JPH0213083Y2 - - Google Patents

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JPH0213083Y2
JPH0213083Y2 JP2131786U JP2131786U JPH0213083Y2 JP H0213083 Y2 JPH0213083 Y2 JP H0213083Y2 JP 2131786 U JP2131786 U JP 2131786U JP 2131786 U JP2131786 U JP 2131786U JP H0213083 Y2 JPH0213083 Y2 JP H0213083Y2
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rotor
liner
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liners
rotating
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、衝撃式破砕機に関し、特にたとえ
ば岩石、鉱石等からなる原料原石を製砂のために
所期の粒度に破砕し或いは整粒(角取り)するの
に有用な衝撃式破砕機に関する。
従来技術とその問題点 従来から、この種の衝撃式破砕機は、第4図〜
第6図に示すようなものが知られている。このよ
うな衝撃式破砕機は特公昭53−33785号公報に開
示されている。
即ち、第6図において、垂直軸上に軸受2(第
4図参照)を介して装架されたロータ1(第4図
参照)の内側には、ロータ1の中心に設けられた
中央分配器20を回転中心として旋回する翼2
1,22及び25が配置されており、翼25の先
端部には、たとえば、超硬チツプ24aを取り付
けた先端翼24が一体的に固着されている。
したがつて、第4図示の原料(材料)供給装置
11から上記中央分配器20に投入された原料原
石(以下、原料)は、第6図において遠心力によ
り翼21,22及び25を経て先端翼24から出
口19(第5図参照)に送られ、ここからロータ
1の外側に放出される。
放出された原料は、第4図に示すように、ロー
タ1を収容するハウジング8の内側に衝突部とし
て形成されたデツドストツク15(或いは、配置
されたリングライナ16(二点鎖線))に衝突す
る。
デツドストツク15を設けてこのデツドストツ
ク15に原料を衝突させるタイプのものは、原料
の整粒(粒形補正)用であり、リングライナ16
を設けてこのリングライナ16に原料を衝突させ
るタイプのものは原料の破砕用である。
このような衝撃式破砕機では、上記ロータ1に
配置される翼21,22及び25等は、ロータ1
の中心部となる中央分配器20(第4図参照)を
囲むようにやや湾曲して設けられる。これは、投
入された原料が各翼21,22及び25を通り先
端翼24に至るまでの間に、この湾曲部に堆積
し、いわゆるデツドストツク23を形成すること
によりロータ1の内壁を原料との衝突による摩耗
から保護しようとするものである。
尚、第6図に示すロータ1では、ロータ1の周
囲に3箇所の出口19が設けられており、これに
応じて3つのデツドストツク23を形成するべ
く、各翼21,22,25及び先端翼24がロー
タ1の周方向に沿つて約120゜の角度を隔てて設け
られている。
ところで、デツドストツクとして堆積した原料
のうち、ロータ中心部に近い翼21付近のデツド
ストツクを形成している原料の一部には、たとえ
ば、ロータ1の高速回転などにより振り出され、
第6図中矢印Aのように、ロータ1の回転方向
(矢印B)に沿う下流側の翼25に向わず上流側
にある隣接の翼22,25側に流出するものがあ
る。
このとき、上記上流側に流出した原料は、上流
側の翼22,25の付近にデツドストツクとして
堆積しようとしている原料の一部と合流する。こ
のような原料同志の合流部分での摩耗は激しい。
従来、ロータ底面の摩耗を防止するべく、ロー
タの底面には適宣いくつかに分割されたライナが
装着されている。このようなライナとしては、た
とえば、第6図に示すように、上述のように原料
同志が合流する部分に取り付けられるライナ26
a,26b,26c、およびこれらそれぞれのラ
イナ26a,26b,26cの下流側であつてこ
れら上流側の各ライナ26に流出しようとする原
料がデツドストツクを形成している部分に取り付
けられるライナ27c,27a,27b等があ
る。
ところが、このようなライナ26,27は、嵌
め込みにより取り付けられている場合が多く、ラ
イナ26と27との間には隙間が生じることと
なり、この隙間からはロータ1の底面が露出す
る。
そのため、依然として、ロータ1の底面には、
原料による摩耗が生じ、加えて、このような隙間
を形成するライナ26,27の互いに対向する
角部にも摩耗が生じて、ロータばかりかライナ自
身のメンテナンス性の悪さも指摘されるところと
なつている。
考案の目的 それゆえに、この考案の主たる目的は、ライナ
間の隙間から露出するロータ底面の摩耗を防止す
ると共に、この隙間を形成する隣接のライナの互
いに対向する角部を摩耗から保護して、ロータ及
びライナのメンテナンス性を向上させる衝撃式破
砕機を提供することである。
考案の構成 上記目的を達成するために、この考案が採用す
る主たる手段は、高速で回転するロータに投入さ
れた被破砕物を遠心力により前記ロータ出口から
放出し、前記ロータ周囲に設けた衝突面に衝突さ
せて粉砕する衝撃式破砕機であつて、前記ロータ
の底面に適宣分割された複数のライナを装着した
衝撃式破砕機において、前記回転ロータの回回転
方向に見て、下流側ライナの上流側ライナとの隣
接部分の厚みを上流側ライナの前記隣接部分の厚
みより大きくした点である。
作 用 被破砕物がロータの回転方向に見て、下流側ラ
イナの上流側ライナとの隣接部分のところにくる
と、この被破砕物は厚みのある高いライナから厚
みの少ない低いライナに飛ばされる。飛ばされた
被破砕物は、上流側のライナの任意のところに落
下する。このとき、被破砕物はライナ間の隙間及
びライナの角部を跳び越える。
考案の効果 この考案によれば、ライナ間の隙間から露出す
るロータ底面の摩耗を防止し、且つこの隙間を形
成する隣接のライナの互いに対向する角部を摩耗
から保護することができるので、ロータ及びライ
ナのメンテナンス性を向上させることができる。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴及
び利点は図面を参照して行う以下の実施例の詳細
な説明から一層明らかとなろう。
実施例 第1図はこの考案の一実施例にかかる衝撃式破
砕機の概略縦断面図、第2図は第1図における回
転ロータの内部構造を示す平面図、第3図は第2
図矢視拡大説明図である。
なお、以下の実施例はこの考案の一具体例にす
ぎず、この考案の技術的範囲がこのこの実施例に
よつて限定されるものではない。
第1図において、衝撃式破砕機30は、架台3
5に載置されたハウジング34とこのハウジング
34の蓋33とによつて形成される破砕室31を
備えている。蓋33のほぼ中央部分には、矢印c
に示すように、破砕室31に上方から原料を供給
するための原料供給部32が設けられ、この原料
供給部32にはホツパ36が取り付けられてい
る。また、架台35には破砕室31において破砕
された原料を矢印Dにを示すように、下方に落と
すための排出口37が形成されている。
この破砕室31のほぼ中央部には、架台35の
上面に固着された軸受箱38によつて垂直にかつ
回動可能に支持されたロータ軸39が配置されて
いる。このロータ軸39の下端部39bは架台3
5内に挿通され、挿通された下端部39bには所
定場所に配置された駆動装置(図示せず)によつ
て駆動されるVプーリ40が装着されている。
これに対して、破砕室31のほぼ中心部に位置
するロータ軸39の上端部39aには、このロー
タ軸39を回転中心としてほぼ水平方向に回る中
空円筒状の回転ロータ41が取り付けられてい
る。
そして、ハウジング34の側壁内面には、上記
回転ロータ41の原料排出口43の高さ位置に対
応して、ブラケツト44が形成されており、この
ブラケツト44には原料との衝突面をこの回転ロ
ータ41の周囲に巡らすようにした多数のアンビ
ル41が取り付けられている。
この場合、回転ロータ41は、前記第4図〜第
6図において説明したロータ1とほぼ同様に機能
するものであつて、この回転ロータに投入された
原料を遠心力によりこの回転ロータ41から外方
に放出するものである。
即ち、第2図に示すように、回転ロータ41の
内側では、この回転ロータ41の中心部に投入さ
れてきた原料が前記第6図で説明したように、回
転ロータ41の周方向に適宣120゜の角度を隔てて
デツドストツクとして堆積される。そして、堆積
された原料は、回転ロータ41の高速回転に従つ
て、それぞれのデツドストツクを経てロータ41
の周方向側壁に形成された3箇所の原料排出口4
3から外方へ放出されることになる。
回転ロータ41の内部には、このような各デツ
ドストツクを形成するべく、この回転ロータ41
の周方向に約120゜の角度を隔てて、回転ロータ4
1の半径方向に指向する翼45、回転ロータ41
の周縁に沿つて円弧状に伸びる翼46と先端翼4
7とが各々3つづつ配置されている。
一方、上記回転ロータ41の底面には、前記第
6図において説明したと同様に、回転ロータ41
の回転方向に見て、第2図中矢印Eのように下流
側にあるデツドストツクから上流側にあるデツド
ストツクに流出してくる原料と、この上流側のデ
ツドストツクに既に堆積している原料との合流部
分にライナ48a,48b,48cが、またこの
各ライナ48の下流側であつてこれら上流側のラ
イナ48に流出しようとする原料がデツドストツ
クを形成している部分にライナ49c,49a,
49bが取り付けられている。
このとき、この実施例の特徴的構成要素とし
て、第3図から分かるように、回転ロータ41の
回転方向に見て、たとえば、各下流側のライナ4
9の上流側のライナ48との隣接部分に、たとえ
ば凸状段差部50が形成される。
この場合、段差部50は、第3図に示すよう
に、たとえば、ライナ49のライナ面の一部をラ
イナ48のライナ面より高くして厚みを大きくし
たものであるが、必要に応じて、その全面をライ
ナ48のライナ面よりも高くしたものであつても
よい。
従つて、第2図において、回転ローラ41の中
心部に近い翼45付近のデツドストツクを形成し
ている原料の一部が、たとえば、回転ロータ41
の高速回転より放り出され、第2図中矢印Eのよ
うに、原料の流れ方向(矢印F)に向け、回転ロ
ータ41の回転方向に沿う下流側の先端翼46に
向わず上流側にある隣接のデツドストツクに流出
しようとすると、この原料はライナ49の段差部
50により上方に跳ね上げられる。
次いで、第3図に示すように、跳ね上げられた
原料Pは、たとえば、ライナ49及び48間の隙
間´を飛び越え且つそれぞれのライナの角部に
衝突することなく上流側(後方)のライナ48の
任意の箇所に落下する。これにより、隙間´か
ら露出するロータ底面及び両ライナの角部には、
原料Pとの衝突による摩耗が回避されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる衝撃式破
砕機の概略縦断面図、第2図は第1図における回
転ロータの内部構造を示す平面図、第3図は第2
図矢視拡大説明図、第4図はこの考案の背景と
なる衝撃式破砕機の概略縦断面図、第5図は第4
図におけるロータの全体斜視図、第6図は第4図
示のロータの内部構造を示す平面図である。 符号の説明、30……衝撃式破砕機、41……
回転ロータ、43……原料排出口、45,46…
…翼、47……先端翼、48,49……ライナ、
50……凸状段差部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 高速で回転するロータに投入された被破砕物を
    遠心力により前記ロータ出口から放出し、前記ロ
    ータ周囲に設けた衝突面に衝突させて粉砕する衝
    撃式破砕機であつて、 前記ロータの底面に適宜分割された複数のライ
    ナを装着した衝撃式破砕機において、 前記回転ロータの回転方向に見て、下流側ライ
    ナの上流側ライナとの隣接部分の厚みを上流側ラ
    イナの前記隣接部分の厚みより大きくしたことを
    特徴とする衝撃式破砕機。
JP2131786U 1986-02-17 1986-02-17 Expired JPH0213083Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2131786U JPH0213083Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2131786U JPH0213083Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

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Publication Number Publication Date
JPS62132739U JPS62132739U (ja) 1987-08-21
JPH0213083Y2 true JPH0213083Y2 (ja) 1990-04-11

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ID=30817649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2131786U Expired JPH0213083Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

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JPH051309Y2 (ja) * 1987-10-06 1993-01-13

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JPS62132739U (ja) 1987-08-21

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