JPH0799081A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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Publication number
JPH0799081A
JPH0799081A JP26618593A JP26618593A JPH0799081A JP H0799081 A JPH0799081 A JP H0799081A JP 26618593 A JP26618593 A JP 26618593A JP 26618593 A JP26618593 A JP 26618593A JP H0799081 A JPH0799081 A JP H0799081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
temperature
bus bars
sides
heating device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26618593A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Matsui
宣夫 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
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Publication of JPH0799081A publication Critical patent/JPH0799081A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶セル等の被加熱物に密着して加熱する加
熱装置において、中央部と周辺部の温度勾配を改善して
温度差を小さくする。 【構成】 基板2上に導電性の薄膜材料3を一様に付着
して四角形状のヒーター1を形成し、その相対する二辺
にバスバー8a,8bを設ける。このバスバー8a,8
bは、各々の相対向する一辺を互いに平行にして一直線
状にし、また所定の電圧降下を生じるように幅を小さく
したり、薄くしたり、あるいは抵抗値の幾分高い物質を
使って形成する。そして、これらのバスバー8a,8b
の両端側に電力供給用の接続端子9a,9b及び10
a,10bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶表示素子(液晶
セル)などを加熱するのに適した加熱装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図9は液晶セル等の被加熱物に密着して
温度制御を行う従来の加熱装置の構成図であり、(a)
は平面図、(b)は側面図となっている。同図におい
て、1は基板2の表面に導電性の薄膜材料3を一様に付
着して形成したヒーターで、例えばITO付フィルム,
ITO付ガラス,金蒸着フィルム等として形成される。
【0003】また、4a,4bは上記ヒーター1の相対
する二辺に設けたバスバーで、等幅の帯状に形成されて
おり、その中央に電力供給用の接続端子5a,5bが設
けられている。
【0004】上記ヒーター1の両側のバスバー4a,4
bは、ヒーター1の相対する二辺全面にほぼ均一に電圧
が加わるように、つまり該バスバー4a,4bでできる
だけ電圧降下が起きないように、抵抗値の十分低い物質
で幅が均一に形成されている。したがって、接続端子5
a,5bの位置は、バスバー4a,4bの抵抗値が十分
低いので、バスバー4a,4bのどの位置でも大きな相
違はない。
【0005】図10は上記のヒーター1の温度制御を行
う場合の最も簡単な回路構成例を示したものである。こ
の例では、サーミスタ等の感温素子6によってヒーター
1の温度を検出し、その検出値に従って温度制御回路7
によりヒーター1への通電を制御する。すなわち、温度
制御回路7は、ある温度T1以下ではヒーター1に電気
が通電され、ある温度T2(T1<T2)以上では通電
されなくなるように制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の加熱装置にあっては、液晶セル等の被加熱
物にヒーターを密着して温度制御を行った場合、図11
の熱分布(温度分布)図に示すように中央部から周辺部
にかけて温度勾配が生じ、均一に加熱することができ
ず、したがって液晶セルの場合などでは表示むらが発生
するという問題点があった。
【0007】この原因は単純に周辺部の方が熱が逃げ易
いためであるが、その根拠としては、次のことがあげら
れる。すなわち、被加熱物をほぼ温度分布が均一な状態
(常温)から加熱した場合、温度上昇が少ないうちは図
12に示すように大きな温度勾配が生じない。また、被
加熱物を制御温度に近い雰囲気中で温度制御した場合
は、図13に示すようにほとんど温度勾配は生じない。
【0008】この発明は、上記のような問題点に着目し
てなされたもので、中央部と周辺部の温度勾配が改善さ
れ、またヒーターを垂直あるいは斜めに傾斜して設置し
た場合でも温度勾配を最小にすることができる加熱装置
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の加熱装置は、
導電性の薄膜材料を基板上に一様に付着して形成した四
角形状のヒーターを有し、この四角形状のヒーターの相
対する二辺に、各々の相対向する一辺を互いに平行にし
たバスバーをそれぞれ所定の電圧降下を生じるように設
け、これらのバスバーの両端側にそれぞれ電力供給用の
接続端子を設けたものである。
【0010】また、上記ヒーターの両バスバーの同一辺
側の接続端子にそれぞれ交互に電圧を印加するように構
