JP3719676B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、TV受像機などの映像信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビ映像の高画質化の要求からEDTV(Extended Definiton TV 、いわゆるクリアビジョン)と呼ばれる放送方式が実用化されている。また、HDTV(High Definition TV、いわゆるハイビジョン)方式の一種であるMUSE(Multiple Sub-nyquist Sampling Encoding)方式などの新たな高画質放送が提案され、一部実用化されている。今後、EDTV II (第2世代EDTV)、デジタル放送などが実施される予定である。これに伴い、テレビジョン受像機(以下、TV受像機という。)やビデオテープレコーダ(以下、VTRという。)などの映像信号処理装置では、現行のNTSC(National Television System Committee)方式を含む複数の放送方式に対応する必要が生じている。例えば従来のTV受像機では、佐藤寿親ほか「走査線変換用LSIの開発」テレビジョン学会技術報告 vol.16,No.71,pp.19-24,BCS'92-41(1992) に背景技術として示されるように、各々1放送方式に対応した複数のボードを内蔵し、受信すべき信号に応じて使用ボードを切り替えるようにしていた。
【0003】
図13に従来のTV受像機のハードウェア構成を示す。この受像機は、MUSE信号を処理するためのMUSE処理ボード1100と、NTSC信号を処理するためのNTSC処理ボード1101とを備えている。なお、MUSE方式の標準仕様ではサンプリング周波数16.2MHz、1走査線の画素数480、走査線数1125であり、NTSC方式の標準仕様ではサンプリング周波数14.3MHz、1走査線の画素数910、走査線数525である。
【0004】
MUSE処理ボード1100は、同期回路1104、MUSE信号処理部1105、メモリ1106及び出力回路1107を備えている。同期回路1104は、受信MUSE信号の同調と、16.2MHzの同期クロックの生成とを司るものである。MUSE信号処理部1105は、帯域圧縮された画素データの復元処理などのMUSE信号に固有の処理を行なう。メモリ1106は、フィールド間処理などに必要なものである。MUSE放送は画面のアスペクト比が16:9であり、現行NTSC受像機の4:3と異なる。そこで、出力回路1107ではアスペクト変換などを行なう。
【0005】
NTSC処理ボード1101は、同期回路1108、NTSC信号処理部1109、メモリ1110及び出力回路1111を備えている。同期回路1108は、受信NTSC信号の同調と、14.3MHzの同期クロックの生成とを司るものである。NTSC信号処理部1109は、Y/C分離処理などのNTSC信号の復調に必要な処理を行なう。メモリ1110は、フィールド間処理などに必要なものである。出力回路1111は、出力映像の倍速変換などを司る。
【0006】
1103は、MUSE処理ボード1100の出力とNTSC処理ボード1102の出力とのいずれかを選択するための出力選択部である。1112は、MUSE処理ボード1100の16.2MHzレート出力とNTSC処理ボード1101の14.3MHzレート出力とを調整してCRT1131に画像を映し出すためのCRT表示制御部である。1113は音声制御部、1132はスピーカである。1102は、選択されたチャネル番号などを示す外部からの制御信号と各同期回路1104,1108からの放送方式認識信号とに基づいて出力選択部1103や音声制御部1113を切り替えるための制御信号入力部である。
【0007】
さて、CRT1131へ出画する際に水平及び垂直同期信号が必要である。そこで、従来は図13に示すように、MUSE方式では16.2MHz、NTSC方式では14.3MHzのクロックでシステム全体を動作させていた。
【0008】
上記MUSE信号処理部1105の一部やNTSC信号処理部1109の一部を構成するハードウェアとしてデジタルフィルタを挙げることができる。合志清一ほか「MUSE方式の色差信号処理に関する検討」テレビジョン学会技術報告 vol.16,No.32,pp.13-18,ICS'92-40(1992)には、1つの水平フィルタ部の出力を1つの垂直フィルタ部へ供給する基本構成を備えたTV受像機のためのデジタルフィルタの技術が示されている。水平フィルタ部と垂直フィルタ部との間に3走査線分のラインメモリを介在させることもあった。前段の水平フィルタ部から3ラインの画素データが出力され、該画素データがラインメモリを満たした時点で後段の垂直フィルタ部を起動するのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のTV受像機では、CRTへ出画する際の水平及び垂直同期を実現するために、MUSE方式では16.2MHz、NTSC方式では14.3MHzという具合に、入力映像信号の違いに応じた異なる周波数のシステムクロックでTV受像機全体を動作させる必要があった。また、高速映像処理を実現しようとしても、位相を合わせるためサンプリングクロックによって処理していることが障害となり、システムクロックの周波数(すなわち処理周波数)を上げることができなかった。システムクロックの周波数を上げずに処理を高速化する方法として並列処理が考えられるが、ハードウェア量が増大するという問題があった。
