JPH08101157A - 金属フレキシブル管の釘打ち監視方法及びその装置 - Google Patents

金属フレキシブル管の釘打ち監視方法及びその装置

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JPH08101157A
JPH08101157A JP23621194A JP23621194A JPH08101157A JP H08101157 A JPH08101157 A JP H08101157A JP 23621194 A JP23621194 A JP 23621194A JP 23621194 A JP23621194 A JP 23621194A JP H08101157 A JPH08101157 A JP H08101157A
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JP
Japan
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nailing
flexible pipe
metal flexible
electrically conductive
pipe
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Application number
JP23621194A
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English (en)
Inventor
Morio Saito
護雄 斎藤
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキ管に対する釘打ちを直ちに発見できる
監視方法及びその装置を得る。 【構成】 フレキ管1の絶縁層2の外側に電気導通層3
を形成し、電気抵抗測定器4を用いてフレキ管1と電気
導通層3間の電気抵抗を測定する。釘aがフレキ管1に
打ち込まれて電気導通層3とフレキ管1間が短絡したと
きに起こる電気抵抗の変化で釘aの打ち込みを直ちに発
見できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属フレキシブル管
(以下「フレキ管」という)を用いて屋内にガス配管を
行った際に、このガス配管に間違って釘が打ち込まれた
のを発見するための監視方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近、屋内のガス配管には、施工性の良
いフレキ管が使用される例が多い。通常、ガス配管は屋
内の床下、壁中等に配管されるものであることから、内
装工事前に工事を終了することになる。このため、ガス
配管工事後に行われる内装工事中に釘が間違って打ち込
まれることがある。
【0003】従来、この対策として、図7に示すよう
に、ガス配管20の上に金属製の防護板21を針金22
でくくりつけたり、図8に示すように、フレキ管20を
金属製よろい管23内に通したりしている。図7におい
て、24は間柱、25は胴縁、図8において、26は根
太である。その他、内装工事終了後、ガスメータの出側
立上り管に取り付けた試験口にブリストルゲージと称さ
れる自動圧力計を取り付けて圧力の変化をみながら釘打
ちの有無を検査する方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の釘
打ち監視方法においては、次のような問題がある。a.
防護板21を取り付ける方法の場合、施工性が悪いため
に、釘が打たれる可能性のある箇所を全面的にカバーし
切れない。b.よろい管23内に配管する方法の場合、
施工費が嵩むと共によろい管を経由して釘が打ち込まれ
る例も多い。c.ブリストルゲージを使用した場合、釘
が刺さったままの状態では、漏れ量が微小なためと温度
変化により管内気体(空気)の膨張があるため、短時間
の監視では発見することができず、しばしば入居後のガ
ス漏れで発見されることがある。このため、危険である
ばかりでなく、高額な修理費用がかかる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に提案する技術手段は次のとおりである。
【0006】1.絶縁被覆層を外側に形成した金属フレ
キシブル管の外側に電気導通層を形成し、この電気導通
層と金属フレキシブル管間に電圧を印加してこのときの
電気抵抗が無限大のときは釘打ち無しと判定し、電気抵
抗値に変化が認められた場合に釘打ち有りと判定する金
属フレキシブル管の釘打ち監視方法。
【0007】2.金属フレキシブル管の外側に絶縁被覆
層を形成し、更にこの絶縁被覆層の外側に電気導通層を
形成して成る屋内ガス配管材と、前記金属フレキシブル
管と電気導通層間の電気抵抗を測定するための電気抵抗
測定器と、から成る金属フレキシブル管の釘打ち監視装
置。
【0008】3.金属フレキシブル管の外表面に形成す
る電気導通層を、釘打ちの危険が大きい箇所は密に、小
さい箇所は粗に形成する前記1又は2記載の金属フレキ
シブル管の釘打ち監視方法及びその装置。
【0009】4.電気導通層を電気導通性粘着テープを
巻いて形成したことを特徴とする前記1又は2又は3記
載の金属フレキシブル管の釘打ち監視方法及びその装
置。
【0010】5.電気導通層を電気導通塗料を塗布して
形成したことを特徴とする前記1又は2又は3記載の金
属フレキシブル管の釘打ち監視方法及びその装置。
【0011】6.電気抵抗に変化が認められた場合に作
動する警報器を取り付けて成る前記1又は2又は3又は
4又は5記載の金属フレキシブル管の釘打ち監視方法及
びその装置。
【0012】
【作用】フレキ管の電気導通層は、工場又は現場で形成
され、このフレキ管はガスヘッダーから各ガス栓のとこ
ろまで床下又は壁内を経由して配管される。フレキ管と
電気導通層間の電気抵抗の測定は、ガスヘッダーのとこ
ろにおいて、又はガス栓側において行うことができる。
ガス配管の途中に例えば金属製フレキチーズが介在して
いる場合は、フレキチーズに絶縁テープ等を巻いて電気
絶縁をとり、短絡しないようにする。
【0013】内装工事において、フレキ管に釘が打ち込
まれると、この釘が電気導通層とフレキ管を電気的に導
通状態にするため、電気抵抗測定器により測定される電
気抵抗は無限大からフレキ管と電気導通層固有の値に変
化する。この変化を電気抵抗測定器で読むことにより、
釘の打ち込みを直ちに発見できる。
【0014】上記監視は、内装工事作業中に継続して行
っていると、釘打ちがあった場合、直ちに作業者がそれ
を知ることができるので、釘を抜き、ガス配管工事者に
通報してフレキ管の修理を行うようにすることができ
る。但し、継続監視が不可能な場合は、内装工事終了後
に行う。
【0015】
【実施例】図1及び図2は本発明に係るフレキ管の釘打
ち監視方法及びその装置の説明図であって、フレキ管1
の表面には絶縁被覆層2が全長に亘って形成されてい
る。そして、この被覆層2の表面には電気導通テープを
巻きつけて形成した電気導通層3が形成されている。4
はリード線5a、5bによりフレキ管1と電気導通層3
間に電圧を印加して電気抵抗を測定するための電気抵抗
測定器である。上記実施例の場合、釘打ちが無い場合に
は、電気抵抗測定器4で測定される電気抵抗は無限大で
ある。一方、図2に示すように釘aが間違って打ち込ま
れると、この釘aが電気導通層3とフレキ管1を導通
し、電気抵抗測定器4では電気導通層3とフレキ管1の
固有の電気抵抗が測定される。これにより、釘打ちが判
る。
【0016】なお、実施例の場合、電気導通層3は電気
導通テープを巻きつけて形成し、然もこの電気導通層3
はフレキ管1の長手方向において部分的に形成し、その
間は導線6を用いて導通することにより、電気導通テー
プの使用量を節約してコストの抑制を図っているが、勿
論全体に電気導通層3を形成してもよい。又、電気導通
層3を形成する手段としては、フレキ管1の表面に電気
導通塗料を塗布してもよい。
【0017】図3及び図4はフレキ管1の電気絶縁被覆
層2の中に電気導通層3をサンドイッチ状に形成した例
であって、測定原理は図1及び図2において説明した例
と同一である。
【0018】図5は戸建住宅全体について釘打ち監視を
行っている例の説明図であって、図1又は図3に示す構
造のフレキ管1を用いてガスヘッダー7から各ガスコン
セント8…までフレキガス配管し、ガスヘッダー7のと
ころで電気抵抗測定器4を用いて夫々の配管系ごとに釘
打ちを監視する例である。なお、この実施例において、
配管の途中にフレキ管分岐部材(フレキチーズ)9があ
るため、これには絶縁カラーテープ等を巻いて絶縁をと
っている。図5において、10はガスメータ、11は給
湯機、12はガス器具である。
【0019】図6は室内のガスコンセント8側から釘打
ちを監視する例であって、ガスコンセント8内のガスプ
ラグと電気導通層3間にリード線5a、5bを用いて電
気抵抗測定器4を接続し、これにより釘打ちを発見する
ことが可能である。なお、この実施例において、釘打ち
の可能性の大きい部位例えばb部分においては電気導通
層3を密に形成し、小さい部位cにおいては粗に形成し
てもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の効果は次のとおりである。 a.フレキ管に対して釘打ちがあった場合、電気抵抗器
を用いるだけで簡単かつ確実に発見できる。したがっ
て、従来のように釘打ちがあってもこれが判らなかった
り、遅れて発見することにより、修理費が高額になると
云ったことがなくなる。 b.電気抵抗測定器と警報器を連動させ、内装工事中継
続して電気抵抗を測定しているようにすると、釘打ちが
あると直ちに警報が出るので、その場で釘を抜いたり、
内装工事者からガス配管工事者に通報を行い、直ちにフ
レキ管の修理等を行うことができる。 c.時計とメモリーを組み合わせて監視を行うことによ
り、釘打ちの行われた時刻を後で知ることができるの
で、この時刻と施工計画書を照らし合わせることによ
り、釘打ちが行われた場所を推測することもできる。 d.釘打ちを確実に発見できるので、入居後のガス漏れ
で釘打ちの事実が判明したりすることがないので、修理
費の問題以外に、ガス漏れ事故の防止にも役立つ。 e.保護板やよろい管を用いる方式に比較して施工性が
良いので、配管全体について釘打ちの監視を行うことが
できると共に経費も安い。 f.入居後、いつでも電気抵抗測定器を用いて室内から
釘打ちを発見できる。 g.入居後においてリフォーム等を行う際、この期間中
本発明を実施すると、間違って釘打ちが行われたのを知
らず、そのままになるという心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したフレキ管の構造と電気抵抗測
定器の接続例の説明図。
【図2】釘が実際に打ち込まれた状況の説明図。
【図3】フレキ管の電気導通層を絶縁被覆層内に形成し
た例の説明図。
【図4】図3に示したフレキ管に釘が打ち込まれた例の
説明図。
【図5】戸建住宅全体のガス配管に本発明を実施してい
る状況の説明図。
【図6】室内のガスコンセント部分で釘打ちを監視して
いる状況の説明図。
【図7】フレキ管に保護板を被せて施工する従来例の説
明図。
【図8】フレキ管をよろい管内に通して施工する従来例
の説明図。
【符号の説明】
1 フレキ管 2 絶縁被覆層 3 電気導通層 4 電気抵抗測定器 5a、5b リード線 6 導線 7 ガスヘッダー 8 ガスコンセント 9 分岐部材(フレキチーズ) 10 ガスメータ 11 給湯機 12 ガス器具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁被覆層を外側に形成した金属フレキ
    シブル管の外側に電気導通層を形成し、この電気導通層
    と金属フレキシブル管間に電圧を印加してこのときの電
    気抵抗が無限大のときは釘打ち無しと判定し、電気抵抗
    値に変化が認められた場合に釘打ち有りと判定する金属
    フレキシブル管の釘打ち監視方法。
  2. 【請求項2】 金属フレキシブル管の外側に絶縁被覆層
    を形成し、更にこの絶縁被覆層の外側に電気導通層を形
    成して成る屋内ガス配管材と、 前記金属フレキシブル管と電気導通層間の電気抵抗を測
    定するための電気抵抗測定器と、 から成る金属フレキシブル管の釘打ち監視装置。
  3. 【請求項3】 金属フレキシブル管の外表面に形成する
    電気導通層を、釘打ちの危険が大きい箇所は密に、小さ
    い箇所は粗に形成する請求項1又は2記載の金属フレキ
    シブル管の釘打ち監視方法及びその装置。
  4. 【請求項4】 電気導通層を電気導通性粘着テープを巻
    いて形成したことを特徴とする請求項1又は2又は3記
    載の金属フレキシブル管の釘打ち監視方法及びその装
    置。
  5. 【請求項5】 電気導通層を電気導通塗料を塗布して形
    成したことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の金
    属フレキシブル管の釘打ち監視方法及びその装置。
  6. 【請求項6】 電気抵抗に変化が認められた場合に作動
    する警報器を取り付けて成る請求項1又は2又は3又は
    4又は5記載の金属フレキシブル管の釘打ち監視方法及
    びその装置。
JP23621194A 1994-09-30 1994-09-30 金属フレキシブル管の釘打ち監視方法及びその装置 Pending JPH08101157A (ja)

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