JPH0796837A - 列車仕業ダイヤ作成装置 - Google Patents

列車仕業ダイヤ作成装置

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JPH0796837A
JPH0796837A JP24255893A JP24255893A JPH0796837A JP H0796837 A JPH0796837 A JP H0796837A JP 24255893 A JP24255893 A JP 24255893A JP 24255893 A JP24255893 A JP 24255893A JP H0796837 A JPH0796837 A JP H0796837A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既に作成されている列車ダイヤの各ダイヤス
ジに対して各乗務員を仕業条件を満足させながら自動的
に割付けていく。 【構成】 各列車の運行計画を示すダイヤスジ11a〜
11dを含む列車ダイヤ1を記憶する列車ダイヤファイ
ル3の他に、各列車に乗務する複数の乗務員12a〜1
2d名を記憶する乗務員ファイル6と一人の乗務員にお
ける各種の仕業条件を記憶する仕業条件ファイル5とを
設け、乗務員ファイル6に記憶されている各乗務員を列
車ダイヤファイル3に記憶されている各ダイヤスジに順
次割付けていき、各乗務員における割付られたダイヤス
ジに対する乗務が仕業条件ファイル5に記憶された各仕
業条件を満たすか否かを検証する。そして、仕業条件が
満たされなかった場合に、該当ダイヤスジの折返駅又は
入庫駅にて乗務を停止するか又は他のダイヤスジに乗務
するかの乗務変更(つなぎ換え)を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道等の交通機関におい
て各乗務員を予め設定された列車ダイヤの各ダイヤスジ
に自動的に割付ける列車仕業ダイヤ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道等の交通機関においては、例えば1
日等の規定期間内に運行される各列車の運行を列車ダイ
ヤでグラフ表示して、乗務員や列車運行管理者が一瞥し
て運行予定を把握できるようにしている。
【0003】この列車ダイヤ1は、例えば図6に示すよ
うに、横軸(X軸)を例えば早朝5時の始発時刻から真
夜中0時過ぎの終着時刻までの時間軸に設定し、縦軸
(Y軸)を列車の移動距離に設定している。そして、縦
軸には各駅名が表記されている。各列車の運行は斜線で
示される各ダイヤスジ2a〜2dで表される。各ダイヤ
スジ2a〜2dは一つの列車の出庫から入庫までの運行
予定を示している。
【0004】例えばダイヤスジ2aの列車は、駅Dの車
庫から出庫し、駅Dを始発駅とし、駅C,Bを経由して
駅Aに到着した後、若干の時間経過の後、駅Aで折返し
て、逆方向に進行して、駅Fに到着した後、さらにこの
駅Fで折返して、再度駅Aへ向かう。そして、再度駅A
で折返す。このように、この列車は駅Aと駅Fとの間を
例えば1日中往復運転される。
【0005】また、ダイヤスジ2bの列車は、駅Dの車
庫から出庫し、駅Dを始発駅とし、駅C,Bを経由して
駅Aに到着した後、折返して駅Fへ向かい、駅Fで折返
して、再度駅Aで折返して、駅Bを終着駅として、駅B
の車庫へ入庫する。
【0006】同様に、ダイヤスジ2cの列車は、駅Fの
車庫から出庫し、駅Fを始発駅とし、駅E〜駅Bを経由
して駅Aに到着した後、折返して駅Fへ向かい、駅Fで
折返して、駅Bを終着駅として、駅Bの車庫へ入庫す
る。
【0007】最後のダイヤスジ2dの列車は、駅Aの車
庫から出庫し、駅Aを始発駅とし、駅B〜駅Eを経由し
て駅Fに到着した後、折返して駅Aへ向かい、駅Aで折
返して駅B方向へ向かう。
【0008】各列車の乗車率や列車運転間隔等を考慮し
て列車ダイヤ1が作成されると、次に各列車に対してそ
れぞれ乗務員を割付けて行く。列車ダイヤ1の各ダイヤ
スジ2a〜2dに各乗務員が割付られたグラフを列車ダ
イヤに対して仕業ダイヤと言う。したがって、鉄道会社
の各乗務員はこの仕業ダイヤを見て、自己が乗務する列
車を確認する。
【0009】例えば乗務員bは列車ダイヤ1におけるダ
イヤスジ2bに割付られているとすると、この乗務員b
は駅Dの車庫でダイヤスジ2bの列車に乗務して、駅A
まで乗務して、駅Aと駅Fとの間を1往乗務して、駅B
の車庫で下車する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この列
車ダイヤ1の各ダイヤスジ2b〜2dに対して乗務員を
割付けて仕業ダイヤを作成する作業は、列車ダイヤ1を
作成する作業に比較して格段に煩雑である。
【0011】前述したように、列車ダイヤ1は、1列車
の基準となる乗客数を各時間帯毎の総乗客数で除算する
ことによって、各時間帯毎の列車運行本数が概略決定さ
れる。したがって、コンピュータ等を用いて列車ダイヤ
1を作成することは比較的容易に実施できる。
【0012】しかし、仕業ダイヤを作成する場合には、
列車ダイヤ1の場合のように、乗客に対するサービス向
上要求のみで作成できない。すなわち、各乗務員に対し
ては、1日の基準距離,乗務時間,食事等の休憩時間,
乗車駅や下車駅等の各種の仕業条件が存在する。
【0013】したがって、仕業ダイヤの作成者は上述し
た各仕業条件を満足するように、各乗務員を各ダイヤス
ジ2a〜2dに割付ける必要があるので、熟練者が試行
錯誤を繰り返しながら仕業ダイヤを作成していた。ま
た、どうしても、仕業条件を満足しない場合は、一つの
ダイヤスジ内の途中駅で乗務を他の乗務員に交替させた
り、乗務する列車を変更する(つなぎ換え処理)等の操
作を実施していた。
【0014】よって、仕業ダイヤの作成に多大の時間と
労力が必要であり、かつ熟練した作成者が必要であっ
た。本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、上述した仕業条件を記憶保持して、割付けられた乗
務が仕業条件を満足するか否かを自動的に検証すること
によって、列車ダイヤ及び乗員リストを与えると、たと
え仕業ダイヤ作成教務に不慣れな者であっても、自動的
に仕業条件を満たす仕業ダイヤを短時間でかつ簡単に作
成できる列車仕業ダイヤ作成装置を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明の列車仕業ダイヤ作成装置においては、規定期
間に運行される各列車毎の出庫駅,出庫時刻,折返駅,
折返時刻,入庫駅,入庫時刻等の運行計画を示すダイヤ
スジを含む列車ダイヤを記憶する列車ダイヤファイル
と、各列車に乗務する複数の乗務員名を記憶する乗務員
ファイルと、一人の乗務員における規定期間内の乗務距
離を含む各種の仕業条件を記憶する仕業条件ファイル
と、乗務員ファイルに記憶されている各乗務員名を列車
ダイヤファイルに記憶されている各ダイヤスジに順次割
付ける乗務員割付手段と、各乗務員における割付られた
ダイヤスジに対する乗務が仕業条件ファイルに記憶され
た各仕業条件を満たすか否かを検証する仕業条件検証手
段と、仕業条件が満たされなかった場合に、少なくとも
該当ダイヤスジの折返駅又は入庫駅にて乗務を停止する
か又は他のダイヤスジに乗務するかの乗務変更を行って
仕業条件を満足させる乗務変更手段とを備えている。
【0016】
【作用】このように構成された列車仕業ダイヤ作成装置
においては、乗務員ファイルに記憶されている各乗務員
名を列車ダイヤファイルに記憶されている各ダイヤスジ
に順次割付けていく。そして、一人の乗務員が一つのダ
イヤスジに割付けられた結果、該当乗務員の乗務が仕業
条件ファイルに記憶されている各仕業条件を満足するか
否かの検証がその都度実施される。
【0017】そして、仕業条件が満足しなかった場合、
すなわち、例えば乗務距離が許容範囲以上になる場合
は、該当乗務員を割付けらダイヤスジの列車から途中駅
で下車させて、他の乗務員に交替したり、また、許容範
囲未満になる場合は、該当乗務員を割付けらダイヤスジ
の列車の入庫後または折返し駅で、他のダイヤスジの列
車に乗務させる等の乗務変更処理を行って、該当乗務員
の乗務を各仕業条件に満足させるようにする。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例の列車仕業ダイヤ作成装置の概略構成
を示すブロック図である。この実施例の列車仕業ダイヤ
作成装置は、コンピュータ等の一種の情報処理装置で構
成されており、図1に示すように、列車ダイヤファイル
3と仕業条件ファイル5と乗務員ファイル6と優先順位
メモリ7との4個のメモリと、磁気カセットテープ4と
CRT表示装置8とプロッタ装置9等の3個の入出力機
器と、アプリケーションプログラム上に構成された仕業
ダイヤ作成処理部10とで構成されている。
【0019】列車ダイヤファイル3内には、例えば図6
に示したような作成済みの列車ダイヤ1が記憶されてい
る。なお、この列車ダイヤ1は例えば外部の磁気カセッ
トテープ4等から供給される。
【0020】仕業条件ファイル5内には。図2に示すよ
うに、一人の乗務員に対する1日における各仕業条件が
項目別に記憶されている。項目(1) の仕業条件は1日1
回のみの乗務とすることであり、1日に2回乗務するこ
とは禁止されている。
【0021】項目(2) の仕業条件は1日に乗務する乗務
距離をLa〜Lb[km]の範囲に限定することであ
る。安全運転の観点からこの許容範囲以上は禁止され、
他の乗務員と仕事量の均衡を保つために許容範囲以下も
禁止される。
【0022】項目(3) の仕業条件は一人の乗務員が途中
で乗務列車を交替する場合(つなぎ換え処理)における
元の列車の下車時刻と次の列車への乗車時刻との間のつ
なぎ換え(乗換え)に必要な最低時間t[分]が規定さ
れている。
【0023】項目(4) の仕業条件は一人の乗務員におけ
る列車の乗務交替(つなぎ換え処理)の回数をnk回に
制限することである。すなわち、同一乗務員が次々と列
車を乗り換えるのは安全運転上好ましくない。
【0024】項目(5) の仕業条件は乗務員の最終退勤時
刻である。すなわち、通常の列車ダイヤにおいては、早
朝5時から真夜中の0時すぎまで列車運行が設定されて
いるが、乗務員の勤務形態は、早朝から昼近くまでの
[早朝勤務],通常の昼頃から夕方までの[日中勤
務],夕方から深夜までの[夜勤務]等に別れており、
例えば1週間または2週間で勤務時間帯を交替してい
る。したがって、各乗務員に対しては、該当勤務時間帯
に対応する最終退勤時刻が存在する。
【0025】項目(6) の仕業条件は前述したつなぎ換え
(乗換え)した場合に、乗換えられた元のダイヤスジに
おける未割付け距離が下限距離Lc[km]以下になら
ないようにすることである。すなわち、未割付けの端数
距離を有するダイヤスジが多く発生しないようにする。
【0026】項目(7) の仕業条件は前述したつなぎ換え
(乗換え)した場合に、乗換えられた先のダイヤスジに
対しても、当然、前述した (1)〜(6) の各仕業条件を満
足することである。
【0027】以上の各仕業条件の他に、例えば乗務員の
交替できる駅が限定される。すなわち。図6の列車ダイ
ヤ1においては、駅A及び駅Fの折り返し駅及び出庫駅
または入庫駅のみであり、列車の途中停車駅では乗務員
の交替は行わない条件が存在する。
【0028】乗務員ファイル6内には、各列車に乗務す
る複数の乗務員名が登録されている。なお、前述した
[早朝勤務],[日中勤務],[夜勤務]等の制限情報
も同時に記憶されている。
【0029】次に図3に示す優先順位メモリ7の優先順
位を説明する。各乗務員を一つのダイヤスジに割付けた
場合において、該当乗務員に対する項目(2) の乗務距離
Lが許容範囲の下限距離Laに満たなかった場合は、該
当ダイヤスジの入庫駅から別のダイヤスジに乗換える
(つなぎ換え)必要がある。この場合、現在まで乗務し
ていた列車のダイヤスジに対して、時間的にどちらの方
向に位置するダイヤスジに乗換える(つなぎ換え)かを
選択する必要がある。
【0030】優先順位1は時間的に1本後の未割付けの
ダイヤスジにつなぎ換え(乗換え)することを示す。優
先順位2は時間的に1本前の既に他の乗務員が割付済で
あるダイヤスジにつなぎ換え(乗換え)することを示
す。
【0031】優先順位3は時間的に2本後の未割付けの
ダイヤスジにつなぎ換え(乗換え)することを示す。列
車ダイヤファイル3に列車ダイヤ1が収納され、乗務員
ファイル6に各乗務員名が登録された状態において、こ
の列車仕業ダイヤ作成装置を起動すると、前記仕業ダイ
ヤ作成処理部10は、図5に示す流れ図に従って、乗務
員ファイル6に登録されている各乗務員に対して乗務す
る列車を順番に割付けていく仕業ダイヤ作成処理を実行
するようにプログラム構成されている。
【0032】流れ図が開始されると、先ず、列車ダイヤ
ファイル3に記憶されている列車ダイヤ1をCRT装置
8に表示する。そして、P1(プログラムステップ1)
にて乗務員ファイル6から一人の乗務員を読出して、列
車ダイヤファイル3に記憶されている列車ダイヤ1のな
かのまだ乗務員の割付けが終了していない未割付けの各
ダイヤスジのうちの出庫時刻が最も早い1本のダイヤス
ジに該当乗務員の乗務を割付ける(P2)。
【0033】次に、この乗務員における該当ダイヤスジ
に対する乗務が仕業条件ファイル5に記憶されている前
述した各項目の仕業条件の乗務距離,乗務回数,退勤時
刻等を算出し(P3)、全ての仕業条件を満足するか否
かを検証する(P4)。満足すれば、一人の乗務員に対
する乗務の割付処理が終了したので、P15にて、未割
付けの他の乗務員が存在することを確認した後、P1へ
戻り、次の乗務員を読出す。
【0034】P4において、全ての仕業条件を満足しな
い場合は、満足しない仕業条件を調べる。図2に示した
(1) 〜(7) 項目の各仕業条件のうち、最も条件が満たさ
れにくいのは、項目(2) の乗務距離Lである。特に乗務
距離が下限距離Laを下回る場合が多いので、この流れ
図においては、乗務距離Lが下限距離Laを下回った場
合を例にして説明する。
【0035】P4において、乗務距離Lが下限距離La
を下回ると、該当乗務員に対して、先に割付けたダイヤ
スジの列車が入庫した後に、他のダイヤスジの列車に乗
換える(つなぎ換え)する必要がある。そして、P6に
つなぎ換え回数nを1の初期値に設定刷る。
【0036】そして、つなぎ換えを行う場合における図
2に示した項目(3) の仕業条件や停車駅の条件を満足す
るなぎ換え用の他のダイヤスジの候補が存在するか否か
を調べる(P7)。複数存在すれば、その複数の候補の
なかの図3に示す優先順位メモリ7の上位優先順位が指
定する側のダイヤスジへ該当乗務員の乗務スジをつなぎ
換える(乗換える(P8))。そして、そのつなぎ換え
た結果、前述した各仕業条件が満足すると(P9)、該
当乗務員に対する割付け処理が終了したので、P5へ進
む。
【0037】なお、P8において、他のダイヤスジに対
してつなぎ換えを実施した結果、つなぎ換え先のダイヤ
スジに既に他の乗務員が割付けられていた場合において
は、この乗務員の乗務条件も変化する。このような場
合、この乗務員の変化後の乗務が仕業条件を満足するか
否かを再度検証する。そして、満足しなかった場合に
は、この乗務員に対する満足しなかった仕業条件が満足
するように、割付けを調整する。この調整が不調に終わ
った場合は、P8におけるつなぎ換えを破棄する。
【0038】P9において、まだ仕業条件が満たされな
かった場合は、P10へ進み、1〜3の全部の優先順位
に対応するつなぎ換えが終了していない場合は、P7へ
戻り次のつなぎ換え候補のダイヤスジの存在を確認して
P8へ進む。そして、先のつなぎ換えを破棄して次の優
先順位のダイヤスジへつなぎ換え処理を行う。
【0039】P10において、全部の優先順位のダイヤ
スジへのつなぎ換えが失敗した場合には、P11にてつ
なぎ換え回数nに1を加算して、加算後のつなぎ換え回
数nが限界回数nkを越えていない場合に、とりあえず
最も優先順位の高いダイヤスジへつなぎ換えを実行した
後、つなぎ換え先の新たなダイヤスジにおける次のつな
ぎ換え位置を検出して(P13)、P7へ戻る。
【0040】P12において、一人の乗務員の乗務にお
いて限界回数nkを越えるつなぎ換え(乗換え)が発生
する場合は、この乗務員に対するつなぎ換え処理はでき
ないことをCRT装置8に表示して(P14)、該当乗
務員に対する乗務列車の自動割付けを取消す。
【0041】そして、P15において、仕業ダイヤ作成
者のマニアル操作待ちとなる。仕業ダイヤ作成者は、既
に割付済みダイヤスジや未割付けのダイヤスジや割付済
みの乗務員や未割付けの乗務員等の種々の条件を考慮し
て、該当乗務員に対する新たな割付け処理を最初からマ
ニアル操作で実施する。
【0042】また、P7において、つなぎ換え先の条件
を満足するダイヤスジが無かった場合においても、P1
4へ進む。なお、図5の流れ図においては、仕業条件の
うち乗務距離Lが下限距離Laを下回った場合における
処理手順を示したが、同様の手順において、乗務距離L
が上限距離Lbを上回った場合や、退勤時刻が規定退勤
時刻より遅くなった場合等の他の就業条件においても仕
業条件を満足するようにつなぎ換えを実行したり、途中
で乗務を他の乗務員に交替する等の処理を自動実施す
る。
【0043】このような構成の列車仕業ダイヤ作成装置
における実際の割付け処理を図4(a)(b)を用いて
説明する。図4(a)はダイヤスジ11aが既に1番目
の乗務員12aに対する割付けが終了して、2番目の乗
務員12bをダイヤスジ11bに割付けられている過程
を示す。
【0044】このダイヤスジ11bは駅Aで折り返して
駅Bで終点となり、駅Bの車庫の入庫する。したがっ
て、このダイヤスジ11bに割付られた乗務員12bの
乗務距離Lが下限距離La未満になる。したがって、終
着駅Bまたは折返し駅Aで他のダイヤスジに対してつな
ぎ換えを行う必要がある。駅Bはこの駅Bを始発とする
列車がないので、折り返し駅Aに他のダイヤスジにつな
ぎ換える。
【0045】この場合のつなぎ換えダイヤスジにおいて
は、ダイヤスジ11bの1本後にA駅を折り返すダイヤ
スジ11cが優先順位1となる。したがって、図4
(b)の仕業ダイヤに示すように、乗務員12bは駅A
でダイヤスジ11bの列車からダイヤスジ11cの列車
に乗換える。このつなぎ換え(乗換え)処理によって、
該当乗務員12bに対する仕業条件が満足すると、この
乗務員12bに対する乗務の割付処理が終了する。
【0046】次に、3番目の乗務員12cに対しては、
3番目のダイヤスジ11cが割付けられるが、このダイ
ヤスジ11cは駅A以降既に他の乗務員12bに割付済
みであり、この駅Aで乗務を終了すると、仕業条件の項
目(2) (6) を満足しない。この場合、この乗務員12c
は駅Aで、ダイヤスジ11bの駅Aから駅Bまでの未割
付け部分のつなぎ換え(乗換)が実施され、図4(b)
に示す通りになる。そして、つなぎ換えの結果、仕業条
件が満足すると、この乗務員12cに対する乗務の割付
処理が終了する。
【0047】さらに、4番目の乗務員12dに対して
は、次の未割付けのダイヤスジ11dがそのまま割付け
られ、該当乗務員12dに対する仕業条件が満足する。
その結果、乗務員12dに対する乗務の割付処理が終了
する。
【0048】このように、乗務員ファイル6から順次読
出される乗務員は列車ダイヤの未割付けのダイヤスジに
対して出庫時刻が早い順に順番に自動的に割付けられて
いく。同時に、その割付けが仕業条件を満足するか否か
が自動的に検証される。
【0049】そして、仕業条件を満足しない場合は、所
定の優先順位に従って、未割付けの1本先のダイヤス
ジ、割付け済みの1本前のダイヤスジ,及び未割付けの
2本先のダイヤスジに順番につなぎ換え(乗換え)して
いって、自動的に仕業条件を満足させるようにしてい
る。
【0050】さらに、一つの地点(駅)におけるつなぎ
換え(乗換え)を実施しても仕業条件を満足しない場合
は、とりあえず優先順位の高いダイヤスジにつなぎ換え
(乗換え)して、このつなぎ換え先のダイヤスジにおけ
る次のつなぎ換え(乗換え)位置を検索して、この新た
なつなぎ換え(乗換え)駅にて再度さらに別のダイヤス
ジに対するつなぎ換え(乗換え)を試みる。
【0051】このように、仕業条件を満足するまで、順
次つなぎ換えを実行していく。なお、つなぎ換え(乗換
え)回数nが限界回数nkを越えると、該当乗務員に対
する自動割付けが出来ない旨のメッセージがCRT装置
8に表示される。この場合は、従来手法と同様にマニア
ル手法で割付け処理を行う。
【0052】したがつて、乗務員ファイル6に登録され
ている大部分の乗務員に対しては、複雑な仕業条件を満
足するような乗務が自動的に割付けられるので、割付け
作業能率を大幅に向上できる。
【0053】また、最後まで自動割付けが出来ない場合
は希であるので、たとえ仕業ダイヤの作成作業に不慣れ
な作業員であっても、短時間で、かつ正確に仕業ダイヤ
を作成できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の列車仕業ダ
イヤ作成装置によれば、乗務距離等の多数の仕業条件を
記憶保持して、各ダイヤスジに対して割付けられた乗務
が該当乗務員の各仕業条件を満足するか否かを自動的に
検証して、満足しなかった場合は自動的に乗務を停止す
るか、または他のダイヤスジにつなぎ換え処理を行って
いる。したがって、列車ダイヤ及び乗員リストを与える
と、たとえ仕業ダイヤ作成教務に不慣れな者であって
も、自動的に仕業条件を満たす仕業ダイヤを短時間でか
つ簡単に作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる列車仕業ダイヤ作
成装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】 同実施例装置に組込まれた仕業条件ファイル
の記憶内容を示す図。
【図3】 同実施例装置に組込まれた優先順位メモリの
記憶内容を示す図。
【図4】 同実施例装置の動作を説明するための列車ダ
イヤ及び仕業ダイヤを示す図。
【図5】 同実施例装置の動作を示す流れ図。
【図6】 一般的な列車ダイヤを示す図。
【符号の説明】
1…列車ダイヤ、3…列車ダイヤファイル、5…仕業条
件ファイル、6…乗務員ファイル、7…優先順位メモ
リ、8…CRT装置、10…仕業ダイヤ作成処理部、1
1a〜11d…ダイヤスジ、12a〜12d…乗務員。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 規定期間に運行される各列車毎の出庫
    駅,出庫時刻,折返駅,折返時刻,入庫駅,入庫時刻等
    の運行計画を示すダイヤスジを含む列車ダイヤを記憶す
    る列車ダイヤファイルと、前記各列車に乗務する複数の
    乗務員名を記憶する乗務員ファイルと、前記一人の乗務
    員における前記規定期間内の乗務距離を含む各種の仕業
    条件を記憶する仕業条件ファイルと、前記乗務員ファイ
    ルに記憶されている各乗務員名を前記列車ダイヤファイ
    ルに記憶されている各ダイヤスジに順次割付ける乗務員
    割付手段と、前記各乗務員における前記割付られたダイ
    ヤスジに対する乗務が前記仕業条件ファイルに記憶され
    た各仕業条件を満たすか否かを検証する仕業条件検証手
    段と、前記仕業条件が満たされなかった場合に、少なく
    とも該当ダイヤスジの折返駅又は入庫駅にて乗務を停止
    するか又は他のダイヤスジに乗務するかの乗務変更を行
    って前記仕業条件を満足させる乗務変更手段とを備えた
    列車仕業ダイヤ作成装置。
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Cited By (4)

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