JPH0798004B2 - 根付けの製造方法 - Google Patents

根付けの製造方法

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JPH0798004B2
JPH0798004B2 JP26394693A JP26394693A JPH0798004B2 JP H0798004 B2 JPH0798004 B2 JP H0798004B2 JP 26394693 A JP26394693 A JP 26394693A JP 26394693 A JP26394693 A JP 26394693A JP H0798004 B2 JPH0798004 B2 JP H0798004B2
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JP
Japan
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crystal ball
metal part
alloy material
manufacturing
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JP26394693A
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Inventor
弘 塚越
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株式会社康華
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば巾着や煙草入れ
などに装飾用として、また神社仏閣での御守り用とし
て、さらにはアクセサリーとして使用される根付けの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種根付けとして、金属のみか
らなるものや、中央部などに水晶の玉を装着したものな
どが知られている。
【0003】中央部などに水晶の玉を装着した根付けを
製造する場合、水晶の玉を取り巻く金属部分に水晶の玉
を嵌入させる孔部を設けておき、この孔部に水晶の玉を
嵌入させた後、孔部の周囲複数箇所に設けた爪を倒して
水晶の玉を金属部分に固定する方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では前記金属部分を製造する工程と、金属部分
の孔部に水晶の玉を嵌入させる工程と、前記爪を倒して
水晶の玉を金属部分に固定する工程が必要で、工程数が
多く、コストが高くなるという問題があった。また、水
晶の玉を固定する爪が表面に現れ、その爪が衣服に引っ
掛かり、衣服を傷めるという問題があった。
【0005】本発明はこのような課題を解決するもの
で、製造工程数を減らし、コストダウンを図るととも
に、水晶の玉を固定する爪を無くし、衣服への引っ掛か
りを防止できる根付けを提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、錫を主成分とし、アンチモニーを含有する
合金材料を用い、根付けの形に予め作られた型内の定位
置に水晶の玉をセットし、かかる状態で型内に前記合金
材料を溶融状態で注入して、この合金材料からなる金属
部分により水晶の玉を抱着させ、その後、型から前記合
金材料の金属部分と水晶の玉を一体に取り出し、これを
化成ソーダ液につけて金属部分および水晶の玉の表面に
付着する油分を除去し、その後金属部分および水晶の玉
の表面に付着する化成ソーダ液を除去するとともに、金
属部分および水晶の玉を自然冷却させ、次に、金属部分
の表面に光沢銅によるメッキを施すことを要旨とするも
のである。
【0007】
【作用】この構成により、前記爪により金属部分の孔部
に水晶の玉を固定する従来の方法に比べて、爪を倒して
水晶の玉を金属部分に固定する工程が不要となり製造工
程数が減少し、コストダウンを図ることができる。ま
た、金属部分に水晶の玉を固定する爪が無いので、衣服
への引っ掛かりを防止できる根付けを提供することがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面に基
づいて説明する。図1および図2において、1は金属部
分、2はこの金属部分1の中央部の孔部3に金属部分1
と一体に装着された水晶の玉である。
【0009】前記金属部分1は錫とアンチモニーの合金
からなり、その比率は錫95%、アンチモニー5%とし
てある。このような錫とアンチモニーの合金は300℃
〜320℃の温度で溶融する。
【0010】そこで、図に示すような根付けを製造する
場合、製造しようとする根付けの形に予め作られた型内
の定位置に水晶の玉2をセットし、かかる状態で型内に
前記合金からなる材料を溶融状態で注入し、この合金材
料からなる金属部分1により水晶の玉2を抱着させる。
その後、型から前記合金材料の金属部分1と水晶の玉2
を一体に取り出し、これを化成ソーダ液につけて金属部
分1および水晶の玉2の表面に付着する油分を除去し、
その後金属部分1および水晶の玉2の表面に70〜80
℃の温度の湯をかけて金属部分1および水晶の玉2の表
面に付着する化成ソーダ液を除去するとともに、金属部
分1および水晶の玉2を自然冷却させる。次に、金属部
分1の表面に光沢銅によるメッキを施すことにより所望
の根付けが製造される。
【0011】このような製造方法において、前記合金材
料の溶融温度は300℃〜320℃であり、400℃以
上であると前記水晶の玉2に割れが生じるという問題が
ある。また、前記型から金属部分1と水晶の玉2を一体
に化成ソーダ液につけて取り出した後、湯をかけている
のは、水により急冷すると水晶の玉2に割れが生じると
いう問題があるからである。
【0012】ところで、鉛と錫の合金である半田を用い
て光沢銅によるメッキを施したとき、メッキ液の付着に
より半田の性質が変化し、折れ易くなるが、本実施例の
合金材料によればそのような問題もない。
【0013】なお、以上実施例における合金材料の成分
比率は上記に限定されるものではなく、多少の変動はあ
っても良い。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、前記爪に
より金属部分の孔部に水晶の玉を固定する従来の方法に
比べて、爪を倒して水晶の玉を金属部分に固定する工程
が不要となり製造工程数が減少し、コストダウンを図る
ことができる。また、金属部分に水晶の玉を固定する爪
が無いので、衣服への引っ掛かりを防止できる根付けを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における根付けの斜視図であ
る。
【図2】同断面図である。
【符号の説明】
1 金属部分 2 水晶の玉 3 孔部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錫を主成分とし、アンチモニーを含有す
    る合金材料を用い、根付けの形に予め作られた型内の定
    位置に水晶の玉をセットし、かかる状態で型内に前記合
    金材料を溶融状態で注入して、この合金材料からなる金
    属部分により水晶の玉を抱着させ、その後、型から前記
    合金材料の金属部分と水晶の玉を一体に取り出し、これ
    を化成ソーダ液につけて金属部分および水晶の玉の表面
    に付着する油分を除去し、その後金属部分および水晶の
    玉の表面に付着する化成ソーダ液を除去するとともに、
    金属部分および水晶の玉を自然冷却させ、次に、金属部
    分の表面に光沢銅によるメッキを施すことを特徴とする
    根付けの製造方法。
JP26394693A 1993-10-22 1993-10-22 根付けの製造方法 Expired - Lifetime JPH0798004B2 (ja)

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JPH07116010A JPH07116010A (ja) 1995-05-09
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