JPS6140354Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は洗濯機、冷蔵庫、自転車或いは自動
車のボデイの切断品のような廃棄物を破砕及び圧
縮造塊する破砕機の入口シユートと打撃バー要す
るに供給部の構造に関するものである。

破砕機本体の構成は第１図及び第２図に示す如
く凡そ次の構成である。直立した回転軸１に１組
の打撃バー２が設けられ、その下部に破砕輪３を
遊嵌し下段に至る程直径を大にした複数のデスク
４…があり、最下部に払出板５と防塵羽根６を具
えた回転板７を有する回動部と、これらを包覆す
る円筒形の外殻８には打撃板９…が内張りされ、
その上部に入口シユート１０及び下部には出口シ
ユート１１が付属している型式のものである。

上記の破砕機において通常被破砕物が小さいと
きは打撃バー２の空所に落ちこんだ被破砕物は打
撃バー２と打撃板９とによつて打撃され破砕と圧
縮造塊をしながら破砕輪３と打撃板９の間を通過
して行くが廃品の形状が例えば冷蔵庫程度になる
と打撃バー２によつて与えられる遠心方向の力に
よつてのみ込みが不良となり入口シユート１０の
位置でブリツジを形成し易いものである。その対
策として第３図に示す如くシユート２０の形状を
回転方向に切線のような形となるように心寄せを
し更に打撃バー２１と２２をその中間から約90度
回転方向に折曲げることによつて供給された被破
砕物を中に引ずりこむ効果を得ることができる。

次に第４図に示す如く上段の打撃バー２１を下
段の打撃バー２２に対して約２分の１の長さとす
ることによつて更にのみ込みが良好な結果を得
る。

上記の如く構成することによつて従来は投入破
砕不可能とされていた大型のものも充分に供給し
て破砕することができるので破砕機の能力を格段
に向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は破砕機の正面断面図、第２図、第３図
第４図はＡ−Ａ矢視断面図。 １……回転軸、２……打撃バー、３……破砕
輪、４……デスク、５……払出板、６……防塵羽
根、７……回転板、８……外殻、９……打撃板、
１０……入口シユート、１１……出口シユート、
２０……入口シユート、２１……上段の打撃バ
ー、２２……下段の打撃バー。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 直立する回転軸の上部に１組の打撃バーが設
   けられ、その下部に破砕輪を遊嵌し下段に至る
   程直径を大にした複数のデスクを設け、最下段
   に払出板と防塵羽根を具えた回転板を有する回
   動部と、これらを包覆する円筒形の外殻の内面
   は打撃板で内張りされ上部に入口シユートと下
   部に出口シユートを設けてなる破砕機におい
   て、前記入口シユート２０の形状を回転方向に
   切線の様な形となる様に心寄せをし更に打撃バ
   ー２１と２２をその中間から約90度回転方向に
   折曲げることを特徴とする破砕機の供給部の構
   造。 (2) 上部の打撃バーは下段の打撃バーに対して約
   ２分の１の長さとすることを特徴とする実用新
   案登録請求の範囲第１項記載の破砕機の供給部
   の構造。