JPH08101452A - 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置 - Google Patents

撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置

Info

Publication number
JPH08101452A
JPH08101452A JP26171694A JP26171694A JPH08101452A JP H08101452 A JPH08101452 A JP H08101452A JP 26171694 A JP26171694 A JP 26171694A JP 26171694 A JP26171694 A JP 26171694A JP H08101452 A JPH08101452 A JP H08101452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
signal
image
photosensitive recording
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26171694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Shiotani
雅治 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP26171694A priority Critical patent/JPH08101452A/ja
Publication of JPH08101452A publication Critical patent/JPH08101452A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/11Scanning of colour motion picture films, e.g. for telecine

Landscapes

  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光記録機能のみを有する記録媒体を用い
て、画像及び音声を記録することのできる撮像装置等を
提供する。 【構成】 感光記録媒体8はR,G,Bに各々独立して
感光するものであり、この感光記録媒体8を供給ロール
6側から収納ロール7側に搬送しつつ、静止画像を各コ
マ19毎に感光させる。また、これと同時に、マイクロ
フォン73R,73G,73Bにより周囲音声を検出
し、各信号変換回路74R,74G,74Bで処理した
後、光学記録ヘッド75R,75G,75B動作させ
て、音声トラック79R,79G,79Bを感光形成す
る。この感光された音声トラック79R,79G,79
Bは、各コマ19毎に感光された静止画像とともに、現
像定着ユニット20において同時に現像定着処理され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外界の動画像及び音声
を記録する撮像装置、並びにこの記録された動画像と音
声とを再生する画像再生装置、及びこれら撮像装置と画
像再生装置との機能を併有する撮像・再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の撮像装置としては、所謂8ミリカ
メラが知られている。この8ミリカメラに用いられるフ
ィルムにあっては、感光記録帯と磁気記録帯とが長尺方
向に沿って設けられている。そして、撮像を開始する
と、被撮像画像がコマ送りされる感光記録帯上に投影さ
れて、感光記録されるとともに、マイクロフォンにより
検出された周囲の音声は、磁気記録帯に磁気記録され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように8ミリカメ
ラにあっては、感光記録機能のみならず磁気記録機能を
も有する記録媒体を用いることから、記録媒体に要する
コストが高くなってしまう不都合を有していた。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、感光記録機能のみを有する記録媒
体を用いて、画像及び音声を記録することのできる撮像
装置を提供するとともに、この撮像装置による撮像結果
を再生する画像再生装置、及びこれら撮像装置と画像装
置の機能を併有する撮像・再生装置を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にかかる撮像装置にあっては、三原色にそれぞ
れ独立して感光し、現像過程を経ることにより異なる波
長をピークとする吸光スペクトルを発現する感光記録媒
体と、この感光記録媒体の一部分に被撮像画像を投影す
る光学系と、この光学系の投影時間を制御して、前記感
光記録媒体に前記被撮像画像を静止画像として感光させ
る光学シャッタと、前記静止画像が順次異なる領域で感
光するように、前記感光記録媒体を搬送する搬送手段
と、周囲環境の音声を検出して音声信号を出力する複数
の音声信号出力手段と、前記三原色の異なる光学出力ス
ペクトルを有し、前記音声信号出力手段から出力された
音声信号を前記感光記録媒体に感光記録する2又は3個
の光学記録手段と、前記静止画像と前記音声信号とが記
録された感光記録媒体を現像及び定着処理する現像定着
処理手段ととを有している。
【0006】また、本発明にかかる再生装置にあって
は、三原色にそれぞれ独立して感光して、異なる波長を
ピークとする吸光スペクトルを発現した静止画像と複数
の音声トラックとを感光記録してなる感光記録媒体と、
この感光記録媒体を搬送する搬送手段と、この搬送手段
により搬送される感光記録媒体から、前記静止画像を順
次読み取って、電気信号に変換する画像読取手段と、こ
の画像読取手段により変換された電気信号に基づき、所
定の出力装置に応じた画像信号を生成する画像信号生成
手段と、前記搬送手段により搬送される感光記録媒体の
前記音声トラックから、前記異なる波長毎の記録スペク
トルの信号を読み取る信号読取手段と、この信号読取手
段により読み取られた前記異なる波長毎の記録スペクト
ルの信号を、音声信号に復号する信号復号手段とを有し
ている。
【0007】さらに、本発明にかかる撮像・再生装置に
あっては、三原色にそれぞれ独立して感光し、現像過程
を経ることにより異なる波長をピークとする吸光スペク
トルを発現する感光記録媒体と、この感光記録媒体の一
部分に被撮像画像を投影する光学系と、この光学系の投
影時間を制御して、前記感光記録媒体に前記被撮像画像
を静止画像として感光させる光学シャッタと、前記静止
画像が順次異なる領域で感光するように、前記感光記録
媒体を搬送する第1の搬送手段と、周囲環境の音声を検