【0010】
また、上記従来のデジタルフィルタは、水平フィルタ部の出力を垂直フィルタ部に供給する構成であったため、複数ラインの画素データを保持するためのラインメモリを必要としていた。したがって、デジタルフィルタのハードウェアが大きくなるという問題点を有していた。
【0011】
本発明の目的は、入出力間の同期を維持しながら映像信号のサンプリング周波数より高い周波数での映像信号の処理を可能にすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の映像信号処理装置は、画素データを格納するための記憶手段と、映像信号をサンプリングして得られた画素データが水平同期信号に同期して前記記憶手段に順次書き込まれるように前記記憶手段の書き込みアドレスを生成するための書き込みアドレス生成手段と、前記記憶手段からの画素データの読み出しと、前記読み出した画素データの処理とをそれぞれ前記映像信号のサンプリング周波数より高い動作周波数で実行するための処理手段とを備え、前記書き込みアドレス生成手段は、前記 映像信号の中から水平同期信号を検出したときに、前記処理手段に対して、1走査線分の画素データが前記記憶手段に格納されたことを通知するための割り込み信号を出力する機能と、前記水平同期信号を検出しない間は少なくとも1走査線分の画素データが前記記憶手段に順次書き込まれるように前記記憶手段の書き込みアドレスのうち所定の下位ビット側のデータを0以外の整数nずつ増加した値に更新し、前記水平同期信号を検出したときには前記更新された所定の下位ビット側のデータを0にするとともに、書き込みアドレスのうち前記更新された所定の下位ビット側のデータを除く上位ビット側のデータを0以外の整数m(m≧n)だけ増加した値に更新する機能とを備えたものである。
【0013】
また、本発明の第2の映像信号処理装置は、画素データを格納するための記憶手段と、映像信号をサンプリングして得られた画素データが前記記憶手段に順次書き込まれるように前記記憶手段の書き込みアドレスを生成する書き込みアドレス生成手段と、前記記憶手段からの画素データの読み出しを行う読み出しアドレス生成手段と、前記読み出した画素データの処理を前記映像信号のサンプリング周波数より高い動作周波数で実行するための処理手段とを備え、前記書き込みアドレス生成手段は、垂直同期信号を検出しない間は画素データが前記記憶手段に順次書き込まれるように前記記憶手段の書き込みアドレスのうち所定の下位ビット側のデータを0以外の整数nずつ増加した値に更新し、前記垂直同期信号を検出したときには前記更新された所定の下位ビット側のデータを0にするとともに、書き込みアドレスのうち前記更新された所定の下位ビット側のデータを除く上位ビット側のデータを0以外の整数mだけ増加した値に更新する機能と、前記映像信号の中から水平同期信号を検出したときに、前記処理手段に対して、1走査線分の画素データが前記記憶手段に格納されたことを通知するための割り込み信号を出力する機能とを備え、前記読み出しアドレス生成手段は、走査線番号iの1走査線分の画素データの先頭データを読み出すとき、前記所定の下位ビット側のデータが0であるアドレスに前記映像信号の1走査線分のサンプル数をi本分だけ加算した読み出しアドレスを生成することとしたものである。
【0014】
【作用】
上記本発明の第1及び第2の映像信号処理装置によれば、例えばメモリ中の1走査線の先頭画素データをアドレスによって認識することができ、同期信号に関わりなく画素位置の同期を取りながら処理を行なうことが可能となる。したがって、入力映像信号のサンプリング周波数より高い動作周波数で処理を行なえる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例に係るTV受像機について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例に係るMUSE/NTSC対応のTV受像機の構成図である。ここで、NTSC信号は、EDTV、EDTV II などのY/C分離が必要な信号を包含している。図1において、1はMUSE同期回路、2は3ポートを有する入力側のフレームメモリ、3はストアード・プログラム方式のプロセッサ、4は2ポートを有する出力側のフレームメモリ、6はNTSC同期回路、10は入力側のメモリコントローラ、11はプロセッサ3のプログラムを格納するためのROM、12はプロセッサ3から出力側フレームメモリ4へ供給される書き込みアドレス、13は出力側のメモリコントローラ、14はメモリコントローラ10から入力側フレームメモリ2へ供給される書き込みアドレス、15はメモリコントローラ13から出力側フレームメモリ4へ供給される読み出しアドレス、16は入力側メモリコントローラ10から出力側メモリコントローラ13へ供給されるタイミング信号、17はプロセッサ3から入力側フレームメモリ2へ供給される読み出しアドレス、18は出力側メモリコントローラ13から出力されるCRT同期信号、19はプロセッサ3からROM11へ供給される読み出しアドレス、20はデータ線、21はNTSC前処理装置、22はMUSE前処理装置、23は後処理装置、24はCRT同期信号18を受け取る表示制御部、25はCRTである。
【0017】
外部からの入力信号(MUSE信号及びNTSC信号)には各々同期信号と映像信号が含まれる。同期信号には水平同期信号と垂直同期信号があり、水平同期信号は1走査線ごとに、垂直同期信号は1フィールドごとに挿入されている。TV受像機では入力した放送信号をチューナによって同調をとり、選択したチャネルの信号を取り出す必要があるが、本実施例ではMUSE同期回路1とNTSC同期回路6で行なっている。チャネルの指定は外部からの制御信号によって行なう。
【0018】
MUSE信号は、入力側メモリコントローラ10及びMUSE同期回路1に入力される。NTSC信号は、入力側メモリコントローラ10及びNTSC同期回路6に入力される。MUSE同期回路1の出力はMUSE前処理装置22を介して入力側フレームメモリ2に接続され、NTSC同期回路6の出力はNTSC前処理装置21を介して入力側フレームメモリ2に接続される。MUSE前処理装置22は波形等化回路あるいはディエンファシスフィルタ、NTSC前処理装置21はゴーストキャンセラであり、これらは画質改善を行なうために使われている。入力側フレームメモリ2は、プロセッサ3と更に接続される。このプロセッサ3にはデータ線20を介してROM11、入力側メモリコントローラ10及び出力側メモリコントローラ13が接続される。プロセッサ3の出力は、垂直フィルタなどの後処理装置23を介して出力側フレームメモリ4に接続される。出力側フレームメモリ4の出力は、CRT25に接続された表示制御部24に与えられる。
【0019】
外部から入力されたMUSE信号はMUSE同期回路1によって16.2MHzでサンプリングされ、前処理装置22を介して入力側フレームメモリ2に格納される。また、外部から入力されたNTSC信号はNTSC同期回路6によって14.3MHzでサンプリングされ、前処理装置21を介して入力側フレームメモリ2に格納される。このとき、各信号の画素データは入力側フレームメモリ2の異なる領域に書き込まれ、読み出し時にアドレスによってMUSE画素又はNTSC画素が選択される。
【0020】
MUSE信号及びNTSC信号は各々入力側メモリコントローラ10にも入力され、該メモリコントローラ10は同期信号の検出を行なう。入力側メモリコントローラ10は水平同期信号を検出すると、入力側フレームメモリ2の書き込みアドレス14を設定する。この処理について図2を用いて説明する。
【0021】
図2は、入力側フレームメモリ2のアドレスマッピングの一例を示したものである。a0からa3ffは1走査線分の画素格納領域を示す。0〜3ffは16進数であり、10ビットで表せる範囲である。この例では、水平同期信号が入力すると入力側フレームメモリ2の書き込みアドレス14の下位10ビットを0に設定し、かつその上位ビットをインクリメントする処理を行なう。
【0022】
例えばNTSC信号の場合には、水平サンプリング数は14.3MHzのサンプリング周波数では910サンプルとなる。これは16進数で表せば0〜38dとなる。よって、上位及び下位アドレスを0に設定した後、1画素ずつアドレスをインクリメントしながら書き込めば、1走査線分の910個の画素データがa0〜a38dに格納される。次に水平同期信号が入力されると書き込みアドレスの下位10ビットは0とされ、また上位ビットはインクリメントされる。その結果次の走査線はb0〜b38dに格納される。このような処理を続ければ、メモリアドレスの下位10ビットで1走査線中の画素位置を示し、上位ビットで走査線番号を示す状態で画素が格納される。
【0023】
このような状態で画素データが入力側フレームメモリ2に書き込まれていれば、プロセッサ3は入力映像信号内の同期信号を入力しなくても、読み出しアドレス17の下位10ビットが0のアドレスが1走査線分の画素データの先頭データであることが認識でき、従来のように入力信号のサンプリング周波数と等しくかつ位相を合わせたシステムクロックを用いて同期した映像処理を行なわずに、非同期にかつプロセッサ処理の特徴を生かした高速処理を行なうことが可能となる。また任意のアドレスから、必要数の画素を入力側フレームメモリ2より取り出し映像処理することも可能となる。例えば1走査線の画素データの一部であるa5〜a100など任意の部分を抜き出して処理することも可能となる。これによりアスペクト変換あるいは画面拡大などの処理を容易に実現できる。
【0024】
図3は、入力側メモリコントローラ10の概略動作をフローチャートの形式で表わしたものである。入力側メモリコントローラ10は、ステップ401で水平同期信号の検出を行なう。そして、検出結果を判別する(ステップ402)。水平同期信号を検出すれば、ステップ405で入力側フレームメモリ2への書き込みアドレス14の下位アドレス10ビットを0にし、かつ上位ビットをインクリメントする。またプロセッサ3に1走査線格納終了を通知するために割り込みを発生させる(ステップ406)。この割り込みは、プロセッサ3の処理が入力側フレームメモリ2への書き込み動作よりも高速であり、入力済の画素を越えて処理することを防ぐため、1走査線格納終了をプロセッサ3に通知するものである。割り込み信号は、データ線20を介してプロセッサ3に通知される。プロセッサ3は、割り込みを受け付けてから1走査線分の910画素を処理した後に待機状態に入る。水平同期信号を検出していない間は、書き込みアドレス14の下位アドレスをインクリメントしながら(ステップ403)、入力側フレームメモリ2に画素データを順に書き込んでいく(ステップ404)。出力側メモリコントローラ13によるフレームメモリ4の読み出し動作は、入力側メモリコントローラ10からのタイミング信号16に基づく点を除いて図3と同様である。なお、割り込み(ステップ406)の代わりにフラグを設定してプロセッサ3に通知することも可能である。
【0025】
さて、プロセッサ3は、データ線20を介して入力側メモリコントローラ10と出力側メモリコントローラ13の制御を行なう。入力側メモリコントローラ10及び出力側メモリコントローラ13の同期信号を検出した場合のアドレスの設定は、プロセッサ3によって予め設定されたアドレス設定レジスタの内容を用いて行なわれる。また、プロセッサ3は、入力側フレームメモリ2に格納された画素データを1走査線分入力し、各放送方式に必要な処理を行なう。後に詳細に説明するように、プロセッサ3に内蔵された信号処理部には映像処理に必要な水平フィルタ、垂直フィルタ、比較器などが含まれており、これらのハードウェアの接続をバススイッチによって切り換える構成となっている。これらのハードウェアはROM11のプログラムによって動作する制御部によって制御され、MUSE/NTSCの信号処理をそれぞれ行なう。プロセッサ3が処理した結果は、図2に示したものと同様のメモリマッピングで出力側フレームメモリ4に出力される。
【0026】
出力側メモリコントローラ13は、入力側メモリコントローラ10からのタイミング信号16を用いて、出力側フレームメモリ4からの画素データの読み出しアドレス15を出力する。つまり、出力側メモリコントローラ13は、タイミング信号16を入力すると入力側メモリコントローラ10と同様に読み出しの下位アドレス10ビットを0にする。出力側フレームメモリ4から読み出された画素データは、表示制御部24に出力される。また出力側メモリコントローラ13は、表示制御部24に対しCRT25における水平及び垂直同期のためのCRT同期信号18を出力する。これによってCRT25に与えられる画素データとCRT同期信号18との関係が正しく保たれる。
【0027】
図4は、以上のTV受像機の動作を総括したタイミング図である。入力映像信号には同期信号が含まれており、水平同期信号を検出して前記のように入力側フレームメモリ2の書き込みアドレス14の下位アドレスを0にする。このような動作により以降は1画素ごとにアドレスをインクリメントして入力側フレームメモリ2に書き込んでいく。次の水平同期信号を入力した時点で1走査線分の画素データが入力側フレームメモリ2に格納されたので、プロセッサ3へ割り込みにより通知する。プロセッサ3は割り込みによって処理を行なう。図4に示す例では、プロセッサ3は、NTSCサンプリング周波数14.3MHzの約4倍の周波数(60MHz)のシステムクロックで動作している。処理結果は出力側フレームメモリ4に書き込まれる。出力側フレームメモリ4からの読み出しは、入力側フレームメモリ2への書き込みと同じ周波数である。抽出した同期信号によって下位アドレスを0にすること、及び表示制御部24へCRT同期信号18を出力することにより、同期を維持している。
【0028】
以上のとおり、本実施例は、入力側メモリコントローラ10による入力側フレームメモリ2への書き込みとプロセッサ3によるその読み出しとが非同期に行なえ、また出力側フレームメモリ4へのプロセッサ3からの書き込みと出力側メモリコントローラ13によるその読み出しとが非同期に行なえることを特徴としている。なお、出力側メモリコントローラ13へのタイミング信号16はCRT25への画素データの出力タイミングを発生させるためにのみ使用している。このタイミング信号16は、CRT25の同期信号を内部で生成すると、放送局との周波数のずれによる誤動作が発生するので補正用に用いている。ただし、内部で正確にCRT同期信号18を発生できれば、タイミング信号16は生成しなくてもよい。例えば、プロセッサ3に供給するシステムクロックの周波数を、MUSE信号受信時16.2MHzとNTSC信号受信時14.3MHzで例えば正確に各々3倍に設定すると、入力側メモリコントローラ10から出力側メモリコントローラ13へのタイミング信号16は不要となる。MUSE受信時は48.6MHz、NTSC受信時は42.9MHzと切り換えてもよい。プロセッサ3が公倍数の周波数で映像信号処理を実行する場合も同様である。
【0029】
図5は、入力側フレームメモリ2のマッピング変形例を示す図である。図2では、NTSC信号に用いた場合サンプル数が1走査線で910しかないため、下位アドレス38d(16進数)以降のメモリは使用されない。これに対して図5はメモリを効率的に用いる方法であり、メモリ上に順に画素を格納する方法である。ただし垂直同期信号を検出したときに下位アドレスを0に初期化する。水平方向のサンプリング数が決まっていれば、以降は読み出し時にアドレスを1走査線分のサンプル数だけ加算していけば、それぞれの画素の位置をアドレスによって認識できる。このような方法によりプロセッサ3は、アドレスのみによって1走査線分の画素データを認識して処理ができ、映像処理をサンプリングと非同期にすることができる。なお、垂直同期信号による下位アドレスの0設定は数フィールドに1回の割合で行なってもよい。また、メモリ容量が1走査線のサンプル数の整数倍となっていれば、水平同期信号のみでも画素位置が決定できる。
【0030】
なお、本実施例では同期信号を入力側メモリコントローラ10で検出したが、外部で同期信号を検出してその結果を両メモリコントローラ10,13に入力してもよい。MUSE同期回路1及びNTSC同期回路6での同期信号の検出結果を両メモリコントローラ10,13で利用する構成も可能である。入力側メモリコントローラ10あるいは出力側メモリコントローラ13をプロセッサ3で制御する場合、両メモリコントローラ10,13中の制御レジスタをプロセッサ3のメモリの一部としてアクセスすることも可能である。また、同期信号が入力されると下位アドレスを0としたが、他の値に設定してもよい。下位アドレス10ビットを設定したが、他のビット数でも可能である。例えばMUSE信号にのみ対応させるのであれば、入力の1走査線のサンプル数は480サンプルなので、9ビットでもよい。また、1走査線の画素データをメモリ上の複数の部分に分けて格納しても、各画素位置がアドレスによって認識できる方法であればよい。上位アドレスを設定し、下位アドレスをインクリメントする方法でも実現可能である。また、アドレスをデクリメントあるいは2以上離れたアドレスのインクリメント/デクリメントでも可能である。また同様に垂直同期信号についても、垂直同期信号が検出されると上位アドレスの下位ビットを0に設定することにより、同様にフィールド位置を認識させることが可能である。
【0031】
また、本実施例ではプロセッサ3の処理を1走査線ごととしたが数走査線あるいは数フィールド単位で処理してもよい。前処理装置21,22及び後処理装置23の機能はプロセッサ3で実現してもよい。ストアード・プログラム方式のプロセッサ3による映像処理を専用ハードウェアで実施しても、処理速度をサンプリング周波数よりも上げることが可能である。また、本実施例ではMUSE、NTSCで入力側フレームメモリ2へ格納するアドレスを別の領域にして入力側フレームメモリ2からの読み出しアドレスで切り替える構成としたが、前処理装置21,22と入力側フレームメモリ2との間にセレクタを置き、MUSE/NTSC画素を選択して入力側フレームメモリ2に入力する構成でもよい。また、出力はCRT表示としたが、他の映像処理装置、メディアなどへの接続・格納も可能である。
【0032】
前記のとおり、1つの水平フィルタ部の出力を1つの垂直フィルタ部へ供給する基本構成を備えたTV受像機のためのデジタルフィルタの技術は、良く知られている。水平フィルタ部と垂直フィルタ部との間に3走査線分のラインメモリを介在させ、水平フィルタ部から3ラインの画素データが出力され、該画素データがラインメモリを満たした時点で垂直フィルタ部を起動することも可能である。これに対して、フレームメモリから同時に読み出した3ラインの画素データを3つの水平フィルタ部に振り分け、該3つの水平フィルタ部の出力を1つの垂直フィルタ部へ供給する構成を採用すれば、ラインメモリを削減できる。後者の構成に好適なフレキシビリティを持ったプロセッサの構成を図8に示す。
【0033】
図8は、図1中のプロセッサ3の内部構成例とその外部接続の概略とを表わしている。ただし、図1中の後処理装置23は図8では図示が省略されている。
【0034】
図8において、31は入力メモリ部(フレームメモリ)2からデータを入力するための3入力を持つ入力ポート、32は垂直フィルタ部、33は水平フィルタ部、51,52は垂直フィルタ部32及び水平フィルタ部33の接続を切り替えるためのバススイッチ、53は出力部である。プロセッサ3の信号処理部42は、垂直フィルタ部32、水平フィルタ部33、バススイッチ51,52及び出力部53によって構成される。54は入力側の処理用メモリコントローラ、55は中央演算処理装置(CPU)、56は出力側の処理用メモリコントローラである。プロセッサ3の制御部43は、CPU55及び処理用メモリコントローラ54,56によって構成される。
【0035】
プロセッサ3の入力ポート31は、入力メモリ部2に接続されている。入力側のバススイッチ51は、入力ポート31及び出力側のバススイッチ52からそれぞれデータの供給を受けられるようになっている。垂直フィルタ部32及び水平フィルタ部33は、各々入力側のバススイッチ51から供給されたデータに処理を施し、その処理結果を出力側のバススイッチ52に与えるものである。出力側バススイッチ52は、入力側バススイッチ51にデータをフィードバックするだけでなく、最終処理結果を出力部53へ供給する。出力部53の出力は、出力メモリ部(フレームメモリ)4に書き込まれる。
【0036】
入力メモリ部2への読み出しアドレス17の供給は入力側の処理用メモリコントローラ54が、出力メモリ部4への書き込みアドレス12の供給は出力側の処理用メモリコントローラ56が各々司る。読み出しアドレス17は、入力メモリ部2から3走査線分の画素データを同時に読み出せるように、3つのアドレス44,45,46を含んでいる。CPU55は、プロセッサ外部のROM(図1中の11)に接続されるだけでなく、垂直フィルタ部32、水平フィルタ部33、バススイッチ51,52及び処理用メモリコントローラ54,56にも接続され、各ブロックを制御している。
【0037】
垂直フィルタ部32は、図9に示すように、係数レジスタ301、乗算器302及び加算器303から構成される。水平フィルタ部33は、図10にその3分の1を示すように、係数レジスタ301、乗算器302、加算器303及びラッチ304から構成されている。つまり、いずれのフィルタ部32,33も係数レジスタ301を設定することによりフィルタ特性の変更が可能となっている。特に垂直フィルタ部32は図9に示すように係数レジスタ301を2セット備えており、係数切り替えの高速化が図られている。複数ラインの画素データを垂直フィルタ部32に入力すればライン間処理が達成され、複数フィールドの画素データを同垂直フィルタ部32に入力すればフィールド間処理すなわち時間フィルタ処理が達成される。垂直フィルタ部32による任意の画素データ間の演算も可能である。水平フィルタ部33にも複数セットの係数レジスタを設けてもよい。
【0038】
図8のプロセッサ3によれば、入力メモリ部2から入力ポート31を通じて取り込まれた3ラインの画素データが水平フィルタ部33に供給され、水平フィルタ部33の出力が垂直フィルタ部32に入力され、かつ垂直フィルタ部32の出力が出力部53に入力されるように、入力側及び出力側のバススイッチ51,52を設定すれば、上記ラインメモリを削減した小さいハードウェア量のデジタルフィルタの構成を実現できる。
【0039】
次に、図11に示すフローチャートを参照しながら、プロセッサ3の他の動作を説明する。なお、図9及び図10に示す垂直フィルタ部32及び水平フィルタ部33中の係数レジスタ301の設定は、図11のプログラム実行前にCPU55が他のプログラムを実行することにより行なわれているものとする。また、入力ポート31を通じて取り込まれたデータが垂直フィルタ部32に供給され、垂直フィルタ部32の出力が水平フィルタ部33に入力され、かつ水平フィルタ部33の出力が出力部53に入力されるように、入力側及び出力側のバススイッチ51,52がプログラム制御により予め設定されているものとする。
【0040】
まずステップ501では、CPU55は、複数フィールドあるいは複数ラインのデータを入力するように入力側の処理用メモリコントローラ54を設定し、入力メモリ部2から読み出しアドレス44,45,46によって指定されるデータを入力ポート31に取り込む。取り込まれたデータは、入力側バススイッチ51を通じて垂直フィルタ部32に供給される。ステップ502では、垂直フィルタ部32がフィールド間又はライン間処理を行なう。ステップ503では、垂直フィルタ部32の出力を受けた水平フィルタ部33が更に信号処理を行なう。ステップ504では、水平フィルタ部33の出力が出力部53を介して出力メモリ部4に書き込まれる。このように、図8のプロセッサ3によれば、垂直フィルタ処理によって3ラインの画素データを1ライン化した後に水平フィルタ処理を行なうデジタルフィルタの構成をも実現できる。
【0041】
図12は係数切替えステップ510を付加したアルゴリズムを示しており、係数設定を変更して同一のハードウェアを繰り返し用いる例である。例えば水平フィルタ部33を4MHzローパスフィルタに用い、次に係数を切り替えて同じ水平フィルタ部33を8MHzローパスフィルタとして用いるなどの複数の異なる処理を行なうことが可能となる。係数切替えのタイミングは任意であって、ライン単位など複数の処理の後に係数を切り替えてもよい。
【0042】
なお、水平フィルタ部33に代えて入力データの比較処理のためのブロックを採用してもよい。また、垂直フィルタ処理と水平フィルタ処理とがいずれも積和演算によって実現できることから、垂直フィルタ部32と水平フィルタ部33とを同じハードウェア構成の積和演算手段とすることも可能である。1つの積和演算手段の出力を該積和演算手段自身にフィードバックさせて積和演算を繰り返し実行させる構成を採用すれば、垂直フィルタ部32と水平フィルタ部33とを1つの積和演算手段に統合することができ、ハードウェア量が更に削減される。もちろん、入力メモリ部2を複数のプロセッサで共用することも可能である。
【0043】
(実施例2)
図6は、本発明の第2の実施例に係るMUSE/NTSC対応のTV受像機の構成図である。図6は、図1と比較して入力側メモリコントローラ10と出力側メモリコントローラ13との間でタイミング信号16を伝送するための制御線がなく、クロック生成回路27が加わっていることが異なっている。
【0044】
クロック生成回路27は、MUSE/NTSC信号を入力し、同期信号を検出して同期信号に位相の合ったクロックを生成し、これをMUSE同期回路1とNTSC同期回路6とにサンプリングクロックとして出力する。クロック生成回路27は、更にプロセッサ3を動作させるためのシステムクロックを生成する。このシステムクロックは、同期信号に位相が合い、しかもその周波数はMUSE同期回路1あるいはNTSC同期回路6へのクロック周波数の整数倍に設定される。これによりプロセッサ3の処理をサンプリング周波数よりも高速に行ない、更に同期をとらずに処理することが可能となる。初めに画像データの入力タイミングを設定すれば、あとはプロセッサ3はアドレスカウンタによって画素の入力状況を認識できるので、割り込みによる1走査線入力の通知を省略することが可能となる。
【0045】
なお、システムクロックの周波数は、MUSE信号受信時16.2MHzとNTSC信号受信時14.3MHzで例えば3倍にすると、MUSE受信時は48.6MHz、NTSC受信時は42.9MHzと切り換えてもよいし、公倍数となる1つの周波数で処理してもよい。
【0046】
(実施例3)
図7は、本発明の第3の実施例に係るMUSE/NTSC対応のTV受像機の構成図である。図7は、図1と比較してプロセッサ3を2つ(3a,3b)使用し、出力メモリ部5を3つのラインメモリ5a,5b,5cで構成したことが異なっている。
【0047】
CRT25への画像表示時には色信号と輝度信号が同時に必要である。ところが、図1の構成では色信号と輝度信号を時分割処理しているので、一方の信号を保持しておき、表示制御部24への画素データの出力時に色信号と輝度信号とを同時に出力することが必要となる。このためフィールドメモリあるいはフレームメモリが必要となる。これに対して本実施例のように2つのプロセッサ3a,3bを用いれば、少なくとも色信号と輝度信号とを同時に処理できるため、信号を保持する必要がなくなり、ラインメモリ5a,5b,5c程度の小容量の記憶装置で済ますことができ、図1の出力側に設けられた高価なフレームメモリ4を削減できるという効果がある。なお、本実施例ではプロセッサを2つとしたが、3つ以上でもよい。
【0048】
なお、上記第1〜第3の各実施例において、入力側メモリコントローラ10と出力側メモリコントローラ13とを1つのメモリコントローラブロックで構成してもよい。また、上記第2及び第3の実施例において、図8の内部構成を持ったプロセッサを採用することも可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明の映像信号処理装置によれば、同期信号によってアドレスの割当を行なうことにより、入出力間の同期を維持しながら映像信号のサンプリング周波数より高い周波数で映像信号処理を行なうことが可能となり、その効果は絶大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るMUSE/NTSC対応のTV受像機の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1中の入力側フレームメモリのアドレスマッピング図である。
【図3】 図1中の入力側メモリコントローラの概略動作を表わしたフローチャート図である。
【図4】 図1のTV受像機の動作を示すタイミング図である。
【図5】 図1中の入力側フレームメモリのマッピング変形例を示す図である。
【図6】 本発明の第2の実施例に係るMUSE/NTSC対応のTV受像機の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第3の実施例に係るMUSE/NTSC対応のTV受像機の構成を示すブロック図である。
【図8】 図1中のプロセッサの内部構成を示すブロック図である。
【図9】 図8中の垂直フィルタ部の回路図である。
【図10】 図8中の水平フィルタ部の一部の回路図である。
【図11】 図8中のプロセッサの処理内容を示すフローチャート図である。
【図12】 図8中のプロセッサの処理内容の変形例を示すフローチャート図である。
【図13】 従来のMUSE/NTSC対応のTV受像機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 MUSE同期回路
2 入力側フレームメモリ(入力メモリ部,第1の記憶手段,保持手段)
3 プロセッサ(処理手段)
3a,3b プロセッサ(複数の信号処理部)
4 出力側フレームメモリ(第2の記憶手段)
5 出力メモリ部(第2の記憶手段)
5a〜5c ラインメモリ
6 NTSC同期回路
10 入力側メモリコントローラ(第1のアドレス生成回路)
11 ROM
12 書き込みアドレス
13 出力側メモリコントローラ(第2のアドレス生成回路)
14 書き込みアドレス
15 読み出しアドレス
16 タイミング信号
17 読み出しアドレス
18 CRT同期信号
19 読み出しアドレス
20 データ線
24 表示制御部
25 CRT
26 メモリコントローラ(アドレス生成手段)
27 クロック生成回路(クロック生成手段)
32 垂直フィルタ部(積和演算手段)
33 水平フィルタ部(信号処理手段)
51,52 バススイッチ(切替え手段)
53 出力部(出力手段)
54 メモリコントローラ(アクセス手段)
55 CPU(制御手段)
301 係数レジスタ
302 乗算器
303 加算器
304 ラッチ

Claims (6)

  1. 画素データを格納するための記憶手段と、
    映像信号をサンプリングして得られた画素データが水平同期信号に同期して前記記憶手段に順次書き込まれるように前記記憶手段の書き込みアドレスを生成するための書き込みアドレス生成手段と、
    前記記憶手段からの画素データの読み出しと、前記読み出した画素データの処理とをそれぞれ前記映像信号のサンプリング周波数より高い動作周波数で実行するための処理手段とを備えた映像信号処理装置であって、
    前記書き込みアドレス生成手段は、
    前記映像信号の中から水平同期信号を検出したときに、前記処理手段に対して、1走査線分の画素データが前記記憶手段に格納されたことを通知するための割り込み信号を出力する機能と、
    前記水平同期信号を検出しない間は少なくとも1走査線分の画素データが前記記憶手段に順次書き込まれるように前記記憶手段の書き込みアドレスのうち所定の下位ビット側のデータを0以外の整数nずつ増加した値に更新し、前記水平同期信号を検出したときには前記更新された所定の下位ビット側のデータを0にするとともに、書き込みアドレスのうち前記更新された所定の下位ビット側のデータを除く上位ビット側のデータを0以外の整数m(m≧n)だけ増加した値に更新する機能とを備えたことを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 請求項1に記載の映像信号処理装置であって、
    前記記憶手段の読み出しアドレスを生成するための読み出しアドレス生成手段を更に備え、
    前記読み出しアドレス生成手段は、1走査線分の画素データの先頭データを読み出すとき、前記下位ビット側のデータが0である読み出しアドレスを生成することを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 請求項1に記載の映像信号処理装置であって、
    前記下位ビット側のデータが1走査線中の画素位置を示し、前記上位ビット側のデータが走査線番号を示すことを特徴とする映像信号処理装置。
  4. 画素データを格納するための記憶手段と、
    映像信号をサンプリングして得られた画素データが前記記憶手段に順次書き込まれるように前記記憶手段の書き込みアドレスを生成する書き込みアドレス生成手段と、
    前記記憶手段からの画素データの読み出しを行う読み出しアドレス生成手段と、
    前記読み出した画素データの処理を前記映像信号のサンプリング周波数より高い動作周波数で実行するための処理手段とを備えた映像信号処理装置であって、
    前記書き込みアドレス生成手段は、
    垂直同期信号を検出しない間は画素データが前記記憶手段に順次書き込まれるように前記記憶手段の書き込みアドレスのうち所定の下位ビット側のデータを0以外の整数nずつ増加した値に更新し、前記垂直同期信号を検出したときには前記更新された所定の下位ビット側のデータを0にするとともに、書き込みアドレスのうち前記更新された所定の下位ビット側のデータを除く上位ビット側のデータを0以外の整数mだけ増加した値に更新する機能と、
    前記映像信号の中から水平同期信号を検出したときに、前記処理手段に対して、1走査線分の画素データが前記記憶手段に格納されたことを通知するための割り込み信号を出力する機能とを備え、
    前記読み出しアドレス生成手段は、走査線番号iの1走査線分の画素データの先頭データを読み出すとき、前記所定の下位ビット側のデータが0であるアドレスに前記映像信号の1走査線分のサンプル数をi本分だけ加算した読み出しアドレスを生成することを特徴とする映像信号処理装置。
  5. 請求項4に記載の映像信号処理装置であって、
    前記1走査線分のサンプル数は、前記映像信号がMUSE方式で送信される場合には480に設定し、NTSC方式で送信される場合には910に設定することを特徴とする映像信号処理装置。
  6. 請求項1に記載の映像信号処理装置であって、
    前記記憶手段の画素データと同じアドレスに前記処理手段で処理された画素データを記憶する処理データ記憶手段と、
    前記処理データ記憶手段から読み出すアドレスを生成するための処理データ読み出しアドレス生成手段とを更に備え、
    前記処理データ読み出しアドレス生成手段は、処理データ読み出しアドレスの所定の下位ビット側のデータに対応するビットが0のときには、映像表示手段に対して水平同期信号を出力することを特徴とする映像信号処理装置。
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