JPH08100940A - 空気調和機の負荷予測装置 - Google Patents

空気調和機の負荷予測装置

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JPH08100940A
JPH08100940A JP4285739A JP28573992A JPH08100940A JP H08100940 A JPH08100940 A JP H08100940A JP 4285739 A JP4285739 A JP 4285739A JP 28573992 A JP28573992 A JP 28573992A JP H08100940 A JPH08100940 A JP H08100940A
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成彰 松林
Masataka Iwasaki
昌隆 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機の冷房および暖房時における負荷
を予測する負荷予測装置に関するものであり、設定温度
に対する負荷を予測できる負荷予測装置を提供するもの
である。 【構成】 神経模式回路140に室外環境データ、室内
環境データ、気象予報値を入力するとともに、その時の
空調機の設定温度も入力することで、設定温度に対する
空調機の負荷を予測できる。さらに実際の空調機の負荷
の実測値をもとに神経模式回路140を学習すること
で、予測精度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の冷房およ
び暖房時における負荷を予測する負荷予測装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、翌日あるいは当日の熱負荷を気象
データや温度湿度センサーなどから予測し、その予測結
果に基づき空気調和機の運転計画あるいは熱源の運転台
数を計画するという試みがなされている。このような試
みは今後省エネルギーが重要視されるにつれて、ますま
す重要となり、その予測の正確さもますます必要とされ
てくるものと思われる。
【0003】このような背景のもとで、従来の負荷予測
の方法としては、例えば特開平3−195849号公
報、または特開平3−50431号公報に示す方法が提
案されており、空調機の負荷を翌日の時刻毎の変動量と
して、あるいは1日の積算量として求めることが可能と
なっている。今後さらに、省エネルギーを考えた場合
に、空調機で消費するエネルギーを管理しながら空調機
の設定を行うことが必要である。このためには、空調機
を運転する設定値に対する空調機の負荷を予測すること
が必要不可欠である。実際、空調機を運転する設定値に
よって空調機の負荷は変化する。例えば、冷房時に空調
機の設定温度を25℃にした場合と28℃にした場合と
では後者の方が空調機が消費するエネルギーは少なく、
すなわち空調機の負荷は少ないことになる。したがっ
て、空調機を運転する設定温度に対する空調機の負荷が
予測できれば、例えば「設定温度をもう1℃下げるとい
くらの省エネルギーになるか」といったことが具体的に
予測できるため、省エネルギー運転を行うためには非常
に有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の空
気調和機の負荷予測装置では、次のような問題点を有し
ていた。
【0005】すなわち、 (1)空調機の設定値、特に設定温度を一定値と考えて
いるので、いろいろな設定温度に対していくらの負荷が
あるかという予測ができない。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、以下の目的を
有する空気調和機の負荷予測装置を提供するものであ
る。
【0007】1)空調機の設定温度に対する空調機の負
荷を予測できる空気調和機の負荷予測装置。さらに 2)教師データに含まれない設定温度に対しても空調機
の負荷の予測精度が落ちない空気調和機の負荷予測装
置。
【0008】3)曜日ごとに異なる内部負荷があって
も、良好な負荷予測の精度を得ることができる空気調和
機の負荷予測装置。
【0009】4)快適な設定温度が季節ごとに異なって
も、良好な負荷予測の精度を得ることができる空気調和
機の負荷予測装置。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の空気調和機の負荷予測装置は外気温度、外
気湿度、日射量など室外環境の状態を検知する室外セン
サ郡と、前記室外センサ郡から負荷予測時にデータを検
出する室外環境検出手段と、室内温度、室内湿度など室
内環境を検知する室内センサ郡と、前記室内センサ郡か
ら負荷予測時にデータを検出する室内環境検出手段と、
前記室外環境検出手段および前記室内環境検出手段で検
出されたデータを記憶する室内外環境メモリと、負荷予
測時の気象予報データを入力する予報値入力手段と、前
記予報値入力手段の値を記憶する予報値メモリと、空調
機を運転するための設定温度、設定湿度、運転時間など
各設定値を入力する空調機設定値入力手段と、前記空調
機設定値入力手段の各設定値を記憶する空調機設定値メ
モリと、前記空調機設定値入力手段で設定された設定値
で空調機を運転した場合の空調機の負荷を検出する負荷
検出手段と、前記負荷検出手段で検出された空調機の負
荷を記憶する負荷検出メモリと、前記室内外メモリと前
記予報値メモリと前記空調機設定値メモリと前記負荷検
出メモリから学習のための教師データを作成する教師デ
ータ作成手段と、前記室外環境検出手段と前記室内環境
検出手段とでそれぞれ検出された値と、前記予報値入力
手段と前記空調機設定入力手段でそれぞれ入力された値
から空調機の負荷の予測値を演算した後出力し、空調機
の運転終了後に前記教師データ作成手段で作成された教
師データをもとに学習を行う神経模式回路という構成を
備えたものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、神経模式回路
に室外環境検出手段から室外環境データ、室内環境検出
手段から室内環境データ、予報値入力手段から気象予報
値を入力するとともに、その時の空調機の設定温度も空
調機設定値入力手段から入力することで、設定温度に対
する空調機の負荷を予測できることになる。さらに実際
の空調機の負荷の実測値を負荷検出手段で検出し、これ
をもとに作成した教師データをもとに、神経模式回路を
学習することで、予測精度を向上させることができる。
【0012】
【実施例】まず、本発明第1の実施例について説明す
る。
【0013】第1の実施例の空調機の負荷予測装置の目
的は、空調機の設定温度に対する空調機の負荷を予測す
ることである。
【0014】以下本発明の第1の実施例である空気調和
機の負荷予測装置ついて図面を参照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例における空気
調和機の負荷予測装置のブロック図を示すものである。
図1において、101は室外気温センサ、102は室外
湿度センサ、103は日射量センサ、104は室内温度
センサ、105は室内湿度センサ、112は室外環境検
出手段、114は室内環境検出手段、116は室内外環
境メモリ、118は予報値入力手段、120は予報値メ
モリ、122は空調機設定値入力手段、124は空調機
設定値メモリ、140は神経模式回路、150は空調
機、126は負荷検出手段、128は負荷検出メモリ、
138は予測/学習選択回路、130は教師データ候補
メモリ手段、132は教師データセットメモリ手段、1
34はデータ判別手段、160、170、180、19
0はスイッチである。
【0016】以上のように構成された空気調和機の負荷
予測装置について、以下図1を用いてその動作を説明す
る。本実施例の負荷予測装置は、予測動作と学習動作の
2つの動作から成り立っている。予測動作は神経模式回
路140に気象データ、室内外の環境データ、そして空
調機の設定値を入力し、その設定値に対する空調機の負
荷の予測値を演算する。学習動作は予測動作時に入力し
た各データと、その状況に対する実際の空調機の負荷の
実測値の組み合わせを蓄積した教師データにより神経模
式回路140を学習させ、より精度の高い予測ができる
回路にすることである。
【0017】まず、予測動作について説明する。室外環
境検出手段112は負荷予測を行う直前の室外環境の状
態を室外センサ110から検出する。本実施例では、空
調機の負荷に影響を及ぼす代表的な室外環境として室外
気温、室外湿度、日射量を選択している。室外気温は室
外気温センサ101で、室外湿度は室外湿度センサ10
2で、日射量は日射量センサ103でそれぞれ検出す
る。室内環境検出手段114は負荷予測を行う直前の室
内環境の状態を室内センサ111から検出する。本実施
例では、空調機の負荷に影響を及ぼす代表的な室内環境
として、室内温度と室内湿度を選択している。室内温度
は室内温度センサ104で、室内湿度は室内湿度センサ
105でそれぞれ検出する。
【0018】予報値入力手段118は負荷予測を行う直
前の気象予報データを入力する。本実施例では、空調機
の負荷に影響を及ぼす気象予報データとして、予測当日
の最高および最低予想気温、ならびに天気を選択し入力
する。天気を入力する方法としては、例えば晴なら1、
曇なら0.5、雨なら0の値を予め対応させておいて数
値として入力する。
【0019】空調機設定値入力手段122は、予測当日
の空調機150の設定値を予測を行う直前に入力する。
本実施例では、空調機の負荷に影響を及ぼす設定値とし
て、空調機150の設定温度を入力し、設定温度ごとの
空調機の負荷を予測できるようにしている。
【0020】予測を行う時間(例えばA.M.7:00と
する)が来ると、予測/学習選択回路138は予測モー
ドを選択し、スイッチ160をON、スイッチ180お
よびスイッチ190はOFFにする。
【0021】スイッチ160がONになると、室外環境
検出手段112、室内環境検出手段114、予報値入力
手段118、空調機設定値入力手段122で検出あるい
は入力されたデータは神経模式回路140に入力され
る。これと同時に、それぞれのデータは、室内外環境メ
モリ116、予報値メモリ120、空調機設定値メモリ
124に記憶される。この時記憶された各データは、学
習動作時に神経模式回路140が学習する時の教師デー
タとして使われるが、これについては後で説明する。
【0022】神経模式回路140は、室外環境検出手段
112、室内環境検出手段114、予報値入力手段11
8、空調機設定値入力手段122で検出あるいは入力さ
れたデータが入力されると、当日の空調機の負荷の予測
値を出力する。ここで、空調機設定値入力手段122で
入力する設定温度をいろいろ変更すると、その設定温度
で空調機を運転した時の空調機の負荷の予測値を得るこ
とができる。神経模式回路140の構成については、後
で詳しく述べる。
【0023】以上、説明したのが予測動作である。次
に、学習動作について説明する。
【0024】神経模式回路140は、負荷の予測精度を
