JPH0799592A - 映像信号処理装置及び処理方法 - Google Patents

映像信号処理装置及び処理方法

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JPH0799592A
JPH0799592A JP6158443A JP15844394A JPH0799592A JP H0799592 A JPH0799592 A JP H0799592A JP 6158443 A JP6158443 A JP 6158443A JP 15844394 A JP15844394 A JP 15844394A JP H0799592 A JPH0799592 A JP H0799592A
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JP
Japan
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signal processing
video signal
pixel data
product
sum
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Application number
JP6158443A
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English (en)
Inventor
Kazuki Ninomiya
和貴 二宮
Tamotsu Nishiyama
保 西山
Jiro Miyake
二郎 三宅
Katsuya Hasegawa
克也 長谷川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入出力間の同期を維持しながら映像信号のサ
ンプリング周波数より高い周波数での信号処理を実現す
る。 【構成】 プロセッサ3の入力側及び出力側に、各々フ
レームメモリ2,4を配置する。入力側メモリコントロ
ーラ10は、映像信号の中から同期信号を検出し、検出
した同期信号に従って入力側フレームメモリ2の書き込
みアドレス14を更新する。出力側メモリコントローラ
13は、入力側メモリコントローラ10からのタイミン
グ信号16に同期して出力側フレームメモリ4の読み出
しアドレス15を更新する。プロセッサ3は、同期信号
に関わりなく映像信号のサンプリング周波数より高い動
作周波数で入力側フレームメモリ2中の画素データを処
理し、その結果を出力側フレームメモリ4に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV受像機などの映像
信号処理装置及びその信号処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ映像の高画質化の要求から
EDTV(Extended Definiton TV 、いわゆるクリアビ
ジョン)と呼ばれる放送方式が実用化されている。ま
た、HDTV(High Definition TV、いわゆるハイビジ
ョン)方式の一種であるMUSE(Multiple Sub-nyqui
st Sampling Encoding)方式などの新たな高画質放送が
提案され、一部実用化されている。今後、EDTV II
(第2世代EDTV)、デジタル放送などが実施される
予定である。これに伴い、テレビジョン受像機(以下、
TV受像機という。)やビデオテープレコーダ(以下、
VTRという。)などの映像信号処理装置では、現行の
NTSC(National Television System Committee)方
式を含む複数の放送方式に対応する必要が生じている。
例えば従来のTV受像機では、佐藤寿親ほか「走査線変
換用LSIの開発」テレビジョン学会技術報告 vol.1
6,No.71,pp.19-24,BCS'92-41(1992) に背景技術として
示されるように、各々1放送方式に対応した複数のボー
ドを内蔵し、受信すべき信号に応じて使用ボードを切り
替えるようにしていた。
【0003】図13に従来のTV受像機のハードウェア
構成を示す。この受像機は、MUSE信号を処理するた
めのMUSE処理ボード1100と、NTSC信号を処
理するためのNTSC処理ボード1101とを備えてい
る。なお、MUSE方式の標準仕様ではサンプリング周
波数16.2MHz、1走査線の画素数480、走査線
数1125であり、NTSC方式の標準仕様ではサンプ
リング周波数14.3MHz、1走査線の画素数91
0、走査線数525である。
【0004】MUSE処理ボード1100は、同期回路
1104、MUSE信号処理部1105、メモリ110
6及び出力回路1107を備えている。同期回路110
4は、受信MUSE信号の同調と、16.2MHzの同
期クロックの生成とを司るものである。MUSE信号処
理部1105は、帯域圧縮された画素データの復元処理
などのMUSE信号に固有の処理を行なう。メモリ11
06は、フィールド間処理などに必要なものである。M
USE放送は画面のアスペクト比が16:9であり、現
行NTSC受像機の4:3と異なる。そこで、出力回路
1107ではアスペクト変換などを行なう。
【0005】NTSC処理ボード1101は、同期回路
1108、NTSC信号処理部1109、メモリ111
0及び出力回路1111を備えている。同期回路110
8は、受信NTSC信号の同調と、14.3MHzの同
期クロックの生成とを司るものである。NTSC信号処
理部1109は、Y/C分離処理などのNTSC信号の
復調に必要な処理を行なう。メモリ1110は、フィー
ルド間処理などに必要なものである。出力回路1111
は、出力映像の倍速変換などを司る。
【0006】1103は、MUSE処理ボード1100
の出力とNTSC処理ボード1102の出力とのいずれ
かを選択するための出力選択部である。1112は、M
USE処理ボード1100の16.2MHzレート出力
とNTSC処理ボード1101の14.3MHzレート
出力とを調整してCRT1131に画像を映し出すため
のCRT表示制御部である。1113は音声制御部、1
132はスピーカである。1102は、選択されたチャ
ネル番号などを示す外部からの制御信号と各同期回路1
104,1108からの放送方式認識信号とに基づいて
出力選択部1103や音声制御部1113を切り替える
ための制御信号入力部である。
【0007】さて、CRT1131へ出画する際に水平
及び垂直同期信号が必要である。そこで、従来は図13
に示すように、MUSE方式では16.2MHz、NT
SC方式では14.3MHzのクロックでシステム全体
を動作させていた。
【0008】上記MUSE信号処理部1105の一部や
NTSC信号処理部1109の一部を構成するハードウ
ェアとしてデジタルフィルタを挙げることができる。合
志清一ほか「MUSE方式の色差信号処理に関する検
討」テレビジョン学会技術報告vol.16,No.32,pp.13-18,
ICS'92-40(1992)には、1つの水平フィルタ部の出力を
1つの垂直フィルタ部へ供給する基本構成を備えたTV
受像機のためのデジタルフィルタの技術が示されてい
る。水平フィルタ部と垂直フィルタ部との間に3走査線
分のラインメモリを介在させることもあった。前段の水
平フィルタ部から3ラインの画素データが出力され、該
画素データがラインメモリを満たした時点で後段の垂直
フィルタ部を起動するのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のTV受像機
では、CRTへ出画する際の水平及び垂直同期を実現す
るために、MUSE方式では16.2MHz、NTSC
方式では14.3MHzという具合に、入力映像信号の
違いに応じた異なる周波数のシステムクロックでTV受
像機全体を動作させる必要があった。また、高速映像処
理を実現しようとしても、位相を合わせるためサンプリ
ングクロックによって処理していることが障害となり、
システムクロックの周波数(すなわち処理周波数)を上
げることができなかった。システムクロックの周波数を
上げずに処理を高速化する方法として並列処理が考えら
れるが、ハードウェア量が増大するという問題があっ
た。
【0010】また、上記従来のデジタルフィルタは、水
平フィルタ部の出力を垂直フィルタ部に供給する構成で
あったため、複数ラインの画素データを保持するための
ラインメモリを必要としていた。したがって、デジタル
フィルタのハードウェアが大きくなるという問題点を有
していた。
【0011】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、入出
力間の同期を維持しながら映像信号のサンプリング周波
数より高い周波数での映像信号の処理を可能にした映像
信号処理装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、デジタルフィルタな
どの信号処理装置のハードウェア量を削減することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の映像信号処理装置は、各々複数の画素デー
タを格納するための第1及び第2の記憶手段と、映像信
号をサンプリングして得られた画素データが同期信号に
同期して前記第1の記憶手段に順次書き込まれるように
該第1の記憶手段の書き込みアドレスを生成しかつ前記
同期信号に同期して前記第2の記憶手段から画素データ
が順次読み出されるように該第2の記憶手段の読み出し
アドレスを生成するためのアドレス生成手段と、前記第
1の記憶手段からの画素データの読み出しと該読み出し
た画素データの処理と処理済の画素データの前記第2の
記憶手段への書き込みとをそれぞれ前記映像信号のサン
プリング周波数より高い動作周波数で実行するための処
理手段とを備えた構成を採用したものである。
【0014】また、本発明の信号処理装置は、映像信号
処理を行なう場合には内部ハードウェアをいくつかの処
理で共用できるようにすることがハードウェア量の削減
にとって重要である点に鑑みて、次のような構成を採用
したものである。すなわち、本発明に係る第1の信号処
理装置は、データを保持するための保持手段と、該保持
手段からデータを読み出すためのアクセス手段と、読み
出したデータに係数レジスタを用いた積和演算を施すた
めの積和演算手段と、該積和演算手段の出力に更に信号
処理を施すための信号処理手段と、前記アクセス手段を
制御しかつ前記積和演算手段中の係数レジスタに係数を
設定するための制御手段とを備えた構成を採用したもの
である。また、本発明に係る第2の信号処理装置は、積
和演算手段の出力を該積和演算手段自身にフィードバッ
クさせて複数回の積和演算を実行させることにより、上
記信号処理手段の構成を削減したものである。
【0015】
【作用】上記本発明の映像信号処理装置によれば、例え
ば第1の記憶手段中の1走査線の先頭画素データをアド
レスによって認識することができ、処理手段は同期信号
に関わりなく画素位置の同期を取りながら処理を行なう
ことが可能となる。したがって、入力映像信号のサンプ
リング周波数と異なる動作周波数で処理を行なえる。
【0016】上記本発明の第1の信号処理装置によれ
ば、例えば積和演算手段でライン間の垂直フィルタ処理
を実行したうえ、信号処理手段で水平フィルタ処理を実
行することができる。これにより、ラインメモリの削減
が可能となる。積和演算手段でフィールド間のフィルタ
処理、いわゆる時間フィルタ処理を実現することも可能
である。しかも、積和演算手段中の係数レジスタの設定
変更により、フィルタ特性を自在に変えることができ
る。複数セットの係数レジスタを設けることとすれば、
係数の切り替えが高速化される。
【0017】上記本発明の第2の信号処理装置によれ
ば、例えば垂直フィルタ処理と水平フィルタ処理とがい
ずれも積和演算によって実現できることから、両フィル
タ処理を1つの積和演算手段に行なわせることができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例に係るTV受像機につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0019】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例に係るMUSE/NTSC対応のTV受像機の構成図
である。ここで、NTSC信号は、EDTV、EDTV
II などのY/C分離が必要な信号を包含している。図
1において、1はMUSE同期回路、2は3ポートを有
する入力側のフレームメモリ、3はストアード・プログ
ラム方式のプロセッサ、4は2ポートを有する出力側の
フレームメモリ、6はNTSC同期回路、10は入力側
のメモリコントローラ、11はプロセッサ3のプログラ
ムを格納するためのROM、12はプロセッサ3から出
力側フレームメモリ4へ供給される書き込みアドレス、
13は出力側のメモリコントローラ、14はメモリコン
トローラ10から入力側フレームメモリ2へ供給される
書き込みアドレス、15はメモリコントローラ13から
出力側フレームメモリ4へ供給される読み出しアドレ
ス、16は入力側メモリコントローラ10から出力側メ
モリコントローラ13へ供給されるタイミング信号、1
7はプロセッサ3から入力側フレームメモリ2へ供給さ
れる読み出しアドレス、18は出力側メモリコントロー
ラ13から出力されるCRT同期信号、19はプロセッ
サ3からROM11へ供給される読み出しアドレス、2
0はデータ線、21はNTSC前処理装置、22はMU
SE前処理装置、23は後処理装置、24はCRT同期
信号18を受け取る表示制御部、25はCRTである。
【0020】外部からの入力信号(MUSE信号及びN
TSC信号)には各々同期信号と映像信号が含まれる。
同期信号には水平同期信号と垂直同期信号があり、水平
同期信号は1走査線ごとに、垂直同期信号は1フィール
