JPH0799591A - 同期分離装置 - Google Patents

同期分離装置

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JPH0799591A
JPH0799591A JP24089393A JP24089393A JPH0799591A JP H0799591 A JPH0799591 A JP H0799591A JP 24089393 A JP24089393 A JP 24089393A JP 24089393 A JP24089393 A JP 24089393A JP H0799591 A JPH0799591 A JP H0799591A
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JP
Japan
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slice
signal
circuit
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vertical synchronizing
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JP24089393A
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JP3198203B2 (ja
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Junichi Hayasaka
純一 早坂
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単な構成で誤動作を防止することが
できる同期分離装置を提供する。 【構成】 複合同期信号を積分する積分回路1を設ける
とともに、高低2種類のスライス電圧を発生するスライ
ス電圧発生回路9を設け、積分回路1の出力信号とスラ
イス電圧発生回路9から出力されるスライス電圧とを比
較するコンパレータ2を設け、このコンパレータ2から
抽出された垂直同期信号の立ち下がり後のつぎの積分回
路1の出力信号の立ち上がり時のスライス電圧を低電圧
に切り替えるとともに垂直同期信号の立ち上がり後のつ
ぎの積分回路1の出力信号の立ち下がり時のスライス電
圧を高電圧に切り替えるスライス電圧切替回路6を設け
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CRTディスプレイ
モニタに使用されている複合同期信号から垂直同期信号
(垂直同期パルス)を取り出す同期分離装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】複合同期信号から垂直同期信号を取り出
す従来の同期分離装置としては、図3に示すように、複
合同期信号を積分する積分回路(ローパスフィルタ)1
から出力される信号波形をコンパレータ2により、スラ
イスレベル調整用の抵抗3,4によって決まる一定レベ
ルのスライス電圧でスライスして、垂直同期信号に変換
する方法が良く用いられている。8は出力抵抗、aは複
合同期信号の入力端子、bはコンパレータ2の非反転入
力端子、cはコンパレータ2の反転入力端子、dは垂直
同期信号の出力端子である。
【0003】図4は図3の同期分離装置の各部の波形図
を示し、同図(a)には入力端子aに加わる複合同期信
号Va の波形を示し、同図(b)にはコンパレータ2の
非反転入力端子bおよび反転入力端子cにそれぞれ入力
される積分回路1の出力信号Vb (実線)およびスライ
ス電圧Vc (破線)の波形を示し、同図(d)には出力
端子dより出力される垂直同期信号Vd の波形を示して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成では、マルチスキャンCRTディスプレイのように多
種の複合同期信号を扱う場合、積分波形がそれぞれ異な
るため、一定レベルでスライスした場合、図4(b)に
示すように垂直同期信号の前縁あるいは後縁に、幅の狭
い不要なパルスが発生する場合があった。上記パルスに
より垂直同期が不安定になったり、垂直同期信号の立ち
上がりで動作する回路が誤動作したりする問題があっ
た。この問題を解決する手段として特開平5−6675
3号公報、特開平5−2147号公報、特開平2−28
3171号公報等が提案されているが、回路構成が複雑
であった。
【0005】この発明の目的は、比較的簡単な構成で誤
動作を防止することができる同期分離装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、コンパレー
タのスライスレベルを従来の一定電圧方式から、垂直同
期信号によってスライスレベルを高低に変化させるよう
にしたものである。つまり、この同期分離装置は、複合
同期信号を積分する積分回路を設けるとともに、高低2
種類のスライス電圧を発生するスライス電圧発生回路を
設け、積分回路の出力信号とスライス電圧発生回路から
出力されるスライス電圧とを比較するコンパレータを設
け、このコンパレータから抽出された垂直同期信号の立
ち下がり後のつぎの積分回路の出力信号の立ち上がり時
のスライス電圧を低電圧に切り替えるとともに垂直同期
信号の立ち上がり後のつぎの積分回路の出力信号の立ち
下がり時のスライス電圧を高電圧に切り替えるスライス
電圧切替回路を設けている。
【0007】
【作用】この発明の構成によれば、垂直同期信号のレベ
ルによって、つまり垂直同期信号の立ち下がり後のつぎ
の積分回路の出力信号の立ち上がり時であるか、垂直同
期信号の立ち上がり後のつぎの積分回路の出力信号の立
ち下がり時であるかによって、コンパレータのスライス
レベルを変化させることにより、マルチスキャンのよう
に多種の複合同期信号が入力されても、上記複合同期信
号の積分波形をノイズの無い期間でスライスできる。こ
の結果、垂直同期信号中の垂直同期パルスの前縁あるい
は後縁に、幅の狭い不要なパルスが発生するのが防止さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例の同期分離装置を