成したものである。
【0011】また、ヒーターのバスバーが設けられた辺
以外の他の二辺の近辺にそれぞれ感温素子を設け、この
二つの感温素子の出力差に応じて電力供給用の各接続端
子に印加する電圧の印加比率を自動的に調整するように
構成したものである。
【0012】
【作用】この発明の加熱装置においては、四角形状のヒ
ーターの相対する二辺にバスバーが設けられ、このバス
バーの各々の相対向する一辺が互いに平行で、且つ所定
の電圧降下が生じるように形成され、その両端側に電力
供給用の接続端子が設けられているので、中央部と周辺
部の温度勾配が改善される。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す構成図であ
り、図9と同一符号は同一構成部分を示している。図に
おいて、1は導電性の薄膜材料3を基板2上に一様に付
着して形成した四角形状のヒーターで、例えばITO付
フィルム,ITO付ガラス等を四角に切断することによ
り形成される。
【0014】8a,8bは上記ヒーター1の相対する二
辺に設けられた変形のバスバーで、各々の相対向する一
辺を互いに平行にして一直線状にし、またこの部分で所
定の電圧降下を生じるように幅を細くしたり、厚さを薄
くしたり、あるいは抵抗値の幾分高い物質を使って形成
している。9a,9b及び10a,10bは各バスバー
8a,8bの両端側に設けられた電力供給用の接続端子
である。
【0015】上記バスバー8a,8bは、相対向する一
辺a,bが平行で一直線状にしてあるが、これがもし図
2に示すように一直線状でないとすると、点A,Bに電
流が集中し、そこだけ異常に発熱してしまうことにな
る。また接続端子9a,9b,10a,10bは、ヒー
ター1の四隅に設けている。
【0016】図3は上記のヒーター1を用いて温度制御
を行う場合の回路構成を示すブロック図である。図中、
11はパルス信号を発生する発振回路、12はパルス幅
変調(PWM)回路、13はパルス幅変調された信号U
と反転器(インバータ)14により反転された信号Lが
入力される制御回路、15はサーミスタ等の感温素子6
によりヒーター1の温度を検出する温度検出回路、1
6,17は増幅駆動用のアンプである。
【0017】上記構成の回路において、発振回路11よ
り出力されたパルス信号は、パルス幅変調回路12を通
過した後、信号Uとその反転信号である信号Lとに分れ
て同時に制御回路13に入力される。そして、温度検出
回路15からの信号に応じて、信号Uはアンプ16に出
力され、信号Lはアンプ17に出力される。
【0018】この時、アンプ16はヒーター1の図で上
側の両端の接続端子9a,10aに、またアンプ17は
下側の両端の接続端子9b,10bにそれぞれ電圧が印
加されるように接続されている。そして、信号U,Lは
共にH(高レベル)またはL(低レベル)のデジタル信
号であり、アンプ16,17はそれぞれ信号U,LがH
の時に通電するようになっている。
【0019】すなわち、信号UとLが互いに反転の関係
にあることから、ヒーター1には上側両端の接続端子9
a,10aと下側両端の接続端子9b,10bに交互に
電圧が加わることになる。
【0020】ここで、上記ヒーター1に電圧を印加する
時の実際の回路は図4に示すようになっている。ヒータ
ー1の上側両端の接続端子9a,10aと下側両端の接
続端子9b,10bは、それぞれ連動するスイッチ18
aと18bの両側の各接点に接続され、これらのスイッ
チ18a,18bの反対側の接点は直流電源19に接続
されている。そして、電圧の印加されていない側の接続
端子は、フローティング状態となる。
【0021】また、ヒーター1の上下に電圧が加わって
いる時間の比率は、パルス幅変調回路12によって調整
可能になっている。したがって、特殊な場合は、片側0
対100%ということも可能である。
【0022】そしてヒーター1の温度制御は、従来と同
様感温素子6によってヒーター1の温度を検出し、ある
温度T1以下なら信号U,Lをそのままアンプ16,1
7に送ってヒーター1の両バスバー8a,8bの同一辺
側の接続端子に交互に電圧を印加し、ある温度T2(T
1<T2)以上になったら信号U,Lを共に強制的にL
の状態にし、ヒーター1への通電を中断させることによ
り行う。なお、上記の信号U,Lは、HとLの状態が全
く逆であっても良い。
【0023】このように、四角形状のヒーター1の相対
する二辺にバスバー8a,8bを設け、このバスバー8
a,8bの各々の相対向する一辺を互いに平行にし、且
つある程度の電圧降下が生じるように形成し、その両端
側に電力供給用の接続端子9a,9b及び10a,10
bを設けているので、中央部と周辺部の温度勾配を改善
することができる。
【0024】すなわち、両バスバー8a,8bの相対向
する一辺が平行で一直線状であるので、前述のようにあ
る点で異常に発熱することがなく、またバスバー8a,
8bの部分である程度の電圧降下が生じるようにし、そ
の両側に接続端子9a,9bと10a,10bを設けて
いるので、熱の逃げ易い周辺部の影響を緩和することが
できる。
【0025】図5は銀ペーストを塗布した本実施例の変
形バスバーの前面に電圧を印加して温度制御した時の熱
分布図である。従来と比べて基本的に中央部から周辺部
にかけての温度勾配はなくなっていないが、図の長手方
向(横方向)の温度勾配は改善されている。
【0026】また、ヒーター1を垂直あるいは斜めに傾
斜して設置した場合、従来方式では図6に示すように温
度分布が上側に片寄ってしまうが、本実施例の方式によ
れば、上下の電圧の印加時間を適当に調整することがで
きるので、図7,図8に示すように温度勾配を最小にす
ることができる。
【0027】図7はヒーター1を垂直状態にして温度制
御を行った場合の熱分布を示し、上下の電圧印加比率は
上側0%、下側100%である。また図8はヒーター1
を25°傾斜させた状態で温度制御を行った場合を示
し、上下の電圧印加比率は上側20%、下側80%であ
る。
【0028】図14はこの発明の他の実施例を示すブロ
ック図であり、図3と同一符号は同一構成部分を示して
いる。この実施例は、ヒーター1のバスバー8a,8b
が設けられた辺以外の他の二辺の近辺にそれぞれサーミ
スタ等の感温素子6a,6bを設け、この二つの感温素
子6a,6bの出力差に応じて電力供給用の各接続端子
9a,9b及び10a,10bに印加する電圧の印加比
率を自動的に調整するようにしたものである。
【0029】このように、バスバー8a,8bが設けら
れていない方の対向する二辺に感温素子6a,6bを設
け、両感温素子6a,6bの出力差により、適宜な制御
手段を用いて各接続端子への電圧印加比率を自動的に決
定することにより、ヒーター1の温度勾配を最小にして
常に適切な状態にすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、四角
形状のヒーターの相対する二辺に、各々の相対向する一
辺を互いに平行にしたバスバーをそれぞれ所定の電圧降
下を生じるように設け、これらのバスバーの両端側にそ
れぞれ電力供給用の接続端子を設けたので、中央部と周
辺部の温度勾配を改善することができ、またヒーターを
垂直あるいは斜めにして設置した場合でも温度勾配を最
小にすることができるという効果がある。
【0031】また、ヒーターのバスバーが設けられた辺
以外の他の二辺の近辺にそれぞれサーミスタ等の感温素
子を設け、この二つの感温素子の出力差に応じて電力供
給用の各接続端子に印加する電圧の印加比率を自動的に
調整することにより、ヒーターの温度勾配を最小にして
常に適切な状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す構成図
【図2】 相対向する一辺が一直線状でないバスバーを
示す説明図
【図3】 図1のヒーターの温度制御を行う場合の回路
構成を示すブロック図
【図4】 図3のヒーターの電圧印加時の実際の回路図
【図5】 図3の回路でヒーターの温度制御を行った時
の熱分布図
【図6】 ヒーターを垂直状態にして温度制御を行った
時の従来の熱分布図
【図7】 ヒーターを垂直状態にして温度制御を行った
時の一実施例における熱分布図
【図8】 ヒーターを傾斜させた状態にして温度制御を
行った時の一実施例における熱分布図
【図9】 従来例を示す構成図
【図10】 図9のヒーターの温度制御を行う場合の回
路構成を示すブロック図
【図11】 図10の回路でヒーターの温度制御を行っ
た時の熱分布図
【図12】 ヒーターを常温から加熱した場合の熱分布
【図13】 ヒーターを制御温度に近い雰囲気中で温度
制御を行った場合の熱分布図
【図14】 この発明の他の実施例を示すブロック図
【符号の説明】
1 ヒーター 2 基板 3 薄膜材料 6a,6b 感温素子 8a,8b バスバー 9a,9b 接続端子 10a,10b 接続端子 13 制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性の薄膜材料を基板上に一様に付着
    して形成した四角形状のヒーターを有し、この四角形状
    のヒーターの相対する二辺に、各々の相対向する一辺を
    互いに平行にしたバスバーをそれぞれ所定の電圧降下を
    生じるように設け、これらのバスバーの両端側にそれぞ
    れ電力供給用の接続端子を設けたことを特徴とする加熱
    装置。
  2. 【請求項2】 ヒーターの両バスバーの同一辺側の接続
    端子にそれぞれ交互に電圧を印加することを特徴とする
    請求項1記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 ヒーターのバスバーが設けられた辺以外
    の他の二辺の近辺にそれぞれ感温素子を設け、この二つ
    の感温素子の出力差に応じて電力供給用の各接続端子に
    印加する電圧の印加比率を自動的に調整することを特徴
    とする請求項1または2記載の加熱装置。
JP26618593A 1993-06-29 1993-10-25 加熱装置 Withdrawn JPH0799081A (ja)

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JP26618593A JPH0799081A (ja) 1993-06-29 1993-10-25 加熱装置

Applications Claiming Priority (3)

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JP15915093 1993-06-29
JP5-159150 1993-06-29
JP26618593A JPH0799081A (ja) 1993-06-29 1993-10-25 加熱装置

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JPH0799081A true JPH0799081A (ja) 1995-04-11

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1079283A (ja) * 1996-09-03 1998-03-24 Pfu Ltd パルスヒータ
CN109375400A (zh) * 2018-10-12 2019-02-22 中航华东光电有限公司 新型光学加热器及其制备方法

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