JP3057697B2 - 映像信号処理装置と同期信号検知回路 - Google Patents
映像信号処理装置と同期信号検知回路Info
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- JP3057697B2 JP3057697B2 JP1294357A JP29435789A JP3057697B2 JP 3057697 B2 JP3057697 B2 JP 3057697B2 JP 1294357 A JP1294357 A JP 1294357A JP 29435789 A JP29435789 A JP 29435789A JP 3057697 B2 JP3057697 B2 JP 3057697B2
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Description
【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来の技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G1.映像信号処理装置の実施例 (第1図) G2.同期信号検知回路の第1の実施例 (第2図,第3図,第4図) G3.同期信号検知回路の第2の実施例 (第5図,第6図,第7図) H.発明の効果 A.産業上の利用分野 本発明は、VTR等において、クランプ回路の出力で同
期分離を行い、同期分離された同期信号でそのクランプ
回路を制御する場合、無信号によってクランプ回路と同
期分離回路がミスロックを起さないようにする映像信号
処理装置と同期信号検知回路に関するものである。
期分離を行い、同期分離された同期信号でそのクランプ
回路を制御する場合、無信号によってクランプ回路と同
期分離回路がミスロックを起さないようにする映像信号
処理装置と同期信号検知回路に関するものである。
B.発明の概要 本発明は、クランプ回路によりクランプされた映像信
号で同期分離を行い、その同期分離された同期信号でそ
のクランプ回路のクランプを制御する映像信号処理装置
と同期信号検知回路において、 無信号時に、同期分離出力が有信号時のピーク電位に
なることを検出して、映像信号が無信号であることを検
出し、その無信号検出時にもクランプ回路に対しクラン
プ動作可能な制御信号を出力してクランプを行うことに
より、 無信号によってクランプ回路と同期分離回路のミスロ
ックが発生するのを防止するものである。
号で同期分離を行い、その同期分離された同期信号でそ
のクランプ回路のクランプを制御する映像信号処理装置
と同期信号検知回路において、 無信号時に、同期分離出力が有信号時のピーク電位に
なることを検出して、映像信号が無信号であることを検
出し、その無信号検出時にもクランプ回路に対しクラン
プ動作可能な制御信号を出力してクランプを行うことに
より、 無信号によってクランプ回路と同期分離回路のミスロ
ックが発生するのを防止するものである。
C.従来の技術 従来より、映像入出力信号処理においては、入力され
る映像信号に対し、AGC(オート ゲインコントロー
ル)を行う際および映像信号から同期分離を行う際に、
直流レベルを再現するためにクランプ処理を行ってい
る。
る映像信号に対し、AGC(オート ゲインコントロー
ル)を行う際および映像信号から同期分離を行う際に、
直流レベルを再現するためにクランプ処理を行ってい
る。
第8図は、従来例の映像入出力信号処理IC(集積回
路)の同期分離関係のブロック図である。101は8mmVTR
における映像入出力信号処理IC、102は映像信号VINにAG
Cを働かせるための可変利得増幅器(VCA)、103はAGC側
のクランプ回路、104はVCA102を制御するAGCディテク
タ、105はAGCがかけられクランプされた映像信号を後段
へ出力するバッファ、106は同期分離を行うためのクラ
ンプ回路、107はシンクセパレータ(同期分離回路)、1
08はAGCディテクタ104のタイミングを制御するパルスジ
ェネレータ(PG)である。VCA102の出力は、一担、ピン
109から外部へ出力され、一方においてコンデンサC101
でDC(直流)カットされてピン110からクランプ回路103
に入力され、他方においてコンデンサC102でDCカットさ
れてピン111からクランプ回路106に入力されている。ま
た、シンクセパレータ107で同期分離された同期信号
(シンク)は、ピン112から外部へ出力されている。
路)の同期分離関係のブロック図である。101は8mmVTR
における映像入出力信号処理IC、102は映像信号VINにAG
Cを働かせるための可変利得増幅器(VCA)、103はAGC側
のクランプ回路、104はVCA102を制御するAGCディテク
タ、105はAGCがかけられクランプされた映像信号を後段
へ出力するバッファ、106は同期分離を行うためのクラ
ンプ回路、107はシンクセパレータ(同期分離回路)、1
08はAGCディテクタ104のタイミングを制御するパルスジ
ェネレータ(PG)である。VCA102の出力は、一担、ピン
109から外部へ出力され、一方においてコンデンサC101
でDC(直流)カットされてピン110からクランプ回路103
に入力され、他方においてコンデンサC102でDCカットさ
れてピン111からクランプ回路106に入力されている。ま
た、シンクセパレータ107で同期分離された同期信号
(シンク)は、ピン112から外部へ出力されている。
近年、装置の小型化の要請に基づいて、複数のICの処
理機能を融合する必要性が生じて来ている。上記の映像
入出力信号処理ICの例では、その輝度信号処理機能を輝
度信号処理ICに取り込む要求がある。しかし、2つのIC
をそのまま融合しただけでは、ICのピン数が膨大な数に
なり、実用的ではなくなってしまう。そこで、第9図に
示すような、ピンを削減した同期分離関係の回路構成が
提案されている。1は輝度信号処理IC、2は映像信号V
INにAGCを働かせるためのVCA、3はクランプパルスでク
ランプを行う同期クランプ回路、4はVCA2を制御するAG
Cディテクタ、5は同期クランプ回路3の出力から同期
分離を行うシンクセパレータ、6は同期クランプ回路3
を制御するクランプパルスおよびAGCディテクタ4のタ
イミングを制御するパルス信号をシンクセパレータ5で
同期分離された同期信号から作成するパルスジェネレー
タ(PG)、7は同期クランプ回路3から出力される映像
信号を後段へ出力するためのバッファである。同期クラ
ンプ回路3はクランプタイミングコンデンサC0を有し、
ピン8を介して接続している。また、シンクセパレータ
5の同期信号はピン9から外部へ出力している。第8図
の従来例と相違する点は、同期クランプ回路3の出力を
AGCディテクタ4の入力とシンクセパレータ5の入力に
分岐してクランプ処理を共通にし、ピンを削減している
点である。
理機能を融合する必要性が生じて来ている。上記の映像
入出力信号処理ICの例では、その輝度信号処理機能を輝
度信号処理ICに取り込む要求がある。しかし、2つのIC
をそのまま融合しただけでは、ICのピン数が膨大な数に
なり、実用的ではなくなってしまう。そこで、第9図に
示すような、ピンを削減した同期分離関係の回路構成が
提案されている。1は輝度信号処理IC、2は映像信号V
INにAGCを働かせるためのVCA、3はクランプパルスでク
ランプを行う同期クランプ回路、4はVCA2を制御するAG
Cディテクタ、5は同期クランプ回路3の出力から同期
分離を行うシンクセパレータ、6は同期クランプ回路3
を制御するクランプパルスおよびAGCディテクタ4のタ
イミングを制御するパルス信号をシンクセパレータ5で
同期分離された同期信号から作成するパルスジェネレー
タ(PG)、7は同期クランプ回路3から出力される映像
信号を後段へ出力するためのバッファである。同期クラ
ンプ回路3はクランプタイミングコンデンサC0を有し、
ピン8を介して接続している。また、シンクセパレータ
5の同期信号はピン9から外部へ出力している。第8図
の従来例と相違する点は、同期クランプ回路3の出力を
AGCディテクタ4の入力とシンクセパレータ5の入力に
分岐してクランプ処理を共通にし、ピンを削減している
点である。
D.発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の技術における第9図のピン
を削減した同期分離関係の回路構成では、同期クランプ
回路3のクランプ処理をAGCディテクタ4とシンクセパ
レータ5で共通化しているため、同期クランプ回路3→
シンクセパレータ5→パルスジェネレータ6→同期クラ
ンプ回路3の制御ループが構成され、映像信号VINが無
信号状態にあると、パルスジェネレータ6のクランプパ
ルスがローレベル(L)になってしまい、それによって
同期クランプ回路3が動作しなくなり、続いて後段のシ
ンクセパレータ5が動作しなくなり、クランプパルスが
ローレベルのままになってしまって、以後、有信号状態
になっても何の動作もしなくなるミスロック状態に陥っ
てしまう問題点があった。
を削減した同期分離関係の回路構成では、同期クランプ
回路3のクランプ処理をAGCディテクタ4とシンクセパ
レータ5で共通化しているため、同期クランプ回路3→
シンクセパレータ5→パルスジェネレータ6→同期クラ
ンプ回路3の制御ループが構成され、映像信号VINが無
信号状態にあると、パルスジェネレータ6のクランプパ
ルスがローレベル(L)になってしまい、それによって
同期クランプ回路3が動作しなくなり、続いて後段のシ
ンクセパレータ5が動作しなくなり、クランプパルスが
ローレベルのままになってしまって、以後、有信号状態
になっても何の動作もしなくなるミスロック状態に陥っ
てしまう問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するために創案されたも
ので、同期分離とAGC等の他の処理とでクランプ回路を
共通化してピン削減する場合に、クランプ回路と同期分
離回路とでミスロック状態が発生するのを防止する映像
信号処理装置と同期信号検知回路を提供することを目的
とする。
ので、同期分離とAGC等の他の処理とでクランプ回路を
共通化してピン削減する場合に、クランプ回路と同期分
離回路とでミスロック状態が発生するのを防止する映像
信号処理装置と同期信号検知回路を提供することを目的
とする。
E.課題を解決するための手段 上記の目的を達成するための本発明の映像信号処理装
置の構成は、 同期信号に基づくクランプパルス信号で映像信号をク
ランプするとともに、該クランプパルス信号が所定のレ
ベル信号であればクランプ動作可能であるクランプ回路
と、上記クランプされた映像信号から上記同期信号を分
離して出力するとともに、同期信号の無信号時には有信
号時のピーク電位を出力する同期分離回路と、上記ピー
ク電位を検出して同期信号の無信号を検出し該同期信号
の無信号時には該無信号時に対応するレベル信号を出力
する同期信号検知回路と、上記同期分離回路から出力さ
れた同期信号に基づく上記クランプパルス信号を作成す
るとともに、上記同期信号検知回路が同期信号の無信号
を検出したときに出力した上記無信号時に対応するレベ
ル信号により上記クランプパルス信号を上記クランプ回
路がクランプ動作可能であるレベル信号にするクランプ
パルス発生回路と、を具備することを特徴とし、 本発明の同期信号検知回路の構成は、 同期信号の有信号時には同期分離された同期信号を積
分し、同期信号の無信号時は同期信号の有信号時におけ
るピーク電位となる同期分離出力を積分する手段と、し
きい値電圧を上記同期信号のうちの垂直同期信号の積分
レベルと上記ピーク電位の積分レベルとの中間の値とし
て上記積分する手段の出力が該しきい値電圧を超えた場
合に上記同期信号の無信号時に対応するレベル信号を出
力するしきい値回路と、を具備することを特徴とする。
置の構成は、 同期信号に基づくクランプパルス信号で映像信号をク
ランプするとともに、該クランプパルス信号が所定のレ
ベル信号であればクランプ動作可能であるクランプ回路
と、上記クランプされた映像信号から上記同期信号を分
離して出力するとともに、同期信号の無信号時には有信
号時のピーク電位を出力する同期分離回路と、上記ピー
ク電位を検出して同期信号の無信号を検出し該同期信号
の無信号時には該無信号時に対応するレベル信号を出力
する同期信号検知回路と、上記同期分離回路から出力さ
れた同期信号に基づく上記クランプパルス信号を作成す
るとともに、上記同期信号検知回路が同期信号の無信号
を検出したときに出力した上記無信号時に対応するレベ
ル信号により上記クランプパルス信号を上記クランプ回
路がクランプ動作可能であるレベル信号にするクランプ
パルス発生回路と、を具備することを特徴とし、 本発明の同期信号検知回路の構成は、 同期信号の有信号時には同期分離された同期信号を積
分し、同期信号の無信号時は同期信号の有信号時におけ
るピーク電位となる同期分離出力を積分する手段と、し
きい値電圧を上記同期信号のうちの垂直同期信号の積分
レベルと上記ピーク電位の積分レベルとの中間の値とし
て上記積分する手段の出力が該しきい値電圧を超えた場
合に上記同期信号の無信号時に対応するレベル信号を出
力するしきい値回路と、を具備することを特徴とする。
F.作用 本発明は、映像信号の無信号時に同期分離出力が有信
号時のピーク電位になることを検出して、同期信号が無
信号であることを検出し、その無信号検出時において
も、クランプ回路に対しクランプ動作可能なレベル信号
を出力してクランプを行うことにより、無信号時にクラ
ンプパルス信号が無くなるために発生するクランプ回路
と同期分離回路のミスロック状態、即ち、有信号状態に
なっても何の動作もしなくなる状態を防止する。
号時のピーク電位になることを検出して、同期信号が無
信号であることを検出し、その無信号検出時において
も、クランプ回路に対しクランプ動作可能なレベル信号
を出力してクランプを行うことにより、無信号時にクラ
ンプパルス信号が無くなるために発生するクランプ回路
と同期分離回路のミスロック状態、即ち、有信号状態に
なっても何の動作もしなくなる状態を防止する。
G.実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
G1.映像信号処理装置の実施例(第1図) 第1図は本発明の映像信号処理装置の一実施例を示す
ブロック図である。本実施例は、第9図に示した輝度信
号処理ICにおけるピンを削減した同期分離関係の回路に
適用した場合の例を示している。第1図において、第9
図と同等の部材には同一の符号を付してある。1は輝度
信号処理IC、2は映像信号VINに対しAGCを働かせるため
のVCA、3はクランプパルスでクランプを行う同期クラ
ンプ回路、4はVCA2を制御するAGCディテクタ、5は同
期クランプ回路3の出力から同期分離を行うシンクセパ
レータ、10は同期クランプ回路3を制御するクランプパ
ルスおよびAGCディテクタ4のタイミングを制御するパ
ルス信号をシンクセパレータ5で同期分離された同期信
号から作成するパルスジェネレータ(PG)、7は同期ク
ランプ回路3から出力される映像信号を後段へ出力する
ためのバッファ、11はシンクセパレータ5の出力が無信
号時ハイレベルとなるなるのを利用して同期信号の有無
を検出し無信号時にパルスジェネレータ10のクランプパ
ルスをクランプ可能なレベルとなるように制御する同期
信号検知回路である。同期クランプ回路3はクランプタ
イミングコンデンサC0を有し、ピン8を介して接続して
いる。また、シンクセパレータ5の同期信号はピン9か
ら外部へ出力している。本実施例が第9図と相違する点
は、同期信号検知回路11を設けて同期信号の有無を検出
し、一方、同期クランプ回路3を制御するパルスジェネ
レータ10には、上記同期信号検知回路11が無信号を検出
したときに、クランプの制御入力を上記同期クランプ回
路3がクランプできるレベルにする制御手段を設けたこ
とである。
ブロック図である。本実施例は、第9図に示した輝度信
号処理ICにおけるピンを削減した同期分離関係の回路に
適用した場合の例を示している。第1図において、第9
図と同等の部材には同一の符号を付してある。1は輝度
信号処理IC、2は映像信号VINに対しAGCを働かせるため
のVCA、3はクランプパルスでクランプを行う同期クラ
ンプ回路、4はVCA2を制御するAGCディテクタ、5は同
期クランプ回路3の出力から同期分離を行うシンクセパ
レータ、10は同期クランプ回路3を制御するクランプパ
ルスおよびAGCディテクタ4のタイミングを制御するパ
ルス信号をシンクセパレータ5で同期分離された同期信
号から作成するパルスジェネレータ(PG)、7は同期ク
ランプ回路3から出力される映像信号を後段へ出力する
ためのバッファ、11はシンクセパレータ5の出力が無信
号時ハイレベルとなるなるのを利用して同期信号の有無
を検出し無信号時にパルスジェネレータ10のクランプパ
ルスをクランプ可能なレベルとなるように制御する同期
信号検知回路である。同期クランプ回路3はクランプタ
イミングコンデンサC0を有し、ピン8を介して接続して
いる。また、シンクセパレータ5の同期信号はピン9か
ら外部へ出力している。本実施例が第9図と相違する点
は、同期信号検知回路11を設けて同期信号の有無を検出
し、一方、同期クランプ回路3を制御するパルスジェネ
レータ10には、上記同期信号検知回路11が無信号を検出
したときに、クランプの制御入力を上記同期クランプ回
路3がクランプできるレベルにする制御手段を設けたこ
とである。
以上の構成の実施例において、同期信号検知回路11
は、シンクセパレータ5の出力が無信号時において連続
してハイレベル(H)になることを利用し、その連続す
るハイレベルを検出して無信号を検出する。この無信号
検出出力を受けて、パルスジェネレータ10は、クランプ
パルスを常時ハイレベル(H)にして同期クランプ回路
3が信号をクランプできる状態にし、無信号状態におい
て映像信号が入力されても、その映像信号入力に対して
クランプが正常に働くようにして、ミスロックを防止す
る。
は、シンクセパレータ5の出力が無信号時において連続
してハイレベル(H)になることを利用し、その連続す
るハイレベルを検出して無信号を検出する。この無信号
検出出力を受けて、パルスジェネレータ10は、クランプ
パルスを常時ハイレベル(H)にして同期クランプ回路
3が信号をクランプできる状態にし、無信号状態におい
て映像信号が入力されても、その映像信号入力に対して
クランプが正常に働くようにして、ミスロックを防止す
る。
G2.同期信号検知回路の第1の実施例(第1図,第2
図,第3図) 第2図は同期信号検知回路の第1の実施例を示す回路
構成図である。第2図において、第1図に対応するブロ
ックには、同一の符号を付してある。5はシンクセパレ
ータ、10はパルスジェネレータ、11は同期信号検知回路
である。
図,第3図) 第2図は同期信号検知回路の第1の実施例を示す回路
構成図である。第2図において、第1図に対応するブロ
ックには、同一の符号を付してある。5はシンクセパレ
ータ、10はパルスジェネレータ、11は同期信号検知回路
である。
パルスジェネレータ10は、積分回路10aと、コンパレ
ータ10bと、クランプパルス発生回路10cとから成る。積
分回路10aは、回路電源とグランドの間に直列に接続し
た電流源I1とコンデンサC1とから形成される充電回路
と、コンデンサC1と並列に接続したスイッチSW1と、こ
のスイッチSW1を同期信号の反転信号で閉じてコンデン
サC1を放電させる反転アンプ10dとから成る。反転アン
プ10dの入力は、シンクセパレータ5の出力に接続す
る。コンパレータ10bは、その2つの入力に、しきい値V
1を与える電圧源10eと、上記積分回路10の電流源I1とコ
ンデンサC1の接続点(B点)の出力とをそれぞれ接続す
る。コンパレータ10bの出力には、同期信号検知回路11
でオン/オフが制御されるnpnトランジスタQ1を接続す
る。このトランジスタQ1は、無信号検出時にクランプパ
ルスをハイレベルにして信号をクランプできる状態にす
る制御手段である。トランジスタQ1のコレクタはコンパ
レータ10bの出力に接続し、そのエミッタはグランドへ
接続する。クランプパルス発生回路10cは、npnトランジ
スタQ2,Q3,Q4と、pnpトランジスタQ5,Q6と、同期信号の
ハイレベルを判別するしきい値電圧V2を与える電圧源10
fと、電流源I2とで構成する。コンパレータ10bの出力は
トランジスタQ2のベースに接続し、トランジスタQ2のエ
ミッタはグランドへ、そのコレクタはトランジスタQ3の
ベースへ接続する。トランジスタQ3は、そのコレクタを
回路電源は接続し、そのエミッタをグランドへ抵抗R1を
通して接続するとともにトランジスタQ4のベースに接続
し、トランジスタQ3のベースはトランジスタQ4のコレク
タとトランジスタQ5のコレクタへ接続する。トランジス
タQ4のエミッタは、抵抗R2を通してグランドへ接続す
る。トランジスタQ5は、そのベースを電圧源10fに接続
し、そのエミッタをトランジスタQ6のエミッタとともに
回路電源に接続した電流源I2に接続する。トランジスタ
Q6は、そのコレクタをグランドへ接続し、そのベースを
シンクセパレータ5の出力へ接続する。上記において、
クランプパルスはトランジスタQ3のエミッタから出力さ
れる。
ータ10bと、クランプパルス発生回路10cとから成る。積
分回路10aは、回路電源とグランドの間に直列に接続し
た電流源I1とコンデンサC1とから形成される充電回路
と、コンデンサC1と並列に接続したスイッチSW1と、こ
のスイッチSW1を同期信号の反転信号で閉じてコンデン
サC1を放電させる反転アンプ10dとから成る。反転アン
プ10dの入力は、シンクセパレータ5の出力に接続す
る。コンパレータ10bは、その2つの入力に、しきい値V
1を与える電圧源10eと、上記積分回路10の電流源I1とコ
ンデンサC1の接続点(B点)の出力とをそれぞれ接続す
る。コンパレータ10bの出力には、同期信号検知回路11
でオン/オフが制御されるnpnトランジスタQ1を接続す
る。このトランジスタQ1は、無信号検出時にクランプパ
ルスをハイレベルにして信号をクランプできる状態にす
る制御手段である。トランジスタQ1のコレクタはコンパ
レータ10bの出力に接続し、そのエミッタはグランドへ
接続する。クランプパルス発生回路10cは、npnトランジ
スタQ2,Q3,Q4と、pnpトランジスタQ5,Q6と、同期信号の
ハイレベルを判別するしきい値電圧V2を与える電圧源10
fと、電流源I2とで構成する。コンパレータ10bの出力は
トランジスタQ2のベースに接続し、トランジスタQ2のエ
ミッタはグランドへ、そのコレクタはトランジスタQ3の
ベースへ接続する。トランジスタQ3は、そのコレクタを
回路電源は接続し、そのエミッタをグランドへ抵抗R1を
通して接続するとともにトランジスタQ4のベースに接続
し、トランジスタQ3のベースはトランジスタQ4のコレク
タとトランジスタQ5のコレクタへ接続する。トランジス
タQ4のエミッタは、抵抗R2を通してグランドへ接続す
る。トランジスタQ5は、そのベースを電圧源10fに接続
し、そのエミッタをトランジスタQ6のエミッタとともに
回路電源に接続した電流源I2に接続する。トランジスタ
Q6は、そのコレクタをグランドへ接続し、そのベースを
シンクセパレータ5の出力へ接続する。上記において、
クランプパルスはトランジスタQ3のエミッタから出力さ
れる。
同期信号検知回路11は、積分回路10aとコンパレータ1
1aとで構成する。ここで積分回路10aは、上記のパルス
ジェネレータ10と共用のものである。コンパレータ11a
は、その2つの入力にB点と、しきい値V3を与える電圧
源11bとをそれぞれ接続し、その出力を前述のトランジ
スタQ1のベースへ接続する。
1aとで構成する。ここで積分回路10aは、上記のパルス
ジェネレータ10と共用のものである。コンパレータ11a
は、その2つの入力にB点と、しきい値V3を与える電圧
源11bとをそれぞれ接続し、その出力を前述のトランジ
スタQ1のベースへ接続する。
以上のように構成した同期信号検知回路の第1の実施
例の動作および作用を述べる。
例の動作および作用を述べる。
第3図は本実施例の動作説明用の第2図の各部の信号
波形図である。(a)はシンクセパレータ5の出力点
(A点)の波形を示し、(b)はB点の波形を示し、
(c)はクランプパルスの波形を示している。通常動作
の場合、積分回路10aは、シンクセパレータ5から出力
されるコンポジットシンク(同期信号)の間、スイッチ
SW1をオフとし、コンデンサC1を充電して(b)に示す
ような三角波を発生する。この三角波はコンパレータ10
bに入り、あるしきい値電圧V1と比較されて、その出力
でトランジスタQ2をオンにする。コンポジットシンクが
出力されてからトランジスタQ2がオンされるまでの間、
トランジスタQ5,Q3が導通されて、(c)に示すような
所望のパルス幅(2.5μS)を持つクランプパルスが発
生される。次に無信号時の場合、シンクセパレータ5の
出力は、コンポジットシンクのレベルと同じハイレベル
(H)のままになるので、スイッチSW1はオフに制御さ
れたままとなり、従って、コンデンサC1は充電されたま
まとなってB点の電位はハイレベルにつり上がり、トラ
ンジスタQ2をオンにしようとする。トランジスタQ2がオ
ンすれば、トランジスタQ3がオフとなるのでクランプパ
ルスはローレベル(L)に落されてしまう。そこで、本
実施例では、B点のハイレベル即ち無信号状態をコンパ
レータ10aで検出し、その検出出力でトランジスタQ1を
オンにし、トランジスタQ2をオフに制御する。これによ
り、トランジスタQ5,トランジスタQ3が導通されてクラ
ンプパルスをハイレベルにする。このように無信号時に
おいてクランプパルスをクランプ動作可能なレベルにす
ることができる。
波形図である。(a)はシンクセパレータ5の出力点
(A点)の波形を示し、(b)はB点の波形を示し、
(c)はクランプパルスの波形を示している。通常動作
の場合、積分回路10aは、シンクセパレータ5から出力
されるコンポジットシンク(同期信号)の間、スイッチ
SW1をオフとし、コンデンサC1を充電して(b)に示す
ような三角波を発生する。この三角波はコンパレータ10
bに入り、あるしきい値電圧V1と比較されて、その出力
でトランジスタQ2をオンにする。コンポジットシンクが
出力されてからトランジスタQ2がオンされるまでの間、
トランジスタQ5,Q3が導通されて、(c)に示すような
所望のパルス幅(2.5μS)を持つクランプパルスが発
生される。次に無信号時の場合、シンクセパレータ5の
出力は、コンポジットシンクのレベルと同じハイレベル
(H)のままになるので、スイッチSW1はオフに制御さ
れたままとなり、従って、コンデンサC1は充電されたま
まとなってB点の電位はハイレベルにつり上がり、トラ
ンジスタQ2をオンにしようとする。トランジスタQ2がオ
ンすれば、トランジスタQ3がオフとなるのでクランプパ
ルスはローレベル(L)に落されてしまう。そこで、本
実施例では、B点のハイレベル即ち無信号状態をコンパ
レータ10aで検出し、その検出出力でトランジスタQ1を
オンにし、トランジスタQ2をオフに制御する。これによ
り、トランジスタQ5,トランジスタQ3が導通されてクラ
ンプパルスをハイレベルにする。このように無信号時に
おいてクランプパルスをクランプ動作可能なレベルにす
ることができる。
第4図はコンポジットシンクのV(垂直)区間の動作
説明用の各部信号波形図である。(a),(b),
(c)は、それぞれ第3図と同一点の信号波形、即ちA
点,B点,クランプパルスの波形を示している。V区間に
おいては、(a)に示すようにシンク幅が広いので、電
流源I1とコンデンサC1による充電の時定数が小さいと、
B点の電圧がほぼハイレベル(H)につり上がってしま
い、この間、無信号検出回路11が働いて、(c)に示す
クランプパルスが幅広なパルスとなる。この幅広なクラ
ンプパルスで信号のV区間をクランプすると、電流を引
き過ぎてVサグが発生してしまう。このVサグが発生す
ると、画面の上下で明るさに差が生じたり、ダビング時
にAGCが誤動作したり、あるいは同期関係が乱れたりす
る虞れがある。このため、クランプパルスは、幅狭にし
なくてはならない。そこで、積分回路10aの時定数を大
きくすれば良いことになるが、すると第3図の通常動作
におけるパルス幅が広がり、調整が困難になる。この不
具合点を解消したものが、次に述べる同期信号検知回路
の第2の実施例である。
説明用の各部信号波形図である。(a),(b),
(c)は、それぞれ第3図と同一点の信号波形、即ちA
点,B点,クランプパルスの波形を示している。V区間に
おいては、(a)に示すようにシンク幅が広いので、電
流源I1とコンデンサC1による充電の時定数が小さいと、
B点の電圧がほぼハイレベル(H)につり上がってしま
い、この間、無信号検出回路11が働いて、(c)に示す
クランプパルスが幅広なパルスとなる。この幅広なクラ
