JPH0798878B2 - エチレン系樹脂水性分散液 - Google Patents

エチレン系樹脂水性分散液

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JPH0798878B2
JPH0798878B2 JP26600487A JP26600487A JPH0798878B2 JP H0798878 B2 JPH0798878 B2 JP H0798878B2 JP 26600487 A JP26600487 A JP 26600487A JP 26600487 A JP26600487 A JP 26600487A JP H0798878 B2 JPH0798878 B2 JP H0798878B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は接着性、透明性に優れる皮膜を与える静置安定
性に優れたエチレン系樹脂水性分散液に関する。
この樹脂水性分散液は、紙、プラスチツクフイルムある
いはアルミ箔等の基材にポリエチレンフイルムを低温押
出ラミネートする際の接着補助剤(プライマー);更に
は、プラスチツクフイルム用の低温ヒートシールコート
剤として有用である。
〔従来技術〕
近年、食品包装分野に於て紙、プラスチツクフイルムあ
るいは、アルミ箔の基材にポリエチレンを押出ラミネー
トした製品のいわゆるラミ臭が問題になつてきている。
また、印刷したプラスチツクフイルムの印刷面に、低温
ヒートシール型の水性分散液を塗布乾燥して低温ヒート
シール性包装材を得るという、従来の押出ラミネート
法、あるいはドライラミネート法によるフイルムラミネ
ート品よりコスト的に優位にする方法も検討されてい
る。
これらの要求に対して、ポリオレフイン系の水性分散液
が可能性が高いということで様々な検討が行なわれてい
る。例えば、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂、ある
いはエチレン−メタクリル酸共重合体樹脂のアルカリ中
和水性分散液を前述の用途に適用すると、基材に対する
密着性や、ポリエチレンとの低温密着性に難があり、実
用化は困難であつた。この原因は定かでは無いが、エチ
レンと共重合されたアクリル酸等の不飽和カルボン酸の
極性が強い為、無極性のポリエチレンとは融着しづらく
なる為と思われる。しかしながら、この極性を利用する
ことによつて得られる乳化液が微少粒径な為、静置安定
性が非常に良好であることも事実である。一方、基材に
対する密着性とか、低温ヒートシール密着性という観点
からは、エチレン−酢酸ビニル共重合体の水性分散液が
好適であることも衆知である(特開昭56−68189号
等)。しかしながら、エチレン−酢酸ビニル共重合体は
極性が弱い為、乳化分散が難しく、かつ、粒径の細かい
静置安定性の良い水性分散液は得られにくいという欠点
があつた。
〔問題点を解決する具体的手段〕
このエチレン−不飽和カルボン酸共重合体の特徴とエチ
レン−酢酸ビニル共重合体の利点を生かすため、特定の
エチレン−不飽和カルボン酸共重合体と特定のエチレン
−酢酸ビニル共重合体とを特定の分散剤で水に分散させ
ることにより接着性、透明性に優れる皮膜を与える静置
安定性に優れたエチレン系樹脂水性分散液を得ることが
出来る。即ち、本発明は、 (A).不飽和カルボン酸あるいはその無水物が0.3〜1
0重量%の割合でランダム共重合され、かつ、JIS K−
6760に従つて測定したメルトフローレーシヨが、30〜1,
000g/10分のエチレン系共重合体10〜60重量%と、 (B).酢酸ビニル含有量が8〜45重量%JIS K−676
0に従つて測定したメルトフローレーシヨが5〜500g/10
分のエチレン−酢酸ビニル共重合体20〜70重量%とを含
有するオレフイン系共重合体組成物粒子100重量部を、
アミノ基をもつ水溶性(メタ)アクリル系共重合体より
なる保護コロイド剤5〜20重量部によつて水に分散させ
たエチレン系樹脂水性分散液を提供するものである。
本発明の(A)成分のエチレン系共重合体は、不飽和カ
ルボン酸あるいはその無水物が0.3〜10重量%、好まし
くは、0.5〜8重量%が、エチレンを主体とする不飽和
単量体とランダム共重合されて得られたエチレン系共重
合体であり、例えばエチレン−アクリル酸共重合体、エ
チレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)ア
クリル酸−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合
体、エチレン−(メタ)アクリル酸−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−無水マレイン酸−(メタ)アクリル酸低
級アルキルエステル共重合体等の共重合体等を云う。
これらのエチレン系共重合体にあつて、不飽和カルボン
酸あるいはその無水物の共重合体成分に占める含量が0.
3重量部未満であると、静置安定性の良好な樹脂水性分
散液が得られない。又、10重量%を越えると、得られる
皮膜の接着性、透明性が悪くなる。更に、該共重合体の
JIS K−6760に従つて測定したメルトフローレーシヨ
は30〜1,000g/10分、好ましくは50〜500g/10分である必
要がある。30g/10分未満であると、得られた水性分散液
の樹脂粒子の粒子径が粗くなり静置安定性が悪くなると
ともに得られるフイルムの透明性が悪くなる。逆に、1,
000g/10分を越えると樹脂粒子の凝集が弱く、皮膜の基
材に対する接着力が劣る。
次に、(B)成分のエチレン−酢酸ビニル共重合体につ
いて説明する。この共重合体中に占める酢酸ビニル含量
は8〜45重量%、好ましくは10〜35重量%である。8重
量%未満であると得られる皮膜の接着性が悪く、45重量
%を越えると得られる皮膜の透明性、ブロツキング性が
悪くなる。更に、JIS K−6760に従つて測定したメル
トフローレーシヨは5〜500g/10分、好ましくは15〜400
g/10分である。5g/10分未満であると粒子径が粗くなつ
て水性分散液の静置安定性が悪くなり、500g/10分を越
えると凝集が弱く、接着性に劣る。
これら(A)成分と(B)成分とを主成分として含有す
るオレフイン系共重合体組成物100重量%中、(A)成
分は10〜60重量%、(B)成分は20〜70重量%である。
(A)成分が10重量%未満であると分散液の粒子径が粗
くなり、静置安定性が悪くなる。60重量%を越えると得
られる皮膜の接着性が悪くなる。(B)成分が20重量%
未満であると、接着性が悪く70重量%を越えると粒子径
が粗くなり静置安定性が悪くなる。これら(A)成分と
(B)成分以外に透明性を損わない他の物質を添加し得
る。この様な物質として、例えば塩素含有量が20〜40重
量%の塩素化ポリプロピレン、石油樹脂、テルペン(誘
導体)、ロジン(誘導体)、等の粘着剤、マイクロクリ
スタリンワツクス、パラフインワツクス等のワツクス
類;シリカ、合成ゼオライト等の無機微粉末系アンチブ
ロツキング剤;ステアリン酸アミド、エルシン酸アミ
ド、オレイン酸アミド等の有機脂肪酸アミド系スリツプ
剤等をあげることが出来る。
オレフイン系共重合体組成物粒子100重量部を水中に分
散させる保護コロイド剤は、アミノ基をもつ水溶性(メ
タ)アクリル系共重合体で、次に示す(a)成分と
(b)成分、必要により他の重合性単量体とを共重合さ
せて得られた共重合体を酸により部分的に、または全部
中和させることにより製造される(特開昭58−118843
号)。
(a)成分: (b)成分: 〔式中、 R1はHまたはCH3; R2はC1〜C4のアルキレン基またはヒドロキシ置換アルキ
レン基; R3とR4はHまたはC1〜4のアルキル基; R5はC1〜22のアルキル基、アルケニル基、シクロアル
キル基またはアラルキル基; AはOまたはNH である〕 上記(A)成分としてはN,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)クリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メ
タ)クリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノ−2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、4−ビニルピリジ
ン、2−ビニルピリジンなどが挙げられる。
(B)成分のアクリル酸エステルとしては(メタ)アク
リル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)ア
クリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸
ステアリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メ
タ)アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸ベンジルな
どのアクリル酸又はメタアクリル酸のアルキル、アルケ
