JPH0798435A - 内視鏡カバー方式の内視鏡 - Google Patents

内視鏡カバー方式の内視鏡

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JPH0798435A
JPH0798435A JP5351082A JP35108293A JPH0798435A JP H0798435 A JPH0798435 A JP H0798435A JP 5351082 A JP5351082 A JP 5351082A JP 35108293 A JP35108293 A JP 35108293A JP H0798435 A JPH0798435 A JP H0798435A
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Hidetoshi Saito
秀俊 齋藤
Hitoshi Kira
仁 吉良
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成により、観察光学系への照明光の
入射によるフレアを防止しハレーションの生じさせず、
患者への挿入が容易で患者に苦痛を与えることのない内
視鏡カバー方式の内視鏡を得る。 【構成】 内視鏡先端構成部44の側面には、観察レン
ズ45、照明レンズ46を設け、内視鏡先端構成部44
の内部には撮像素子47及びライトガイド48の出射端
面が前記の観察レンズ45、照明レンズ46に対向した
位置に設けられおり、観察レンズ45と照明レンズ46
の外表面は略同面となっている。ライトガイド48は挿
入部内を挿通し光源装置から供給される照明光を伝送し
て照明レンズ46を介して側方に照射し、撮像素子47
は照明光による被写体像を観察レンズ45を介して結像
する。カバー先端構成部31の内部には、透明カバー4
3と対向する内壁に、例えばゴムのような弾性部材から
なる付勢部材49が設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カバー用内視鏡の挿入
部等を覆う内視鏡カバーを備えた内視鏡カバー方式の内
視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療分野等において広く
用いられるようになった。医療分野に使用される内視鏡
は、生体内に挿入させた場合、挿入部の先端部に設けら
れた観察窓が体液等の付着により、十分に観察できなく
なることがある。このため、内視鏡には、手元側での操
作により、観察窓に洗浄液,洗浄ガス等の流体を吹き付
けて観察窓に付着した体液等を除去できるように送気管
路とか送水管路が設けられている。また、不用な体液等
を吸引して排出する吸引管路が設けられているものもあ
る。また、生検鉗子による組織の採取とか、処置具によ
る治療処置等を行うことができるように処置具チャンネ
ルが設けられているものがある。
【0003】内視鏡検査には、検査前に十分な洗浄消毒
をした清潔な内視鏡を使用する必要がある。
【0004】このため、前記送気管路等の管路とか、処
置具チャンネルが設けられた内視鏡では、患者等に使用
した場合には、感染症等を確実に防ぐために洗浄とか滅
菌処理が施される。しかしながら、完全に洗浄とか滅菌
処理を施すためには時間がかかるので、内視鏡の使用効
率が低下するという問題がある。
【0005】そこで、内視鏡自体を前記送気送水管路等
を設けた内視鏡カバーで覆った状態で使用することによ
り、使用後に内視鏡カバーのみを使い捨てとして交換
し、使用後においても内視鏡自体は不潔にならないよう
にして洗浄とか滅菌処理を施すことを必要としない内視
鏡カバー方式の内視鏡装置が提案されている。
【0006】内視鏡カバー方式の内視鏡装置としては、
例えば特公平2−54734号公報とか、米国特許No.
3,162,190公報において、内視鏡挿入部をカバー内に挿
入し、このカバーで内視鏡挿入部を覆って外部環境から
絶縁するようにしたものが開示されている。
【0007】このような内視鏡カバー方式の内視鏡は、
その挿入部を事前に洗浄とか、滅菌消毒処理をしてお
く。そして、内視鏡カバーで内視鏡の挿入部等を覆った
まま、患者の体腔内に内視鏡を挿入して検査,処置を行
い、使用後は内視鏡カバーは取り外して廃棄してしま
う。このように、内視鏡カバーを患者ごとに使い捨てす
ることにより、内視鏡は洗浄、消毒の必要がなくなり、
常に清潔に保つことができ非常に簡便である。そして、
内視鏡は再洗浄及び再消毒すること無しに、連続的に使
用できる。
【0008】前述のような内視鏡カバー方式の内視鏡装
置では、従来は前方直視型の内視鏡を用いたものが主流
であり、側視型の内視鏡を用いたものについては、特に
提案がされていなかった。そこで本出願人は、例えば特
願平5ー44134号において側視型カバー方式の内視
鏡装置を提案している。この側視型カバー方式の内視鏡
装置の側視型のカバー用内視鏡では、挿入部先端側にお
いて側方に向かって観察窓、照明窓が設けられている。
そして、内視鏡カバーには、上記のカバー用内視鏡装着
時に、カバー用内視鏡の観察窓、照明窓に対向する位置
に透明カバーが設けられ、この透明カバーを介して内視
鏡の照明窓からの照明光を側方に照射し戻り光を観察窓
に入射することにより、被写体を観察できるようになっ
ている。
【0009】一方、前記カバー方式の内視鏡装置は、例
えば特開平4−51928号公報において、内視鏡先端
側の観察窓と照明窓を突出させ、その周囲を不透明部材
で覆った第1凸部と、保護チューブ(内視鏡カバー)に
は第1凸部に嵌合する第1凹部を設け、さらに離反不能
に嵌まり合う第2凸部、第2凹部を別に設けることで、
ハレーションの防止及び先端構成部と挿入部の容易な挿
脱を実現しようとするものが開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
側視型内視鏡カバー方式の内視鏡装置では、内視鏡カバ
ーにカバー用内視鏡を挿入、装着する際に、内視鏡側の
観察窓及び照明窓と内視鏡カバー側の透明カバーとの間
に隙間が生じていた。この隙間のために、内視鏡側照明
窓より射出された照明光の一部がカバー側の透明カバー
の内面で反射し、その反射光が観察窓に飛び込み、この
結果、観察像にフレアが発生するという問題がある。
【0011】また、前記特開平4−51928号公報に
開示された構成は、内視鏡先端の観察窓、照明窓を突出
させているため、内視鏡先端の硬質部が長くなってしま
う。前記硬質部をできるだけ短くし、曲がり易い方が、
患者への挿入がし易く、かつ患者の苦痛を低減できる。
こうしてみると、前記公報に開示された構成の内視鏡及
び保護チューブは必ずしも患者への挿入がし易いと言え
ず、患者の苦痛を低減できないという欠点がある。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成により、観察光学系への照明光の入
射によるフレアを防止しハレーションの生じさせず、患
者への挿入が容易で、患者に苦痛を与えることのない内
視鏡カバー方式の内視鏡を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡カバー方
式の内視鏡は、挿入部の先端部より照明光を照射する照
明光学系と、前記照明光の戻り光により観察像を入射す
る観察光学系とを備えた内視鏡と、前記内視鏡の前記挿
入部を挿通する挿入部カバーを有し、前記挿入部カバー
内に前記挿入部が挿入された場合に前記照明光学系及び
前記観察光学系が配設される、前記挿入部カバーの先端
部の位置に透明光学部材を備えた内視鏡カバーとを具備
した内視鏡カバー方式の内視鏡であって、前記内視鏡あ
るいは前記挿入部カバーの少なくとも一方に、前記照明
光学系及び前記観察光学系と前記透明光学部材とを密着
させる付勢手段を設けている。
【0014】
【作 用】前記付勢手段により前記照明光学系及び前記
観察光学系と前記透明光学部材とを密着させることで、
観察光学系への照明光の入射によるフレアを防止しハレ
ーションの生じさせず、患者への挿入が容易で患者に苦
痛を与えることのない内視鏡カバー方式の内視鏡の実現
を可能とする。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図6は本発明の第1実施例に係り、図
1は内視鏡カバーの先端部の構成を示す断面図、図2は
内視鏡カバー方式の内視鏡装置の全体構成を示す説明
図、図3は内視鏡カバーの全体構成を示す斜視図、図4
は内視鏡カバーをカバー用内視鏡に装着した状態を示す
斜視図、図5は内視鏡カバーの先端部の構成を示す斜視
図、図6は内視鏡カバーをカバー用内視鏡に装着した状
態を示す断面図である。
【0016】図2に示すように内視鏡カバー方式の内視
鏡装置1は、側視型カバー方式内視鏡内視鏡であるカバ
ー方式の内視鏡(以下、カバー方式内視鏡と記す)2を
有しており、このカバー方式内視鏡2は、送気送水管
路,吸引管路,処置具チャンネル等のチャンネルが設け
られたチャンネル付内視鏡カバー(以下、内視鏡カバー
と記す)3と、この内視鏡カバー3に装着される内視鏡
カバー用内視鏡(以下、カバー用内視鏡と記す)4との
組み合わせからなっている。内視鏡検査を行う際には、
清潔な内視鏡カバー3によってカバー用内視鏡4の挿入
部等は覆われ、検査後には内視鏡カバー3は破棄され、
一方、カバー用内視鏡4は、新しい清潔な内視鏡カバー
3によって覆われ、繰り返し使用されることが特徴とな
る。これにより、検査後における内視鏡の洗浄,消毒を
不要とするものである。
【0017】また、前記内視鏡装置1は、前記カバー方
式内視鏡2と、このカバー方式内視鏡2が接続される各
種周辺機器等を内設したカート5と、前記カバー方式内
視鏡2を保持するカバー保持具6とを有している。
【0018】前記カート5には、例えば光源装置7,ビ
デオプロセッサ8,流体制御装置9,内視鏡カバー3に
カバー用内視鏡4を装着する際に使用する内視鏡カバー
拡張器(以下、拡張器と略記する)10等が収納されて
いる。また、前記カート5の上面部には、ビデオプロセ
ッサ8からの映像信号を受けて内視鏡画像を表示するモ
ニタ11が載置されている。
【0019】カバー用内視鏡4は、細長の内視鏡挿入部
12の手元側基端部に太径の把持部を兼ねた操作部13
が連設され、操作部13の側部からユニバーサルコード
14が延出しており、このユニバーサルコード14の端
部にコネクタ15が設けられている。
【0020】光源装置7は、前記コネクタ15を介して
カバー用内視鏡4と着脱自在に接続され、内視鏡に照明
光を供給するようになっている。また、ビデオプロセッ
サ8は、前記コネクタ15の側部から延出する信号ケー
ブル16を介してカバー用内視鏡4と着脱自在に接続さ
れ、カバー用内視鏡4に内蔵された撮像手段の駆動、及
び撮像手段から出力される信号に対する信号処理を行
い、標準的な映像信号に変換してモニタ11へ出力する
ようになっている。
【0021】前記拡張器10は、拡張チューブ17が接
続され、この拡張チューブ17を介して内視鏡カバー3
内に空気を送り込んで拡張するためのものであり、この
拡張により内視鏡カバー3は、カバー用内視鏡4の装着
あるいは抜去が容易できるようになっている。このカバ
ー用内視鏡4に内視鏡カバー3を装着あるいは取り外す
際にはカバー保持具6を用い、例えばカバー保持具6に
よって内視鏡カバー3の基端側を保持してカバー用内視
鏡4を挿入あるいは抜去するようになっている。
【0022】内視鏡カバー3は、軟性の挿入部カバー部
18と、薄肉で軟らかい例えば塩化ビニルなどの高分子
材料で構成された操作部カバー部19及びユニバーサル
コードカバー部20とを備えて構成されており、カバー
用内視鏡4の内視鏡挿入部12,操作部13,ユニバー
サルコード14をそれぞれ覆うようになっている。
【0023】流体制御装置9は、送気制御弁21,送水
制御弁22,吸引制御弁23が設けられ、送気,送水,
吸引をこれらの電磁弁で制御するようになっている。送
気制御弁21,送水制御弁22,吸引制御弁23は、そ
れぞれに挿入部カバー部18から延出している送気管路
24,送水管路25,吸引管路26が接続されている。
【0024】また、吸引制御弁23には吸引チューブ2
7が接続され、その端部には図示しない吸引器が接続さ
れ、内視鏡先端部より不用な体液等の吸引を行うように
なっている。送水制御弁22には送水チューブ28が接
続されており、その先端部には送水タンク29が接続さ
れている。さらに、流体制御装置9からは2本の送気チ
ューブ30が延出しており、送気制御弁21と送水タン
ク29とに接続されている。
【0025】図3に内視鏡カバー3の挿入部カバー部1
8の全体構成を示す。挿入部カバー部18は、先端側か
らカバー先端構成部31,カバー外皮32,内視鏡の操
作部13を接続固定するための内視鏡操作部固定用口体
部(以下、口体部と記す)33が気密的に接続されて構
成されている。カバー先端構成部31には、観察用開口
部34と、チャンネル開口部35とが設けられている。
観察用開口部34には透明のカバーガラスが配設され、
カバー内部に挿入される内視鏡の観察窓及び照明窓が対
向し、被検部位に向けての照明光の照射及び被検部位の
観察が行えるようになっている。
【0026】また、口体部33には、内部に設けられた
処置具チャンネルに連通した処置具挿入口36と、この
処置具挿入口36から処置具チャンネルに挿通した鉗子
等の処置具の先端部を起上する処置具起上装置を操作す
るための処置具起上装置作動部材としての処置具起上レ
バー37とが設けられている。
【0027】内視鏡カバー3をカバー用内視鏡4に装着
した状態を図4に示す。挿入部カバー部18にカバー用
内視鏡4の挿入部12を挿入し、内視鏡の操作部13に
操作部カバー部19を被せ、ユニバーサルコード14に
ユニバーサルコードカバー部20を被せた後、固定用テ
ープ38を各カバー部の繋ぎ目に巻き付けて固定するこ
とによって、カバー用内視鏡4の各部を内視鏡カバー3
(挿入部カバー部18,操作部カバー部19,ユニバー
サルコードカバー部20)によって気密的に覆い、外部
環境から隔離するようになっている。
【0028】内視鏡カバーの先端構成部(以下、カバー
先端構成部と記す)31の構成を図5に示す。カバー先
端構成部31は、硬性の樹脂等で構成され、挿入部カバ
ー部18内に設けられる内視鏡挿入チャンネルに連通し
内視鏡先端部が嵌合する内視鏡先端部挿入孔41と、処
置具チャンネルに連通するチャンネル先端部42とが設
けられ、処置具チャンネルの先端部はチャンネル開口部
35より外部へ開口するようになっている。内視鏡先端
部挿入孔41の側方の観察用開口部34には、透明カバ
ー43が設けられ、光を透過すると共に内部の内視鏡先
端部を外部環境から隔離するようになっている。
【0029】このカバー先端構成部31を含む内視鏡カ
バーの挿入部カバー部18の先端部は、軸方向の断面図
で表すと図1に示すような構成となっている。
【0030】内視鏡先端構成部44の側面には、観察レ
ンズ45、照明レンズ46が設けてあり、また内視鏡先
端構成部44の内部には、撮像素子47及びライトガイ
ド48の出射端面が前記の観察レンズ45、照明レンズ
46に対向した位置に設けられおり、この観察レンズ4
5と照明レンズ46の外表面は略同面となっている。そ
して、ライトガイド48は前記挿入部12内を挿通し前
記光源装置7から供給される照明光を伝送して照明レン
ズ46を介して側方に照射し、前記撮像素子47は照明
光による被写体像を観察レンズ45を介して結像するよ
うになっている。
【0031】カバー先端構成部31の内部には、透明カ
バー43と対向する内壁に、例えばゴムのような弾性部
材からなる付勢部材49が設けられている。
【0032】このように構成されたカバー方式内視鏡2
では、図6に示すように、カバー用内視鏡40を内視鏡
カバー3に装着すると、カバー先端構成部31に挿入さ
れた内視鏡先端構成部44の観察レンズ45と照明レン
ズ46が設けられた面と対向する側面が、付勢部材49
を押圧する。そして付勢部材49の反発力により、内視
鏡先端構成部44は、透明カバー43の方向に付勢され
る。
【0033】したがって、これにより観察レンズ45及
び照明レンズ46と、透明カバー43とが密着状態とな
り、観察レンズ45への照明光の入射により生じるフレ
アの防止できる。
【0034】尚、図6に示すように付勢部材29は、2
つの弾性部材からなるとしたが、これに限らず、1個ま
たは3個以上の弾性部材からこうせいしても、同様の効
果を得ることができることはいうまでもない。
【0035】次に第2実施例について説明する。図7は
第2実施例に係る内視鏡カバーの先端部の構成を示す断
面図である。第2実施例は第1実施例とほとんど同じで
あり、付勢手段が異なるのみである。
【0036】すなわち、図7に示すように、第2実施例
では付勢手段として第1実施例の弾性部材からなる付勢
部材の代わりに、板バネ50を設けている。その他の構
成及びこの板バネ50による作用及び効果は第1実施例
と同じである。
【0037】次に第3実施例について説明する。図8は
第3実施例に係る内視鏡カバーの先端部の構成を示す断
面図である。第3実施例は第1実施例とほとんど同じで
あり、付勢手段が異なるのみである。
【0038】すなわち、図8に示すように、第3実施例
では付勢手段として第1実施例の弾性部材からなる付勢
部材の代わりに、カバー先端構成部31の透明カバー4
4と対向する位置に、内視鏡固定用ビス53を螺合する
ネジ部52を備え、カバー先端構成部31の内面には例
えばゴムシートのような弾性かつ防水性を有する素材か
らなる防水シート51が設けられ、この防水シート51
により前記ネジ部50の内面側端面を水密に覆ってい
る。したがって、カバー方式内視鏡の外部の汚物等は、
防水シート51によりカバー用内視鏡4に付着すること
がない。その他の構成は第1実施例と同じである。
【0039】このように構成された第3実施例のカバー
方式内視鏡では、カバー先端構成部31に内視鏡先端構
成部44を挿入した後、内視鏡固定用ビス53をネジ部
53に螺合していく。この結果、内視鏡固定用ビス53
がカバー先端構成部31の内側に進み、内視鏡先端構成
部44は防水シート51を介して上方(図中矢印方向)
に押し上げられ、最終的に観察レンズ45及び照明レン
ズ46と、透明カバー43とが密着状態となって、内視
鏡先端構成部44がカバー先端構成部31に固定され
る。その他の作用及び効果は第1実施例と同じである。
【0040】次に第4実施例について説明する。図9は
第4実施例に係る内視鏡カバーの先端部の構成を示す断
面図である。第4実施例は第1実施例とほとんど同じで
あり、付勢手段が異なるのみである。
【0041】すなわち、図9に示すように、第4実施例
では、カバー先端構成部31の先端には、内側に突起部
55を有するL字状のアーム部56がヒンジ部54を介
して回動自在にカバー先端構成部31に一体的に構成さ
れている。このアーム部56の先端には、カバー先端構
成部31の最先端部に設けられた係止溝57と係合する
係止爪58が設けられている。また、カバー先端構成部
31には、突起部が挿通する孔部59が設けられてお
り、さらに第3実施例と同様に、カバー先端構成部31
の内面には例えばゴムシートのような弾性かつ防水性を
有する素材からなる防水シート51が設けられ、この防
水シート51により前記孔部59の内面側端面を水密に
覆っている。したがって、カバー方式内視鏡の外部の汚
物等は、防水シート51によりカバー用内視鏡4に付着
することがない。その他の構成は第1実施例と同じであ
る。
【0042】このように構成された第4実施例のカバー
方式内視鏡では、カバー先端構成部31に内視鏡先端構
成部44(図示せず)を挿入した後、アーム部56をヒ
ンジ部57を中心に回転させ、係止爪58を係止溝57
に係合させる。これにより突起部55は孔部59を通過
し防水シート51を介して、内視鏡先端構成部44を押
し上げ、観察レンズ45及び照明レンズ46と、透明カ
バー43とが密着状態となる。その他の作用及び効果は
第1実施例と同じである。
【0043】次に第5実施例について説明する。図10
は第5実施例に係る内視鏡カバーの先端部の構成を示す
断面図である。第5実施例は第1実施例とほとんど同じ
であり、付勢手段が異なるのみである。
【0044】すなわち、図10に示すように、第5実施
例では、カバー先端構成部31の先端部内部の透明カバ
ー43と対向する部分にくぼみを設け、そこに例えばポ
リアクリル酸ソーダ架橋物やポリエチレンオキサイド系
重合体等の高吸水性樹脂60を埋設する。高吸水性樹脂
60の上方には、例えばゴムシートのような弾性かつ防
水性を有する素材からなる防水シート51が設けられて
いる。また、高吸水性樹脂60を埋設したくぼみには、
カバー先端構成部31の先端面で外部と連通した給水路
61が接続されいる。ここで、高吸水性樹脂60は水を
含むと膨張する特性を有している。その他の構成は第1
実施例と同じである。
【0045】このように構成された第5実施例のカバー
方式内視鏡では、挿入部カバー部18に挿入部12を装
着した後、挿入部カバー部18の先端部分を水に浸す。
すると、水が給水路61を経て、高吸水性樹脂60に吸
収されていく。これにより高吸水性樹脂60が膨張し、
防水カバー51を押し上げ、その結果内視鏡先端構成部
44(図示せず)も上方に押し上げられ、最終的に観察
レンズ45及び照明レンズ46と、透明カバー43とが
密着状態となる。その他の作用及び効果は第1実施例と
同じである。
【0046】上記第1ないし第5実施例では付勢手段を
内視鏡カバー側に設けて構成したが、これに限らず、カ
バー用内視鏡側に付勢手段を設けて構成した側視型カバ
ー方式内視鏡でも良い。以下、カバー用内視鏡側に付勢
手段を設けた側視型カバー方式内視鏡の実施例を説明す
る。図11は第6実施例に係るカバー用内視鏡の先端部
の構成を示す断面図である。第6実施例は第1実施例と
ほとんど同じであり、付勢手段が異なるのみである。
【0047】すなわち、図11に示すように、内視鏡先
端構成部44において、観察レンズ45及び照明レンズ
の反対側の側面に内視鏡外部に開口した空気溜り部62
を設ける。この空気溜り部62の開口部分には弾性材か
らなる膨張シート63が密閉して設けられている。ま
た、空気溜り部62には、挿入部12内を挿通し操作部
13に連通した膨張用空気管路64が設けられている。
尚、操作部13には、図示はしないが、空気溜り部62
への給排気を制御する給排気弁が設けてあり、さらに、
給排気ポンプが側視型カバー方式内視鏡とは別体に設け
られている。その他の構成は第1実施例と同じである。
【0048】このように構成された第6実施例のカバー
方式内視鏡では、挿入部カバー部18に挿入部12を装
着した後、給排気弁を操作することにより、給排気ポン
プより膨張用空気管路64を経て、空気溜り部62に空
気が供給される。これにより膨張シート63が膨張し、
最終的に観察レンズ45及び照明レンズ46と、透明カ
バー43とが密着状態となる。その他の作用及び効果は
第1実施例と同じである。
【0049】次に第7実施例について説明する。図12
は第7実施例に係るカバー用内視鏡の先端部の構成を示
す断面図である。第7実施例は第1実施例とほとんど同
じであり、付勢手段が異なるのみである。
【0050】すなわち、図12に示すように、第7実施
例では、内視鏡先端構成部44において、観察レンズ4
5及び照明レンズの反対側には、牽引ワイヤ65に連結
された弾性材からなるスコープ押し上げ部材66が設け
られている。このスコープ押し上げ部材66は、回転軸
67に対して回動自在に支軸されている。また、スコー
プ押し上げ部材66の外側には、弾性かつ防水性を有す
る防水カバー68が設けられている。
【0051】また、牽引ワイヤ65の他端は、挿入部カ
バー部18に挿入部12を装着した際に、口体部33の
端部が位置する箇所で、操作部13から外部に露出して
おりその先端にはフック69が取り付けられている。そ
の他の構成は第1実施例と同じである。
【0052】このように構成された第7実施例のカバー
方式内視鏡では、挿入部カバー部18に挿入部12を挿
入していく。挿入カバー18の口体部33をカバー用内
視鏡4の操作部13に固定する際、口体部33の端部3
3aがフック69を図12中の矢印の方向へ押す。これ
によりフック69に接続している牽引ワイヤ65が引っ
張られ、内視鏡先端構成部44内のスコープ押し上げ部
材66が(図12中の破線状態から実線状態に)回転
し、内視鏡先端構成部44を押し上げ、観察レンズ45
及び照明レンズ46と、透明カバー43とが密着状態と
なる。その他の作用及び効果は第1実施例と同じであ
る。
【0053】次に第8実施例について説明する。図13
及び図14は第8実施例に係わり、図13はカバー用内
視鏡の先端部の構成を示す断面図、図14はカバー先端
構成部の先端構成を示す拡大図である。第8実施例は第
1実施例とほとんど同じであり、付勢手段が異なるのみ
である。
【0054】すなわち、図13に示すように、第8実施
例では、内視鏡先端構成部44の先端に板バネ70が設
けられている。また、カバー先端構成部31の内側に
は、板バネ70の先端部70aを引掛ける係合部71が
設けられている。その他の構成は第1実施例と同じであ
る。
【0055】このように構成された第8実施例のカバー
方式内視鏡では、内視鏡先端構成部44をカバー先端構
成部31に挿入していく。そして、図14に示すよう
に、板バネ70の先端部70aが係合部に突き当たる
と、板バネ70は下方にたわむ。下方にたわんだ板バネ
70は、カバー先端構成部31に突き当たり反力が生
じ、内視鏡先端構成部44を押し上げる。その結果観察
レンズ45及び照明レンズ46と、透明カバー43とが
密着状態となる。その他の作用及び効果は第1実施例と
同じである。
【0056】ところで、カバー先端構成部31のもう1
つの構成要素であるチャンネル先端部42は、図15及
び図16に示すような構成となっている。
【0057】すなわち、チャンネル先端部42には、処
置具誘導装置72が設けられ、この処置具誘導装置72
は、カバー先端構成部31に固定された回転軸73を介
して設けられた処置具誘導子74から構成される。この
処置具誘導子74は、基端側誘導子75と先端側誘導子
76の2体から構成され、基端側誘導子75と先端側誘
導子76とは、回転軸77により互いに回動自在に連結
されている。
【0058】さらに、基端側誘導子75と先端側誘導子
76それぞれに、誘導子牽引ワイヤ78a,78b(こ
こでは基端側誘導子75の牽引用を誘導子牽引ワイヤ7
8a、先端側誘導子76の牽引用を誘導子牽引ワイヤ7
8b)が連結されていて、誘導子牽引ワイヤ78a,7
8bは、口体部33に設けられた処置具起上レバー37
(図3参照)に接続されている。この処置具起上レバー
37は、図示はしないが、基端側誘導子75を制御する
基端側起上レバーと、先端側誘導子76を制御する先端
側起上レバーの2つの起上レバーから構成されている。
【0059】このように構成することで、通常の処置具
起上を行うために誘導子牽引ワイヤ78aを牽引し(図
16(a)参照)、処置具の突出方向を微調整するため
に誘導子牽引ワイヤ78bを牽引する(図16(b)参
照)といった操作が可能となり、所望の方向に性格に処
置具を誘導することができるという効果ある。
【0060】尚、処置具誘導装置72は、図17及び図
18に示すような構成でも良い。すなわち、図17に示
すように、処置具を屈曲したときの外側に第1誘導子7
9、内側に第2誘導子80を配置する。第1及び第2誘
導子79、80の下には、第1膨張体81、第2膨張体
82が配置されている。この第1及び第2膨張体81、
82は、ラテックス製バルーンと同類のもの、すなわ
ち、シリコン系で潤沢なひび割れ等が生じにくい材質か
らなるバルーンであり、空気により膨張、収縮するもの
である。また、この第1及び第2膨張体81、82に
は、空気を供給する第1及び第2給気管路83、84が
それぞれ連通しており、各第1及び第2給気管路83、
84は、挿入部カバー部18の内部を通り、図示しない
給気ポンプに接続されている。
【0061】このように構成することにより、図18に
示すように、処置具誘導子の可動範囲が小さいにもかか
わらず、大きな処置具起上角が得られる。図18に示し
た破線は従来の起上装置における処置具の起上状態を示
し、本例のように第2処置具誘導子80を設けることに
より、より大きな起上角が得られるようになる。
【0062】続いて、図19及び図20を参照して挿入
部カバー部18の構成例を説明する。
【0063】挿入部カバー部18は、いわゆるマルチル
ーメンで構成されている。各ルーメンは、内視鏡チャン
ネル85、処置具チャンネル86、送気チャンネル8
7、送水チャンネル88、ワイヤチャンネル89、スコ
ープ固定用管路90(図20(a)参照)であり、スコ
ープ固定用管路90は、図19に示すように、先端側は
閉塞し、口体部33側では口金91に接続されている。
尚、内視鏡チャンネル85とスコープ固定用管路90と
の隔壁90aは極めて薄く構成されている。
【0064】このように構成された挿入部カバー部18
の構成例では、挿入部カバー部18に挿入部12を挿入
する際は、口金91に接続された図示しない吸引ポンプ
でスコープ固定用管路90内を吸引する。これにより、
隔壁90aがスコープ固定用管路90の内側に変形する
(図20(b))。その後、口体91により吸引ポンプ
を外すと、スコープ固定用管路90は大気圧と同圧とな
り、隔壁90aは本来の状態に復元しようとし、その結
果、隔壁90aは挿入部12と密着、すなわち、挿入部
12と挿入部カバー部18とが密着することとなり、両
者のずれを防止することができる。
【0065】続いて第9実施例について説明する。図2
1乃至図27は第9実施例に係わり、図21は内視鏡カ
バーの全体構成を示す斜視図、図22はカバー用内視鏡
の先端部の構成を示す斜視図、図23は内視鏡カバーの
先端部の構成を示す断面図、図24はリング溝と係止溝
の第1の変形例を説明する第1の説明図、図25はリン
グ溝と係止溝の第1の変形例を説明する第2の説明図、
図26はリング溝と係止溝の第2の変形例を説明する第
1の説明図、図27はリング溝と係止溝の第2の変形例
を説明する第2の説明図である。
【0066】第9実施例は第1実施例とほとんど同じで
あるので、異なる構成のみ説明し同一の構成には同じ符
号をつけ、説明は省略する。
【0067】図21に内視鏡カバー3の挿入部カバー部
18の全体構成を示す。
【0068】挿入部カバー部18は、先端側からカバー
先端構成部131、カバー外皮32、内視鏡の操作部1
3を接続固定するための内視鏡操作部固定用口体部(以
下、口体部と記す)33が気密的に接続されて構成され
ている。カバー先端構成部131には、観察用開口部1
34と、チャンネル開口部135とが設けられている。
観察用開口部134には透明のカバーガラスが配設さ
れ、カバー内部に挿入される内視鏡の観察窓及び照明窓
が対向し、被検部位に向けての照明光の照射及び被検部
位の観察が行えるようになっている。
【0069】また、口体部33には、内部に設けられた
処置具チャンネルに連通した挿入口36が設けられてい
る。
【0070】図22にカバー用内視鏡4の先端部を示
す。硬質部137はカバー用内視鏡4の最先端の構成部
であり、観察窓138、照明窓139が固定される。光
源装置7から供給される光は、カバー用内視鏡4の内部
の図示しないライトガイドファイバーを介して照明窓1
39から出射される。また、観察窓138から入射した
光はカバー用内視鏡4の内部の図示しない電荷結合素子
に結像し、電気信号に変換されてビデオプロセッサ8へ
と伝送される。また、変形し易いシリコンゴム等からな
る弾性リング140は硬質部137のリング溝141に
嵌め込まれている。弾性リング140のリング部分の断
面はOリングのごとく丸状でよい。
【0071】図23にカバー用内視鏡4を挿入部カバー
部18に挿入した図を示す。カバー先端構成部131の
内周に設けた係止溝142は、硬質部137をカバー先
端構成部131の内側に突き当てた時にリング溝141
よりも若干先端側にずれるよう形成する。この構成によ
りカバー用内視鏡4を挿入部カバー部18に挿入し、カ
バー先端構成部131に突き当てると弾性リング140
は係止溝142に図23のごとく変形して嵌まり込むと
ともに、カバー先端構成部131を手元側に付勢し、観
察用開口部134を観察窓138及び照明窓139に押
し付けて密着させる。
【0072】ハレーションは観察窓138、照明窓13
9と観察用開口部134の間に隙間ができることで増大
するため、前記構成によって観察用開口部134が観察
窓138、照明窓139に密着してハレーションは防止
される。
【0073】しかも、特開平4−51928号公報のよ
うな第1凸部に嵌合する第1凹部や、離反不能に嵌まり
合う第2凸部、第2凹部が不要であり、硬質部137及
びカバー先端構成部131を短くできる。従って、患者
に苦痛を与えることなく挿入・抜去できるものである。
また、弾性リング140のみで固定しているのでカバー
先端構成部131を硬質部137に確実に固定できると
ともに、検査終了時に取り外すこともごく簡単である。
【0074】なお、リング溝141と係止溝142の形
状は、図23のような四角状以外でもよく、例えば図2
4,図25の変形例のような形状で前記実施例と同様の
効果を実現できる。
【0075】図24は、リング溝141を四角状とし、
係止溝142を三角状としている。三角状の係止溝14
2は、弾性リング140が変形して嵌まり込んだ際にカ
バー先端構成部131を手元側に付勢し易いよう、弾性
リング140に押圧される斜面143を設けた。
【0076】図25においては、係止溝142は図24
と同じ三角状とし、リング溝141にも斜面144を設
けて、より一層弾性リング140の押圧力を高めて、観
察用開口部134と観察窓138、照明窓139を密着
させることができる。
【0077】また、第9実施例においては、弾性リング
140のリング部分の断面は丸状であるが、他の形状で
もよく、例えば図26,図27に示すものでもよい。
【0078】図26は、カバー用内視鏡4を挿入部カバ
ー部18に挿入する前の弾性リング140の形状を示
す。弾性リング40は、手元側に突起45を有する。図
27のごとく、カバー用内視鏡4を挿入部カバー部18
に挿入すると、リング溝141よりも軸方向長さが短い
係止溝142に弾性リング140の突起145が圧縮さ
れて嵌まり込む。圧縮された突起145は、カバー先端
構成部131を手元側へと押圧し、観察用開口部134
と観察窓138、照明窓139の密着が実現される。
【0079】なお、以上の実施例及び変形例は全て、硬
質部137に弾性リング140を固定したものである
が、カバー先端構成部131の係止溝142に予め弾性
リングを固定しておき、硬質部137を挿入してリング
溝に弾性リングを嵌め込ませる構成としてもよい。
【0080】次に第10実施例について説明する。図2
8乃至図39は第10実施例に係わり、図28は側視タ
イプの挿入部カバー部の構成を示す斜視図、図29は内
視鏡カバーをカバー用内視鏡に装着した状態を示す断面
図、図30はカバー用内視鏡の先端部の構成を示す斜視
図、図31はカバー先端構成部と分岐部との接合を説明
する説明図、図32は分岐部と送気管路、送水管路との
接続を説明する説明図、図33は二重管構造の送気、送
水管路を説明する説明図、図34は送気送水スイッチの
構成を示す断面図、図35は図34のボタンの構造を示
す断面図、図36は図34のシリンダの構造を示す断面
図、図37は送気送水スイッチの変形例の構成を示す断
面図、図38は図37のシリンダの構造を示す断面図、
図39はカバー用内視鏡の先端部の変形例の構成を示す
斜視図である。
【0081】本実施例は、第1実施例と同様に側視タイ
プのカバー方式内視鏡であるが、第9実施例と同じ機能
を持つ各部名称及び番号は、第9実施例と同じとし、違
うもののみ別の名称、番号とする。
【0082】図28は、側視タイプの挿入部カバー部1
8の全体図である。挿入部カバー部18のカバー先端構
成部31には、側方に向かって照明光を照射し、照らさ
れた側方を観察する観察用開口部34と、側方へ処置具
をガイドするチャンネル開口部35を有する。また、チ
ャンネル開口部35から突出させた処置具をさらに曲げ
て観察視野の中心へと移動させる鉗子起上台(図示せ
ず)がチャンネル開口部35に設けられ、この鉗子起上
台を挿入部カバー部18内のワイヤー(図示せず)を介
して駆動する起上ノブ37が口体部33に設けられる。
【0083】また、観察用開口部34に付着した体液等
を洗浄するために、送水及び送気可能なノズル開口部1
47が設けられる。ノズル開口部147は、送気管路2
4及び送水管路25(図2参照)に連通しており、ノズ
ル開口部147〜送水タンク29の構成を図31〜図3
8に示す。
【0084】図31において、ノズル開口部147は、
カバー先端構成部31の観察用開口部34の手元側斜面
148に設け、観察用開口部34に向かって開口し、カ
バー先端構成部31の内部〜手元側を貫通する貫通穴1
49へと連通する。カバー先端構成部31の手元側に
は、貫通穴149へと差し込まれる突起150を有する
分岐部151を接合する。分岐部151には、送気管路
25、送水管路26が接続され、いずれも分岐溝152
に開口している。この分岐溝152は、カバー先端構成
部31との接合の際に貫通穴149と送気管路25、送
水管路26を連通させるべく形成する。
【0085】カバー先端構成部31と分岐部151は接
合によって図32のごとく、貫通穴149と突起150
によって形成されたノズル部153を送気管路25を介
して供給される空気及び送水管路26を介して供給され
る水が流れる。また、図32における送気管路24と送
水管路25の接続を逆にしてもさしつかえない。
【0086】また、図33のごとく送水管路25の中に
送水管路26を入れて二重管構造としてもよい。二重管
構造の場合、前記送気制御弁21、送水制御弁22を使
用しなくてもよく、図34〜図38のごとく、送気送水
スイッチ154に弁体としての機能を持たせてもよい。
【0087】図34に示すように、送気送水スイッチ1
54は、送気状態、送水状態、自然状態(無操作状態)
を切り替えるボタン155と、ボタン155を保持する
シリンダ156と、ボタン155とシリンダ156の間
に介装される弾性体157からなる。
【0088】シリンダ156は、ボタン155及び弾性
体157を挿入するボタン穴158と送水管路25を挿
通する送気穴159が連通して設けられ、送気穴159
は図34,図35のごとくシリンダ156を貫通させて
いる。送気穴159は送水管路25を固定し、固定した
後も送気穴159がシリンダ156の内外を連通させる
形状とする。図34,図35においては、送気穴159
の送水管路25の接合部160の形状を送水管路25の
外周形状(円形)と同じにし、この接合部160に接着
剤を塗布して送水管路25を固定しているが、固定手段
は接着に限るものではない。また、送気管路24は送気
穴159を完全に覆うべく送気穴159の一方の開口部
に気密に固定する。送気穴159の他方の開口部には、
送気穴159を完全に覆い気密に送気チューブ30を固
定する。送気チューブ30は2本に分岐しており、一方
は、送水タンク29へ、他方は流体制御装置9内の送気
ポンプ(図示せず)に接続される。送気チューブ30と
送水タンク29の接続部61は着脱可能とするととも
に、装着時には気密となるよう形成する。
【0089】ボタン155の外周はシリンダ156のボ
タン穴に気密的に摺動できるよう形成し、さらに送水管
路25を挿通可能な分岐穴162と、分岐穴に対して貫
通するリーク穴163を設けている。分岐穴162は送
水管路25の外周形状(円形)と同じに形成した端部1
64と送水管路25を通して保持するスライド部165
が形成され、この端部164にリーク穴163が開口す
る。端部164は、送水管路25に押し付けることで密
着すべく形成する。
【0090】また、送水管路25は、シリンダ156の
送気穴59に固定して通すとともに、ボタン55の分岐
穴162に通し、さらに送気チューブ30内を介して、
送水タンク29内に導かれる。送水管路25の端は送水
タンク29の底部まで伸ばし、送水タンク29に水を入
れた際に水中にあるよう形成する。
【0091】弾性体157は、ゴム等の弾性材料で形成
するが、ゴムに限らずコイルばね、板ばね等でもよい。
また、弾性体157をボタン穴158に入れ、ボタン1
55を挿入すると送気穴159と分岐穴162が連通
し、スライド部165に送水管路25が保持されるよう
弾性体157の寸法を決める。
【0092】上記のごとく送気送水スイッチ154を構
成し、送気チューブ30内に送気ポンプ(図示せず)か
ら送気すると、自然状態では、空気は最も流れ易いリー
ク穴163を介して排出される。ここで、リーク穴16
3を指等でふさぐと、空気は送気穴159を介して送気
管路24内を流れ、ノズル開口部147より流出する。
さらに、リーク穴をふさぎつつ、弾性体157をつぶし
てボタン155を押し込むと、分岐穴162の端部16
4が送水管路25に密着して、送気穴159が遮断さ
れ、空気は送水タンク29内を加圧し、水を送水管路2
5内に押し出し、ノズル開口部147より流出する。押
し込み力を解除すると、弾性体157の復元力で初期状
態に戻る。上記のごとく、二重管構造の送気管路24、
送水管路25とすることで送気制御弁21、送水制御弁
22は不要となり、簡単な構成で送気送水の弁体を実現
できる。
【0093】図37,図38に送気送水スイッチの変形
例を示す。この変形例においては、シリンダ156に送
水管路25を保持する保持穴166と送気穴159を別
々に設け、保持穴166と送気穴159はボタン穴に連
通させる。また、ボタン155の分岐穴162は送水管
路25を挿通可能であるとともに、送水管路25をボタ
ン穴158に挟み込みつつ押しつぶす押圧部167を形
成する。弾性体157をボタン穴158に入れ、ボタン
155を入れ、送水管路25を装着すると、自然状態で
弾性体157がボタン155を押し上げ、送水管路25
を押圧部167が押しつぶされるよう、弾性体157は
大きめに形成する。送気管路24及び送気チューブ30
は保持穴166及び送気穴159を完全に覆い、シリン
ダ156に気密に固定する。また送水管路25は、シリ
ンダ156の送気チューブ30側の突出部にて気密に固
定する。
【0094】図37,図28の構成においては、送気チ
ューブ30内に送気ポンプ(図示せず)から送気する
と、自然状態では送水管路25がつぶされてボタン穴1
58がふさがれるため、空気は送気穴159を介して最
も流れ易いリーク穴163へと排出される。リーク穴1
63をふさぐと、空気は送気穴159を介してノズル開
口部147より流出する。さらにリーク穴163をふさ
ぎつつ、弾性体157をつぶして押し込むと送水管路2
5のつぶれが解除され、ボタン155の側面が送気穴を
遮断するため、空気は送水タンク29内を加圧し、水を
送水管路25内に押し出し、ノズル開口部147より流
出する。押し込み力を解除すると弾性体157の復元力
で初期状態に戻る。
【0095】上記のごとく送気管路、送水管路が形成さ
れるカバー先端構成部31は以下のごとくカバー用内視
鏡4と組み合わされる。
【0096】図29は挿入部カバー部18に、カバー用
内視鏡4を挿入した図である。硬質部137の外周であ
って、観察窓138と照明窓139の間に設けたリング
溝141に弾性リング140を予め固定している。カバ
ー先端構成部31の内周の弾性リング140相当部には
係止溝142を設ける。係止溝142はカバー先端構成
部31の内周に設けるが、観察用開口部34には設けな
い。すなわち、観察用開口部34の内周部のみ弾性リン
グ140と嵌まり合う溝はない。
【0097】また、弾性リング149は、図30のごと
く係止溝142との係合部168については太径とし、
観察用開口部34との当接部169は細径とすること
で、係止溝142にて圧縮された係合部168の反力で
当接部169が観察用開口部34に押し付けられ密着す
る。従って、カバー用内視鏡4は、軸方向においては係
止溝142と弾性リング140の係合によって固定さ
れ、しかも弾性リング140の係合部168の圧縮によ
る反力で当接部169が観察用開口部34に押し付けら
れて、観察用開口部34に対しても固定される。
【0098】上記構成により、カバー用内視鏡4を湾曲
させた場合に、カバー先端構成部31からずれることを
防止できる。さらには、照明窓139と観察窓138の
間の弾性リング140の当接部148によって観察用開
口部34の内面での照明光の反射光を遮断でき、ハレー
ションの防止が可能である。また、観察用開口部34に
弾性リング140は当接しているだけなので、カバー用
内視鏡4を挿入部カバー部18から抜去する際に比較で
薄肉の観察用開口部34が破損することがなく、従っ
て、カバー用内視鏡4を付着した体液等で汚染すること
がない。
【0099】なお、本実施例では弾性リング140を硬
質部137に固定するものとしたが、カバー先端構成部
31の内側の係止溝142に固定しておいてもよい。
【0100】また、図39のごとく、係合用弾性体17
1と当接用弾性体172を別々に設けてもよい。図30
においては、弾性リングは硬質部137のリング溝14
1全周を覆うものであったが、図39のごとく、係合用
弾性体171と当接用弾性体172のみとし、側面部1
72には弾性部材を設けなくても図30の場合と全く同
様の効果を有する。しかも、側面部172に弾性体を設
けないことで、挿入するカバー先端構成部31の内径,
外径を小さくできて細径化できるため、より挿入し易
く、患者に苦痛を与えないものとできる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明の側視型カバ
ー方式内視鏡によれば、付勢手段により照明光学系及び
観察光学系と前記透明光学部材とを密着させるので、簡
単な構成により、観察光学系への照明光の入射によるフ
レアを防止しハレーションの生じさせず、患者への挿入
が容易で患者に苦痛を与えることのない内視鏡カバー方
式の内視鏡が実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る内視鏡カバーの先端部の構成
を示す断面図。
【図2】第1実施例に係る内視鏡カバー方式の内視鏡装
置の全体構成を示す説明図。
【図3】第1実施例に係る内視鏡カバーの全体構成を示
す斜視図。
【図4】第1実施例に係る内視鏡カバーをカバー用内視
鏡に装着した状態を示す斜視図。
【図5】第1実施例に係る内視鏡カバーの先端部の構成
を示す斜視図。
【図6】第1実施例に係る内視鏡カバーをカバー用内視
鏡に装着した状態を示す断面図。
【図7】第2実施例に係る内視鏡カバーの先端部の構成
を示す断面図。
【図8】第3実施例に係る内視鏡カバーの先端部の構成
を示す断面図。
【図9】第4実施例に係る内視鏡カバーの先端部の構成
を示す断面図。
【図10】第5実施例に係る内視鏡カバーの先端部の構
成を示す断面図。
【図11】第6実施例に係るカバー用内視鏡の先端部の
構成を示す断面図。
【図12】第7実施例に係るカバー用内視鏡の先端部の
構成を示す断面図。
【図13】第8実施例に係るカバー用内視鏡の先端部の
構成を示す断面図。
【図14】第8実施例に係るカバー先端構成部の先端構
成を示す拡大図。
【図15】チャンネル先端部の処置具誘導装置の構成を
示す断面図。
【図16】図15のチャンネル先端部の処置具誘導装置
の作用を説明する断面図。
【図17】チャンネル先端部の処置具誘導装置の変形例
の構成を示す断面図。
【図18】図17のチャンネル先端部の処置具誘導装置
の作用を説明する断面図。
【図19】挿入部カバー部の構成を示す長手方向の断面
図。
【図20】図19の挿入部カバー部の径方向の断面図。
【図21】第9実施例に係る内視鏡カバーの全体構成を
示す斜視図。
【図22】第9実施例に係るカバー用内視鏡の先端部の
構成を示す斜視図。
【図23】第9実施例に係る内視鏡カバーの先端部の構
成を示す断面図。
【図24】第9実施例に係るリング溝と係止溝の第1の
変形例を説明する第1の説明図。
【図25】第9実施例に係るリング溝と係止溝の第1の
変形例を説明する第2の説明図。
【図26】第9実施例に係るリング溝と係止溝の第2の
変形例を説明する第1の説明図。
【図27】第9実施例に係るリング溝と係止溝の第2の
変形例を説明する第2の説明図。
【図28】第10実施例に係る側視タイプの挿入部カバ
ー部の構成を示す斜視図。
【図29】第10実施例に係る内視鏡カバーをカバー用
内視鏡に装着した状態を示す断面図。
【図30】第10実施例に係るカバー用内視鏡の先端部
の構成を示す斜視図。
【図31】第10実施例に係るカバー先端構成部と分岐
部との接合を説明する説明図。
【図32】第10実施例に係る分岐部と送気管路、送水
管路との接続を説明する説明図。
【図33】第10実施例に係る二重管構造の送気、送水
管路を説明する説明図。
【図34】第10実施例に係る送気送水スイッチの構成
を示す断面図。
【図35】図34のボタンの構造を示す断面図。
【図36】図34のシリンダの構造を示す断面図
【図37】図34の送気送水スイッチの変形例の構成を
示す断面図、
【図38】図37のシリンダの構造を示す断面図。
【図39】図30のカバー用内視鏡の先端部の変形例の
構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1…内視鏡カバー方式の内視鏡装置 2…カバー方式内視鏡 3…内視鏡カバー 4…カバー用内視鏡 12…内視鏡挿入部 13…操作部 18…挿入部カバー部 31…カバー先端構成部 33…口体部 43…透明カバー 44…挿入部先端構成部 45…観察レンズ 46…照明レンズ 47…撮像素子 48…ライトガイド 49…付勢部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部の先端部より照明光を照射する照
    明光学系と、前記照明光の戻り光により観察像を入射す
    る観察光学系とを備えた内視鏡と、 前記内視鏡の前記挿入部を挿通する挿入部カバーを有
    し、前記挿入部カバー内に前記挿入部が挿入された場合
    に前記照明光学系及び前記観察光学系が配設される、前
    記挿入部カバーの先端部の位置に透明光学部材を備えた
    内視鏡カバーとを具備した内視鏡カバー方式の内視鏡で
    あって、 前記内視鏡あるいは前記挿入部カバーの少なくとも一方
    に、前記照明光学系及び前記観察光学系と前記透明光学
    部材とを密着させる付勢手段を設けたことを特徴とする
    内視鏡カバー方式の内視鏡。
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