ドごとに挿入されている。TV受像機では入力した放送
信号をチューナによって同調をとり、選択したチャネル
の信号を取り出す必要があるが、本実施例ではMUSE
同期回路1とNTSC同期回路6で行なっている。チャ
ネルの指定は外部からの制御信号によって行なう。
【0021】MUSE信号は、入力側メモリコントロー
ラ10及びMUSE同期回路1に入力される。NTSC
信号は、入力側メモリコントローラ10及びNTSC同
期回路6に入力される。MUSE同期回路1の出力はM
USE前処理装置22を介して入力側フレームメモリ2
に接続され、NTSC同期回路6の出力はNTSC前処
理装置21を介して入力側フレームメモリ2に接続され
る。MUSE前処理装置22は波形等化回路あるいはデ
ィエンファシスフィルタ、NTSC前処理装置21はゴ
ーストキャンセラであり、これらは画質改善を行なうた
めに使われている。入力側フレームメモリ2は、プロセ
ッサ3と更に接続される。このプロセッサ3にはデータ
線20を介してROM11、入力側メモリコントローラ
10及び出力側メモリコントローラ13が接続される。
プロセッサ3の出力は、垂直フィルタなどの後処理装置
23を介して出力側フレームメモリ4に接続される。出
力側フレームメモリ4の出力は、CRT25に接続され
た表示制御部24に与えられる。
【0022】外部から入力されたMUSE信号はMUS
E同期回路1によって16.2MHzでサンプリングさ
れ、前処理装置22を介して入力側フレームメモリ2に
格納される。また、外部から入力されたNTSC信号は
NTSC同期回路6によって14.3MHzでサンプリ
ングされ、前処理装置21を介して入力側フレームメモ
リ2に格納される。このとき、各信号の画素データは入
力側フレームメモリ2の異なる領域に書き込まれ、読み
出し時にアドレスによってMUSE画素又はNTSC画
素が選択される。
【0023】MUSE信号及びNTSC信号は各々入力
側メモリコントローラ10にも入力され、該メモリコン
トローラ10は同期信号の検出を行なう。入力側メモリ
コントローラ10は水平同期信号を検出すると、入力側
フレームメモリ2の書き込みアドレス14を設定する。
この処理について図2を用いて説明する。
【0024】図2は、入力側フレームメモリ2のアドレ
スマッピングの一例を示したものである。a0 からa
3ff は1走査線分の画素格納領域を示す。0〜3ffは
16進数であり、10ビットで表せる範囲である。この
例では、水平同期信号が入力すると入力側フレームメモ
リ2の書き込みアドレス14の下位10ビットを0に設
定し、かつその上位ビットをインクリメントする処理を
行なう。
【0025】例えばNTSC信号の場合には、水平サン
プリング数は14.3MHzのサンプリング周波数では
910サンプルとなる。これは16進数で表せば0〜3
8dとなる。よって、上位及び下位アドレスを0に設定
した後、1画素ずつアドレスをインクリメントしながら
書き込めば、1走査線分の910個の画素データがa0
〜a38d に格納される。次に水平同期信号が入力される
と書き込みアドレスの下位10ビットは0とされ、また
上位ビットはインクリメントされる。その結果次の走査
線はb0 〜b38d に格納される。このような処理を続け
れば、メモリアドレスの下位10ビットで1走査線中の
画素位置を示し、上位ビットで走査線番号を示す状態で
画素が格納される。
【0026】このような状態で画素データが入力側フレ
ームメモリ2に書き込まれていれば、プロセッサ3は入
力映像信号内の同期信号を入力しなくても、読み出しア
ドレス17の下位10ビットが0のアドレスが1走査線
分の画素データの先頭データであることが認識でき、従
来のように入力信号のサンプリング周波数と等しくかつ
位相を合わせたシステムクロックを用いて同期した映像
処理を行なわずに、非同期にかつプロセッサ処理の特徴
を生かした高速処理を行なうことが可能となる。また任
意のアドレスから、必要数の画素を入力側フレームメモ
リ2より取り出し映像処理することも可能となる。例え
ば1走査線の画素データの一部であるa5 〜a100 など
任意の部分を抜き出して処理することも可能となる。こ
れによりアスペクト変換あるいは画面拡大などの処理を
容易に実現できる。
【0027】図3は、入力側メモリコントローラ10の
概略動作をフローチャートの形式で表わしたものであ
る。入力側メモリコントローラ10は、ステップ401
で水平同期信号の検出を行なう。そして、検出結果を判
別する(ステップ402)。水平同期信号を検出すれ
ば、ステップ405で入力側フレームメモリ2への書き
込みアドレス14の下位アドレス10ビットを0にし、
かつ上位ビットをインクリメントする。またプロセッサ
3に1走査線格納終了を通知するために割り込みを発生
させる(ステップ406)。この割り込みは、プロセッ
サ3の処理が入力側フレームメモリ2への書き込み動作
よりも高速であり、入力済の画素を越えて処理すること
を防ぐため、1走査線格納終了をプロセッサ3に通知す
るものである。割り込み信号は、データ線20を介して
プロセッサ3に通知される。プロセッサ3は、割り込み
を受け付けてから1走査線分の910画素を処理した後
に待機状態に入る。水平同期信号を検出していない間
は、書き込みアドレス14の下位アドレスをインクリメ
ントしながら(ステップ403)、入力側フレームメモ
リ2に画素データを順に書き込んでいく(ステップ40
4)。出力側メモリコントローラ13によるフレームメ
モリ4の読み出し動作は、入力側メモリコントローラ1
0からのタイミング信号16に基づく点を除いて図3と
同様である。なお、割り込み(ステップ406)の代わ
りにフラグを設定してプロセッサ3に通知することも可
能である。
【0028】さて、プロセッサ3は、データ線20を介
して入力側メモリコントローラ10と出力側メモリコン
トローラ13の制御を行なう。入力側メモリコントロー
ラ10及び出力側メモリコントローラ13の同期信号を
検出した場合のアドレスの設定は、プロセッサ3によっ
て予め設定されたアドレス設定レジスタの内容を用いて
行なわれる。また、プロセッサ3は、入力側フレームメ
モリ2に格納された画素データを1走査線分入力し、各
放送方式に必要な処理を行なう。後に詳細に説明するよ
うに、プロセッサ3に内蔵された信号処理部には映像処
理に必要な水平フィルタ、垂直フィルタ、比較器などが
含まれており、これらのハードウェアの接続をバススイ
ッチによって切り換える構成となっている。これらのハ
ードウェアはROM11のプログラムによって動作する
制御部によって制御され、MUSE/NTSCの信号処
理をそれぞれ行なう。プロセッサ3が処理した結果は、
図2に示したものと同様のメモリマッピングで出力側フ
レームメモリ4に出力される。
【0029】出力側メモリコントローラ13は、入力側
メモリコントローラ10からのタイミング信号16を用
いて、出力側フレームメモリ4からの画素データの読み
出しアドレス15を出力する。つまり、出力側メモリコ
ントローラ13は、タイミング信号16を入力すると入
力側メモリコントローラ10と同様に読み出しの下位ア
ドレス10ビットを0にする。出力側フレームメモリ4
から読み出された画素データは、表示制御部24に出力
される。また出力側メモリコントローラ13は、表示制
御部24に対しCRT25における水平及び垂直同期の
ためのCRT同期信号18を出力する。これによってC
RT25に与えられる画素データとCRT同期信号18
との関係が正しく保たれる。
【0030】図4は、以上のTV受像機の動作を総括し
たタイミング図である。入力映像信号には同期信号が含
まれており、水平同期信号を検出して前記のように入力
側フレームメモリ2の書き込みアドレス14の下位アド
レスを0にする。このような動作により以降は1画素ご
とにアドレスをインクリメントして入力側フレームメモ
リ2に書き込んでいく。次の水平同期信号を入力した時
点で1走査線分の画素データが入力側フレームメモリ2
に格納されたので、プロセッサ3へ割り込みにより通知
する。プロセッサ3は割り込みによって処理を行なう。
図4に示す例では、プロセッサ3は、NTSCサンプリ
ング周波数14.3MHzの約4倍の周波数(60MH
z)のシステムクロックで動作している。処理結果は出
力側フレームメモリ4に書き込まれる。出力側フレーム
メモリ4からの読み出しは、入力側フレームメモリ2へ
の書き込みと同じ周波数である。抽出した同期信号によ
って下位アドレスを0にすること、及び表示制御部24
へCRT同期信号18を出力することにより、同期を維
持している。
【0031】以上のとおり、本実施例は、入力側メモリ
コントローラ10による入力側フレームメモリ2への書
き込みとプロセッサ3によるその読み出しとが非同期に
行なえ、また出力側フレームメモリ4へのプロセッサ3
からの書き込みと出力側メモリコントローラ13による
その読み出しとが非同期に行なえることを特徴としてい
る。なお、出力側メモリコントローラ13へのタイミン
グ信号16はCRT25への画素データの出力タイミン
グを発生させるためにのみ使用している。このタイミン
グ信号16は、CRT25の同期信号を内部で生成する
と、放送局との周波数のずれによる誤動作が発生するの
で補正用に用いている。ただし、内部で正確にCRT同
期信号18を発生できれば、タイミング信号16は生成
しなくてもよい。例えば、プロセッサ3に供給するシス
テムクロックの周波数を、MUSE信号受信時16.2
MHzとNTSC信号受信時14.3MHzで例えば正
確に各々3倍に設定すると、入力側メモリコントローラ
10から出力側メモリコントローラ13へのタイミング
信号16は不要となる。MUSE受信時は48.6MH
z、NTSC受信時は42.9MHzと切り換えてもよ
い。プロセッサ3が公倍数の周波数で映像信号処理を実
行する場合も同様である。
【0032】図5は、入力側フレームメモリ2のマッピ
ング変形例を示す図である。図2では、NTSC信号に
用いた場合サンプル数が1走査線で910しかないた
め、下位アドレス38d(16進数)以降のメモリは使
用されない。これに対して図5はメモリを効率的に用い
る方法であり、メモリ上に順に画素を格納する方法であ
る。ただし垂直同期信号を検出したときに下位アドレス
を0に初期化する。水平方向のサンプリング数が決まっ
ていれば、以降は読み出し時にアドレスを1走査線分の
サンプル数だけ加算していけば、それぞれの画素の位置
をアドレスによって認識できる。このような方法により
プロセッサ3は、アドレスのみによって1走査線分の画
素データを認識して処理ができ、映像処理をサンプリン
グと非同期にすることができる。なお、垂直同期信号に
よる下位アドレスの0設定は数フィールドに1回の割合
で行なってもよい。また、メモリ容量が1走査線のサン
プル数の整数倍となっていれば、水平同期信号のみでも
画素位置が決定できる。
【0033】なお、本実施例では同期信号を入力側メモ
リコントローラ10で検出したが、外部で同期信号を検
出してその結果を両メモリコントローラ10,13に入
力してもよい。MUSE同期回路1及びNTSC同期回
路6での同期信号の検出結果を両メモリコントローラ1
0,13で利用する構成も可能である。入力側メモリコ
ントローラ10あるいは出力側メモリコントローラ13
をプロセッサ3で制御する場合、両メモリコントローラ
10,13中の制御レジスタをプロセッサ3のメモリの
一部としてアクセスすることも可能である。また、同期
信号が入力されると下位アドレスを0としたが、他の値
に設定してもよい。下位アドレス10ビットを設定した
が、他のビット数でも可能である。例えばMUSE信号
にのみ対応させるのであれば、入力の1走査線のサンプ
ル数は480サンプルなので、9ビットでもよい。ま
た、1走査線の画素データをメモリ上の複数の部分に分
けて格納しても、各画素位置がアドレスによって認識で
きる方法であればよい。上位アドレスを設定し、下位ア
ドレスをインクリメントする方法でも実現可能である。
また、アドレスをデクリメントあるいは2以上離れたア
ドレスのインクリメント/デクリメントでも可能であ
る。また同様に垂直同期信号についても、垂直同期信号
が検出されると上位アドレスの下位ビットを0に設定す
ることにより、同様にフィールド位置を認識させること
が可能である。
【0034】また、本実施例ではプロセッサ3の処理を
1走査線ごととしたが数走査線あるいは数フィールド単
位で処理してもよい。前処理装置21,22及び後処理
装置23の機能はプロセッサ3で実現してもよい。スト
アード・プログラム方式のプロセッサ3による映像処理
を専用ハードウェアで実施しても、処理速度をサンプリ
ング周波数よりも上げることが可能である。また、本実
施例ではMUSE、NTSCで入力側フレームメモリ2
へ格納するアドレスを別の領域にして入力側フレームメ
モリ2からの読み出しアドレスで切り替える構成とした
が、前処理装置21,22と入力側フレームメモリ2と
の間にセレクタを置き、MUSE/NTSC画素を選択
して入力側フレームメモリ2に入力する構成でもよい。
また、出力はCRT表示としたが、他の映像処理装置、
メディアなどへの接続・格納も可能である。
【0035】前記のとおり、1つの水平フィルタ部の出
力を1つの垂直フィルタ部へ供給する基本構成を備えた
TV受像機のためのデジタルフィルタの技術は、良く知
られている。水平フィルタ部と垂直フィルタ部との間に
3走査線分のラインメモリを介在させ、水平フィルタ部
から3ラインの画素データが出力され、該画素データが
ラインメモリを満たした時点で垂直フィルタ部を起動す
ることも可能である。これに対して、フレームメモリか
ら同時に読み出した3ラインの画素データを3つの水平
フィルタ部に振り分け、該3つの水平フィルタ部の出力
を1つの垂直フィルタ部へ供給する構成を採用すれば、
ラインメモリを削減できる。後者の構成に好適なフレキ
シビリティを持ったプロセッサの構成を図8に示す。
【0036】図8は、図1中のプロセッサ3の内部構成
例とその外部接続の概略とを表わしている。ただし、図
1中の後処理装置23は図8では図示が省略されてい
る。
【0037】図8において、31は入力メモリ部(フレ
ームメモリ)2からデータを入力するための3入力を持
つ入力ポート、32は垂直フィルタ部、33は水平フィ
ルタ部、51,52は垂直フィルタ部32及び水平フィ
ルタ部33の接続を切り替えるためのバススイッチ、5
3は出力部である。プロセッサ3の信号処理部42は、
垂直フィルタ部32、水平フィルタ部33、バススイッ
チ51,52及び出力部53によって構成される。54
は入力側の処理用メモリコントローラ、55は中央演算
処理装置(CPU)、56は出力側の処理用メモリコン
トローラである。プロセッサ3の制御部43は、CPU
55及び処理用メモリコントローラ54,56によって
構成される。
【0038】プロセッサ3の入力ポート31は、入力メ
モリ部2に接続されている。入力側のバススイッチ51
は、入力ポート31及び出力側のバススイッチ52から
それぞれデータの供給を受けられるようになっている。
垂直フィルタ部32及び水平フィルタ部33は、各々入
力側のバススイッチ51から供給されたデータに処理を
施し、その処理結果を出力側のバススイッチ52に与え
るものである。出力側バススイッチ52は、入力側バス
スイッチ51にデータをフィードバックするだけでな
く、最終処理結果を出力部53へ供給する。出力部53
の出力は、出力メモリ部(フレームメモリ)4に書き込
まれる。
【0039】入力メモリ部2への読み出しアドレス17
の供給は入力側の処理用メモリコントローラ54が、出
力メモリ部4への書き込みアドレス12の供給は出力側
の処理用メモリコントローラ56が各々司る。読み出し
アドレス17は、入力メモリ部2から3走査線分の画素
データを同時に読み出せるように、3つのアドレス4
4,45,46を含んでいる。CPU55は、プロセッ
サ外部のROM(図1中の11)に接続されるだけでな
く、垂直フィルタ部32、水平フィルタ部33、バスス
イッチ51,52及び処理用メモリコントローラ54,
56にも接続され、各ブロックを制御している。
【0040】垂直フィルタ部32は、図9に示すよう
に、係数レジスタ301、乗算器302及び加算器30
3から構成される。水平フィルタ部33は、図10にそ
の3分の1を示すように、係数レジスタ301、乗算器
302、加算器303及びラッチ304から構成されて
いる。つまり、いずれのフィルタ部32,33も係数レ
ジスタ301を設定することによりフィルタ特性の変更
が可能となっている。特に垂直フィルタ部32は図9に
示すように係数レジスタ301を2セット備えており、
係数切り替えの高速化が図られている。複数ラインの画
素データを垂直フィルタ部32に入力すればライン間処
理が達成され、複数フィールドの画素データを同垂直フ
ィルタ部32に入力すればフィールド間処理すなわち時
間フィルタ処理が達成される。垂直フィルタ部32によ
る任意の画素データ間の演算も可能である。水平フィル
タ部33にも複数セットの係数レジスタを設けてもよ
い。
【0041】図8のプロセッサ3によれば、入力メモリ
部2から入力ポート31を通じて取り込まれた3ライン
の画素データが水平フィルタ部33に供給され、水平フ
ィルタ部33の出力が垂直フィルタ部32に入力され、
かつ垂直フィルタ部32の出力が出力部53に入力され
るように、入力側及び出力側のバススイッチ51,52
を設定すれば、上記ラインメモリを削減した小さいハー
ドウェア量のデジタルフィルタの構成を実現できる。
【0042】次に、図11に示すフローチャートを参照
しながら、プロセッサ3の他の動作を説明する。なお、
図9及び図10に示す垂直フィルタ部32及び水平フィ
ルタ部33中の係数レジスタ301の設定は、図11の
プログラム実行前にCPU55が他のプログラムを実行
することにより行なわれているものとする。また、入力
ポート31を通じて取り込まれたデータが垂直フィルタ
部32に供給され、垂直フィルタ部32の出力が水平フ
ィルタ部33に入力され、かつ水平フィルタ部33の出
力が出力部53に入力されるように、入力側及び出力側
のバススイッチ51,52がプログラム制御により予め
設定されているものとする。
【0043】まずステップ501では、CPU55は、
複数フィールドあるいは複数ラインのデータを入力する
ように入力側の処理用メモリコントローラ54を設定
し、入力メモリ部2から読み出しアドレス44,45,
46によって指定されるデータを入力ポート31に取り
込む。取り込まれたデータは、入力側バススイッチ51
を通じて垂直フィルタ部32に供給される。ステップ5
02では、垂直フィルタ部32がフィールド間又はライ
ン間処理を行なう。ステップ503では、垂直フィルタ
部32の出力を受けた水平フィルタ部33が更に信号処
理を行なう。ステップ504では、水平フィルタ部33
の出力が出力部53を介して出力メモリ部4に書き込ま
れる。このように、図8のプロセッサ3によれば、垂直
フィルタ処理によって3ラインの画素データを1ライン
化した後に水平フィルタ処理を行なうデジタルフィルタ
の構成をも実現できる。
【0044】図12は係数切替えステップ510を付加
したアルゴリズムを示しており、係数設定を変更して同
一のハードウェアを繰り返し用いる例である。例えば水
平フィルタ部33を4MHzローパスフィルタに用い、
次に係数を切り替えて同じ水平フィルタ部33を8MH
zローパスフィルタとして用いるなどの複数の異なる処
理を行なうことが可能となる。係数切替えのタイミング
は任意であって、ライン単位など複数の処理の後に係数
を切り替えてもよい。
【0045】なお、水平フィルタ部33に代えて入力デ
ータの比較処理のためのブロックを採用してもよい。ま
た、垂直フィルタ処理と水平フィルタ処理とがいずれも
積和演算によって実現できることから、垂直フィルタ部
32と水平フィルタ部33とを同じハードウェア構成の
積和演算手段とすることも可能である。1つの積和演算
手段の出力を該積和演算手段自身にフィードバックさせ
て積和演算を繰り返し実行させる構成を採用すれば、垂
直フィルタ部32と水平フィルタ部33とを1つの積和
演算手段に統合することができ、ハードウェア量が更に
削減される。もちろん、入力メモリ部2を複数のプロセ
ッサで共用することも可能である。
【0046】(実施例2)図6は、本発明の第2の実施
例に係るMUSE/NTSC対応のTV受像機の構成図
である。図6は、図1と比較して入力側メモリコントロ
ーラ10と出力側メモリコントローラ13との間でタイ
ミング信号16を伝送するための制御線がなく、クロッ
ク生成回路27が加わっていることが異なっている。
【0047】クロック生成回路27は、MUSE/NT
SC信号を入力し、同期信号を検出して同期信号に位相
の合ったクロックを生成し、これをMUSE同期回路1
とNTSC同期回路6とにサンプリングクロックとして
出力する。クロック生成回路27は、更にプロセッサ3
を動作させるためのシステムクロックを生成する。この
システムクロックは、同期信号に位相が合い、しかもそ
の周波数はMUSE同期回路1あるいはNTSC同期回
路6へのクロック周波数の整数倍に設定される。これに
よりプロセッサ3の処理をサンプリング周波数よりも高
速に行ない、更に同期をとらずに処理することが可能と
なる。初めに画像データの入力タイミングを設定すれ
ば、あとはプロセッサ3はアドレスカウンタによって画
素の入力状況を認識できるので、割り込みによる1走査
線入力の通知を省略することが可能となる。
【0048】なお、システムクロックの周波数は、MU
SE信号受信時16.2MHzとNTSC信号受信時1
4.3MHzで例えば3倍にすると、MUSE受信時は
48.6MHz、NTSC受信時は42.9MHzと切
り換えてもよいし、公倍数となる1つの周波数で処理し
てもよい。
【0049】(実施例3)図7は、本発明の第3の実施
例に係るMUSE/NTSC対応のTV受像機の構成図
である。図7は、図1と比較してプロセッサ3を2つ
(3a,3b)使用し、出力メモリ部5を3つのライン
メモリ5a,5b,5cで構成したことが異なってい
る。
【0050】CRT25への画像表示時には色信号と輝
度信号が同時に必要である。ところが、図1の構成では
色信号と輝度信号を時分割処理しているので、一方の信
号を保持しておき、表示制御部24への画素データの出
力時に色信号と輝度信号とを同時に出力することが必要
となる。このためフィールドメモリあるいはフレームメ
モリが必要となる。これに対して本実施例のように2つ
のプロセッサ3a,3bを用いれば、少なくとも色信号
と輝度信号とを同時に処理できるため、信号を保持する
必要がなくなり、ラインメモリ5a,5b,5c程度の
小容量の記憶装置で済ますことができ、図1の出力側に
設けられた高価なフレームメモリ4を削減できるという
効果がある。なお、本実施例ではプロセッサを2つとし
たが、3つ以上でもよい。
【0051】なお、上記第1〜第3の各実施例におい
て、入力側メモリコントローラ10と出力側メモリコン
トローラ13とを1つのメモリコントローラブロックで
構成してもよい。また、上記第2及び第3の実施例にお
いて、図8の内部構成を持ったプロセッサを採用するこ
とも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明の映像信号処理装
置によれば、映像信号の入力部と出力部に各々記憶手段
を置き、同期信号によってアドレスの割当を行なうこと
により、入出力間の同期を維持しながら映像信号のサン
プリング周波数より高い周波数で映像信号処理を行なう
ことが可能となり、その効果は絶大なるものがある。
【0053】また、本発明の信号処理装置によれば、保
持手段に保持されたデータの柔軟なアクセスと、係数レ
ジスタを備えた積和演算手段による柔軟な信号処理とを
達成できる結果、信号処理装置のハードウェア量を削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るMUSE/NTS
C対応のTV受像機の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の入力側フレームメモリのアドレスマッ
ピング図である。
【図3】図1中の入力側メモリコントローラの概略動作
を表わしたフローチャート図である。
【図4】図1のTV受像機の動作を示すタイミング図で
ある。
【図5】図1中の入力側フレームメモリのマッピング変
形例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係るMUSE/NTS
C対応のTV受像機の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係るMUSE/NTS
C対応のTV受像機の構成を示すブロック図である。
【図8】図1中のプロセッサの内部構成を示すブロック
図である。
【図9】図8中の垂直フィルタ部の回路図である。
【図10】図8中の水平フィルタ部の一部の回路図であ
る。
【図11】図8中のプロセッサの処理内容を示すフロー
チャート図である。
【図12】図8中のプロセッサの処理内容の変形例を示
すフローチャート図である。
【図13】従来のMUSE/NTSC対応のTV受像機
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 MUSE同期回路 2 入力側フレームメモリ(入力メモリ部,第1の記
憶手段,保持手段) 3 プロセッサ(処理手段) 3a,3b プロセッサ(複数の信号処理部) 4 出力側フレームメモリ(第2の記憶手段) 5 出力メモリ部(第2の記憶手段) 5a〜5c ラインメモリ 6 NTSC同期回路 10 入力側メモリコントローラ(第1のアドレス生成
回路) 11 ROM 12 書き込みアドレス 13 出力側メモリコントローラ(第2のアドレス生成
回路) 14 書き込みアドレス 15 読み出しアドレス 16 タイミング信号 17 読み出しアドレス 18 CRT同期信号 19 読み出しアドレス 20 データ線 24 表示制御部 25 CRT 26 メモリコントローラ(アドレス生成手段) 27 クロック生成回路(クロック生成手段) 32 垂直フィルタ部(積和演算手段) 33 水平フィルタ部(信号処理手段) 51,52 バススイッチ(切替え手段) 53 出力部(出力手段) 54 メモリコントローラ(アクセス手段) 55 CPU(制御手段) 301 係数レジスタ 302 乗算器 303 加算器 304 ラッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/907 B 7734−5C 7/015 (72)発明者 長谷川 克也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々複数の画素データを格納するための
    第1及び第2の記憶手段と、 映像信号をサンプリングして得られた画素データが同期
    信号に同期して前記第1の記憶手段に順次書き込まれる
    ように該第1の記憶手段の書き込みアドレスを生成し、
    かつ前記同期信号に同期して前記第2の記憶手段から画
    素データが順次読み出されるように該第2の記憶手段の
    読み出しアドレスを生成するためのアドレス生成手段
    と、 前記第1の記憶手段からの画素データの読み出しと、該
    読み出した画素データの処理と、処理済の画素データの
    前記第2の記憶手段への書き込みとをそれぞれ前記映像
    信号のサンプリング周波数より高い動作周波数で実行す
    るための処理手段とを備えたことを特徴とする映像信号
    処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の映像信号処理装置におい
    て、 前記アドレス生成手段は、前記第1の記憶手段の書き込
    みアドレスを生成するための第1のアドレス生成回路
    と、前記第2の記憶手段の読み出しアドレスを生成する
    ための第2のアドレス生成回路とを備え、 前記第1のアドレス生成回路は、前記映像信号の中から
    同期信号を検出し、かつ該同期信号の検出毎に前記第2
    のアドレス生成回路へ読み出しアドレスの設定のための
    タイミング信号を供給する機能を更に備えたことを特徴
    とする映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の映像信号処理装置におい
    て、 前記処理手段が前記映像信号のサンプリング周波数の整
    数倍の動作周波数で前記同期信号に同期して画素データ
    の読み出し、処理及び書き込みをそれぞれ実行できるよ
    うに、該処理手段の動作クロックを前記同期信号から生
    成するためのクロック生成手段を更に備えたことを特徴
    とする映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の映像信号処理装置におい
    て、 前記処理手段は、各々異なる処理を実行するための複数
    の信号処理部を備え、 前記第2の記憶手段は、前記複数の信号処理部の各々に
    対応したラインメモリを備えたことを特徴とする映像信
    号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の映像信号処理装置におい
    て、 前記第1の記憶手段は、複数の放送方式の各々の画素デ
    ータを方式毎に分離格納するための複数の領域を備えた
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の映像信号処理装置におい
    て、 前記アドレス生成手段は、 前記映像信号の中から同期信号を検出する機能と、 前記同期信号を検出しない間は少なくとも1走査線分の
    画素データが前記第1の記憶手段に順次書き込まれるよ
    うに該第1の記憶手段の書き込みアドレスを0以外の整
    数n1 ずつ更新し、前記同期信号を検出したときには前
    記第1の記憶手段の書き込みアドレスを0以外の整数m
    1 (m1 ≧n1 )だけ更新するとともに前記処理手段の
    動作を起動する機能と、 前記同期信号を検出しない間は少なくとも1走査線分の
    画素データが前記第2の記憶手段から順次読み出される
    ように該第2の記憶手段の読み出しアドレスを0以外の
    整数n2 ずつ更新し、前記同期信号を検出したときには
    前記第2の記憶手段の読み出しアドレスを0以外の整数
    m2 (m2 ≧n2 )だけ更新する機能とを備えたことを
    特徴とする映像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 複数の画素データを格納するための記憶
    手段と、 映像信号をサンプリングして得られた画素データが同期
    信号に同期して前記記憶手段に順次書き込まれるように
    該記憶手段の書き込みアドレスを生成するためのアドレ
    ス生成手段と、 前記記憶手段からの画素データの読み出しと、該読み出
    した画素データの処理とをそれぞれ前記映像信号のサン
    プリング周波数より高い動作周波数で実行するための処
    理手段とを備えたことを特徴とする映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の映像信号処理装置におい
    て、 前記アドレス生成手段は、 前記映像信号の中から同期信号を検出する機能と、 前記同期信号を検出しない間は少なくとも1走査線分の
    画素データが前記記憶手段に順次書き込まれるように該
    記憶手段の書き込みアドレスを0以外の整数nずつ更新
    し、前記同期信号を検出したときには前記記憶手段の書
    き込みアドレスを0以外の整数m(m≧n)だけ更新す
    るとともに前記処理手段の動作を起動する機能とを更に
    備えたことを特徴とする映像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の映像信号処理装置におい
    て、 前記処理手段は、 前記記憶手段からデータを読み出すためのアクセス手段
    と、 係数レジスタを有し、該係数レジスタに設定された係数
    と前記アクセス手段が読み出したデータとの積和演算を
    行ない、該積和演算の結果を出力するための積和演算手
    段と、 前記積和演算手段の出力を入力して信号処理を行ない、
    該信号処理の結果を出力するための信号処理手段と、 前記アクセス手段を制御し、かつ前記積和演算手段中の
    係数レジスタに係数を設定するための制御手段とを備え
    たことを特徴とする映像信号処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の映像信号処理装置にお
    いて、 前記積和演算手段は、複数セットの係数レジスタを有す
    ることを特徴とする映像信号処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の映像信号処理装置にお
    いて、 前記信号処理手段は、係数レジスタを有し、該係数レジ
    スタに設定された係数を用いて積和演算を実行すること
    により前記信号処理を行なうことを特徴とする映像信号
    処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の映像信号処理装置に
    おいて、 前記信号処理手段は、複数セットの係数レジスタを有す
    ることを特徴とする映像信号処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の映像信号処理装置にお
    いて、 前記積和演算手段と信号処理手段とが同一ハードウェア
    であることを特徴とする映像信号処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項9記載の映像信号処理装置にお
    いて、 前記信号処理手段は、入力データの比較処理を行なうこ
    とを特徴とする映像信号処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項7記載の映像信号処理装置にお
    いて、 前記処理手段は、 前記記憶手段からデータを読み出すためのアクセス手段
    と、 係数レジスタを有し、該係数レジスタに設定された係数
    を用いた積和演算を行ない、該積和演算の結果を出力す
    るための積和演算手段と、 前記積和演算手段の出力を外部へ出力するための出力手
    段と、 前記係数レジスタに設定された第1の係数と前記アクセ
    ス手段が読み出したデータとの積和演算を前記積和演算
    手段に実行させ、該積和演算手段の出力と前記係数レジ
    スタに設定された第2の係数との積和演算を該積和演算
    手段に少なくとも1回実行させた後、該積和演算手段の
    出力を前記出力手段に与えるように、前記積和演算手段
    と前記記憶手段及び出力手段との間の接続を切り替える
    ための切替え手段と、 前記アクセス手段及び切替え手段を制御し、かつ前記積
    和演算手段中の係数レジスタに係数を設定するための制
    御手段とを備えたことを特徴とする映像信号処理装置。
  16. 【請求項16】 複数の画素データを格納するための記
    憶手段と、 映像信号をサンプリングして得られた画素データの処理
    と、処理済の画素データの前記記憶手段への書き込みと
    をそれぞれ前記映像信号のサンプリング周波数より高い
    動作周波数で実行するための処理手段と、 同期信号に同期して前記記憶手段から画素データが順次
    読み出されるように該記憶手段の読み出しアドレスを生
    成するためのアドレス生成手段とを備えたことを特徴と
    する映像信号処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の映像信号処理装置に
    おいて、 前記アドレス生成手段は、 前記映像信号の中から同期信号を検出する機能と、 前記同期信号を検出しない間は少なくとも1走査線分の
    画素データが前記記憶手段から順次読み出されるように
    該記憶手段の読み出しアドレスを0以外の整数nずつ更
    新し、前記同期信号を検出したときには前記記憶手段の
    読み出しアドレスを0以外の整数m(m≧n)だけ更新
    する機能とを更に備えたことを特徴とする映像信号処理
    装置。
  18. 【請求項18】 映像信号の中から同期信号を検出する
    ステップと、 前記映像信号の中から画素データを得るように該映像信
    号のサンプリングを実行するステップと、 前記同期信号を検出しない間は書き込みアドレスを0以
    外の整数nずつ更新して前記サンプリングにより得られ
    た少なくとも1走査線分の画素データを順次格納するス
    テップと、 前記同期信号を検出したときには前記書き込みアドレス
    を0以外の整数m(m≧n)だけ更新し、かつ前記格納
    された少なくとも1走査線分の画素データの処理を開始
    するステップとを備えたことを特徴とする映像信号処理
    方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の映像信号処理方法に
    おいて、 前記同期信号を検出したときには前記画素データの処理
    を開始させるように割り込み信号又はフラグを生成する
    ステップを更に備えたことを特徴とする映像信号処理方
    法。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の映像信号処理方法に
    おいて、 複数フィールドのデータ又は複数ラインのデータを入力
    するステップと、 前記入力したデータの演算によって、フィールド間又は
    ライン間処理を行なうステップと、 前記演算の結果に更に信号処理を施すステップと、 前記信号処理の結果を外部へ出力するステップとを更に
    備えたことを特徴とする映像信号処理方法。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の映像信号処理方法に
    おいて、 前記演算又は信号処理の係数切り替えを行なうステップ
    を更に備えたことを特徴とする映像信号処理方法。
  22. 【請求項22】 データを入力し、保持するための保持
    手段と、 前記保持手段からデータを読み出すためのアクセス手段
    と、 係数レジスタを有し、該係数レジスタに設定された係数
    と前記アクセス手段が読み出したデータとの積和演算を
    行ない、該積和演算の結果を出力するための積和演算手
    段と、 前記積和演算手段の出力を入力して信号処理を行ない、
    該信号処理の結果を出力するための信号処理手段と、 前記アクセス手段を制御し、かつ前記積和演算手段中の
    係数レジスタに係数を設定するための制御手段とを備え
    たことを特徴とする信号処理装置。
  23. 【請求項23】 データを入力し、保持するための保持
    手段と、 前記保持手段からデータを読み出すためのアクセス手段
    と、 係数レジスタを有し、該係数レジスタに設定された係数
    を用いた積和演算を行ない、該積和演算の結果を出力す
    るための積和演算手段と、 前記積和演算手段の出力を外部へ出力するための出力手
    段と、 前記係数レジスタに設定された第1の係数と前記アクセ
    ス手段が読み出したデータとの積和演算を前記積和演算
    手段に実行させ、該積和演算手段の出力と前記係数レジ
    スタに設定された第2の係数との積和演算を該積和演算
    手段に少なくとも1回実行させた後、該積和演算手段の
    出力を前記出力手段に与えるように、前記積和演算手段
    と前記保持手段及び出力手段との間の接続を切り替える
    ための切替え手段と、 前記アクセス手段及び切替え手段を制御し、かつ前記積
    和演算手段中の係数レジスタに係数を設定するための制
    御手段とを備えたことを特徴とする信号処理装置。
  24. 【請求項24】 複数フィールドのデータ又は複数ライ
    ンのデータを入力するステップと、 前記入力したデータの演算によって、フィールド間又は
    ライン間処理を行なうステップと、 前記演算の結果に更に信号処理を施すステップと、 前記信号処理の結果を外部へ出力するステップとを備え
    たことを特徴とする信号処理方法。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の信号処理方法におい
    て、 前記演算又は信号処理の係数切り替えを行なうステップ
    を更に備えたことを特徴とする信号処理方法。
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JP (1) JPH0799592A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009159360A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Seiko Epson Corp プログラム、画像処理システム、表示装置および周波数決定方法
JP2013084238A (ja) * 2011-09-27 2013-05-09 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、画像処理装置の制御方法

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