JPH0797088A - 短冊状物のワイヤ搬送装置 - Google Patents

短冊状物のワイヤ搬送装置

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JPH0797088A
JPH0797088A JP26590293A JP26590293A JPH0797088A JP H0797088 A JPH0797088 A JP H0797088A JP 26590293 A JP26590293 A JP 26590293A JP 26590293 A JP26590293 A JP 26590293A JP H0797088 A JPH0797088 A JP H0797088A
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JP
Japan
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strip
wire ropes
wire
pair
wire rope
Prior art date
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Pending
Application number
JP26590293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohisa Suzuki
喜代寿 鈴木
Yasutake Hamada
耕毅 浜田
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HAMADA GIKEN KK
Original Assignee
HAMADA GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラック搬送方式やベルト搬送方式の欠点をな
くし、短冊状物を容易にかつ安定した状態で搬送し、メ
ッキ厚さのバラツキ等も防止可能とする。 【構成】 処理部内の搬送路に1対のワイヤロープ15
A,15Bを配置し、このワイヤロープ15A,15B
間に短冊状物17の下端を挟持して、この短冊状物17
を搬送する。この場合、上記ワイヤロープ15A,15
Bを案内するガイド部27や電解処理のための給電ユニ
ット26を設けており、このガイド部27、給電ユニッ
ト26には上記ワイヤロープ15A,15Bの挟持力を
高めるためのワイヤ付勢手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は短冊状物のワイヤ搬送装
置、特にフレーム等の短冊状物を表面処理等のために搬
送する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ICリードフレーム等の短冊
状処理物に対しメッキ、洗浄等をするため、この短冊状
物を処理部へ搬送する搬送装置があり、この搬送装置と
しては、ラック搬送方式、ベルト搬送方式、カゴ搬送方
式等が周知である。
【0003】図6には、ラック搬送方式のラック部が示
されており、図示のようにラック1には複数の短冊状物
2が装着される。この短冊状物2は、ICリードフレー
ム等であり、この短冊状物2は上記ラック1へ段毎に形
成された係止爪等に差し込まれて保持される。そして、
ラック1の上部に形成されたフック3が搬送部材に引っ
掻けられ、このラック1は処理槽へ搬送された後、垂直
状態のまま処理槽内へ搬入される。
【0004】図7には、ベルト搬送方式の搬送状態が示
されており、この場合はベルト4の下部に配置されたク
リップ5によって短冊状物2が直接把持される。そし
て、この状態でベルト4は処理槽へ移動しており、短冊
状物2はクリップ5に把持されたままメッキ処理等が施
されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ラック搬送方式では、上記図6に示されるように、短冊
状物2をラック1の複数の係止爪等に取り付けるローデ
ィング作業、また逆に取り外すアンローディング作業が
必要であり、この作業に人手がかかるため、ランニング
コストが上昇するという問題がある。また、一つのラッ
ク1へ数枚から数十枚の短冊状物2が縦方向に装着され
ており、このラック1は上下動により処理槽へ搬入され
るので、メッキをする場合等では、縦方向の個々の短冊
状物2でメッキ厚さに大きなバラツキが生じてしまう。
更には、処理されるICリードフレーム等の種類(大き
さ等)によって異なるラック1を用いることから、処理
ワークの種類に応じて数多くのラック1を製作しなけれ
ばならないという問題があった。
【0006】また、上記ベルト搬送式では、図7に示さ
れるように、ベルト4の下部に設けられたクリップ5で
短冊状物2を掴んで搬送するため、クリップ5のバネ力
の低下等の原因により短冊状物2が落下してしまうとい
う問題がある。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、上記ラック搬送方式やベルト搬送
方式の欠点をなくし、短冊状物を容易にかつ安定した状
態で搬送することができ、メッキ厚さのバラツキ等も防
止可能となる新しい方式のワイヤ搬送装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の短冊状物のワイヤ搬送装置は、処理部内の
搬送路に並べて配置され、ワイヤロープ間に差し込まれ
た短冊状の被処理物(短冊状物)をその下端を挟持しな
がら搬送する1対のワイヤロープと、この1対のワイヤ
ロープを同時に搬送路に送給するための駆動部材と、を
含んでなることを特徴とする。また、第2請求項記載の
発明は、上記1対のワイヤロープに所定の挟持力を発生
させるために、このワイヤロープの左右方向から付勢力
を与えるワイヤ付勢手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、短冊状物はその下端が1
対のワイヤロープに挟まれることになり、このワイヤロ
ープの送給により短冊状物は所定の処理部内へ搬送され
る。このとき、ワイヤロープにはスプリング等を用いた
付勢手段を設けることが好ましく、この付勢手段によれ
ば、一方のワイヤロープが他方のワイヤロープ側に押し
付けられ、ワイヤロープ間に配置した短冊状物はしっか
りと挟持されることになる。
【0010】
【実施例】図1には、実施例に係る短冊状物のワイヤ搬
送装置における電解処理槽部分の構造が示されている。
図において、電解処理槽10は例えばその底面に電解液
の供液口11及び排液口12が設けられ、仕切板13,
14にて3つの領域に仕切られた槽となっている。この
電解処理槽10に設定された搬送路には、1対の金属製
のワイヤロープ15A,15Bが配置されており、図2
に示されるように、この1対のワイヤロープ15A,1
5Bのロープ間にICリードフレーム等の短冊状物17
の下端が挟まれることになる。
【0011】図3には、実施例の上記1対のワイヤロー
プ15A,15Bの全体配置が示されており、このワイ
ヤロープ15A,15Bは1対の駆動プーリ18A,1
8B、3対のプーリ19A,19B、20A,20B、
21A,21Bによって、互いに近接した状態でかつエ
ンドレスで送給可能に支持されている。また、上記駆動
プーリ18の軸にはベルト22を介してモータ23の軸
が接続されており、モータ23の駆動によってワイヤロ
ープ15A,15Bは同一速度で送給されることにな
る。そして、図示の処理工程ライン24に、電解洗浄、
メッキ等を行う複数の処理槽が設置されており、この処
理工程ライン24の所定の搬送路へ上記ワイヤロープ1
5A,15Bが配置される。
【0012】図1において、電解処理槽10内では仕切
板13、14で仕切られた2箇所の外側領域に給電ユニ
ット26が取り付けられ、中心領域にガイド部27が例
えば3箇所、取り付けられており、これらの給電ユニッ
ト26とガイド部27にはワイヤロープ付勢手段が設け
られる。図4には、上記ガイド部27の構成が示されて
おり、このガイド部27は台28の上面においてガイド
プーリ30Aが軸31Aと固定部材32Aにより回転自
在に取り付けられ、このガイドプーリ30Aにて一方の
ワイヤロープ15Aを案内するようになっている。ま
た、他方のワイヤロープ15Bを案内するガイドプーリ
30Bが軸31Bと固定部材32Bにより回転自在に取
り付けられる。そして、上記の固定部材31Bとハウジ
ング部材33との間にはスプリング34が配置され、こ
のスプリング34によって固定部材31Bをワイヤロー
プ15B側へ押すようになっている。従って、スプリン
グ34の付勢力によりガイドプーリ30Bはワイヤロー
プ15Bをもう一方のワイヤロープ15Aへ向けて押す
ことになり、これによってワイヤロープ間に挟持された
短冊状物17は強固に保持されることになる。
【0013】図5には、上記給電ユニット26の構成が
示されており、この給電ユニット26はワイヤロープ1
5A,15Bへ直流電気を供給するものである。即ち、
台28の上面のワイヤロープ15A側では、案内溝36
を有する給電ロール37Aが軸38Aに回転自在に取り
付けられ、この給電ロール37Aの上段では、給電線3
9Aを接続した給電リング40Aがスプリング41Aを
介して固定部材42Aにより取り付けられる。この給電
リング40Aは、回転する給電ロール37Aに所定の電
流を供給するために配置される。
【0014】同様に、他方のワイヤロープ15B側で
も、案内溝36を有する給電ロール37B、給電線39
Bを接続した給電リング40Bが、軸38B、スプリン
グ41B及び固定部材42Bによって取り付けられる。
そして、上記固定部材42Bとハウジング部材33との
間にはスプリング43が配置され、これによって給電ロ
ール37Bがワイヤロープ15Bをもう一方のワイヤロ
ープ15Aへ押すようになっている。なお、上記給電線
39A,39Bは整流装置へ接続される。従って、この
給電ユニット26によれば、整流装置からの電流を給電
リング40A,40B、給電ロール37A,37Bを介
してワイヤロープ15A,15Bへ与えることができ
る。また同時に、スプリング43に付勢された給電ロー
ル37A,37Bはワイヤロープ15A,15Bに強固
な挟持力を発生させることが可能となる。
【0015】以上の実施例の構成によれば、図3のモー
タ23、駆動プーリ18等の駆動により1対のワイヤロ
ープ15A,15Bがエンドレスで所定の搬送路を移動
することになり、この1対のワイヤロープ15A,15
Bには、図2のように短冊状物17の下端が保持され
て、例えば図1の電解処理槽10へ搬送される。このと
き、搬送路に配置された複数のガイドユニット27によ
って、上記ワイヤロープ15A,15Bが案内されると
同時に、このワイヤロープ15A,15Bによる短冊状
物17の安定した挟持状態が確保される。図4で説明し
たように、スプリング34で付勢力されたガイドプーリ
30Bがワイヤロープ15Bを押すことにより、短冊状
物17はしっかり挟まれる。
【0016】そして、上記電解処理槽10の両端の給電
ユニット26では、図5の給電線39A,39Bに接続
された整流装置から直流電流が短冊状物17へ与えられ
る。即ち、直流電流は給電ロール37A,37Bから金
属製のワイヤロープ15A,15Bを介して短冊状物1
7へ供給され、これによって電解洗浄、メッキ等の電解
処理が行われることになる。なお、上述したように、こ
の給電ユニット26においてもスプリング43の付勢力
に基づいて短冊状物17はワイヤロープ15A,15B
で強固に挟持される。
【0017】上記実施例のガイド部27では、1対のガ
イドプーリ30A,30Bを設けたが、複数対のガイド
プーリをそれぞれのガイド部27に設けるようにしても
よい。また、このガイド部27はプーリを用いずに、単
に溝を形成した板状のガイド体としてもよく、この場合
の付勢手段は板状のガイド体をスライド可能とし、この
状態でスプリングによりワイヤロープ15B側へ押すよ
うに構成すればよい。
【0018】また、上記実施例の図4及び図5におい
て、短冊状物17の下側の台28の高さを調整し、短冊
状物17が所定の挟持位置から下側へずれることを防止
することができる。即ち、ワイヤロープ15A,15B
の挟持力が不足して短冊状物17を十分に保持できない
場合も考えられるので、台28の位置を短冊状物17の
下端ぎりぎりの所まで高くすることにより、ワイヤロー
プ15A,15Bの間から下がってくる短冊状物17の
位置ずれを抑制することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
短冊状物の下端を1対のワイヤロープで挟持しながら搬
送するようにしたので、短冊状物をワイヤロープ間に差
し込むだけで容易に処理槽へ搬送することができ、従来
のラック搬送方式と比較すると、短冊状物のローディン
グ及びアンローディング作業が簡略化され、ランニング
コストの低減が図れることになる。しかも、短冊状物の
寸法規格が数十種類ある場合でも、その規格に容易に対
応でき、ラック搬送方式のようにラック自体を取り替え
る必要もない。また、短冊状物が恰も連続した細長いワ
ーク状物のように搬送されるため、メッキ処理の際のメ
ッキ厚さのバラツキ(縦方向)が非常に小さくなるとい
う利点がある。
【0020】更に、短冊状物はその下端がワイヤロープ
に挟まれて搬送されるので、従来のベルト搬送方式のよ
うに、短冊状物17が落下するおそれがなく、安定した
搬送が可能となる。また更に、短冊状物への給電は短冊
状物に常に接触するワイヤロープを介して行われるた
め、確実な給電ができるという利点もある。
【0021】そして、第2請求項記載の発明によれば、
上記1対のワイヤロープに所定の挟持力を発生させるた
めのワイヤ付勢手段を設けたので、ワイヤロープの挟持
力を強固にすることができ、短冊状物の安定した搬送を
確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る短冊状物のワイヤ搬送装
置(電解処理槽部分)の構成を示す斜視図である。
【図2】図1のワイヤロープによる短冊状物の挟持状態
を示す斜視図である。
【図3】実施例装置におけるワイヤロープ配置の全体を
示す斜視図である。
【図4】実施例のガイド部の構成を示す図である。
【図5】実施例の給電ユニットの構成を示す図である。
【図6】従来のラック搬送方式のラック部の構成を示す
図である。
【図7】従来のベルト搬送方式の搬送状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
2,17 … 短冊状物、 10 … 電解処理槽、 15A,15B … ワイヤロープ、 18A,18B … 駆動プーリ、 19A,19B,20A,20B,21A,21B …
プーリ、 26 … 給電ユニット、 27 … ガイド部、 30A,30B … ガイドプーリ、 34,41A,41B,43 … スプリング、 37A,37B … 給電ローラ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理部内の搬送路に並べて配置され、ワ
    イヤロープ間に差し込まれた短冊状の被処理物をその下
    端を挟持しながら搬送する1対のワイヤロープと、この
    1対のワイヤロープを同時に搬送路に送給するための駆
    動部材と、を含んでなる短冊状物のワイヤ搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記1対のワイヤロープに所定の挟持力
    を発生させるために、このワイヤロープの左右方向から
    付勢力を与えるワイヤ付勢手段を設けたことを特徴とす
    る上記第1請求項記載の短冊状物のワイヤ搬送装置。
JP26590293A 1993-09-29 1993-09-29 短冊状物のワイヤ搬送装置 Pending JPH0797088A (ja)

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JP26590293A JPH0797088A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 短冊状物のワイヤ搬送装置

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JP26590293A JPH0797088A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 短冊状物のワイヤ搬送装置

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JPH0797088A true JPH0797088A (ja) 1995-04-11

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JP26590293A Pending JPH0797088A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 短冊状物のワイヤ搬送装置

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