JPH081005Y2 - 高速回転微粉砕機 - Google Patents

高速回転微粉砕機

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JPH081005Y2
JPH081005Y2 JP4223890U JP4223890U JPH081005Y2 JP H081005 Y2 JPH081005 Y2 JP H081005Y2 JP 4223890 U JP4223890 U JP 4223890U JP 4223890 U JP4223890 U JP 4223890U JP H081005 Y2 JPH081005 Y2 JP H081005Y2
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JP
Japan
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screen
pulverizer
speed rotary
lining layer
fibers
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JP4223890U
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JPH04947U (ja
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研一 柴田
純一 小川
嘉彦 後藤
信宏 鳥居
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Nichias Corp
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Nichias Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、アルミナ質繊維、アルミノシリケート質繊
維等の無機質繊維の微粉砕に適した高速回転微粉砕機に
係るもので、特にそのスクリーン構造部分の改良に関す
るものである。
[考案の概要] 従来、この種の高速回転微粉砕機として、ケーシング
に設けた円筒状のスクリーン内に、多数のハンマーを外
周面に放射状に突設した回転体を収容し、スクリーン内
に供給された材料を前記ハンマー付き回転体の回転によ
り粉砕し、その粉砕物をスクリーンの下半部分を通して
外部に排出するように構成した粉砕機が多用されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 前記高速回転微粉砕機にあっては、スクリーンは普
通、鋼材、ステンレス等の金属材が使用されているが、
このスクリーン材質より固い物質を粉砕処理した場合、
スクリーンは早く摩耗し、多量の金属粉が発生し、それ
が粉砕物に混入する。
スクリーンの摩耗による金属粉が粉砕物に混入して
も、粉砕物の用途により、許容される場合は問題はない
が、例えば、繊維強化金属、強化プラスチック、強化セ
ラミック等の複合材料の補強繊維として使用するアルミ
ナ質繊維やアルミナシリケート質繊維等の無機質繊維の
粉砕処理に前記粉砕機を用いた場合、その無機質繊維に
混入しているスクリーンの摩耗金属粉が有害金属として
作用して前記複合材料の性能の低下を招いたり、繊維自
体が着色して商品価値の低下を招くという欠点があるの
で、前記微粉砕機を使用することはできない。
[考案の目的] 本考案は、上記問題に関してなされたものであって、
スクリーンの摩耗による金属粉の発生がなく、上述のよ
うな複合材料用補強繊維の粉砕処理に適した高速回転微
粉砕機を提供することを主たる目的としているものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するため、前記高速回転微
粉砕機において、金属スクリーンの内面に、その篩目パ
ターンと合致するように、ゴムまたは合成樹脂の有機物
質からなるライニング層を設けた構成により、上述した
問題点の解決を図ったものである。
[作用] 上記構成の高速回転微粉砕機のスクリーン構造にあっ
ては、スクリーンはライニング層で保護されているの
で、粉砕処理時の摩耗は起こらない。したがって摩耗に
よる金属粉の発生もない。またラインニング層は高弾性
体であるため、耐摩耗性に優れ、前記複合材料に悪影響
を及ぼすおそれはない。
[実施例] 第1図および第2図は、本考案の一実施例を示したも
のである。
同図において、1は高速回転微粉砕機を構成している
ハウジング、2はスクリーン、3はスクリーンで囲まれ
ている粉砕室に配設された回転体、4は回転体の周面よ
り放射状に突設された多数のハンマー、5は粉砕材料を
供給するホッパー、6はホッパー内の材料を粉砕室に送
り込むためのスクリューコンベヤである。
前記スクリーン2の内面には、ゴムまたは合成樹脂等
の有機質材料からなるライニング層7が、スクリーン篩
目パターンと合致するように接着されている。前記ライ
ニング層7は耐摩耗性の点から、ゴムまたは合成樹脂材
料が適しており、特にウレタン樹脂は極めて小さい孔の
孔あけ加工が容易であるので、好適である。
ライニング層7の厚さは0.2mm〜0.5mmの範囲が好まし
く、はけぬり法、ローラー法、テープ成形法、スプレー
法のようなコーティング法によって形成することができ
る。
上記構成の高速回転微粉砕機においては、ホッパー5
内の粉砕材料はスクリューコンベヤ6により、粉砕室に
送り込まれ、ハンマー付き回転体3の回転により粉砕処
理され、その粉砕物は、ライニング層7を設けたスクリ
ーン2の下半部から排出される。
しかして、上記の如く、スクリーン2の内面にライニ
ング層7を設けた構成によれば、スクリーン2はライニ
ング層7で完全に保護されるので、摩耗することはな
い。したがって摩耗金属粉の発生もない。
また、スクリーン2の摩耗金属粉の発生がないから、
前述した複合材料の補強繊維として使用するアルミナ質
繊維やアルミノシリケート質繊維等の無機質繊維の微粉
砕処理に適用できる。
また、ゴムまたは合成樹脂等の有機物質によるライニ
ング層をスクリーン内面に設けたものにあっては、ライ
ニング層によって、粉砕処理時に発生する騒音を低減す
る作用がある。
[考案の効果] 以上に述べたように、本考案によれば、金属スクリー
ン内面にゴムまたは合成樹脂等の有機物よりなるライニ
ング層を設けているので、スクリーンの摩耗による金属
粉の発生がなく、したがって長期間にわたって使用可能
なスクリーンを有する高速回転微粉砕機を得ることがで
きる。
特に本考案による粉砕機は、複合材料に使用する補強
繊維の微粉砕処理に好適であり、複合材料の製造技術分
野への寄与は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す高速回転微粉砕機の縦
断側面図、第2図はスクリーン構造部分の拡大断面図で
ある。 1……ハウジング、2……スクリーン、3……回転体、
4……ハンマー、5……ホッパー、6……スクリューコ
ンベヤ、7……ライニング層。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速回転微粉砕機において、金属スクリー
    ンの内面に、その篩目パターンと合致するように、ゴム
    または合成樹脂等の有機物質よりなるライニング層が設
    けられていることを特徴とする高速回転微粉砕機。
  2. 【請求項2】前記ライニング層がウレタン樹脂で形成さ
    れている第1請求項記載の高速回転微粉砕機。
JP4223890U 1990-04-20 1990-04-20 高速回転微粉砕機 Expired - Lifetime JPH081005Y2 (ja)

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JP4223890U JPH081005Y2 (ja) 1990-04-20 1990-04-20 高速回転微粉砕機

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JP4223890U JPH081005Y2 (ja) 1990-04-20 1990-04-20 高速回転微粉砕機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04947U JPH04947U (ja) 1992-01-07
JPH081005Y2 true JPH081005Y2 (ja) 1996-01-17

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ID=31553606

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JP4223890U Expired - Lifetime JPH081005Y2 (ja) 1990-04-20 1990-04-20 高速回転微粉砕機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2663245B2 (ja) * 1994-08-03 1997-10-15 東京電力株式会社 土砂混合解砕機

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Publication number Publication date
JPH04947U (ja) 1992-01-07

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