1〜5.0重量%、さらに好まし
くは0.20〜3.0重量%である。 (2)第2外添剤としてシリコーン樹脂を用いた場合 以下に、実施例,比較例に用いたトナーの組成表を示
す。
【0083】
【表4】
【0084】
【表5】 (実施例2−1)トナー2−1を使用し、東京電気社製
レーザープリンタ1305改造機にて評価を行った。白
地画像を現像、用紙に転写後、感光体にフィルミングし
ているトナーをメンディングテープによりサンプリング
した。ミノルタ製色彩色差計により反射率を測定し、リ
ファレンスのメンディングテープの反射率との差[%]
をドラム上かぶりの値とした。また、全面黒ベタ画像を
3枚印字し、3枚目の画像を当社規定のベタ追従性レベ
ル限度見本により数値化し、ベタ追従性の値とした。
【0085】また、トナーの流動性はホソカワミクロン
社製パウダーテスターを用いた。トナーを20g秤量
し、パウダーテスターのメッシュ上に静かにのせ、20
秒間振動させた時の200メッシュ上残留トナーの重量
を流動性の測定値とした。
【0086】その結果、粒子径約14nmのシリコーン
オイル表面処理シリカを0.5重量%、シリコーン樹脂
を0.05重量%外添したトナー2−1は、ドラム上か
ぶりが5.0%と従来より改善されており、ベタ追従性
レベルも1と良好であった。
【0087】以下の実施例,比較例でも同一のシリコー
ン樹脂を使用する。 (実施例2−2)トナー2−2を使用し、実施例2−1
と同様の方法で評価を行った結果、粒子径約4nmのシ
リコーンオイル表面処理シリカを0.5重量%、シリコ
ーン樹脂を0.25重量%外添したトナー2−2は、ド
ラム上かぶりが4.0%と従来より改善されており、ベ
タ追従性レベルは2と比較的良好であった。 (実施例2−3)トナー2−3を使用し、実施例2−1
と同様の方法で評価を行った結果、粒子径約14nmの
シリコーンオイル表面処理シリカを0.5重量%、シリ
コーン樹脂を0.5重量%外添したトナー2−3はドラ
ム上かぶりが3.0%と従来より大幅に改善されてお
り、ベタ追従性レベルは2と比較的良好であった。 (比較例2−1)トナー2−4を使用し、実施例2−1
と同様の方法で評価を行った結果、粒子径約40nmの
シリコーンオイル表面処理シリカを0.5重量%、シリ
コーン樹脂を0.25重量%外添したトナー2−4はド
ラム上かぶりが3.0%と良好であったが、流動性が悪
く、ベタ追従性レベルが4となってしまった。これよ
り、粒子径の大きいシリコーンオイル処理シリカとシリ
コーン樹脂の組み合わせはベタレベルの悪化を招くこと
がわかった。 (比較例2−2)トナー2−5を使用し、実施例2−1
と同様の方法で評価を行った結果、従来のヘキサメチル
ジシラザン処理シリカを0.5重量%、シリコーン樹脂
を0.25重量%外添したトナー2−4はドラム上かぶ
りが4.0%と良好であったが、流動性が悪く、ベタ追
従性レベルが4となってしまった。これより、従来のヘ
キサメチルジシラザン処理シリカに加えて、シリコーン
樹脂を添加すると、ベタレベルの悪化を招くことがわか
った。 (比較例2−3)トナー2−6を使用し、実施例2−1
と同様の方法で評価を行った結果、粒子径14nmのシ
リコーンオイル処理シリカを0.5重量%外添したトナ
ーは(ドラム上かぶりが7.0%と、従来のものとあま
りかわらないがベタ追従性レベルは1となっているが)
これより、粒子径の小さいシリカをシリコーンオイル処
理したものだけではドラム上かぶりを軽減する効果が小
さいことがわかった。 (比較例2−4)トナー2−7を使用し、実施例2−1
と同様の方法で評価を行った結果、粒子径40nmのシ
リコーンオイル処理シリカを0.5重量%外添したトナ
ーは、ドラム上かぶりが4.0%と良好だが、ベタ追従
性レベルが4と非常に悪くなっている。これより、粒子
径の大きいシリカをシリコーンオイル処理したものはド
ラム上かぶりの軽減には効果があるがベタレベルの悪化
を招くことがわかった。 (比較例2−5)トナー2−8を使用し、実施例2−1
と同様の方法で評価を行った結果、従来のシリカ(ヘキ
サメチルジシラザン処理)を0.5重量%外添したトナ
ー2−8は、ドラム上かぶりが8.0%と大きいが流動
性は4.0gと良好で、ベタレベルも1と良好であっ
た。以上の結果を表6にまとめる。
【0088】
【表6】
【0089】シリコーン樹脂粉末の添加量効果 図11ないし図13に、第1の外添剤としてシリコーン
オイル処理シリカを0.5重量%を含むトナーに、第2
の外添剤としてシリコーン樹脂の含有量を変化させて添
加した現像剤について、そのドラム上かぶり、ベタレベ
ル、及び流動性を調べたグラフ図を各々示す。シリコー
ンオイル処理シリカに対し、シリコーン樹脂粉末の添加
量が少ないと、ベタ追従性は良好だが、ドラム上かぶり
を軽減する効果が十分得られない。
【0090】また、添加量が多いとドラム上かぶりは小
さくなるがトナー流動性が悪化し、ベタ追従性レベルが
劣化してしまう。これらのことから、本発明に用いられ
るシリコーンオイル表面処理シリカとシリコーン樹脂粉
末の配合比は1:0.05〜5.0で好ましくは1:
0.1〜3.0が望ましいと考えられる。
【0091】外添剤の組み合わせによる効果 図14ないし図16に、外添剤の組み合わせと、各々ド
ラム上かぶり、ベタレベル、及び流動性との関係を表す
グラフ図を示す。図14ないし図16及び表6から明ら
かなように、従来のヘキサメチルジシラザン処理シリカ
のみを外添したトナー2−8にくらべ、粒子径の小さい
シリカにシリコーンオイル処理を施したシリカのみを外
添したトナー2−6はドラム上かぶりがそれほど改善さ
れていない。又、粒子径の大きいシリカにシリコーンオ
イル処理を施したシリカのみを外添したトナー2−7
は、ベタ追従性が悪化している。また、従来のシリカと
シリコーン樹脂粉末を外添したトナー5は流動性が悪
く、ベタ追従性が悪化している。これに対し、粒子径の
小さいシリコーンオイル処理シリカとアクリル系微粉末
を外添したトナー2−1〜2−3は、流動性も比較的良
好でベタレベルが良く、かつドラム上かぶりの少ないバ
ランスのとれたトナーとなっている。
【0092】(3)第2外添剤として強誘電体粉末を用
いた場合 実施例,及び比較例に用いたトナーの外添剤として使用
した無機酸化物を表7に、外添剤の組成を表8に示す。
【0093】
【表7】
【0094】
【表8】
【0095】(実施例3−1)トナー3−2を使用し、
東京電気社製レーザープリンタ1305改造機にて評価
を行った。白地画像を現像、用紙に転写後、感光体にフ
ィルミングしているトナーをメンディングテープにより
サンプリングした。ミノルタ製色彩色差計により反射率
を測定し、リファレンスのメンディングテープの反射率
との差(%)をドラム上かぶりの値とした。また、全面
黒ベタ画像を3枚印字し、3枚目の画像を当社規定のベ
タ追従性レベル限度見本により数値化し、ベタ追従性の
値とした。
【0096】また、トナーの流動性はホソカワミクロン
社製パウダーテスターを用いた。トナーを20g秤量
し、パウダーテスターのメッシュ上に静かにのせ、20
秒間振動させた時の200メッシュ上残留トナーの重量
を流動性の測定値とした。
【0097】その結果、シリコーンオイル処理シリカ
0.5重量%と粒子径2μmのチタン酸バリウムを2.
0重量%外添したトナー2は、ドラム上かぶりが4.0
%と従来より改善されており、ベタ追従性レベルは2で
あった。 (実施例3−2)トナー3−4を用いて実施例3−1と
同様の評価を行った結果、シリコーンオイル処理シリカ
0.5重量%と粒子径0.5μmのチタン酸バリウムを
1.0重量%外添したトナー4はドラム上かぶりが5.
0%と比較的良好で、ベタ追従性レベルは2であった。 (実施例3−3)トナー3−5を用いて実施例3−1と
同様の評価を行った結果、シリコーンオイル処理シリカ
0.5重量%と、粒子径0.5μmのチタン酸バリウム
を2.0重量%外添したトナー3−5はドラム上かぶり
が3.0%と従来のもの(トナー11)よりも大幅に改
善されており、ベタ追従性レベルは2であった。 (実施例3−4)トナー3ー8を用いて実施例1と同様
の評価を行った結果、シリコーンオイル処理シリカ0.
5重量%と、粒子径0.5μmのチタン酸ストロンチウ
ムを2.0重量%外添したトナー8はドラム上かぶりが
4.0%と従来よりも改善されており、ベタ追従性レベ
ルは2であった。 (実施例3−5)トナー3−3を用いて実施例1と同様
の評価を行った結果、シリコーンオイル処理シリカ0.
5重量%と、粒子径0.5μmのチタン酸バリウムを
0.05重量%外添したトナー3−3はドラム上かぶり
は7.0%と従来の外添剤と大差なく、0.05重量%
と少ない添加量では効果がないことがわかった。 (実施例3−6)トナー3−6を用いて実施例1と同様
の評価を行った結果、シリコーンオイル処理シリカ0.
5重量%と、粒子径0.5μmのチタン酸バリウムを
4.0重量%外添したトナー6はドラム上かぶりは3.
0%と良好であったが流動性が10.0gと悪くベタ追
従性がレベル4となってしまった。これより必要以上の
強誘電体添加はベタ追従性の悪化を招くことがわかっ
た。 (比較例3−1)トナー3−1を用いて実施例3−1と
同様の評価を行った結果、シリコーンオイル処理シリカ
0.5重量%と、粒子径4μmのチタン酸バリウムを
2.0重量%外添したトナー1はドラム上かぶりは7.
0%だったがベタ追従性レベルが3だった。これより比
較的粒径の大きい強誘電体粉末を添加すると流動性が悪
化し、ベタ追従性が悪化し、ベタ追従性が悪くなること
がわかった。 (比較例3−2)トナー3−7を用いて実施例1と同様
の評価を行った結果、シリコーンオイル処理シリカ0.
5重量%と、粒子径0.5μmのチタン酸バリウムを
2.0重量%外添したトナー3−7はドラム上かぶりは
8.0%と従来の外添剤と大差なく、粒子径の小さすぎ
る強誘電体を添加しても擬似キャリア的役割を十分果た
せないことがわかった。 (比較例3−3)トナー3−9を用いて実施例1と同様
の評価を行った結果、シリコーンオイル処理シリカ0.
5重量%のみを外添したトナー3−9はドラム上かぶり
が7.0%と従来のもの(トナー3ー1)と比較して多
少減少しているが大きな効果はみられなかった。 (比較例3−4)トナー3−10を用いて実施例3−1
と同様の評価を行った結果、従来のシリカ0.5重量%
と、粒子径0.5μmのチタン酸バリウムを2.0重量
%外添したトナー3−10は、ドラム上かぶりが5.0
%と従来よりも改善されていたが、流動性が悪くベタ追
従性レベルが4となっていた。 (比較例3−5)トナー3−11を用いて実施例3−1
と同様の評価を行った結果、従来のシリカ0.5重量%
のみを外添したトナー11はドラム上かぶり8.0%と
悪いが、ベタ追従性はレベル1であった。以上の結果を
表9にまとめる。
【0098】
【表9】
【0099】表中、注1)ドラムかぶりは、5%以下が
望ましい。注2)ベタ追従性レベルは、中間ローラーバ
イアス−200Vで数字が大きい程ベタ追従性が悪い。
レベル3以内が望ましい。注3)流動性は、200メッ
シュ上のトナー残留重量で、数字が大きい程、流動性が
悪い。8.0g以下程度が望ましい。
【0100】強誘電体粉末の粒径による効果 図17ないし図19に、第1の外添剤としてシリコーン
オイル処理シリカを0.5重量%を含むトナーに、第2
の外添剤としてチタン酸バリウム2.0重量%を平均粒
径を変化させて添加した現像剤について、そのドラム上
かぶり、ベタレベル、及び流動性を調べたグラフ図を各
々示す。シリコーンオイル処理シリカを0.5重量%、
粒子径0.05,0.5,2,4μmのチタン酸バリウ
ムを2.0重量%外添した場合(トナー1,2,5,
7)、粒子径0.5μmのチタン酸バリウムを添加した
ときに最もドラム上かぶりが小さかった。また、0.0
5μmのものではドラム上かぶりが大きくなっておりあ
る程度、粒子径の大きい強誘電体粉末を添加しないと、
擬似キャリアとしての役割を果たさず十分な帯電量が得
られないことがわかった。また、粒子径が大きくなるほ
ど流動性が悪化し、4μmではベタ追従性レベルが3と
なっている。これより、添加する強誘電体粉末の粒子径
は0.1〜3μm程度が適当であると考えられる。
【0101】強誘電体粉末の添加量による効果 図20ないし図22に、第1の外添剤としてシリコーン
オイル処理シリカを0.5重量%を含むトナーに、第2
の外添剤としてチタン酸バリウムをの含有量を変化させ
て添加した現像剤について、そのドラム上かぶり、ベタ
レベル、及び流動性を調べたグラフ図を各々示す。シリ
コーンオイル処理シリカを0.5重量%添加し、粒子径
0.5μmのチタン酸バリウムを0.05,1.0,
2.0,4.0重量%外添した場合(トナー3,4,
5,6)、添加量2.0重量%以上で最もドラム上かぶ
りが小さくなった。しかし、4.0重量%添加ではドラ
ム上かぶりは小さいが流動性が悪くベタ追従性がレベル
4となっている。これより、強誘電体粉末の過剰な添加
はベタレベルの低下を招くことがわかった。また、0.
05重量%の添加では効果が見られず、これ以上の添加
が必要であると考えられる。これより、適当な添加量は
0.1〜3重量%程度と考えられる。
【0102】外添剤の組み合わせによる効果 以上の2点から、強誘電体粉末の添加効果が最も大きい
条件を粒子径0.5μm、添加量2.0重量%と仮定
し、他の外添剤、又はその組み合わせと比較した(トナ
ー5,8,9,10,11参照)。図23ないし図25
に、外添剤の組み合わせと、各々ドラム上かぶり、ベタ
レベル、及び流動性との関係を表すグラフ図を示す。
【0103】従来のシリカにチタン酸バリウムを添加し
たものはドラム上かぶりが改善されているがベタレベル
が4と悪くなっている。又、シリコーンオイル処理した
シリカのみでは、ドラム上かぶりがそれほど改善されて
いない。一方、シリコーンオイル処理シリカにチタン酸
バリウム、チタン酸ストロンチウムを各々添加したもの
はベタレベル2でかつ、ドラム上かぶりは大幅に改善さ
れている。これらのことからある程度の流動性を保ち、
ベタ追従性レベルが比較的良好でかつ、ドラム上かぶり
の良いバランスの取れたトナーを実現することができた
と言える。
【0104】(4)第2の外添剤としてジメチルジクロ
ルシランで表面処理した無機酸化物を用いた場合 トナーに使用した無機酸化物を表10に、外添剤組成を
表11に示す。
【0105】
【表10】
【0106】
【表11】 (実施例4−1〜4−3) (*)評価方法については他と同様とする。
【0107】実施例で述べたトナーはドラム上かぶりが
2以下、ベタ追従性レベルが2以下と良好な値を示し
た。また、図26には、シリカの違いによる帯電の立ち
上がりを表す図、図27には、シリカの違いによる帯電
量分布を表す図を示す。図示するように、本発明の第4
の態様によれば、適性な帯電量の立ち上りと分布を示す
ことができた。 (比較例4−1)シリコーンオイル処理シリカ(14n
m)単体で外添したトナーは流動性が適値である為ベタ
レベルは1と良好であるが、図10に示すように帯電の
立ち上りが悪い為ドラム上かぶりが7%と悪くなってい
る。 (比較例4−2)ジメチルジクロルシランで表面処理し
たシリカ(25nm)単体で外添したトナーは、流動性
が8gと悪い為ベタ追従性もレベル3と悪い。 (比較例4−3)ジメチルジクロルシランで表面処理し
たシリカ(30nm)単体で外添したトナーは、ドラム
上かぶりは2と良好であったが流動性が悪く、ベタレベ
ルが4となっている。 (比較例4−4)ジメチルジクロルシランで表面処理し
たシリカ(40nm)単体で外添したトナーは、シリカ
粒径が大きくなった為、流動性がさらに12gと悪くな
り、ドラム上かぶりは2と改善されるがベタ追従性は5
である。 (比較例4−5)ヘキサメチルジシラザン処理(40n
m)のシリカは帯電の立ち上りがジメチルジクロルシラ
ン処理(40nm)と比較して悪い為(図26)、ドラ
ム上かぶりが6と悪い結果になっている。 (比較例4−6)シリコーンオイル処理シリカ(14n
m)とヘキサメチルジシラザン処理シリカ(40nm)
を混合外添したトナーは、両方のシリカで帯電の立ち上
りが悪い為ドラムかぶりは6であり、改善は見られなか
った。表12に評価結果を示す。
【0108】
【表12】
【0109】(*)シリコーンオイル表面処理シリカの
平均粒子径の限定については他の第2外添剤の説明と同
等とする。 ジメチルジクロルシランによる表面処理の無機酸化物の
平均粒子径 シリコーンオイル処理シリカの帯電の立ち上りをおぎな
う為に、立ち上りの良いジメチルジクロルシラン処理の
シリカを加え、ドラム上かぶりを少なくするのが本発明
の目的である。しかし、この第2外添剤の平均粒径が小
さすぎると流動性が向上し、ドラム上かぶりが悪化す
る。また大きすぎると流動性が悪化し、ベタ追従性レベ
ルが悪化する。ベタ追従性とドラム上のかぶりは相反す
る性質を持つ為、ジメチルジクロルシラン処理シリカの
平均粒径サイズは10〜50、好ましくは15〜40n
mである。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、第1の外添剤として、
シリコーンオイルで表面処理された平均粒径5ないし2
0nmの無機酸化物を用い、第2の外添剤として、1)
平均粒径0.1ないし1.0μmのアクリル系重合体粉
末、2)平均粒径0.1ないし1.0μmのシリコーン
樹脂、3)平均粒径0.1ないし3.0μmの無機酸化
物からなる強誘電体粉末、4)平均粒径10ないし50
nmの無機酸化物のいずれかを添加することにより、現
像剤の帯電性及び流動性が良好となり、ベタ追従性と、
これと相反する関係にあるドラム上カブリとの両方の特
性を改良できる。これにより、紙上カブリ、画質劣化、
トナー消費量の増加のない良好な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の現像剤を用いる現像装置の一実施例
を示す概略図
【図2】 シリコーンオイル表面処理シリカの平均粒径
とドラム上かぶりとの関係を表すグラフ
【図3】 シリコーンオイル表面処理シリカの平均粒径
とベタレベルとの関係を表すグラフ
【図4】 シリコーンオイル表面処理シリカの平均粒径
と流動性との関係を表すグラフ
【図5】 本発明の第1の態様にかかるアクリル系重合
体微粉末の添加量とドラム上かぶりとの関係を表すグラ
【図6】 本発明の第1の態様にかかるアクリル系重合
体微粉末の添加量とベタレベルとの関係を表すグラフ
【図7】 本発明の第1の態様にかかるアクリル系重合
体微粉末の添加量と流動性との関係を表すグラフ
【図8】 外添剤の組み合わせとドラム上かぶりとの関
係を表すグラフ図
【図9】 外添剤の組み合わせとベタレベルとの関係を
表すグラフ図
【図10】 外添剤の組み合わせと流動性との関係を表
すグラフ図
【図11】 本発明の第2の態様にかかるシリコーン樹
脂の含有量とドラム上かぶりとの関係を表すグラフ図
【図12】 本発明の第2の態様にかかるシリコーン樹
脂の含有量とベタレベルとの関係を表すグラフ図
【図13】 本発明の第2の態様にかかるシリコーン樹
脂の含有量と流動性との関係を表すグラフ図
【図14】 外添剤の組み合わせとドラム上かぶりとの
関係を表すグラフ図
【図15】 外添剤の組み合わせとベタレベルとの関係
を表すグラフ図
【図16】 外添剤の組み合わせと流動性との関係を表
すグラフ図
【図17】 本発明の第3の態様にかかるチタン酸バリ
ウムの平均粒径とドラム上かぶりとの関係を表すグラフ
【図18】 本発明の第3の態様にかかるチタン酸バリ
ウムの平均粒径とベタレベルとの関係を表すグラフ図
【図19】 本発明の第3の態様にかかるチタン酸バリ
ウムの平均粒径と流動性との関係を表すグラフ図
【図20】 本発明の第3の態様にかかるチタン酸バリ
ウムの含有量とドラム上かぶりとの関係を表すグラフ図
【図21】 本発明の第3の態様にかかるチタン酸バリ
ウムの含有量とベタレベルとの関係を表すグラフ図
【図22】 本発明の第3の態様にかかるチタン酸バリ
ウムの含有量と流動性との関係を表すグラフ図
【図23】 外添剤の組み合わせとドラム上かぶりとの
関係を表すグラフ図
【図24】 外添剤の組み合わせとベタレベルとの関係
を表すグラフ図
【図25】 外添剤の組み合わせと流動性との関係を表
すグラフ図
【図26】 本発明の第4の態様にかかる現像剤と従来
の現像剤とのシリカの違いによる帯電の立ち上がりを表
す図
【図27】 本発明の第4の態様にかかる現像剤と従来
の現像剤とのシリカの違いによる帯電量分布を表す図
【符号の説明】
1…現像装置本体 3…トナー容器 5…非磁性トナー 9…感光体ドラム 10…有機感光体 11…現像ローラ 13…トナー供給ローラ 15…ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池上 暢子 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 花村 輝一 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色材及びバインダー樹脂を含むトナー
    粒子と、このトナー粒子表面に付着するシリコーンオイ
    ルで表面処理された平均粒径5ないし20nmの無機酸
    化物、及び平均粒径0.1ないし1.0μmのアクリル
    系重合体粉末を含有することを特徴とする現像剤。
  2. 【請求項2】 着色材及びバインダー樹脂を含むトナー
    粒子と、このトナー粒子表面に付着するシリコーンオイ
    ルで表面処理された平均粒径5ないし20nmの無機酸
    化物、及び平均粒径0.1ないし1.0μmのシリコー
    ン樹脂とを含有することを特徴とする現像剤。
  3. 【請求項3】 着色材及びバインダー樹脂を含むトナー
    粒子と、このトナー粒子表面に付着するシリコーンオイ
    ルで表面処理された平均粒径5ないし20nmの無機酸
    化物、及び平均粒径0.1ないし3.0μmの無機酸化
    物からなる強誘電体粉末とを含有することを特徴とする
    現像剤。
  4. 【請求項4】 着色材及びバインダー樹脂を含むトナー
    粒子と、このトナー粒子表面に付着するシリコーンオイ
    ルで表面処理された平均粒径5ないし20nmの第1の
    無機酸化物、及び平均粒径10ないし50nmの第2の
    無機酸化物とを含有することを特徴とする現像剤。
JP6239066A 1994-10-03 1994-10-03 現像剤 Pending JPH08101525A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007094232A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Casio Electronics Co Ltd 電子写真用トナー及び現像装置
JP2021071612A (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 キヤノン株式会社 トナーセット及び画像形成方法

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JP2007094232A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Casio Electronics Co Ltd 電子写真用トナー及び現像装置
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