出して音声信号を出力する複数の音声信号出力手段と、
前記三原色の異なる光学出力スペクトルを有し、前記音
声信号出力手段から出力された音声信号を前記感光記録
媒体に感光記録して音声トラックを形成する2又は3個
の光学記録手段と、前記静止画像と前記音声信号とが記
録された感光記録媒体を現像及び定着処理する現像定着
処理手段と、この現像定着処理手段により現像定着処理
された感光記録媒体を搬送する第2の搬送手段と、この
第2の搬送手段により搬送される感光記録媒体から、前
記静止画像を順次読み取って、電気信号に変換する画像
読取手段と、この画像読取手段により変換された電気信
号に基づき、所定の出力装置に応じた画像信号を生成す
る画像信号生成手段と、前記第2の搬送手段により搬送
される感光記録媒体の前記音声トラックから、前記異な
る波長毎の記録スペクトルの信号を読み取る信号読取手
段と、この信号読取手段により読み取られた前記異なる
波長毎の記録スペクトルの信号を、音声信号に復号する
信号復号手段とを有している。
【0008】
【作用】前記構成からなる撮像装置において、搬送され
る感光記録媒体には、投影された被撮像画像が、静止画
像として順次異なる領域に感光記録される。また、これ
と同時に、感光記録媒体には、周囲環境の音声検出され
てその音声信号が感光記録される。つまり、この撮像装
置あっては、被撮像画像の静止画像のみならず周囲環境
の音声も、感光により記録され、よって、用いる記録媒
体は感光機能のみを有するものであればよい。
【0009】そして、前記構成からなる画像再生装置に
おいては、この撮像装置により得られた記録済みの感光
記録媒体を搬送し、静止画像を読み取って電気信号に変
換した後、所定の出力装置に応じた画像信号を生成す
る。また、これと同時に、搬送されている記録済みの感
光記録媒体の音声トラックから、異なる波長毎の記録ス
ペクトルの信号を読み取り、各記録スペクトルの信号を
音声信号に復号する。
【0010】また、本発明にかかる撮像・再生装置にあ
っては、前述の撮像装置と画像再生装置の機能を併有
し、感光記録媒体に画像及び音声を感光記録するととも
に、これを現像定着処理した後、画像信号の生成と音声
信号への復号とを行う。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に従って説明す
る。図1は、一実施例にかかる撮像・再生装置61を示
すブロック構成図である。この撮像・再生装置61は、
仮想線で示した撮像ユニット1と、再生ユニット31と
を一体的に有してなる。撮像ユニット1は、主コントロ
ーラ2と、この主コントローラ2により制御される画像
記録ブロック3、媒体搬送ブロック4、媒体現像ブロッ
ク5、及び音声記録ブロック72で構成されている。
【0012】画像記録ブロック3には、図2に示すよう
に、供給ロール6に巻装されて収納ロール7側に巻き取
られるカラー感光記録媒体(以下、単に感光記録媒体と
いう)8、この感光記録媒体8に被撮像画像を結像させ
る面結像光学系9、及びこの面結像光学系9と感光記録
媒体8との間に介挿された光学シャッタ10が設けられ
ている。前記感光記録媒体8は、図3(A)に示すよう
に、薄膜透明樹脂からなるベース11上に、R感光層1
2、G感光層13及びB感光層14を順次積層してな
る。これらR,G,B各感光層12〜14は、可視光の
Red成分、Green成分、Blue成分に対しての
み各々感光し、現像過程を経ることにより、各々R,
G,Bに対応する波長λ1、λ2、λ3(λ3≠λ1か
つλ3≠λ2)を中心としたスペクトルにおける吸光度
の変化を引き起こす特性を有している。
【0013】この感光記録媒体8は、厚さtが10μm
であり、同図(B)に示す幅wは25mmであるととも
に、有効長さは270mであり、よって、供給ロール6
のコア直径を10mmとすると、巻直径は最大60mm
である。また、感光記録媒体8において、1枚の静止画
像が投影記録される領域である1コマのサイズは、横
(a)×縦(b)=9×16mmであり、コマ配置のピ
ッチpは10mmである。
【0014】なお、この実施例においては、NTSC規
格の30フレーム/secに従って、撮像レート=30
コマ/secであり、有効長さ270mである本実施例
において、撮像時間は15分である。また、光学シャッ
タ10は、主コントローラ2からの指示に従って30回
/secの頻度で開動作するとともに、そのときの開動
作時間は1/50〜1/1000秒程度である。
【0015】前記媒体搬送ブロック4には、図4に示す
ように、前記供給ロール6と収納ロール7とが、間隔を
おいて回転自在に配置されている。各ロール6,7の近
傍には、各々一対ずつピンチローラ15,16が配置さ
れており、各一対のピンチローラ15,16間に感光記
録媒体8が挟圧されている。また、この両ピンチローラ
15,16の内側近傍には、第1経路長調整機構17
と、第2経路長調整機構18とが各々設けられている。
そして、この両経路長調整機構17,18間に延在する
感光記録媒体8の間欠移動部8aに、前記面結像光学系
9による画像が結像されるように構成されている。
【0016】各経路長調整機構17,18は、感光記録
媒体8のベース11側(図3参照)に接触する一対の固
定ローラ17a,17b,18a,18bと、この固定
ローラ17a,17b,18a,18b間の延長線上に
おいて、感光記録媒体8と直交する方向に移動自在な可
動ローラ17c,18cとを有し、可動ローラ17c,
18cは、感光記録媒体8のR感光層12側に圧接して
いる。この可動ローラ17c,18cは、図示しないア
クチュエータにより前記方向に往復駆動され、また、ピ
ンチローラ15,16と収納ロール7とは、図示しない
モータや減速機構を介して同一の線速度で回転駆動され
る。そして、これらアクチュエータ及びモータの動作が
主コントローラ2によって制御されることにより、隣接
する固定ローラ17b,18a間に延在する感光記録媒
体8の間欠移動部8aが、後述するように間欠的に駆動
される。
【0017】前記媒体現像ブロック5には、図2に示し
た現像定着ユニット20が設けられている。この現像定
着ユニット20は、感光記録媒体8のほぼ全幅に亙る上
下長を有するタンク21を備えており、このタンク21
の感光記録媒体8と対向する面側には、開口部とこの開
口部を撮像時には開放し、非撮像時には閉鎖する蓋体
(共に図示せず)が設けられている。また、タンク21
内には、所謂インスタント写真の一部に用いられている
現像定着液と、この現像定着液を含浸したスポンジ等か
らなる塗布用部材とが収容されている。この塗布用部材
は、前記蓋体が開作動することにより、感光記録媒体8
の表面に接触するように構成され、蓋体は、主コントロ
ーラ2の指示に従って動作するアクチュエータ(図示せ
ず)によって、開閉駆動される。なお、この現像定着ユ
ニット20は、収納ロール7の近傍であって、感光記録
媒体8が定速移動する部位、例えば図4に示したピンチ
ローラ16と収納ロール7間に配置されている。
【0018】また、音声記録ブロック72には、図4及
び図5に示すように、3本のマイクロフォン73R,7
3G,73Bと、このマイクロフォン73R,73G,
73Bからの出力信号を、各々変換処理する信号変換回
路74R,74R,74B、及び各信号変換回路74
R,74R,74Bからの信号により動作する3個の光
学記録ヘッド75R,75G,75Bで構成されてい
る。各信号変換回路74R,74R,74Bは、図6示
すように、補正回路76とバイアス付加回路77とで構
成されている。補正回路76は、対応する光学記録ヘッ
ド75R,75G,75Bの電気入力−光学出力特性
と、感光記録媒体8の露光−現像濃淡特性とに基づい
て、対応するマイクロフォン73R,73G,73Bか
らの電気信号の強度変換を行う。また、バイアス付加回
路77は、強度変換された補正回路76からの信号に一
定の直流成分オフセットを与えて、対応する光学記録ヘ
ッド75R,75G,75Bに送る。
【0019】各光学記録ヘッド75R,75G,75B
は、LED、レーザー等の半導体光源からなり、光学記
録ヘッド75RにあってはR成分に対応する波長λの光
学出力スペクトルを、光学記録ヘッド75Gにあっては
G成分に対応する波長λ2の光学出力スペクトルを、光
学記録ヘッド75BにあってはB成分に対応する波長λ
3の光学出力スペクトルを各々持つものである。また、
各光学記録ヘッド75R,75G,75Bのスポット光
の照射位置は、画像記録領域(コマ19・・・)の外部
であって、図2に示した現像定着ユニット20よりも上
流側であり、かつ、図4に示すように、第2経路長調整
機構18とピンチローラ16間等の、感光記録媒体8が
定速移動する部位であって、しかも、感光記録媒体8の
長尺方向における同一線上である。
【0020】一方、再生ユニット31は、図1に示すよ
うに、主コントローラ2と、この主コントローラ2によ
って制御される媒体搬送ブロック、画像データ化ブロッ
ク33、データ変換ブロック35、及び音声再生ブロッ
ク82で構成されている。つまり、再生ユニット31
は、主コントローラ2と媒体搬送ブロック4とを、撮像
ユニット1と共有して構成されている。
【0021】画像データ化ブロック33には、図7に示
すように、光源36が設けられている。この光源36
は、供給ロール6に巻装されて収納ロール7側に巻き取
られる記録済み記録媒体38の一面側であって、後述す
る間欠移動部38a内のコマ19に対向する位置に配置
されている。ここで、記録済み記録媒体38は、前述の
撮像ユニット1により、撮像及び現像定着処理された感
光記録媒体8であって、各コマ19毎に被撮像画像の静
止画像が記録されている。また、この光源36は、前記
R感光層12、G感光層13及びB感光層14に対応す
る波長λ1、λ2、λ3の全てのスペクトル成分をコマ
19の全域に放射するものであって、その点滅タイミン
グは主コントローラ2によって制御される。
【0022】さらに、画像データ化ブロック33には、
記録済み記録媒体38の他面側であって、光源36と対
向する位置に、結像光学系37が配設され、この結像光
学系37の光軸延長線上にはカラーエリアセンサ39が
配設されている。このカラーエリアセンサ39は、光−
電気変換体の画素を2次マトリックス配置し、このパタ
ーン上に任意の配列のカラーフィルタアレイを配置した
ものであって、CCDディバイス及びMOSディバイス
等の公知のディバイスを使用できる。また、カラーフィ
ルタアレイ配置としては、ベイヤ方式、インタライン、
ストライプ、色差順次などの公知の手法が適用される。
なお、結像光学系37におけるコサイン4乗則に従う周
辺露光量の分布を補正するために、光源36には、コマ
19内に記録されている画像の中央部を周辺部に対して
暗く照明する、フィルターを設けることが望ましい。
【0023】データ変換ブロック35には、図8に示す
ように、センサドライバ40が設けられている。このセ
ンサドライバ40は、主コントローラ2により指示され
た光電変換の開始タイミングと光電変換時間とに基づい
て、カラーエリアセンサ39を駆動し、さらに光電変換
の結果生成した電荷を順次カラーエリアセンサ39から
転送出力させる。前処理回路41は、このカラーエリア
センサ39からの転送出力信号を前処理するものであっ
て、センサ出力に含まれるリセットパルスの除去、及び
信号レベルの調整を行う。
【0024】ローパスフィルタ42は、前処理回路41
を介して転送されたカラーエリアセンサ39の出力信号
に含まれる、カラーフィルタアレイの繰り返し周期に対
応して色信号成分を除去し、輝度信号Yを生成する。輝
度信号処理回路43は、この輝度信号Yに対して、ガン
マ補正、レベル調整、同期信号用ブランキング形成、輪
郭補正処理を行い、さらに若干の遅延処理を行う公知の
回路である。
【0025】色信号分離回路44は、カラーフィルタア
レイのパターンで定まる各色成分が混合した状態の、前
処理回路41を介したカラーエリアセンサ39の出力信
号を、R,G,Bの各色成分のみの信号に分離する。こ
の処理は、1水平期間遅延、1水平走査期間(1H)遅
延、サンプルホールド、加算処理の組み合わせによって
行われる。実際の加算処理の組み合わせは、カラーフィ
ルタアレイの配列によって定まるが、これらは公知の色
信号分離手法が適用されるので詳細は省略する。
【0026】色信号処理回路45は、入力されるR,
G,B各色信号の処理回路であって、ホワイトバラン
ス、ガンマ補正、レベル調整、同期信号用ブランキング
形成を行い、さらに色差信号R−Y及びB−Yに変換し
た後、LPF(Low Pass Filter)によって帯域制限する
公知の回路である。ここでの、ガンマ、ホワイトバラン
ス補正は、カラーエリアセンサ39のガンマ、ホワイト
バランスのみならず、記録済み記録媒体38の露光−現
像濃度特性、空間周波数−現像濃度特性、分光特性をも
補正するものである。カラーエンコーダ46は、輝度信
号処理回路43からの輝度信号Yと、色信号処理回路4
5からの色差信号R−Y及びB−Yによりビデオ信号を
生成し、外部のテレビ受像機やビデオプリンタに出力す
るものである。
【0027】また、音声再生ブロック82には、図7及
び図9に示すように、単一の光源83と、各々3個の結
像光学系84R,84R,84B、光電変換センサ85
R,85G,85B及び信号復調回路86R,86G,
86Bで構成されている。光源83は、前記撮像ユニッ
ト1で得られた記録済み記録媒体38の一面側であっ
て、ピンチローラ102の近傍にて、音声トラック79
R,79G,79Bに、光を照射し得るように配置され
ている。また、結像光学系84R,84R,84Bと光
電変換センサ85R,85G,85Bとは、記録済み記
録媒体78の他面側であって、光源83を指向する同一
軸上に配置されている。
【0028】光電変換センサ85R,85G,85B
は、後述する音声トラック79R,79G,79Bの記
録信号を光学的に検出するものであり、光電変換センサ
85Rにあってはλ1のR成分光のみに感度を有し、光
電変換センサ85Gにあってはλ2のG成分光のみに感
度を有し、光電変換センサ85にあってはλ3のB成分
光のみに感度を有している。これら光電変換センサ85
R,85G,85B各出力信号は、対応する信号復調回
路86R,86G,86Bに与えられる。各信号復調回
路86R,86G,86Bは、図10に示すように、バ
イアス除去回路87と補正回路88とで構成され、バイ
アス除去回路87は、前記オフセットの直流成分を除去
する回路である。また、補正回路88は、対応する光電
変換センサ85R,85G,85Bの光学入力−電気出
力特性に基づいて、信号の強度変換を行い、必要に応じ
て記録済み記録媒体78の露光−現像濃淡特性及び空間
周波数−現像濃度特性に基づいて補正を行う回路であ
る。
【0029】以上の構成にかかる本実施例において、撮
像を開始するに際しては、未撮像状態の感光記録媒体8
を図11(A)に示すように、セットする。このとき、
両可動ローラ17c,18cは、同図に示すように、固
定ローラ17a,17b,18a,18bから各々所定
距離後退した、同一の中立位置Nで停止している。
【0030】そして、撮像を開始すると、主コントロー
ラ2からの指示に従ってモータが起動することにより、
ピンチローラ15,16と収納ロール7とが同一の線速
度での回転を開始し、これにより感光記録媒体8は前記
順方向Fに送られる。すると、ピンチローラ15,16
と収納ロール7の回転開始と同時にアクチュエータが動
作して、図11(B)に示すように、第1経路長調整機
構17の可動ローラ17cにあっては、感光記録媒体8
から離間する後退方向へ、第2経路長調整機構18の可
動ローラ18cにあっては、感光記録媒体8に近接する
方前進方向へ、各々中立位置Nから等距離L1ずつ同時
移動する。
【0031】したがって、その間、一方のピンチローラ
15の回転に伴って供給ロール6から引き出された感光
記録媒体8は、可動ローラ17bの後退移動により、そ
の経路長が長大化して、引き出し分が吸収される。ま
た、可動ローラ18cが前進移動すると、第2経路長調
整機構18側において、感光記録媒体8の経路長が短小
化し、これにより生ずる余剰分は、ピンチローラ16と
収納ロール7との回転に伴って、収納ロール7に巻き取
られる。よって、この間、感光記録媒体8の間欠移動部
8aは移動することなく、停止している。
【0032】そして、このようにピンチローラ15,1
6と、収納ロール7が同一線速度で回転と継続している
状態において、1/30秒が経過すると、前述とは逆方
向にアクチュエータが動作し、図11(C)に示すよう
に、第1経路長調整機構17の可動ローラ17cにあっ
ては、感光記録媒体8に近接する前進方向へ、第2経路
長調整機構18の可動ローラ18cにあっては、感光記
録媒体8から離間する後退方向へ、各々等距離L2ずつ
同時に移動する。
【0033】したがって、第1経路長調整機構17側に
おいて、感光記録媒体8の経路長が短小化すると同時
に、第2経路長調整機構18側において、感光記録媒体
8の経路長がが長大化する。このため、経路長の短小化
により生じた第1経路長調整機構17側の余剰分が、隣
接する両固定ローラ17b,18aに到来するととも
に、同図(B)時点で固定ローラ17b,18a間に介
在していた間欠移動部8aが、第2経路長調整機構18
側に吸収される。
【0034】以上の図11(B)(C)に示す動作を、
1/30秒間隔で繰り返すことにより、感光記録媒体8
は供給ロール6から定速で引き出されて、収納ロール7
に同一速度で巻き取られつつ、間欠移動部8aは順次1
/30秒間隔で、両固定ローラ17b,18a間に静止
する。したがって、図12(A)に示すように、間欠移
動部8aが静止したタイミングで、主コントローラ2か
らの指示に従って、光学シャッタ10が開き、同図
(B)に示すように、光学シャッタ10が閉じたタイミ
ングで間欠移動部8aを移動させることにより、被撮像
画像の1/30秒毎の静止画像を順次各コマ19・・・
に感光させることができる。
【0035】他方、前記現像定着ユニット20において
は、撮像の開始と同時に発せられた主コントローラ2か
らの指示により、タンク21の蓋体が開駆動される。こ
れにより、現像定着液を含浸してなる塗布用部材がタン
ク21外に露出して、各コマ19内に被写体画像の静止
画像を感光した感光記録媒体8に接触する。よって、感
光記録媒体8のR,G,B各感光層12〜14に現像定
着液が浸透し、各感光層12〜14は被写体画像のR,
G,Bに応じて、各々異なる波長λ1、λ2、λ3をピ
ークとする吸光スペクトルを発現しつつ、収納ロール7
に巻き取られて行く。このとき、感光記録媒体8には、
図13にも示すように、一定の速度(v)をもって移動
している定速移動部位で、現像定着ユニット20により
現像定着液が塗布される。無論、撮像を停止した場合に
は、前記タンク21の蓋体が閉じることから、停止して
いる感光記録媒体8に過剰な現像定着液が塗布されるこ
とはない。したがって、感光記録媒体8には、全長に亙
って均一量をもって現像定着液が塗布され、これにより
各コマ19の現像定着効果を均一なものにすることがで
きる。
【0036】一方、周囲環境の音声はマイクロフォン7
3R,73G,73Bにより検出されて電気信号に変換
され、この電気信号は、対応する信号変換回路74R,
74R,74B内の補正回路76によって強度補正さ
れ、直流バイアスを付加された後、光学記録ヘッド75
R,75G,75Bにより、光量変調されて感光記録媒
体8の前記部位に照射される。これにより、マイクロフ
ォン75R,75G,75B毎の音声トラック79R,
79G,79Bが、同一線上が感光形成される。この感
光形成された音声トラック79R,79G,79Bは、
各コマ19毎に感光記録された静止画像とともに、図1
3をもって説明したように、現像定着ユニット20にお
いて一定速度(v)にて、同時に現像定着処理される。
これにより、光学記録ヘッド75RのR光で記録した信
号は、λ1の吸光スペクトルを発現し、光学記録ヘッド
75GのG光で記録した信号は、λ2の吸光スペクトル
を発現し、光学記録ヘッド75BのB光で記録した信号
は、λ3の吸光スペクトルを発現し、これら吸光スペク
トルλ1、λ2、λ3を発現した音声トラック79R,
79G,79Bが実像化する。したがって、被撮像画像
の連続的な静止画像のみならず、周囲環境の音声も記録
することができ、撮像と同時に、画像及び音声の双方を
再生可能な記録済み記録媒体を得ることができる。
【0037】そして、撮像した結果を再生を開始するに
際しては、記録済み記録媒体38を、供給ロール6側に
巻き戻す。この巻き戻しは、両経路長調整記録17,1
8の両可動ローラ17c,18cを中立位置N(図11
(A))に停止させたまま、供給ロール6を逆回転させ
ることにより行う。そして、巻き戻し後、再生を開始す
ると、図11(A)(B)(C)をもって説明した撮像
時と同様に、ピンチローラ15,16、収納ロール7第
1及び第2経路長調整機構17,18等が動作する。こ
れにより、記録済み記録媒体38は供給ロール6から定
速で引き出されて、収納ロール7に同一速度で巻き取ら
れつつ、間欠移動部38aは1/30秒間隔で、両固定
ローラ17b,18a間に静止する。したがって、主コ
ントローラ2からの指示に従って、間欠移動部38aが
静止したタイミングで光源36を点灯し、光源36が消
灯したタイミングで間欠移動部8aを移動させることに
より、被撮像画像の各コマ19・・・に記録されている
静止画像が1/30秒毎に、結像光学系37によってカ
ラーエリアセンサ39上に結像される。
【0038】このとき、センサドライバ40は、主コン
トローラ2により指示されたタイミング、つまり光源3
6を点灯させる1/30秒毎のタイミングで、カラーエ
リアセンサ39を駆動し、カラーエリアセンサ39の光
電変換の結果生成した電荷を、前記タイミングで前処理
回路41に転送出力させる。この転送出力信号は、前処
理回路41により、リセットパルスの除去、及び信号レ
ベルの調整が行われた後、ローパスフィルタ42によ
り、色信号成分が除去されて輝度信号Yに生成され、こ
の輝度信号Yは輝度信号処理回路43により、前述した
ガンマ補正等されてカラーエンコーダ46に入力され
る。
【0039】また、前処理回路41から色信号分離回路
44に転送された、カラーエリアセンサ39からの転送
出力信号は、この色信号分離回路44により、R,G,
Bの各色成分のみの信号に分離された後、色信号処理回
路45により、ホワイトバランス、ガンマ補正等される
とともに、色差信号R−Y及びB−Yに変換される。そ
して、この色差信号R−Y及びB−Yと、輝度信号Yと
が入力されると、カラーエンコーダ46はこれらに基づ
き、NTSC規格に従ったビデオ信号を生成して出力す
る。
【0040】一方、再生を開始すると、光源83は、再
生の開始と同時に点灯し、これにより発生した光は音声
トラック79に照射される。したがって、音声トラック
79R,79G,79Bの記録信号は、対応する結像光
学系84R,84R,84Bを介して、対応する光電変
換センサ85R,85G,85Bに結像され、光電変換
センサ85R,85G,85Bはこれを光学的に検出し
て電気信号を出力する。この電気信号は、各信号復調回
路86R,86G,86B内のバイアス除去回路87に
よってオフセットの直流成分を除去された後、補正回路
88により前記強度変換及び補正されて、音声信号とし
て出力される。つまり、音声トラック79Rからの信号
は音声信号Aとして出力され、音声トラック79Gから
の信号は音声信号Bとして出力されるとともに、音声ト
ラック79Bからの信号は音声信号Cとして出力される
よって、前述のカラーエンコーダ46から出力されたビ
デオ信号と、各信号復調回路86R,86G,86Bか
ら出力された音声信号A,B,Cとに基づき、テレビ受
動機が動作することにより、各コマ19に記録された静
止画像の連続によるカラー動画を視認しつつ、撮像時の
周囲音声を受聴することができる。すなわち、この撮像
・再生装置61を用いることにより、図14に示すよう
に、「1.撮影」→「2.自動現像」→「3.再生」の
全てを行うことができる。これにより、被撮像画像Fの
動画f及び周囲音声をテレビ受像機65で再生したり、
被撮像画像Fの静止画像f′をビデオプリンタ66で印
刷する等を、迅速かつ円滑に行うことが可能となる。
【0041】なお、この実施例においては、マイクロフ
ォン79R,79G,79Bや光電変換センサ86R,
86G,86B等の数を3組としたが、R,G,Bのい
ずれか2種に対応して、マイクロフォンや光電変換セン
サ等の数を2組としてもよい。また、この実施例におい
ては、撮像ユニット1と再生ユニット31とを一体に組
み組み込んだ撮像・再生装置を示したが、両ユニット
1,31を別体として、撮像を終了した撮像ユニット1
全体を、再生ユニット31内に収容する構成としてよい
し、また、両ユニット1,31を各々別個の撮像装置、
画像再生装置としてもよい。
【0042】図15は、前記データ変換ブロック35の
他の構成例を示すものである。すなわち、センサドライ
バ40、前処理回路41が設けられている点は、図8を
もって説明した構成と同様である。しかし、この前処理
回路41により処理されたカラーエリアセンサ39から
の転送出力信号は、A/Dコンバータ47によりデジタ
ル化される。このデジタル化された画像データは、メモ
リコントローラ48によりデータの入出力を制御される
メモリ49に格納される。
【0043】演算マトリックス50は、このメモリ49
から出力されたR,G,Bのデジタルデータより輝度デ
ータYと、色差データR−Y及びB−Yを算出し、この
ときガンマ補正、輪郭補正、ホワイトバランスの各処理
をも考慮した演算を実行する。ここでのガンマ、ホワイ
トバランス補正は、カラーエリアセンサ39のガンマ、
ホワイトバランスのみならず、前記記録済み記録媒体3
8の露光−現像濃度特性、空間周波数−現像濃度特性、
分光特性をも補正するものであり、ブランキングに相当
するデータも付与される。また、演算マトリックス50
からの輝度データY、色差データR−Y及びB−Yは、
D/Aコンバータ51によりアナログ化され、カラーエ
ンコーダ46はこのアナログ化された輝度信号Yと色差
信号R−Y及びB−Yによりビデオ信号を生成して出力
する。
【0044】このように、本構成においては、A/Dコ
ンバータ47によりカラーエリアセンサ39からの信号
をデジタル化し、このデジタルした画像データをメモリ
49に格納することから、メモリコントローラ48によ
り読み出し速度を変化させる等により、多様な再生形態
が可能となる。
【0045】図16は、音声記録ブロック72の他の構
成を示すものである。この音声記録ブロック72には、
i本のマイクロフォン73と、このマイクロフォン73
からの出力信号を処理するPCM信号変換回路90、及
びこのPCM信号変換回路90からの信号により動作す
る3個の光ヘッドアレイ91R,91G,91Bで構成
されている。PCM信号変換回路90は、図17に示す
ように、マイクロフォン73から電気信号をデジタル信
号に変換するA/Dコンバータ102と、このA/Dコ
ンバータ102からのデジタル信号を一時記憶するバッ
ファメモリ103、及び演算回路104を有している。
この演算回路104は、MPUとソフトウエアによる処
理等により、バッファメモリ103からのデジタルデー
タをデータ圧縮するものであって、その圧縮方法として
は公知の手法が適用される。
【0046】この演算回路104の出力段には、さらに
バッファメモリ105が設けられており、このバッファ
メモリ105の出力段には出力回路106が設けられて
いる。この出力回路106は、再生時に必要となる同期
信号を付加するとともに、入力されたデジタル信号を、
光ヘッドアレイ91R,91G,91Bの各光学記録ヘ
ッドに対し割り振るトラック分離を行う。また、コント
ローラ107は前記主コントローラ2からの指示に従っ
て、このPCM信号変換回路90内の各部を制御する。
【0047】各光ヘッドアレイ91R,91G,91B
は、LDC,レーザー等からなる光学記録ベッド91a
・・・をj本垂直方向に配列した構成である。各光学記
録ヘッド91aは、第2経路長調整機構18とピンチロ
ーラ16間等の、感光記録媒体8が定速移動する部位で
あって、かつ、前記現像定着ユニット20よりも上流側
で、感光記録媒体8の画像記録領域(コマ19)よりも
上部を指向している。また、図18は、図16示した音
声記録ブロック72に対応する音声再生ブロック82を
示すものである。この音声再生ブロック82には、セン
サドライバ93により駆動される3個のラインセンサ9
2R,92G,92Bが設けられているととも、PCM
復号化回路94が設けられている。ラインセンサ92R
の前面には波長λ1のみを透過させるフィルターが装着
され、ラインセンサ92Gの前面には波長λ2のみを透
過させるフィルターが装着されているとともに、ライン
センサ92Bの前面には波長λ3のみを透過させるフィ
ルターが装着されている。
【0048】さらに、音声再生ブロック82には、光源
83R,83G,83B及び結像光学系84R,84
G,84Bが設けられている。光源83R,83G,8
3Bは、記録済み記録媒体38の一面側であって、前記
第2経路長調整機構18とピンチローラ16間等の定速
移動する部位にて、後述する音声トラック79に、光を
照射し得るように配置されている。ここで、光源83R
は波長λ1の光を、光源83Gは波長λ2の光を、光源
83Bは波長λ3の光を各々照射するものである。ま
た、結像光学系84R,84G,84Bとラインセンサ
92R,92G,92Bとは、記録済み記録媒体78の
他面側であって、光源83R,83G,83Bの光軸上
に配置されている。
【0049】各ラインセンサ92R,92G,92Bの
出力が与えられるPCM復号化回路94には、図19に
示すように、各ラインセンサ92R,92G,92Bか
らのjトラック分の信号から、同期信号を検出してコン
トローラ114に与える同期検出回路105が設けられ
ている。また、この同期検出回路108の出力段には、
バッファメモリ109と演算回路110とが順次設けら
れている。この演算回路110は、MPUとソフトウエ
アによる処理等により、バッファメモリ109からの圧
縮されたデジタルデータをデータ伸張するものであっ
て、その伸張方法としては公知の手法が適用される。
【0050】演算回路104の出力段には、さらにバッ
ファメモリ111が設けられており、このバッファメモ
リ111の出力段には、出力回路112が設けられてい
る。この出力回路106は、デジタル信号をマイクロフ
ォン75の入力数iに対応する各ユニットに割り振るユ
ニット分離を行う。また、コントローラ114は、同期
検出回路108から入力される同期信号に従ったタイミ
ングで、このPCM復号化回路94内の各部を制御す
る。
【0051】以上の構成において、撮像中における周囲
環境の音声はマイクロフォン73により検出されて、電
気信号に変換される。このマイクロフォン73からの電
気信号は、A/Dコンバータ102によりデジタル信号
に変換され、一旦バッファメモリ103に格納された
後、コントローラ107の指令により読み出され、演算
回路104においてデータ圧縮される。この圧縮データ
は、再びバッファメモリ105に格納された後、コント
ローラ107の指令により読み出され、出力回路106
にて再生時に必要な同期信号を付与されるとともに、ト
ラック分離される。
【0052】このトラック分離されたデータを受けた光
ヘッドアレイ91R,91G,91Bは、光学記録ヘッ
ド91aの夫々を2値駆動若しくは多値駆動し、これに
より、光学記録ヘッド91aからの光が前記部位に照射
される。その結果、図16に示すように、R,G,B毎
にj本の音声トラック79が感光形成され、この感光形
成された音声トラック79は、各コマ19毎に感光記録
された静止画像とともに、現像定着ユニット20におい
て同時に現像定着処理される。したがって、撮像を終了
した時点においては、各コマ19に感光された静止画像
のみならず、音声トラック79も実像化した記録済み記
録媒体38を得ることができる。
【0053】そして、撮像した結果を再生すると、光源
84R,84G,84Bは、再生の開始と同時に点灯
し、これにより発生した光は音声トラック79に照射さ
れる。したがって、音声トラック79の記録信号は、対
応する結像光学系84R,84G,84Bを介して、対
応するラインセンサ92R,92G,92Bに結像され
る。すると、各ラインセンサ92R,92G,92Bは
これをj本の音声トラック79に対応して、各トラック
に記録されているデータを反映する光電変換を行って電
荷を生成し、この生成した電荷を電気信号として出力す
る。この電気信号は、デジタルデータとしてバッファメ
モリ109に順次書き込まれる。また、バッファメモリ
109に書き込まれたデータは、同期検出回路108に
よって同期を検出したコントローラ114の指令によ
り、バッファメモリ109から読み出される。このと
き、記録済み記録媒体38の走行速度の変動によるサン
プリング周期の変動が除去される。
【0054】続いて、演算回路110にて、圧縮データ
の伸張を行う。これにより伸張されたデジタルデータ
は、バッファメモリ111にて一時的に保持された後、
出力回路112において、記録時のマイクロフォン75
の数に応じたiユニットに配分され、デジタルデータの
複合がなされる。そして、D/Aコンバータ113によ
りアナログ信号に変換されて、音声信号として出力され
る。よって、前述の実施例で説明したカラーエンコーダ
46から出力されたビデオ信号と、このD/Aコンバー
タ113から出力された信号とに基づき、テレビ受動機
が動作することにより、各コマ19に記録された静止画
像の連続によるカラー動画を視認しつつ、撮像時の周囲
音声を受聴することができる。
【0055】なお、マイクロフォン73の数“i”及び
光学記録ヘッド95aに対応する音声トラックの数
“j”は、単数及び複数のいずれであってもよい。ま
た、音声トラックの記録及び読み出しは、定速移動する
部位で行うことが好ましいが、間欠移動部8a,38a
であってもよい。さらに、この実施例においては、ヘッ
ドアレイ91R,91G,91Bとラインセンサ92
R,92G,92B等を3組設けるようにしたが、2組
であってもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる撮像
装置よれば、連続する静止画像のみならず、音声をも感
光記録媒体に記録できることから、使用する記録媒体は
感光機能のみを有すればよく、よって、使用可能な記録
媒体の低コスト化を図ることができる。しかも、音声を
多重記録することから、臨場感のある音声再生が可能と
なる。さらに、検出した複数の音声を同一線上に記録す
ることにより、最大3倍のデータを記録することがで
き、音声トラックの面積を最小限に押さえつつ、より多
くの音声データ記録が可能となる。また、これにより音
声記録帯域が広くとれることから、記録音声の品質を向
上させることもできる。
【0057】また、本発明の画像再生装置によれば、ビ
デオ再生機のように高価な磁気変換手段を用いないこと
から、安価でありながら画像及び音声再生が可能とな
る。さらに、本発明の撮像・再生装置は、撮像装置の機
能と画像再生装置の機能とを併有することから、共通機
能部分を共用化して、構造の簡易化や装置のコンパクト
化を可能にしつつ、前述した撮像装置と画像再生装置の
利点を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】画像記録ブロックの構成を示す模式図である。
【図3】(A)は感光記録媒体の模式断面図、(B)は
NTSC規格に従った場合の感光記録媒体のサイズを示
す説明図である。
【図4】撮像ユニットの搬送ブロック等を示す模式図で
ある。
【図5】音声記録ブロックの構成を示す模式図である。
【図6】信号変換回路の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図7】画像データ化ブロック等の構成を示す模式図で
ある。
【図8】データ変換ブロックの構成を示すブロック図で
ある。
【図9】画像データ化ブロックの構成を示す模式図であ
る。
【図10】信号復号回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】経路長調整機構の動作を示す説明図である。
【図12】撮像動作を示す説明図である。
【図13】現像定着処理動作を示す説明図である。
【図14】撮像から再生までの過程を示す説明図であ
る。
【図15】データ変換ブロックの他の構成を示すブロッ
ク構成図である。
【図16】音声記録ブロックの他の構成を示す模式図で
ある。
【図17】PCM信号変換回路の構成を示すブロック図
である。
【図18】音声再生ブロックの他の構成を示す模式図で
ある。
【図19】PCM復号化回路の構成を示すブロック回路
図である。
【符号の説明】
1 撮像ユニット 6 供給ロール 7 収納ロール 8 感光記録媒体 9 面結像光学系 10 光学シャッタ 31 再生ユニット 73R マイクロフォン 73G マイクロフォン 73B マイクロフォン 79R 光学記録ヘッド 79G 光学記録ヘッド 79B 光学記録ヘッド 85R 光電変換センサ 85G 光電変換センサ 85B 光電変換センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三原色にそれぞれ独立して感光し、現像
    過程を経ることにより異なる波長をピークとする吸光ス
    ペクトルを発現する感光記録媒体と、 この感光記録媒体の一部分に被撮像画像を投影する光学
    系と、 この光学系の投影時間を制御して、前記感光記録媒体に
    前記被撮像画像を静止画像として感光させる光学シャッ
    タと、 前記静止画像が順次異なる領域で感光するように、前記
    感光記録媒体を搬送する搬送手段と、 周囲環境の音声を検出して音声信号を出力する複数の音
    声信号出力手段と、 前記三原色に対応する異なる光学出力スペクトルを有
    し、前記音声信号出力手段から出力された音声信号を前
    記感光記録媒体に感光記録する2又は3個の光学記録手
    段と、 前記静止画像と前記音声信号とが記録された感光記録媒
    体を現像及び定着処理する現像定着処理手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記光学記録手段は、前記音声信号を前
    記感光記録媒体上の同一線上に多重記録することを特徴
    とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 三原色にそれぞれ独立して感光して、異
    なる波長をピークとする吸光スペクトルを発現した静止
    画像と音声トラックとを感光記録してなる感光記録媒体
    と、 この感光記録媒体を搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される感光記録媒体から、前記
    静止画像を順次読み取って、電気信号に変換する画像読
    取手段と、 この画像読取手段により変換された電気信号に基づき、
    所定の出力装置に応じた画像信号を生成する画像信号生
    成手段と、 前記搬送手段により搬送される感光記録媒体の前記音声
    トラックから、前記異なる波長毎の記録スペクトルの信
    号を読み取る信号読取手段と、 この信号読取手段により読み取られた前記異なる波長毎
    の記録スペクトルの信号を、音声信号に復号する信号復
    号手段と、 を有することを特徴とする画像再生装置。
  4. 【請求項4】 前記信号読み取り手段は、 前記三原色を構成する波長λ1成分のみに感度を有する
    第1の光電変換センサと、 λ2成分のみに感度を有する第2の光電変換センサと、 λ2成分のみに感度を有する第2の光電変換センサと、 からなることを特徴とする請求項3記載の画像再生装
    置。
  5. 【請求項5】 三原色にそれぞれ独立して感光し、現像
    過程を経ることにより異なる波長をピークとする吸光ス
    ペクトルを発現する感光記録媒体と、 この感光記録媒体の一部分に被撮像画像を投影する光学
    系と、 この光学系の投影時間を制御して、前記感光記録媒体に
    前記被撮像画像を静止画像として感光させる光学シャッ
    タと、 前記静止画像が順次異なる領域で感光するように、前記
    感光記録媒体を搬送する第1の搬送手段と、 周囲環境の音声を検出して音声信号を出力する複数の音
    声信号出力手段と、 前記三原色に対応する異なる光学出力スペクトルを有
    し、前記音声信号出力手段から出力された音声信号を前
    記感光記録媒体に感光記録して音声トラックを形成する
    2又は3個の光学記録手段と、 前記静止画像と前記音声信号とが記録された感光記録媒
    体を現像及び定着処理する現像定着処理手段と、 この現像定着処理手段により現像定着処理された感光記
    録媒体を搬送する第2の搬送手段と、 この第2の搬送手段により搬送される感光記録媒体か
    ら、前記静止画像を順次読み取って、電気信号に変換す
    る画像読取手段と、 この画像読取手段により変換された電気信号に基づき、
    所定の出力装置に応じた画像信号を生成する画像信号生
    成手段と、 前記第2の搬送手段により搬送される感光記録媒体の前
    記音声トラックから、前記異なる波長毎の記録スペクト
    ルの信号を読み取る信号読取手段と、 この信号読取手段により読み取られた前記異なる波長毎
    の記録スペクトルの信号を、音声信号に復号する信号復
    号手段と、 を有することを特徴とする撮像・再生装置。
  6. 【請求項6】 前記光学記録手段は、前記音声信号を前
    記感光記録媒体上の同一線上に多重記録することを特徴
    とする請求項5記載の撮像・再生装置。
  7. 【請求項7】 前記信号読み取り手段は、 前記三原色を構成する波長λ1成分のみに感度を有する
    第1の光電変換センサと、 λ2成分のみに感度を有する第2の光電変換センサと、 λ2成分のみに感度を有する第2の光電変換センサと、 からなることを特徴とする請求項5記載の撮像・再生装
    置。
JP26171694A 1994-09-30 1994-09-30 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置 Pending JPH08101452A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26171694A JPH08101452A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26171694A JPH08101452A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08101452A true JPH08101452A (ja) 1996-04-16

Family

ID=17365719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26171694A Pending JPH08101452A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08101452A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7852455B2 (en) 2003-11-13 2010-12-14 Rune Bjerkestrand Device for recording full picture frames onto a photosensitive material

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7852455B2 (en) 2003-11-13 2010-12-14 Rune Bjerkestrand Device for recording full picture frames onto a photosensitive material

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08101452A (ja) 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置
JPH0876290A (ja) 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置
JPH08101446A (ja) 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置
JPH0876295A (ja) 画像再生装置及び撮像・再生装置
JPH08101450A (ja) 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置
JPH08101451A (ja) 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置
JPH0876241A (ja) 画像再生装置及び撮像・再生装置
JPH0876293A (ja) 画像再生装置及び撮像・再生装置
JPH0876291A (ja) 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置
JPH08101445A (ja) 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置
JPH0876236A (ja) 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置
JPH08101453A (ja) 画像再生装置及び撮像・再生装置
JPH0876243A (ja) 撮像装置及び撮像・再生装置
JPH08101443A (ja) 画像再生装置及び撮像・再生装置
JPH0876242A (ja) 撮像装置
JPH0876235A (ja) 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置
JPH0876294A (ja) 画像再生装置及び撮像・再生装置
JP3610607B2 (ja) ビデオカメラ装置
JPH08101447A (ja) 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置
JPH0876296A (ja) 画像再生装置及び撮像・再生装置
JPH0879775A (ja) 画像再生装置
JPH0876292A (ja) 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置
JPH0876245A (ja) 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置
JPH0876300A (ja) 撮像装置及び撮像・再生装置
JPH08101444A (ja) 画像再生装置及び撮像・再生装置