JPH0796520B2 - 1−(4−トリフルオロメチルフエニル)−1−プロパノンの新規製造法 - Google Patents
1−(4−トリフルオロメチルフエニル)−1−プロパノンの新規製造法Info
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- JPH0796520B2 JPH0796520B2 JP17394787A JP17394787A JPH0796520B2 JP H0796520 B2 JPH0796520 B2 JP H0796520B2 JP 17394787 A JP17394787 A JP 17394787A JP 17394787 A JP17394787 A JP 17394787A JP H0796520 B2 JPH0796520 B2 JP H0796520B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は中枢性の筋弛緩作用を有する2−メチル−1−
(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−ピロリジノ
−1−プロパノンの重要な中間体である1−(4−トリ
フルオロメチルフェニル)−1−プロパノン(以下「プ
ロパノン誘導体」と略す)の新規製造法に関する. 〔従来の技術〕 プロパノン誘導体の製法としては,例えば4−トリフル
オロメチルフェニルブロミドとプロピオニトリルをグリ
ニヤル反応により縮合させる方法が知られている.しか
し,1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−プロ
パノールを酸化してプロパノン誘導体を製造する方法は
知られていない. 〔発明が解決すべき問題点〕 一般に,アルコール類からケトン類へ酸化させる方法と
して,無水クロム酸酸化,過マンガン酸酸化,二酸化マ
ンガン酸化あるいはDMSO(ジメチルスルホキシド)酸化
法等があげられる。
(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−ピロリジノ
−1−プロパノンの重要な中間体である1−(4−トリ
フルオロメチルフェニル)−1−プロパノン(以下「プ
ロパノン誘導体」と略す)の新規製造法に関する. 〔従来の技術〕 プロパノン誘導体の製法としては,例えば4−トリフル
オロメチルフェニルブロミドとプロピオニトリルをグリ
ニヤル反応により縮合させる方法が知られている.しか
し,1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−プロ
パノールを酸化してプロパノン誘導体を製造する方法は
知られていない. 〔発明が解決すべき問題点〕 一般に,アルコール類からケトン類へ酸化させる方法と
して,無水クロム酸酸化,過マンガン酸酸化,二酸化マ
ンガン酸化あるいはDMSO(ジメチルスルホキシド)酸化
法等があげられる。
しかし,これらの方法によると,悪臭,産業廃棄物ある
いは作業性などの問題を生じるため,工業的規模の実施
には不適である.また,上記酸化法の中には収率的にも
不満足な結果しか得られないものもある. そこで,収率および公害等の問題点を解決できる上記プ
ロパノン誘導体の製造法が期待される. 〔問題点を解決するための手段〕 そこで,本発明者らは種々検討した結果,1−(4−トリ
フルオロメチルフェニル)−1−プロパノールに,一般
式(I) MXOn (I) (式中,Mはアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属を,X
はハロゲン原子を,nは1〜3の整数を示す.)で表され
る酸化剤を作用させることにより高収率でプロパノン誘
導体を得ることを見出した.本発明は上記知見に基づき
完成されたものである. 本発明を更に詳しく説明すると,本発明で用いる酸化剤
である一般式(I)〔MXOn〕のMとしてはNa,K,(1/2)
Caなどのアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属があげ
られる.また,Xとしては塩素,臭素,ヨウ素などのハロ
ゲン原子があげられる。すなわち,本発明で用いる酸化
剤は,例えば,次亜ハロゲン酸塩類,亜ハロゲン酸塩
類,ハロゲン酸塩類などがあげられる.工業的には次亜
塩素酸ナトリウム,次亜塩素酸カルシウム,亜臭素酸ナ
トリウム,亜塩素酸ナトリウム等が好ましい. 又,本発明で用いる酸化剤の使用量は1−(4−トリフ
ルオロメチルフェニル)−1−プロパノールに対して0.
