JPH08101504A - 感光性混合物 - Google Patents

感光性混合物

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JPH08101504A
JPH08101504A JP7220352A JP22035295A JPH08101504A JP H08101504 A JPH08101504 A JP H08101504A JP 7220352 A JP7220352 A JP 7220352A JP 22035295 A JP22035295 A JP 22035295A JP H08101504 A JPH08101504 A JP H08101504A
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photosensitive
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aromatic
molecular weight
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JP7220352A
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Konrad Klaus-Peter
クラウス‐ペーター、コンラート
Willi-Kurt Dr Gries
ウィリ‐クルト、グリース
Guenter Jung
ギュンター、ユング
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/016Diazonium salts or compounds
    • G03F7/021Macromolecular diazonium compounds; Macromolecular additives, e.g. binders
    • G03F7/0212Macromolecular diazonium compounds; Macromolecular additives, e.g. binders characterised by the polymeric binder or the macromolecular additives other than the diazo resins or the polymeric diazonium compounds

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 純水で現像でき、インクの吸収が速く、長時
間印刷できる印刷板、特にオフセット印刷板、の製造に
適した混合物の提供。 【解決手段】 芳香族ジアゾニウム塩の重縮合生成物、
5000〜100000の平均分子量Mw を有する水溶
性の両親媒性重合体状バインダー、および150〜20
00の分子量を有する非イオン系界面活性化合物を含む
感光性混合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、芳香族ジアゾニウム塩の重縮合
生成物、重合体状バインダーおよび低分子量界面活性剤
を含有し、像様露光し、感光層の非露光区域を水で洗い
流す処理により印刷版を製造できる、オフセット印刷板
の製造に適した感光性混合物に関する。
【0002】上記の一般的な種類の感光性混合物および
記録材料はDE−A 2607091(=US−A 4
092170)に開示されている。この場合に記載され
ている混合物は、水に不溶性の重合体状バインダーおよ
び少なくとも10重量%、好ましくは20〜40重量
%、の水溶性界面活性剤(特に第4級アンモニウム塩)
を含む。これらの材料は、一般的に機械的な支援によ
り、純水で現像することができる。しかし、それによっ
て得られる印刷版の印刷回数は限られている。また、親
水性界面活性剤の含有量が高いために親油性も限られて
おり、その結果、画像区域は、かなり大量の印刷を行な
った後にのみ、十分なインクを吸収する様になる。
【0003】EP−B 8038(=US−A 428
8520)には、分散性で水に不溶な重合体、水溶性ジ
アゾニウム塩縮合生成物および湿潤剤からなる層を有す
る感光性記録材料が記載されている。この記録材料も、
機械的な支援なしには純水で現像することができず、機
械的な支援があっても、層の残留物を非画像区域から完
全に除去するのが困難であることが多い。
【0004】DE−A 3031302(=GB−A
2081916)には、層基材上に、水溶性のジアゾニ
ウム塩重縮合生成物からなる感光層、およびその上に、
ベンゾフェノンスルホン酸の塩として析出したジフェニ
ルアミンジアゾニウム塩およびホルムアルデヒドの水に
不溶な縮合生成物、および水溶性の親油性重合体からな
る第二の感光層を有する、印刷板製造用の感光性記録材
料が開示されている。この記録材料は高温の水道水で現
像することができる。この処理では、画像区域と非画像
区域により鮮明な画像を形成することは困難である。2
つの層を施すことは技術的にも経費がかかり、特別な注
意が必要である。
【0005】最後に、DE−A 3328019(=U
S−A 4568628)には、ジアゾジアリールアミ
ンとホルムアルデヒドの縮合生成物、水分散性で水に不
溶な重合体および分散剤からなる感光層を有する、印刷
板製造用の感光性記録材料が記載されている。この記録
材料は水で現像できる。ここでも、現像により非画像区
域が常に綺麗に除去される訳ではなく、印刷中のインク
の吸収が遅れ、印刷回数は限られている。
【0006】本発明の目的は、摩擦またはブラシ処理に
よる機械的な支援なしに、純水で現像することができる
記録材料を提供することである。感光性層の残留物が印
刷板の非画像部分に残らないであろう。できあがった印
刷板は汚れ(scumming)の傾向なしに迅速にインクを吸
収すること、および長時間印刷により際立っている。同
時に比較的高い大気中湿度でも良好な貯蔵寿命を有す
る。
【0007】本発明により、芳香族ジアゾニウム塩、重
合体状バインダーおよび低分子量界面活性剤を含有する
感光性混合物が提案される。
【0008】本発明の混合物は、重合体状バインダーが
5000〜100000の平均分子量Mw を有する水溶
性の両親媒性重合体であり、界面活性剤が150〜20
00の分子量を有する少なくとも1種の非イオン系化合
物である混合物である。
【0009】本発明の別の態様により、感光層を層ベー
ス上に有する、印刷板、特にオフセット印刷板、を製造
するための感光性記録材料が提案される。
【0010】本発明による材料は、感光層が上記の組成
を有する混合物からなる材料である。
【0011】最後に、本発明により、上記の性質を有す
る感光性材料を像様露光し、水で非露光層区域を洗い流
す、印刷板の製造法も提案される。
【0012】感光性物質として、この混合物は芳香族ジ
アゾニウム塩の縮合生成物を含有する。その様な縮合生
成物は、公知であり、例えばDE−A 1214086
(=US−A 3235384)に記載されている。こ
れらの物質は一般的に、多核芳香族ジアゾニウム化合物
(好ましくは置換、または非置換ジフェニルアミン−4
−ジアゾニウム塩)を、活性カルボニル化合物(好まし
くはホルムアルデヒド)と、強酸媒体(好ましくは濃リ
ン酸)中で縮合させることにより得られる。
【0013】US−A 3867147およびUS−A
4021243には、縮合により形成された、ジアゾ
ニウム塩を含まない単位を含み、好ましくは芳香族アミ
ン、フェノール、フェノールエーテル、芳香族チオエー
テル、芳香族炭化水素、芳香族複素環式化合物または有
機酸アミドから誘導される、さらなるこの種の縮合生成
物が記載されている。
【0014】好ましくは、ジアゾニウム塩重縮合生成物
は、縮合可能なカルボニル化合物、例えばホルムアルデ
ヒド、から誘導される結合構成員によりお互いに結合さ
れたR−N2 X(ここでRは少なくとも二つのベンゼン
環を含む芳香族基であり、Xは陰イオンである)の繰り
返しを含む。
【0015】また、ジアゾニウム塩重縮合生成物は、結
合構成員によりお互いに結合されたA−N2 XおよびB
(ここで、Aはホルムアルデヒドと縮合可能な方向族ジ
アゾニウム化合物であり、Bはジアゾニウム基を含ま
ず、ホルムアルデヒドと縮合可能な化合物の基、特に芳
香族アミン基、フェノール基、フェノールエーテル基、
芳香族チオエーテル基、芳香族炭化水素、芳香族ヘテロ
環状化合物基または無機酸アミド基、である)の繰り返
しを含んでもよい。さらに、ジアゾニウム塩重縮合生成
物は、縮合可能なカルボニル化合物から誘導される2価
の中間構成員により結合された繰り返し単位A−N2
およびBからなる生成物であってもよい。
【0016】ジアゾニウム塩単位A−N2 Xは、好まし
くは式 (R1 −R2 −)p 3 −N2 X [式中、Xは水溶性に影響する陰イオンであり、pは1
〜3の整数であり、R1は、活性カルボニル化合物と縮
合し得る少なくとも一つの位置を含む芳香族基であり、
2 は単結合であるか、または基 −(CH2 q −NR4 −、 −O−(CH2 r −NR4 −、 −S−(CH2 r −NR4 −、 −S−CH2 −CO−NR4 −、 −O−R5 −O−、 −O−、 −S−または −CO−NR4 − (式中、qは0〜5の数であり、rは2〜5の数であ
り、R4 は水素、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数7
〜12のアラルキル基または炭素数6〜12のアリール
基であり、R5 は炭素数6〜12のアリーレン基であ
る。)の一つであり、R3 は必要に応じて置換された
(p+1)価のフェニレン基である。]の化合物から誘
導される。
【0017】(p+1)価のベンゼン基が置換されてい
る場合、置換基は好ましくは(C1−C4 )アルコキシ
または(C1 −C6 )アルキル基である。好ましくはp
は1であり、これはR3 が好ましくは、必要に応じて置
換された、フェニル基であることを意味する。
【0018】陰イオンXは好ましくは塩酸塩、硫酸塩、
リン酸塩または必要に応じて置換された、炭素数1〜4
のアルカンスルホン酸塩、例えばメタンスルホン酸塩ま
たはEP−A 224162に記載されている様なアミ
ノアルカンスルホン酸塩、である。
【0019】好ましい物質は、必要に応じて置換された
ジフェニルアミン−4−ジアゾニウム塩、特に3−メト
キシジフェニルアミン−4−ジアゾニウム塩、から誘導
される縮合生成物、および容易に入手できる、3−メト
キシジフェニルアミン−4−ジアゾニウム塩とホルムア
ルデヒドの縮合生成物である。必要に応じて存在する置
換基は、好ましくは(C1 −C4 )アルコキシまたは
(C1 −C6 )アルキル基である。
【0020】縮合は、特に濃硫酸、リン酸またはメタン
スルホン酸、特にリン酸、中で行なうことができる。後
者の場合、縮合生成物は粗製縮合物として、すなわち縮
合中に製造された約50%濃度のリン酸溶液として使用
することができる。これには、混合物中の縮合生成物を
安定化する目的に好ましいリン酸がすでに存在する、と
いう利点がある。硫酸、メタンスルホン酸、p−トルエ
ンスルホン酸およびクエン酸も安定化に適している。過
剰の酸は有利であることが多く、その結果、粗製縮合物
中に含まれるリン酸にさらに多くのリン酸を追加するこ
とができる。
【0021】本発明の混合物はさらに水溶性の両親媒性
バインダー、すなわち親水性および疎水性または親油性
の両方の基を含む重合体状バインダー、を含有する。重
合体は一般的に平均分子量Mw が約5000〜1000
00、好ましくは10000〜50000、である。長
鎖の、好ましくは非分枝鎖のα−オレフィン、特に炭素
数10〜20のα−オレフィン、およびα,β−不飽和
酸、特に親水性エステル基、例えば6〜10個のオキシ
エチレン単位を含むポリオキシエチレン基、により部分
的にエステル化されたアクリル酸またはメタクリル酸の
共重合体が特に有利である。この種の適当な水溶性重合
体は市販されている(例えば、Akzo,N.V. からのR Dapr
al GE 202 )。
【0022】本発明による感光性混合物はさらに水溶性
両親媒性重合体状バインダー、例えばポリビニルピ
ロリドン、を含有してもよい。そのようなバインダーを
使用して製造された記録材料の現像性は、水溶性で非両
親媒性のバインダーを使用しないで製造した記録材料と
同等である(例4B参照)。しかし、そのような混合物
で製造した印刷板のインク吸収、ならびに印刷回数は減
少する。従って、本発明の感光性混合物は、好ましくは
水溶性で非両親媒性のバインダーを含有しない。
【0023】これらの重合体(それ自体界面活性であ
る)に加えて、本混合物は、少なくとも1種の低分子量
の単量体またはオリゴマー性の界面活性化合物をさらに
含有する。この添加剤には、機械的な支援なしに、およ
び予備浸漬または膨潤なしに、水で洗うことにより板を
直ちに、ヘイズなしに現像できる、という効果がある。
低分子量界面活性剤は好ましくは非イオン系であり、好
ましくは約3〜15単位を含むポリオキシアルキレン鎖
を含む。これら低分子量化合物の分子量は、一般的に1
50〜2000、好ましくは200〜1500、であ
る。本発明の目的に特に適当な界面活性化合物の例は、
下記のものである。 脂肪アルコールポリグリコールエーテル [R−O−(C2 3 R´−O)n H] 脂肪酸ポリグリコールエステル [R−COO−(C2 3 R´−O)n H] アルキルフェノールポリグリコールエーテル [R”−C6 4 −O−(C2 3 R´−O)n H] 高級アルカノールの脂肪酸エステルR−COO−R” (式中、RはC9 〜C19アルキル基であり、R´は水素
またはメチルであり、R”はC7 〜C15アルキル基であ
り、nは3〜15の数である。)
【0024】ポリグリコールエーテル基は、例えばポリ
オキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリ(オキシ
エチレン/オキシプロピレン)基である。脂肪アルコー
ルポリグリコールエーテルとアルキルフェノールポリグ
リコールエーテルを、好ましくは量的比率0.2〜5:
1の組合せで、使用するのが特に有利である。
【0025】さらに可塑剤、接着促進剤、レベリング
剤、染料、顔料、発色剤および増感剤を混合物に加える
ことができる。これらの添加剤の性質および量は、感光
性混合物の意図する応用分野により異なる。
【0026】染料および/または顔料は両方ともコント
ラスト剤として、および層強化剤(layer consolidator)
として作用することができる。適当な染料は、例えばU
S−A 3218167および3884693に記載さ
れている。特に適当なのは、例えばビクトリアピュアー
ブルーFGA、レノールブルーB2G−H(C.I.7
4160)、クリスタルバイオレットまたはローダミン
6 GDN(C.I. 45160)である。メタニル
イエロー(C.I. 13065)またはフェニルアゾ
ジフェニルアミンは、露光後の画像コントラストを増加
させるために使用することができる。
【0027】本発明の範囲内で、不揮発成分、すなわち
溶剤の蒸発後に得られる固体感光層成分、の含有量に対
して、感光性混合物中の最も重要な添加剤の重量により
示す、下記の組成が好ましい。 バインダー: 10〜60%、好ましくは15〜50% ジアゾニウム塩重縮合生成物: 25〜50%、好ましくは30〜40% 酸: 10〜40%、好ましくは15〜30% 界面活性剤: 2〜40%、好ましくは 4〜20% 染料または顔料: 0〜12%、好ましくは 2〜8%
【0028】基材には適当な有機溶剤または溶剤混合物
から、一般的に流し込み、スプレーまたは浸漬により塗
布する。
【0029】溶剤としては、アルコール、ケトン、エス
テル、エーテルおよびその他が適当である。これに関し
て、グリコールまたはケトアルコールの部分エーテル、
例えばエチレンまたはプロピレングリコールモノメチル
エーテル、が有益な溶剤であることが立証されている。
【0030】完成した塗料溶液は、オフセット印刷に適
当な層基材に塗布するが、これは回転、スプレー、浸
漬、ローラー塗り、または液体フィルムを使用して行な
うことができ、やはり被覆すべき材料の特性により異な
る。乾燥した層の層厚は一般的に0.1〜2.0 g/
m2 、好ましくは0.2〜1.0 g/m2 、であり、乾燥
機中の滞留時間は2分未満であり、乾燥温度は120℃
を超えるべきではない。
【0031】層基材としては様々な材料、例えば紙、ア
ルミニウム、鋼およびプラスチックシート、が適当であ
る。オフセット印刷板の製造には、機械的に、化学的
に、または電流を使用して粗面化および/または陽極酸
化されたアルミニウムを使用するのが好ましいが、アル
ミニウムは、被覆前に公知の方法により、親水性付与物
質、例えばホスホン酸、ケイ酸塩、フルオロジルコニウ
ム酸塩、ポリアクリルアミドおよびその他、特にポリビ
ニルホスホン酸の水溶液、で前処理しておくのが有利で
ある。
【0032】記録材料は、近紫外領域のできるだけ高い
スペクトル成分を放射する慣用の光源を使用し、原画の
下で公知の様式で露光させる。露光は、適切な出力を有
する短波長レーザーを使用する照射により行なうことも
できる。
【0033】照射の際、層は光が作用する区域で硬化
し、それによって本質的に不溶になるのに対し、層の非
露光部分は、可溶性のままであり、水道水を吹き付ける
ことにより、機械的な処理を加えなくても、洗い流され
て除去される。その様な現像は、現像剤タンク中でハン
ドスプレーを使用して行なうこともできるが、現像機を
使用する場合は、板をガム処理の上流にあるすすぎ区域
への別の入り口(存在すれば)の中に導入して現像する
のが好ましい。この方法により、ポジ型およびネガ型の
印刷板を1台の処理機械で処理することができ、それに
よって印刷業者に要求されるコストおよび空間が著しく
節約される。現像に続いて、標準的な方法で板にガム処
理する、すなわち親水性コロイドを基剤とする保存剤、
例えばデキストリンまたはアラビアゴム、で処理して、
後の校正印刷に使用することができる。
【0034】下記の例により、本発明の方法の好ましい
実施態様を説明する。他に指示がない限り、百分率は重
量で表示する。1mlを体積部として選ぶ場合、1gは重
量部とする。
【0035】例1 a)14重量部の、85%濃度のリン酸中で硫酸3−メ
トキシジフェニルアミン−4−ジアゾニウム1モルおよ
びホルムアルデヒド1モルから製造した、粗製縮合物
(H3 PO4 中50%濃度溶液)として使用するジアゾ
ニウム塩重縮合生成物、6重量部の、カルボキシル基の
50%がポリエチレングリコール(6〜10エチレンオ
キシド単位)でエステル化されている、アクリル酸と
1,2−ヘキサデセン(モル比2:1)の共重合体、平
均分子量Mw 20000(Akzo N.V. からのR Dapral G
E 202 )、3重量部のリン酸(85%濃度)、1重量部
の、30エチレンオキシド単位を含むノニルフェノール
ポリエチレングリコールエーテル、1重量部の、分枝鎖
第1級C9 〜C15アルコールからなるエーテルおよび2
〜8オキシエチレンおよび1〜6オキシプロピレン単位
からなる混合ポリエーテル、および1重量部のビクトリ
アブルーFBR(C.I. ベーシックブルー55)を
634重量部のエタノールおよび340重量部のジエチ
レングリコールモノメチルエーテルに添加したものから
なる塗料溶液、および b)10重量部の、リン酸中で硫酸ジフェニルアミン−
4−ジアゾニウム1モルおよびホルムアルデヒド1モル
から製造した、粗製縮合物(濃H3 PO4 中50%濃度
溶液)として使用するジアゾニウム塩重縮合生成物、8
重量部の、a)に規定する共重合体、3重量部のリン酸
(85%濃度)、2重量部の、15エチレンオキシド単
位を含むノニルフェノールポリエチレングリコールエー
テル、2重量部の、a)に規定する混合ポリエーテル、
および1重量部のビクトリアブルーFBRを634重量
部のエタノールおよび340重量部のジエチレングリコ
ールモノメチルエーテルに添加したものからなる塗料溶
液を、塩酸中で電気化学的に粗面化し、次いで硫酸中で
陽極酸化し、ポリビニルホスホン酸水溶液(2.2 g/
l、60℃)に短時間浸漬して前処理したアルミニウム
板に塗布し、循環空気乾燥加熱炉中、100℃で2分間
乾燥させて、層重量0.3〜0.5 g/m2 を得た。得ら
れた印刷板を出力5kWのハロゲン化金属ランプを使用
し、陰原画の下で50秒間露光し、次いで所望により蒸
留水または水道水で、洗い流して現像した。
【0036】現像の種類には下記の2つの異なった技術
がある。 I)ハンドスプレーですすぎ、最後にプラッシュタンポン
などでで短時間拭う、 II) 市販のオフセット印刷板処理設備の、ガム処理区域
の上流にあるすすぎ区域で現像し、板を圧搾し、乾燥さ
せる(必要に応じてガム処理する)。
【0037】色調範囲および連続色調くさびの被覆に関
して、どちらの現像技術も等しく、非画像区域における
著しいカラーヘイズなしに原画を再現し、非常に細かい
スクリーンまたは線要素も鮮明に再現された。貯蔵後、
板を枚葉紙オフセット印刷機械に取り付け、それぞれ1
00000部を超える(1a)、および約80000部
(1b)の良好な印刷を行なった。例1により製造した
複写材料は、気候試験槽中、相対湿度85%および温度
30〜35℃で24時間以上、および循環空気乾燥加熱
炉中、50℃で7日間貯蔵することができ、板は処理の
際に非画像区域で残留ヘイズを形成する傾向、あるいは
色調再現が著しく変化する傾向は示さなかった。
【0038】例2 10重量部の、例1aに規定するジアゾニウム塩重縮合
生成物、10重量部の、例1aに規定する共重合体、2
重量部のリン酸(85%濃度)、1重量部の、例1aに
規定するノニルフェノールエーテル、1重量部の、例1
aに規定する混合ポリエーテル、および1重量部のクリ
スタルバイオレット(C.I. 42555)を635
重量部のエタノールおよび340重量部のジエチレング
リコールモノメチルエーテルに添加したものからなる塗
料溶液を、水性希硝酸中で電気化学的に粗面化し、例1
と同様に陽極酸化し、後処理したアルミニウム板に塗布
し、乾燥して層重量0.3 g/m2 を得た。
【0039】例1と同様に処理した。ここでも、非常に
良好で、完全に現像された高解像度の印刷版が得られ、
この版はオフセット印刷機械で印刷する際のインクの吸
収が速く(7〜10枚)、印刷回数が多い(約8000
0部)のが特徴であった。貯蔵性は例1で製造した板と
変わらなかった。
【0040】例3 例1aに記載する固体成分を十分に脱イオン化した水9
75gに溶解させ、例1と同様に前処理したアルミニウ
ム板に塗布し、層厚0.38 g/m2 を得た。この様にし
て得た複写材料も、高大気中湿度における貯蔵試験の
際、48時間後でも、新しい板の現像と比較して、再現
性に大きな違いは示さなかった。複写および印刷特性
は、例1に記載の印刷板の特性と本質的に同等であっ
た。
【0041】例4a(比較例) 10重量部の、例1aに規定するジアゾニウム塩重縮合
生成物、5重量部のポリビニルピロリドン(BASF AG か
ら供給されたLuviskol K 90 )、2重量部のリン酸(8
5%濃度)、1重量部の、例1aに規定するノニルフェ
ノールエーテル、2重量部の、例1aに規定する混合ポ
リエーテル、および1重量部のビクトリアブルーFBR
を639重量部のエタノールおよび340重量部のジエ
チレングリコールモノメチルエーテルに添加したものか
らなる塗料溶液を、例1と同様に前処理したアルミニウ
ム板に塗布し、乾燥後、層重量0.45 g/m2 を得た。
【0042】露光した板の技術I(例1)による現像に
より製造された印刷板は、非画像区域に明るい青色のヘ
イズを有しているが、印刷機械でインクを塗布した際に
汚れは生じなかった。この板では、技術IIによる正常な
現像は不可能であり、非画像区域に強い縞状の層残留物
が残り、校正印刷の際にすぐに印刷インクを吸収した。
【0043】例4b(多少好ましい態様) 例4aから得た塗料組成物に、さらに例1aに規定の共
重合体6重量部を加え、この変性溶液を例1のアルミニ
ウム板に塗布し、層重量0.50 g/m2 を得た。露光
(50秒間、5kW)後に技術Iおよび技術IIのどちらで
も鮮明に現像することができ、高大気中湿度における貯
蔵試験の際に著しく良好な特性を示す(85%相対湿度
/30〜35℃で24時間後にもヘイズなしに現像でき
るが、その場合、層は強い脱インク症状を示す)複写材
料が得られた。
【0044】しかし、インクの吸収および印刷回数を例
1と比較すると、明らかな欠点が示された。
【0045】 例 インクの吸収 印刷回数 1a 10 >100000 1b 14 約80000 4a 約100 約50000 4b 約40 40〜50000
【0046】例5(比較例) a)例1aの塗料組成物を、共重合体を加えずに製造
し、適当なアルミニウム板に塗布して、乾燥層厚0.3
5 g/m2 を得た。露光後、技術Iにより複写層を現像す
ることは可能であったが、技術IIにより処理した場合は
縞状の残留ヘイズが後に残った。湿度の高い場所に1日
保管した後、適切な現像は最早不可能であり、最後に拭
っても板は著しい残留ヘイズを示し、さらに、共重合体
の乳化剤作用が不足しているために、特に非画像区域
で、個別の、大量にインクが付着した点が見られた。
【0047】b)共重合体の代りに、例1aの塗料組成
物から2種類の低分子量界面活性剤(それぞれ1重量
部)を外した。技術Iによってのみヘイズを伴わずに現
像できる記録層が得られた。現像後、これらの板は、8
5%R.H./30〜35℃で24時間および循環空気
加熱炉中50℃で3日間の貯蔵試験で、非画像区域に大
量の層残留物を残した。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ジアゾニウム塩の重縮合生成物、重
    合体状バインダーおよび低分子量界面活性剤を含有する
    感光性混合物であって、重合体状バインダーが、500
    0〜100000の平均分子量Mw を有する水溶性の両
    親媒性重合体であること、および界面活性剤が、150
    〜2000の分子量Mw を有する少なくとも1種の非イ
    オン系化合物であることを特徴とする感光性混合物。
  2. 【請求項2】低分子量界面活性剤が、アルキルフェノー
    ルポリグリコールエーテル、およびポリグリコールと炭
    素数6〜20のアルカノールのエーテルの混合物であ
    る、請求項1に記載の感光性混合物。
  3. 【請求項3】ポリグリコールエーテルが、ポリエチレン
    グリコールまたはポリプロピレングリコールのエーテ
    ル、またはオキシエチレンおよびオキシプロピレンの単
    位からなる混合ポリエーテルである、請求項2に記載の
    感光性混合物。
  4. 【請求項4】水溶性の両親媒性重合体が、炭素数10〜
    20のオレフィン、α,β−不飽和カルボン酸および該
    酸とポリエチレングリコールのエステルの単位からなる
    共重合体である、請求項1に記載の感光性混合物。
  5. 【請求項5】ポリエチレングリコールが6〜10個のオ
    キシエチレン単位を含む、請求項4に記載の感光性混合
    物。
  6. 【請求項6】ジアゾニウム塩重縮合生成物が、縮合可能
    なカルボニル化合物、特にホルムアルデヒド、から誘導
    される結合基により互いに結合した、繰り返しR−N2
    X単位を含み、Rが少なくとも2個のベンゼン環を含む
    芳香族基であり、Xが陰イオンである、請求項1に記載
    の感光性混合物。
  7. 【請求項7】ジアゾニウム塩重縮合生成物が、結合基、
    好ましくは縮合可能なカルボニル化合物から誘導される
    メチレン基、により互いに結合された、繰り返しA−N
    2 XおよびBの単位からなり、Aが、ホルムアルデヒド
    と縮合し得る芳香族ジアゾニウム化合物の基であり、B
    が、ジアゾニウム基を含まず、ホルムアルデヒドと縮合
    し得る化合物、特に芳香族アミン基、フェノール基、フ
    ェノールエーテル基、芳香族チオエーテル基、芳香族炭
    化水素基、芳香族複素環化合物基または有機酸アミド、
    である、請求項1に記載の感光性混合物。
  8. 【請求項8】ジアゾニウム塩重縮合生成物が、縮合可能
    なカルボニル化合物に由来する2価の結合基により結合
    された反復するA−N2 XおよびBの単位を含む生成物
    であり、A−N2 X単位が、式 (R1 −R2 −)p 3 −N2 X [式中、Xは水溶性に影響する陰イオンであり、pは1
    〜3の整数であり、R1は、活性カルボニル化合物と縮
    合し得る少なくとも一つの位置を含む芳香族基であり、
    2 は単結合であるか、または基 −(CH2 q −NR4 −、 −O−(CH2 r −NR4 −、 −S−(CH2 r −NR4 −、 −S−CH2 −CO−NR4 −、 −O−R5 −O−、 −O−、 −S−または −CO−NR4 − (式中、qは0〜5の数であり、rは2〜5の数であ
    り、R4 は水素、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数7
    〜12のアラルキル基または炭素数6〜12のアリール
    基であり、R5 は炭素数6〜12のアリーレン基であ
    る。)の一つであり、R3 は必要に応じて置換された
    (p+1)価のベンゼン基である。]の化合物から誘導
    される、請求項7に記載の感光性混合物。
  9. 【請求項9】不揮発成分に対して、25〜50重量%の
    ジアゾニウム塩重縮合生成物、10〜60重量%の重合
    体結合剤、2〜40重量%の非イオン系界面活性化合物
    および10〜40重量%の酸を含有する、請求項1に記
    載の感光性混合物。
  10. 【請求項10】層基材および感光層を有する印刷版を製
    造するための感光性材料であって、感光層が、請求項1
    〜9のいずれか1項に記載の混合物からなることを特徴
    とする感光性材料。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の感光性材料を像様露
    光し、非露光層区域を水で洗い流すことを特徴とする、
    印刷版の製造法。
JP7220352A 1994-08-29 1995-08-29 感光性混合物 Pending JPH08101504A (ja)

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