図1および図2を参照して説明する。この同期分離装置
は、図1に示すように、従来例の同期分離装置に対し、
スイッチング回路からなるスライス電圧切替回路6,コ
ンデンサ5および抵抗7が新たに追加されている。コン
デンサ5および抵抗7は、抵抗3,4とともに、高低2
種類のスライス電圧を発生するスライス電圧発生回路9
を構成している。
【0009】スライス電圧切替回路6は、コンパレータ
2の出力である垂直同期信号のレベルによってオン・オ
フされ、これによって抵抗7の接続・切り離しを切り替
えることにより、垂直同期信号の立ち下がり後のつぎの
積分回路の出力信号の立ち上がり時であるか、垂直同期
信号の立ち上がり後のつぎの積分回路の出力信号の立ち
下がり時であるかによって、コンパレータ2のスライス
レベルを変化させる。
【0010】つまり、垂直同期信号が“0(ローレベ
ル)”のとき(垂直同期信号の立ち下がり後)は、スラ
イス電圧切替回路6のスイッチング素子6a,6bがオ
フとなるので、コンパレータ2のスライス電圧レベルは
抵抗3,4およびコンデンサ5によって決まる電圧レベ
ルとなる。また、垂直同期信号が“1(ハイレベル)”
のとき(垂直同期信号の立ち上がり後)は、スライス電
圧切替回路6のスイッチング素子6a,6bがオンとな
るので、コンパレータ2のスライスレベルは抵抗3,
4,7およびコンデンサ5によって決まる電圧レベルと
なる。この場合、垂直同期信号の垂直同期パルスの前縁
ではスライス電圧レベルが低く、後縁ではスライス電圧
レベルが高くなる。コンデンサ5はスライス電圧レベル
が急に変化してコンパレータ2の動作が不安定になるの
を防止する機能を有する。
【0011】図2は図1の同期分離装置の各部の波形図
を示し、同図(a)には入力端子aに加わる複合同期信
号Va の波形を示し、同図(b)にはコンパレータ2の
非反転入力端子bおよび反転入力端子cにそれぞれ入力
される積分回路1の出力信号Vb (実線)およびスライ
ス電圧Vc (破線)の波形を示し、同図(d)には出力
端子dより出力される垂直同期信号Vd の波形を示して
いる。
【0012】つぎに、この考案の目的である積分波形の
ノイズ成分による誤動作の防止の効果について、図2に
より説明する。図2(a)の複合同期信号Va はインタ
ーレース仕様の正極性複合同期信号で1Hの等価パルス
が入っていて、水平同期信号に対して垂直同期信号が
0.5H遅れている場合を示している。この複合同期信
号Va は同期分離する上で困難である。この複合同期信
号Va を積分回路1に通すと図2(b)に示す信号Vb
の波形となる。
【0013】上記信号Vb の波形から、コンパレータ2
のスライス電圧レベルを垂直同期信号の垂直同期パルス
の前縁ではT1 からT2 の期間に信号Vb の波形と交差
するように低電圧レベルに、また垂直同期信号の垂直同
期パルスの後縁ではT3 からT4 の期間に信号Vb の波
形と交差するように高電圧レベルに、それぞれ設定すれ
ば誤動作しないことがわかる。前述のようにスライス電
圧レベルは、抵抗3,4,7の抵抗値を選択すること
で、垂直同期信号の垂直同期パルスの前縁と後縁とで別
々に自由に設定可能であり、複合同期信号の積分波形が
変わっても、一番ノイズの少ないところでスライスでき
るようになり、誤動作の無い同期分離回路が実現でき
る。
【0014】また、図2と図4とを比較すると分かるよ
うに、この実施例のように、スライスレベルを切り替え
ることにより、従来例に示す回路に比べて垂直同期パル
スの発生の遅れ時間を短縮でき、より確実な同期分離回
路が実現できる。なお、上記の実施例では、複合同期信
号が正極性の場合について説明したが、負極性の場合は
垂直同期信号の前縁(波形の立ち下がり時)のスライス
レベルを高く、後縁(波形の立ち上がり時)のスライス
レベルを低く設定する回路構成にすれば、上記実施例と
同様に誤動作のない同期分離回路を実現できる。
【0015】
【発明の効果】この発明の同期分離装置によれば、垂直
同期信号の立ち下がり後のつぎの積分回路の出力信号の
立ち上がり時のスライス電圧を低電圧に切り替えるとと
もに垂直同期信号の立ち上がり後のつぎの積分回路の出
力信号の立ち下がり時のスライス電圧を高電圧に切り替
える構成を採用したことにより、比較的簡単な構成でマ
ルチスキャンのような多種の複合同期信号が入力される
場合に、垂直同期信号を抽出する場合に、誤動作のない
安定した動作をさせることができる。
【0016】また、従来例に示す回路より垂直同期出力
パルスの発生の遅れ時間を短縮でき、より確実な同期分
離回路が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の同期分離装置の構成を示
す回路図である。
【図2】図1の同期分離装置の各部の信号波形図であ
る。
【図3】従来の同期分離装置の一例の構成を示す回路図
である。
【図4】図2の同期分離装置の各部の信号波形図であ
る。
【符号の説明】
1 積分回路 2 コンパレータ 3 ,4 抵抗 5 コンデンサ 6 スライス電圧切替回路 7 抵抗 8 出力抵抗 9 スライス電圧発生回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合同期信号を積分する積分回路と、高
    低2種類のスライス電圧を発生するスライス電圧発生回
    路と、前記積分回路の出力信号と前記スライス電圧発生
    回路から出力されるスライス電圧とを比較して前記複合
    同期信号から垂直同期信号を抽出するコンパレータと、
    このコンパレータから抽出された垂直同期信号の立ち下
    がり後のつぎの前記積分回路の出力信号の立ち上がり時
    のスライス電圧を低電圧に切り替えるとともに前記垂直
    同期信号の立ち上がり後のつぎの前記積分回路の出力信
    号の立ち下がり時のスライス電圧を高電圧に切り替える
    スライス電圧切替回路とを備えた同期分離装置。
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