JP2002243688A - 樹脂管の釘打ち貫き検出方法 - Google Patents
樹脂管の釘打ち貫き検出方法Info
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- JP2002243688A JP2002243688A JP2001039317A JP2001039317A JP2002243688A JP 2002243688 A JP2002243688 A JP 2002243688A JP 2001039317 A JP2001039317 A JP 2001039317A JP 2001039317 A JP2001039317 A JP 2001039317A JP 2002243688 A JP2002243688 A JP 2002243688A
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Pipeline Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 家屋の床下あるいは一階の天井裏や壁裏に配
設された樹脂管は他の施工業者の目に触れない場所に配
設されており、床や壁張り業者が誤って樹脂管に釘打ち
を行った場合でも、樹脂管に釘を打ち貫いているかどう
かを視認することができないという問題があった。 【解決手段】 給水供給管から供給される給水を複数の
水使用器具へと分岐させるためのヘッダーに樹脂管を連
通連結して、ヘッダーから各水使用器具へ水を供給でき
るべく構成した給水の配管システムにおいて、封水した
ヘッダーに接続した樹脂管に金属製皮膜を周巻し、ヘッ
ダーを介して同金属製皮膜と電源装置と導電検知装置と
を閉回路となるよう接続した。
設された樹脂管は他の施工業者の目に触れない場所に配
設されており、床や壁張り業者が誤って樹脂管に釘打ち
を行った場合でも、樹脂管に釘を打ち貫いているかどう
かを視認することができないという問題があった。 【解決手段】 給水供給管から供給される給水を複数の
水使用器具へと分岐させるためのヘッダーに樹脂管を連
通連結して、ヘッダーから各水使用器具へ水を供給でき
るべく構成した給水の配管システムにおいて、封水した
ヘッダーに接続した樹脂管に金属製皮膜を周巻し、ヘッ
ダーを介して同金属製皮膜と電源装置と導電検知装置と
を閉回路となるよう接続した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水の配管システ
ムの樹脂管への釘の打ち抜き有無を確認するための樹脂
管の釘打ち抜き検出方法に関するものである。さらに詳
しくは、一般の住宅、集合住宅または商業ビルなどの建
築物に用いられる給水・給湯用の配管、床暖房用の配管
などに用いられる流体用の可撓性樹脂管部材に誤って釘
を可撓性樹脂管に打ち込んだ際には、これを素早く検出
する方法に関する。
ムの樹脂管への釘の打ち抜き有無を確認するための樹脂
管の釘打ち抜き検出方法に関するものである。さらに詳
しくは、一般の住宅、集合住宅または商業ビルなどの建
築物に用いられる給水・給湯用の配管、床暖房用の配管
などに用いられる流体用の可撓性樹脂管部材に誤って釘
を可撓性樹脂管に打ち込んだ際には、これを素早く検出
する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、一般の住宅、集合住宅、商業ビル
などの建築物において、水周りユニットの配管または他
の流体用導管部材としては、耐蝕性、耐震性、施工性な
どの観点から、可撓性樹脂管が多用されている。いわゆ
る鞘管ヘッダー工法と称されているものである。また、
家屋建築工事においては、色々な施工業者が現場で夫々
の受け持ちの施工を行っている。つまり、通常は樹脂管
の配管施工業者と床や壁張り業者は異なり、樹脂管の配
管施工が終了した後に、床や壁張り業者が施工作業を行
うことになる。
などの建築物において、水周りユニットの配管または他
の流体用導管部材としては、耐蝕性、耐震性、施工性な
どの観点から、可撓性樹脂管が多用されている。いわゆ
る鞘管ヘッダー工法と称されているものである。また、
家屋建築工事においては、色々な施工業者が現場で夫々
の受け持ちの施工を行っている。つまり、通常は樹脂管
の配管施工業者と床や壁張り業者は異なり、樹脂管の配
管施工が終了した後に、床や壁張り業者が施工作業を行
うことになる。
【０００３】また、樹脂配管の配設完了後、実際の末端
機器を連通連接する前に水道の耐圧試験が行われ、漏水
等のチェックがなされるのである。つまり、床や壁張り
業者は、床や壁張り施工を行う際、樹脂管に釘打ち貫き
しないように細心の注意を払いながら、施工作業を行う
必要がある。
機器を連通連接する前に水道の耐圧試験が行われ、漏水
等のチェックがなされるのである。つまり、床や壁張り
業者は、床や壁張り施工を行う際、樹脂管に釘打ち貫き
しないように細心の注意を払いながら、施工作業を行う
必要がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、家屋の
床下あるいは一階の天井裏や壁裏に配設された樹脂管は
他の施工業者の目に触れない場所に配設されており、床
や壁張り業者が誤って樹脂管に釘打ちを行った場合で
も、樹脂管に釘を打ち貫いているかどうかを視認するこ
とができないという問題があった。
床下あるいは一階の天井裏や壁裏に配設された樹脂管は
他の施工業者の目に触れない場所に配設されており、床
や壁張り業者が誤って樹脂管に釘打ちを行った場合で
も、樹脂管に釘を打ち貫いているかどうかを視認するこ
とができないという問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本件発明では、給水供給管から供給される給水を複
数の水使用器具へと分岐させるためのヘッダーに樹脂管
を連通連結して、ヘッダーから各水使用器具へ水を供給
できるべく構成した給水の配管システムにおいて、封水
したヘッダーに接続した樹脂管に金属製皮膜を周巻し、
ヘッダーを介して同金属製皮膜と電源装置と導電検知装
置とを閉回路となるように接続している。つまり、床や
壁張り施工を行う際、樹脂管内に水を充填し、電源をＯ
Ｎにしておくことで、万が一樹脂管に釘を打ち貫いた場
合、閉回路内の導電を検知し、警報を行うことで、釘打
ち貫きを検知することができる。
め、本件発明では、給水供給管から供給される給水を複
数の水使用器具へと分岐させるためのヘッダーに樹脂管
を連通連結して、ヘッダーから各水使用器具へ水を供給
できるべく構成した給水の配管システムにおいて、封水
したヘッダーに接続した樹脂管に金属製皮膜を周巻し、
ヘッダーを介して同金属製皮膜と電源装置と導電検知装
置とを閉回路となるように接続している。つまり、床や
壁張り施工を行う際、樹脂管内に水を充填し、電源をＯ
Ｎにしておくことで、万が一樹脂管に釘を打ち貫いた場
合、閉回路内の導電を検知し、警報を行うことで、釘打
ち貫きを検知することができる。
【０００６】従って、床や壁張り施工者は、釘打ち貫き
しないようにと、気を遣う必要がなくなるため、施工者
の精神的負荷を軽減することができる。しかし、万が
一、樹脂管への釘打ち貫きがあった場合は、速やかに樹
脂管を交換することで、漏水による家屋の汚損を未然に
防止することができるのである。
しないようにと、気を遣う必要がなくなるため、施工者
の精神的負荷を軽減することができる。しかし、万が
一、樹脂管への釘打ち貫きがあった場合は、速やかに樹
脂管を交換することで、漏水による家屋の汚損を未然に
防止することができるのである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面を参照しながら具体的に説明する。図１は樹脂管を
ヘッダーに接続した時の略断面図である。つまり、ヘッ
ダー１は各水使用器具へ給水するための分岐部２を複数
用意しており、それぞれの分岐部２には樹脂管３が連通
連結されている。また、樹脂管３の表面には金属製皮膜
４を周巻しているが、分岐部２先端と金属製皮膜４との
間には絶縁部５を形成している。
図面を参照しながら具体的に説明する。図１は樹脂管を
ヘッダーに接続した時の略断面図である。つまり、ヘッ
ダー１は各水使用器具へ給水するための分岐部２を複数
用意しており、それぞれの分岐部２には樹脂管３が連通
連結されている。また、樹脂管３の表面には金属製皮膜
４を周巻しているが、分岐部２先端と金属製皮膜４との
間には絶縁部５を形成している。
【０００８】この絶縁部５を形成するとは、樹脂管３の
表面全体に金属製皮膜４を形成するのではなく、分岐部
２の先端の相当部分、例えば１センチ程樹脂管３を露出
させて金属製皮膜４を周巻することである。つまり、釘
打ち貫きを検知する際、絶縁部５を形成することで、検
知機の誤作動を防止することができるのである。ここで
金属製皮膜４とは、樹脂管３に給水装置（図示せず）を
接続した場合のウォーターハンマーを低減するためのテ
ープなどが用いられる。
表面全体に金属製皮膜４を形成するのではなく、分岐部
２の先端の相当部分、例えば１センチ程樹脂管３を露出
させて金属製皮膜４を周巻することである。つまり、釘
打ち貫きを検知する際、絶縁部５を形成することで、検
知機の誤作動を防止することができるのである。ここで
金属製皮膜４とは、樹脂管３に給水装置（図示せず）を
接続した場合のウォーターハンマーを低減するためのテ
ープなどが用いられる。
【０００９】図２は本発明の略構成図である。釘打ち貫
き検出方法を以下に説明する。 （１） 電源６を設置する。 （２） ヘッダー１を接地する。 （３） 電源６と検知機８をリード線９で接続する。 （４） 検知機８と金属製皮膜４をリード線９で接続す
る。 （５） 警報機７と検知機８をリード線９で接続する。
ここで、警報機７は釘打ち貫きがあった場合、床や壁張
り施工者に警報を与えることができるものであれば何で
もよく、一般的には警報ランプやブザー等を採用するこ
とができる。 （６） 床や壁張り施工する位置に配設したヘッダー１
および樹脂管３を封水状態とし、電源６をＯＮとする。
図中、１０は釘である。つまり、封水状態となった樹脂
管に釘１０が打ち貫かれると閉回路内に電流が流れ、通
電を検知した場合は、警報機７が作動するのである。
き検出方法を以下に説明する。 （１） 電源６を設置する。 （２） ヘッダー１を接地する。 （３） 電源６と検知機８をリード線９で接続する。 （４） 検知機８と金属製皮膜４をリード線９で接続す
る。 （５） 警報機７と検知機８をリード線９で接続する。
ここで、警報機７は釘打ち貫きがあった場合、床や壁張
り施工者に警報を与えることができるものであれば何で
もよく、一般的には警報ランプやブザー等を採用するこ
とができる。 （６） 床や壁張り施工する位置に配設したヘッダー１
および樹脂管３を封水状態とし、電源６をＯＮとする。
図中、１０は釘である。つまり、封水状態となった樹脂
管に釘１０が打ち貫かれると閉回路内に電流が流れ、通
電を検知した場合は、警報機７が作動するのである。
【００１０】もし、警報機７が作動した場合、床や壁張
り施工者は速やかに配管施工者に樹脂管３に釘を打ち貫
いたことを連絡する。すると、配管施工者はその部分の
樹枝管３を交換するのである。勿論、釘打ち貫きによ
り、その部分からの漏水は速やかに発生することはない
と思われるが、釘１０の周囲は腐食や摩耗で隙間が広が
り、いずれは漏水することになる。従って、釘打ち貫き
があった場合、樹脂管３を交換することで、漏水による
家屋の汚損を未然に防止することができるのである。
り施工者は速やかに配管施工者に樹脂管３に釘を打ち貫
いたことを連絡する。すると、配管施工者はその部分の
樹枝管３を交換するのである。勿論、釘打ち貫きによ
り、その部分からの漏水は速やかに発生することはない
と思われるが、釘１０の周囲は腐食や摩耗で隙間が広が
り、いずれは漏水することになる。従って、釘打ち貫き
があった場合、樹脂管３を交換することで、漏水による
家屋の汚損を未然に防止することができるのである。
【００１１】実施の形態を釘の打ち貫きで説明したが、
釘に限定されるものではなく、金属性のネジなど導電性
の物が樹脂管を打ち貫くと検出可能である。
釘に限定されるものではなく、金属性のネジなど導電性
の物が樹脂管を打ち貫くと検出可能である。
【００１２】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。すな
わち、給水供給管から供給される給水を複数の水使用器
具へと分岐させるためのヘッダーに樹脂管を連通連結し
て、ヘッダーから各水使用器具へ水を供給できるべく構
成した給水の配管システムにおいて、封水したヘッダー
に接続した樹脂管にウォーターハンマーを抑止するため
の金属製皮膜を周巻し、同金属製皮膜と電源装置と導電
検知装置とを閉回路となるように構成している。つま
り、床や壁張り施工を行う際、樹脂管内に水を充填し、
電源をＯＮにしておくことで、万が一樹脂管に釘を打ち
貫いた場合、閉回路内の導電を検知し、警報を行うこと
で、釘打ち貫きを検知することができる。従って、床や
壁張り施工者は、釘打ち貫きしないようにと、気を遣う
必要がなくなるため、施工者の精神的負荷を軽減するこ
とができる。しかし、万が一、樹脂管への釘打ち貫きが
あった場合は、速やかに樹脂管を交換することで、漏水
による家屋の汚損を未然に防止することができるのであ
る。
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。すな
わち、給水供給管から供給される給水を複数の水使用器
具へと分岐させるためのヘッダーに樹脂管を連通連結し
て、ヘッダーから各水使用器具へ水を供給できるべく構
成した給水の配管システムにおいて、封水したヘッダー
に接続した樹脂管にウォーターハンマーを抑止するため
の金属製皮膜を周巻し、同金属製皮膜と電源装置と導電
検知装置とを閉回路となるように構成している。つま
り、床や壁張り施工を行う際、樹脂管内に水を充填し、
電源をＯＮにしておくことで、万が一樹脂管に釘を打ち
貫いた場合、閉回路内の導電を検知し、警報を行うこと
で、釘打ち貫きを検知することができる。従って、床や
壁張り施工者は、釘打ち貫きしないようにと、気を遣う
必要がなくなるため、施工者の精神的負荷を軽減するこ
とができる。しかし、万が一、樹脂管への釘打ち貫きが
あった場合は、速やかに樹脂管を交換することで、漏水
による家屋の汚損を未然に防止することができるのであ
る。
【図１】樹脂管をヘッダーに接続した時の略断面図
【図２】本発明に係る略構成図
１ ヘッダー ２ 分岐部 ３ 樹脂管 ４ 金属製皮膜 ５ 絶縁部 ６ 電源 ７ 警報機 ８ 検知機 ９ リード線 １０ 釘
Claims (2)
- 【請求項１】 給水供給管から供給される給水を複数の
水使用器具へと分岐させるためのヘッダーに樹脂管を連
通連結して、ヘッダーから各水使用器具へ水を供給でき
るべく構成した給水の配管システムにおいて、 封水したヘッダーに接続した樹脂管に金属製皮膜を周巻
し、ヘッダーを介して同金属製皮膜と電源装置と導電検
知装置とを閉回路となるよう接続したことを特徴とする
樹脂管の釘打ち貫き検出方法。 - 【請求項２】 前記樹脂管の釘打ち貫き検出方法におい
て、樹脂管を釘で打ち貫いた際に警報を発することを特
徴とする請求項１に記載の樹脂管の釘打ち貫き検出方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001039317A JP2002243688A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 樹脂管の釘打ち貫き検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001039317A JP2002243688A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 樹脂管の釘打ち貫き検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002243688A true JP2002243688A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18902134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001039317A Pending JP2002243688A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 樹脂管の釘打ち貫き検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002243688A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100453888C (zh) * | 2007-01-23 | 2009-01-21 | 范昌海 | 一种在线流体系统的纠偏方法 |
| CN102536962A (zh) * | 2012-03-31 | 2012-07-04 | 青岛楚天节能技术有限公司 | 循环流体系统的优化方法 |
| CN111015548A (zh) * | 2019-12-16 | 2020-04-17 | 熊荣辉 | 一种基于电容量变化原理的污水管道固定装置 |
-
2001
- 2001-02-16 JP JP2001039317A patent/JP2002243688A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100453888C (zh) * | 2007-01-23 | 2009-01-21 | 范昌海 | 一种在线流体系统的纠偏方法 |
| CN102536962A (zh) * | 2012-03-31 | 2012-07-04 | 青岛楚天节能技术有限公司 | 循环流体系统的优化方法 |
| CN111015548A (zh) * | 2019-12-16 | 2020-04-17 | 熊荣辉 | 一种基于电容量变化原理的污水管道固定装置 |
| CN111015548B (zh) * | 2019-12-16 | 2021-11-23 | 中北大学 | 一种基于电容量变化原理的污水管道固定装置 |
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