ニル、シクロアルキル、アラルキルエステルが挙げられ
る。これらは単独で用いてもよく、或いは2種以上組み
合わせて使用することができる。
これら(a)成分と(b)成分の単量体の他に、必要に
応じて酢酸ビニル、スチレン、ビニルエーテル等の重合
性単量体が使用される。
そして、(c)成分は、共重合体成分に占める(b)成
分のアクリル酸エステルiのモル分率をMi、そのアクリ
ル酸エステルiのエステルの炭素数をNiとした場合にMi
とNiの積の総和(ΣMiNi)が0.5から10の値、好ましく
は1〜8の値となる割合で(b)成分を選択して用いる
ことが好ましい。
ΣMiNiが0.5モル未満であると共重合体の中和物の親油
性が弱く、また10を越えると親油性が強すぎていずれの
場合も安定な水性分散液を製造することができない。
これら(a)成分、(b)成分等の重合性単量体は、
(a)成分10〜80モル%、好ましくは15〜75モル%、
(b)成分90〜20モル%、好ましくは85〜25モル%の割
合で重合開始剤の存在下に0〜180℃、好ましくは40〜1
20℃で0.5〜20時間、好ましくは2〜10時間反応させら
れ、共重合体が製造される。この重合反応は水あるいは
エチルアルコール、イソプロピルアルコール、セロソル
ブ等の親水性溶媒の存在下で行うとよい。重合開始剤と
してはアゾビスイソブチロニトリル、t−ブチルパーオ
キシイソブチレート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)シクロヘキセン、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト等が挙げられる。
(A)成分の量が10モル%未満では得られる共重合体の
中和物の親水性が弱く、また、80モル%を越えると中和
物の親水性が強すぎて安定なポリマー水性分散液を製造
することができない。(B)成分の量が20モル%未満で
は得られる共重合体の中和物の親油性が弱く、また、90
モル%を越えると該中和物の親油性が強すぎ、いずれの
場合も安定なポリマー水性分散液を得ることができな
い。
この共重合体を中和する酸としては蟻酸、酢酸、塩酸、
リン酸、硝酸等があげられるが、これらの中でも常温で
揮発性の蟻酸、酢酸、塩酸を用いたときは、水性分散液
が乾燥して皮膜を形成する際、中和物よりこれら酸が遊
離して分散剤の疎水性が増加するので皮膜の耐水性は良
好となる。
中和反応は、共重合体と酸を20〜100℃で0.1〜3時間反
応させることにより実施される。
また、共重合体の製造前に、予じめ(a)成分をこれら
酸で中和し、これと(b)成分等の単量体と重合させて
共重合体の中和物を製造してもよい。中和に用いられる
酸の使用量は、共重合体を構成する(A)成分の10〜10
0モル%である。
この共重合体の一部または全部中和物は、一般に水溶性
物であるのが好ましいが、粒径0.01〜5μの難水溶性の
固体であつてもよい。なぜならこの中和物自身、ポリマ
ーであるから皮膜を形成するからである。しかしなが
ら、分散される高分子化合物とこの中和物との相溶性が
悪い場合は皮膜の透明性が低下するので水溶性物である
方が好ましい。
この中和物は一般に水で希釈されて保護コロイド剤(分
散剤)として使用される。その使用量は、分散されるオ
レフイン系共重合体組成物100重量部に対し、固型分換
算で5〜20重量部、好ましくは8〜15重量部の割合で用
いられる。5重量部未満では安定した水性分散液を製造
することができない。また、20重量部を越えると経済的
に得策でなく、かつ、皮膜の機械的強度が実用に耐えな
い。
この中和物を保護コロイド剤として樹脂水性分散液を製
造するには、溶融したオレフイン系樹脂組成物を保護コ
ロイド剤を含有する水中に添加し、ホモミキサー、押出
機等により均一に撹拌することにより実施される。最も
好ましい態様は特開昭56−2149号公報に開示されるスク
リユーを2本以上ケーシング内に有する多軸押出機を用
い、該押出機のホツパーよりオレフイン系樹脂組成物を
供給し、これを加熱、溶融混練させ、更に該押出機の圧
縮ゾーンまたは/および計量ゾーンに設けた少くとも1
個の液体供給口より供給された保護コロイド剤の水溶液
と混練することによつて製造される。
または、オレフイン系樹脂組成物と、保護コロイド剤の
水溶液とを押出機のホツパーより供給し、オレフイン系
樹脂組成物の可塑化温度よりも15℃高い温度に加熱し、
スクリユーで混練することによつても製造される。
一般に水の使用量は得られる水性分散液の固型分濃度が
20〜65重量%となるように用いる。
上記オレフイン系樹脂組成物と保混コロイド剤の他に、
消泡剤、粘度調整剤、アニオン性界面活性剤、非イオン
性界面活性剤、樹脂の酸化防止剤等を配合しても良い。
このようにして製造された水性分散液は、樹脂の粒子が
平均粒径5μ以下で、粒径が1μ以下のものが10重量%
以上、好ましくは20重量%以上の状態で水に分散してい
る25℃における粘度が10〜10,000センチポイズ、好まし
くは50〜5,000センチポイズのものである。
このエチレン系樹脂水性分散液は用いるオレフイン系樹
脂の種類にもよるが、塗料、粘着剤、インキバインダ
ー、接着剤、エマルジヨンの改質剤として利用される。
次に、実施例及び比較例をあげて本発明をさらに詳述す
る。なお、例中の%および部は特に例記しない限り重量
基準である。
実施例−1 エチレン−アクリル酸共重合体(アクリル酸7重量%、
メルトフローレーシヨ150g/10分)40重量部と、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量10重量部、
メルトフローレーシヨ75g/10分)60重量部からなるオレ
フイン系共重合体組成物100重量部を、池貝鉄工(株)
製同方向噛合型三条ネジ押出機PCM45のホツパーより100
重量部/時間の割合で供給し、第1のベント孔よりギヤ
ーポンプによりジメチルアミノエチルメタクリレート・
ラウリルメタクリレート・ブチルメタクリレート共重合
体(重量比で45−45−10)のギ酸中和(ジメチルアミノ
エチルメタクリレートと等モル)水溶液(固形分35%)
を30重量部/時間の割合で供給した。
引き続き、第2の供給口より、水を80重量部/時間の割
合でプランジヤーポンプにより供給し、押出し温度120
℃、スクリユー回転数300rpmで押出したところ乳白色の
水性分散液が得られた。
このものの平均粒径を顕微鏡で観察したところ、0.2μ
であり、3ケ月経過しても固液分離がなく静置安定性が
良好であつた。
更に、この水性分散液を肉厚20μの二軸延伸ポリプロピ
レンフイルムの表面に乾燥膜厚が3μになるように塗布
し、110℃で乾燥したところ、透明性の良好な塗布フイ
ルム(霞み度4.2%)が得られた。
この塗布フイルムに、低密度ポリエチレンを290℃で40
μの膜厚になる様にラミネート速度80m/分にて押出ラミ
ネートしてラミネート強度を測定したところ480g/15m
m幅と充分な強度を示した。 ラミネート強度の測定方法 T型ピール強度をシヨツパーにて引張り速度300mm/分に
て測定した。
実施例−2〜6、比較例−1〜5 実施例−1に於てエチレン−アクリル酸共重合体および
エチレン−酢酸ビニル共重合体のインデツクスを表−1
に掲げた様にする他は同様にして乳化液を得、同様に評
価した。結果を同表に示す。
実施例−7〜12、比較例−6〜8 エチレン−無水マレイン酸−アクリル酸エチル三元共重
合体(無水マレイン酸含量0.8重量%、アクリル酸エチ
ル含量7.2重量%、メルトフローレーシヨ200g/10分)
と、エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量28
重量%、メルトフローレーシヨ6g/10分)と塩素化ポリ
プロピレン(塩素含量26重量%)と、パラフインワツク
ス(融点55℃)を表−2に掲げた組成で配合したオレフ
イン系共重合体組成物100重量部を、実施例−1と同様
にして水性分散液を得た。
この水性分散液の平均粒子径及び静置安定性を同表に示
す。また、この水性分散液を肉厚25μの二軸延伸ポリプ
ロピレンフイルムのコロナ処理面に乾燥后の膜厚が5μ
になる様に塗布し、110℃で乾燥し、透明性及びヒート
シール強度を測定した。結果を同表に示す。 ヒートシール強度の測定方法 塗布したフイルムの塗布面同志を重ね合わせ、熱板型ヒ
ートシーラーにて110℃、130℃の温度にて2kg/cm2の圧
力で0.5秒の時間ヒートシールした。
このヒートシールしたフイルムを15mm幅に短冊状に切出
し、シヨツパーに引張り速度300mm/分で、180゜ピール
強度を測定。
実施例13 水性分散液が塗布される二軸延伸ポリプロピレンフイル
ムの代りに、ポリエチレンテレフタレートフイルム(PE
T)または塩化ビニリデンコートポリアミドフイルム(P
VDC/NY)を用いる他は同様にして塗布フイルムを得、低
密度ポリエチレンフイルムとのラミネート強度を求め
た。
結果を表−3に示す。
比較例9 オレフイン系水性分散体を塗布しないこと以外は実施例
13と同様の操作を行ない、ラミネート強度を測定した。
その結果を表−4に示す。
実施例14 坪量210g/m2の白ボール紙にエチレン−無水マレイン酸
−アクリル酸エチル共重合体(無水マレイン酸含有量0.
8重量%、アクリル酸エチル含有量7.2重量%、メルトフ
ローレーシヨ200g/10分)50重量部とエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(酢酸ビニル含有量20重量%、メルトフロ
ーレーシヨ400g/10分)50重量部とを水溶性(メタ)ア
クリル樹脂により分散させた水性分散体を乾燥膜厚が1.
5μとなるように塗布して、この塗布面に低密度ポリエ
チレン(密度0.923、メルトフローレーシヨ10g/10分)
を45μの膜厚となるように樹脂温度285℃、ラミネート
速度80m/分で押出ラミネートした。ここで得られた積層
物のラミネート強度を測定した結果を表−5に示す。
比較例10 オレフイン系水性分散体を塗布しないこと以外は実施例
14と同様にして評価を行なつた結果を表−5に示す。
実施例15 実施例14に示した水性分散体を坪量210g/m2の白ボール
紙とアルミ箔を低密度ポリエチレンにより貼合せた基材
のアルミ面に塗布した以外は実施例−2と同様にして積
層物を得た。
この積層物のラミネート強度を表−6に示す。
比較例11 オレフイン系水性分散体のかわりに有機イソシアネート
化合物 チタボンドT−140(日本曹達(株)製)を塗
布した以外は実施例14と同様にして積層物を得た。この
積層物のラミネート強度を表−6に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33:04) (56)参考文献 特開 昭58−120655(JP,A) 特開 昭58−118843(JP,A) 特開 昭58−127752(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A).不飽和カルボン酸あるいはその無
    水物が0.3〜10重量%の割合でランダム共重合され、か
    つ、JIS K−6760に従つて測定したメルトフローレー
    シヨが30〜1,000g/10分の酸基を有するエチレン系共重
    合体10〜60重量%と (B).酢酸ビニル含有量が8〜45重量%であつて、JI
    S K−6760に従つて測定したメルトフローレーシヨが
    5〜500g/10分のエチレン−酢酸ビニル共重合体20〜70
    重量%とを含有するオレフイン系共重合体組成物粒子10
    0重量部がアミノ基をもつ水溶性(メタ)アクリル系共
    重合体よりなる保護コロイド剤5〜20重量部によつて水
    中に分散されたエチレン系樹脂水性分散液。
  2. 【請求項2】保護コロイド剤が、 a)成分 および/又は b)成分 〔式中、 R1はHまたはCH3; R2はC1〜C4のアルキレン基またはヒドロキシ置換アルキ
    レン基; R3とR4はHまたはC1〜4のアルキル基; R5はC1〜22のアルキル基、アルケニル基、シクロアル
    キル基またはアラルキル基; AはOまたはNH である〕 上記(A)成分と(B)成分との共重合体を酸で一部ま
    たは全部を中和した中和物であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のエチレン系樹脂水性分散液。
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