向上させるためにバックプロパゲーションタイプの学習
を行う。バックプロパゲーションの方法に関しては、後
述する神経模式回路140の構成の説明で述べる。
【0025】バックプロパゲーションで学習するための
教師データは、予測当日の空調機の運転が終了した後、
教師データ作成手段136で作成される。最終的に、空
調機150は、空調機設定値入力手段122で入力され
た設定温度で、運転される。負荷検出手段126は空調
機150の運転時に消費する負荷を検出する。具体的に
は空調機150を構成する熱源が消費した電力量あるい
はガス量、また給気を行うファンが消費した電力量など
をメータ等で検出し、消費エネルギーにとして1つの値
に換算する。負荷検出メモリ128は負荷検出手段12
6で検出した消費エネルギーを1時間ごとに積算して記
憶する。例えば、空調機の作動時間がA.M.8:00か
らP.M.6:00までの場合、この間の1時間ごとに消
費した空調機の消費エネルギーを積算した値を時間負荷
として予測したければ、10時間分の積算値として10
個のデータを持っておく。
【0026】空調機150の運転が終了すると、予測/
学習選択回路138は学習モードを選択し、まずスイッ
チ160をOFFし、続いてスイッチ190をONす
る。スイッチ190がONされると室内外環境メモリ1
16、予報値メモリ120、空調機設定値メモリ12
4、負荷検出メモリ128で記憶されている各データが
教師データ候補メモリ手段130に入力され、教師デー
タの候補となる。
【0027】データ判別手段134は、予測当日の室外
環境の状態および室内環境の状態を空調機が動作してい
るあいだ中監視し、正常な状態であると判断すればスイ
ッチ170をONする。それにより、教師データ候補メ
モリ手段130で記憶されているデータは教師データセ
ットメモリ手段132に入力され、神経模式回路140
が学習するための教師データとなる。もし、異常な状態
であると判断すればスイッチ170をOFFの状態にし
ておき、その日のデータは教師データセットメモリ手段
132に入力されず、教師データには加えない。これ
は、例えば夕立ちのような急な気象状況の変化があった
場合や、室内に急激な人の出入りなどによる熱負荷の増
減が影響して室内温度が大きく乱れた場合などのデータ
を教師データに入れ学習すると、神経模式回路140の
予測精度が落ちることを防止するためである。このよう
な場合の異常か正常かの判断は、外気温度、あるいは室
内温度が予め設定しておいた上限下限値を越えるかいな
かで判断できる。
【0028】教師データセットメモリ手段132に教師
データがセットされると、予測/学習選択回路138は
スイッチ180をONし、教師データは神経模式回路1
40に入力され、学習を行う。学習の方法はバックプロ
パゲーションタイプの学習であり、その方法については
後述する参考文献に詳細に記載されている。学習動作を
行うのは、空調機の運転が終了してからであり、本実施
例では例えばP.M.7:00に行うが、実質的には翌日
に次の予測を行うまでに行えば問題はない。以上、説明
したのが学習動作である。
【0029】以上説明した予測動作、学習動作を繰り返
すことで、神経模式回路140の予測精度を向上させる
ことができる。
【0030】次に、神経模式回路140について説明す
る。図5は神経模式回路140の構成を示した構成図で
ある。本実施例では、神経模式回路140として、多層
パーセプトロン型神経模式回路を用いている。多層パー
セプトロン型神経模式回路に関しては、例えば、「ニュ
ーロコンピュータの基礎、中野 馨著、コロナ社」の
P.P.60−66、「コンピュートロール・24号、特
集/ニューロコンピュータ」、あるいは「入門 ニュー
ロコンピュータ、菊池豊彦著、オーム社」などに詳しく
記載されている。図5において、501はニューロン、
520は教師データ分配回路、510および511はス
イッチである。入力層の数はスイッチ160を通して入
力されるデータ数と等しく9個、中間層は20個、出力
層の数は空調機を作動させている時間で各時間ごとの時
間負荷予測が必要であれば、その数だけ用意する。例え
ば、本実施例のようにA.M.8:00からP.M.6:0
0まで空調機を作動させる場合、前述したように1時間
ごとに消費した空調機の消費エネルギーを積算した値を
時間負荷として予測したければ、10時間分の予測値が
必要なので、出力数は10個になる。また中間層は20
個としたが、出力層の約2倍が目安であり、20個でな
くても問題はない。
【0031】以上のように構成された神経模式回路14
0の動作について説明する。まず予測動作時には、スイ
ッチ510および511はB側と接続する。スイッチ5
10を通って、室外環境検出手段112から室外気温、
室外湿度、日射量、室内環境検出手段114から室内温
度、室内湿度、予報値入力手段118から最高予想気
温、最低予想気温、天気、空調機設定値入力手段122
から設定温度が入力層のニューロン501に入力され
る。入力されたそれぞれのデータは入力層の各ニューロ
ンで計算され、中間層のニューロン501に出力され
る。同様な過程で中間層のニューロン501、さらに出
力層のニューロン501を通ったデータは、スイッチ5
11のB側を通り、空調機の負荷予測値として出力され
る。次に学習動作時になると、スイッチ510および5
11はA側と接続する。学習動作時には、前述したよう
に教師データ作成手段136で作成された教師データセ
ットがスイッチ180がONされることで教師データ分
配回路520に入力される。教師データ分配回路520
では、教師データセットから室外気温、室外湿度、日射
量、室内温度、室内湿度、最高予想気温、最低予想気
温、天気、設定温度の組と空調機の負荷の実測値の組を
分けて、まず前者を入力層のニューロンに入力する。こ
のデータは入力層、中間層、出力層を通り、予測動作時
と同様な演算を行い、演算結果がスイッチ511に入力
される。スイッチ511はA側に接続されているので、
この演算結果は教師データ分配回路520で分配された
空調機の負荷の実測値との誤差として再び出力層に戻さ
れる。バックプロパゲーションタイプの学習はこの誤差
をもとに各層のニューロンの重みを修正する。その修正
の方法については、前述した参考文献に詳細に述べられ
ている。教師データセットの各データについてすべて以
上の学習動作を行うと、神経模式回路140の予測精度
を向上させることができる。以上のように本実施例によ
れば、神経模式回路140の予測動作時の入力の一つと
して、空調機設定値入力手段122からその日の空調機
の設定温度が入力されるために、その設定温度に対する
空調機の負荷の予測値を演算することができる。
【0032】また、学習動作時の教師データとしても、
空調機設定値入力手段122からの空調機の設定温度が
入力されているために、過去に様々な設定温度で空調機
を運転した実測データが教師データの中に多量に含まれ
ていればいるほど、予測動作時の負荷の予測値の精度を
より向上させることができる。
【0033】次に、本発明第2の実施例について説明す
る。第2の実施例の空調機の負荷予測装置の目的は、教
師データに含まれない設定温度に対しても予測精度を上
げることである。
【0034】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。図2は本発明の第2の実施例を
示す空調機の負荷予測装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0035】同図において、101は室外気温センサ、
102は室外湿度センサ、103は日射量センサ、10
4は室内温度センサ、105は室内湿度センサ、112
は室外環境検出手段、114は室内環境検出手段、11
6は室内外環境メモリ、118は予報値入力手段、12
0は予報値メモリ、122は空調機設定値入力手段、1
24は空調機設定値メモリ、140は神経模式回路、1
50は空調機、126は負荷検出手段、128は負荷検
出メモリ、138は予測/学習選択回路、130は教師
データ候補メモリ手段、132は教師データセットメモ
リ手段、134はデータ判別手段、160、170、1
80、190はスイッチで、以上は図1の構成と同様な
ものである。
【0036】図1と異なるのは、減算回路200、20
1、202、203を設け、室外環境検出手段112か
らの室外気温、室内環境検出手段114からの室内温
度、予報値入力手段118からの最高予想気温、最低予
想気温と空調機設定値入力手段122からの設定温度と
の温度差を神経模式回路140に入力するようにした点
である。
【0037】以上のように構成された空調機の負荷予測
装置について、以下図2を用いてその動作を説明する。
本実施例の負荷予測装置も、第1の実施例と同様に予測
動作と学習動作の2つの動作から成り立っている。第1
の実施例と異なるのは、予測動作および学習動作で入力
するデータのうち、温度に関しては空調機の設定温度と
の温度差で入力することである。
【0038】まず、予測動作について説明する。室外環
境検出手段112、室内環境検出手段114、予報値入
力手段118、空調機設定値入力手段122の動作は第
1の実施例と同じである。異なるのは、神経模式回路1
40に入力されるデータのうち室外環境検出手段112
からの室外気温、室内環境検出手段114からの室内温
度、予報値入力手段118からの最高予想気温および最
低予想気温がそれぞれ減算回路200、201、20
2、203に入力されることで、空調機設定値入力手段
122で入力された設定温度との温度差として神経模式
回路140に入力されることである。また、それぞれの
データは、室内外環境メモリ116、予報値メモリ12
0、空調機設定値メモリ124に記憶される。この時、
室外気温、室内温度、最高予想気温、最低予想気温は空
調機の設定温度との温度差のかたちで記憶され、学習動
作時に神経模式回路140が学習する時の教師データと
して使われる。
【0039】神経模式回路140の構成は第1の実施例
と同様であり、空調機設定値入力手段122で入力する
設定温度をいろいろ変更すると、その設定温度で空調機
を運転した時の空調機の負荷の予測値を得ることができ
る。
【0040】以上、説明したのが予測動作である。次
に、学習動作について説明する。学習動作については、
基本的には第1の実施例と同様である。異なるのは、教
師データ候補メモリ手段130に入力され教師データの
候補となる、室内外環境メモリ116、予報値メモリ1
20、空調機設定値メモリ124、負荷検出メモリ12
8で記憶されている各データのうち、室外気温、室内温
度、最高予想気温、最低予想気温が空調機の設定温度と
の温度差のかたちになっている点である。このように、
空調機の設定温度との温度差のデータで神経模式回路1
40の学習動作を行うと、神経模式回路の性質上、教師
データの中に含まれない設定温度に対しての空調機の負
荷の予測精度が向上する効果がある。
【0041】次に、本発明第3の実施例について説明す
る。第3の実施例の空調機の負荷予測装置の目的は、曜
日ごとに異なる内部負荷があっても、良好な負荷予測の
精度を得ることである。
【0042】以下本発明の第3の実施例について図面を
参照しながら説明する。図3は本発明の第3の実施例を
示す空調機の負荷予測装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0043】同図において、101は室外気温センサ、
102は室外湿度センサ、103は日射量センサ、10
4は室内温度センサ、105は室内湿度センサ、112
は室外環境検出手段、114は室内環境検出手段、11
6は室内外環境メモリ、118は予報値入力手段、12
0は予報値メモリ、122は空調機設定値入力手段、1
24は空調機設定値メモリ、150は空調機、126は
負荷検出手段、128は負荷検出メモリ、138は予測
/学習選択回路、130は教師データ候補メモリ手段、
132は教師データセットメモリ手段、134はデータ
判別手段、160、170、180、190はスイッチ
で、以上は図1の構成と同様なものである。
【0044】図1と異なるのは、月曜神経模式回路30
0、火曜神経模式回路301、水曜神経模式回路30
2、木曜神経模式回路303、金曜神経模式回路30
4、土曜神経模式回路305(図面スペースの都合上、
302、303、304の図示は省略)を図1の神経模
式回路の代わりに設け、さらに曜日に応じてどの神経模
式回路を選択するかを決める曜日判定選択手段310と
それに応じて選択的に接続するスイッチ320および3
30を設けた点である。
【0045】以上のように構成された空調機の負荷予測
装置について、以下図3を用いてその動作を説明する。
【0046】本実施例の負荷予測装置も、第1の実施例
と同様に予測動作と学習動作の2つの動作から成り立っ
ている。第1の実施例と異なるのは、各曜日ごとに神経
模式回路を設定し、曜日判定選択手段310で予測当日
の曜日から使うべき神経模式回路を300〜305の中
から選択し、スイッチ320および330を切り替えて
いる点である。
【0047】まず、予測動作において、 室外環境検出
手段112、室内環境検出手段114、予報値入力手段
118、空調機設定値入力手段122の動作は第1の実
施例と同じである。曜日判定選択手段310は予測動作
を行う日の曜日を判定してスイッチ320およびスイッ
チ330を切り替える。例えば予測動作を行う日が火曜
日であれば、火曜神経模式回路301を選択する。
【0048】学習動作においては、基本的には第1の実
施例と同様である。異なるのは、教師データ作成手段1
36で作成された教師データセットがスイッチ320で
切り替えられた神経模式回路に送られ学習動作が行われ
ることである。
【0049】このように、各曜日ごとに神経模式回路を
設定する場合の効果について説明する。ビル空調などに
おいては、曜日ごとに仕事の状態、部屋への入出者の数
などに変化があり、それが内部の熱負荷に影響を与え、
結果として空調機の負荷に影響を与える。したがって、
これらの内部の熱負荷を直接的に検出するか、あるいは
間接的にワークステーションの利用状況や部屋への入出
者の数などを検出して神経模式回路の入力にしないと予
測精度が落ちる結果を招く。しかしながら、このような
量を検出することは一般には困難であり、そのため1つ
の神経模式回路だけでは予測精度を向上させることは困
難であった。ところが、この内部の熱負荷はその性質
上、曜日ごとに再現性がある。例えば、水曜日の仕事の
状態は、毎週良く似た形態であり、金曜日とは異なると
いうような結果が報告されている。そこで、本実施例の
空調機の負荷予測装置は、各曜日ごとに神経模式回路を
もつことで、内部の熱負荷を検出しなくても精度の良い
負荷予測が行える効果がある。すなわち、各曜日ごとに
神経模式回路をもてば、内部の熱負荷を検出できたとし
ても各神経模式回路に入力される値は一定値となるた
め、実質上、入力する意味がなくなるため、入力しなく
ても負荷の予測精度が落ちることはないのである。
【0050】なお本実施例では、日曜日は空調機の運転
を休止するとして、日曜神経模式回路は設けなかった
が、運転するなら設置すれば、日曜日でも負荷の予測が
行える。
【0051】次に、本発明第4の実施例について説明す
る。第4の実施例の空調機の負荷予測装置の目的は、快
適な設定温度が季節ごとに異なっても、良好な負荷予測
の精度を得ることである。
【0052】以下本発明の第4の実施例について図面を
参照しながら説明する。図4は本発明の第4の実施例を
示す空調機の負荷予測装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0053】同図において、101は室外気温センサ、
102は室外湿度センサ、103は日射量センサ、10
4は室内温度センサ、105は室内湿度センサ、112
は室外環境検出手段、114は室内環境検出手段、11
6は室内外環境メモリ、118は予報値入力手段、12
0は予報値メモリ、122は空調機設定値入力手段、1
24は空調機設定値メモリ、150は空調機、126は
負荷検出手段、128は負荷検出メモリ、138は予測
/学習選択回路、130は教師データ候補メモリ手段、
132は教師データセットメモリ手段、134はデータ
判別手段、160、170、180、190はスイッ
チ、310は曜日判定選択手段、320、330はスイ
ッチで、以上は図3の構成と同様なものである。
【0054】図3と異なるのは、図3の各曜日ごとに用
意した神経模式回路300、301、302、303、
304、305の代わりに、夏シーズン、冬シーズン、
春・秋シーズンと快適な設定温度範囲が異なる3つのシ
ーズンごとに神経模式回路を設け、さらに各シーズンで
各曜日ごとに設けている。すなわち、夏シーズンでは、
夏シーズン月曜神経模式回路400、夏シーズン火曜神
経模式回路401、夏シーズン水曜神経模式回路40
2、夏シーズン木曜神経模式回路403、夏シーズン金
曜神経模式回路404、夏シーズン土曜神経模式回路4
05、冬シーズンでは、冬シーズン月曜神経模式回路4
10、冬シーズン火曜神経模式回路411、冬シーズン
水曜神経模式回路412、冬シーズン木曜神経模式回路
413、冬シーズン金曜神経模式回路414、冬シーズ
ン土曜神経模式回路415、春・秋シーズンでは、春・
秋シーズン月曜神経模式回路420、春・秋シーズン火
曜神経模式回路421、春・秋シーズン水曜神経模式回
路422、春・秋シーズン木曜神経模式回路423、春
・秋シーズン金曜神経模式回路424、春・秋シーズン
土曜神経模式回路425を設けている。(図面スペース
の都合上、401、402、403、404、411、
412、413、414、421、422、423、4
24の図示は省略) さらに季節に応じてどの神経模式回路を選択するかを決
める季節判定選択手段430とそれに応じて選択的に接
続するスイッチ440、450、451、452、45
3、454、455、460、461、462、46
3、464、465(図面スペースの都合上、451、
452、453、454、461、462、463、4
64の図示は省略)を設けた点も図3と異なっている。
【0055】以上のように構成された空調機の負荷予測
装置について、以下図4を用いてその動作を説明する。
【0056】本実施例の負荷予測装置も、第3の実施例
と同様に予測動作と学習動作の2つの動作から成り立っ
ている。第3の実施例と異なるのは、快適な設定温度帯
として大きく3つのシーズンに分け、各シーズンごとに
神経模式回路を設定し、季節判定選択手段430で予測
当日の季節から、夏シーズンであれば使うべき神経模式
回路を400〜405の中から選択し、冬シーズンであ
れば使うべき神経模式回路を410〜415の中から選
択し、春・秋シーズンであれば使うべき神経模式回路を
420〜425の中から選択し、スイッチ440および
450〜455および460〜465を切り替えている
点である。
【0057】まず、予測動作において、室外環境検出手
段112、室内環境検出手段114、予報値入力手段1
18、空調機設定値入力手段122の動作は第3の実施
例と同じである。季節判定選択手段430は予測動作を
行う日の空調機の設定温度から季節を判定してスイッチ
440および450〜455および460〜465を切
り替える。空調機の設定温度と季節の対応は、一般的な
基準としては、設定温度が25℃〜28℃は夏シーズ
ン、設定温度が18℃〜22℃は冬シーズン、設定温度
が22℃〜25℃は春・秋シーズンになる。例えば予測
動作を行う日が月曜日で、空調機の温度設定値が26℃
であれば、夏シーズン月曜神経模式回路400を選択す
る。
【0058】学習動作においては、基本的には第3の実
施例と同様である。異なるのは、教師データ作成手段1
36で作成された教師データセットがスイッチ440で
切り替えられた各シーズンの中の神経模式回路に送られ
学習動作が行われることである。
【0059】このように、本実施例では、快適な設定温
度を大きく3つのシーズンに分類し、各シーズンごとに
神経模式回路を設定するため、1つの神経模式回路で3
つのシーズンのすべての設定温度に対して予測を行うよ
りも、予測精度をより向上させることができる。
【0060】なお本実施例でも、日曜日は空調機の運転
を休止するとして、日曜神経模式回路は設けなかった
が、運転するなら設置すれば、日曜日でも負荷の予測が
行える。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、空
調機設定値入力手段で入力する空調機の設定温度に対す
る空調機の負荷、すなわち、空調機での消費エネルギー
の量を神経模式回路で予測できるために、例えば冷房時
に室温設定値を1℃上げて運転したら1日でいくらの省
エネルギーの効果があるのかが具体的な数値で予め知る
ことができ、空調機の運転前の設定温度を決める時に、
省エネルギーを考慮しながらの運転計画を立てることが
できる。
【0062】さらに本発明では、神経模式回路を使用し
ているために、従来の負荷予測装置の演算方式で多用さ
れている、カルマンフィルター、ARMAモデル、重回
帰曲線のように線形性の強い対象へ適応した場合は有効
であるが、非線形性の強い負荷予測に適応した場合には
十分な予測精度を得ることができないという問題も解決
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における空調機の負荷予
測装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における空調機の負荷予
測装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施例における空調機の負荷予
測装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第4の実施例における空調機の負荷予
測装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第1の実施例における空調機の負荷予
測装置の神経模式回路の構成を示す構成図
【符号の説明】
101 室外気温センサ 102 室外湿度センサ 103 日射量センサ 104 室内温度センサ 105 室内湿度センサ 112 室外環境検出手段 114 室内環境検出手段 116 室内外環境メモリ 118 予報値入力手段 120 予報値メモリ 122 空調機設定値入力手段 124 空調機設定値メモリ 140 神経模式回路 150 空調機 126 負荷検出手段 128 負荷検出メモリ 138 予測/学習選択回路 130 教師データ候補メモリ手段 132 教師データセットメモリ手段 134 データ判別手段 160、170、180、190 スイッチ 200、201、202、203 減算回路 300〜305 月曜神経模式回路〜土曜神経模式回路 310 曜日判定選択手段 320、330 スイッチ 400〜405 夏シーズン月曜神経模式回路〜夏シー
ズン土曜神経模式回路 410〜415 冬シーズン月曜神経模式回路〜冬シー
ズン土曜神経模式回路 420〜425 春・秋シーズン月曜神経模式回路〜春
・秋シーズン土曜神経模式回路 430 季節判定選択手段 440、450〜455、460〜465 スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 岩崎 昌隆 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (72)発明者 森下 賢幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気温度、外気湿度、日射量など室外環境
    の状態を検知する室外センサ郡と、前記室外センサ郡か
    ら負荷予測時にデータを検出する室外環境検出手段と、
    室内温度、室内湿度など室内環境を検知する室内センサ
    郡と、前記室内センサ郡から負荷予測時にデータを検出
    する室内環境検出手段と、前記室外環境検出手段および
    前記室内環境検出手段で検出されたデータを記憶する室
    内外環境メモリと、負荷予測時の気象予報データを入力
    する予報値入力手段と、前記予報値入力手段の値を記憶
    する予報値メモリと、空調機を運転するための設定温
    度、設定湿度、運転時間など各設定値を入力する空調機
    設定値入力手段と、前記空調機設定値入力手段の各設定
    値を記憶する空調機設定値メモリと、前記空調機設定値
    入力手段で設定された設定値で空調機を運転した場合の
    空調機の負荷を検出する負荷検出手段と、前記負荷検出
    手段で検出された空調機の負荷を記憶する負荷検出メモ
    リと、前記室内外メモリと前記予報値メモリと前記空調
    機設定値メモリと前記負荷検出メモリから学習のための
    教師データを作成する教師データ作成手段と、前記室外
    環境検出手段と前記室内環境検出手段とでそれぞれ検出
    された値と、前記予報値入力手段と前記空調機設定入力
    手段でそれぞれ入力された値から空調機の負荷の予測値
    を演算した後出力し、空調機の運転終了後に前記教師デ
    ータ作成手段で作成された教師データをもとに学習を行
    う神経模式回路とを具備することを特徴とする空気調和
    機の負荷予測装置。
  2. 【請求項2】予報値入力手段が気象予報データから予測
    当日の最高および最低予想気温、さらに天気を入力する
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の負荷予測
    装置。
  3. 【請求項3】教師データ作成手段が学習を開始する前に
    予測値メモリと室内外環境メモリと空調機設定値メモリ
    と負荷検出メモリとから教師データの候補を構成する教
    師データ候補メモリ手段と前記教師データ候補メモリ手
    段のデータを判別し天候急変などの異常データならばこ
    れを除去し、正常データならばこれを教師データセット
    メモリ手段に記憶し、神経模式回路の学習を行うための
    教師データとすることを特徴とする請求項1記載の空気
    調和機の負荷予測装置。
  4. 【請求項4】外気温度、外気湿度、日射量など室外環境
    の状態を検知する室外センサ郡と、前記室外センサ郡か
    ら負荷予測時にデータを検出する室外環境検出手段と、
    室内温度、室内湿度など室内環境の状態を検知する室内
    センサ郡と、前記室内センサ郡から負荷予測時にデータ
    を検出する室内環境検出手段と、負荷予測時の気象予報
    データを入力する予報値入力手段と、空調機を運転する
    ための設定温度、設定湿度、運転時間など各設定値を入
    力する空調機設定値入力手段と、前記空調機設定値入力
    手段の各設定値を記憶する空調機設定値メモリと、前記
    室外環境検出手段で検出した値のうち、室外気温につい
    ては前記空調機設定入力手段で設定した設定温度との差
    の形で、それ以外の値についてはそのままの形で、また
    前記室内環境検出手段で検出した値のうち、室内温度に
    ついては前記空調機設定入力手段で設定した設定温度と
    の差の形で、それ以外の値についてはそのままの形でデ
    ータを記憶する室内外環境メモリと、 前記予報値入力手段で入力した値のうち、最高および最
    低予想気温については前記空調機設定入力手段で設定し
    た設定室温との差の形で、それ以外の値についてはその
    ままの形でデータを記憶する予報値メモリと、前記空調
    機設定値入力手段で設定された設定値で空調機を運転し
    た場合の空調機の負荷を検出する負荷検出手段と、前記
    負荷検出手段で検出された空調機の負荷を記憶する負荷
    検出メモリと、前記室内外メモリと前記予報値メモリと
    前記空調機設定値メモリと前記負荷検出メモリから学習
    のための教師データを作成する教師データ作成手段と、
    前記室外環境検出手段で検出した値のうち、室外気温に
    ついては前記空調機設定入力手段で設定した設定室温と
    の差の形で、それ以外の値についてはそのままの形で、
    前記室内環境検出手段で検出した値のうち、室内気温に
    ついては前記空調機設定入力手段で設定した設定室温と
    の差の形で、それ以外の値についてはそのままの形で、
    前記予報値入力手段で入力した値のうち、最高および最
    低予想気温については前記空調機設定入力手段で設定し
    た設定室温との差の形で、それ以外の値についてはその
    ままの形で、それぞれ入力された値から空調機の負荷を
    演算した後出力し、空調機の運転終了後に前記教師デー
    タ作成手段で作成された教師データをもとに学習を行う
    神経模式回路とを具備することを特徴とする空気調和機
    の負荷予測装置。
  5. 【請求項5】外気温度、外気湿度、日射量など室外環境
    の状態を検知する室外センサ郡と、前記室外センサ郡か
    ら負荷予測時にデータを検出する室外環境検出手段と、
    室内温度、室内湿度など室内環境の状態を検知する室内
    センサ郡と、前記室内センサ郡から負荷予測時にデータ
    を検出する室内環境検出手段と、前記室外環境検出手段
    および前記室内環境検出手段で検出されたデータを記憶
    する室内外環境メモリと、負荷予測時の気象予報データ
    を入力する予報値入力手段と、前記予報値入力手段の値
    を記憶する予報値メモリと、空調機を運転するための設
    定温度、設定湿度、運転時間など各設定値を入力する空
    調機設定値入力手段と、前記空調機設定値入力手段の各
    設定値を記憶する空調機設定値メモリと、前記空調機設
    定値入力手段で設定された設定値で空調機を運転した場
    合の空調機の負荷を検出する負荷検出手段と、前記負荷
    検出手段で検出された空調機の負荷を記憶する負荷検出
    メモリと、前記室内外メモリと前記予報値メモリと前記
    空調機設定値メモリと前記負荷検出メモリから学習のた
    めの教師データを作成する教師データ作成手段と、予測
    当日の曜日を判定し、各曜日ごとに設置した複数個の神
    経模式回路の中からその曜日用の神経模式回路を1つ選
    択する曜日判定選択手段と、前記曜日判定選択手段で選
    択された前記神経模式回路を用いて、前記室外環境検出
    手段と前記室内環境検出手段とでそれぞれ検出された値
    と、前記予報値入力手段と前記空調機設定入力手段でそ
    れぞれ入力された値から空調機の負荷を演算した後出力
    し、空調機の運転終了後に前記教師データ作成手段で作
    成された教師データをもとに学習を行うことを特徴とす
    る空気調和機の負荷予測装置。
  6. 【請求項6】外気温度、外気湿度、日射量など室外環境
    の状態を検知する室外センサ郡と、前記室外センサ郡か
    ら負荷予測時にデータを検出する室外環境検出手段と、
    室内温度、室内湿度など室内環境の状態を検知する室内
    センサ郡と、前記室内センサ郡から負荷予測時にデータ
    を検出する室内環境検出手段と、 前記室外環境検出手段および前記室内環境検出手段で検
    出されたデータを記憶する室内外環境メモリと、負荷予
    測時の気象予報データを入力する予報値入力手段と、前
    記予報値入力手段の値を記憶する予報値メモリと、空調
    機を運転するための設定温度、設定湿度、運転時間など
    各設定値を入力する空調機設定値入力手段と、前記空調
    機設定値入力手段の各設定値を記憶する空調機設定値メ
    モリと、前記空調機設定値入力手段で設定された設定値
    で空調機を運転した場合の空調機の負荷を検出する負荷
    検出手段と、前記負荷検出手段で検出された空調機の負
    荷を記憶する負荷検出メモリと、前記室内外メモリと前
    記予報値メモリと前記空調機設定値メモリと前記負荷検
    出メモリから学習のための教師データを作成する教師デ
    ータ作成手段と、各曜日ごとに、さらに各季節ごとに区
    別し複数個を設置した神経模式回路と、予測当日の曜日
    を判定し、各曜日ごとに設置した複数個の神経模式回路
    の中からその曜日用の神経模式回路を選択する曜日判定
    選択手段と、予測当日の季節を判定し、各季節ごとに設
    置した複数個の神経模式回路の中からその季節用の神経
    模式回路を選択する季節判定選択手段と、前記曜日判定
    選択手段と前記季節判定選択手段より1つに選択された
    前記神経模式回路を用いて、前記室外環境検出手段と前
    記室内環境検出手段とでそれぞれ検出された値と、前記
    予報値入力手段と前記空調機設定入力手段でそれぞれ入
    力された値から空調機の負荷を演算した後出力し、空調
    機の運転終了後に前記教師データ作成手段で作成された
    教師データをもとに学習を行うことを特徴とする空気調
    和機の負荷予測装置。
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