8〜10当量で,好ましくは1〜6当量である・ 酸化反応に用いる溶媒としては,反応を阻害しない溶媒
であれば特に制限はないが,アセトン,メチルエチルケ
トンのようなケトン類,酢酸メチル,酢酸エチル,酢酸
ブチルのような酢酸エステル類,ジエチルエーテル,テ
トラヒドロフラン,ジオキサンのようなエーテル類,ベ
ンゼン,トルエン,キシレンのような芳香族炭化水素
類,ジクロロメタン,クロロホルムのようなハロゲン化
炭化水素類,ヘキサン等の脂肪族炭化水素,ピリジン,
ジメチルアニリンのようなアミン類,ホルムアミド,ジ
メチルホルムアミドのようなアミド類,ジメチルスルホ
キシド,酢酸および水が挙げられる.好ましくは,水と
有機溶媒との混合物がよいが,混合時の有機溶媒は水に
不溶でも可溶でもよい. 反応に使用する溶媒量は原料プロパノールに対し通常1
〜20倍(v/w)程度である. 本発明の酸化反応の液性は特に制限はないが,弱酸性か
ら中性付近が好ましい.反応時間は,例えば30分以上好
ましくは約1−50時間程度が良い.反応温度は,溶媒の
沸点以下の温度が使用できるが,0℃から50℃の範囲が実
用的である.反応液からのプロパノン誘導体の単離は,
抽出,濃縮,蒸溜などの常法により簡単に行える. 本発明を実施するには,例えばの次のようにすればよ
い.即ち1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1
−プロパノールに溶媒を加えた後,酸化剤を直接あるい
は水溶液として加えて反応を行う。この際,液性をコン
トロールするためにリン酸塩あるいは酢酸等を共存させ
た方が好ましい.酸化剤の添加量は反応液をHPLC,GCあ
るいはTLCを用いて反応状態を測定しながら加減するこ
ともできる.反応後,必要に応じて亜硫酸水素ナトリウ
ム等の還元剤で残存酸化剤を分解後,反応溶媒を濃縮除
去することにより,あるいは反応液に水と疎水性の有機
溶媒を用いてプロパノン誘導体を有機層に抽出し,有機
層の溶媒を濃縮除去することによりプロパノン誘導体を
得ることができる.必要に応じて,この濃縮残渣を更に
減圧蒸溜することにより高純度のプロパノン誘導体を単
離することができる. 〔効果〕 本発明により,クロム酸酸化,過マンガン酸酸化等で生
じる産業廃棄物による環境汚染,ジメチルスルホキシド
を用いる酸化で生じるメルカプタン等の含硫化合物によ
る悪臭公害あるいは作業性の悪化などの諸問題を解決す
ることができた.更に,安価な酸化剤を用い効率よく且
つ高収率でプロパノン誘導体を製造することができるの
で,大量生産に際しては非常に有利である. 以下,実施例をあげて本発明を具体的に説明する. 実施例 1 1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−プロパ
ノール10.21g(50.00mmol)に酢酸10mlおよび酢酸エチ
ル20mlを加えた後,室温で撹拌しながら,4.7%次亜塩素
酸ナトリウム水溶液120ml(75mmol)を1時間かけ添加
する.添加後,内温20〜30℃で1〜2時間撹拌すること
により,反応を終了する.反応後,酢酸エチル100mlお
よび亜硫酸水素ナトリウム2.6gを加え,過剰の酸化剤を
分解する.ついで,水酸化ナトリウム水溶液で中和後,
分取した酢酸エチル層を食塩水60mlで洗浄し硫酸マグネ
シウムで脱水する.脱水酢酸エチル溶液を減圧濃縮する
と,1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−プロ
パノンの残渣10.0g(含量9.77g,48.34mmol,収率96.67
%)を得る。
いは作業性などの問題を生じるため,工業的規模の実施
には不適である.また,上記酸化法の中には収率的にも
不満足な結果しか得られないものもある. そこで,収率および公害等の問題点を解決できる上記プ
ロパノン誘導体の製造法が期待される. 〔問題点を解決するための手段〕 そこで,本発明者らは種々検討した結果,1−(4−トリ
フルオロメチルフェニル)−1−プロパノールに,一般
式(I) MXOn (I) (式中,Mはアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属を,X
はハロゲン原子を,nは1〜3の整数を示す.)で表され
る酸化剤を作用させることにより高収率でプロパノン誘
導体を得ることを見出した.本発明は上記知見に基づき
完成されたものである. 本発明を更に詳しく説明すると,本発明で用いる酸化剤
である一般式(I)〔MXOn〕のMとしてはNa,K,(1/2)
Caなどのアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属があげ
られる.また,Xとしては塩素,臭素,ヨウ素などのハロ
ゲン原子があげられる。すなわち,本発明で用いる酸化
剤は,例えば,次亜ハロゲン酸塩類,亜ハロゲン酸塩
類,ハロゲン酸塩類などがあげられる.工業的には次亜
塩素酸ナトリウム,次亜塩素酸カルシウム,亜臭素酸ナ
トリウム,亜塩素酸ナトリウム等が好ましい. 又,本発明で用いる酸化剤の使用量は1−(4−トリフ
ルオロメチルフェニル)−1−プロパノールに対して0.
8〜10当量で,好ましくは1〜6当量である・ 酸化反応に用いる溶媒としては,反応を阻害しない溶媒
であれば特に制限はないが,アセトン,メチルエチルケ
トンのようなケトン類,酢酸メチル,酢酸エチル,酢酸
ブチルのような酢酸エステル類,ジエチルエーテル,テ
トラヒドロフラン,ジオキサンのようなエーテル類,ベ
ンゼン,トルエン,キシレンのような芳香族炭化水素
類,ジクロロメタン,クロロホルムのようなハロゲン化
炭化水素類,ヘキサン等の脂肪族炭化水素,ピリジン,
ジメチルアニリンのようなアミン類,ホルムアミド,ジ
メチルホルムアミドのようなアミド類,ジメチルスルホ
キシド,酢酸および水が挙げられる.好ましくは,水と
有機溶媒との混合物がよいが,混合時の有機溶媒は水に
不溶でも可溶でもよい. 反応に使用する溶媒量は原料プロパノールに対し通常1
〜20倍(v/w)程度である. 本発明の酸化反応の液性は特に制限はないが,弱酸性か
ら中性付近が好ましい.反応時間は,例えば30分以上好
ましくは約1−50時間程度が良い.反応温度は,溶媒の
沸点以下の温度が使用できるが,0℃から50℃の範囲が実
用的である.反応液からのプロパノン誘導体の単離は,
抽出,濃縮,蒸溜などの常法により簡単に行える. 本発明を実施するには,例えばの次のようにすればよ
い.即ち1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1
−プロパノールに溶媒を加えた後,酸化剤を直接あるい
は水溶液として加えて反応を行う。この際,液性をコン
トロールするためにリン酸塩あるいは酢酸等を共存させ
た方が好ましい.酸化剤の添加量は反応液をHPLC,GCあ
るいはTLCを用いて反応状態を測定しながら加減するこ
ともできる.反応後,必要に応じて亜硫酸水素ナトリウ
ム等の還元剤で残存酸化剤を分解後,反応溶媒を濃縮除
去することにより,あるいは反応液に水と疎水性の有機
溶媒を用いてプロパノン誘導体を有機層に抽出し,有機
層の溶媒を濃縮除去することによりプロパノン誘導体を
得ることができる.必要に応じて,この濃縮残渣を更に
減圧蒸溜することにより高純度のプロパノン誘導体を単
離することができる. 〔効果〕 本発明により,クロム酸酸化,過マンガン酸酸化等で生
じる産業廃棄物による環境汚染,ジメチルスルホキシド
を用いる酸化で生じるメルカプタン等の含硫化合物によ
る悪臭公害あるいは作業性の悪化などの諸問題を解決す
ることができた.更に,安価な酸化剤を用い効率よく且
つ高収率でプロパノン誘導体を製造することができるの
で,大量生産に際しては非常に有利である. 以下,実施例をあげて本発明を具体的に説明する. 実施例 1 1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−プロパ
ノール10.21g(50.00mmol)に酢酸10mlおよび酢酸エチ
ル20mlを加えた後,室温で撹拌しながら,4.7%次亜塩素
酸ナトリウム水溶液120ml(75mmol)を1時間かけ添加
する.添加後,内温20〜30℃で1〜2時間撹拌すること
により,反応を終了する.反応後,酢酸エチル100mlお
よび亜硫酸水素ナトリウム2.6gを加え,過剰の酸化剤を
分解する.ついで,水酸化ナトリウム水溶液で中和後,
分取した酢酸エチル層を食塩水60mlで洗浄し硫酸マグネ
シウムで脱水する.脱水酢酸エチル溶液を減圧濃縮する
と,1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−プロ
パノンの残渣10.0g(含量9.77g,48.34mmol,収率96.67
%)を得る。
NMR δ(CDCl3,TMS):1.2(t,3H;CH3 −),3.0(q,2H;
−CH2 −),7.7および8.0(d,d,2H,2H;−C 6H4 −). 実施例2 1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−プロパ
ノール10.21g(50.00mmol)にりん酸二水素ナトリウム2
5.9gおよびアセトン50mlを加えた後,室温で撹拌しなが
ら,4.7%次亜塩素酸ナトリウム水溶液120ml(75mmol)
を2時間かけ添加する。添加後,内温20〜30℃で2〜3
時間撹拌することにより,反応を終了する.反応後,エ
ーテル200mlおよび亜硫酸水素ナトリウム2.6gを加え,
過剰の酸化剤を分解する. ついで,分取したエーテル層を食塩水100mlで洗浄し硫
酸マグネシウムで脱水する.脱水エーテル溶液を減圧濃
縮すると,1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1
−プロパノンの残渣9.30g(含量9.09g,45.0mmol,収率9
0.0%)を得る. 実施例3 1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−プロパ
ノール1.02g(5.0mmol)に水10ml,酢酸1mlおよびアセト
ン5mlを加えた後,室温で撹拌しながら,悪臭素酸ナト
リウム・3水和物5.67g(30mmol)を添加する.添加
後,内温20〜30℃で約6時間撹拌することにより,反応
を終了する.反応後,エーテル50mlおよび食塩水20ml加
えて抽出し,エーテル層を希亜硫酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄して過剰の酸化剤を分解する. ついで,分取したエーテル層を食塩水20mlで洗浄し硫酸
マグネシウムで脱水する.脱水エーテル溶液を常圧濃縮
すると,1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−
プロパノンの残渣1.05g(含量918mg,4.55mmol,収率90.9
%)を得る. 実施例4 1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−プロパ
ノール2.04g(10.0mmol)に水10ml,酢酸2mlおよびアセ
トン10mlを加えた後,室温で撹拌しながら,亜塩素酸ナ
トリウム2.71g(30mmol)を添加し,内温20〜30℃で約2
4時間撹拌後,更に酢酸2mlおよび亜塩素酸ナトリウム2.
71g(30mmol)を添加し内温20〜30℃で約24時間撹拌す
ることにより,反応を終了する.反応後,エーテル50ml
および食塩水20ml加えて抽出し,エーテル層を希亜硫酸
水素ナトリウム水溶液で洗浄して過剰の酸化剤を分解す
る. ついで,分取したエーテル層を食塩水20mlで洗浄し硫酸
マグネシウムで脱水する.脱水エーテル溶液を常圧濃縮
すると,1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−
プロパノンの残渣1.70g(含量1.66g,8.17mmol,収率91.7
%)を得る.
−CH2 −),7.7および8.0(d,d,2H,2H;−C 6H4 −). 実施例2 1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−プロパ
ノール10.21g(50.00mmol)にりん酸二水素ナトリウム2
5.9gおよびアセトン50mlを加えた後,室温で撹拌しなが
ら,4.7%次亜塩素酸ナトリウム水溶液120ml(75mmol)
を2時間かけ添加する。添加後,内温20〜30℃で2〜3
時間撹拌することにより,反応を終了する.反応後,エ
ーテル200mlおよび亜硫酸水素ナトリウム2.6gを加え,
過剰の酸化剤を分解する. ついで,分取したエーテル層を食塩水100mlで洗浄し硫
酸マグネシウムで脱水する.脱水エーテル溶液を減圧濃
縮すると,1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1
−プロパノンの残渣9.30g(含量9.09g,45.0mmol,収率9
0.0%)を得る. 実施例3 1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−プロパ
ノール1.02g(5.0mmol)に水10ml,酢酸1mlおよびアセト
ン5mlを加えた後,室温で撹拌しながら,悪臭素酸ナト
リウム・3水和物5.67g(30mmol)を添加する.添加
後,内温20〜30℃で約6時間撹拌することにより,反応
を終了する.反応後,エーテル50mlおよび食塩水20ml加
えて抽出し,エーテル層を希亜硫酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄して過剰の酸化剤を分解する. ついで,分取したエーテル層を食塩水20mlで洗浄し硫酸
マグネシウムで脱水する.脱水エーテル溶液を常圧濃縮
すると,1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−
プロパノンの残渣1.05g(含量918mg,4.55mmol,収率90.9
%)を得る. 実施例4 1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−プロパ
ノール2.04g(10.0mmol)に水10ml,酢酸2mlおよびアセ
トン10mlを加えた後,室温で撹拌しながら,亜塩素酸ナ
トリウム2.71g(30mmol)を添加し,内温20〜30℃で約2
4時間撹拌後,更に酢酸2mlおよび亜塩素酸ナトリウム2.
71g(30mmol)を添加し内温20〜30℃で約24時間撹拌す
ることにより,反応を終了する.反応後,エーテル50ml
および食塩水20ml加えて抽出し,エーテル層を希亜硫酸
水素ナトリウム水溶液で洗浄して過剰の酸化剤を分解す
る. ついで,分取したエーテル層を食塩水20mlで洗浄し硫酸
マグネシウムで脱水する.脱水エーテル溶液を常圧濃縮
すると,1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−
プロパノンの残渣1.70g(含量1.66g,8.17mmol,収率91.7
%)を得る.
Claims (1)
- 【請求項1】1−(4−トリフルオロメチルフェニル)
−1−プロパノールに,一般式(I) MXOn (I) (式中,Mはアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属を,X
はハロゲン原子を,nは1〜3の整数を示す.)で表され
る酸化剤を作用させることを特徴とする1−(4−トリ
フルオロメチルフェニル)−1−プロパノンの新規製造
法.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17394787A JPH0796520B2 (ja) | 1987-07-14 | 1987-07-14 | 1−(4−トリフルオロメチルフエニル)−1−プロパノンの新規製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17394787A JPH0796520B2 (ja) | 1987-07-14 | 1987-07-14 | 1−(4−トリフルオロメチルフエニル)−1−プロパノンの新規製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6419033A JPS6419033A (en) | 1989-01-23 |
JPH0796520B2 true JPH0796520B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=15970018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17394787A Expired - Lifetime JPH0796520B2 (ja) | 1987-07-14 | 1987-07-14 | 1−(4−トリフルオロメチルフエニル)−1−プロパノンの新規製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0796520B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101891601A (zh) * | 2010-07-06 | 2010-11-24 | 沈阳药科大学 | 1-[3-(三氟甲基)苯基]-2-丙酮的制备方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5194606A (en) * | 1990-02-08 | 1993-03-16 | Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated | Preparation process of aminoketones |
CN112592265B (zh) * | 2020-12-21 | 2023-09-01 | 安达兰泽科技有限公司 | 3,3-二甲基-2-氧代丁酸及其钠盐的制备方法 |
CN115894205A (zh) * | 2021-09-30 | 2023-04-04 | 迈克斯(如东)化工有限公司 | 一种制备1-苯基-3-(3-三氟甲基苯基)-2-丙酮的方法、中间体及其应用 |
-
1987
- 1987-07-14 JP JP17394787A patent/JPH0796520B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101891601A (zh) * | 2010-07-06 | 2010-11-24 | 沈阳药科大学 | 1-[3-(三氟甲基)苯基]-2-丙酮的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6419033A (en) | 1989-01-23 |
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