ンプパルスで信号のV区間をクランプすると、電流を引
き過ぎてVサグが発生してしまう。このVサグが発生す
ると、画面の上下で明るさに差が生じたり、ダビング時
にAGCが誤動作したり、あるいは同期関係が乱れたりす
る虞れがある。このため、クランプパルスは、幅狭にし
なくてはならない。そこで、積分回路10aの時定数を大
きくすれば良いことになるが、すると第3図の通常動作
におけるパルス幅が広がり、調整が困難になる。この不
具合点を解消したものが、次に述べる同期信号検知回路
の第2の実施例である。
G3.同期信号検知回路の第2の実施例(第5図,第6
図,第7図) 第5図は本発明の同期信号検知回路の第2の実施例の
回路構成図である。本実施例は、同期信号検知回路を構
成する積分回路をパルスジェネレータと共用せず、独立
に設けたものである。第5図において、第2図と同等機
能を持つ部材には同一の符号を付してある。5はシンク
セパレータ、10はパルスジェネレータ、11′は同期信号
検知回路である。パルスジェネレータ10は、積分回路10
aの出力を同期信号検知回路11′に分岐しないこととす
る以外は、第2図と全く同一に構成する。同期信号検知
回路11′は、コンパレータ11aと、積分回路11cとで構成
する。コンパレータ11aは、第2図のコンパレータ同一
機能を有し、その2つの入力にはそれぞれしきい値電圧
V3を与える電圧源11bと、積分回路11cの出力を接続し、
その出力はトランジスタQ1のベースへ接続する。積分回
路11cは、例えば、コンデンサC2を有して積分特性を持
つコンパレータ11dで構成できる。コンパレータ11dの入
力には、シンクセパレータ5の出力と、同期信号を識別
するしきい値電圧V4を与える電圧源11eを接続する。
図,第7図) 第5図は本発明の同期信号検知回路の第2の実施例の
回路構成図である。本実施例は、同期信号検知回路を構
成する積分回路をパルスジェネレータと共用せず、独立
に設けたものである。第5図において、第2図と同等機
能を持つ部材には同一の符号を付してある。5はシンク
セパレータ、10はパルスジェネレータ、11′は同期信号
検知回路である。パルスジェネレータ10は、積分回路10
aの出力を同期信号検知回路11′に分岐しないこととす
る以外は、第2図と全く同一に構成する。同期信号検知
回路11′は、コンパレータ11aと、積分回路11cとで構成
する。コンパレータ11aは、第2図のコンパレータ同一
機能を有し、その2つの入力にはそれぞれしきい値電圧
V3を与える電圧源11bと、積分回路11cの出力を接続し、
その出力はトランジスタQ1のベースへ接続する。積分回
路11cは、例えば、コンデンサC2を有して積分特性を持
つコンパレータ11dで構成できる。コンパレータ11dの入
力には、シンクセパレータ5の出力と、同期信号を識別
するしきい値電圧V4を与える電圧源11eを接続する。
第6図は、以上のように構成した同期信号検出回路の
第2の実施例の動作説明図である。(a)はシンクセパ
レータ5の出力(A点)の無信号時T1の波形と通常信号
(有信号)時T2の波形を示し、(b)は積分回路11cの
出力(B点)の無信号時T1と通常信号時T2の波形を示
し、(c)は同じく無信号時T1と通常信号時T2のクラン
プパルスの波形を示している。同期信号検知回路11′に
おける積分回路11cの充放電時定数はV区間の幅広なV
シンクの積分レベル(波高値)が無信号時につり上がる
ハイレベル(H)以下になるように設定される。これに
よって、コンパレータ11dのコンデンサC2の充放電電圧
は、無信号時T1においてシンクセパレータ5の出力がハ
イレベルにつり上がるので、充電されたままとなり、ハ
イレベル(H)となってトランジスタQ1をオンに制御
し、クランプパルスをクランプ動作可能なハイレベルと
する。通常信号時T2においては、コンデンサC2がコンポ
ジットシンクの立ち上がりから充電され、その立ち下が
りから放電されるので(b)のT2時のような三角波とな
るが、V区間の積分レベルの最大レベルでもハイレベル
(H)には至らない。そこで、しきい値電圧V3を無信号
時T1のハイレベルとV区間の積分レベルの最大値との中
間の値に設定することで、コンパレータ11aの出力を無
信号時にはハイレベルとし、通常信号時にはローレベル
として、無信号を正確に検出することが可能になる。こ
れにより、無信号時T1には、前述したようにトランジス
タQ1をオンさせてクランプパルスをハイレベルとするこ
とができ、通常信号時には、トランジスタQ1を確実にオ
フさせてV区間の誤動作をなくし、パルスジェネレータ
を最適に動作させて幅狭のクランプパルスを発生するこ
とができ、信号のクランプによるVサブの発生をなくす
ことができる。
第2の実施例の動作説明図である。(a)はシンクセパ
レータ5の出力(A点)の無信号時T1の波形と通常信号
(有信号)時T2の波形を示し、(b)は積分回路11cの
出力(B点)の無信号時T1と通常信号時T2の波形を示
し、(c)は同じく無信号時T1と通常信号時T2のクラン
プパルスの波形を示している。同期信号検知回路11′に
おける積分回路11cの充放電時定数はV区間の幅広なV
シンクの積分レベル(波高値)が無信号時につり上がる
ハイレベル(H)以下になるように設定される。これに
よって、コンパレータ11dのコンデンサC2の充放電電圧
は、無信号時T1においてシンクセパレータ5の出力がハ
イレベルにつり上がるので、充電されたままとなり、ハ
イレベル(H)となってトランジスタQ1をオンに制御
し、クランプパルスをクランプ動作可能なハイレベルと
する。通常信号時T2においては、コンデンサC2がコンポ
ジットシンクの立ち上がりから充電され、その立ち下が
りから放電されるので(b)のT2時のような三角波とな
るが、V区間の積分レベルの最大レベルでもハイレベル
(H)には至らない。そこで、しきい値電圧V3を無信号
時T1のハイレベルとV区間の積分レベルの最大値との中
間の値に設定することで、コンパレータ11aの出力を無
信号時にはハイレベルとし、通常信号時にはローレベル
として、無信号を正確に検出することが可能になる。こ
れにより、無信号時T1には、前述したようにトランジス
タQ1をオンさせてクランプパルスをハイレベルとするこ
とができ、通常信号時には、トランジスタQ1を確実にオ
フさせてV区間の誤動作をなくし、パルスジェネレータ
を最適に動作させて幅狭のクランプパルスを発生するこ
とができ、信号のクランプによるVサブの発生をなくす
ことができる。
第7図は上記同期信号検知回路の第2の実施例の具体
的な回路図である。第7図において、第6図に対応する
部材やブロックには同一の符号を付してある。即ち、10
aはコンパレータ、10cは積分回路、Q1はパルスジェネレ
ータ側のトランジスタである。
的な回路図である。第7図において、第6図に対応する
部材やブロックには同一の符号を付してある。即ち、10
aはコンパレータ、10cは積分回路、Q1はパルスジェネレ
ータ側のトランジスタである。
積分回路10cは、差動対を形成するnpnトランジスタQ
10,Q11と、トランジスタQ10,Q11の共通エミッタとグラ
ンドGND間に接続した電流源I3と、トランジスタQ10,Q11
のコレクタ側に接続したトランジスタQ12,Q13,Q14,Q15
から成るカレントミラー回路と、トランジスタQ11のコ
レクタとグランドGND間に並列接続した積分用のコンデ
ンサC2と電流源I4と、トランジスタQ11のベースに接続
したしきい値電圧V4を与える電圧源11eとで構成する。
上記においてコンポジットシンクは、トランジスタQ10
のベースに入力される。
10,Q11と、トランジスタQ10,Q11の共通エミッタとグラ
ンドGND間に接続した電流源I3と、トランジスタQ10,Q11
のコレクタ側に接続したトランジスタQ12,Q13,Q14,Q15
から成るカレントミラー回路と、トランジスタQ11のコ
レクタとグランドGND間に並列接続した積分用のコンデ
ンサC2と電流源I4と、トランジスタQ11のベースに接続
したしきい値電圧V4を与える電圧源11eとで構成する。
上記においてコンポジットシンクは、トランジスタQ10
のベースに入力される。
コンパレータ10aは、トランジスタQ16,Q17,Q18の組と
トランジスタQ19,Q20,Q21の組とで差動対を形成し、ト
ランジスタQ18のコレクタにトランジスタQ22,Q23から成
るカレントミラー回路を接続し、トランジスタQ24,Q25,
Q26,Q27,Q28により上記差動対の電流源を形成して構成
する。上記において、トランジスタ16のベースには、積
分回路10cの出力を接続し、トランジスタQ21のベースに
は、安定化電源VREGを抵抗R3,R4で分圧したしきい値電
圧V3を接続する。また、カレントミラー回路の出力は、
トランジスタQ1のベースへ接続する。
トランジスタQ19,Q20,Q21の組とで差動対を形成し、ト
ランジスタQ18のコレクタにトランジスタQ22,Q23から成
るカレントミラー回路を接続し、トランジスタQ24,Q25,
Q26,Q27,Q28により上記差動対の電流源を形成して構成
する。上記において、トランジスタ16のベースには、積
分回路10cの出力を接続し、トランジスタQ21のベースに
は、安定化電源VREGを抵抗R3,R4で分圧したしきい値電
圧V3を接続する。また、カレントミラー回路の出力は、
トランジスタQ1のベースへ接続する。
以上のような構成において、トランジスタQ10,Q11に
よりコンポジットシンクとしきい値電圧V4が比較され、
コンデンサC2が充放電される。この充放電電圧は、無信
号のときハイレベル(H)となり、通常のコンポジット
シンクでは積分されてそのレベルまでには至らない。こ
のような充放電電圧が、抵抗R3,R4で決まる電位V3とト
ランジスタQ18,Q19で比較され、ハイレベルを出力す
る。即ち、無信号時だけトランジスタQ18を導通させて
その無信号を検出し、このときトランジスタQ22,Q23を
導通させてトランジスタQ1をオンにすることで、前述し
たようにクランプパルスをハイレベルにしている。
よりコンポジットシンクとしきい値電圧V4が比較され、
コンデンサC2が充放電される。この充放電電圧は、無信
号のときハイレベル(H)となり、通常のコンポジット
シンクでは積分されてそのレベルまでには至らない。こ
のような充放電電圧が、抵抗R3,R4で決まる電位V3とト
ランジスタQ18,Q19で比較され、ハイレベルを出力す
る。即ち、無信号時だけトランジスタQ18を導通させて
その無信号を検出し、このときトランジスタQ22,Q23を
導通させてトランジスタQ1をオンにすることで、前述し
たようにクランプパルスをハイレベルにしている。
なお、本発明はその主旨に沿って種々に応用され、種
々の実施態様を取り得ることは当然である。
々の実施態様を取り得ることは当然である。
H.発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明の映像信号処理
装置と同期信号検知回路によれば、クランプ出力で同期
分離を行い、その同期分離された同期信号に基づいてク
ランプを制御するような映像信号処理において、クラン
プと同期分離が無信号によりミスロック状態に陥いるの
を防ぐことができ、IC化する上でピンを削減したブロッ
クの実現が可能となる。また、本発明の請求項2の同期
信号検知回路によれば、上記に加えてクランプにおける
Vサグの発生を防止することができる。
装置と同期信号検知回路によれば、クランプ出力で同期
分離を行い、その同期分離された同期信号に基づいてク
ランプを制御するような映像信号処理において、クラン
プと同期分離が無信号によりミスロック状態に陥いるの
