JPH079843Y2 - コンベアベルト - Google Patents
コンベアベルトInfo
- Publication number
- JPH079843Y2 JPH079843Y2 JP1989018472U JP1847289U JPH079843Y2 JP H079843 Y2 JPH079843 Y2 JP H079843Y2 JP 1989018472 U JP1989018472 U JP 1989018472U JP 1847289 U JP1847289 U JP 1847289U JP H079843 Y2 JPH079843 Y2 JP H079843Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor belt
- link member
- ceramic
- link
- connecting shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chain Conveyers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は連結軸を有するセラミックス製リンク部材と連
結孔を有する連結部材とを交互に連結して構成したコン
ベアベルトに関するものである。
結孔を有する連結部材とを交互に連結して構成したコン
ベアベルトに関するものである。
〈従来の技術〉 従来より被搬送物を搬送するに際し、該被搬送物の性
質,形状に応じて、トロリーコンベア,スラットコンベ
ア,ベルトコンベア等のコンベア装置が用いられている
が、この中でベルトコンベア装置は最も多く利用されて
いる。
質,形状に応じて、トロリーコンベア,スラットコンベ
ア,ベルトコンベア等のコンベア装置が用いられている
が、この中でベルトコンベア装置は最も多く利用されて
いる。
前記ベルトコンベア装置に於いて用いられるコンベアベ
ルトとしては、可撓性を有する皮革,布,ゴム,プラス
チック等をエンドレス状に形成したものが用いられてい
る。前記材料を用いたコンベアベルトは一般に耐熱性,
耐薬品性に劣り、且つ長期間使用すると疲労により表面
クラックが発生して甚だしいときは切断に至ることがあ
る。
ルトとしては、可撓性を有する皮革,布,ゴム,プラス
チック等をエンドレス状に形成したものが用いられてい
る。前記材料を用いたコンベアベルトは一般に耐熱性,
耐薬品性に劣り、且つ長期間使用すると疲労により表面
クラックが発生して甚だしいときは切断に至ることがあ
る。
また、耐熱性,耐久性を向上させたコンベアベルトとし
て、鋼或いはステンレス鋼によって製作されたコンベア
ベルトも使用されている。然し、このように鋼製のコン
ベアベルトであっても、永久的に使用し得るものではな
い。
て、鋼或いはステンレス鋼によって製作されたコンベア
ベルトも使用されている。然し、このように鋼製のコン
ベアベルトであっても、永久的に使用し得るものではな
い。
最近になって、前述の如き問題を改善するために本件発
明者が開発して特許出願をした特開昭62-93108号公報、
或いは米国特許明細書第4776454号等に示す如く、両側
縁に円柱状嵌合軸及びこの嵌合軸を嵌入し得る円弧状嵌
合溝を設けてなるセラミックス製リンクを順に連結する
ことによって製造したセラミックス製コンベアベルトが
公知である。
明者が開発して特許出願をした特開昭62-93108号公報、
或いは米国特許明細書第4776454号等に示す如く、両側
縁に円柱状嵌合軸及びこの嵌合軸を嵌入し得る円弧状嵌
合溝を設けてなるセラミックス製リンクを順に連結する
ことによって製造したセラミックス製コンベアベルトが
公知である。
前記セラミックス製コンベアベルトは、製造が容易であ
り、且つ耐熱性及び耐薬品性に優れており、特に焼成炉
や焼付炉等のトンネル窯のように被加工物に対し加熱加
工を施す装置に用いた場合に効果を発揮し得るものであ
る。
り、且つ耐熱性及び耐薬品性に優れており、特に焼成炉
や焼付炉等のトンネル窯のように被加工物に対し加熱加
工を施す装置に用いた場合に効果を発揮し得るものであ
る。
また前記セラミックス製コンベアベルトは、各リンクを
円柱状嵌合軸と円弧状嵌合溝とを組合わせ嵌合すること
で構成しているため、コンベアベルトの長さ方向及び幅
方向の寸法を所望の値に設定することが可能である。
円柱状嵌合軸と円弧状嵌合溝とを組合わせ嵌合すること
で構成しているため、コンベアベルトの長さ方向及び幅
方向の寸法を所望の値に設定することが可能である。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記セラミックス製コンベアベルトは、駆動プーリと従
動プーリとに巻回されて移送されるため、ベルトの長手
方向には自由に屈曲し得るよう構成されているが、構造
上横方向に対する屈曲の自由度が劣っている。このた
め、コンベアべルトに横方向の力が作用した場合、応力
が分散されずに一個所に集中する虞がある。
動プーリとに巻回されて移送されるため、ベルトの長手
方向には自由に屈曲し得るよう構成されているが、構造
上横方向に対する屈曲の自由度が劣っている。このた
め、コンベアべルトに横方向の力が作用した場合、応力
が分散されずに一個所に集中する虞がある。
本考案の目的は、横方向の屈曲の自由度を向上させるこ
とで、応力を分散することが出来るセラミックス製コン
ベアベルトを提供することにある。
とで、応力を分散することが出来るセラミックス製コン
ベアベルトを提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本考案のセラミックス製コン
ベアベルトは、所定の長さと幅を有する載置面を上面と
した平板状の主部材の前後両側に先端に係止突起を有す
る連結軸を突設したセラミックス製リンク部材と、前後
に前記連結軸を嵌入するための長円状の連結孔を穿設し
たセラミックス製連結部材とを有し、前記連結孔の長さ
を前記連結軸の長さよりも短くなるように構成し、前記
セラミックス製リンク部材と前記セラミックス製連結部
材とを交互に連結して構成されるものである。
ベアベルトは、所定の長さと幅を有する載置面を上面と
した平板状の主部材の前後両側に先端に係止突起を有す
る連結軸を突設したセラミックス製リンク部材と、前後
に前記連結軸を嵌入するための長円状の連結孔を穿設し
たセラミックス製連結部材とを有し、前記連結孔の長さ
を前記連結軸の長さよりも短くなるように構成し、前記
セラミックス製リンク部材と前記セラミックス製連結部
材とを交互に連結して構成されるものである。
〈作用〉 上記手段によれば、主部材の前後両側に、先端に係止突
起を有する連結軸を突設したセラミックス製リンク部材
(以下『リンク部材』という)と、前後に長円状連結孔
を穿設したセラミックス製連結部材(以下『連結部材』
という)とを交互に連結すことでセラミックス製コンベ
アベルトを構成することが出来る。
起を有する連結軸を突設したセラミックス製リンク部材
(以下『リンク部材』という)と、前後に長円状連結孔
を穿設したセラミックス製連結部材(以下『連結部材』
という)とを交互に連結すことでセラミックス製コンベ
アベルトを構成することが出来る。
即ち、連結部材に穿設した長円状連結孔の一方にリンク
部材に突設した連結軸を嵌合し、また長円状連結孔の他
方に他のリンク部材に突設した連結軸を嵌合する。この
ように、連結部材を介して多数のリンク部材を相互に連
結することによってコンベアベルトを構成することが出
来る。
部材に突設した連結軸を嵌合し、また長円状連結孔の他
方に他のリンク部材に突設した連結軸を嵌合する。この
ように、連結部材を介して多数のリンク部材を相互に連
結することによってコンベアベルトを構成することが出
来る。
前記の如くして構成したコンベアベルトは、該ベルトの
長手方向に自由に屈曲することが出来、且つベルトの横
方向にも自由に屈曲することが出来る。
長手方向に自由に屈曲することが出来、且つベルトの横
方向にも自由に屈曲することが出来る。
即ち、連結部材に穿設した連結孔とリンク部材に突設し
た連結軸との係合によって、コンベアベルトの長手方向
に対して自由に屈曲することが出来る。また、リンク部
材の前後両側に夫々単独に突設した連結軸に連結部材の
前後に穿設した連結孔を係合させて連結することでリン
ク部材と連結部材とを多軸的に係合させて連結すること
が出来、連結部材とリンク部材との係合方向の自由度が
増加すると共に、連結部材に穿設した連結孔の長さをリ
ンク部材に突設した連結軸の長さよりも短くなるように
構成したので、前記連結孔の長さと連結軸の長さの寸法
差によって連結部材とリンク部材との離隔距離が自在と
なる。これ等によってコンベアベルトの横方向、即ち長
手方向に直交する方向に対して自由に屈曲することが出
来る。
た連結軸との係合によって、コンベアベルトの長手方向
に対して自由に屈曲することが出来る。また、リンク部
材の前後両側に夫々単独に突設した連結軸に連結部材の
前後に穿設した連結孔を係合させて連結することでリン
ク部材と連結部材とを多軸的に係合させて連結すること
が出来、連結部材とリンク部材との係合方向の自由度が
増加すると共に、連結部材に穿設した連結孔の長さをリ
ンク部材に突設した連結軸の長さよりも短くなるように
構成したので、前記連結孔の長さと連結軸の長さの寸法
差によって連結部材とリンク部材との離隔距離が自在と
なる。これ等によってコンベアベルトの横方向、即ち長
手方向に直交する方向に対して自由に屈曲することが出
来る。
〈実施例〉 以下上記手段を適用したコンベアベルトの一実施例につ
いて図により説明する。
いて図により説明する。
第1図はコンベアベルトの斜視説明図、第2図はリンク
部材の説明図、第3図は連結部材の説明図である。
部材の説明図、第3図は連結部材の説明図である。
図に於いて、コンベアベルト1は多数のリンク部材2
と、多数の連結部材3とを交互に連結して構成されてい
る。
と、多数の連結部材3とを交互に連結して構成されてい
る。
前記リンク部材2は第2図(A)〜(C)に示すよう
に、主部材2aの前後(図に於ける左右方向)両側に4本
の連結軸2bが突設されている。また主部材2aの上面は平
坦に形成されており、該上面が被搬送物を載置するため
の載置面2cとしての機能を有している。前記連結軸2bの
先端には、該連結軸2bの上方に突出した係止突起2dが夫
々形成されている。
に、主部材2aの前後(図に於ける左右方向)両側に4本
の連結軸2bが突設されている。また主部材2aの上面は平
坦に形成されており、該上面が被搬送物を載置するため
の載置面2cとしての機能を有している。前記連結軸2bの
先端には、該連結軸2bの上方に突出した係止突起2dが夫
々形成されている。
前記係止突起2dは本実施例では連結軸2bの上方に突出し
て形成したが、この形状に限定されるものでは無く、連
結軸2bの上下方向両側に突出して形成しても良い。
て形成したが、この形状に限定されるものでは無く、連
結軸2bの上下方向両側に突出して形成しても良い。
前記リンク部材2は、耐熱,高強度材料として知られて
いるアルミナ,ムライト等の酸化物系セラミックス原料
や、高靱性材料として知られている部分安定化ジルコニ
ア(PSZ)等のセラミックス原料をプレス成形し、これ
を焼成して形成されている。
いるアルミナ,ムライト等の酸化物系セラミックス原料
や、高靱性材料として知られている部分安定化ジルコニ
ア(PSZ)等のセラミックス原料をプレス成形し、これ
を焼成して形成されている。
前記連結部材3は第3図(A),(B)に示すように、
プレート状に形成された連結部材3の前後に2個の長円
状の連結孔3aが穿設されている。前記連結孔3aは、リン
ク部材2に突設した連結軸2bの径と略等しい短径を有
し、且つ連結軸2bの先端に形成した係止突起2dの寸法と
略等しい長径を有して形成されている。
プレート状に形成された連結部材3の前後に2個の長円
状の連結孔3aが穿設されている。前記連結孔3aは、リン
ク部材2に突設した連結軸2bの径と略等しい短径を有
し、且つ連結軸2bの先端に形成した係止突起2dの寸法と
略等しい長径を有して形成されている。
前記連結部材3の一方の面3bは平面状に形成されてお
り、他面3cには周囲にフランジ状突起3dが形成されてい
る。前記フランジ状突起3dの高さは、リンク部材2の係
止突起2dの厚さと略等しいか、僅かに大きい寸法で形成
されている。また連結部材3に於ける厚さ、即ち連結孔
3aの長さは、リンク部材2の連結軸2bの長さよりも僅か
に短く形成されている。このように、連結軸2bの長さよ
りも連結部材3の厚さを薄くすることによって、リンク
部材2と連結部材3とを連結してコンベアベルト1を構
成したときに、横方向に対する屈曲の自由度を向上させ
ることが出来る。
り、他面3cには周囲にフランジ状突起3dが形成されてい
る。前記フランジ状突起3dの高さは、リンク部材2の係
止突起2dの厚さと略等しいか、僅かに大きい寸法で形成
されている。また連結部材3に於ける厚さ、即ち連結孔
3aの長さは、リンク部材2の連結軸2bの長さよりも僅か
に短く形成されている。このように、連結軸2bの長さよ
りも連結部材3の厚さを薄くすることによって、リンク
部材2と連結部材3とを連結してコンベアベルト1を構
成したときに、横方向に対する屈曲の自由度を向上させ
ることが出来る。
前記連結部材3は、リンク部材2と同様にアルミナ,ム
ライト或いはPSZ等のセラミックス原料をプレス成形
し、これを焼成して形成されている。
ライト或いはPSZ等のセラミックス原料をプレス成形
し、これを焼成して形成されている。
次に、上記の如く形成された多数のリンク部材2と多数
の連結部材3とを連結してコンベアベルト1を構成する
場合について説明する。
の連結部材3とを連結してコンベアベルト1を構成する
場合について説明する。
2個のリンク部材2を第4図に示すように上面2cを対向
させる。そして連結部材3の面3bをリンク部材2と対向
させると共に、リンク部材2の連結軸2bを連結部材3の
連結孔3aに嵌入させる。このとき、連結孔3aの長径が略
係止突起2dの寸法と等しく形成されているため、連結孔
3aに容易に連結軸2bを嵌合することが出来る。
させる。そして連結部材3の面3bをリンク部材2と対向
させると共に、リンク部材2の連結軸2bを連結部材3の
連結孔3aに嵌入させる。このとき、連結孔3aの長径が略
係止突起2dの寸法と等しく形成されているため、連結孔
3aに容易に連結軸2bを嵌合することが出来る。
このようにして、リンク部材2の両側に連結部材3を連
結した後、リンク部材2を90度回動させると、連結孔3a
の短径が連結軸2bの径と略等しく形成されていることか
ら、連結軸2bの係止突起2dが連結部材3の面3cと係合す
る。このため、連結部材3がリンク部材2から脱落する
ことがない。また連結部材3の面3cの周囲には、フラン
ジ状突起3dが形成されているため、リンク部材2と連結
部材3とを連結した際に、係止突起2dが外部に突出する
ことがない。
結した後、リンク部材2を90度回動させると、連結孔3a
の短径が連結軸2bの径と略等しく形成されていることか
ら、連結軸2bの係止突起2dが連結部材3の面3cと係合す
る。このため、連結部材3がリンク部材2から脱落する
ことがない。また連結部材3の面3cの周囲には、フラン
ジ状突起3dが形成されているため、リンク部材2と連結
部材3とを連結した際に、係止突起2dが外部に突出する
ことがない。
上記の如く構成したコンベアベルト1に於いて、連結部
材3の上面は、該連結部材3をリンク部材2に連結した
ときに、リンク部材2の載置面2cと一致する高さを有す
ることが好ましい。連結部材3の上面とリンク部材2の
載置面2cとを一致した平面に形成することによって、コ
ンベアベルト1の上面を平面状に形成することが出来、
該面に被搬送物を載置して搬送することが出来る。
材3の上面は、該連結部材3をリンク部材2に連結した
ときに、リンク部材2の載置面2cと一致する高さを有す
ることが好ましい。連結部材3の上面とリンク部材2の
載置面2cとを一致した平面に形成することによって、コ
ンベアベルト1の上面を平面状に形成することが出来、
該面に被搬送物を載置して搬送することが出来る。
また上記構成のコンベアベルト1を幅方向に複数並列さ
せることによって、所望の幅を有するコンベアベルトを
構成することが出来る。
せることによって、所望の幅を有するコンベアベルトを
構成することが出来る。
また上記の如く構成されたコンベアベルト1によって被
搬送物を搬送する場合には、該ベルト1をモーター等に
よって駆動される駆動プーリと従動プーリとに巻回し、
該ベルト1に適切な張力を付与することで該ベルト1を
駆動プーリに摩擦接触させる。そして駆動プーリを駆動
して、該プーリとコンベアベルト1との接触摩擦によ
り、駆動プーリの動力をコンベアベルト1に伝達するこ
とで、該ベルト1を走行させて被搬送物を搬送すること
が出来る。
搬送物を搬送する場合には、該ベルト1をモーター等に
よって駆動される駆動プーリと従動プーリとに巻回し、
該ベルト1に適切な張力を付与することで該ベルト1を
駆動プーリに摩擦接触させる。そして駆動プーリを駆動
して、該プーリとコンベアベルト1との接触摩擦によ
り、駆動プーリの動力をコンベアベルト1に伝達するこ
とで、該ベルト1を走行させて被搬送物を搬送すること
が出来る。
〈考案の効果〉 以上詳細に説明したように、本考案のコンベアベルト
は、上述した構成と作用を有するので、ベルトの長手方
向及び横方向に対して自由に屈曲することが出来る。特
にリンク部材の前後両側に夫々単独に設けた連結軸に連
結部材の前後に穿設した連結孔を係合させて連結したこ
とでリンク部材と連結部材とを多軸的に係合させて連結
することが出来、従前のようにピンによって一軸的に連
結したものと比較して連結部材とリンク部材との係合方
向の自由度が増加する。また連結部材に穿設した連結孔
の長さをリンク部材に突設した連結軸の長さよりも短く
なるように構成したことで、前記連結孔の長さと連結軸
の長さの寸法差によって連結部材とリンク部材との離隔
距離が自在となり、これ等の作用によってコンベアベル
トに横方向の力が作用しても、この力が分散され一箇所
に集中することがないのでコンベアベルトの耐久性を向
上させることができる。このため、コンベアベルトに横
方向の力が作用しても、この力が一個所に集中すること
がない。
は、上述した構成と作用を有するので、ベルトの長手方
向及び横方向に対して自由に屈曲することが出来る。特
にリンク部材の前後両側に夫々単独に設けた連結軸に連
結部材の前後に穿設した連結孔を係合させて連結したこ
とでリンク部材と連結部材とを多軸的に係合させて連結
することが出来、従前のようにピンによって一軸的に連
結したものと比較して連結部材とリンク部材との係合方
向の自由度が増加する。また連結部材に穿設した連結孔
の長さをリンク部材に突設した連結軸の長さよりも短く
なるように構成したことで、前記連結孔の長さと連結軸
の長さの寸法差によって連結部材とリンク部材との離隔
距離が自在となり、これ等の作用によってコンベアベル
トに横方向の力が作用しても、この力が分散され一箇所
に集中することがないのでコンベアベルトの耐久性を向
上させることができる。このため、コンベアベルトに横
方向の力が作用しても、この力が一個所に集中すること
がない。
また上記コンベアベルトはセラミックス製リンク部材
と、セラミックス製連結部材とによって構成されるた
め、耐熱性,耐薬品性,耐久性に優れた性能を有する。
特に、焼成炉や、焼付炉等のトンネル窯に用いた場合に
は、熱による膨張や収縮が極めて少ないため、安定した
搬送速度を得ることが出来、且つ長期間使用しても疲労
によるクラック等の発生が無く、また対摩耗性に優れて
いることから、高温雰囲気中に於いて使用する場合であ
っても、特別な潤滑を必要としない等の特徴を有するも
のである。
と、セラミックス製連結部材とによって構成されるた
め、耐熱性,耐薬品性,耐久性に優れた性能を有する。
特に、焼成炉や、焼付炉等のトンネル窯に用いた場合に
は、熱による膨張や収縮が極めて少ないため、安定した
搬送速度を得ることが出来、且つ長期間使用しても疲労
によるクラック等の発生が無く、また対摩耗性に優れて
いることから、高温雰囲気中に於いて使用する場合であ
っても、特別な潤滑を必要としない等の特徴を有するも
のである。
第1図はコンベアベルトの斜視説明図、第2図はリンク
部材の説明図、第3図は連結部材の説明図、第4図はコ
ンベアベルトを組み立てる際の説明図である。 1はコンベアベルト、2はリンク部材、2aは主部材、2b
は連結軸、2cは載置面、2dは係止突起、3は連結部材、
3aは連結孔、3dはフランジ状突起である。
部材の説明図、第3図は連結部材の説明図、第4図はコ
ンベアベルトを組み立てる際の説明図である。 1はコンベアベルト、2はリンク部材、2aは主部材、2b
は連結軸、2cは載置面、2dは係止突起、3は連結部材、
3aは連結孔、3dはフランジ状突起である。
Claims (1)
- 【請求項1】所定の長さと幅を有する載置面を上面とし
た平板状の主部材の前後両側に先端に係止突起を有する
連結軸を突設したセラミックス製リンク部材と、前後に
前記連結軸を嵌入するための長円状の連結孔を穿設した
セラミックス製連結部材とを有し、前記連結孔の長さを
前記連結軸の長さよりも短くなるように構成し、前記セ
ラミックス製リンク部材と前記セラミックス製連結部材
とを交互に連結して構成したことを特徴としたコンベア
ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989018472U JPH079843Y2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | コンベアベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989018472U JPH079843Y2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | コンベアベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02112614U JPH02112614U (ja) | 1990-09-10 |
JPH079843Y2 true JPH079843Y2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=31233154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989018472U Expired - Lifetime JPH079843Y2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | コンベアベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079843Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH075180B2 (ja) * | 1986-05-30 | 1995-01-25 | 光洋リンドバ−グ株式会社 | セラミツクチエ−ン |
-
1989
- 1989-02-21 JP JP1989018472U patent/JPH079843Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02112614U (ja) | 1990-09-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |