JPH0876291A - 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置 - Google Patents

撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置

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JPH0876291A
JPH0876291A JP6230294A JP23029494A JPH0876291A JP H0876291 A JPH0876291 A JP H0876291A JP 6230294 A JP6230294 A JP 6230294A JP 23029494 A JP23029494 A JP 23029494A JP H0876291 A JPH0876291 A JP H0876291A
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JP
Japan
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recording medium
image
photosensitive recording
photosensitive
image pickup
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Pending
Application number
JP6230294A
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English (en)
Inventor
Masaharu Shiotani
雅治 塩谷
Eiichi Takeuchi
榮一 竹内
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0876291A publication Critical patent/JPH0876291A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/11Scanning of colour motion picture films, e.g. for telecine

Landscapes

  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価であって、被撮像画像を忠実に記録する
とともに、迅速かつ環境条件の制約を伴うことなく再生
可能に記録する撮像装置等を提供する。 【構成】 撮像装置には、供給ロール6に巻装されて収
納ロール7側に巻き取られる感光記録媒体8、この感光
記録媒体8の所定領域に被撮像画像を結像させる面結像
光学系9、及びこの面結像光学系9と感光記録媒体9と
の間に介装された光学シャッタ10が設けられている。
感光記録媒体8は、可視光のRed成分、Green成
分、Blue成分に対してのみ各々感光し、現像過程を
経ることにより、各々R,G,Bに対応する異なる波長
λ1、λ2、λ3を中心としたスペクトルにおける吸光
度の変化を引き起こす特性を有している。収納ロール7
の近傍には、現像定着ユニット20が配置されており、
この現像定着ユニット20により、被写体画像を感光し
た感光記録媒体8を順次現像定着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外界の動画像を撮像記
録する撮像装置、並びにこの撮像記録された動画像を画
像信号に変換して出力する画像再生装置、及びこれら撮
像装置と画像再生装置との機能を併有する撮像・再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の撮像装置としては、所謂8ミリカ
メラが知られている。この8ミリカメラは、光学系によ
り結像された被撮像画像をコマ送りされるフィルム上に
投影し、静止画像を連続的に感光させる。そして、この
連続的な静止画像を感光してなるフィルムを、現像所に
て現像処理及び定着処理することにより、静止画像を連
続的に記録する。また、この記録した画像を視認するに
際しては、暗所に配置した映写機に記録済みのフィルム
を装填し、コマ送りしつつ静止画像を連続的にスクリー
ン上に投影することにより、動画として再生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、8ミリ
カメラにあっては、撮像後のフィルムを現像所に提出し
て、現像及び定着処理しなければならないことから、撮
像後に迅速に画像を視認することができない。また、視
認に際しては映写機を暗所に配置しなければならないこ
とから、記録した画像を視認するための環境条件も限定
される。
【0004】無論、ビデオカメラによれば、現像所への
提出や特に視認するための環境条件が限定されることも
ないことから、迅速かつ任意の環境条件で画像を再生し
て、視認することができる。しかし、ビデオカメラにあ
っては、光学的に結像させた画像を一旦電気信号に変換
して磁気記録することから、不可避的な変換ロスにより
被撮像画像を忠実に記録できないばかりでなく、変換素
子や磁気記録手段等に要する部品コストに起因して、高
価とならざる得ない。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、安価であって被撮像画像を忠実に
記録するとともに、迅速かつ環境条件の制約を伴うこと
なく再生可能に記録する撮像装置を提供するとともに、
この撮像装置による撮像結果を再生する画像再生装置、
及びこれら撮像装置と画像装置の機能を併有する撮像・
再生装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にかかる撮像装置にあっては、三原色にそれぞ
れ独立して感光し、現像過程を経ることにより異なる波
長をピークとする吸光スペクトルを発現する感光記録媒
体と、この感光記録媒体の一部分に被撮像画像を投影す
る光学系と、この光学系の投影時間を制御して、前記記
録媒体に前記被撮像画像を静止画像として感光させる光
学シャッタと、前記静止画像が順次異なる領域で感光す
るように、前記感光記録媒体を送り駆動する駆動手段
と、前記静止画像を感光している感光記録媒体を、現像
及び定着処理する現像定着処理手段とを有している。
【0007】また、本発明にかかる画像再生装置にあっ
ては、異なる波長をピークとする吸光スペクトルを発現
した静止画像を連続して記録してなる感光記録媒体を、
送り駆動する駆動手段と、この駆動手段により送り駆動
される感光記録媒体に記録されている前記静止画像を順
次読み取って、電気信号に変換する読取手段と、この読
取手段により変換された電気信号に基づき、所定の出力
装置に応じた画像信号を生成する画像信号生成手段とを
有している。
【0008】さらに本発明にかかる撮像・再生装置にあ
っては、三原色にそれぞれ独立して感光し、現像過程を
経ることにより異なる波長をピークとする吸光スペクト
ルを発現する感光記録媒体と、この感光記録媒体の一部
分に被撮像画像を投影する光学系と、この光学系の投影
時間を制御して、前記記録媒体に前記被撮像画像を静止
画像として感光させる光学シャッタと、前記静止画像が
順次異なる領域で感光するように、前記感光記録媒体を
送り駆動する第1の駆動手段と、前記静止画像を感光し
ている感光記録媒体を、現像及び定着処理する現像定着
処理手段と、この現像定着手段により前記静止画像が連
続的に現像及び定着された記録済み感光記録媒体を、送
り駆動する第2の駆動手段と、この第2の駆動手段によ
り送り駆動される記録済み感光記録媒体に記録されてい
る前記静止画像を順次読み取って、電気信号に変換する
読取手段と、この読取手段により変換された電気信号に
基づき、所定の出力装置に応じた画像信号を生成する画
像信号生成手段とを有している。
【0009】
【作用】前記構成からなる撮像装置において、駆動手段
により送り駆動される感光記録媒体には、光学系により
投影された被撮像画像が光学シャッタの動作に伴って静
止画像として、順次異なる領域に感光記録される。した
がって、感光記録媒体には、光学系により投影された被
撮像画像が、磁気変換等の処理を介在させることなく直
接的に記録され、これにより被撮像画像と感光記録媒体
の記録結果との忠実性が確保される。また、静止画像を
感光した感光記録媒体は、現像定着処理手段により現像
及び定着処理され、この時点で、異なる波長をピークと
する吸光スペクトルを発現した静止画像を連続して記録
した、再生可能な記録媒体が得られる。
【0010】そして、前記構成からなる画像再生装置に
おいては、この撮像装置により得られた記録済みの感光
記録媒体を駆動手段により送り駆動し、読取手段により
静止画像を読み取って、電気信号に変換する。すると、
画像信号生成手段は、この電気信号に基づき、所定の出
力装置に応じた画像信号を生成し、よって、この画像信
号を所定の出力装置に送出することにより、静止画像の
連続による動画の視認が可能となる。
【0011】また、本発明にかかる撮像・再生装置にあ
っては、前述の撮像装置と画像再生装置の機能を併有
し、よって、忠実に被撮像画像を記録した感光記録媒体
が得られるとともに、この感光記録媒体に記録された静
止画像に基づく画像信号が生成される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。図1は、本発明の第1実施例にかかる撮像装置
1を示すブロック構成図である。この撮像装置1は、主
コントローラ2と、この主コントローラ2により制御さ
れる画像記録ブロック3、媒体搬送ブロック4及び媒体
現像ブロック5で構成されている。
【0013】画像記録ブロック3には、図2に示すよう
に、供給ロール6に巻装されて収納ロール7側に巻き取
られるカラー感光記録媒体(以下、単に感光記録媒体と
いう)8、この感光記録媒体8の後述する領域に被撮像
画像を結像させる面結像光学系9、及びこの面結像光学
系9と感光記録媒体8との間に介挿された光学シャッタ
10が設けられている。前記感光記録媒体8は、図3
(A)に示すように、薄膜透明樹脂からなるベース11
上に、R感光層12、G感光層13及びB感光層14を
順次積層してなる。これらR,G,B各感光層12〜1
4は、可視光のRed成分、Green成分、Blue
成分に対してのみ各々感光し、現像過程を経ることによ
り、各々R,G,Bに対応する波長λ1、λ2、λ3
(λ3≠λ1かつλ3≠λ2)を中心としたスペクトル
における吸光度の変化を引き起こす特性を有している。
【0014】この感光記録媒体8は、厚さtが10μm
であり、同図(B)に示す幅wは25mmであるととも
に、有効長さは270mであり、よって、供給ロール6
のコア直径を10mmとすると、巻直径は最大60mm
である。また、感光記録媒体8において、1枚の静止画
像が投影記録される領域である1コマのサイズは、横
(a)×縦(b)=9×16mmであり、コマ配置のピ
ッチpは10mmである。
【0015】なお、この実施例においては、NTSC規
格の30フレーム/secに従って、撮像レート=30
コマ/secであり、有効長さ270mである本実施例
において、撮像時間は15分である。また、光学シャッ
タ10は、主コントローラ2からの指示に従って30回
/secの頻度で開動作するとともに、そのときの開動
作時間は1/50〜1/1000秒程度である。
【0016】前記媒体搬送ブロック4には、図4に示す
ように、前記供給ロール6と収納ロール7とが、間隔を
おいて回転自在に配置されている。各ロール6,7の近
傍には、各々一対ずつピンチローラ15,16が配置さ
れており、各一対のピンチローラ15,16間に感光記
録媒体8が挟圧されている。また、この両ピンチローラ
15,16の内側近傍には、第1経路長調整機構17
と、第2経路長調整機構18とが各々設けられている。
そして、この両経路長調整機構17,18間に延在する
感光記録媒体8の間欠移動部8aに、前記面結像光学系
9による画像が結像されるように構成されている。
【0017】各経路長調整機構17,18は、感光記録
媒体8のベース11側(図3(A)参照)に接触する一
対の固定ローラ17a,17b,18a,18bと、こ
の固定ローラ17a,17b,18a,18b間の延長
線上において、感光記録媒体8と直交する方向に移動自
在な可動ローラ17c,18cとを有し、可動ローラ1
7c,18cは、感光記録媒体8のR感光層12側に圧
接している。この可動ローラ17c,18cは、図示し
ないアクチュエータにより前記方向に往復駆動され、ま
た、ピンチローラ15,16と収納ロール7とは、図示
しないモータや減速機構を介して同一の線速度で回転駆
動される。そして、これらアクチュエータ及びモータの
動作が主コントローラ2によって制御されることによ
り、隣接する固定ローラ17b,18a間に延在する感
光記録媒体8の間欠移動部8aが、後述するように間欠
的に駆動される。
【0018】他方、前記媒体現像ブロック5には、図2
に示した現像定着ユニット20が設けられている。この
現像定着ユニット20は、感光記録媒体8のほぼ全幅に
亙る上下長を有するタンク21を備えており、このタン
ク21の感光記録媒体8と対向する面側には、開口部と
この開口部を撮像時には開放し、非撮像時には閉鎖する
蓋体(共に図示せず)が設けられている。また、タンク
21内には、所謂インスタント写真の一部に用いられて
いる現像定着液と、この現像定着液を含浸したスポンジ
等からなる塗布用部材とが収容されている。この塗布用
部材は、前記蓋体が開作動することにより、感光記録媒
体8の表面に接触するように構成され、蓋体は、主コン
トローラ2の指示に従って動作するアクチュエータ(図
示せず)によって、開閉駆動される。なお、この現像定
着ユニット20は、収納ロール7の近傍であって、感光
記録媒体8が定速移動する部位、例えば図4に示したピ
ンチローラ16と収納ロール7間に配置されている。
【0019】以上の構成にかかる本実施例において、非
撮像時には、主コントローラ2からの指示に従って前記
モータが非動作状態にあることにより、ピンチローラ1
5,16及び収納ロール7は回転を停止し、よって、感
光記録媒体8も停止している。このとき、両可動ローラ
17c,18cは、図5(A)に示すように、固定ロー
ラ17a,17b,18a,18bから各々所定距離後
退した、同一の中立位置Nで停止している。
【0020】そして、撮像を開始すると、主コントロー
ラ2からの指示に従ってモータが起動することにより、
ピンチローラ15,16と収納ロール7とが同一の線速
度での回転を開始する。すると、ピンチローラ15,1
6と収納ロール7の回転開始と同時にアクチュエータが
動作して、図5(B)に示すように、第1経路長調整機
構17の可動ローラ17cにあっては、感光記録媒体8
から離間する後退方向へ、第2経路長調整機構18の可
動ローラ18cにあっては、感光記録媒体8に近接する
方前進方向へ、各々中立位置Nから等距離L1ずつ同時
移動する。
【0021】したがって、その間、一方のピンチローラ
15の回転に伴って供給ロール6から引き出された感光
記録媒体8は、可動ローラ17bの後退移動により、そ
の経路長が長大化して、引き出し分が吸収される。ま
た、可動ローラ18cが前進移動すると、第2経路長調
整機構18側において、感光記録媒体8の経路長が短小
化し、これにより生ずる余剰分は、ピンチローラ16と
収納ロール7との回転に伴って、収納ロール7に巻き取
られる。よって、この間、感光記録媒体8の間欠移動部
8aは移動することなく、停止している。
【0022】そして、このようにピンチローラ15,1
6と、収納ロール7が同一線速度で回転と継続している
状態において、1/30秒が経過すると、前述とは逆方
向にアクチュエータが動作し、同図(C)に示すよう
に、第1経路長調整機構17の可動ローラ17cにあっ
ては、感光記録媒体8に近接する前進方向へ、第2経路
長調整機構18の可動ローラ18cにあっては、感光記
録媒体8から離間する後退方向へ、各々等距離L2ずつ
同時に移動する。
【0023】したがって、第1経路長調整機構17側に
おいて、感光記録媒体8の経路長が短小化すると同時
に、第2経路長調整機構18側において、感光記録媒体
8の経路長がが長大化する。このため、経路長の短小化
により生じた第1経路長調整機構17側の余剰分が、隣
接する両固定ローラ17b,18aに到来するととも
に、同図(B)時点で固定ローラ17b,18a間に介
在していた間欠移動部8aが、第2経路長調整機構18
側に吸収される。
【0024】以上の図5(B)(C)に示す動作を、1
/30秒間隔で繰り返すことにより、感光記録媒体8は
供給ロール6から定速で引き出されて、収納ロール7に
同一速度で巻き取られつつ、間欠移動部8aは順次1/
30秒間隔で、両固定ローラ17b,18a間に静止す
る。したがって、図6(A)に示すように、間欠移動部
8aが静止したタイミングで、主コントローラ2からの
指示に従って、光学シャッタ10が開き、同図(B)に
示すように、光学シャッタ10が閉じたタイミングで間
欠移動部8aを移動させることにより、被撮像画像の1
/30秒毎の静止画像を順次各コマ19・・・に感光さ
せることができる。
【0025】他方、前記現像定着ユニット20において
は、撮像の開始と同時に発せられた主コントローラ2か
らの指示により、タンク21の蓋体が開駆動される。こ
れにより、現像定着液を含浸してなる塗布用部材がタン
ク21外に露出して、各コマ19内に被写体画像の静止
画像を感光した感光記録媒体8に接触する。よって、感
光記録媒体8のR,G,B各感光層12〜14に現像定
着液が浸透し、各感光層12〜14は被写体画像のR,
G,Bに応じて、各々異なる波長λ1、λ2、λ3をピ
ークとする吸光スペクトルを発現する。このとき、感光
記録媒体8には、図7にも示すように、一定の速度
(v)をもって移動している定速移動部位で、現像定着
ユニット20により現像定着液が塗布される。無論、撮
像を停止した場合には、前記タンク21の蓋体が閉じる
ことから、停止している感光記録媒体8に過剰な現像定
着液が塗布されることはない。したがって、感光記録媒
体8には、全長に亙って均一量をもって現像定着液が塗
布され、これにより各コマ19の現像定着効果を均一な
ものにすることができる。
【0026】また、このように感光記録媒体8には、面
結像光学系9により投影された被撮像画像が、電気信号
への変換等の処理を介在させることなく、直接的に記録
されることから、各コマ19に記録された静止画像の被
撮像画像に対する忠実性を確保することができる。しか
も、静止画像を感光した感光記録媒体8の各コマ19
は、現像定着ユニット20により順次により現像及び定
着処理されることから、撮像の終了と同時に、再生可能
な記録媒体を得ることができることとなる。
【0027】図8は、感光記録媒体の他の構成を示すも
のである。すなわち、同図(A)に示した感光記録媒体
22にあっては、薄膜樹脂からなるベース11上にパン
クロマティック感光層23を積層するとともに、このパ
ンクロマティック感光層23上にRGBフィルター24
を積層した断面構造である。このRGBフィルター24
は、可視光のRed成分のみを透過させるR領域24a
と、Green成分のみを透過させるG領域24b、及
びBlue成分のみを透過させるB領域24cとの微小
領域の集合体からなる。また、パンクロマティック感光
層23は、前述の現像定着ユニット20により現像定着
処理されることにより、可視光領域全体に亙る吸光度の
変化を引き起こす特性を有している。したがって、この
感光記録媒体22を前述した第1実施例の撮像装置1に
用いることにより、被撮像画像の静止画像とともにその
スペクトル成分をR,G,B毎に記録することができ
る。しかも、この感光記録媒体22にあっては、ベース
11上に2層を積層するのみであることから、より薄く
なり巻直径をより小さくすることが可能となる。
【0028】また、同図(C)に示した感光記録媒体2
5にあっては、ベース11上に前述と同様のパンクロマ
ティック感光層23を積層するとともに、このパンクロ
マティック感光層23上にRGBフィルター26を積層
した断面構造である。このRGBフィルター26は、R
edに染色されたR微粒子26aとGreenに染色さ
れたG微粒子26b、及びBlueに染色されたB微粒
子26cを透明バインダ26d中にランダムに分散させ
たものである。したがって、この感光記録媒体26にお
いては、各微粒子26a〜26cを含有する未固化状態
のバインダ26dを、パンクロマティック感光層23上
にコーティングすることにより、容易にRGBフィルタ
ー26を形成することができ、簡易な工程で薄い感光記
録媒体25を得ることができる。
【0029】図9は、本発明の第2実施例にかかる画像
再生装置31を示すブロック構成図である。この画像再
生装置31は、主コントローラ32と、この主コントロ
ーラ32により制御される画像データ化ブロック33、
媒体搬送ブロック34及びデータ変換ブロック35で構
成されている。
【0030】画像データ化ブロック33には、図10に
示すように、光源36が設けられている。この光源36
は、供給ロール6に巻装されて収納ロール7側に巻き取
られる記録済み記録媒体38の一面側であって、後述す
る間欠移動部38a内のコマ19に対向する位置に配置
されている。ここで、記録済み記録媒体38は、前述の
第1実施例として示した撮像装置1により、撮像及び現
像定着処理された感光記録媒体8であって、各コマ19
毎に被撮像画像の静止画像が記録されている。また、こ
の光源36は、前記R感光層12、G感光層13及びB
感光層14に対応する波長λ1、λ2、λ3の全てのス
ペクトル成分をコマ19の全域に放射するものであっ
て、その点滅タイミングは主コントローラ32によって
制御される。
【0031】さらに、画像データ化ブロック33には、
記録済み記録媒体38の他面側であって、光源36と対
向する位置に、結像光学系37が配設され、この結像光
学系37の光軸延長線上にはカラーエリアセンサ39が
配設されている。このカラーエリアセンサ39は、光−
電気変換体の画素を2次マトリックス配置し、このパタ
ーン上に任意の配列のカラーフィルタアレイを配置した
ものであって、CCDディバイス及びMOSディバイス
等の公知のディバイスを使用できる。また、カラーフィ
ルタアレイ配置としては、ベイヤ方式、インタライン、
ストライプ、色差順次などの公知の手法が適用される。
なお、結像光学系37におけるコサイン4乗則に従う周
辺露光量の分布を補正するために、光源36には、コマ
19内に記録されている画像の中央部を周辺部に対して
暗く照明する、フィルターを設けることが望ましい。
【0032】前記媒体搬送ブロック34は、前述した第
1実施例の媒体搬送ブロック4と同一構成であって、図
10に示すように、供給ロール6側と収納ロール7側と
に、各々一対ずつピンチローラ15,16が配置されて
おり、各一対のピンチローラ15,16間に記録済み記
録媒体38が挟圧されている。また、この両ピンチロー
ラ15,16と前記光源36の照射面間には、第1経路
長調整機構17と、第2経路長調整機構18とが各々設
けられている。
【0033】各経路長調整機構17,18は、感光記録
媒体8のベース11側(図3(A)参照)に接触する一
対の固定ローラ17a,17b,18a,18bと、こ
の固定ローラ17a,17b,18a,18b間の延長
線上において、記録済み記録媒体38と直交する方向に
移動自在な可動ローラ17c,18cとを有し、この可
動ローラ17c,18cは、記録済み記録媒体38のR
感光層12側に圧接している。この可動ローラ17c,
18cは、図示しないアクチュエータにより前記方向に
往復駆動され、また、ピンチローラ16と収納ロール7
とは図示しないモータや減速機構を介して、同一の線速
度で回転駆動される。そして、これらアクチュエータ及
びモータの動作が主コントローラ32によって制御され
ることにより、隣接する固定ローラ17b,18a間に
延在する記録済み記録媒体38の間欠移動部38aが、
後述するように間欠的に駆動される。
【0034】他方、データ変換ブロック35には、図1
1に示すように、センサドライバ40が設けられてい
る。このセンサドライバ40は、主コントローラ32に
より指示された光電変換の開始タイミングと光電変換時
間とに基づいて、カラーエリアセンサ39を駆動し、さ
らに光電変換の結果生成した電荷を順次カラーエリアセ
ンサ39から転送出力させる。前処理回路41は、この
カラーエリアセンサ39からの転送出力信号を前処理す
るものであって、センサ出力に含まれるリセットパルス
の除去、及び信号レベルの調整を行う。
【0035】ローパスフィルタ42は、前処理回路41
を介して転送されたカラーエリアセンサ39の出力信号
に含まれる、カラーフィルタアレイの繰り返し周期に対
応して色信号成分を除去し、輝度信号Yを生成する。輝
度信号処理回路43は、この輝度信号Yに対して、ガン
マ補正、レベル調整、同期信号用ブランキング形成、輪
郭補正処理を行い、さらに若干の遅延処理を行う公知の
回路である。
【0036】色信号分離回路44は、カラーフィルタア
レイのパターンで定まる各色成分が混合した状態の、前
処理回路41を介したカラーエリアセンサ39の出力信
号を、R,G,Bの各色成分のみの信号に分離する。こ
の処理は、1水平期間遅延、1水平走査期間(1H)遅
延、サンプルホールド、加算処理の組み合わせによって
行われる。実際の加算処理の組み合わせは、カラーフィ
ルタアレイの配列によって定まるが、これらは公知の色
信号分離手法が適用されるので詳細は省略する。
【0037】色信号処理回路45は、入力されるR,
G,B各色信号の処理回路であって、ホワイトバラン
ス、ガンマ補正、レベル調整、同期信号用ブランキング
形成を行い、さらに色差信号R−Y及びB−Yに変換し
た後、LPF(Low Pass Filter)によって帯域制限する
公知の回路である。ここでの、ガンマ、ホワイトバラン
ス補正は、カラーエリアセンサ39のガンマ、ホワイト
バランスのみならず、記録済み記録媒体38の露光−現
像濃度特性、空間周波数−現像濃度特性、分光特性をも
補正するものである。カラーエンコーダ46は、輝度信
号処理回路43からの輝度信号Yと、色信号処理回路4
5からの色差信号R−Y及びB−Yによりビデオ信号を
生成し、外部のテレビ受像機やビデオプリンタに出力す
るものである。
【0038】以上の構成にかかる本実施例において、再
生を開始するに際しては、前述の第1実施例で連続的な
静止画像が記録された記録済み記録媒体38を、供給ロ
ール6側に巻き戻して、図10に示すようにセットす
る。このとき、両可動ローラ17c,18cは、図12
(A)に示すように、記録済み記録媒体38に対して、
同一の中立位置Nで停止している。
【0039】そして、再生を開始すると、主コントロー
ラ32からの指示に従ってモータが起動することによ
り、ピンチローラ15,16と収納ロール7とが同一の
一定線速度での回転を開始する。すると、ピンチローラ
15,16と収納ロール7の回転開始と同時に、主コン
トローラ2からの指示に従ってアクチュエータが動作し
て、同図(B)に示すように、第1経路長調整機構17
の可動ローラ17cにあっては、記録済み記録媒体38
から離間する後退方向へ、第2経路長調整機構18の可
動ローラ18cにあっては、記録済み記録媒体38に近
接する方前進方向へ、各々中立位置Nから等距離L1ず
つ同時移動する。
【0040】したがって、その間、一方のピンチローラ
15の回転に伴って供給ロール6から引き出された記録
済み記録媒体38は、可動ローラ17bの後退移動によ
り、その経路長が長大化して引き出し分が吸収される。
また、可動ローラ18cが前進移動すると、第2経路長
調整機構18側において、記録済み記録媒体38の経路
長が短小化し、これにより生ずる余剰分は、ピンチロー
ラ16と収納ロール7との回転に伴って、収納ロール7
に巻き取られる。よって、この間、記録済み記録媒体3
8の間欠移動部38aは移動することなく、停止してい
る。
【0041】そして、このようにピンチローラ15,1
6と、収納ロール7が同一線速度で回転と継続している
状態において、1/30秒が経過すると、前述とは逆方
向にアクチュエータが動作し、同図(C)に示すよう
に、第1経路長調整機構17の可動ローラ17cにあっ
ては、記録済み記録媒体38に近接する前進方向へ、第
2経路長調整機構18の可動ローラ18cにあっては、
記録済み記録媒体38から離間する後退方向へ、各々等
距離L2ずつ同時に移動する。
【0042】したがって、第1経路長調整機構17側に
おいて、記録済み記録媒体38の経路長が短小化すると
同時に、第2経路長調整機構18側において、記録済み
記録媒体38の経路長がが長大化する。このため、経路
長の短小化により生じた第1経路長調整機構17側の余
剰分が、隣接する両固定ローラ17b,18aに到来す
るとともに、同図(B)時点で固定ローラ17b,18
a間に介在していた間欠移動部38aが、第2経路長調
整機構18側に吸収される。
【0043】以上の図12(B)(C)に示す動作を、
1/30秒間隔で繰り返すことにより、記録済み記録媒
体38は供給ロール6から定速で引き出されて、収納ロ
ール7に同一速度で巻き取られつつ、間欠移動部38a
は1/30秒間隔で、両固定ローラ17b,18a間に
静止する。したがって、主コントローラ32からの指示
に従って、間欠移動部38aが静止したタイミングで光
源36を点灯し、光源36が消灯したタイミングで間欠
移動部8aを移動させることにより、被撮像画像の各コ
マ19・・・に記録されている静止画像が1/30秒毎
に、結像光学系37によってカラーエリアセンサ39上
に結像される。
【0044】一方、センサドライバ40は、主コントロ
ーラ32により指示されたタイミング、つまり光源36
を点灯させる1/30秒毎のタイミングで、カラーエリ
アセンサ39を駆動し、カラーエリアセンサ39の光電
変換の結果生成した電荷を、前記タイミングで前処理回
路41に転送出力させる。この転送出力信号は、前処理
回路41により、リセットパルスの除去、及び信号レベ
ルの調整が行われた後、ローパスフィルタ42により、
色信号成分が除去されて輝度信号Yに生成され、この輝
度信号Yは輝度信号処理回路43により、前述したガン
マ補正等されてカラーエンコーダ46に入力される。
【0045】他方、前処理回路41から色信号分離回路
44に転送された、カラーエリアセンサ39からの転送
出力信号は、この色信号分離回路44により、R,G,
Bの各色成分のみの信号に分離された後、色信号処理回
路45により、ホワイトバランス、ガンマ補正等される
とともに、色差信号R−Y及びB−Yに変換される。そ
して、この色差信号R−Y及びB−Yと、輝度信号Yと
が入力されると、カラーエンコーダ46はこれらに基づ
き、NTSC規格に従ったビデオ信号を生成して出力す
る。よって、この出力されたビデオ信号に基づき、テレ
ビ受動機が動作するにより、各コマ19に記録された静
止画像の連続によるカラー動画を視認することができ、
また、ビデオプリンタにより、各静止画像をプリントア
ウトすることもできる。
【0046】図13は、本発明の第3実施例であって、
前記データ変換ブロック35の他の構成例を示すもので
ある。すなわち、センサドライバ40、前処理回路41
が設けられている点は、図11をもって説明した第2実
施例と同様である。しかし、この前処理回路41により
処理されたカラーエリアセンサ39からの転送出力信号
は、A/Dコンバータ47によりデジタル化される。こ
のデジタル化された画像データは、メモリコントローラ
48によりデータの入出力を制御されるメモリ49に格
納される。
【0047】演算マトリックス50は、このメモリ49
から出力されたR,G,Bのデジタルデータより輝度デ
ータYと、色差データR−Y及びB−Yを算出し、この
ときガンマ補正、輪郭補正、ホワイトバランスの各処理
をも考慮した演算を実行する。ここでのガンマ、ホワイ
トバランス補正は、カラーエリアセンサ39のガンマ、
ホワイトバランスのみならず、前記記録済み記録媒体3
8の露光−現像濃度特性、空間周波数−現像濃度特性、
分光特性をも補正するものであり、ブランキングに相当
するデータも付与される。また、演算マトリックス50
からの輝度データY、色差データR−Y及びB−Yは、
D/Aコンバータ51によりアナログ化され、カラーエ
ンコーダ46はこのアナログ化された輝度信号Yと色差
信号R−Y及びB−Yによりビデオ信号を生成して出力
する。
【0048】このように、本実施例においては、A/D
コンバータ47によりカラーエリアセンサ39からの信
号をデジタル化し、このデジタルした画像データをメモ
リ49に格納することから、メモリコントローラ48に
より読み出し速度を変化させる等により、多様な再生形
態が可能となる。
【0049】図14は、本発明の第4実施例にかかる撮
像装置を、図15は、第5実施例にかかる画像再生装置
を各々示すものである。図14に示す撮像装置におい
て、感光記録媒体8には、コマ19・・・に対応する各
静止画像の記録領域の外部に、コマ位置基準マーク52
が付されている。このコマ位置基準マーク52は、予め
記録された光学的なパターンであって、この実施例にお
いては各コマ19・・・に対応する位置に記録されてい
る。
【0050】また、この撮像装置には、コマ位置基準マ
ーク52を検出して信号を発生するマークセンサ53が
設けられており、このマークセンサ53からの信号は、
前記主コントローラ2(図1参照)に入力される。した
がって、主コントローラ2が、この入力信号に基づき、
前記第1経路長調整機構17と第2経路長調整機構18
の動作を制御し、さらには前記ピンチローラ16と収納
ロール7とを駆動するモータを制御し、あるいは光学シ
ャッタ10を制御することにより、撮像時におけるコマ
19の記録位置精度を向上させることができる。
【0051】また、図15に示す画像再生装置において
も、コマ位置基準マーク52を検出して信号を発生する
マークセンサ53が設けられており、このマークセンサ
53からの信号は、前記主コントローラ32(図9参
照)に入力される。したがって、主コントローラ32
が、この入力信号に基づき、同様に前記第1経路長調整
機構17と第2経路長調整機構18を制御し、あるいは
光源36やカラーエリアセンサ39等の動作等を制御す
ることにより、再生時におけるコマ19の記録位置精度
や画像信号の発生タイミング精度等を向上させることが
できる。
【0052】図16は、本発明の第6実施例にかかる撮
像・再生装置61を示すブロック構成図である。この撮
像・再生装置61は、主コントローラ62と、この主コ
ントローラ62により制御される画像記録ブロック3、
媒体搬送ブロック64、媒体現像ブロック5、画像デー
タ化ブロック33、及びデータ変換ブロック35で構成
されている。これら各ブロックにおいて、前述した第1
実施例(図1)及び第2実施例(図9)と同一符号付し
た画像記録ブロック3、媒体現像ブロック5、画像デー
タ化ブロック33、及びデータ変換ブロック35は、各
々両実施例の撮像装置1及び画像再生装置31の対応す
るブロックと同一構成である。また、主コントローラ6
2にあっては、前記各実施例の両主コントローラ2,3
2の機能を併有し、また、媒体搬送ブロック64にあっ
ても、各実施例の媒体搬送ブロック4,34と同一構成
である。
【0053】つまり、この第6実施例にかかる撮像・再
生装置61は、同図に仮想線で示したように前記撮像装
置1と画像再生装置31との機能を併有するものであ
る。したがって、この撮像・再生装置61のみを用いる
ことにより、図17に示すように、「1.撮影」→
「2.自動現像」→「3.再生」の全てを行うことがで
きる。これにより、被撮像画像Fの動画fをテレビ受像
機65で再生したり、被撮像画像Fの静止画像f′をビ
デオプリンタ66で印刷する等を、迅速かつ円滑に行う
ことができる。また、主コントローラ62や媒体搬送ブ
ロック64は、撮像側と再生側とで共用されることか
ら、撮像、自動現像、再生機能を確保しつつ、低コスト
にて製造することが可能となる。
【0054】なお、この実施例においては、撮像装置1
の構成と画像再生装置31の構成とを一体に組み込みだ
撮像・再生装置を示したが、撮像を終了した撮像装置1
全体を、画像再生装置31内に収容する構成としてもよ
い。この場合であっても、主コントローラ62や媒体搬
送ブロック64は共用できることから、コスト上の不利
が生ずることはない。
【0055】図18は、本発明の第7実施例にかかる撮
像装置71を示すブロック構成図である。この撮像装置
71は、第1実施例として前述した撮像装置1(図1)
に、さらに音声記録ブロック72を加えて構成されてい
る。この音声記録ブロック72は、図19に示すよう
に、マイクロフォン73とこのマイクロフォン73から
の出力信号を処理する信号処理回路74、及びこの信号
処理回路74からの信号により動作する光学記録ヘッド
75で構成されている。信号処理回路74は、図20に
示すように、補正回路76とバイアス付加回路77とで
構成されている。補正回路76は、光学記録ヘッド75
の電気入力−光学出力特性と、感光記録媒体8の露光−
現像濃淡特性とに基づいて、マイクロフォン73からの
電気信号の強度変換を行う。また、バイアス付加回路7
7は、強度変換された補正回路76からの信号に一定の
直流成分オフセットを与えて、光学記録ヘッド75に送
る。
【0056】光学記録ヘッド75は、LED,レーザー
等の半導体光源であって、感光記録媒体8にスポット光
を照射する。このスポット光の照射位置は、図19に示
すように、画像記録領域(コマ19・・・)の外部であ
って、現像定着ユニット20よりも上流側であり、か
つ、図21に示すように、第2経路長調整機構18とピ
ンチローラ16間等の、感光記録媒体8が定速移動する
部位である。
【0057】以上の構成にかかる本実施例において、撮
像を開始すると、第1実施例で説明したように、1/3
0秒間隔で被撮像画像の静止画が各コマ19・・・に連
続的に感光されるとともに、感光記録媒体8は一定速度
で収納ロール7に巻き取られて行く。このとき、周囲環
境の音声はマイクロフォン73により検出されて電気信
号に変換され、この電気信号は、補正回路76によって
強度補正され、直流バイアスを付加された後、光学記録
ヘッド75により光量変調された感光記録媒体8の前記
部位に照射される。これにより、音声トラック79が感
光形成され、この感光形成された音声トラック79は、
各コマ19毎に感光記録された静止画像とともに、現像
定着ユニット20において同時に現像定着処理される。
したがって、この実施例においては、被撮像画像の連続
的な静止画像のみならず、周囲環境の音声も記録するこ
とができ、撮像と同時に、画像及び音声の双方を再生可
能な記録済み記録媒体を得ることができる。
【0058】なお、この実施例においては、第2経路長
調整機構18とピンチローラ16との間にて、感光記録
媒体8に音声トラック79を感光記録するようにした
が、これに限ることなく、現像定着ユニット20よりも
上流側であって、かつ、感光記録媒体8が定速移動する
位置であれば、他の位置で音声トラック79の感光記録
を行ってもよい。
【0059】図22は、本発明の第8実施例にかかる画
像再生装置81を示すブロック構成図である。この画像
再生装置81は、第2実施例として前述した画像再生装
置31(図9)に、さらに音声再生ブロック82を加え
て構成されている。この音声再生ブロック82は、図2
3に示すように、光源83、結像光学系84、光電変換
センサ85、及び信号復調回路86で構成されている。
光源83は、前記第7実施例の撮像装置71で得られた
記録済み記録媒体78の一面側であって、第2経路長調
整機構18とピンチローラ16間の定速移動する部位に
て、音声トラック79に、光を照射し得るように配置さ
れている。また、結像光学系84と光電変換センサ85
とは、記録済み記録媒体78の他面側であって、光源8
3の光軸上に配置されている。
【0060】光電変換センサ85は、音声トラック79
の記録信号を光学的に検出するものであり、その出力信
号は信号復調回路86に与えられる。この信号復調回路
86は、図24に示すように、バイアス除去回路87と
補正回路88とで構成され、バイアス除去回路87は、
前記オフセットの直流成分を除去する回路である。ま
た、補正回路88は、光電変換センサ85の光学入力−
電気出力特性に基づいて、信号の強度変換を行い、必要
に応じて記録済み記録媒体78の露光−現像濃淡特性及
び空間周波数−現像濃度特性に基づいて補正を行う回路
である。
【0061】以上の構成にかかる本実施例において、再
生を開始すると、第2実施例で説明したように、各コマ
19・・・に記録されている静止画像が1/30秒毎
に、カラーエリアセンサ39上に結像されて、カラーエ
ンコーダ46から画像信号が出力されるとともに、記録
済み記録媒体78は一定速度で収納ロール7に巻き取ら
れていく。このとき、光源83は、再生の開始と同時に
点灯し、これにより発生した光は音声トラック79に照
射される。したがって、音声トラック79の記録信号は
結像光学系84を介して、光電変換センサ85に結像さ
れ、光線変換センサ85はこれを光学的に検出して電気
信号を出力する。
【0062】この電気信号は、バイアス除去回路87に
よってオフセットの直流成分を除去された後、補正回路
88により前記強度変換及び補正されて、音声信号とし
て出力される。したがって、この実施例によれば、ビデ
オ信号とともに予め記録した周囲環境の音声信号が出力
され、これら信号に基づく再生により、被撮像画像の動
画を視認しつつ音声を受聴することが可能となる。
【0063】なお、この実施例においても、第2経路長
調整機構18とピンチローラ16との間にて、音声トラ
ック79から音声信号を検出するようにしたが、これに
限ることなく、記録済み記録媒体78が定速移動する部
位であれば、他の部位で音声トラック79からの音声信
号検出を行ってもよい。
【0064】図25は、本発明の第9実施例にかかる撮
像装置における音声記録ブロック72の構成を示すのも
である。この音声記録ブロック72においては、マイク
ロフォン73a,17b、信号処理回路74a,74
b,及び光学記録ヘッド75が各々一対ずつ設けられて
いる。かかる構成によれば、各マイクロフォン73a,
17bにより検出した周囲環境の音声を独立して、各音
声トラック79a,79bに記録することができる。な
お、この実施例においては、マイクロフォン73a,1
7b及び信号処理回路74a,74bを各々一対ずつ個
設けるようにしたが、k個のマイクロフォンからの信号
をn個(n≧k)の信号に分割する信号分割回路を設け
て、n個の音声トラックを記録するようにしてもよい。
この場合、信号分割回路は、周波数帯域の違いにより信
号を分割するものを用いることができる。
【0065】図26は、本発明の第10実施例にかかる
画像再生装置の音声再生ブロック82を示すものであ
る。この音声再生ブロック82においては、光源83の
み単一であって、結像光学系84a,84b、光電変換
センサ85a,85b、及び信号復調回路86a,86
bは、各々音声トラック79a,79bの数に応じて一
対ずつ設けられている。したがって、この実施例によれ
ば、各音声トラック79a,79bに記録されている音
声信号毎に音声を再生することができ、これにより臨場
感等を高めることができる。
【0066】図27は、本発明の第11実施例にかかる
撮像・再生装置91を示すブロック構成図である。この
撮像・再生装置91は、主コントローラ92と、この主
コントローラ92により制御される画像記録ブロック
3、媒体搬送ブロック94、媒体現像ブロック5、音声
記録ブロック72,画像データ化ブロック33、データ
変換ブロック35、及び音声再生ブロック82で構成さ
れている。これら各ブロックにおいて、前述した第7実
施例(図18)及び第8実施例(図22)と同一符号付
した画像記録ブロック3、媒体現像ブロック5、音声記
録ブロック72、画像データ化ブロック33、データ変
換ブロック35及び音声再生ブロック82は、各々両実
施例の撮像装置71及び画像再生装置81の対応するブ
ロックと同一構成である。また、主コントローラ92に
あっては、前記各実施例の両主コントローラ2,32の
機能を併有し、媒体搬送ブロック94にあっても、各実
施例の媒体搬送ブロック4,34と同一構成である。
【0067】つまり、この第11実施例にかかる撮像・
再生装置91は、同図に仮想線で示したように前記撮像
装置71と画像再生装置81の機能を併有するものであ
る。したがって、この撮像・再生装置91のみを用いる
ことにより、「1.撮像・録音」→「2.自動現像」→
「3.画像再生・音声再生」の全てを行うことができ、
被撮像画像の動画及び周囲環境の音を、迅速かつ円滑に
テレビ受像機で再生することができる。また、主コント
ローラ92や媒体搬送ブロック94は、撮像側と再生側
とで共用されることから、撮像・録音、自動現像、画像
再生・音声再生機能を確保しつつ、低コストにて製造す
ることが可能となる。
【0068】なお、この実施例においては、撮像装置7
1の構成と画像再生装置81の構成とを一体に組み込ん
だ撮像・再生装置を示したが、撮像を終了した撮像装置
71全体を画像再生装置81内に収容する構成としても
よい。この場合であっても、主コントローラ92や媒体
搬送ブロック64は共用でき、コスト上の不利が生じな
いことは、前述の第6実施例と同様である。
【0069】また、以上の実施例においては、ビデオレ
ート:30フレーム/secであるNTSC規格を前提
にして構成したが、ビデオレート:25フレーム/se
cであるPAL規格に従う場合、撮像レート:12.5
コマ/secとし、図28に示す1コマのサイズは、横
(a)×縦(b)=4×3mmであり、コマ配置のピッ
チpは5mmである。また、使用される感光記録媒体8
の幅wは25mmであり、厚さを20μmとし、有効長
さを270mとすると、供給ロール6のコア直径を10
mmである場合、巻直径は最大39mmであり、撮像時
間は15分となる。
【0070】つまり、このようにNTSC規格に限るこ
となく、PAL,SECAM,MUSE等の各種の映像
信号の規格で定まるフレームレートに従って、撮像レー
トはコマピッチを決定することにより、各規格に応じた
画像信号をカラーエンコーダ46から送出することがで
きる。さらに、第1及び第2経路長調整機構17,18
動作速度やピンチローラ15,16の回転速度等を制御
することにより、スチル記録、スチル連写、スチル再
生、早送り、スロー再生、時間圧縮記録等のビデオカメ
ラがと同様の機能を付加することも可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる撮像
装置は、三原色にそれぞれ独立して感光する感光記録媒
体に、被撮像画像を投影して記録し、これを現像及び定
着処理する構成とした。よって、画像を電気信号に変換
する素子や磁気記録手段を不要とすることにより、装置
の低コスト化を図りつつ、被撮像画像を忠実に記録し、
かつ、環境条件に制約されずに再生可能な記録媒体を迅
速に得ることができる。また、三原色にそれぞれ独立し
て感光する、R,G,B各層が積層された感光記録媒体
を用いることにより、被撮像画像の波長分布を同一面状
で確実に捕捉でき、感熱記録媒体をモノクロ感光層とフ
ィルターとの2層構造とすることにより、その薄肉化や
製造工程の簡易化を図ることができる。
【0072】さらに、感光記録媒体を定速搬送しなが
ら、経路長を変化させてコマ送りする構成により、スム
ーズなコマ送りが可能となるとともに、定速搬送される
部位で、感光記録媒体の現像及び定着処理を行うことに
より、感光記録媒体の全長に亙って均一に現像及び定着
することができる。また、感光記録媒体にコマ位置基準
マークを記録しておくことにより、感光記録媒体の位置
制御が容易となって、撮像時や再生時に精度よくコマ位
置を制御することが可能となる。
【0073】また、周囲環境の音声をも記憶することに
より、安価でありながらビデオカメラの記録機能と同等
の機能を確保し得るとともに、感光記録媒体が一定速度
で搬送される部位において、音声を感光記録することに
より、メモリ等を用いることなく、簡易な構成により音
声記録が可能となる。
【0074】加えて、本発明の画像再生装置によれば、
感光記録媒体に記録されている静止画像を順次読み取っ
て、画像信号を生成することから、磁気記録媒体から磁
気情報を読み取って画像信号を生成するビデオ再生装置
と比較して、画質の向上が期待できるとともに、感光記
録媒体に記録されている音声信号をも読み取って電気信
号に変換することにより、ビデオ再生装置と同等の機能
を有しつつ、画質において優れるものとなる。しかも、
従来の映写機とも異なり、直接光学像を投影せずに、一
旦、電子データ化して映像信号とするので、カラー感光
記録媒体は、ポジ像である必要がなく、また、RBG感
光して、R,G,Bに発色する必要はなはない(任意の
λ1,λ2,λ3に発色すればよい)ことから、安価な
記録媒体を使用できる。さらに、撮像装置自体を収納し
て、この撮像装置が有する記録済みの感光記録媒体から
画像等読み取ることにより、撮像装置側の駆動手段とを
利用することができ、これにより安価が画像再生装置が
提供できる。
【0075】また、本発明の撮像・再生装置にあって
は、撮像装置の機能と画像再生装置の機能とを併有する
ことから、共通機能部分を共用化して、構造の簡易化や
装置のコンパクト化を可能にしつつ、前述した撮像装置
と画像再生装置の利点を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】同実施例の基本構成を示す模式図である。
【図3】(A)は感光記録媒体の模式断面図、(B)は
NTSC規格に従った場合の感光記録媒体のサイズを示
す説明図である。
【図4】同実施例の経路長調整機構を示す模式図であ
る。
【図5】同実施例の経路長調整機構の動作を示す説明図
である。
【図6】撮像動作を示す説明図である。
【図7】現像及び定着動作を示す説明図である。
【図8】(A)(B)は、各々異なる感光記録媒体の模
式断面図である。
【図9】本発明の第2実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図10】同実施例の基本構成を示す模式図である。
【図11】同実施例のデータ変換ブロックの構成を示す
ブロック図である。
【図12】同実施例の経路長調整機構の動作を示す説明
図である。
【図13】本発明の第3実施例におけるデータ変換ブロ
ックの詳細を示すブロック回路図である。
【図14】本発明の第4実施例の基本構成を示す模式図
である。
【図15】本発明の第5実施例の基本構成を示す模式図
である。
【図16】本発明の第6実施例を示すブロック構成図で
ある。
【図17】同実施例の動作説明図である。
【図18】本発明の第7実施例を示すブロック構成図で
ある。
【図19】同実施例の基本構成を示す模式図である。
【図20】同実施例の信号変換回路の構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図21】同実施例における光学記録ヘッドの照射位置
を示す模式図である。
【図22】本発明の第8実施例を示すブロック構成図で
ある。
【図23】同実施例の基本構成を示す模式図である。
【図24】同実施例の信号復調回路の構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図25】本発明の第9実施例の要部を示す模式図であ
る。
【図26】本発明の第10実施例の要部を示す模式図で
ある。
【図27】本発明の第11実施例を示すブロック構成図
である。
【図28】PAL規格に従った場合の感光記録媒体のサ
イズを示す説明図である。
【符号の説明】
1 撮像装置 6 供給ロール 7 収納ロール 8 感光記録媒体 9 面結像光学系 10 光学シャッタ 12 R感光層 13 G感光層 14 B感光層 17 第1経路長調整機構 18 第2経路長調整機構 19 コマ 20 現像定着ユニット 21 タンク 22 感光記録媒体 23 パンクロマティック感光層 25 感光記録媒体 26 RGBフィルター 31 画像再生装置 39 カラーエリアセンサ 52 コマ位置基準マーク 61 撮像・再生装置 71 撮像装置 81 画像再生装置 91 撮像・再生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/253 9/11

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三原色にそれぞれ独立して感光し、現像
    過程を経ることにより異なる波長をピークとする吸光ス
    ペクトルを発現する感光記録媒体と、 この感光記録媒体の一部分に被撮像画像を投影する光学
    系と、 この光学系の投影時間を制御して、前記感光記録媒体に
    前記被撮像画像を静止画像として感光させる光学シャッ
    タと、 前記静止画像が順次異なる領域で感光するように、前記
    感光記録媒体を送り駆動する駆動手段と、 前記静止画像を感光した感光記録媒体を、現像及び定着
    処理する現像定着処理手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記感光記録媒体は、RGBの三原色に
    それぞれ独立して感光するR感光層とG感光層、及びB
    感光層を積層してなることを特徴とする請求項1記載の
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記感光記録媒体は、 可視光領域全体に亙って吸光度の変化を引き起こすモノ
    クロ感光層と、 このモノクロ感光層上に積層され、RGBのいずれかの
    みを各々透過させる微小領域の集合体からなるフィルタ
    ーと、 で構成されたことを特徴とする請求項1記載の撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記フィルターは、透明のバインダ中に
    R,G,Bの各色に染色された微粒子を分散させてなる
    ことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段は、 感光前の感光記録媒体を巻装してなる供給ロールと、 前記静止画像を感光した後の感光記録媒体を巻き取る収
    納ロールと、 少なくともこの収納ロールを駆動して前記感光記録媒体
    を定速搬送する定速搬送手段と、 この定速搬送手段により定速搬送される感光記録媒体の
    経路長を変化させて、前記光学系の投影面内に、1枚の
    静止画像を感光させる領域に相当する1コマを間欠的に
    送るコマ送り手段と、 とからなることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記コマ送り手段は、 前記供給ロールと前記光学系の投影面との間にて前記感
    光記録媒体に干渉し、この感光記録媒体と直交する方向
    への往復運動によって前記経路長を増減変化させる第1
    の経路長調整手段と、 前記光学系の投影面と前記収納ロールとの間にて前記感
    光記録媒体に干渉し、この感光記録媒体と直交する方向
    であって、前記第1の経路長調整手段とは逆位相で往復
    運動して、前記経路長を増減変化させる第2の経路長調
    整手段と、 からなることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記現像定着手段は、前記感光記録媒体
    が定速搬送される部位において、現像及び定着処理を行
    うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記現像定着手段は、 現像定着液を収容してなるタンクと、 このタンク内に収容された前記現像定着液を含浸し、前
    記感光記録媒体に接触する塗布用部材と、 とを有することを特徴とする請求項1又は7記載の撮像
    装置。
  9. 【請求項9】 前記感光記録媒体には、所定の間隔をお
    いてコマ位置基準マークが記録され、 このコマ位置基準マークを検出する検出手段と、 この検出手段の検出動作に応答して、前記駆動手段を制
    御する制御手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1記載の撮像装
    置。
  10. 【請求項10】 周囲環境の音声を検出して音声信号を
    出力する音声信号出力手段と、 この音声信号出力手段から出力された音声信号を前記感
    光記録媒体に感光記録する光学記録手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1記載の撮像装
    置。
  11. 【請求項11】 前記音声信号出力手段は、 周囲環境の音声を検出して電気信号に変換するマイクロ
    フォンと、 このマイクロフォンにより変換された電気信号に対して
    一定の直流成分からなるオフセットを与えるバイアス付
    加回路と、 からなることを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記光学記録手段は、前記感光記録媒
    体が一定速度で搬送される部位において、前記音声信号
    を感光記録することを特徴とする請求項10記載の撮像
    装置。
  13. 【請求項13】 前記現像定着処理手段は、前記静止画
    像とともに前記感光記録された音声信号を、同時に現像
    及び定着処理することを特徴とする請求項10記載の撮
    像装置。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載された撮像装置を収納
    する収納手段と、 この収納手段に収納された撮像装置が有している、前記
    静止画像が記録された感光記録媒体を、送り駆動する駆
    動手段と、 この駆動手段により送り駆動される感光記録媒体に記録
    されている前記静止画像を順次読み取って、電気信号に
    変換する読取手段と、 この読取手段により変換された電気信号に基づき、所定
    の出力装置に応じた画像信号を生成する画像信号生成手
    段と、 を有することを特徴とする画像再生装置。
  15. 【請求項15】 異なる波長をピークとする吸光スペク
    トルを発現した静止画像を連続して記録してなる感光記
    録媒体を、送り駆動する駆動手段と、 この駆動手段により送り駆動される感光記録媒体に記録
    されている前記静止画像を順次読み取って、電気信号に
    変換する読取手段と、 この読取手段により変換された電気信号に基づき、所定
    の出力装置に応じた画像信号を生成する画像信号生成手
    段と、 を有することを特徴とする画像再生装置。
  16. 【請求項16】 前記感光記録媒体には、所定の間隔を
    おいてコマ位置基準マークが記録され、 このコマ位置基準マークを検出する検出手段と、 この検出手段の検出動作に応答して、前記読取手段の動
    作を制御する制御手段と、 を更に有することを特徴とする請求項14又は15記載
    の画像再生装置。
  17. 【請求項17】 前記駆動手段は、 画像読み取り前の感光記録媒体を巻装してなる供給ロー
    ルと、 画像読み取り後の感光記録媒体を巻き取る収納ロール
    と、 少なくともこの収納ロールを駆動して前記感光記録媒体
    を定速搬送する定速搬送手段と、 この定速搬送手段により定速搬送される感光記録媒体の
    経路長を変化させて、前記読取手段の読み取り領域内
    に、1つの静止画像を記録した領域に相当する1コマを
    間欠的に送るコマ送り手段と、 とからなることを特徴とする請求項14又は15記載の
    画像再生装置。
  18. 【請求項18】 前記コマ送り手段は、 前記供給ロールと前記読取手段の読み取り領域との間に
    て前記感光記録媒体に干渉し、この感光記録媒体と直交
    する方向への往復運動によって前記経路長を増減変化さ
    せる第1の経路長調整手段と、 前記読み取り領域と前記収納ロールとの間にて前記感光
    記録媒体に干渉し、この感光記録媒体と直交する方向で
    あって、前記第1の経路長調整手段とは逆位相で往復運
    動して、前記経路長を増減変化させる第2の経路長調整
    手段と、 からなることを特徴とする請求項17記載の画像再生装
    置。
  19. 【請求項19】 前記読取手段は、 前記静止画像を順次光学的に検出して画像データを含む
    電気信号に変換する画像センサと、 この画像センサにより変換された画像データ又はその一
    部を保持するメモリと、 からなることを特徴とする請求項14又は15記載の画
    像再生装置。
  20. 【請求項20】 感光記録媒体には、周囲環境の音声信
    号が更に感光記録され、 この感光記録された音声信号を読み取って電気信号に変
    換する音声信号変換手段を、 更に設けたことを特徴とする請求項14又は15記載の
    画像再生装置。
  21. 【請求項21】 前記音声信号変換手段は、 前記感光記録された音声信号を電気信号に変換する音声
    信号用センサと、 この音声信号用センサにより変換された電気信号から一
    定のオフセットを除去するバイアス除去回路と、 からなることを特徴とする請求項20記載の撮像装置。
  22. 【請求項22】 前記音声信号変換手段は、前記感光記
    録媒体が一定速度で搬送される部位において、前記音声
    信号を電気信号に変換することを特徴とする請求項20
    又は21記載の画像再生装置。
  23. 【請求項23】 三原色にそれぞれ独立して感光し、現
    像過程を経ることにより異なる波長をピークとする吸光
    スペクトルを発現する感光記録媒体と、 この感光記録媒体の一部分に被撮像画像を投影する光学
    系と、 この光学系の投影時間を制御して、前記感光記録媒体に
    前記被撮像画像を静止画像として感光させる光学シャッ
    タと、 前記静止画像が順次異なる領域で感光するように、前記
    感光記録媒体を送り駆動する第1の駆動手段と、 前記静止画像を感光した感光記録媒体を、現像及び定着
    処理する現像定着処理手段と、 この現像定着手段により前記静止画像が連続的に現像及
    び定着された記録済み感光記録媒体を、送り駆動する第
    2の駆動手段と、 この第2の駆動手段により送り駆動される記録済み感光
    記録媒体に記録されている前記静止画像を順次読み取っ
    て、電気信号に変換する読取手段と、 この読取手段により変換された電気信号に基づき、所定
    の出力装置に応じた画像信号を生成する画像信号生成手
    段と、 を有することを特徴とする撮像・再生装置。
  24. 【請求項24】 前記感光記録媒体は、RGBの三原色
    にそれぞれ独立して感光するR感光層とG感光層、及び
    B感光層を積層してなることを特徴とする請求項23記
    載の撮像・再生装置。
  25. 【請求項25】 前記感光記録媒体は、 可視光領域全体に亙って吸光度の変化を引き起こすモノ
    クロ感光層と、 このモノクロ感光層上に積層され、各々RGBのいずれ
    かのみを各々透過させる微小領域の集合体からなるフィ
    ルターと、 で構成されたことを特徴とする請求項23記載の撮像装
    置。
  26. 【請求項26】 前記フィルターは、透明のバインダ中
    にR,G,Bの各色に染色された微粒子を分散させてな
    ることを特徴とする請求項25記載の撮像・再生装置。
  27. 【請求項27】 前記第1の駆動手段は、 感光前の感光記録媒体を巻装してなる供給ロールと、 前記静止画像を感光した後の感光記録媒体を巻き取る収
    納ロールと、 少なくとも前記収納ロールを駆動して前記感光記録媒体
    を定速搬送する定速搬送手段と、 この定速搬送手段により定速搬送される感光記録媒体の
    経路長を変化させて、前記光学系の投影面内に、1つの
    静止画像を感光させる領域に相当する1コマを間欠的に
    送るコマ送り手段と、 とからなることを特徴とする請求項23記載の撮像・再
    生装置。
  28. 【請求項28】 前記コマ送り手段は、 前記供給ロールと前記読取手段の読み取り領域との間に
    設けられ、前記感光記録媒体と直交する方向への往復運
    動によって、前記経路長を増減変化させる第1の経路長
    調整手段と、 前記読み取り領域と前記収納ロールとの間に設けられ、
    前記感光記録媒体と直交する方向であって、前記第1の
    経路長調整手段とは逆位相で往復運動して、前記経路長
    を増減変化させる第2の経路長調整手段と、 からなることを特徴とする請求項27記載の撮像・再生
    装置。
  29. 【請求項29】 前記現像定着手段は、前記定速搬送手
    段により定速搬送される部位で、前記感光記録媒体の現
    像及び定着処理を行うことを特徴とする請求項27記載
    の撮像・再生装置。
  30. 【請求項30】 前記感光記録媒体には、所定の間隔を
    おいてコマ位置基準マークが記録され、 このコマ位置基準マークを検出する検出手段と、 この検出手段の検出動作に応答して、前記第1及び第2
    の駆動手段及び読取手段の動作を制御する制御手段と、 を更に有することを特徴とする請求項23記載の撮像・
    再生装置。
  31. 【請求項31】 周囲環境の音声を検出して音声信号を
    出力する音声信号出力手段と、 この音声信号出力手段から出力された音声信号を前記感
    光記録媒体に感光記録する光学記録手段と、 この感光記録された音声信号を読み取って電気信号に変
    換する音声信号変換手段と、 を更に設けたことを特徴とする請求項23記載の撮像・
    再生装置。
  32. 【請求項32】 前記音声信号出力手段は、 周囲環境の音声を検出して電気信号に変換するマイクロ
    フォンと、このマイクロフォンにより変換された電気信
    号に対して一定の直流成分からなるオフセットを与える
    バイアス付加回路とからなり、 前記音声信号変換手段は、 前記感光記録された音声信号を電気信号に変換する音声
    信号用センサと、この音声信号用センサにより変換され
    た電気信号から一定のオフセットを除去するバイアス除
    去回路とからなる、 ことを特徴とする請求項31記載の撮像・再生装置。
  33. 【請求項33】 前記感光記録媒体が一定速度で搬送さ
    れる部位において、前記光学記録手段は前記音声信号を
    感光記録し、前記音声信号変換手段は前記音声信号を電
    気信号に変換することを特徴とする請求項31記載の撮
    像装置。
  34. 【請求項34】 前記現像定着処理手段は、前記静止画
    像とともに前記感光記録された音声信号を、同時に現像
    及び定着処理することを特徴とする請求項30記載の撮
    像・再生装置。
  35. 【請求項35】 前記第2の駆動手段は、 画像読み取り前の感光記録媒体を巻装してなる供給ロー
    ルと、 画像読み取り後の感光記録媒体を巻き取る収納ロール
    と、 少なくとも前記収納ロールを駆動して前記感光記録媒体
    を定速搬送する定速搬送手段と、 この定速搬送手段により定速搬送される感光記録媒体の
    移動量を規制し、前記読取手段の読み取り領域内に、1
    つの静止画像を記録した領域に相当する1コマを間欠的
    に送るコマ送り手段と、 とからなることを特徴とする請求項23記載の撮像・再
    生装置。
  36. 【請求項36】 前記コマ送り手段は、 前記供給ロールと前記読取手段の読み取り領域との間に
    設けられ、前記感光記録媒体と直交する方向への往復運
    動によって前記経路長を増減変化させる第1の経路長調
    整手段と、 前記読み取り領域と前記収納ロールとの間に設けられ、
    前記感光記録媒体と直交する方向であって、前記第1の
    経路長調整手段とは逆位相で往復運動して、前記経路長
    を増減変化させる第2の経路長調整手段と、 からなることを特徴とする請求項35記載の撮像・再生
    装置。
  37. 【請求項37】 前記第1の駆動手段と前記第2の駆動
    手段とは同一の手段であることを特徴とする請求項23
    記載の撮像・再生装置
  38. 【請求項38】 前記読取手段は、 前記静止画像を順次光学的に検出して画像データを含む
    電気信号に変換する画像センサと、 この画像センサにより変換された画像データ又はその一
    部を保持するメモリと、 からなることを特徴とする請求項23記載の撮像・再生
    装置。
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