JPH08100834A - 防振支持装置 - Google Patents
防振支持装置Info
- Publication number
- JPH08100834A JPH08100834A JP6259619A JP25961994A JPH08100834A JP H08100834 A JPH08100834 A JP H08100834A JP 6259619 A JP6259619 A JP 6259619A JP 25961994 A JP25961994 A JP 25961994A JP H08100834 A JPH08100834 A JP H08100834A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- inner cylinder
- elastic body
- elastic unit
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内筒１と、内筒１と内筒１の外周側に配置さ
れたケース２とを接続したゴム状弾性材製の弾性体３
と、内筒１および弾性体３の一端部１ａ，３ａに接触す
るように内筒１にボルト４止めされたブラケット５と、
を備えた防振支持装置について、ブラケット５が弾性体
３の一端部３ａから離れるのを防止し、もって弾性体３
のばね特性が急激に変化することがなく、防振効果が低
下することがない防振支持装置を提供する。 【構成】 弾性体３の一端部３ａに、ブラケット５をボ
ルト４止めする以前の状態で、内筒１の一端部１ａより
一端側へ突出し、ブラケット５をボルト４止めした状態
で、ブラケット５により圧縮せしめられた凸部６を設け
て、ブラケット５がこの凸部６から離れるまでは、弾性
体３のばね特性が急激に変化しないようにした。
れたケース２とを接続したゴム状弾性材製の弾性体３
と、内筒１および弾性体３の一端部１ａ，３ａに接触す
るように内筒１にボルト４止めされたブラケット５と、
を備えた防振支持装置について、ブラケット５が弾性体
３の一端部３ａから離れるのを防止し、もって弾性体３
のばね特性が急激に変化することがなく、防振効果が低
下することがない防振支持装置を提供する。 【構成】 弾性体３の一端部３ａに、ブラケット５をボ
ルト４止めする以前の状態で、内筒１の一端部１ａより
一端側へ突出し、ブラケット５をボルト４止めした状態
で、ブラケット５により圧縮せしめられた凸部６を設け
て、ブラケット５がこの凸部６から離れるまでは、弾性
体３のばね特性が急激に変化しないようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、防振支持装置に係り、
更に詳しくは、車両の車体支持等に用いられるのに適し
た防振支持装置に関する。
更に詳しくは、車両の車体支持等に用いられるのに適し
た防振支持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、図３に示すように、軸方向に
二分割された内筒２１と、この内筒２１とこの内筒２１
の外周側に配置された環状のケース２２とを接続した環
状を呈するゴム状弾性材製の弾性体２３と、内筒２１お
よび弾性体２３の一端部（図上上端面）２１ａ，２３ａ
に接触するように内筒２１にボルト２４止めされたブラ
ケット２５と、を備え、ケース２２を車両のシャーシ等
の支持体２６側に接続するとともにブラケット２５を車
両のボディ（車体）等の被支持体（図示せず）側に接続
して、この被支持体を防振支持するようにした防振支持
装置が知られている（実開昭６３−１４２４４１号公報
参照）。
二分割された内筒２１と、この内筒２１とこの内筒２１
の外周側に配置された環状のケース２２とを接続した環
状を呈するゴム状弾性材製の弾性体２３と、内筒２１お
よび弾性体２３の一端部（図上上端面）２１ａ，２３ａ
に接触するように内筒２１にボルト２４止めされたブラ
ケット２５と、を備え、ケース２２を車両のシャーシ等
の支持体２６側に接続するとともにブラケット２５を車
両のボディ（車体）等の被支持体（図示せず）側に接続
して、この被支持体を防振支持するようにした防振支持
装置が知られている（実開昭６３−１４２４４１号公報
参照）。
【０００３】しかしながら、上記従来の防振支持装置に
おいては、内筒２１の一端部２１ａと弾性体２３の一端
部２３ａとが、当初から互いに面一状に設定されている
ために、以下のような問題がある。すなわち、作動時、
ブラケット２５が内筒２１とともに図示した位置から上
方へ移動すると、このブラケット２５が弾性体２３の一
端部２３ａから離れてしまうことになる。したがって、
これにより弾性体２３のばね特性が急激に変化するため
に、これを原因として当該防振支持装置の防振効果が低
下してしまうことがある。
おいては、内筒２１の一端部２１ａと弾性体２３の一端
部２３ａとが、当初から互いに面一状に設定されている
ために、以下のような問題がある。すなわち、作動時、
ブラケット２５が内筒２１とともに図示した位置から上
方へ移動すると、このブラケット２５が弾性体２３の一
端部２３ａから離れてしまうことになる。したがって、
これにより弾性体２３のばね特性が急激に変化するため
に、これを原因として当該防振支持装置の防振効果が低
下してしまうことがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、ブラケットが弾性体の一端部から離れるのを防止
し、もって弾性体のばね特性が急激に変化することがな
く、防振効果が低下することがない防振支持装置を提供
することを目的とする。
み、ブラケットが弾性体の一端部から離れるのを防止
し、もって弾性体のばね特性が急激に変化することがな
く、防振効果が低下することがない防振支持装置を提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の防振支持装置は、内筒と、前記内筒と前記
内筒の外周側に配置されたケースとを接続したゴム状弾
性材製の弾性体と、前記内筒および前記弾性体の一端部
に接触するように前記内筒にボルト止めされたブラケッ
トと、を備えた防振支持装置において、前記弾性体の一
端部に、前記ブラケットをボルト止めする以前の状態
で、前記内筒の一端部より一端側へ突出し、前記ブラケ
ットをボルト止めした状態で、前記ブラケットにより圧
縮せしめられた凸部を設けることにした。
め、本発明の防振支持装置は、内筒と、前記内筒と前記
内筒の外周側に配置されたケースとを接続したゴム状弾
性材製の弾性体と、前記内筒および前記弾性体の一端部
に接触するように前記内筒にボルト止めされたブラケッ
トと、を備えた防振支持装置において、前記弾性体の一
端部に、前記ブラケットをボルト止めする以前の状態
で、前記内筒の一端部より一端側へ突出し、前記ブラケ
ットをボルト止めした状態で、前記ブラケットにより圧
縮せしめられた凸部を設けることにした。
【０００６】
【作用】弾性体の一端部に、上記したような凸部が設け
られていると、ブラケットがこの凸部から離れるまで
は、弾性体のばね特性が急激に変化しないことになる。
られていると、ブラケットがこの凸部から離れるまで
は、弾性体のばね特性が急激に変化しないことになる。
【０００７】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
明する。
【０００８】図１に示すように、当該実施例に係る防振
支持装置は、内筒１と、この内筒１とこの内筒１の外周
側に配置された環状のケース２とを接続した環状を呈す
るゴム状弾性材製の弾性体３と、内筒１および弾性体３
の軸方向一端部（図上上端面）１ａ，３ａに接触するよ
うに内筒１にボルト４止めされたブラケット５と、を備
えており、更に、弾性体３の軸方向一端部３ａに、ブラ
ケット５をボルト４止めする以前の状態で、同図に示し
たように、内筒１の軸方向一端部１ａより軸方向一端側
（図上上方）へ所定の高さｘ分、突出し、ブラケット５
をボルト４止めした状態で、図２に示すように、ブラケ
ット５により圧縮せしめられた凸部６が一体成形されて
いる。すなわち、弾性体３が、凸部６の高さｘ分だけ、
無負荷状態でも圧縮されている訳である。
支持装置は、内筒１と、この内筒１とこの内筒１の外周
側に配置された環状のケース２とを接続した環状を呈す
るゴム状弾性材製の弾性体３と、内筒１および弾性体３
の軸方向一端部（図上上端面）１ａ，３ａに接触するよ
うに内筒１にボルト４止めされたブラケット５と、を備
えており、更に、弾性体３の軸方向一端部３ａに、ブラ
ケット５をボルト４止めする以前の状態で、同図に示し
たように、内筒１の軸方向一端部１ａより軸方向一端側
（図上上方）へ所定の高さｘ分、突出し、ブラケット５
をボルト４止めした状態で、図２に示すように、ブラケ
ット５により圧縮せしめられた凸部６が一体成形されて
いる。すなわち、弾性体３が、凸部６の高さｘ分だけ、
無負荷状態でも圧縮されている訳である。
【０００９】凸部６は環状に成形されているが、円周上
に複数が等配される等すれば、必ずしも環状でなくても
良い。弾性体３は円錐台形である。内筒１は軸方向に分
割されておらず、一本物である。ボルト４はブラケット
５および内筒１を上から下へ貫通してナット７と螺合さ
れており、このナット７と内筒１の間にストッパプレー
ト８が挟持され、このストッパプレート８の上面に、支
持体１０の下面に対向してゴム状弾性材製のストッパ９
が設けられている。
に複数が等配される等すれば、必ずしも環状でなくても
良い。弾性体３は円錐台形である。内筒１は軸方向に分
割されておらず、一本物である。ボルト４はブラケット
５および内筒１を上から下へ貫通してナット７と螺合さ
れており、このナット７と内筒１の間にストッパプレー
ト８が挟持され、このストッパプレート８の上面に、支
持体１０の下面に対向してゴム状弾性材製のストッパ９
が設けられている。
【００１０】上記構成を備えた防振支持装置は、ケース
２を車両のシャーシ等の支持体１０側に接続するととも
にブラケット５を車両のボディ（車体）等の被支持体
（図示せず）側に接続して、この被支持体を防振支持す
るものであるが、特に、弾性体３の軸方向一端部３ａ
に、上記したような凸部６が設けられているために、ブ
ラケット５がこの凸部６から離れるまでは、弾性体３の
ばね特性が急激に変化しないことになる。したがって弾
性体３のばね特性が急激に変化して、防振効果が低下す
るのを未然に防止することができる。
２を車両のシャーシ等の支持体１０側に接続するととも
にブラケット５を車両のボディ（車体）等の被支持体
（図示せず）側に接続して、この被支持体を防振支持す
るものであるが、特に、弾性体３の軸方向一端部３ａ
に、上記したような凸部６が設けられているために、ブ
ラケット５がこの凸部６から離れるまでは、弾性体３の
ばね特性が急激に変化しないことになる。したがって弾
性体３のばね特性が急激に変化して、防振効果が低下す
るのを未然に防止することができる。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【００１２】すなわち、本発明の防振支持装置において
は、弾性体の一端部に凸部が設けられているために、ブ
ラケットがこの凸部から離れるまでは、弾性体のばね特
性が急激に変化しない。したがって弾性体のばね特性が
急激に変化して、防振効果が低下するのを未然に防止す
ることができる。
は、弾性体の一端部に凸部が設けられているために、ブ
ラケットがこの凸部から離れるまでは、弾性体のばね特
性が急激に変化しない。したがって弾性体のばね特性が
急激に変化して、防振効果が低下するのを未然に防止す
ることができる。
【図１】本発明の実施例に係る防振支持装置の組立中途
の状態を示す断面図
の状態を示す断面図
【図２】同防振支持装置の組立後の状態を示す断面図
【図３】従来例に係る防振支持装置の断面図
【符号の説明】 １ 内筒 １ａ，３ａ 軸方向一端部（一端部） ２ ケース ３ 弾性体 ４ ボルト ５ ブラケット ６ 凸部 ７ ナット ８ ストッパプレート ９ ストッパ １０ 支持体
Claims (1)
- 【請求項１】 内筒（１）と、前記内筒（１）と前記内
筒（１）の外周側に配置されたケース（２）とを接続し
たゴム状弾性材製の弾性体（３）と、前記内筒（１）お
よび前記弾性体（３）の一端部（１ａ）（３ａ）に接触
するように前記内筒（１）にボルト（４）止めされたブ
ラケット（５）と、を備えた防振支持装置において、前
記弾性体（３）の一端部（３ａ）に、前記ブラケット
（５）をボルト（４）止めする以前の状態で、前記内筒
（１）の一端部（１ａ）より一端側へ突出し、前記ブラ
ケット（５）をボルト（４）止めした状態で、前記ブラ
ケット（５）により圧縮せしめられた凸部（６）を設け
たことを特徴とする防振支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6259619A JPH08100834A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 防振支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6259619A JPH08100834A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 防振支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08100834A true JPH08100834A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17336600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6259619A Withdrawn JPH08100834A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 防振支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08100834A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103075462A (zh) * | 2011-10-26 | 2013-05-01 | 黑拉许克联合股份有限公司 | 弹性减震器 |
| JP2014137094A (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-28 | Tokkyokiki Corp | 減震装置 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6259619A patent/JPH08100834A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103075462A (zh) * | 2011-10-26 | 2013-05-01 | 黑拉许克联合股份有限公司 | 弹性减震器 |
| JP2014137094A (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-28 | Tokkyokiki Corp | 減震装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5743509A (en) | Elastic mount having two axially compressed elastic members | |
| EP0131835B1 (en) | In-tank fuel feed pump supporting device | |
| JP2573883B2 (ja) | 支持装置 | |
| CA1048474A (en) | Motor vehicle structure including a resilient mount | |
| JP3838316B2 (ja) | マウント | |
| GB2152182A (en) | Hydraulically damped two-chamber bearing structure | |
| US4895115A (en) | Mount with insulation for solid-conducted sound, in particular for an internal combustion engine | |
| JPS5837337A (ja) | 液封入防振装置の組付構造 | |
| JP3627406B2 (ja) | 筒形防振支持体 | |
| JP2009236228A (ja) | 防振支持装置 | |
| JPH0138983B2 (ja) | ||
| JPH08100834A (ja) | 防振支持装置 | |
| US2925973A (en) | Eccentric slip friction vibration damping mount | |
| US4504036A (en) | Engine mount preloaded in shear | |
| JP2004239375A (ja) | 防振装置 | |
| JPH04334625A (ja) | 流体封入式吊下げ型マウントに対する取付部材の組付方法 | |
| JP2002317843A (ja) | 防振マウント | |
| JPH08326811A (ja) | 防振装置 | |
| JPH0210355Y2 (ja) | ||
| JPS6338732A (ja) | 弾性支持マウント | |
| JP2602271Y2 (ja) | 防振マウント | |
| JPS6027744Y2 (ja) | 自動二輪車におけるエンジン取付部用防振ゴム | |
| JPS634831Y2 (ja) | ||
| JPH0716923Y2 (ja) | シフトレバーリテーナの防振構造 | |
| JPH0324920Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |