JPH08101450A - 撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置 - Google Patents

撮像装置並びに画像再生装置、及び撮像・再生装置

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JPH08101450A
JPH08101450A JP6261714A JP26171494A JPH08101450A JP H08101450 A JPH08101450 A JP H08101450A JP 6261714 A JP6261714 A JP 6261714A JP 26171494 A JP26171494 A JP 26171494A JP H08101450 A JPH08101450 A JP H08101450A
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JP
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image
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audio
recording medium
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JP6261714A
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English (en)
Inventor
Masaharu Shiotani
雅治 塩谷
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価であって、迅速かつ環境条件の制約を伴
うことなく再生可能に画像及び音声を記録する撮像装置
等を提供する。 【構成】 収納ロール7が側に搬送される感光記録媒体
8に、静止画像を各コマ19毎に感光させる。また、こ
れと同時に、マイクロフォン73により周囲音声を検出
し、信号変換回路74で音声記録信号に変換した後、磁
気ヘッド75を動作させて、磁気記録トラック79に記
録する。また、コマ19毎に静止画像が感光された感光
記録媒体8は、現像定着ユニット20において撮像直後
に現像定着処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外界の動画像及び音声
を記録する撮像装置、並びにこの記録された動画像と音
声とを再生する画像再生装置、及びこれら撮像装置と画
像再生装置との機能を併有する撮像・再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の撮像装置としては、所謂8ミリカ
メラが知られている。この8ミリカメラは、光学系によ
り結像された被撮像画像をコマ送りされるフィルム上に
投影し、静止画像を連続的に感光させる。そして、この
連続的な静止画像を感光してなるフィルムを、現像所に
て現像処理及び定着処理することにより、静止画像を連
続的に記録する。また、この記録した画像を視認するに
際しては、暗所に配置した映写機に記録済みのフィルム
を装填し、コマ送りしつつ静止画像を連続的にスクリー
ン上に投影することにより、動画として再生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、8ミリ
カメラにあっては、撮像後のフィルムを現像所に提出し
て、現像及び定着処理しなければならないことから、撮
像後に迅速に画像を視認することができない。また、視
認に際しては映写機を暗所に配置しなければならないこ
とから、記録した画像を視認するための環境条件も限定
される。
【0004】無論、ビデオカメラによれば、現像所への
提出や特に視認するための環境条件が限定されることも
ないことから、迅速かつ任意の環境条件で画像を再生し
て、視認することができる。しかし、ビデオカメラにあ
っては、光学的に結像させた画像を一旦電気信号に変換
して磁気記録することから、不可避的な変換ロスにより
被撮像画像を忠実に記録できないばかりでなく、変換素
子や磁気記録手段等に要する部品コストに起因して、高
価とならざる得ない。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、安価であって、迅速かつ環境条件
の制約を伴うことなく再生可能に画像及び音声を記録す
る撮像装置、この撮像装置による撮像結果を再生する画
像再生装置、及びこれら撮像装置と画像再生装置の機能
を併有する撮像・再生装置を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にかかる撮像装置にあっては、磁気記録トラッ
クを有する感光記録媒体の一部分に被撮像画像を投影す
る光学系と、この光学系の投影時間を制御して、前記感
光記録媒体に前記被撮像画像を静止画像として感光させ
る光学シャッタと、前記静止画像が順次異なる領域で感
光するように、前記感光記録媒体を搬送する搬送手段
と、周囲環境の音声を検出して音声信号に変換し、この
音声信号を前記磁気記録トラックに磁気記録する音声信
号記録手段と、前記静止画像を感光した感光記録媒体
を、現像及び定着処理する現像定着処理手段とを有して
いる。
【0007】また、本発明のかかる画像再生装置にあっ
ては、連続する静止画像を感光記録し、かつ、磁気記録
トラックに音声記録信号を記録してなる感光記録媒体
を、搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送され
る感光記録媒体から、前記静止画像を順次読み取って、
所定の出力装置に応じた画像信号を生成する画像信号生
成手段と、前記搬送手段により搬送される感光記録媒体
から、前記磁気記録トラックに記録されている音声記録
信号を順次読み読み取って、音声信号を再生する音声信
号再生手段とを有している。
【0008】さらに、本発明にかかる撮像・再生装置に
あっては、磁気記録トラックを有する感光記録媒体の一
部分に被撮像画像を投影する光学系と、この光学系の投
影時間を制御して、前記感光記録媒体に前記被撮像画像
を静止画像として感光させる光学シャッタと、前記静止
画像が順次異なる領域で感光するように、前記感光記録
媒体を搬送する第1の搬送手段と、周囲環境の音声を検
出して音声信号に変換し、この音声信号を前記磁気記録
トラックに磁気記録する音声信号記録手段と、前記静止
画像を感光した感光記録媒体を、現像及び定着処理する
現像定着処理手段と、この現像定着手段により前記静止
画像が連続的に現像及び定着された記録済み感光記録媒
体を、搬送する第2の搬送手段と、この第2の搬送手段
により搬送される記録済み感光記録媒体から、前記静止
画像を順次読み取って、所定の出力装置に応じた画像信
号を生成する画像信号生成手段と、前記第2の搬送手段
により搬送される記録済み感光記録媒体から、前記磁気
記録トラックに記録されている音声記録信号を順次読み
取って、音声信号を再生する音声信号再生手段とを有し
ている。
【0009】
【作用】前記構成からなる撮像装置において、搬送され
る感光記録媒体には、投影された被撮像画像が、静止画
像として順次異なる領域に感光記録され、この静止画像
が感光記録された感光記録媒体は、現像定着処理され
る。一方、周囲の音声は音声に音声信号に変換され、こ
の音声信号は感光記録媒体に形成されている磁気記録ト
ラックに磁気記録される。
【0010】また、前記構成からなる画像再生装置にお
いては、この撮像装置により得られた記録済みの感光記
録媒体を搬送し、静止画像を読み取って所定の出力装置
に応じた画像信号を生成する。また、これと同時に、搬
送されている記録済み感光記録媒体の磁気記録トラック
から、音声記録信号を読み取って、音声信号を再生す
る。
【0011】さらに、本発明にかかる撮像・再生装置に
あっては、前述の撮像装置と画像再生装置の機能を併有
し、感光記録媒体に画像を感光記録し音声信号を磁気記
録するとともに、これを現像定着処理した後、画像信号
の生成と音声信号の再生とを行う。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に従って説明す
る。図1は、一実施例にかかる撮像・再生装置61を示
すブロック構成図である。この撮像・再生装置61は、
仮想線で示した撮像ユニット1と、再生ユニット31と
を一体的に有してなる。撮像ユニット1は、主コントロ
ーラ2と、この主コントローラ2により制御される画像
記録ブロック3、媒体搬送ブロック4、媒体現像ブロッ
ク5、及び音声記録ブロック72で構成されている。
【0013】画像記録ブロック3には、図2に示すよう
に、供給ロール6に巻装されて収納ロール7側に巻き取
られる長尺状のカラー感光記録媒体(以下、単に感光記
録媒体という)8、この感光記録媒体8に被撮像画像を
結像させる面結像光学系9、及びこの面結像光学系9と
感光記録媒体8との間に介挿された光学シャッタ10が
設けられている。前記感光記録媒体8は、図3(A)に
示すように、薄膜透明樹脂からなるベース11上に、R
感光層12、G感光層13及びB感光層14を順次積層
してなる。これらR,G,B各感光層12〜14は、可
視光のRed成分、Green成分、Blue成分に対
してのみ各々感光し、現像過程を経ることにより、各々
R,G,Bに対応する波長λ1、λ2、λ3(λ3≠λ
1かつλ3≠λ2)を中心としたスペクトルにおける吸
光度の変化を引き起こす特性を有している。
【0014】この感光記録媒体8は、厚さtが10μm
であり、同図(B)に示す幅wは25mmであるととも
に、有効長さは270mであり、よって、供給ロール6
のコア直径を10mmとすると、巻直径は最大60mm
である。また、感光記録媒体8において、1枚の静止画
像が投影記録される領域である1コマのサイズは、横
(a)×縦(b)=9×16mmであり、コマ配置のピ
ッチpは10mmである。また、感光記録媒体8には、
その長尺方向に沿って磁気記録トラック79が形成され
ており、この磁気記録トラック79は、画像記録領域
(コマ)よりも上部において、感光記録媒体8の全長に
亙って設けられている。
【0015】なお、この実施例においては、NTSC規
格の30フレーム/secに従って、撮像レート=30
コマ/secであり、有効長さ270mである本実施例
において、撮像時間は15分である。また、光学シャッ
タ10は、主コントローラ2からの指示に従って30回
/secの頻度で開動作するとともに、そのときの開動
作時間は1/50〜1/1000秒程度である。
【0016】前記媒体搬送ブロック4には、図4に示す
ように、前記供給ロール6と収納ロール7とが、間隔を
おいて回転自在に配置されている。各ロール6,7の近
傍には、各々一対ずつピンチローラ15,16が配置さ
れており、各一対のピンチローラ15,16間に感光記
録媒体8が挟圧されている。また、この両ピンチローラ
15,16の内側近傍には、第1経路長調整機構17
と、第2経路長調整機構18とが各々設けられている。
そして、この両経路長調整機構17,18間に延在する
感光記録媒体8の間欠移動部8aに、前記面結像光学系
9による画像が結像されるように構成されている。
【0017】各経路長調整機構17,18は、感光記録
媒体8のベース11側(図3参照)に接触する一対の固
定ローラ17a,17b,18a,18bと、この固定
ローラ17a,17b,18a,18b間の延長線上に
おいて、感光記録媒体8と直交する方向に移動自在な可
動ローラ17c,18cとを有し、可動ローラ17c,
18cは、感光記録媒体8のR感光層12側に圧接して
いる。この可動ローラ17c,18cは、図示しないア
クチュエータにより前記方向に往復駆動され、また、ピ
ンチローラ15,16と収納ロール7とは、図示しない
モータや減速機構を介して同一の線速度で回転駆動され
る。そして、これらアクチュエータ及びモータの動作が
主コントローラ2によって制御されることにより、隣接
する固定ローラ17b,18a間に延在する感光記録媒
体8の間欠移動部8aが、後述するように間欠的に駆動
される。
【0018】前記媒体現像ブロック5には、図2に示し
た現像定着ユニット20が設けられている。この現像定
着ユニット20は、感光記録媒体8のほぼ全幅に亙る上
下長を有するタンク21を備えており、このタンク21
の感光記録媒体8と対向する面側には、開口部とこの開
口部を撮像時には開放し、非撮像時には閉鎖する蓋体
(共に図示せず)が設けられている。また、タンク21
内には、所謂インスタント写真の一部に用いられている
現像定着液と、この現像定着液を含浸したスポンジ等か
らなる塗布用部材とが収容されている。この塗布用部材
は、前記蓋体が開作動することにより、感光記録媒体8
の表面に接触するように構成され、蓋体は、主コントロ
ーラ2の指示に従って動作するアクチュエータ(図示せ
ず)によって、開閉駆動される。なお、この現像定着ユ
ニット20は、収納ロール7の近傍であって、感光記録
媒体8が定速移動する部位、例えば図4に示したピンチ
ローラ16と収納ロール7間に配置されている。
【0019】また、音声記録ブロック72には、図2に
示すように、マイクロフォン73とこのマイクロフォン
73からの電気信号を音声記録信号に変換する信号変換
回路74、及びこの信号変換回路74からの信号により
動作する磁気記録ヘッド75で構成されている。信号変
換回路は、図5(A)に示すように、マイクロフォン7
3からの入力電気信号に一定の交流成分バイアスを与え
る回路である。ここで、この交流バイアス成分は、入力
信号の最大周波数よりも大きな周波数、好ましくは10
倍程度の周波数を有し、かつ、入力信号の最大振幅より
も大きな振幅、好ましくは2〜5倍程度の振幅を有す
る。また、磁気記録ヘッド75は、第2経路長調整機構
18とピンチローラ16間等の、感光記録媒体8が定速
移動する部位において、磁気記録トラック79に接触し
ている。
【0020】一方、再生ユニット31は、図1に示すよ
うに、主コントローラ2と、この主コントローラ2によ
って制御される媒体搬送ブロック、画像データ化ブロッ
ク33、データ変換ブロック35、及び音声再生ブロッ
ク82で構成されている。つまり、再生ユニット31
は、主コントローラ2と媒体搬送ブロック4とを、撮像
ユニット1と共有して構成されている。
【0021】画像データ化ブロック33には、図6に示
すように、光源36が設けられている。この光源36
は、供給ロール6に巻装されて収納ロール7側に巻き取
られる記録済み記録媒体38の一面側であって、後述す
る間欠移動部38a内のコマ19に対向する位置に配置
されている。ここで、記録済み記録媒体38は、前述の
撮像ユニット1により、撮像及び現像定着処理された感
光記録媒体8であって、各コマ19毎に被撮像画像の静
止画像が記録されている。また、この光源36は、前記
R感光層12、G感光層13及びB感光層14に対応す
る波長λ1、λ2、λ3の全てのスペクトル成分をコマ
19の全域に放射するものであって、その点滅タイミン
グは主コントローラ2によって制御される。
【0022】さらに、画像データ化ブロック33には、
記録済み記録媒体38の他面側であって、光源36と対
向する位置に、結像光学系37が配設され、この結像光
学系37の光軸延長線上にはカラーエリアセンサ39が
配設されている。このカラーエリアセンサ39は、光−
電気変換体の画素を2次マトリックス配置し、このパタ
ーン上に任意の配列のカラーフィルタアレイを配置した
ものであって、CCDディバイス及びMOSディバイス
等の公知のディバイスを使用できる。また、カラーフィ
ルタアレイ配置としては、ベイヤ方式、インタライン、
ストライプ、色差順次などの公知の手法が適用される。
なお、結像光学系37におけるコサイン4乗則に従う周
辺露光量の分布を補正するために、光源36には、コマ
19内に記録されている画像の中央部を周辺部に対して
暗く照明する、フィルターを設けることが望ましい。
【0023】データ変換ブロック35には、図7に示す
ように、センサドライバ40が設けられている。このセ
ンサドライバ40は、主コントローラ2により指示され
た光電変換の開始タイミングと光電変換時間とに基づい
て、カラーエリアセンサ39を駆動し、さらに光電変換
の結果生成した電荷を順次カラーエリアセンサ39から
転送出力させる。前処理回路41は、このカラーエリア
センサ39からの転送出力信号を前処理するものであっ
て、センサ出力に含まれるリセットパルスの除去、及び
信号レベルの調整を行う。
【0024】ローパスフィルタ42は、前処理回路41
を介して転送されたカラーエリアセンサ39の出力信号
に含まれる、カラーフィルタアレイの繰り返し周期に対
応して色信号成分を除去し、輝度信号Yを生成する。輝
度信号処理回路43は、この輝度信号Yに対して、ガン
マ補正、レベル調整、同期信号用ブランキング形成、輪
郭補正処理を行い、さらに若干の遅延処理を行う公知の
回路である。
【0025】色信号分離回路44は、カラーフィルタア
レイのパターンで定まる各色成分が混合した状態の、前
処理回路41を介したカラーエリアセンサ39の出力信
号を、R,G,Bの各色成分のみの信号に分離する。こ
の処理は、1水平期間遅延、1水平走査期間(1H)遅
延、サンプルホールド、加算処理の組み合わせによって
行われる。実際の加算処理の組み合わせは、カラーフィ
ルタアレイの配列によって定まるが、これらは公知の色
信号分離手法が適用されるので詳細は省略する。
【0026】色信号処理回路45は、入力されるR,
G,B各色信号の処理回路であって、ホワイトバラン
ス、ガンマ補正、レベル調整、同期信号用ブランキング
形成を行い、さらに色差信号R−Y及びB−Yに変換し
た後、LPF(Low Pass Filter)によって帯域制限する
公知の回路である。ここでの、ガンマ、ホワイトバラン
ス補正は、カラーエリアセンサ39のガンマ、ホワイト
バランスのみならず、記録済み記録媒体38の露光−現
像濃度特性、空間周波数−現像濃度特性、分光特性をも
補正するものである。カラーエンコーダ46は、輝度信
号処理回路43からの輝度信号Yと、色信号処理回路4
5からの色差信号R−Y及びB−Yによりビデオ信号を
生成し、外部のテレビ受像機やビデオプリンタに出力す
るものである。
【0027】また、音声再生ブロック82は、図8に示
すように、磁気変換センサ85と信号復号回路86とで
構成されている。磁気変換センサ85も前記磁気記録ヘ
ッド75と同様に、第2経路長調整機構18とピンチロ
ーラ16間等の、感光記録媒体8が定速移動する部位に
おいて、磁気記録トラック79に接触しており、この磁
気記録トラック79に形成される音声トラックの記録信
号を磁気的に検出する。信号復号回路86は、磁気変換
センサ85からの電気信号から、バイアスとして印加さ
れた高周波成分を除去するものであって、各種のローパ
スフィルターを用いることができる。
【0028】以上の構成にかかる本実施例において、撮
像を開始するに際しては、未撮像状態の感光記録媒体8
を図9(A)に示すように、セットする。このとき、両
可動ローラ17c,18cは、同図に示すように、固定
ローラ17a,17b,18a,18bから各々所定距
離後退した、同一の中立位置Nで停止している。
【0029】そして、撮像を開始すると、主コントロー
ラ2からの指示に従ってモータが起動することにより、
ピンチローラ15,16と収納ロール7とが同一の線速
度での回転を開始し、これにより感光記録媒体8は前記
順方向Fに送られる。すると、ピンチローラ15,16
と収納ロール7の回転開始と同時にアクチュエータが動
作して、図9(B)に示すように、第1経路長調整機構
17の可動ローラ17cにあっては、感光記録媒体8か
ら離間する後退方向へ、第2経路長調整機構18の可動
ローラ18cにあっては、感光記録媒体8に近接する方
前進方向へ、各々中立位置Nから等距離L1ずつ同時移
動する。
【0030】したがって、その間、一方のピンチローラ
15の回転に伴って供給ロール6から引き出された感光
記録媒体8は、可動ローラ17bの後退移動により、そ
の経路長が長大化して、引き出し分が吸収される。ま
た、可動ローラ18cが前進移動すると、第2経路長調
整機構18側において、感光記録媒体8の経路長が短小
化し、これにより生ずる余剰分は、ピンチローラ16と
収納ロール7との回転に伴って、収納ロール7に巻き取
られる。よって、この間、感光記録媒体8の間欠移動部
8aは移動することなく、停止している。
【0031】そして、このようにピンチローラ15,1
6と、収納ロール7が同一線速度で回転と継続している
状態において、1/30秒が経過すると、前述とは逆方
向にアクチュエータが動作し、図9(C)に示すよう
に、第1経路長調整機構17の可動ローラ17cにあっ
ては、感光記録媒体8に近接する前進方向へ、第2経路
長調整機構18の可動ローラ18cにあっては、感光記
録媒体8から離間する後退方向へ、各々等距離L2ずつ
同時に移動する。
【0032】したがって、第1経路長調整機構17側に
おいて、感光記録媒体8の経路長が短小化すると同時
に、第2経路長調整機構18側において、感光記録媒体
8の経路長がが長大化する。このため、経路長の短小化
により生じた第1経路長調整機構17側の余剰分が、隣
接する両固定ローラ17b,18aに到来するととも
に、同図(B)時点で固定ローラ17b,18a間に介
在していた間欠移動部8aが、第2経路長調整機構18
側に吸収される。
【0033】以上の図9(B)(C)に示す動作を、1
/30秒間隔で繰り返すことにより、感光記録媒体8は
供給ロール6から定速で引き出されて、収納ロール7に
同一速度で巻き取られつつ、間欠移動部8aは順次1/
30秒間隔で、両固定ローラ17b,18a間に静止す
る。したがって、図10(A)に示すように、間欠移動
部8aが静止したタイミングで、主コントローラ2から
の指示に従って、光学シャッタ10が開き、同図(B)
に示すように、光学シャッタ10が閉じたタイミングで
間欠移動部8aを移動させることにより、被撮像画像の
1/30秒毎の静止画像を順次各コマ19・・・に感光
させることができる。
【0034】他方、前記現像定着ユニット20において
は、撮像の開始と同時に発せられた主コントローラ2か
らの指示により、タンク21の蓋体が開駆動される。こ
れにより、現像定着液を含浸してなる塗布用部材がタン
ク21外に露出して、各コマ19内に被写体画像の静止
画像を感光した感光記録媒体8に接触する。よって、感
光記録媒体8のR,G,B各感光層12〜14に現像定
着液が浸透し、各感光層12〜14は被写体画像のR,
G,Bに応じて、各々異なる波長λ1、λ2、λ3をピ
ークとする吸光スペクトルを発現するまた、この撮像中
における周囲環境の音声はマイクロフォン73により検
出されて、電気信号に変換される。このマイクロフォン
73からの電気信号は、図5(A)に示すように、信号
変換回路74に入力され、信号変換回路74は、入力信
号に前述した交流バイアスを付加する。磁気記録ヘッド
75は、この交流バイアスが付加された電気信号を磁気
記録トラック79に記録し、これにより磁気記録トラッ
ク79に音声記録トラックが形成される。したがって、
撮像を終了した時点においては、各コマ19に感光され
た静止画像のみならず、磁気記録トラック79に周囲音
声が記録された記録済み記録媒体38を得ることができ
る。
【0035】そして、撮像した結果を再生を開始するに
際しては、記録済み記録媒体38を、供給ロール6側に
巻き戻す。この巻き戻しは、両経路長調整記録17,1
8の両可動ローラ17c,18cを中立位置N(図9
(A))に停止させたまま、供給ロール6を逆回転させ
ることにより行う。そして、巻き戻し後、再生を開始す
ると、図9(A)(B)(C)をもって説明した撮像時
と同様に、ピンチローラ15,16、収納ロール7第1
及び第2経路長調整機構17,18等が動作する。これ
により、記録済み記録媒体38は供給ロール6から定速
で引き出されて、収納ロール7に同一速度で巻き取られ
つつ、間欠移動部38aは1/30秒間隔で、両固定ロ
ーラ17b,18a間に静止する。したがって、主コン
トローラ2からの指示に従って、間欠移動部38aが静
止したタイミングで光源36を点灯し、光源36が消灯
したタイミングで間欠移動部8aを移動させることによ
り、被撮像画像の各コマ19・・・に記録されている静
止画像が1/30秒毎に、結像光学系37によってカラ
ーエリアセンサ39上に結像される。
【0036】このとき、センサドライバ40は、主コン
トローラ2により指示されたタイミング、つまり光源3
6を点灯させる1/30秒毎のタイミングで、カラーエ
リアセンサ39を駆動し、カラーエリアセンサ39の光
電変換の結果生成した電荷を、前記タイミングで前処理
回路41に転送出力させる。この転送出力信号は、前処
理回路41により、リセットパルスの除去、及び信号レ
ベルの調整が行われた後、ローパスフィルタ42によ
り、色信号成分が除去されて輝度信号Yに生成され、こ
の輝度信号Yは輝度信号処理回路43により、前述した
ガンマ補正等されてカラーエンコーダ46に入力され
る。
【0037】また、前処理回路41から色信号分離回路
44に転送された、カラーエリアセンサ39からの転送
出力信号は、この色信号分離回路44により、R,G,
Bの各色成分のみの信号に分離された後、色信号処理回
路45により、ホワイトバランス、ガンマ補正等される
とともに、色差信号R−Y及びB−Yに変換される。そ
して、この色差信号R−Y及びB−Yと、輝度信号Yと
が入力されると、カラーエンコーダ46はこれらに基づ
き、NTSC規格に従ったビデオ信号を生成して出力す
る。
【0038】また、再生を開始すると、磁気変換センサ
85は再生の開始と同時に動作し、音声トラック79内
に形成されている音声トラックの記録信号を磁気的に検
出して、電気信号を出力する。すると、信号復号回路8
6は、この電気信号中においてバイアスとして付加され
ている高周波成分を除去し、よって、図5(B)に示す
ように、信号復号回路86からは、同図(A)の入力信
号を再生した復号信号が出力される。
【0039】よって、前述のカラーエンコーダ46から
出力されたビデオ信号と、この信号復号回路86から出
力された復号信号とに基づき、テレビ受動機が動作する
ことにより、各コマ19に記録された静止画像の連続に
よるカラー動画を視認しつつ、撮像時の周囲音声を受聴
することができる。すなわち、この撮像・再生装置61
を用いることにより、図11に示すように、「1.撮
影」→「2.自動現像」→「3.再生」の全てを行うこ
とができる。これにより、被撮像画像Fの動画f及び周
囲音声をテレビ受像機65で再生したり、被撮像画像F
の静止画像f′をビデオプリンタ66で印刷する等を、
迅速かつ円滑に行うことが可能となる。
【0040】また、記録済み記録媒体38を搬送しつ
つ、磁気変換センサ85を動作させることなく、マイク
ロフォン73信号変換回路74及び磁気記録ヘッド75
を動作させることにより、撮像後及び再生中において磁
気記録トラック79に、バックミュージック等の新たな
音声を記録することもできる。
【0041】なお、マイクロフォン73及び対応する磁
気記録ヘッド75、磁気記録トラック79、磁気変換セ
ンサ75の数は単数及び複数のいずれであってもよい。
また、磁気記録トラック79への記録及び読み出しは、
定速移動する部位で行うことが好ましいが、間欠移動部
8a,38aであってもよい。さらに、この実施例にお
いては、撮像ユニット1と再生ユニット31とを一体に
組み組み込んだ撮像・再生装置を示したが、両ユニット
1,31を別体として、撮像を終了した撮像ユニット1
全体を、再生ユニット31内に収容する構成としてよい
し、また、両ユニット1,31を各々別個の撮像装置、
画像再生装置としてもよい。
【0042】図12は、前記データ変換ブロック35の
他の構成例を示すものである。すなわち、センサドライ
バ40、前処理回路41が設けられている点は、図7を
もって説明した構成と同様である。しかし、この前処理
回路41により処理されたカラーエリアセンサ39から
の転送出力信号は、A/Dコンバータ47によりデジタ
ル化される。このデジタル化された画像データは、メモ
リコントローラ48によりデータの入出力を制御される
メモリ49に格納される。
【0043】演算マトリックス50は、このメモリ49
から出力されたR,G,Bのデジタルデータより輝度デ
ータYと、色差データR−Y及びB−Yを算出し、この
ときガンマ補正、輪郭補正、ホワイトバランスの各処理
をも考慮した演算を実行する。ここでのガンマ、ホワイ
トバランス補正は、カラーエリアセンサ39のガンマ、
ホワイトバランスのみならず、前記記録済み記録媒体3
8の露光−現像濃度特性、空間周波数−現像濃度特性、
分光特性をも補正するものであり、ブランキングに相当
するデータも付与される。また、演算マトリックス50
からの輝度データY、色差データR−Y及びB−Yは、
D/Aコンバータ51によりアナログ化され、カラーエ
ンコーダ46はこのアナログ化された輝度信号Yと色差
信号R−Y及びB−Yによりビデオ信号を生成して出力
する。
【0044】このように、本構成においては、A/Dコ
ンバータ47によりカラーエリアセンサ39からの信号
をデジタル化し、このデジタルした画像データをメモリ
49に格納することから、メモリコントローラ48によ
り読み出し速度を変化させる等により、多様な再生形態
が可能となる。
【0045】図13は、撮像ユニット1の他の構成を示
すものである。すなわち、この撮像ユニット1の画像記
録ブロック3には、供給ロール6に巻装されて収納ロー
ル7側に巻き取られるモノクロの感光記録媒体8、被撮
像画像を結像させる面結像光学系9、この面結像光学系
9の光軸上に配置された光学シャッタ10と色分解光学
系311が設けられている。前記感光記録媒体8は、図
14(A)に示すように、薄膜樹透明脂からなるベース
11上に、Vis全域感光層313を積層してなる。こ
のVis全域感光層313は、同図(B)に示すよう
に、可視光の全てのスペクトルに対して感光し、現像処
理によって、同図(C)に示すように、特定波長λ1を
中心としたスペクトルにおける吸光度の変化を引き起こ
す特性を有している。この感光記録媒体8は、厚さtが
10μmであり、同図(D)に示す幅wは25mmであ
るとともに、有効長さは270mであり、よって、供給
ロール6のコア直径を10mmとすると、巻直径は最大
60mmである。また、感光記録媒体8には、その長尺
方向に沿って磁気記録トラック79が形成されており、
この磁気記録トラック79は、画像記録領域(コマ)よ
りも上部において、感光記録媒体8の全長に亙って設け
られている。
【0046】前記色分解光学系311には、図15に示
すように、シャッタ10を介して入射される面結像光学
系9の光軸上に、該光軸方向及びこれと直交する方向と
に分光可能な角度に第1ハーフミラー111が配置され
ている。この第1ハーフミラー111の側方には、これ
と同一角度に第2ハーフミラー112が配置されている
ともに、この第2ハーフミラー112を透過した光を、
面結像光学系9の光軸と平行な方向に偏光する第1プリ
ズム113が配置されている。また、第1ハーフミラー
111の前方には、この第1ハーフミラー111を透過
した光をこれと直交する方向に偏光する第2プリズム1
14が配置されている。
【0047】この第2プリズム114の一側部側であっ
て、第2ハーフミラー112の前方には、この第2ハー
フミラー112からの光を第2プリズム114に反射す
るフルミラー116が配置され、このフルミラー116
を反射した光は第2プリズム114によって、前記面結
像光学系9の光軸と平行な方向に偏光される。また、第
2プリズム114の他側部側には、第3プリズム115
が配置され、この第3プリズム115は、第2プリズム
114を反射した光を面結像光学系9の光軸と平行な方
向に偏光する。
【0048】さらに、第1〜第3プリズム113〜11
6の前方には、R光透過フィルター11R、G光透過フ
ィルター11G、B光透過フィルター11Bが配置され
ている。そして、R光透過フィルター11Rにあって
は、図16に示すように、上限波長を430〜480μ
mとして、380μmから上限波長までの波長を透過さ
せる特性である。また、G光透過フィルター11Gにあ
っては、430〜480μmを下限波長、560〜59
0μmを上限波長として、この上限波長と下限波長の間
の帯域を透過させる特性であり、B光透過フィルター1
19にあっては、560〜590μmを下限波長とし
て、この下限波長と770μm間の帯域を透過させる特
性である。したがって、面結像光学系9により結像され
た被撮像画像は、図17に示すように、各々各フィルタ
ー11R,11G,11Bにより、各成分毎のR光学像
19R、G光学像19G、B光学像19Bに分解され
て、感光記録媒体8の後述する間欠移動部8aにて、コ
マ19内に投影される。つまり、この1つの静止画像を
R,G,Bに分解して投影したR光学像19R、G光学
像19G、B光学像19Bの各記録領域により、1コマ
が構成される。
【0049】なお、この実施例においては、各光学像1
9R,19G,19Bを、感光記録媒体8の移動方向に
沿った水平方向に分離させるものであって、各光学像1
9R,19G,19Bが投影される領域は、図14
(D)に示すように、横(a)×縦(b)=9×16m
mであり、コマ19配置のピッチpは30mmである。
また、この実施例においては、NTSC規格の30フレ
ーム/secに従って、撮像レート=30コマ/sec
であり、有効長さ270mである本実施例において、撮
像時間は5分である。また、光学シャッタ10は、主コ
ントローラ2からの指示に従って30回/secの頻度
で開動作するとともに、そのときの開動作時間は1/5
0〜1/1000秒程度である。また、この撮像ユニッ
トにおいて、媒体搬送ブロック4、媒体現像ブロック
5、及び音声記録ブロック72の構成は前述した実施例
と同一である。
【0050】以上の構成において、撮像を開始すると、
前述の図9(B)(C)に示す動作を、1/30秒間隔
で繰り返すことにより、感光記録媒体8は供給ロール6
から定速で引き出されて、収納ロール7に同一速度で巻
き取られつつ、間欠移動部8aは順次1/30秒間隔
で、両固定ローラ73b,18a間に静止する。したが
って、図18(A)に示したように、間欠移動部8aが
静止したタイミングで、主コントローラ2からの指示に
従って、光学シャッタ10が開き、同図(B)に示した
ように、光学シャッタ10が閉じたタイミングで間欠移
動部8aを移動させることにより、被撮像画像の1/3
0秒毎の静止画像であって、R,G,B各成分毎のR光
学像19R、G光学像19G、B光学像19Bを順次各
コマ19・・・に感光させることができる。
【0051】他方、前記現像定着ユニット20において
は、撮像の開始と同時に発せられた主コントローラ2か
らの指示により、前記タンク21の蓋体が開駆動され
る。これにより、現像定着液を含浸してなる塗布用部材
がタンク21外に露出して、各コマ19内に被写体画像
の静止画像を感光した感光記録媒体8に接触する。よっ
て、感光記録媒体8のVis全域感光層313に現像定
着液が浸透し、Vis全域感光層313は、波長λ1を
ピークとする吸光スペクトルを発現する。このとき、感
光記録媒体8には、図19に示すように、一定の速度
(v)をもって移動している定速移動部位で、現像定着
ユニット20により現像定着液が塗布される。無論、撮
像を停止した場合には、前記タンク21の蓋体が閉じる
ことから、停止している感光記録媒体8に過剰な現像定
着液が塗布されることはない。したがって、感光記録媒
体8には、全長に亙って均一量をもって現像定着液が塗
布され、これにより各コマ19の現像定着効果を均一な
ものにすることができる。
【0052】また、このように感光記録媒体8には、面
結像光学系9により結像されて色分解光学系311を介
して投影された被撮像画像が、電気信号への変換等の処
理を介在させることなく、直接的に記録されることか
ら、各コマ19に記録された光学像19R,19G,1
9Bからなる静止画像の、被撮像画像に対する忠実性を
確保することができる。しかも、静止画像を感光した感
光記録媒体8の各コマ19は現像定着ユニット20によ
り順次により現像及び定着処理され、磁気記録トラック
79には前述の実施例と同様にして音声が記録されるこ
とから、は撮像の終了と同時に画像及び音声を再生可能
な記録媒体を得ることができる。
【0053】図20は、色分解光学系311の他の構成
を示すものである。すなわち、シャッタ10を介して入
射される面結像光学系9の光軸上には、B光を透過させ
光軸と直交する方向にR光及びG光を反射する第1ダイ
クロックミラー面326が設けられている。この第1ダ
イクロイックミラー面326の側方には、全ての入射光
を前記光軸と平行な方向に反射する第1全反射ミラー面
327が設けられ、この第1全反射ミラー面327の前
方には、R光を透過させて、G光を前記光軸と直交する
方向に反射する第2ダイクロイックミラー面328が設
けられている。また、第1ダイクロイックミラー面32
6の前方であって、第2ダイクロイックミラー面328
の側方には、第2全反射ミラー面329が設けられ、こ
の第2全反射ミラー面329の他側部側には、全ての入
射光を前記光軸と平行な方向へ反射させる第3全反射ミ
ラー面330が設けられている。したがって、かかる構
成によれば、プリズムを用いることなく、ミラーのみに
より、面結像光学系9からの被撮像画像をR,G,B光
成分に分解することができ、色分解光学系311の構成
を簡略なものにすることができる。
【0054】図21は、撮像ユニット1のさらに他の構
成を示すものであり、その全体構成は図13に示した撮
像ユニットと同様である。しかし、本例にあっては、色
分解光学系311が感光記録媒体8の搬送方向と直交す
る垂直方向に配置されており、よって、各光学像19
R,19G,19Bは垂直方向に投影される。また、各
投影領域の大きさは、図22に示すように、横(a)×
縦(b)=9×16mmであり、各領域の上下間隔dは
1mmである。コマ19配置のピッチpは、第1実施例
の1/3である10mmに設定され、また、この実施例
においても、NTSC規格の30フレーム/secに従
って、撮像レート=30コマ/secであり、磁気記録
トラック79は、画像記録領域(コマ19)よりも上部
において、感光記録媒体8の全長に亙って設けられてい
る。
【0055】かかる撮像ユニットにおいても、前述した
図9(B)(C)に示す動作を、1/30秒間隔で繰り
返すとともに、図23(A)に示すように、間欠移動部
8aが静止したタイミングで、光学シャッタ10を開
き、同図(B)に示すように、光学シャッタ10が閉じ
たタイミングで間欠移動部8aを移動させる。これによ
り、被撮像画像の1/30秒毎の静止画像であって、垂
直方向に投影されたR,G,B各成分毎のR光学像19
R、G光学像19G、B光学像19Bを1コマとして、
順次コマ19・・・に感光させることができる。このと
き、コマ19は、第1実施例に対し、1/3の長さであ
る10mmのピッチで移動することから、第1実施例と
同じ有効長さ270mの感光記録媒体8を用いた場合、
撮像時間は第1実施例に対し3倍の15分となる。
【0056】図24は、再生ユニット31の他の構成を
示すものである。すなわち、この再生ユニットにおい
て、この画像データ化ブロック33には、光源36が設
けられている。この光源36は、供給ロール6に巻装さ
れて収納ロール7側に巻き取られる記録済み記録媒体3
8の一面側であって、後述する間欠移動部38a内のコ
マ19に対向する位置に配置されている。ここで、記録
済み記録媒体38は、前述の図21に示した構成を有す
る撮像ユニットにより、撮像及び現像定着処理された感
光記録媒体8であって、各コマ19毎に、静止画像のR
光学像19R、G光学像19G、B光学像19Bが垂直
方向に記録されているとともに、磁気記録トラック79
に周囲の音声が記録されている。また、この光源36
は、少なくともλ1のスペクトル成分をコマ19の全域
に放射するものであって、その点滅タイミングは主コン
トローラ32によって制御される。
【0057】さらに、画像データ化ブロック33には、
記録済み記録媒体38の他面側であって、各光学像19
R,19G,19Bに対応する位置に、結像光学系37
R,37G,37Bが配設され、この各結像光学系37
R,37G,37Bの光軸延長線上には、R用、G用、
B用各モノクロエリアセンサ39R,39G,39Bが
配設されている。なお、各結像光学系37R,37G,
37Bにおけるコサイン4乗則に従う周辺露光量の分布
を補正するために、光源36には、コマ19内に記録さ
れている各光学像19R,19G,19Bの中央部を周
辺部に対して暗く照明する、フィルターを設けることが
望ましい。
【0058】他方、データ変換ブロック35には、図2
5に示すように、R用、G用、B用各センサドライバ4
0R,40G,40Bが設けられている。この各センサ
ドライバ40R,40G,40Bは、主コントローラ3
2により指示された光電変換の開始タイミングと光電変
換時間とに基づいて、対応するモノクロエリアセンサ3
9R,39G,39Bを駆動し、さらに各モノクロエリ
アセンサ39R,39G,39Bの各画素に蓄積された
電荷を出力させる。R用、G用、B用各前処理回路41
R,41G,41Bは、対応するモノクロエリアセンサ
39R,39G,39Bからの出力信号を前処理するも
のであって、センサ出力に含まれるリセットパルスの除
去、及び信号レベルの調整を行う。加算回路42は、各
前処理回路41R,41G,41Bを介して転送された
モノクロエリアセンサ39R,39G,39Bの出力信
号を加算して、輝度信号Yを生成する。輝度信号処理回
路43は、この輝度信号Yに対して、ガンマ補正、レベ
ル調整、同期信号用ブランキング形成、輪郭補正処理を
行い、さらに若干の遅延処理を行う公知の回路である。
【0059】色信号処理回路44は、入力されるR,
G,B各色信号の処理回路であって、ホワイトバラン
ス、ガンマ補正、レベル調整、同期信号用ブランキング
形成を行い、さらに色差信号R−Y及びB−Yに変換し
た後、LPF(Low Pass Filter)によって帯域制限する
公知の回路である。ここでの、ガンマ、ホワイトバラン
ス補正は、カラーエリアセンサ39のガンマ、ホワイト
バランスのみならず、記録済み記録媒体38の露光−現
像濃度特性、空間周波数−現像濃度特性、分光特性をも
補正するものである。カラーエンコーダ45は、輝度信
号処理回路43からの輝度信号Yと、色信号処理回路4
5からの色差信号R−Y及びB−Yによりビデオ信号を
生成し、外部のテレビ受像機やビデオプリンタに出力す
るものである。なお、この再生ユニットにおいて、媒体
搬送ブロック4と音声再生ブロック82の構成は、前述
した実施例と同一であり、磁気変換センサ85と信号復
号回路86とで構成されている。
【0060】以上の構成において、再生を開始するに際
しては、前述の図21に示す構成の撮像ユニットで、被
撮像画像の連続的な静止画像の光学像19R,19G,
19Bを記録した記録済み記録媒体38を用いる。そし
て、主コントローラ32からの指示に従って、間欠移動
部38aが静止したタイミングで光源36を点灯し、光
源36が消灯したタイミングで間欠移動部8aを移動さ
せることにより、記録済み記録媒体38のコマ19内に
記録されている各光学像19R,19G,19Bが、1
/30秒毎に、各結像光学系37R,37G,37Bに
よって、対応するモノクロエリアセンサ39R,39
G,39B上に結像される。
【0061】一方、各センサドライバ40R,40G,
40Bは、主コントローラ32により指示されたタイミ
ング、つまり光源36を点灯させる1/30秒毎のタイ
ミングで、モノクロエリアセンサ39R,39G,39
Bを駆動し、各モノクロエリアセンサ39R,39G,
39Bが光電変換の結果生成した電荷を、前記タイミン
グで前処理回路41に転送出力させる。この転送出力信
号は、対応する前処理回路41R,41G,41Bによ
り、リセットパルスの除去、及び信号レベルの調整が行
われた後、加算回路42にて輝度信号Yに生成され、こ
の輝度信号Yは輝度信号処理回路43により、前述した
ガンマ補正等されてカラーエンコーダ45に入力され
る。
【0062】他方、各前処理回路41R,41G,41
Bから色信号処理回路44に転送された、各モノクロエ
リアセンサ39R,39G,39Bからの転送出力信号
は、ホワイトバランス、ガンマ補正等されるとともに、
色差信号R−Y及びB−Yに変換される。そして、この
色差信号R−Y及びB−Yと、輝度信号Yとが入力され
ると、カラーエンコーダ45はこれらに基づき、NTS
C規格に従ったビデオ信号を生成して出力する。よっ
て、この出力されたビデオ信号、及び信号復号回路86
で再生された音声信号に基づきテレビ受動機が動作する
により、各コマ19に記録された静止画像の連続による
カラー動画を視認しつつ、撮像時の周囲音声を受聴する
ことができ、また、ビデオプリンタにより、各静止画像
をプリントアウトすることもできる。
【0063】なお、図13に示したように各光学像19
R,19G,19Bが水平方向に記録された記録済み記
録媒体の再生を行う場合、その画像再生装置は、モノク
ロエリアセンサ39R,39G,39Bを、各光学像1
9R,19G,19Bに対応させて水平方向に配置する
構成とすればよい。
【0064】図26は、データ変換ブロック35の他の
構成を示すものである。すなわち、R,G,B各用セン
サドライバ40R,40G,40B、及び前処理回路4
1R,41G,41Bが設けられている構成は図25と
同様である。しかし、各前処理回路41R,41G,4
1Bにより処理された対応するモノクロエリアセンサ3
9R,39G,39Bからの転送出力信号は、各々対応
するA/Dコンバータ47R,47G,47Bによりデ
ジタル化される。このデジタル化された画像データは、
各々メモリコントローラ48R,48G,48Bにより
データの入出力を制御されるメモリ49R,49G,4
9Bに格納される。
【0065】演算マトリックス50は、各メモリ49
R,49G,49Bから出力されたR,G,Bのデジタ
ルデータより輝度データYと、色差データR−Y及びB
−Yを算出し、このときガンマ補正、輪郭補正、ホワイ
トバランスの各処理をも考慮した演算を実行する。ここ
でのガンマ、ホワイトバランス補正は、カラーエリアセ
ンサ39のガンマ、ホワイトバランスのみならず、前記
記録済み記録媒体38の露光−現像濃度特性、空間周波
数−現像濃度特性、分光特性をも補正するものであり、
ブランキングに相当するデータも付与される。また、演
算マトリックス50からの輝度データY、色差データR
−Y及びB−Yは、D/Aコンバータ51によりアナロ
グ化され、カラーエンコーダ45はこのアナログ化され
た輝度信号Yと色差信号R−Y及びB−Yによりビデオ
信号を生成して出力する。
【0066】このように、本実施例においては、各A/
Dコンバータ47R,47G,47Bにより対応するモ
ノクロエリアセンサ39R,39G,39Bからの信号
をデジタル化し、このデジタルした画像データを各メモ
リ49R,49G,49Bに格納することから、メモリ
コントローラ48R,48G,48Bにより読み出し速
度を変化させる等により、多様な再生形態が可能とな
る。
【0067】なお、以上の各実施例においては、撮像ユ
ニットに1個のマイクロフォン73及び信号変換回路7
4を設けるようにした。しかし、k個のマイクロフォン
を設けるとともに、このk個のマイクロフォン73から
の信号をn個(n≧k)の信号に分割する信号分割回路
を信号変換回路74内に設けて(n及びkは自然数)、
音声信号をn個の磁気記録トラックに記録するようにし
てもよい。この場合、信号分割回路は、周波数帯域の違
いにより信号を分割するものを用いることができる。ま
た、再生ユニットにおいては、各磁気記録トラックに対
応するn個の磁気変換センサ85と信号復号回路86と
を設ければよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる撮像
装置よれば、画像を電気信号に変換するディバイスを不
要とすることにより、装置の低コスト化を図りつつ、被
撮像画像を忠実に記録し、かつ、環境条件に制約されず
に画像再生な記録媒体を迅速に得ることができるととも
に、周囲環境の音声をも記憶することから、安価であり
ながらビデオカメラの記録機能と同等の機能を確保し得
る。また、音声信号を磁気記録するようにしたことか
ら、現像及び再生後での音声の消去及び再起録が可能と
なり、例えば新たな音声を付加したり、バックミュージ
ックを記録する等が可能となる。また、感光記録媒体が
一定速度で搬送される部位において、音声を記録するこ
とにより、メモリ等を用いることなく、簡易な構成によ
り音声記録が可能となる。
【0069】また、本発明の画像再生装置によれば、ビ
デオ再生機のように高価な画像用の磁気変換手段を用い
ないことから、安価でありながら画像及び音声再生が可
能となる。さらに、本発明の撮像・再生装置は、撮像装
置の機能と画像再生装置の機能とを併有することから、
共通機能部分を共用化して、構造の簡易化や装置のコン
パクト化を可能にしつつ、前述した撮像装置と画像再生
装置の利点を確保することができる。加えて、k個のマ
イクロフォンからの信号をn個(n≧k)の信号に分割
して記録し、n個の系で再生することにより、臨場感の
ある音声再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】同実施例の基本構成を示す模式図である。
【図3】(A)は感光記録媒体の模式断面図、(B)は
NTSC規格に従った場合の感光記録媒体のサイズを示
す説明図である。
【図4】同実施例の経路長調整機構を示す模式図であ
る。
【図5】(A)音声記録ブロックの構成及び作用を示す
図、(B)は音声再生ブロックの構成及び作用を示す図
である。
【図6】画像データ化ブロックの構成を示す模式図であ
る。
【図7】データ変換ブロックの構成を示すブロック図で
ある。
【図8】音声再生ブロックの構成を示す模式である。
【図9】経路長調整機構の動作を示す説明図である。
【図10】撮像動作を示す説明図である。
【図11】撮像から再生までの過程を示す説明図であ
る。
【図12】データ変換ブロックの他の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】撮像ユニットの他の構成を示す模式図であ
る。
【図14】(A)はモノクロ感光記録媒体の模式断面
図、(B)は感度特性図、(C)は吸光度特性図、
(D)はNTSC規格に従った場合の感光記録媒体のサ
イズを示す説明図である。
【図15】色分解光学系の構成を示す模式図である。
【図16】色分解光学系の特性図である。
【図17】R,G,B各光学像の1コマ内への記憶状態
を示す図である。
【図18】撮像動作を示す説明図である。
【図19】現像及び定着動作を示す説明図である。
【図20】色分解光学系の他の構成を示す模式図であ
る。
【図21】撮像ユニットの他の構成を示す模式図であ
る。
【図22】同実施例におけるR,G,B各光学像の1コ
マ内への記憶状態を示す図である。
【図23】撮像動作を示す説明図である。
【図24】再生ユニットの他の構成を示す模式図であ
る。
【図25】図28に示しが再生ユニットにおけるデータ
変換ブロックの構成を示すブロック図である。
【図26】同再生ユニットにおける他のデータ変換ブロ
ックの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 撮像ユニット 6 供給ロール 7 収納ロール 8 感光記録媒体 9 面結像光学系 10 光学シャッタ 31 再生ユニット 73 マイクロフォン 74 音声信号変換回路 85 磁気変換センサ 86 音声復号回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録トラックを有する感光記録媒体
    の一部分に被撮像画像を投影する光学系と、 この光学系の投影時間を制御して、前記感光記録媒体に
    前記被撮像画像を静止画像として感光させる光学シャッ
    タと、 前記静止画像が順次異なる領域で感光するように、前記
    感光記録媒体を搬送する搬送手段と、 周囲環境の音声を検出して音声信号に変換し、この音声
    信号を前記磁気記録トラックに磁気記録する音声信号記
    録手段と、 前記静止画像を感光した感光記録媒体を、現像及び定着
    処理する現像定着処理手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記音声信号記録手段は、 周囲環境の音声を検出して電気信号に変換するマイクロ
    フォンと、 このマイクロフォンからの電気信号を音声記録信号に変
    換する信号変換手段と、 この信号変換手段からの音声記録信号を前記磁気記録ト
    ラックに記録する磁気記録手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記信号変換手段は、前記マイクロフォ
    ンからの電気信号に対して、該信号の最大振幅よりも大
    きな振幅と最大周波数よりも大きな周波数とを有する一
    定の交流成分からなるバイアス成分を付加することを特
    徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記音声信号記録手段は、前記感光記録
    媒体が一定速度で搬送される部位において、前記磁気記
    録トラックに前記音声信号を記録することを特徴とする
    請求項1記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記音声記録手段は、 周囲環境の音声を検出して電気信号に変換するk個のマ
    イクロフォンと、 このk個のマイクロフォンからの電気信号をn個(n≧
    k)の信号に分割する信号分割手段と、 この信号分割手段により分割された電気信号に基づき、
    前記感光記録媒体に形成されているn本の磁気記録トラ
    ックに、各々前記音声信号を記録する磁気記録手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 連続する静止画像を感光記録し、かつ、
    磁気記録トラックに音声記録信号を記録してなる感光記
    録媒体を、搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される感光記録媒体から、前記
    静止画像を順次読み取って、所定の出力装置に応じた画
    像信号を生成する画像信号生成手段と、 前記搬送手段により搬送される感光記録媒体から、前記
    磁気記録トラックに記録されている音声記録信号を順次
    読み読み取って、音声信号を再生する音声信号再生手段
    と、 を有することを特徴とする画像再生装置。
  7. 【請求項7】 前記音声信号再生手段は、 前記磁気記録トラックに記録されている音声記録信号を
    検出して電気信号に変換するセンサと、 このセンサにより変換された前記電気信号から音声信号
    を再生する信号復号手段と、 を有することを特徴とする請求項6記載の画像再生装
    置。
  8. 【請求項8】 前記信号復号手段は、前記センサにより
    変換された電気信号から交流バイアス成分を除去するこ
    とを特徴とする請求項7記載の画像再生装置。
  9. 【請求項9】 前記音声信号再生手段は、前記感光記録
    媒体が一定速度で搬送される部位において、前記音声記
    録信号を読み取ることを特徴とする請求項6記載の画像
    再生装置。
  10. 【請求項10】 前記感光記録媒体には、n本の各磁気
    記録トラック毎に音声信号が記録され、 前記音声信号再生手段は、n本の磁気記録トラックに記
    録されている音声記録信号を各々検出する磁気センサを
    有し、この磁気センサが各々検出した音声記録信号に基
    づき、k個(n≧k)の独立した音声信号を再生するこ
    とを特徴とする請求項6記載の画像再生装置。
  11. 【請求項11】 磁気記録トラックを有する感光記録媒
    体の一部分に被撮像画像を投影する光学系と、 この光学系の投影時間を制御して、前記感光記録媒体に
    前記被撮像画像を静止画像として感光させる光学シャッ
    タと、 前記静止画像が順次異なる領域で感光するように、前記
    感光記録媒体を搬送する第1の搬送手段と、 周囲環境の音声を検出して音声信号に変換し、この音声
    信号を前記磁気記録トラックに磁気記録する音声信号記
    録手段と、 前記静止画像を感光した感光記録媒体を、現像及び定着
    処理する現像定着処理手段と、 この現像定着手段により前記静止画像が連続的に現像及
    び定着された記録済み感光記録媒体を、搬送する第2の
    搬送手段と、 この第2の搬送手段により搬送される記録済み感光記録
    媒体から、前記静止画像を順次読み取って、所定の出力
    装置に応じた画像信号を生成する画像信号生成手段と、 前記第2の搬送手段により搬送される記録済み感光記録
    媒体から、前記磁気記録トラックに記録されている音声
    記録信号を順次読み取って、音声信号を再生する音声信
    号再生手段と、 を有することを特徴とする撮像・再生装置。
  12. 【請求項12】 前記音声信号記録手段は、 周囲環境の音声を検出して電気信号に変換するマイクロ
    フォンと、 このマイクロフォンからの電気信号を音声記録信号に変
    換する信号変換手段と、 この信号変換手段からの音声記録信号を前記磁気記録ト
    ラックに記録する磁気記録手段とを有し、 前記音声信号再生手段は、 前記磁気記録トラックに記録されている音声記録信号を
    検出して電気信号に変換するセンサと、 このセンサにより変換された前記電気信号から音声信号
    を再生する信号復号手段と、 を有することを特徴とする請求項11記載の撮像・再生
    装置。
  13. 【請求項13】 前記信号変換手段は、 前記マイクロフォンからの電気信号に対して、信号の最
    大振幅よりも大きな振幅と最大周波数よりも大きな周波
    数とを有する一定の交流成分からなるバイアス成分を付
    加し、 前記信号復号手段は、 前記センサにより変換された電気信号から交流バイアス
    成分を除去することを特徴とする請求項12記載の撮像
    ・再生装置。
  14. 【請求項14】 前記音声信号記録手段は、 前記感光記録媒体が一定速度で搬送される部位におい
    て、前記磁気記録トラックに前記音声信号を記録し、 前記音声信号再生手段は、 前記感光記録媒体が一定速度で搬送される部位におい
    て、前記音声記録信号を読み取ることを特徴とする請求
    項11記載の撮像・再生装置。
  15. 【請求項15】 前記音声記録手段は、 周囲環境の音声を検出して電気信号に変換するk個のマ
    イクロフォンと、 このk個のマイクロフォンからの電気信号をn個(n≧
    k)の信号に分割する信号分割手段と、 この信号分割手段により分割された電気信号に基づき、
    前記感光記録媒体に形成されているn本の磁気記録トラ
    ックに、各々前記音声信号を記録する磁気記録手段とを
    有し、 前記音声信号再生手段は、 n本の磁気記録トラックに記録されている音声記録信号
    を各々検出する磁気センサを有し、この磁気センサが各
    々検出した音声記録信号に基づき、k個の独立した音声
    信号を再生することを特徴とする請求項11記載の撮像
    ・再生装置。(但し、請求項5,10,15において、
    k及びnは自然数である。)
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