を防ぐことができ、IC化する上でピンを削減したブロッ
クの実現が可能となる。また、本発明の請求項2の同期
信号検知回路によれば、上記に加えてクランプにおける
Vサグの発生を防止することができる。
第1図は本発明の映像信号処理装置の一実施例を示すブ
ロック図、第2図は本発明の同期信号検知回路の第1の
実施例の回路構成図、第3図および第4図は上記同期信
号検知回路の第1の実施例の各部信号波形図、第5図は
本発明の同期信号検知回路の第2の実施例の回路構成
図、第6図は上記同期信号検知回路の第2の実施例の動
作説明図、第7図は上記同期信号検知回路の第2の実施
例の具体的な回路図、第8図,第9図は従来例のブロッ
ク図である。 1……輝度信号処理IC、3……同期クランプ回路、5…
…シンクセパレータ、10……パルスジェネレータ、10a
……積分回路、10c……クランプパルス発生回路、11,1
1′……同期信号検知回路、11a……コンパレータ、11c
……積分回路、Q1……トランジスタ。
ロック図、第2図は本発明の同期信号検知回路の第1の
実施例の回路構成図、第3図および第4図は上記同期信
号検知回路の第1の実施例の各部信号波形図、第5図は
本発明の同期信号検知回路の第2の実施例の回路構成
図、第6図は上記同期信号検知回路の第2の実施例の動
作説明図、第7図は上記同期信号検知回路の第2の実施
例の具体的な回路図、第8図,第9図は従来例のブロッ
ク図である。 1……輝度信号処理IC、3……同期クランプ回路、5…
…シンクセパレータ、10……パルスジェネレータ、10a
……積分回路、10c……クランプパルス発生回路、11,1
1′……同期信号検知回路、11a……コンパレータ、11c
……積分回路、Q1……トランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−116574(JP,A) 特開 昭64−68070(JP,A) 特開 平2−71674(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/16 - 5/18 H04N 5/08 - 5/10
Claims (2)
- 【請求項1】同期信号に基づくクランプパルス信号で映
像信号をクランプするとともに、該クランプパルス信号
が所定のレベル信号であればクランプ動作可能であるク
ランプ回路と、 上記クランプされた映像信号から上記同期信号を分離し
て出力するとともに、同期信号の無信号時には有信号時
のピーク電位を出力する同期分離回路と、 上記ピーク電位を検出して同期信号の無信号を検出し該
同期信号の無信号時には該無信号時に対応するレベル信
号を出力する同期信号検知回路と、 上記同期分離回路から出力された同期信号に基づく上記
クランプパルス信号を作成するとともに、上記同期信号
検知回路が同期信号の無信号を検出したときに出力した
上記無信号時に対応するレベル信号により上記クランプ
パルス信号を上記クランプ回路がクランプ動作可能であ
るレベル信号にするクランプパルス発生回路と、 を具備することを特徴とする映像信号処理装置。 - 【請求項2】同期信号の有信号時には同期分離された同
期信号を積分し、同期信号の無信号時は同期信号の有信
号時におけるピーク電位となる同期分離出力を積分する
手段と、 しきい値電圧を上記同期信号のうちの垂直同期信号の積
分レベルと上記ピーク電位の積分レベルとの中間の値と
して上記積分する手段の出力が該しきい値電圧を超えた
場合に上記同期信号の無信号時に対応するレベル信号を
出力するしきい値回路と、 を具備することを特徴とする同期信号検知回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1294357A JP3057697B2 (ja) | 1989-11-13 | 1989-11-13 | 映像信号処理装置と同期信号検知回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1294357A JP3057697B2 (ja) | 1989-11-13 | 1989-11-13 | 映像信号処理装置と同期信号検知回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03154263A JPH03154263A (ja) | 1991-07-02 |
JP3057697B2 true JP3057697B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=17806665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1294357A Expired - Fee Related JP3057697B2 (ja) | 1989-11-13 | 1989-11-13 | 映像信号処理装置と同期信号検知回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057697B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU1806799A (en) * | 1997-12-08 | 1999-06-28 | Thomson Consumer Electronics, Inc | Clamp pulse generator control |
-
1989
- 1989-11-13 JP JP1294357A patent/JP3057697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03154263A (ja) | 1991-07-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |